JP6578344B2 - 加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、発電所や化学プラントに導入されているタービン、ボイラー、反応器等の配管の端部に設けられたフランジ部の加工に用いられる加工機に関する。
発電所や化学プラントに導入されているタービン、ボイラー、反応器等の配管では、その端部にフランジ部が設けられる。フランジ部には、ボルト孔が形成されることがある。
このボルト孔は、フランジ部のシート面からその反対面まで貫通形成されたり、シート面もしくはその反対面に貫通しないように形成されたりする。そして、一方のフランジ部のシート面と他方のフランジ部のシート面とを当接し、フランジ部のシート面からその反対面まで貫通形成されたボルト孔にボルトを挿通して二つのフランジ部をボルトナット締結することで、配管同士の連結がなされる。また、貫通しないように形成されたボルト孔に対してボルト等の各種部品を取り付けたりすることも行われている。
発電所や化学プラントに導入されているタービン、ボイラー、反応器等の配管の端部のフランジ部では、配管同士を確実に締結し、かつ、締結された配管のガタツキを抑えるために、シート面の平滑度やボルト孔の位置に高精度が求められる。
特許文献1に記載の「削り取り・加工専用機」は、「取付け台1をケーシング本体2の取付座面2a上に乗せ、植込みボルト3を用いて固定する。」ものである(特許文献1 明細書第6頁第7行〜第9行、第1図、第2図 参照)。
しかし、特許文献1に記載の「削り取り・加工専用機」では、「工具19」の先端がその「軸線AX」から外れてしまうので、加工対象面の高精度な加工に向かない(特許文献1 明細書第3頁第5行〜第11行、第4頁第5行〜第7頁第5行、第1図 参照)。
そこで、発明者は、工具の振動を抑えて加工対象面の高精度な加工を実現する加工機を提供するため、先に特許文献2記載の発明を提案した。
特許文献2記載の発明は、
「先端を加工対象面に向けて配置される軸状工具と、
前記軸状工具をその軸回り方向に回転駆動させる駆動部と、
操作部と、
前記操作部からの外力に応じて前記軸状工具をその軸線に沿ってスライド移動させるス
ライド移動部と、
前記軸状工具の軸線上の固定点で前記スライド移動部を保持する保持部と、
を備える加工機。」に係る(特許文献2[請求項1])。
あるいは、
「前記スライド移動部は、二つの屈曲アームと、二つの前記屈曲アームの各端部同士を連結する二つの連結部と、二つの前記屈曲アームを連結するネジロッドと、を備えるパンタグラフ式のジャッキを含み、
一方の前記連結部は、前記保持部によって前記固定点で保持され、
前記軸状工具は、他方の前記連結部から延出し、
前記操作部は、前記ネジロッドの端部に設けられる加工機。」に係る(特許文献2[請求項2])。
あるいは、
「前記加工対象面は、水平に向けられ、
前記保持部は、前記加工対象面の上に載置される基部と、前記加工対象面に対して離反する方向に前記基部から延び前記固定点を形成する延出部と、を含み、
前記基部には、通気孔が形成されている加工機。」(特許文献2[請求項3])、
からなる。
特許文献2記載の発明は、前記保持部を有するとともに、「加工機101を用いて金属円板201にボルト孔を形成する場合、操作者は、四個のローラ108で金属円板201の側面を挟み込むように第1基礎プレート106及び基礎長尺部材107を金属円板201の加工対象面201aに載置する」ものである(特許文献2[0029])。
実開昭61―205710号公報 特開2011―189475号公報
特許文献2記載の発明は、「加工機101」を、ワークである「金属円板201」に外付けで取り付けて作業するものであって、中空ドーナツ状からなるワークの中心円内に加工機を取り付けて作業するものではない。
特許文献1記載の発明は、「取付穴25」に「植込ボルト」を取り付けて、「ケーシング本体2」に「取付台1」を固定するものであって、「取付穴25」、「植込ボルト」を必須とするものであった。
本発明は、中空ドーナツ状からなるワークの中心円内に加工機を取り付けて作業し、工具の振動を抑えて加工対象面の高精度な加工を実現する加工機を提供することを目的とする。
本発明は
支柱部と、
支柱部下部に取り付けるとともに、作業時には、中空ドーナツ状からなるワークの中心円内に取り付ける全体として円筒状からなる回転盤と、
端をワークの加工対象面に向けるとともに、支柱部に取り付けて配置される軸状工具と、
前記軸状工具をその軸回り方向に回転駆動させる駆動部と、
回転盤の周囲に設けられ、ワークの中心円内面に押圧することでワークと回転盤及び加工機を固定可能である固定部と、
を備え
支柱部は、回転盤に対して回転し、
固定部は、移動機構により伸縮自在である加工機、
を備える。
本発明の加工機は、更に、
移動機構は、回転盤側ガイドと固定部側ガイドを有し、
回転盤側ガイドを回転盤に設け、
回転盤側ガイドに噛み合う固定部側ガイドを固定部に設け、
固定部は、回転盤側ガイドおよび固定部側ガイドによりガイドされて移動する。
本発明の加工機は、更に、
回転盤側ガイドは渦巻き状のレールからなり、
固定部側ガイドは、回転盤側ガイドの渦巻き状のレールに噛み合い回転盤側ガイドに固定するクランプ用歯のついたクランプからなる。
本発明の加工機は、更に、
クランプは複数本からなりそれぞれ回転盤側ガイドに噛み合い、
クランプの移動に伴い、中心から固定部までの距離を複数の固定部とも同じに保ち、同時に動く。
本発明の加工機は、更に、
クランプは4本からなりそれぞれ渦巻き状のレールからなる回転盤側ガイドに噛み合い、 クランプの移動に伴い、中心から固定部までの距離を同じに保ち、同時に動く。
本発明によれば、「取付穴25」に「植込ボルト」を取り付けることなく、中空ドーナツ状からなるワークの中心円内に加工機を取り付けて作業することができる。
あるいは、クランプは4本からなるときは、それぞれ渦巻き状のレールからなり回転盤側ガイドに噛み合い、各クランプの移動に伴い、中心からの距離を同じに保ち、同時に動く。
加工機の正面図である。 加工機の斜視図である。 加工機の一部拡大斜視図である。 加工機の図1のZZ断面図である。 加工機のスクロールチャック式クランプ構造である回転盤の図1におけるMM断面図である。 クランプの斜視図である。 倒れ芯調整用ブロックの斜視図である。 倒れ芯調整用ブロックの中心断面斜視図である。 回転盤の斜視図であって、前後位置調整用ジャッキボルトの斜視図である。 回転盤の斜視図であって、横方向位置調整用ジャッキボルトの斜視図である。 回転盤の斜視図であって、横方向位置調整用ジャッキボルトの斜視図である。 回転盤の斜視図であって、回転盤操作部の斜視図である。 回転盤の斜視図であって、回転盤取り外し状態の回転盤操作部の斜視図である。 回転盤の斜視図であって、回転盤取り外し状態の主軸クランプの斜視図である。 回転盤の斜視図であって、主軸クランプの図1におけるNN断面図である。 縦送り機構の斜視図である。 縦送り機構の斜視図である。 縦送り機構の一部拡大断面斜視図である。 縦送り機構の一部拡大断面斜視図である。 ギアボックスの一部拡大斜視図である。 加工機の使用状態の斜視図である。
実施の一形態を、図1ないし図21に基づいて説明する。本実施の形態は、発電所や化学プラントに導入されているタービン、ボイラー、反応器等の配管の端部に設けられるフランジ部となる金属円板に対して、切削を行ってボルト孔を形成するための加工機への適用例である。
図1に図示されるAは、この発明に係る加工機である。図20、図21に図示される22は、ワークである。ワーク22は、中空円盤状のドーナツ状からなる金属製円盤であり、表面が加工対象面である。ワーク22は、発電所タービン室にある大型バルブ(MSV)などである。
加工機Aは、支柱部Bと、軸状工具としてのドリル刃3と、ドリル刃3駆動部としての縦送り手動ハンドル1および縦送り用エアモータ7と、縦送り機構H、固定部の移動機構J、回転盤4を有する。
図1、図2、図3、図21に図示されるBは、加工機Aにおける支柱部である。支柱部Bは、フレーム状からなる。支柱部Bは、剛性の高い金属素材に例えばジュラルミンによって形成される。
加工機Aは、水平に向けられた中空ドーナツ状からなる金属製円盤からなるワーク22の一方の平面(加工対象面)に載置され、この平面に対して切削加工を行う。
4は、回転盤である。回転盤4は、全体として円筒状からなり、支柱部Bの下部に取り付ける。回転盤4は、ワーク22の中空内に取り付ける。
101は、主軸である。主軸101は、回転盤4の回転軸である。
図13、図14、図15に図示するように、主軸101の周囲には、円盤状あるいは円筒状あるいは円柱状からなる主軸外周部102を設ける。
主軸101と主軸外周部102は、ともに回転するが、円盤部4の外周は主軸101の回転に伴い回転しないように主軸101および主軸外周部102に固定させずに取り付ける。
5は、固定部である。固定部5は、クランプ用爪である。固定部5は、全体としてほぼ直方体からなり、スクロールチャック式クランプ構造の一部である爪を構成する。
固定部5は、回転盤4の外周に外方向に突出させて等間隔に4個設ける。
固定部5により、主軸101の芯だしをする。固定部5は、バランスよく押圧できれば良いので、設ける数は4個に限らない。
図6に図示される、51は固定部側ガイドである。固定部側ガイド51は、クランプからなる。53は、固定部固定溝である。固定部固定溝53は、固定部側ガイド51内部の長手方向に穴状に設ける。固定部固定溝53内周にはネジを切る。
図7に図示する54は、クランプ固定部である。クランプ固定部54は、円柱状からなり、固定部5の後方に突設させる。クランプ固定部54の周囲にはネジを設ける。
固定部固定溝53内周に設けたネジと、クランプ固定部54外周に設けたネジを嵌めて、固定部5と固定部側ガイド51とを固定する。
固定部5の移動機構Jは、回転盤側ガイド41と固定部側ガイド51からなる。
42は円盤である。円盤42は、回転盤4の内部の中心断面中央に水平に設置する。
回転盤側ガイド41は、渦巻き状のレールからなる。回転盤側ガイド41は、図5に図示されるように、回転盤4の内部の中心断面中央に水平に設置した円盤42に設け、あるいは、回転盤4内部に設けた円盤42に水平に渦巻きねじを切る。
図2、図9に図示する9は、クランプ爪操作部である。クランプ爪操作部9は、ピニオンを回転盤4内部に有する。クランプ爪操作部9は、渦巻き状のレールからなる回転盤側ガイド41が付いた円盤42の回転軸と送りネジが噛み合わされるように先端は組み込まれる。
クランプ爪操作部9の表面には、六角穴91が設けられる。
図5、図6に図示される51は、固定部側ガイドである。固定部側ガイド51は、クランプからなる。固定部側ガイド51は、固定部5の移動機構Jを構成する。
固定部5は、固定部側ガイド51表面に固定される。固定部5表面は、クランプ用爪からなる。52は、クランプ用歯である。
図5に図示されるように、固定部5を伸縮させるときは、図2に図示されるクランプ爪操作部9表面に設けられる六角穴91をレンチ等で回すことで、送りネジを回転させ、クランプ爪操作部9を押し引き操作する。すると、送りネジである歯と噛み合う、渦巻き状のレールである回転盤側ガイド41が付いた円盤42を、図5に矢示するように、主軸101を回転中心として回転させる。
主軸101を回転中心とした回転により、クランプからなる固定部側ガイド51は回転盤4に作られた回転盤側ガイド41に沿って回転盤4の半径方向に移動する。すると、固定部5は固定部側ガイド51の移動に伴い、回転盤4の半径方向に移動する。
回転盤4には、4本の固定部5が設けてあるが、それに噛み合うクランプ用歯52のついた4本のクランプからなる固定部側ガイド51が中心からの距離を同じに保ち、同時に動き、ともに伸縮する。クランプ爪操作部9を操作することで、クランプ用爪である固定部5の爪が半径方向にスライドし、固定部5は伸縮する。固定部5が縮むときは、図5、図15に図示されるように主軸101方向である矢示L方向に移動する。
この固定部5をワーク22ドーナツ状中空内面に突っ張らせることで回転盤4に、取り付けられるワーク22へのチャッキング操作を行い、加工機Aをワーク22中空内に固定する。
転盤4の外周から、外方向に突出する固定部5が、設置されるワーク22内面に押圧することでワーク22と固定可能に、伸縮自在である。ワーク22内に突っ張り固定することで、チャッキングは完了する。
これにより、ワーク22と加工機Aの芯出しが容易に行える。
尚、この移動機構Jの動作原理は旋盤の3爪スクロールチャックの動作機構と同じである。
図14、図15に図示される主軸クランプGは、主軸クランプ操作部10、調整ブロック12、ウォームギア181と噛み合うウォームホイール182の取り付けられた主軸外周部102からなる。
103は、主軸クランプ治具である。主軸クランプ治具103は、回転盤4に回転停止をさせる治具である。
主軸外周部102外周には主軸クランプ治具103と、ウォームホイール182を上下に取り付ける。
主軸クランプ治具103は、図15に図示されるように、半円形あるいは円弧状からなる2部分からなり、両者を合わせて円形を構成し、主軸外周部102の外周に沿って主軸外周部102を囲むように設置する。主軸クランプ治具103の2部分の一方の先端には、回転盤取付け部104を設け回転盤4に取り付ける。
105は調整ブロック取付け部調整である。ブロック取付け部105は、主軸クランプ治具103の2部分の他方の両先端に凸状に設け、図15に図示するように調整ブロック12の凹部121に嵌めこむ。
図2、図9、図12、図14に図示される10は、主軸クランプ操作部である。主軸クランプ操作部10の表面には、六角穴が設けられる。
図14に図示される、主軸クランプ操作部10表面に設けられる六角穴をレンチ等で回し、回転盤操作部18操作時に緩め、位置が決まったら締めて固定する。すると、先端がネジになったシャフトの操作部10を操作することにより、図15に図示されるように、調整ブロック12が前後する。
ブロック取付け部105は、主軸クランプ治具103の2部分の他方の両先端に凸状に設け、調整ブロック12の凹部121に嵌まれているため、調整ブロック12が前後することにより、主軸クランプGの主軸クランプ治具103は中心に向かって力が掛かり、主軸クランプ治具Gを調整ブロック12は加締め、主軸外周部102に主軸クランプ治具103は押されて主軸101が固定される。
これにより、回転盤操作部18で任意の角度、で回転盤4を調整した後に回転盤4が固定される。
図16、図17に図示するHは、縦送り機構である。縦送り機構Hは、選択可能な、縦送り手動ハンドル1と、縦送り用エアモータ7との2の縦送り手段を有する操作部Kを有する。
図1、図2、図16、図17に図示される1は、操作部Kを構成する縦送り手動ハンドルである。2は、ギアボックスである。縦送り手動ハンドル1は、ギアボックス2を上下動させる。
先端がネジである縦送り用ネジ13になったシャフトの送りハンドル1を操作することにより、ナット131が上下動する。ナット131に連結されたギアボックス2が上下運動をすることにより加工機11で機械加工が行える。
6は、ドリル回転用油圧モータである。ドリル回転用油圧モータ6は、支柱部B中央に取り付ける。
ギアボックス2は、ドリル回転用油圧モータ6からの動力を高トルクに変換する。
図20において、25は軸受けである。軸受け25は、剛性を向上させるため、加工機Aに、軸状工具3の軸と略同径の孔からなる軸受け25を内蔵する。軸受け25により、軸状工具3を支持する。
軸受け25は、支柱部Bから外方に突起させ、中心に貫通孔251を設ける。軸状工具3の駆動軸の途中で、貫通孔251を通す。
ドリルである軸状工具3は、ギアボックス2下部であるギアボックス2のワーク22側に取り付ける。
7は、縦送り用エアモータである。縦送り用エアモータ7は、縦送り機構Hの一手段を構成する。縦送り用エアモータ7は、ギアボックス2を上下運動する。
送りハンドルである縦送り手動ハンドル1を操作するよりも早くギアボックス2を上下したいときは、操作部Kである縦送り手動ハンドル1と切り替えて、操作部Kである縦送り用エアモータ7を使用する。
図1、図2、図18、図19に図示される8は、縦送りエアモータ接続・分離切り替えレバーである。
ギアボックス2を上下動するための、縦送り用エアモータ7と、縦送り手動ハンドル1との、接続・分離切り替えをする。
図2、図17に図示する11は、縦送り固さ調整ブロックである。縦送り固さ調整ブロック11は縦送り機構Hを構成する。
12は、調整ブロックである。調整ブロック12は、2本の縦送りネジ13からの動力を均等な力でギアボックスに伝える為に調整するブロックである。
13は、縦送り用ネジである。
図2に図示される14は、手動ハンドル接続・分離切り替えノブである。縦送り用エアモータ7と、縦送り手動ハンドル1との、接続・分離切り替えをする。
図7、図8に図示される、15は、倒れ芯調整操作部である。倒れ芯調整操作部15は、倒れ芯調整を行う為の操作部である。
倒れ芯調整操作部15はシャフト151からなり、その先端はネジ152になっている。操作部15は、固定部5の上部に設けられる。倒れ芯調整操作部15を操作することにより、ナット153が上下する。154は、倒れ芯調整用ブロックである。
ナット153に連結された倒れ芯調整用ブロック154が上下動することにより、加工機Aの倒れ芯の調整ができる。
芯の微調整が必要な時は倒れ芯調整操作部15が、スクロールチャック式クランプ構造から独立して、図8に図示される倒れ芯調整用ブロック154に出入りして芯の微調整をする。
図9に図示される164は、プレートである。プレート164はほぼ円盤状からなり、回転盤4上に、非設置個所166を残して取り付ける。
支柱部Bの固定面は回転盤上面プレート164のより小さい。支柱部Bの固定面は回転盤上面プレート164の中心からずらして、偏らせて、プレート164上に支柱部Bを取り付ける。図9に図示されるEは、前後位置調整用ジャッキボルトである。
16は、前後位置調整用ジャッキボルトEの操作部である。操作部16は、回転盤4上のプレート164の非設置個所166に設置される。165は、ガイドであり、操作部16からプレート中心方向に水平に設置される。ガイド165に、プレートは嵌合してスライド可能である。
操作部16はシャフト161が取り付けられ、その先端はネジ162になっている。操作部16を操作することによりナット163が前後する。
ナット163に連結されたプレート164が、ガイド165に沿って前後運動することにより、加工機A前後の芯を調整する。
図10、図11に図示する17は、横方向位置調整用ジャッキボルトである。
ジャッキボルト17には、シャフトが取り付けられ、その先端はネジになっている。ジャッキボルト17を回し、操作することにより、ネジに連結されたプレート164を押し出し往復運動することにより、加工機A横方向位置調整用の芯を調整する。
図12、図13、図14に図示する18は、回転盤操作部である。
操作部18にはウォームギア181先端が取り付けられる。主軸101周囲の円盤状あるいは円筒状からなる主軸外周部102周囲には、ウォームホイール182を取り付ける。ウォームギア181とウォームホイール182とは噛み合わせる。
ウォームギア181先端の操作部18を操作することにより、ウォームギア181と噛み合うウォームホイール182の取り付けられた主軸外周部102が回転する。
回転盤操作部18を回転することで、回転盤4の主軸101を中心軸として回転盤4に据え付けられている主軸外周部102が360度回転する。
角度メモリ183を使用することで、正確な角度で回転することが可能となる。そのため、正確な角度で、加工機Aで機械加工が可能となる。
図3に図示する19は、縦送り量計測器である。
縦送り量計測器19は、上下の位置を5/10000mm単位で計測する。
図4に図示する20は、固定部である。201は、ガイドである。固定部20は、ガイド201をスライド横方向調整時に緩め、位置が決まったら締めて固定する。ガイド201はスライドする。
図4に図示する21は、固定部である。211は、ガイドである。固定部21は、ガイド211をスライド横方向調整時に緩め、位置が決まったら締めて固定する。
23は、クランプ用爪である。クランプ用爪23は、クランプ用爪5とクランプ用爪5の円周上隣接して間に、4本設けられている。
クランプ用爪5による、芯だし後に本格的にクランプするためのものである。
クランプ用爪23はオネジとメネジの関係になっており、回すことによりクランプ23は出入りしてワークと機械を固定させる。
24は、吊り上げ係止部である。吊り上げ係止部24は、加工機Aを吊り上げるための部品である。
吊り上げ係止部24は、縦送り用エアモータ7の取付け基部の上部周囲を四隅で籠状に覆う。
機械を設置して加工中は機械が横向きになるので落下防止の役割にもなる。
ドリルからなる軸状工具3は、ワーク22を切削してこの金属円板にボルト孔を形成するのに充分な強度を有する軸状の工具である。軸状工具3は、ギアボックス2の下面に取り付けられ、下方に延出し、その先端がワーク22の加工対象面に向けられている。
このように構成される加工機Aを用いてワーク22にボルト孔を形成する場合、操作者は、ワーク22の加工対象面に載置する。
軸状工具3が駆動して、軸状工具3が回転駆動する。この状態で縦送り機構Hの動きによって軸状工具3の先端がワーク22の加工対象面に接触すると、軸状工具3は切削を開始する。操作者は、ワーク22に形成しようとするボルト孔の深さに応じた距離だけ縦送り機構Hを動かし、ワーク22にボルト孔を貫通形成したり、このワーク22にボルト孔を形成したりする。このとき、軸状工具3は、加工対象面から反力を受ける。
なお、上記の説明では、金属円板に対して切削を行ってボルト孔を形成するための加工機への適用例を示したが、本発明は、ドリル刃を用いた加工機のみならず、様々な加工機に適用できる。例えば、ドリル刃3に代えて、エンドミル、リーマ、タップ等の切削工具を用いても良い。また、ボルト孔のみならず他の用途に用いられる孔部を金属円板に形成する加工機に本発明を適用しても良い。
A 加工機
B 支柱部
H 縦送り機構
J 移動機構
1 手動ハンドル(駆動部)
3 軸状工具
4 回転盤
5 固定部(クランプ用爪)
7 縦送り用エアモータ(駆動部)
22 ワーク
41 回転盤側ガイド
51 固定部側ガイド


Claims (5)

  1. 支柱部と、
    支柱部下部に取り付けるとともに、作業時には、中空ドーナツ状からなるワークの中心円内に取り付ける全体として円筒状からなる回転盤と、
    端をワークの加工対象面に向けるとともに、支柱部に取り付けて配置される軸状工具と、
    前記軸状工具をその軸回り方向に回転駆動させる駆動部と、
    回転盤の周囲に設けられ、ワークの中心円内面に押圧することでワークと回転盤及び加工機を固定可能である固定部と、
    を備え
    支柱部は、回転盤に対して回転し、
    固定部は、移動機構により伸縮自在である加工機。
  2. 移動機構は、回転盤側ガイドと固定部側ガイドを有し、
    回転盤側ガイドを回転盤に設け、
    回転盤側ガイドに噛み合う固定部側ガイドを固定部に設け、
    固定部は、回転盤側ガイドおよび固定部側ガイドによりガイドされて移動する、
    請求項1記載の加工機。
  3. 回転盤側ガイドは渦巻き状のレールからなり、
    固定部側ガイドは、回転盤側ガイドの渦巻き状のレールに噛み合い回転盤側ガイドに固定するクランプ用歯のついたクランプからなる、
    請求項2記載の加工機。
  4. クランプは複数本からなりそれぞれ回転盤側ガイドに噛み合い、
    クランプの移動に伴い、中心から固定部までの距離を複数の固定部とも同じに保ち、同時に動く、
    請求項2又は請求項3のいずれか記載の加工機。
  5. クランプは4本からなりそれぞれ渦巻き状のレールからなる回転盤側ガイドに噛み合い、
    クランプの移動に伴い、中心から固定部までの距離を同じに保ち、同時に動く、
    請求項2又は請求項3又は請求項4のいずれか記載の加工機。
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