JPH0685710U - 可搬式マーキングレス穴明け装置 - Google Patents
可搬式マーキングレス穴明け装置Info
- Publication number
- JPH0685710U JPH0685710U JP3197093U JP3197093U JPH0685710U JP H0685710 U JPH0685710 U JP H0685710U JP 3197093 U JP3197093 U JP 3197093U JP 3197093 U JP3197093 U JP 3197093U JP H0685710 U JPH0685710 U JP H0685710U
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- Japan
- Prior art keywords
- gauge
- disk
- work
- hole
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- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現場で使え、かつ機械加工が可能で、また熟
練者を必要とせず、さらにマーキングが不要で、そして
作業員が反力を受けずに済む、したがって、実用性,品
質性,経済性,安全性等に優れた可搬式マーキングレス
穴明け装置を図る。 【構成】 周縁部に所定のピッチ,孔径で穿設された単
数又は複数のゲージ用孔3と周縁部に固定用孔4が穿設
された直径方向の張出部2を有するゲージ円盤1と、ゲ
ージ円盤1に嵌脱自在で同軸的に回動可能の回動台6
と、回動台6に緩く嵌合して回動台6の直径方向に移動
可能のフレーム7と、フレーム7に支持されゲージ円盤
1の軸心と平行的に移動可能のスピンドル12と、スピ
ンドル12に着脱可能のドリル13と、ワークの端部に
突設された複数の取付用ピースとを具えたこと。
練者を必要とせず、さらにマーキングが不要で、そして
作業員が反力を受けずに済む、したがって、実用性,品
質性,経済性,安全性等に優れた可搬式マーキングレス
穴明け装置を図る。 【構成】 周縁部に所定のピッチ,孔径で穿設された単
数又は複数のゲージ用孔3と周縁部に固定用孔4が穿設
された直径方向の張出部2を有するゲージ円盤1と、ゲ
ージ円盤1に嵌脱自在で同軸的に回動可能の回動台6
と、回動台6に緩く嵌合して回動台6の直径方向に移動
可能のフレーム7と、フレーム7に支持されゲージ円盤
1の軸心と平行的に移動可能のスピンドル12と、スピ
ンドル12に着脱可能のドリル13と、ワークの端部に
突設された複数の取付用ピースとを具えたこと。
Description
【0001】
本考案は可搬式マーキングレス穴明け装置に関する。
【0002】
例えば、造船所では、潜水船の発射管取付用貫通金物の円環状端面に、M36 ボルト用のボルト穴を等間隔に26個穴明けするとともに、各ボルト穴にそれぞ れねじを切る作業がある。この穴明け及びねじ切り作業は、従来、現場で使える ように、市販のエアドリルを使用して作業員が3人がかりの手作業で行っている 。
【0003】 しかしながら、このような手段では、下記のような欠点がある。 (1) 手作業なので、ボルト穴の垂直度,ねじの精度等に個人差があり、したが って品質が不安定である。 (2) 作業者に限られた熟練者が必要なので、工費及び工期が嵩み、したがって 経済性が低い。 (3) 現場でワークにマーキングが必要なので、工費が嵩み、したがって経済性 が低い。 (4) エアドリルの反力は作業員がその身体で受けているので、不安定で、した がって安全性が十分でない。
【0004】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、現場で使え、かつ機械 加工が可能で、また熟練者を必要とせず、さらにマーキングが不要で、そして作 業員が反力を受けずに済む、したがって、実用性,品質性,経済性,安全性等に 優れた可搬式マーキングレス穴明け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 そのために、本考案は周縁部に所定のピッチ,孔径で穿設された単数又は複数 のゲージ用孔と周縁部に固定用孔が穿設された直径方向の張出部を有するゲージ 円盤と、上記ゲージ円盤に嵌脱自在で同軸的に回動可能の回動台と、上記回動台 に緩く嵌合して上記回動台の直径方向に移動可能のフレームと、上記フレームに 支持され上記ゲージ円盤の軸心と平行的に移動可能のスピンドルと、上記スピン ドルに着脱可能のドリルと、ワークの端部に突設された複数の取付用ピースとを 具え、ボルトを介して上記ワークに上記ゲージ円盤を固定し、上記ゲージ用孔を 基準として上記ドリルで上記ワークに穴を明けることを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、周縁部に所定のピッチ,孔径で穿設された単数又は 複数のゲージ用孔と周縁部に固定用孔が穿設された直径方向の張出部を有するゲ ージ円盤と、上記ゲージ円盤に嵌脱自在で同軸的に回動可能の回動台と、上記回 動台に緩く嵌合して上記回動台の直径方向に移動可能のフレームと、上記フレー ムに支持され上記ゲージ円盤の軸心と平行的に移動可能のスピンドルと、上記ス ピンドルに着脱可能のドリルと、ワークの端部に突設された複数の取付用ピース とを設け、ボルトを介して上記ワークに上記ゲージ円盤を固定し、上記ゲージ用 孔を基準として上記ドリルで上記ワークに穴を明けるので、現場で組立てたのち 、マーキングレスで、かつ固定機械的に使用でき、その結果、現場への搬出入が 容易となり、かつ現場マーキングが不要となり、また熟練作業員を必要としなく なり、さらに作業員が機械を支持することがなくなる。
【0007】
本考案を潜水船の発射管取付用貫通金物のボルト穴に適用した一実施例を図面 について説明すると、まず、図1(A) 側面図及び同図(B) 平面図において、1は 円盤状で前後に張出部2がそれぞれ突設されたゲージ円盤で、その周縁部には所 定のピッチ,孔径で複数のゲージ用孔3が穿設されるとともに、張出部2にもそ れぞれ左右1対の固定用孔4が穿設され、さらにゲージ円盤1の下面には本体よ り多少小径の心合わせ用円板状突部5が同軸的に突設されている。 6はゲージ円盤1の上にベアリングを介して同軸的にかつ嵌脱可能に装備され た回動台で、この上面には回動台6と嵌合してその直径方向へ摺動可能のフレー ム7が載置されている。 8はフレーム7の前部に設置された回動台回動速度制御用の回動減速機、9は フレーム7の後部に立設され、チエーン10で連動された油圧モータ11とスピ ンドル12とを一体的に上下方向へ移動させることができる竪型油圧シリンダで ある。 13はスピンドル12の下端にソケット14を介して固定されたドリルである 。
【0008】 次に、図2側面図において、15は潜水船のタンクに取付けられた発射管内殻 貫通部材(以下ワークという)01の一端部上下にそれぞれ突設された取付用ピ ース16に、ボルト17を介して装着された穴明け装置で、これはゲージ円盤1 〜ソケット14等が協働して形成する。 18は上記タンクの外に配設された動力源用油圧ポンプで、これと竪型油圧シ リンダ9,油圧モータ11をそれぞれ接続する油圧管にはコントロールユニット 19が挿入され、ドリル13の回転数や送り速度等の制御を行う。
【0009】 このような装置において、ワーク01の円環状端面に複数の穴を明けるには、 図2において、まず、所望の複数の穴と等しいピッチ,孔径,孔数が穿設された ゲージ円盤1が取付けられた穴明け装置15をワーク01の端面に円板状突部5 ,取付用ピース16,ボルト17等を介して固着する。 次に、フレーム7をゲージ円盤1の直径方向に摺動的に移動させ、ドリル13 の中心線を1つのゲージ用孔3の中心線に合わせ、コントロールユニット19を 操作してドリル13を回転するとともに下方に送り出し、ワーク01に穴を明け る。 続いて、ドリル13を逆転するとともに上方へ引き戻し、さらに、回動減速機 8でフレーム7を若干回動してドリル13の中心線を上記ゲージ用孔3の隣のゲ ージ用孔3の中心線に合わせ、上述の穴明け作業を同一要領で行う。 このような穴明け作業を順次繰返し、複数の穴がワーク01の端面に明いたな らば、ソケット14を換えることによりスピンドル12にドリル13の代わりに タップを取付け、コントロールユニット19を操作して各穴にねじ加工を順次行 う。
【0010】 このような、実施例の装置によれば、周縁部に所定のピッチ,孔径で穿設され た単数又は複数のゲージ用孔と周縁部に固定用孔が穿設された直径方向の張出部 を有するゲージ円盤と、上記ゲージ円盤に嵌脱自在で同軸的に回動可能の回動台 と、上記回動台に緩く嵌合して上記回動台の直径方向に移動可能のフレームと、 上記フレームに支持され上記ゲージ円盤の軸心と平行的に移動可能のスピンドル と、上記スピンドルに着脱可能のドリルと、ワークの端部に突設された複数の取 付用ピースとを設け、ボルトを介して上記ワークに上記ゲージ円盤を固定し、上 記ゲージ用孔を基準として上記ドリルで上記ワークに穴を明けるので、現場で組 立てたのち、マーキングレスで、かつ固定機械的に使用でき、その結果、現場へ の搬出入が容易となり、かつ現場マーキングが不要となり、また熟練作業員を必 要としなくなり、さらに作業員が機械を支持することがなくなり、したがって、 実用性,経済性,品質性及び安全性が向上する。
【0011】
要するに本考案によれば、周縁部に所定のピッチ,孔径で穿設された単数又は 複数のゲージ用孔と周縁部に固定用孔が穿設された直径方向の張出部を有するゲ ージ円盤と、上記ゲージ円盤に嵌脱自在で同軸的に回動可能の回動台と、上記回 動台に緩く嵌合して上記回動台の直径方向に移動可能のフレームと、上記フレー ムに支持され上記ゲージ円盤の軸心と平行的に移動可能のスピンドルと、上記ス ピンドルに着脱可能のドリルと、ワークの端部に突設された複数の取付用ピース とを具え、ボルトを介して上記ワークに上記ゲージ円盤を固定し、上記ゲージ用 孔を基準として上記ドリルで上記ワークに穴を明けることにより、現場で使え、 かつ機械加工が可能で、また熟練者を必要とせず、さらにマーキングが不要で、 そして作業員が反力を受けずに済む、したがって、実用性,品質性,経済性,安 全性等に優れた可搬式マーキングレス穴明け装置を得るから、本考案は産業上極 めて有益なものである。
【図1】本考案の一実施例を示し、(A) ,(B) はそれぞ
れ側面図,平面図である。
れ側面図,平面図である。
【図2】図1の装置の使用要領を示す側面図である。
1 ゲージ円盤 2 張出部 3 ゲージ用孔 4 固定用孔 5 円板状突部 6 回動台 7 フレーム 8 回動減速機 9 竪型油圧シリンダ 10 チエーン 11 油圧モータ 12 スピンドル 13 ドリル 14 ソケット 15 穴明け装置 16 取付用ピース 17 ボルト 18 油圧ポンプ 19 コントロールユニット 01 ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 周縁部に所定のピッチ,孔径で穿設され
た単数又は複数のゲージ用孔と周縁部に固定用孔が穿設
された直径方向の張出部を有するゲージ円盤と、上記ゲ
ージ円盤に嵌脱自在で同軸的に回動可能の回動台と、上
記回動台に緩く嵌合して上記回動台の直径方向に移動可
能のフレームと、上記フレームに支持され上記ゲージ円
盤の軸心と平行的に移動可能のスピンドルと、上記スピ
ンドルに着脱可能のドリルと、ワークの端部に突設され
た複数の取付用ピースとを具え、ボルトを介して上記ワ
ークに上記ゲージ円盤を固定し、上記ゲージ用孔を基準
として上記ドリルで上記ワークに穴を明けることを特徴
とする可搬式マーキングレス穴明け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197093U JPH0685710U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 可搬式マーキングレス穴明け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197093U JPH0685710U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 可搬式マーキングレス穴明け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685710U true JPH0685710U (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=12345816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3197093U Withdrawn JPH0685710U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 可搬式マーキングレス穴明け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685710U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019107753A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-04 | 株式会社康和工業 | 加工機 |
CN114227296A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-03-25 | 江苏正恺电子科技有限公司 | 一种浮动式旋转切削刀具用夹紧治具及其使用方法 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP3197093U patent/JPH0685710U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019107753A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-04 | 株式会社康和工業 | 加工機 |
CN114227296A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-03-25 | 江苏正恺电子科技有限公司 | 一种浮动式旋转切削刀具用夹紧治具及其使用方法 |
CN114227296B (zh) * | 2021-12-31 | 2024-01-23 | 江苏正恺电子科技有限公司 | 一种浮动式旋转切削刀具用夹紧治具及其使用方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19971106 |