JP6578170B2 - 建設機械の角度検出装置 - Google Patents

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本発明は、建設機械の角度検出装置の改良に関する。
土木建設工事等に使用される建設機械は、クローラを備えて走行可能な走行体と、走行体に旋回可能に取り付けた旋回体と、旋回体に上下方向に揺動可能に連結されたブームと、ブームに上下方向に揺動可能に連結されるアームと、アームの先端に上下方向に揺動可能に連結されたアタッチメントを備えているものが知られている。
このような建設機械にあっては、走行体上に取り付けられた旋回体にオペレータが乗車し、オペレータは、ブーム、アームおよびアタッチメントの操作と同時に、旋回体の旋回操作および走行運転を行う。
オペレータは、前述したように旋回体に乗車しつつ走行運転を行うが、旋回体の旋回操作により方向感覚を失う場合があり、建設機械がオペレータの意図しない方向へ走行してしまう場合がある。
このような問題に対処するため、旋回体の左右および後方の三箇所に設けたカメラで建設機械の周囲を撮影し、建設機械の周囲を撮影した画像に移された樹木などの被写体の位置の時間的変化から、走行体に対する旋回体の角度を推定するモニタ装置が開発されている。
このモニタ装置では、オペレータが乗車する運転席に設けたモニタに前述のようにして得た角度情報を表示して、オペレータが角度を認識できるようにしている。
特開2012−107395号公報
従来のモニタ装置では、走行体に対する旋回体の角度を求められる点で有用であるが、連続して取得される画像に写っている被写体の位置の時間的変化によって角度を推定しているため、角度の推定には時系列に撮影される複数の画像が必要となる。よって、角度検出には時間がかかる問題がある。
また、たとえば、被写体が移動体で得られる画像中のうち角度検出に利用できる被写体が移動体のみの場合、移動体の移動による画像中の移動体の位置変化を旋回体の旋回によるものと認識し、誤った角度を検出してしまう可能性がある。
かといって、ポテンショメータなどのセンサを利用する場合、建設機械へ後付が困難であり、建設機械の振動などによって破損する可能性もある。
そこで、本願発明の目的は、後付が容易で故障の心配もなく、正確かつタイムリーに走行体に対する旋回体の相対角度を検知可能な建設機械の角度検出装置および角度検出方法の提供である。
上記目的を達成するために、本発明の建設機械の角度検出装置は、走行体に対して旋回可能な旋回体に設置され走行体を撮影するカメラで撮影した画像から走行体の予め決められた部位のエッジを検出し、走行体に対する旋回体の相対角度を求める。このように構成された角度検出装置は、カメラで撮影した連続画像からではなく、一つの画像から相対角度を検出できるので、時間をかけずにタイムリーに角度検出できる。また、このように構成された角度検出装置は、走行体の決められた部位のエッジを検出し、このエッジを利用して相対角度を検出するので、建設機械以外の被写体を用いないで角度検出でき、正確に相対角度を検出できる。さらに、角度検出装置は、センサ類を用いないので、センサ類の故障の心配もなく、建設機械に容易に後付で設置可能である。
また、角度検出装置にあっては、画像から得られるエッジ候補と予め設定される設定中心との距離に基づいて、エッジ候補中から角度検出に利用するエッジを選択する場合、正確に角度検出に利用する部位のエッジを選択できる。よって、このように構成された角度検出装置にあっては、走行体に対する旋回体の相対角度を精度よく検出できる。
さらに、角度検出装置にあっては、設定中心を走行体に対する旋回体の回転中心とする場合、設定中心を設定する作業を省略できる。
また、角度検出装置にあっては、旋回体の走行体に対する相対角度を変えてカメラで撮影した走行体の部位の三つ以上のエッジに基づいて設定中心を設定してもよい。このように角度検出装置が構成されると、設定中心をカメラ毎に角度検出に利用する部位毎に設定でき、キャリブレーションや各種演算誤差等を含んで最適な設定中心を設定できる。
そして、角度検出装置にあっては、設定中心から部位までの距離を中心として閾値を設定し、エッジ候補と設定中心との距離が閾値で設定される範囲内にあるエッジ候補をエッジとしてもよい。この場合、複数抽出されるエッジ候補の中から精度良く前記部位のエッジのみを選択できる。
また、角度検出装置にあっては、旋回体の前方に設置される第一のカメラと旋回体の左右いずれか一方に設置される第二のカメラを備える場合、走行体に対する旋回体の相対角度のうち検出できない相対角度範囲が発生せず、シームレスに相対角度を検出可能である。
また、角度検出装置にあっては、走行体がクローラであり、クローラの側縁のエッジを検出するようになっていてもよい。クローラの側縁のエッジは、長い直線であり、複数のエッジ候補が得られた場合でもクローラのエッジを認識しやすく、クローラのエッジを高確度で抽出できる。よって、請求項7の角度検出装置は、高精度の角度検出が可能となる。
本発明の角度検出装置は、後付が容易で故障の心配もなく、正確かつタイムリーに走行体に対する旋回体の相対角度を検知可能である。
一実施の形態における建設機械の角度検出装置のシステム構成の一例を示した図である。 一実施の形態における建設機械の角度検出装置のカメラの撮影範囲を示した図である。 一方のカメラが撮影した画像を示す図である。 他方のカメラが撮影した画像を示す図である。 一方のカメラが撮影した画像のエッジ画像処理後の画像を示す図である。 他方のカメラが撮影した画像のエッジ画像処理後の画像を示す図である。 一方のカメラが撮影した画像のエッジ候補抽出後の画像を示す図である。 他方のカメラが撮影した画像のエッジ候補抽出後の画像を示す図である。 図3の画像を座標変換処理した画像を示す図である。 一方のカメラが撮影した画像の座標変換後処理後の画像を示す図である。 他方のカメラが撮影した画像の座標変換処理後の画像を示す図である。 設定中心とエッジとの関係を示す図である。 エッジ候補からエッジを選択する処理を説明する図である。 一方のカメラが撮影した画像のエッジから角度を求める処理を説明する図である。 一方のカメラが撮影した画像から一方のカメラの旋回体に対する方位角を求める処理を説明する図である。 他方のカメラが撮影した画像から他方のカメラの旋回体に対する方位角を求める処理を説明する図である。 一実施の形態における建設機械の角度検出装置のハードウェア資源の構成例を示した図である。 一実施の形態における建設機械の角度検出装置における角度検出の処理手順を示したフローチャートである。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。図1に示すように、
本実施の形態の建設機械Cの角度検出装置1は、走行体2に対し旋回可能な旋回体3に設置され走行体2を撮影するカメラ4,5と、カメラ4で撮影した画像を処理し走行体2に対する旋回体3の相対角度を求める角度検出部6とで構成される。なお、角度検出部6は、旋回体3に設けられている。
建設機械Cは、走行可能なクローラ2a,2b(図2参照)を備えた走行体2と、走行体2の上方に旋回可能に連結される旋回体3と、旋回体3に上下方向に揺動可能に連結されるブーム7と、ブーム7に上下方向に揺動可能に連結されるアーム8と、アーム8に上下方向に揺動可能に連結されるアタッチメント9とを備えている。
そして、クローラ2a,2bの駆動により走行体2は、前進、後退および旋回できるようになっている。旋回体3は、図外の駆動源により走行体2に対して360度水平方向へ旋回できるようになっている。また、ブーム7、アーム8およびアタッチメント9は、それぞれ図示しない油圧シリンダによってそれぞれ駆動できるようになっている。なお、建設機械Cは、走行体と走行体に対して旋回する旋回体を備えていればよく、クレーン車等とされてもよい。
カメラ4,5は、CCD(電荷結合素子、図示せず)とレンズ(図示せず)、焦点調節部(図示せず)を備えたCCDカメラとして構成され、旋回体3の上方に撮影方向が異なるように設置されている。このカメラ4,5は、あらかじめ設定される撮影範囲をあらかじめ決められたフレームレートで常時撮影し続け、この撮影した画像を電気信号に変換して角度検出部6へ出力するようになっている。なお、カメラ4,5はCCDカメラとして構成される以外にもCMOS(Complementary Metal OxideSemiconductor)を利用したカメラを使用できる。そして、図2に示すように、カメラ4は、本例では、第二のカメラとされ、旋回体3の上方左方に取り付けられ、下方へ向けられていて、その撮影範囲は、旋回体3の左方であって走行体2のクローラ2a,2bが撮影されるように設定されている(クローラ2bは、旋回体3が図2の状態から旋回した時に撮影される)。カメラ5は、本例では、第一のカメラとされ、旋回体3の上方前方に取り付けられて下方へ向けられていて、その撮影範囲は、旋回体3の前方であって走行体2のクローラ2a,2bが撮影されるように設定されている。また、そして、カメラ4とカメラ5の撮影範囲は、旋回体3の走行体2に対する旋回によっても、少なくとも、カメラ4,5が撮影する画像のうち一方には、クローラ2a,2bの一方が必ず撮影されるように設定されている。本例では、角度検出に利用する部位のエッジを前記のクローラ2a,2bの側縁としており、走行体2の二箇所を当該部位として指定している。なお、建設機械Cが走行体2の前方に揺動自在に設けられる排土板を備える場合、排土板の端縁のエッジを角度検出に利用する部位としてもよい。また、カメラ4,5は、旋回体3に設けられるキャビン(運転室)内に設けてもよく、その場合、カメラ4,5を建設機械Cの外部環境から保護できる。
角度検出部6は、カメラ4,5が撮影した画像のひずみを補正する補正部61と、補正された画像をグレースケールの画像に変換後に二値化処理し、エッジ画像を取得するエッジ画像取得部62と、二値化された画像からハフ変換してから走行体2のクローラ2a,2bのエッジである可能性がある直線のエッジでなるエッジ候補を抽出するエッジ候補抽出部63と、エッジ候補抽出部63が抽出したエッジ候補が含まれる画像の座標系をクローラ2a,2bを真上から見下ろす俯瞰画像の座標系へ変換する座標変換部64と、座標変換部64により変換されたエッジ候補群からクローラ2a,2bのエッジを選択するエッジ選択部65と、エッジ選択部65で選択されたエッジから走行体2に対する旋回体3の相対角度θを求める角度演算部66と、モニタ67を備えて構成されている。
補正部61は、カメラ4,5が撮影した画像からカメラ4,5のレンズ歪等による歪をキャリブレーション処理によって取り除くようになっている。たとえば、白線W(図3参照)が引かれた路面上に建設機械Cがあり、カメラ4がクローラ2aの側縁と白線Wを撮影し、カメラ5にはブーム7が撮影されているもののクローラ2a,2bの側縁が撮影されていない状況を例に説明する。すると、カメラ4,5が撮影した画像を補正部61によって歪を補正すると、カメラ4が撮影した図3に示す画像とカメラ5が撮影した図4に示す画像が得られる。なお、補正部61によるキャリブレーション処理は、カメラ4,5を旋回体3への取付位置、角度を変更しなければ毎回行う必要はない。
エッジ画像取得部62は、歪を取り除いた後のカメラ4,5が撮影した画像をたとえば256階調の輝度値で表現されるグレースケールの画像に変換し、さらに、画像を二値化処理して二値化画像を得て、エッジ画像処理をしてエッジ画像を得る。カメラ4が撮影した図3に示した画像をエッジ画像取得部62によって処理すると、図5中の白色の直線で示すエッジのみで表現される画像が得られる。カメラ5が撮影した図4に示した画像をエッジ画像取得部62によって処理すると、図6に示すエッジのみで表現される画像が得られる。
エッジ候補抽出部63は、カメラ4,5の画像から得られたエッジ画像をハフ変換により走行体2のクローラ2a,2bのエッジである可能性がある直線でなるエッジ候補を抽出する。本例では、走行体2の予め決められた部位をクローラ2a,2bとして、クローラ2a,2bの側縁の直線部分をエッジ候補とするため、ハフ変換により直線のエッジをエッジ候補として抽出する。エッジ候補抽出部63は、クローラ2a,2bのエッジ以外にも直線のエッジがある場合、この直線のエッジもエッジ候補として抽出するので、複数の直線のエッジがエッジ候補として抽出される。エッジ候補抽出部63は、エッジ候補を始点と終点の座標でなる情報として取得する。よって、エッジ候補抽出部63は、エッジ候補を始点と終点の座標でなるエッジ情報として複数取得する。なお、このエッジ候補抽出部63によってカメラ4が撮影した画像から得られる図5の画像を処理して抽出したエッジ候補を画像として表現すると、図7に示すように、抽出されたエッジ候補E1,E2,E3が描かれる画像となる。なお、エッジ画像では、エッジが白線で示される画像が得られるが、図中への符号や引き出し線を記載する関係で、説明の便宜上、図7中では実際とは画像を白黒反転として記載しており、以下、図8から図16においても同様とする。なお、エッジ候補E1,E2は、カメラ4が撮影した予め決められた走行体2の部位であるクローラ2aの側縁のエッジであり、エッジ候補E3は、白線Wの縁から得られたエッジである。エッジ候補E1,E2は、どちらも角度検出のために得たいクローラ2aのエッジではあるが、検出精度によって途中で途切れている。このように、一つのクローラ2aの側縁から画像処理によって途中で途切れて二つ以上のエッジ候補が得られる場合がある。また、エッジ候補抽出部63によってカメラ5が撮影した画像から得られる図6の画像を処理して、エッジ候補を画像として表現すると、エッジ候補E4,E5が抽出された図8に示す画像となる。これらエッジ候補E4,E5は、カメラ5が撮影したブーム7の縁のエッジである。実際には、エッジ候補抽出部63は、エッジ候補を直線と始点と終点の座標でなるエッジ情報として抽出するので、図7および図8に示す画像を取得する必要はないが、理解を容易にするために、便宜上、画像化した図を例に説明する。
座標変換部64は、エッジ候補抽出部63が抽出したエッジ候補E1,E2,E3の座標をカメラ4が撮影した画像の座標系からクローラ2a,2bを真上から見下ろす俯瞰画像の座標系へ変換する。また、座標変換部64は、エッジ候補抽出部63が抽出したエッジ候補E4,E5の座標をカメラ5が撮影した画像の座標系からクローラ2a,2bを真上から見下ろす俯瞰画像の座標系へ変換する。カメラ4,5の撮影方向が異なり、旋回体3に対して光軸の方位角、俯角、光軸周り角度といった取付角度が異なって取り付けられているので、座標変換部64は、カメラ4,5の撮影した画像座標をそれぞれ異なる座標変換行列を用いて処理する。座標変換行列は、予めカメラ4に対応するものと、カメラ5に対応するものを算出しておき、座標変換部64の処理で利用される。カメラ4,5は、クローラ2a,2bを斜め上方から撮影しているので、クローラ2aの撮影画像は図3に示すような画像として取得される。座標変換部64の処理では、エッジ抽出が行われてからエッジ候補の座標を変換するが、座標変換部64の処理を図3の画像に施すと、図9に示すように、クローラ2aを真上から見下ろした俯瞰画像が得られる。エッジ候補抽出部63により抽出されたエッジ候補E1,E2,E3が表示された図7の画像を座標変換部64による変換処理すると、座標変換されたエッジ候補E1’,E2’,E3’を含む図10に示す画像が得られる。エッジ候補抽出部63により抽出されたエッジ候補E4,E5が表示された図8の画像を座標変換部64による変換処理すると、座標変換されたエッジ候補E4’,E5’を含む図11に示す画像が得られる。実際には、この座標変換により、エッジ候補E1,E2,E3,E4,E5のエッジ情報における始点と終点の座標が俯瞰画像の座標に変換される。このように、エッジ候補抽出部63は、エッジ候補を直線の始点と終点の座標でなるエッジ情報として取得するので、座標変換部64の座標変換処理では、エッジ候補の始点と終点の座標を俯瞰画像の座標系に変換すればよく、変換後にエッジ候補E1’,E2’,E3’,E4’,E5’の位置と長さの情報を取得できればよい。
エッジ選択部65は、図10の画像に表示されるエッジ候補E1’,E2’,E3’および図11の画像に表示されるエッジ候補E4’,E5’からクローラ2a,2bのエッジを選択する。つまり、エッジ選択部65は、二つのカメラ4,5が撮影した画像毎に同様の処理を行ってクローラ2a,2bのエッジを選択する。具体的には、図13に示すように、エッジ選択部65は、予め設定される設定中心Oと各エッジ候補E1’,E2’,E3’,E4’,E5’までの距離が、設定中心Oからクローラ2a,2bのエッジまでの距離Hを中心として閾値αで設定される範囲H±α内にあるエッジ候補を選ぶ。さらに、エッジ選択部65は、こうして選ばれたエッジ候補のうち一番長いエッジをクローラ2a,2bのエッジであるとして選択する。
クローラ2a或いはクローラ2bの側縁を選択したい部位とすると、旋回体3が走行体2に対して旋回する場合、前記部位は、カメラ4,5で撮影すると或る点を中心としてこの中心から一定の距離を保った位置に撮影されるはずである。
よって、カメラ4でクローラ2a,2bを撮影しつつ、走行体2に対して旋回体3を360度旋回させると、前記中心の座標からカメラ4が撮影したクローラ2a或いはクローラ2bの側縁までの距離は一定の値となる。これは、カメラ5についても同様である。そして、中心座標は、クローラ2aの側縁の直線のエッジを走行体2に対する旋回体3の角度を違えて三つ得て求めればよい。なお、二つのエッジからでも中心座標を求められるが、精度向上のため、三つ以上のエッジから中心座標を求めるのが好ましい。図12に示すように、旋回体3の角度を違えてクローラ2aを撮影すれば三つのクローラ2aの縁部の直線のエッジe1,e2,e3が分かる。そして、これらの直線のエッジe1,e2,e3の内接円Iの中心の座標を求めれば、この中心の座標が前述の中心座標となり、この中心座標を設定中心Oとする。内接円Iの特定には、三つ以上のエッジがあればよい。三つのクローラ2aの側縁のエッジの抽出には、予め、カメラ4でクローラ2aを撮影しつつ、走行体2に対して旋回体3を旋回させてクローラ2aが撮影された画像を取得する。本例では、具体的には、旋回体3の走行体2に対する相対角度を変えて三つのクローラ2aが撮影された画像を取得する。つづいて、三つのクローラ2aが撮影された画像を俯瞰画像へ座標変換し、座標変換後の座標中での前記三つの側縁の直線の一次式を得ておき、これらの直線の内接円Iを求めて中心座標を得る。そして、このようにして得た中心座標を設定中心Oの座標として設定しておき、エッジ選択部65において、カメラ4で撮影したクローラ2aの側縁の直線のエッジを選択するための設定中心として利用する。カメラ4でクローラ2bを撮影した画像から、クローラ2bのエッジを選択する際に使用する設定中心Oも前述と同様の手順で予め取得する。また、カメラ5でクローラ2a,2bで撮影した画像からクローラ2a,2bのエッジをそれぞれ選択する際に使用する設定中心Oも前述と同様の手順で予め取得する。つまり、クローラ2a,2bのそれぞれについてカメラ4,5で撮影した画像から四つの設定中心Oが設定されるが、理論的には、これらの設定中心Oは旋回体3の回転中心に一致する。三つの直線から求めた設定中心Oが旋回体3の回転中心に対してずれがある場合には、必ずしも設定中心Oを旋回体3の回転中心からずれた位置に設定してもよい。ただし、設定中心Oの座標が旋回体3の回転中心の座標と大きく乖離するような場合には、カメラ4,5で画像を取得して設定中心Oの設定作業を再度行うようにしてもよい。
そして、設定中心Oからクローラ2a,2bまでの距離は、それぞれ内接円Iの半径となるので、設定中心Oから内接円Iの半径だけ離れた位置にある直線のエッジ候補は、クローラ2a,2bのエッジとなるのが分かる。つまり、この半径を設定中心Oからクローラ2a,2bの側縁まで距離Hとすれば、この距離Hだけ設定中心Oから離れたエッジ候補を選択すれば、選択されたエッジ候補はクローラ2a,2bのエッジとなるのである。
また、エッジ選択部65は、この距離Hには閾値αが設定されて、閾値αによって設定される範囲、具体的には、H±αの範囲内に、設定中心Oからエッジ候補までの距離があるエッジ候補を選択するようになっている。つまり、エッジ選択部65は、設定中心Oからカメラ4の画像を処理して得たエッジ候補E1’,E2’,E3’までの距離h1,h2,h3を求める。さらに、エッジ選択部65は、図13に示すように、この距離h1,h2,h3が図中破線で示す範囲H±α内にあるエッジ候補E1’,E2’を選択する。よって、この処理では、エッジ候補E3’が選択されずに捨てられる。エッジ選択部65は、カメラ4で撮影した画像から得られたエッジ候補E1’,E2’,E3’がクローラ2bのエッジであるか否かの判断を前述の手順で行う。ここで、設定中心Oが旋回中心に一致しており、設定中心Oからクローラ2bの距離がクローラ2aの距離が同じである場合、このクローラ2bのエッジか否かの判断でもエッジ候補E1’,E2’が選択される場合があるが重複して選択されてもよい。カメラ5が撮影した画像から得られたエッジ候補E4’,E5’に対してもエッジ選択部65は同様の処理を行うが、エッジ候補E4’,E5’はブーム7のエッジであり設定中心Oからの距離が前述の範囲から逸脱するので選択されない。このように、エッジ選択部65は、複数のエッジ候補E1’,E2’,E3’,E4’,E5’と設定中心Oとの距離に基づき、この距離が設定中心Oから距離Hにあるエッジ候補E1’,E2’をクローラ2a,2bのエッジとして選択する。よって、エッジ選択部65は、複数のエッジ候補からクローラ2a,2bのエッジを正確に選択できる。また、本例では、設定中心Oからエッジ候補の距離が距離Hを中心として閾値αで設定される範囲H±α内にあるエッジ候補を選択している。建設機械Cの走行、旋回体3の旋回、ブーム7等の駆動中は、エンジンからの振動や地面の凹凸走行による振動によって、カメラ4,5自体も振動する。カメラ4,5が振動すると撮影画像を処理して得られたエッジ候補の座標も振動によってオフセットされてしまうため、設定中心Oからのエッジ候補までの距離と実際の距離との間に誤差が生じる。しなしながら、本例では、設定中心Oからエッジ候補の距離が距離Hを中心として閾値αで設定される範囲H±α内にあるエッジ候補を選択しており、閾値αで振動による誤差分を吸収してカメラ4,5が振動してもクローラ2a,2bのエッジを正確に選択できる。なお、距離Hは、カメラ4とカメラ5についてクローラ2aとクローラ2bに対して別々に設定され、閾値αも、カメラ4とカメラ5についてクローラ2aとクローラ2bに対して別々に設定されるので、それぞれ四つの距離Hと閾値αが設定される。
そして、エッジ選択部65は、前述のように選択されたエッジ候補E1’,E2’のうち、一番長いものをエッジとして選択する。一番長いエッジ候補E1’をクローラ2a,2bのエッジとして選択すると、クローラ2a,2bのエッジの誤選択を防止でき、より確実にクローラ2a,2bのエッジの選択が可能となる。つまり、エッジ画像取得部62、エッジ候補抽出部63、座標変換部64およびエッジ選択部65の処理を行うと、角度検出に利用する部位であるクローラ2a,2bのエッジが検出されるのである。
つづいて、角度演算部66は、エッジ選択部65により選択されたエッジから走行体2に対する旋回体3の相対角度を検出する。具体的には、角度演算部66は、図14に示すように、画像の垂直軸Vから時計回りに見て選択されたエッジE1’までの間の角度θAを求める。図14中でエッジを延長すると延長されたエッジと画像の縁との交点によって、延長されたエッジの画像内での高さxと幅yが求まるので、この高さxと幅yからθA=tan−1(y/x)を演算してθAが求まる。カメラ4を旋回体3に対して方位角を90度として取り付ければ、つまり、旋回体3の中心から前方へ向けた仮想線に対してカメラ4の光軸が直交するようにカメラ4を旋回体3に配置して取り付ければ、求めたθA−90度が走行体2に対する旋回体3の相対角度θとなる。
カメラ5によって撮影された画像に含まれるエッジ候補がエッジとして選択されて場合も同様に、エッジを延長して画像内での高さxと幅yを利用してθBをθB=tan−1(y/x)を演算して求め得る。カメラ5の場合、カメラ4と方位角が異なっているため、カメラ4とカメラ5の方位角にはθabだけずれがある。よって、θBからθabを差し引けば、θAが求められ、θAから走行体2に対する旋回体3の相対角度θが求められる。
θabの求め方は、カメラ4,5でクローラ2aの側縁を撮影し、撮影によって得られた画像を処理してクローラ2aの側縁をエッジとし、図15、図16に示すように、画像中の垂直軸とエッジのなす角度θa,θbを求め、これらの角度差をθabとすればよい。つまり、θab=θb−θaを演算すればθabが求まる。なお、カメラ4の旋回体3に対する方位角が0度でない場合、旋回体3を走行体2に対して90度旋回させて、カメラ4でクローラ2a或いはクローラ2bを撮影してクローラ2a或いはクローラ2bのエッジと垂直軸とのなす角度を求める。このようにして求めた角度から90度を差し引いた角度がカメラ4の方位角となる。なお、カメラ5の方位角を求めてからカメラ4,5の角度差θabを求めてもよい。
また、本例では、角度演算部66によって検出された相対角度θは、走行体2の前方の向きを矢印で示す等といった走行体2の前方の向きがオペレータに理解できる態様でモニタ67の画面に表示されるようになっている。
本実施の形態における角度検出装置1のハードウェア資源の構成について説明すると、この角度検出装置1は、図17に示すように、ハードウェアとしてはカメラ4,5と、モニタ67と、カメラ4,5から入力される信号を増幅する増幅器とアナログ/デジタル変換器を含んで構成される画像インターフェース70と、モニタ67へ信号を出力するためのインターフェース71と、角度検出部6における処理を実行するCPU(Central Processing Unit)72と、前述の角度検出部6における処理を行うためCPU72が実行するアプリケーションやオペレーティングシステム等のプログラムを格納するROM(Read Only Memory)73と、上記CPU72に記憶領域を提供するRAM(Random Access Memory)74とを備えて構成されている。なお、角度検出部6の各部における構成は、CPU72の角度検出部6の処理を行うためアプリケーションプログラムの実行により実現できる。
以上、建設機械Cの角度検出装置1の構成について説明したが、以下、角度検出装置1の角度検出処理手順を図18のフローチャートの一例に基づいて説明する。
まず、角度検出装置1で相対角度θを得る準備のため、カメラ4,5で撮影される画像の歪を取り除くキャリブレーション処理を行う(ステップS1)。つづいて、カメラ4,5で撮影した画像の座標系を俯瞰画像の座標系へ変換するための座標変換行列を求める(ステップS2)。
つづいて、旋回体3を走行体2に対して旋回させて、カメラ4,5でクローラ2a,2bを撮影した画像を取得し、設定中心Oと、設定中心Oからクローラ2a,2bの側縁までの距離Hを求める(ステップ3)。
さらに、クローラ2a或いはクローラ2bを双方のカメラ4,5で同時に撮影し、クローラ2a或いはクローラ2bの側縁のエッジと画像の垂直軸とのなす角度を求め、カメラ4,5の方位角における角度差θabを求める(ステップS4)。
以上までの処理で、角度検出装置1で相対角度θを得る準備が終了し、これ以降の処理は、実際に角度検出を行う処理となる。角度検出のため、まず、カメラ4,5で撮影範囲を撮影し、クローラ2a,2bの画像を得る(ステップS5)。このステップS5のカメラ4,5で角度検出に利用する走行体2の部位を撮影する処理が撮影ステップとなる。
次に、カメラ4,5で撮影した画像からエッジ画像処理を行ってエッジを抽出する(ステップS6)。そして、得られたエッジから直線のエッジをクローラ2a,2bのエッジ候補とし、これらエッジ候補の始点と終点の座標でなるエッジ情報を取得する(ステップS7)。次に、エッジ候補の座標を俯瞰画像の座標系における座標へ変換する(ステップS8)。
さらに、座標変換後のエッジ候補と設定中心Oまでの距離を求め、この距離がH±αの範囲内にあるエッジをクローラ2a,2bのエッジとして選択する(ステップS9)。なお、この処理において、得られたエッジが複数ある場合は、これらエッジの中から一番長いエッジを選択する。
そして、カメラ4,5で撮影した画像をエッジ画像処理し、クローラ2a,2bのエッジの候補となるエッジ候補を抽出し、俯瞰画像への座標変換処理後、得られたエッジ候補からエッジを選択するまでの処理でクローラ2a,2bのエッジが検出され、これら一連の処理がエッジ検出ステップとなる。
そして、選択されたエッジと画像内において垂直軸となす角度を求め、相対角度θを求める(ステップS10)。この処理において、エッジがカメラ4によって撮影された画像処理によって得られる場合、得られた角度θAを走行体2に対する旋回体3の相対角度θとする。また、エッジがカメラ5によって撮影された画像処理によって得られる場合、得られた角度θBからカメラ4,5の方位角度差θabを差し引いて得た角度を走行体2に対する旋回体3の相対角度θとする。このステップS10の処理が角度検出ステップとなる。
以上、ステップS5からステップS10までの処理を所定周期で繰り返し行って、相対角度θを連続して検出可能である。
このように構成された角度検出装置1は、走行体2に対して旋回可能な旋回体3に設置され走行体2を撮影するカメラ4,5で撮影した画像から走行体2の予め決められた部位のエッジを検出し、走行体2に対する旋回体3の相対角度θを求める。このように構成された角度検出装置1は、カメラ4,5で撮影した連続画像からではなく、一つの画像から相対角度θを検出できるので、時間をかけずにタイムリーに角度検出できる。また、このように構成された角度検出装置1は、走行体2の決められた部位のエッジを検出し、このエッジを利用して相対角度θを検出するので、建設機械C以外の被写体を用いないで角度検出でき、正確に相対角度θを検出できる。さらに、角度検出装置1は、センサ類を用いないので、センサ類の故障の心配もなく、建設機械Cに容易に後付で設置可能である。よって、本発明の角度検出装置1は、後付が容易で故障の心配もなく、正確かつタイムリーに走行体2に対する旋回体3の相対角度θを検知可能である。なお、角度検出に利用するエッジは、クローラ2a,2bの側縁に限られず、走行体2の前方に設置されるブレード(排土板)のように直線の縁を持つような部位を角度検出に利用してもよい。つまり、角度検出に利用する部位は、走行体2の各部のうち予め決めておけばよく、クローラ2a,2b以外に前述のブレードその他の部分としてもよい。また、部位は、走行体2の一箇所だけでなく、本例のようにクローラ2a,2bの二箇所を角度検出に利用する部位として指定すると、カメラの設置台数を少なくできる。つまり、本例では、走行体2の両側に設けたクローラ2a,2bの二つの側縁を角度検出に利用する部位として決めているので、二つのカメラ4,5の設置で走行体2に対する旋回体3の相対角度θを全周360度の角度検出が可能である。なお、片方のクローラ2aのみを部位として決定した場合、旋回体3に画角によるが四台のカメラの設置が必要となるので、走行体2の複数個所を部位として指定するとカメラ設置台数を少なくできる利点がある。
また、本例の角度検出装置1にあっては、画像から得られるエッジ候補と予め設定される設定中心Oとの距離に基づいて、エッジ候補中から角度検出に利用するエッジを選択するので、正確に角度検出に利用する部位のエッジを選択できる。よって、本例の角度検出装置1にあっては、走行体2に対する旋回体3の相対角度θを精度よく検出できる。
さらに、本例の角度検出装置1にあっては、設定中心Oを走行体2に対する旋回体3の回転中心とする場合、設定中心Oを設定する作業を省略できる。
また、本例の角度検出装置1にあっては、旋回体3の走行体2に対する相対角度を変えてカメラ4,5で撮影した走行体2の部位の三つ以上のエッジに基づいて設定中心Oを設定するようになっている。このように角度検出装置1が構成されると、設定中心Oをカメラ毎に角度検出に利用する部位毎に設定でき、キャリブレーションや各種演算誤差等を含んで最適な設定中心Oを設定できる。
そして、本例の角度検出装置1にあっては、設定中心Oから部位までの距離Hを中心として閾値αを設定し、エッジ候補と設定中心Oとの距離が閾値αで設定される範囲H±α内にあるエッジ候補をエッジとするようになっている。そのため、複数抽出されるエッジ候補の中から精度良く前記部位のエッジのみを選択できる。
また、本例の角度検出装置1にあっては、旋回体の前方に設置される第一のカメラ5と旋回体の左右いずれか一方に設置される第二のカメラ4を備えているので、走行体2に対する旋回体3の相対角度θのうち検出できない相対角度範囲が発生せず、シームレスに相対角度θを検出可能である。具体的には、シームレスに相対角度θを検出するには、走行体2に対して旋回体3を360度旋回させた場合に少なくとも一つのカメラが角度検出に利用する部位を撮影できるようにカメラを設置台数と旋回体3への設置個所を決定すればよい。
また、本例では、走行体2がクローラであり、クローラ2a,2bの側縁のエッジを検出するようになっている。クローラ2a,2bの側縁のエッジは、長い直線であり、複数のエッジ候補が得られた場合でもクローラ2a,2bのエッジを認識しやすく、クローラ2a,2bのエッジを高確度で抽出できる。よって、本例の角度検出装置では、高精度の角度検出が可能となる。
さらに、本例の角度検出方法にあっては、走行体2に対して旋回可能な旋回体3に設けたカメラ4,5で前記走行体を撮影する撮影ステップと、撮影ステップにより得られた画像を処理して走行体2の予め決められた部位のエッジを検出するエッジ検出ステップと、得られたエッジから走行体2に対する旋回体3の相対角度θを求める角度検出ステップとを備えている。このように構成された角度検出方法にあっては、カメラ4,5で撮影した連続画像からではなく、一つの画像から相対角度θを検出できるので、時間をかけずにタイムリーに角度検出できる。また、このように構成された角度検出方法は、走行体2の決められた部位のエッジを検出し、このエッジを利用して相対角度θを検出するので、建設機械C以外の被写体を用いないで角度検出でき、正確に相対角度θを検出できる。さらに、角度検出方法は、センサ類を用いないので、センサ類の故障の心配もなく、建設機械Cにカメラの後付設置で角度検出可能である。よって、本発明の角度検出方法は、建設機械Cへのカメラの後付設置による角度検出を可能とし、容易で故障の心配もなく、正確かつタイムリーに走行体2に対する旋回体3の相対角度θを検知できる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないのは勿論である。
1・・・角度検出装置、2・・・走行体、2a,2b・・・クローラ(部位)、3・・・旋回体、4,5・・・カメラ、6・・・角度検出部

Claims (7)

  1. 走行体に対して旋回可能な旋回体に設置されており前記走行体を撮影するカメラと、
    前記カメラで撮影した画像を処理して、前記走行体の予め決められた部位のエッジを検出し、前記走行体に対する前記旋回体の相対角度を求める角度検出部とを備え、
    前記角度検出部は、前記画像から得られるエッジ候補と予め設定される設定中心との距離に基づいて、前記エッジ候補中から前記エッジを選択する
    ことを特徴とする建設機械の角度検出装置。
  2. 走行体に対して旋回可能な旋回体に設置されており前記走行体を撮影するカメラと、
    前記カメラで撮影した画像を処理して、前記走行体の予め決められた部位のエッジを検出し、前記走行体に対する前記旋回体の相対角度を求める角度検出部とを備え、
    前記カメラは、第一のカメラと第二のカメラとを有し、
    前記第一のカメラは、前記旋回体の前方に設置されており、
    前記第二のカメラは、前記旋回体の左右のいずれか一方に設置されている
    ことを特徴とする建設機械の角度検出装置。
  3. 前記角度検出部は、前記画像から得られるエッジ候補と予め設定される設定中心との距離に基づいて、前記エッジ候補中から前記エッジを選択する
    ことを特徴とする請求項に記載の建設機械の角度検出装置。
  4. 前記設定中心は、前記走行体に対する前記旋回体の回転中心である
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の建設機械の角度検出装置。
  5. 前記旋回体の前記走行体に対する相対角度を変えて前記カメラで撮影した前記走行体の前記部位の二つ以上の前記エッジに基づいて前記設定中心を設定する
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の建設機械の角度検出装置。
  6. 前記角度検出部は、前記設定中心から前記部位までの距離に対して閾値を設定し、前記エッジ候補と前記設定中心との距離が閾値で設定される範囲内にある前記エッジ候補を前記エッジとして選択する
    ことを特徴とする請求項1、3、4または5に記載の建設機械の角度検出装置。
  7. 前記走行体は、クローラであり、
    前記部位は、クローラの側縁とされている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の建設機械の角度検出装置。
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