JP6576732B2 - 歩行補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者に把持されるシャフトと、シャフトの下端に設けられた石突きと、を備えた歩行補助具に関する。さらに詳細には、本発明は、不使用時に自立させておくことにより、その後の使用を容易に行うことができるようにした歩行補助具に関する。
従来、歩行補助具には、杖、ステッキ、支え棒等があり、特に自立可能な歩行補助具としては、例えば、特許文献1に開示された構成のものが知られている。特許文献1に開示された自立構造を持つ杖は、自立を可能にする脚部を、モータの動力によって開閉するように構成されている。
特開2006−288608号公報
しかし、特許文献1に開示された自立構造を持つ杖は、モータ等を内蔵しているため、重量が重くなると共に、コスト高になってしまうという課題を有していた。
本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、軽量で低コストの自立可能な歩行補助具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る歩行補助具の構成は、
(1)使用者に把持されるシャフトと、前記シャフトの下端に設けられた石突きと、を備えた歩行補助具であって、
前記シャフトは、少なくとも下端部分が下端開口の筒状に形成された第1シャフト構成部材と、前記第1シャフト構成部材上にスライド可能に装着され、下端に前記石突きが設けられた両端開口の筒状の第2シャフト構成部材と、前記第2シャフト構成部材を前記第1シャフト構成部材上の所定の位置に固定するシャフト固定機構と、を備え、
前記第1シャフト構成部材の下端内周縁には、前記第1シャフト構成部材の下端から突出する複数の脚体が開閉可能に取り付けられ、前記複数の脚体は、当該複数の脚体の内側に弾性部材が配設され、前記第2シャフト構成部材の下端が前記第1シャフト構成部材の下端より上方に配置された状態では、前記弾性部材に付勢され、開いた状態となり、前記第2シャフト構成部材が、前記第1シャフト構成部材上において下方にスライドされ、その下端が前記第1シャフト構成部材の下端より突出した状態では、前記第2シャフト構成部材により閉じる方向に押圧され、内側に配設された前記弾性部材が縦長に変形し、閉じた状態となり、前記第2シャフト構成部材の内部に収容されることを特徴とする。
本発明において、歩行補助具には、高齢者や体力の弱い者に使用される杖、登山やハイキングを行う者に使用されるステッキ、支え棒等が含まれる。
本発明の歩行補助具の上記(1)の構成によれば、第2シャフト構成部材を第1シャフト構成部材上で上下にスライドさせるという簡単な手動操作により、自立可能な状態と通常の使用状態とを切り替えることができる。従って、本発明の歩行補助具の上記(1)の構成によれば、モータ等を必要としない、軽量で低コストの自立可能な歩行補助具を提供することができる。
本発明の歩行補助具の上記(1)の構成においては、以下の(2)のような構成にすることが好ましい。
(2)前記シャフト固定機構は、前記第2シャフト構成部材の周壁を径方向に貫通し、当該第2シャフト構成部材の径方向内方に付勢されたピンを有するストッパ手段と、前記第1シャフト構成部材の外周面に長手方向に沿って形成され、前記ピンの先端部をスライドさせることが可能な溝と、前記溝に形成され、前記ピンが係止する係止部、を備え、
前記第2シャフト構成部材の外周面に取り付けられ、その一部が前記ピンの基端部に固着された幅広の輪ゴムにより、前記ピンが前記第2シャフト構成部材の径方向内方に付勢されている。
上記(2)の好ましい構成によれば、シャフト固定機構におけるピンの付勢手段を、簡単な構成によって実現することができる。
本発明の歩行補助具によれば、第2シャフト構成部材を第1シャフト構成部材上で上下にスライドさせるという簡単な手動操作により、自立可能な状態と通常の使用状態とを切り替えることができる。従って、本発明によれば、モータ等を必要としない、軽量で低コストの自立可能な歩行補助具を提供することができる。
本発明の一実施の形態における杖の構成を示す斜視図((a)は通常の使用状態、(b)は自立させた状態)である。 本発明の一実施の形態における杖の構成を示す側面図((a)は通常の使用状態、(b)は自立させた状態)である。 図2に示す杖を左側から見た図((a)は通常の使用状態、(b)は自立させた状態)である。 本発明の一実施の形態における杖のシャフト固定機構を示す縦断面図((a)は第2シャフト構成部材を下方にスライドさせて固定した状態、(b)は第2シャフト構成部材を上方にスライドさせて固定した状態)である。 本発明の一実施の形態における杖のシャフト固定機構の別例を示す側面図である。 本発明の一実施の形態における杖の脚体周りの構成を示す縦断面図((a)は脚体を収納した(脚体が閉じた)状態、(b)は脚体を展開させた(脚体が開いた)状態)である。 本発明の一実施の形態における杖の脚体周りの他の構成を示す縦断面図(脚体を展開させた(脚体が開いた)状態)である。
以下、好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
[歩行補助具の構成]
まず、本発明の一実施の形態における歩行補助具の構成について、図1〜図6を参照しながら説明する。尚、本実施の形態においては、歩行補助具が、高齢者や体力の弱い者に使用される杖である場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における杖の構成を示す斜視図((a)は通常の使用状態、(b)は自立させた状態)、図2は、当該杖の構成を示す側面図((a)は通常の使用状態、(b)は自立させた状態)、図3は、図2に示す杖を左側から見た図((a)は通常の使用状態、(b)は自立させた状態)、図4は、当該杖のシャフト固定機構を示す縦断面図((a)は第2シャフト構成部材を下方にスライドさせた状態、(b)は第2シャフト構成部材を上方にスライドさせた状態)、図5は、当該杖のシャフト固定機構の別例を示す側面図、図6は、当該杖の脚体周りの構成を示す縦断面図((a)は脚体を収納した(脚体が閉じた)状態、(b)は脚体を展開させた(脚体が開いた)状態)である。
図1(a),図2(a),図3(a)に示すように、本実施の形態の杖1は、使用者に把持されるシャフト2と、シャフト2の下端に設けられた石突き3と、を備えている。ここでは、シャフト2の上端に把手4が固定されており、使用者は、当該把手4を手で握ることによってシャフト2を把持することができるようにされている。
図1〜図6に示すように、シャフト2は、上端に把手4が固定され、下端が開口した中空円筒状の第1シャフト構成部材2aと、第1シャフト構成部材2a上にスライド可能に装着され(図1の矢印A,B、図4の矢印D,E、図6の矢印F,G参照)、下端に石突き3が設けられた両端開口の中空円筒状の第2シャフト構成部材2bと、第2シャフト構成部材2bを第1シャフト構成部材2a上の所定の位置に固定するシャフト固定機構と、を備えている。尚、シャフト固定機構の詳細については後述する(図4参照)。
シャフト2の素材としては、例えば、アルミニウム、鉄、カーボン等の任意の素材を用いることができる。
石突き3の素材としては、例えば、弾性変形可能で接面性の良好なエラストマー、プラスチック等の任意の素材を用いることができる。図6に示すように、石突き3は、略円錐台状に形成されており、その中心軸上には第2シャフト構成部材2bの外径と略同径の円筒状の貫通孔3aが形成されている。そして、第2シャフト構成部材2bの下端部を貫通孔3aに嵌め込むことにより、第2シャフト構成部材2bの下端部に石突き3が固定されている。ここで、第2シャフト構成部材2bの下端は石突き3の下端よりも多少上方に位置しており、これにより、杖1の使用時に第2シャフト構成部材2bの下端が直に地面に当たって異音を発することがないようにされている。
図1〜図4に示すように、上記したシャフト固定機構は、第2シャフト構成部材2bの上端部の周壁を径方向に貫通し、当該第2シャフト構成部材2bの径方向内方に付勢されたピン6aを有するストッパ手段6と、第1シャフト構成部材2aの外周面に長手方向に沿って形成され、ピン6aの先端部をスライドさせることが可能な溝5と、溝5の底面に穿設され、ピン6aが挿入される複数の係止部の一例である貫通孔5a,5b,・・・と、を備えている。ここで、ピン6aには、第2シャフト構成部材2bの周壁の外側に位置する基端部に摘み6bが一体に形成されており、当該摘み6bを摘まんでピン6aを貫通孔5a,5b,・・・から抜くことができるようにされている(図4の矢印C参照)。
第2シャフト構成部材2bの上端部の外周面には、幅広の輪ゴム6cが取り付けられており、当該幅広の輪ゴム6cの一部はピン6aの基端部に固着されている(図4参照)。そして、これにより、ピン6aは、上記のように第2シャフト構成部材2bの径方向内方に付勢された状態となっている。
かかる構成によれば、シャフト固定機構におけるピン6aの付勢手段を、簡単な構成によって実現することができる。
図4(b)に示すようにストッパ手段6のピン6aが溝5の上端に位置しているとき、当該ピン6aは、幅広の輪ゴム6cによる付勢力によってその先端が溝5の底面に押し付けられる。そして、これにより、第2シャフト構成部材2bが第1シャフト構成部材2a上の第1の所定の位置に固定される。このとき、図6(b)に示すように、第2シャフト構成部材2bの下端面は、第1シャフト構成部材2aの下端面とほぼ面一となる。
図4(b)の状態から第2シャフト構成部材2bを下方にスライドさせると(図4(b)の矢印E参照)、ピン6aの先端部が溝5をスライドして一番上の貫通孔5aに挿入する(図4(a)参照)。そして、これにより、第2シャフト構成部材2bが第1シャフト構成部材2a上の第2の所定の位置に固定される。第2シャフト構成部材2bをさらに下方にスライドさせたい場合には、ストッパ手段6の摘み6bを引っ張り(図4(a)の矢印C参照)、ピン6aの先端を貫通孔5aから抜いて溝5の上に載せればよい。図4(a)の状態から第2シャフト構成部材2bを上方にスライドさせたい場合も、同様である。
また、杖1は、シャフト固定機構において、図4に示す貫通孔5a,5b,・・・の代わりに、図5に示す係止部の一例である補助溝5a’,5b’,・・・を形成してもよい。補助溝5a’,5b’,・・・は、溝5が延びる方向と直交する方向に延び、溝5と一体的に形成され、ピン6aの先端部を溝5からスライドさせることが可能である。この場合、使用者は、図4(b)の状態から第2シャフト構成部材2bを下方にスライドさせ、例えば、図5に示す補助溝5a’が形成された位置にピン6aが配置されたときに、第2シャフト構成部材2bを第1シャフト構成部材2aを軸心として回動させる。これにより、ピン6aの先端部が補助溝5a’内に入り係止され、第2シャフト構成部材2bが第1シャフト構成部材2aに対し、上下に移動するのを規制できる。
図1(b),図2(b),図3(b),図6に示すように、第1シャフト構成部材2aの下端内周縁には、3本の棒状の脚体7a,7b,7cがそれぞれゴム材8a,8b,8cを介して開閉可能に取り付けられている。また、脚体7a,7b,7cの取付部分の下方近傍には、当該脚体7a,7b,7cの内側に(すなわち、当該脚体7a,7b,7cに挟まれた状態で)空気の入ったゴムまり9が配設されており、これにより、脚体7a,7b,7cは、開方向に付勢された状態となっている。また、脚体7a,7b,7cは、球状に膨らんだゴムまり9との接触部分にそれぞれゴム材10a,10b,10cを介して連結されている。
ゴムまり9は、ストッパ手段6のピン6aが溝5の上端に位置した状態で(図4(b)参照)シャフト2の下端から飛び出して球状に膨らみ、これにより、脚体7a,7b,7cが三角錐状に展開保持された状態となるようにされている(図1(b),図2(b),図3(b),図6(b)参照)。
一方、図1(b),図2(b),図3(b),図6(b)の状態から第2シャフト構成部材2bを下方にスライドさせると(図1(b)の矢印B、図6(b)の矢印G参照)、当該第2シャフト構成部材2bの下端内周部によって脚体7a,7b,7cが閉じられていき、それに伴ってゴムまり9が脚体7a,7b,7cに押されて縦長に変形していく。このとき、ストッパ手段6のピン6aの先端部は、溝5を上端から下方にスライドしていき、一番上の貫通孔5aに挿入されて、第2シャフト構成部材2bが第1シャフト構成部材2a上の第2の所定の位置に固定される。そして、脚体7a,7b,7cは、ゴムまり9と共に第2シャフト構成部材2bの下端部内に収納される(図1(a),図2(a),図3(a),図6(a)参照)。
本実施の形態の杖1の構成によれば、このように脚体7a,7b,7cをゴムまり9と共に第2シャフト構成部材2bの下端部内に収納することができるので、使用時における外観が通常の杖と変わらない自立杖を提供することができる。
尚、第2シャフト構成部材2bを、より下方にスライドさせて、ストッパ手段6のピン6aを、より下方の貫通孔5b,・・・に挿入させれば、杖1の長さをより長くすることができる。すなわち、本実施の形態の杖1の構成によれば、使用者の体格に合った長さに調整することが可能な自立杖を提供することができる。
図4(a),図6(a)の状態から、ストッパ手段6のピン6aを貫通孔5aから抜いて溝5の上に載せ、第2シャフト構成部材2bを上方にスライドさせていくと、ピン6aが溝5の上端に達したときに、ゴムまり9がシャフト2の下端から飛び出して球状に膨らみ(図1(b),図2(b),図3(b),図6(b)参照)、これにより、脚体7a,7b,7cが三角錐状に展開保持されて、杖1が自立可能な状態となる。
以上のように、本実施の形態の杖1によれば、第2シャフト構成部材2bを第1シャフト構成部材2a上で上下にスライドさせるという簡単な手動操作により、自立可能な状態と通常の使用状態とを切り替えることができる。従って、本実施の形態によれば、モータ等を必要としない、軽量で低コストの自立杖を提供することができる。
[歩行補助具の使用方法]
次に、本実施の形態における歩行補助具(杖1)の使用方法について説明する。
杖1を使用しない場合には、図4(b)に示すように、ストッパ手段6のピン6aを、溝5の上端に位置した状態にする。このとき、図6(b)に示すように、第2シャフト構成部材2bの下端面が第1シャフト構成部材2aの下端面と面一となり、ゴムまり9がシャフト2の下端から飛び出して球状に膨らむ。そして、これにより、脚体7a,7b,7cが、ゴムまり9に付勢され、シャフト2の下端部分で三角錐状に展開保持される。脚体7a,7b,7cが三角錐状に展開保持されたら、杖1を自立させておく(図1(b),図2(b),図3(b),図6(b)参照)。
杖1を使用する場合には、自立させておいた当該杖1を手に取り、図4(b)の状態から第2シャフト構成部材2bを下方にスライドさせる(図4(b)の矢印E参照)。これにより、ストッパ手段6のピン6aの先端部が溝5をスライドして一番上の貫通孔5aに挿入される(図4(a)の状態)。このとき、第2シャフト構成部材2bの下端が、第1シャフト構成部材2aの下端より突出し、第2シャフト構成部材2bの下端内周部によって、脚体7a,7b,7cの外表面が押圧され、脚体7a,7b,7cが閉じられていき、それに伴ってゴムまり9が脚体7a,7b,7cに押されて縦長に変形していく。そして、脚体7a,7b,7cは、ゴムまり9と共に第2シャフト構成部材2bの下端部内に収納される(図1(a),図2(a),図3(a),図6(a)参照)。
使用者は、この状態で、把手4を手で握ることによってシャフト2を把持し、杖1を使用することができる。
尚、本実施の形態においては、第1シャフト構成部材2aの下端内周縁に、3本の脚体7a,7b,7cがそれぞれゴム材8a,8b,8cを介して開閉可能に取り付けられている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。脚体の数は4本以上であってもよい。また、脚体は、第1シャフト構成部材2aの下端内周縁に機械的に軸支されていてもよい。
また、脚体7a,7b,7cは、第1シャフト構成部材2aの下端より突出する部分を長くするほど、より広範囲に展開し、自立した杖1がより安定する。
また、第1シャフト構成部材2aの溝5には、脚体7a,7b,7cが三角錐状に展開する位置に、ストッパ手段6のピン6aが挿入される貫通孔を形成してもよい。これにより、使用者は、杖1の使用において、当該貫通孔にピン6aを挿入した時には、脚体7a,7b,7cを展開させた状態で使用でき、ピン6aが上記貫通孔5a等に挿入されている時には、脚体7a,7b,7cを第2シャフト構成部材2bの下端部内に収納させた状態で使用できる。即ち、使用者は、杖1を、3点支持の杖としても使用できるし、1点支持の杖としても使用できる。
また、本実施の形態においては、複数の脚体7a,7b,7cの内側に空気の入ったゴムまり9が配設されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。複数の脚体の内側に配設される弾性部材としては、膨らんだ状態が球状の中実の弾性部材を用いることもできる。また、複数の脚体の内側に配設される弾性部材は、例えば図7に示すように、中空あるいは中実の円錐台状の弾性部材11であってもよい。さらに、弾性部材としては、バネ材を用いることもできる。
また、本実施の形態においては、第1シャフト構成部材2aが単一の部材からなる場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。第1シャフト構成部材は、例えば、スライド可能に連結された複数の部材からなっていてもよい。かかる構成によれば、使用者の体型に合わせて長さを調整することが可能な自立杖を提供することができる。
また、本実施の形態においては、下端が開口した中空円筒状の第1シャフト構成部材2aを備える場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。第1シャフト構成部材は、少なくとも下端部分が下端開口の筒状に形成されていればよい。
また、本実施の形態においては、シャフト2の上端に把手4が固定されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。上端に把手を有していない歩行補助具も本発明に含まれる。
さらに、本実施の形態においては、シャフト固定機構が、第2シャフト構成部材2bの周壁を径方向に貫通し、第2シャフト構成部材2bの径方向内方に付勢されたピン6aを有するストッパ手段6と、第1シャフト構成部材2aの外周面に長手方向に沿って形成され、ピン6aの先端部をスライドさせることが可能な溝5と、溝5の底面に穿設され、ピン6aが挿入される貫通孔5a,5b,・・・と、を備えている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
シャフト固定機構は、例えば、スライドキャップを用いた構成であってもよい。
1 杖(歩行補助具)
2 シャフト
2a 第1シャフト構成部材
2b 第2シャフト構成部材
3 石突き
4 把手
5 溝
5a,5b 貫通孔
6 ストッパ手段
6a ピン
6b 摘み
7a,7b,7c 脚体
8a,8b,8c,10a,10b,10c ゴム材
9 ゴムまり(弾性部材)
11 弾性部材

Claims (2)

  1. 使用者に把持されるシャフトと、前記シャフトの下端に設けられた石突きと、を備えた歩行補助具であって、
    前記シャフトは、
    少なくとも下端部分が下端開口の筒状に形成された第1シャフト構成部材と、
    前記第1シャフト構成部材上にスライド可能に装着され、下端に前記石突きが設けられた両端開口の筒状の第2シャフト構成部材と、
    前記第2シャフト構成部材を前記第1シャフト構成部材上の所定の位置に固定するシャフト固定機構と、を備え、
    前記第1シャフト構成部材の下端内周縁には、前記第1シャフト構成部材の下端から突出する複数の脚体が開閉可能に取り付けられ、
    前記複数の脚体は、
    当該複数の脚体の内側の上側で、当該複数の脚体に挟まれた状態で弾性部材が配設され、
    前記第2シャフト構成部材の下端が前記第1シャフト構成部材の下端より上方に配置された状態では、前記第2シャフト構成部材の下端から飛び出し横方向に膨らんだ前記弾性部材により下側が互いに離間する方向に付勢され、開いた状態となり、
    前記第2シャフト構成部材が、前記第1シャフト構成部材上において下方にスライドされ、その下端が前記第1シャフト構成部材の下端より突出した状態では、前記第2シャフト構成部材により閉じる方向に押圧され、内側に配設された前記弾性部材が縦長に変形し、閉じた状態となり、前記第2シャフト構成部材の内部に収納されることを特徴とする歩行補助具。
  2. 前記シャフト固定機構は、
    前記第2シャフト構成部材の周壁を径方向に貫通し、当該第2シャフト構成部材の径方向内方に付勢されたピンを有するストッパ手段と、
    前記第1シャフト構成部材の外周面に長手方向に沿って形成され、前記ピンの先端部をスライドさせることが可能な溝と、
    前記溝に形成され、前記ピンが係止する係止部と、を備え、
    前記第2シャフト構成部材の外周面に取り付けられ、その一部が前記ピンの基端部に固着された幅広の輪ゴムにより、前記ピンが前記第2シャフト構成部材の径方向内方に付勢されている、請求項1に記載の歩行補助具。
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