JPH0889322A - ステップ台付き杖 - Google Patents
ステップ台付き杖Info
- Publication number
- JPH0889322A JPH0889322A JP22419694A JP22419694A JPH0889322A JP H0889322 A JPH0889322 A JP H0889322A JP 22419694 A JP22419694 A JP 22419694A JP 22419694 A JP22419694 A JP 22419694A JP H0889322 A JPH0889322 A JP H0889322A
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- JP
- Japan
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- cane
- outer tube
- lower outer
- base
- inner tube
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- Pending
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- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平地での歩行用杖として好適で、しかも高齢
者または肢体不自由者が階段の上り下りにも快適に使用
でき、簡便に持ち運びできる杖を提供する。 【構成】 元端に握り8を具備する上部内管11と上部
内管11の下部に外嵌摺動し且つ下端に柔軟な合成樹脂
またはゴムの滑り止め40を具備する石突き9を有する
下部外管12とから伸縮自在の長尺の杖主体7を構成す
る。下部外管12上端部につまみ14付き固定金具13
を設けて下部外管12を伸縮調節位置で上部内管11に
固定可能とする。杖主体7の石突き9上部位置に下部外
管12から横に張り出したステップ台3を設ける。ステ
ップ台3の台枠隅部下部に高さ変更可能の支持脚21を
設けて、ステップ台付き杖とする。
者または肢体不自由者が階段の上り下りにも快適に使用
でき、簡便に持ち運びできる杖を提供する。 【構成】 元端に握り8を具備する上部内管11と上部
内管11の下部に外嵌摺動し且つ下端に柔軟な合成樹脂
またはゴムの滑り止め40を具備する石突き9を有する
下部外管12とから伸縮自在の長尺の杖主体7を構成す
る。下部外管12上端部につまみ14付き固定金具13
を設けて下部外管12を伸縮調節位置で上部内管11に
固定可能とする。杖主体7の石突き9上部位置に下部外
管12から横に張り出したステップ台3を設ける。ステ
ップ台3の台枠隅部下部に高さ変更可能の支持脚21を
設けて、ステップ台付き杖とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高齢者または肢体不自
由者が通常は杖又はステッキとして使用し、必要時には
簡易な操作で階段歩行の助けをする杖に関するものであ
る。
由者が通常は杖又はステッキとして使用し、必要時には
簡易な操作で階段歩行の助けをする杖に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より杖又はステッキ等において種々
の構造のものが提案されて使用されているが、それらは
一般に使用目的に応じて作られたものであり、高齢者用
杖のように体を支える杖において、体の支持以外の用途
に使用目的を有する杖は極めて少ない。又、一般的に杖
は着地を一点で行う形式のものであり、この様な杖は平
地での歩行は容易である。しかし、高齢者または肢体自
由者で階段の一段の高さまで足を持ち上げることができ
ない人にとっては、上記の一般的な杖を補助にして、階
段もしくは段差のある道路などを上り下りすることは困
難であって不便は免れなかった。
の構造のものが提案されて使用されているが、それらは
一般に使用目的に応じて作られたものであり、高齢者用
杖のように体を支える杖において、体の支持以外の用途
に使用目的を有する杖は極めて少ない。又、一般的に杖
は着地を一点で行う形式のものであり、この様な杖は平
地での歩行は容易である。しかし、高齢者または肢体自
由者で階段の一段の高さまで足を持ち上げることができ
ない人にとっては、上記の一般的な杖を補助にして、階
段もしくは段差のある道路などを上り下りすることは困
難であって不便は免れなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の従来の杖の欠点を解消し、従来の杖の働きに着目して
平地での歩行用杖としても好適で、しかも高齢者または
肢体不自由者が階段の上り下りにも快適に使用でき、ま
た、簡便に持ち運びできる杖を提供することである。
の従来の杖の欠点を解消し、従来の杖の働きに着目して
平地での歩行用杖としても好適で、しかも高齢者または
肢体不自由者が階段の上り下りにも快適に使用でき、ま
た、簡便に持ち運びできる杖を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、元端に握り
を具備する上部内管と上部内管の下部に外嵌摺動し且つ
下端に石突きを有する下部外管とから伸縮自在の長尺の
杖主体を構成し、下部外管上端部につまみ付き固定金具
を設けて下部外管を伸縮調節位置で上部内管に固定可能
とし、杖主体の石突き上部位置に下部外管から横に張り
出したステップ台を有し、ステップ台の台枠隅部下部に
支持脚を設けたことを特徴とするステップ台付き杖であ
る。
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、元端に握り
を具備する上部内管と上部内管の下部に外嵌摺動し且つ
下端に石突きを有する下部外管とから伸縮自在の長尺の
杖主体を構成し、下部外管上端部につまみ付き固定金具
を設けて下部外管を伸縮調節位置で上部内管に固定可能
とし、杖主体の石突き上部位置に下部外管から横に張り
出したステップ台を有し、ステップ台の台枠隅部下部に
支持脚を設けたことを特徴とするステップ台付き杖であ
る。
【0005】請求項2の発明では、元端に握りを具備す
る上部内管と上部内管の下部に外嵌摺動し且つ下端に石
突きを有する下部外管とから伸縮自在の長尺の杖主体を
構成し、下部外管上端部につまみ付き固定金具を設けて
下部外管を伸縮調節位置で上部内管に固定可能とし、杖
主体の石突き上部位置に下部外管から横に張り出したス
テップ台を有し、ステップ台の台枠四隅部下部に支持脚
を設け、ステップ台の台枠を回動自在に内嵌する連結環
を下部外管に固着し、ステップ台を下部外管に副わせて
上側に折り上げ回動自在とし、支持脚と下部外管との間
にステップ台の折り上げ回動に連動して支持脚を台枠に
副わせて折り下げるリンク機構を設けたことを特徴とす
るステップ台付き杖である。
る上部内管と上部内管の下部に外嵌摺動し且つ下端に石
突きを有する下部外管とから伸縮自在の長尺の杖主体を
構成し、下部外管上端部につまみ付き固定金具を設けて
下部外管を伸縮調節位置で上部内管に固定可能とし、杖
主体の石突き上部位置に下部外管から横に張り出したス
テップ台を有し、ステップ台の台枠四隅部下部に支持脚
を設け、ステップ台の台枠を回動自在に内嵌する連結環
を下部外管に固着し、ステップ台を下部外管に副わせて
上側に折り上げ回動自在とし、支持脚と下部外管との間
にステップ台の折り上げ回動に連動して支持脚を台枠に
副わせて折り下げるリンク機構を設けたことを特徴とす
るステップ台付き杖である。
【0006】請求項3の発明では、杖主体側に切欠部を
有する半円筒状の保持枠をステップ台の台枠四隅部下部
に固設し、杖主体に遠い側の2本の保持枠間と近い側の
2本の保持枠間にそれぞれリンク横棒を軸支し、支持脚
をリンク横棒に固設して保持枠内に設け、各リンク横棒
から下垂する下垂短杆をリンク横棒に固設し、2本の短
杆同志を連係するリンク縦棒を下垂短杆の下端に軸支
し、かつ、柱主体の下部外管と杖主体側の下垂短杆との
間に規制棒を軸支してリンク機構としたことを特徴とす
る請求項2の手段におけるステップ台付き杖である。
有する半円筒状の保持枠をステップ台の台枠四隅部下部
に固設し、杖主体に遠い側の2本の保持枠間と近い側の
2本の保持枠間にそれぞれリンク横棒を軸支し、支持脚
をリンク横棒に固設して保持枠内に設け、各リンク横棒
から下垂する下垂短杆をリンク横棒に固設し、2本の短
杆同志を連係するリンク縦棒を下垂短杆の下端に軸支
し、かつ、柱主体の下部外管と杖主体側の下垂短杆との
間に規制棒を軸支してリンク機構としたことを特徴とす
る請求項2の手段におけるステップ台付き杖である。
【0007】請求項4の発明では、杖主体の上部を屈曲
して元端の握りを略水平としたことを特徴とする請求項
1ないし請求項3のいずれかの手段におけるステップ台
付き杖である。
して元端の握りを略水平としたことを特徴とする請求項
1ないし請求項3のいずれかの手段におけるステップ台
付き杖である。
【0008】請求項5の発明では、杖の石突きおよび支
持脚は伸縮自在に高さ調節可能な内管と外管からなり、
外管は高さ調整用の押し込みピン挿入用のピン孔を有
し、かつ、内管は外方に弾撥されて突出する高さ調整用
の押し込みピンを有することを特徴とする請求項1ない
し請求項4のいずれかの手段におけるステップ台付き杖
である。
持脚は伸縮自在に高さ調節可能な内管と外管からなり、
外管は高さ調整用の押し込みピン挿入用のピン孔を有
し、かつ、内管は外方に弾撥されて突出する高さ調整用
の押し込みピンを有することを特徴とする請求項1ない
し請求項4のいずれかの手段におけるステップ台付き杖
である。
【0009】
【作用】本発明のステップ台付き杖は、杖主体は通常歩
行用杖として体を支持する働きをする。この杖主体の下
部に設けられ杖主体から横に張り出したステップ台は、
その高さが通常の階段の高さの略2分の1の高さで、そ
の大きさは片足が載る大きさであり、軽量で歩行用杖と
しての使用に支障はない。
行用杖として体を支持する働きをする。この杖主体の下
部に設けられ杖主体から横に張り出したステップ台は、
その高さが通常の階段の高さの略2分の1の高さで、そ
の大きさは片足が載る大きさであり、軽量で歩行用杖と
しての使用に支障はない。
【0010】特に、ステップ台が折り畳み構造となった
ものは、リンク機構によりステップ台の使用準備或いは
折り上げが即座に容易に行える。
ものは、リンク機構によりステップ台の使用準備或いは
折り上げが即座に容易に行える。
【0011】歩行用杖として使用するときはステップ台
を杖主体に副って折り上げられるので、歩行用に支障と
なることは全くない。即ち、杖として使用する場合には
可動部を中心にして、ステップ台を杖主体方向に引き上
げると、ステップ台に具備されているリンク機構により
支持脚がステップ台に引き寄せられて、最終的にステッ
プ台枠を杖主体に設けた止め金具に係着すると支持脚は
ステップ台に密着固定されることになる。また、階段昇
降補助として使用する場合は、止め金具に係着されてい
るステップ台枠を止め金具より外し、地面方向に引き下
げるとステップ台に具備されているリンク機構により支
持脚がステップ台より離れ、杖主体とステップ台が直角
になった時に支持脚もステップ台と直角になり地面に当
接して使用可能状態となる。
を杖主体に副って折り上げられるので、歩行用に支障と
なることは全くない。即ち、杖として使用する場合には
可動部を中心にして、ステップ台を杖主体方向に引き上
げると、ステップ台に具備されているリンク機構により
支持脚がステップ台に引き寄せられて、最終的にステッ
プ台枠を杖主体に設けた止め金具に係着すると支持脚は
ステップ台に密着固定されることになる。また、階段昇
降補助として使用する場合は、止め金具に係着されてい
るステップ台枠を止め金具より外し、地面方向に引き下
げるとステップ台に具備されているリンク機構により支
持脚がステップ台より離れ、杖主体とステップ台が直角
になった時に支持脚もステップ台と直角になり地面に当
接して使用可能状態となる。
【0012】さらに、杖主体およびステップ台の支持脚
は石突き内管の長さを押し込みピンにより変更されるの
で、ステップ台の高さの変更が階段の高さに適応して容
易に変更できる。
は石突き内管の長さを押し込みピンにより変更されるの
で、ステップ台の高さの変更が階段の高さに適応して容
易に変更できる。
【0013】
【実施例】本発明の1実施例を図1を参照して説明す
る。図1の(a)において、歩行時に通常の杖として使
用される杖主体7は上部内管11と下部外管12から構
成する。上部内管11は上部を屈曲して上端の元端を略
水平とし、この元端に握り8を設ける。上部内管11の
下端は、下部外管12の上端内に摺動的に嵌合され、杖
主体7の長さが調節される。下部外管12の下端は石突
き9で滑り止めごむ40を具備する。下部外管12の下
端の石突き9から略7〜8cm高い上部位置で、下部外管
12から横に張り出したステップ台3が設けられる。ス
テップ台3の上面は片足が載る大きさのステップ台板1
0が張ってある。ステップ台3の台枠隅部下部に4本の
支持脚21を設ける。この支持脚21は下部外管12の
下端の石突き9と同様に滑り止めごむ40を具備する。
下部外管12の下端および支持脚21は、後記の図2の
(c)に示される二重管から構成され高さが調節できる
構造となっている。ステップ台3の上面の大きさは片足
を安全に載せることが出来る大きさとなっている。図1
の(b)は上部内管11と下部外管12の嵌合部Aの切
断断面図で、杖主体7の長さの調節構造を示す。図にお
いて上部内管11の下端部を内部に嵌挿した下部外管1
2の上端部にはねじ孔が設けられ、このねじ孔につまみ
14を具備したねじを有する固定金具13が螺合されて
いる。この固定金具13のつまみ14を締めると上部内
管11が下部外管12の固定金具13に押圧されて上部
内管11が固定される。
る。図1の(a)において、歩行時に通常の杖として使
用される杖主体7は上部内管11と下部外管12から構
成する。上部内管11は上部を屈曲して上端の元端を略
水平とし、この元端に握り8を設ける。上部内管11の
下端は、下部外管12の上端内に摺動的に嵌合され、杖
主体7の長さが調節される。下部外管12の下端は石突
き9で滑り止めごむ40を具備する。下部外管12の下
端の石突き9から略7〜8cm高い上部位置で、下部外管
12から横に張り出したステップ台3が設けられる。ス
テップ台3の上面は片足が載る大きさのステップ台板1
0が張ってある。ステップ台3の台枠隅部下部に4本の
支持脚21を設ける。この支持脚21は下部外管12の
下端の石突き9と同様に滑り止めごむ40を具備する。
下部外管12の下端および支持脚21は、後記の図2の
(c)に示される二重管から構成され高さが調節できる
構造となっている。ステップ台3の上面の大きさは片足
を安全に載せることが出来る大きさとなっている。図1
の(b)は上部内管11と下部外管12の嵌合部Aの切
断断面図で、杖主体7の長さの調節構造を示す。図にお
いて上部内管11の下端部を内部に嵌挿した下部外管1
2の上端部にはねじ孔が設けられ、このねじ孔につまみ
14を具備したねじを有する固定金具13が螺合されて
いる。この固定金具13のつまみ14を締めると上部内
管11が下部外管12の固定金具13に押圧されて上部
内管11が固定される。
【0014】続いて、本発明の図2および図3に示す第
2実施例について説明する。この実施例は、上記の図1
の実施例と異なり、通常の歩行時にはステップ台3が杖
主体7に副って折り上げ歩行時の邪魔にならないように
できる。ステップ台3は方形の台枠20からなり、図2
ないし図3では図示しないが、台枠20にはステップ台
板が張られている。
2実施例について説明する。この実施例は、上記の図1
の実施例と異なり、通常の歩行時にはステップ台3が杖
主体7に副って折り上げ歩行時の邪魔にならないように
できる。ステップ台3は方形の台枠20からなり、図2
ないし図3では図示しないが、台枠20にはステップ台
板が張られている。
【0015】台枠の4隅部下部には支持脚21の半円筒
状の保持枠22が半円筒状の切欠きを杖主体7側に向け
て固着されている。これらの4本の保持枠22は、杖主
体7に遠い2本の保持枠22の1組と杖主体7に近い2
本の保持枠22の1組の2組からなり、リンク機構を構
成するために、各組の保持枠22にリンク横棒23が挿
通されている。リンク横棒23には保持枠22に嵌合す
る支持脚21が挿通され剛的に固設されている。即ち、
図2の(b)に見られるように、それぞれの組の保持枠
22と保持枠22内の支持脚21にリンク横棒23が挿
通され、リンク横棒23は保持枠22の軸孔に軸支され
保持枠22の外側で係止頭部25で係止されている。一
方、支持脚21はリンク横棒23に溶着部24で剛的に
固設されている。従ってリンク横棒23を回転すると支
持脚21はリンク横棒23と共に回転する。2本のリン
ク横棒23の中央部から下垂する短杆27が溶着されて
いる。2本の短杆27の下端のリンク軸26、26間に
はリンク縦棒28が軸支されている。さらに、杖主体7
に近い短杆27のリンク軸26にはリンク規制杆29の
一端が軸支され、リンク規制杆29の他端は杖主体7の
下部に軸支されている。
状の保持枠22が半円筒状の切欠きを杖主体7側に向け
て固着されている。これらの4本の保持枠22は、杖主
体7に遠い2本の保持枠22の1組と杖主体7に近い2
本の保持枠22の1組の2組からなり、リンク機構を構
成するために、各組の保持枠22にリンク横棒23が挿
通されている。リンク横棒23には保持枠22に嵌合す
る支持脚21が挿通され剛的に固設されている。即ち、
図2の(b)に見られるように、それぞれの組の保持枠
22と保持枠22内の支持脚21にリンク横棒23が挿
通され、リンク横棒23は保持枠22の軸孔に軸支され
保持枠22の外側で係止頭部25で係止されている。一
方、支持脚21はリンク横棒23に溶着部24で剛的に
固設されている。従ってリンク横棒23を回転すると支
持脚21はリンク横棒23と共に回転する。2本のリン
ク横棒23の中央部から下垂する短杆27が溶着されて
いる。2本の短杆27の下端のリンク軸26、26間に
はリンク縦棒28が軸支されている。さらに、杖主体7
に近い短杆27のリンク軸26にはリンク規制杆29の
一端が軸支され、リンク規制杆29の他端は杖主体7の
下部に軸支されている。
【0016】図3の(d)に見られるように、最も杖主
体7に近い台枠20の台枠円管31は下部外管12に溶
着部39で溶着されている円環32に回転自在に挿通嵌
合されている。従って、ステップ台3は円環32を支点
に回転し、杖主体7から遠い台枠20が上方に折り上が
って杖主体7に接する。そこで、図3の(c)に見られ
るように、下部外管12に溶着部39で溶着して設けた
半円弧状の上下の嵌合片33に、この上方に折り上がっ
た台枠20を嵌合可能とする。
体7に近い台枠20の台枠円管31は下部外管12に溶
着部39で溶着されている円環32に回転自在に挿通嵌
合されている。従って、ステップ台3は円環32を支点
に回転し、杖主体7から遠い台枠20が上方に折り上が
って杖主体7に接する。そこで、図3の(c)に見られ
るように、下部外管12に溶着部39で溶着して設けた
半円弧状の上下の嵌合片33に、この上方に折り上がっ
た台枠20を嵌合可能とする。
【0017】図2の(c)に見られるように、杖主体7
の下部外管12の下端部および支持脚21は、下部に石
突き9の滑り止めゴム40を嵌着する石突き内管18が
はめ込まれた二重管構造で、下部外管12の下端部はピ
ン孔15が縦に1〜1.5cm離間して3個設けられてい
る。このピン孔15に石突き内管18内に装着されたば
ね17で弾撥方向19に付勢された押し込みピン16の
頭が嵌入し、ステップ台3および杖主体7の高さが階段
の高さに適合させて調節される。ピン孔15の径は手指
が入る大きさとするので、ピン16の挿着されているピ
ン孔15の位置を変更するときは、ピン孔15に指先を
入れてピン16の頭を押してピン16をピン孔15から
外し、石突き内管18を適宜上下に移動すると、他のピ
ン孔15にピン16の頭が滑って挿着される。
の下部外管12の下端部および支持脚21は、下部に石
突き9の滑り止めゴム40を嵌着する石突き内管18が
はめ込まれた二重管構造で、下部外管12の下端部はピ
ン孔15が縦に1〜1.5cm離間して3個設けられてい
る。このピン孔15に石突き内管18内に装着されたば
ね17で弾撥方向19に付勢された押し込みピン16の
頭が嵌入し、ステップ台3および杖主体7の高さが階段
の高さに適合させて調節される。ピン孔15の径は手指
が入る大きさとするので、ピン16の挿着されているピ
ン孔15の位置を変更するときは、ピン孔15に指先を
入れてピン16の頭を押してピン16をピン孔15から
外し、石突き内管18を適宜上下に移動すると、他のピ
ン孔15にピン16の頭が滑って挿着される。
【0018】杖主体の握り8の高さ調節機構がこの第2
の実施例では、図1の(b)に示す杖主体7の上部内管
11と下部外管12の伸縮による高さ調節機構に代え
て、図3の(b)に見られるように、上部内管11に設
けたピン孔37に筒30内のばね36で内方の付勢方向
38に付勢されている固定金具のピン34を挿通し、上
部内管11を下部外管12に固定する高さ調節機構を有
する。固定金具の握り35をばね36の付勢力38に抗
して筒30から引っ張り、ピン34をピン孔37から引
き抜き、上部内管11を上下に移動して他のピン孔37
に嵌入して杖主体の長さを調節する。
の実施例では、図1の(b)に示す杖主体7の上部内管
11と下部外管12の伸縮による高さ調節機構に代え
て、図3の(b)に見られるように、上部内管11に設
けたピン孔37に筒30内のばね36で内方の付勢方向
38に付勢されている固定金具のピン34を挿通し、上
部内管11を下部外管12に固定する高さ調節機構を有
する。固定金具の握り35をばね36の付勢力38に抗
して筒30から引っ張り、ピン34をピン孔37から引
き抜き、上部内管11を上下に移動して他のピン孔37
に嵌入して杖主体の長さを調節する。
【0019】この第2実施例のリンク機構の働きについ
て説明する。このステップ台付き杖のステップ台を折り
上げて、歩行時の使用状態とするとき、杖主体7から遠
い台枠20を上方に手で持ち上げる。すると、杖主体7
に近い短杆27はリンク規制杆29に規制されているの
で下方に引っ張られ、さらにリンク縦棒28に引っ張ら
れて杖主体7に遠い短杆27も下方に引っ張られる。従
って、それぞれのリンク横棒23は保持枠22に対して
下方即ち反時計周りに回動し、その結果支持脚21を下
側に回動して、杖主体7に副わせることとなる。そこ
で、図3の(c)のように嵌合片33中に台枠20を嵌
合して保持させると、支持脚21は図3の(a)のよう
に、杖主体7と同方向に折り下げてステップ台3は杖主
体7に副って折り上げ状態となる。
て説明する。このステップ台付き杖のステップ台を折り
上げて、歩行時の使用状態とするとき、杖主体7から遠
い台枠20を上方に手で持ち上げる。すると、杖主体7
に近い短杆27はリンク規制杆29に規制されているの
で下方に引っ張られ、さらにリンク縦棒28に引っ張ら
れて杖主体7に遠い短杆27も下方に引っ張られる。従
って、それぞれのリンク横棒23は保持枠22に対して
下方即ち反時計周りに回動し、その結果支持脚21を下
側に回動して、杖主体7に副わせることとなる。そこ
で、図3の(c)のように嵌合片33中に台枠20を嵌
合して保持させると、支持脚21は図3の(a)のよう
に、杖主体7と同方向に折り下げてステップ台3は杖主
体7に副って折り上げ状態となる。
【0020】図4および図5を参照して、階段昇降時の
使用方法を説明する。丸付き数字は使用時の順序を示
す。例えば、右足の上げ下げに不自由がある人の場合
に、階段を上がる時は、階段の下から1段目2の手前
で、右足の横にステップ台3を置く。ステップ台3に
右足4を載せる。右足4を支軸にして左足5を浮か
せ、左足5を階段の下から1段目2に載せる。左足5
を支軸にして右足4を浮かせ、右足4を1段目2に載せ
る。これで階段を1段上がる場合の1サイクルが終了す
る。再び上記のの状態になる。即ち、ステップ台3
を手で階段の1段目2の右足の横に上げる。ついで、
上記と同様に再度右足4をステップ台3に載せる。こ
の動作を繰り返すことにより、杖利用者が階段を上がる
時に本発明のステップ台付き杖が補助用具となる。
使用方法を説明する。丸付き数字は使用時の順序を示
す。例えば、右足の上げ下げに不自由がある人の場合
に、階段を上がる時は、階段の下から1段目2の手前
で、右足の横にステップ台3を置く。ステップ台3に
右足4を載せる。右足4を支軸にして左足5を浮か
せ、左足5を階段の下から1段目2に載せる。左足5
を支軸にして右足4を浮かせ、右足4を1段目2に載せ
る。これで階段を1段上がる場合の1サイクルが終了す
る。再び上記のの状態になる。即ち、ステップ台3
を手で階段の1段目2の右足の横に上げる。ついで、
上記と同様に再度右足4をステップ台3に載せる。こ
の動作を繰り返すことにより、杖利用者が階段を上がる
時に本発明のステップ台付き杖が補助用具となる。
【0021】階段を下る時は、ステップ台3を手で階
段の上の上の階の床面6から上から1段目2に降ろす。
右足4をステップ台3に載せる。左足5を1段目2
に下ろす。右足4をステップ台3より1段目2に下ろ
す。これで階段を1段下がる場合の1サイクルが終了
し、再び上記のの状態になる。即ち、ステップ台3
を手で階段の上から2段目に降ろす。右足4をステッ
プ台3に載せる。この動作を繰り返すことにより、杖利
用者が階段を下る時に本発明のステップ台付き杖が補助
用具となる。
段の上の上の階の床面6から上から1段目2に降ろす。
右足4をステップ台3に載せる。左足5を1段目2
に下ろす。右足4をステップ台3より1段目2に下ろ
す。これで階段を1段下がる場合の1サイクルが終了
し、再び上記のの状態になる。即ち、ステップ台3
を手で階段の上から2段目に降ろす。右足4をステッ
プ台3に載せる。この動作を繰り返すことにより、杖利
用者が階段を下る時に本発明のステップ台付き杖が補助
用具となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステップ
台付き杖は、杖主体は通常歩行用杖として体を支持する
とともに、この杖主体の下部に設けられ杖主体から横に
張り出したステップ台を使用することにより、階段を昇
降するときの階段の1段の高さを半減して足の持ち上げ
を容易にする補助具の働きをする。さらに、杖主体の長
さの調節およびステップ台の高さの調節が容易にでき、
足の不自由な身障者や老齢者が簡便に使用できる。特
に、ステップ台が折り畳み構造となったものは、リンク
機構の採用によりステップ台の出し入れが迅速に行え、
歩行時はステップ台が横に張り出すことがないので歩行
の障害となることもない。
台付き杖は、杖主体は通常歩行用杖として体を支持する
とともに、この杖主体の下部に設けられ杖主体から横に
張り出したステップ台を使用することにより、階段を昇
降するときの階段の1段の高さを半減して足の持ち上げ
を容易にする補助具の働きをする。さらに、杖主体の長
さの調節およびステップ台の高さの調節が容易にでき、
足の不自由な身障者や老齢者が簡便に使用できる。特
に、ステップ台が折り畳み構造となったものは、リンク
機構の採用によりステップ台の出し入れが迅速に行え、
歩行時はステップ台が横に張り出すことがないので歩行
の障害となることもない。
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】第2の実施例のステップ台の折り上げ状態を説
明する図である。
明する図である。
【図4】本発明のステップ台付き杖で階段を上がる時の
使用説明図である。
使用説明図である。
【図5】本発明のステップ台付き杖で階段を降りる時の
使用説明図である。
使用説明図である。
1 下の階の床面 2 1段目 3 ステップ台 4 右足 5 左足 6 上の階の床面 7 杖主体 8 握り 9 石突き 10 台板 11 上部内管 12 下部外管 13 固定金具 14 つまみ 15 ピン孔 16 押し込みピン 17 ばね 18 石突き内管 19 弾撥方向 20 台枠 21 支持脚 22 保持枠 23 リンク横棒 24 溶着部 25 係止頭部 26 リンク軸 27 短杆 28 リンク縦棒 29 リンク規制棒 30 長さ調整部筒 31 台枠円管 32 円環 33 嵌合片 34 ピン 35 握り 36 ばね 37 ピン孔 38 付勢力 39 溶着部 40 滑り止めゴム
Claims (5)
- 【請求項1】 元端に握りを具備する上部内管と上部内
管の下部に外嵌摺動し且つ下端に石突きを有する下部外
管とから伸縮自在の長尺の杖主体を構成し、下部外管上
端部につまみ付き固定金具を設けて下部外管を伸縮調節
位置で上部内管に固定可能とし、杖主体の石突き上部位
置に下部外管から横に張り出したステップ台を有し、ス
テップ台の台枠隅部下部に支持脚を設けたことを特徴と
するステップ台付き杖。 - 【請求項2】 元端に握りを具備する上部内管と上部内
管の下部に外嵌摺動し且つ下端に石突きを有する下部外
管とから伸縮自在の長尺の杖主体を構成し、下部外管上
端部につまみ付き固定金具を設けて下部外管を伸縮調節
位置で上部内管に固定可能とし、杖主体の石突き上部位
置に下部外管から横に張り出したステップ台を有し、ス
テップ台の台枠四隅部下部に支持脚を設け、ステップ台
の台枠を回動自在に内嵌する連結環を下部外管に固着
し、ステップ台を下部外管に副わせて上側に折り上げ回
動自在とし、支持脚と下部外管との間にステップ台の折
り上げ回動に連動して支持脚を台枠に副わせて折り下げ
るリンク機構を設けたことを特徴とするステップ台付き
杖。 - 【請求項3】 杖主体側に切欠部を有する半円筒状の保
持枠をステップ台の台枠四隅部下部に固設し、杖主体に
遠い側の2本の保持枠間と近い側の2本の保持枠間にそ
れぞれリンク横棒を軸支し、支持脚をリンク横棒に固設
して保持枠内に設け、各リンク横棒から下垂する下垂短
杆をリンク横棒に固設し、2本の短杆同志を連係するリ
ンク縦棒を下垂短杆の下端に軸支し、かつ、柱主体の下
部外管と杖主体側の下垂短杆との間に規制棒を軸支して
リンク機構としたことを特徴とする請求項2記載のステ
ップ台付き杖。 - 【請求項4】 杖主体の上部を屈曲して元端の握りを略
水平としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載のステップ台付き杖。 - 【請求項5】 杖の石突きおよび支持脚は伸縮自在に高
さ調節可能な内管と外管からなり、外管は高さ調整用の
押し込みピン挿入用のピン孔を有し、かつ、内管は外方
に弾撥されて突出する高さ調整用の押し込みピンを有す
ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
に記載のステップ台付き杖。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22419694A JPH0889322A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ステップ台付き杖 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22419694A JPH0889322A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ステップ台付き杖 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0889322A true JPH0889322A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16810034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22419694A Pending JPH0889322A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ステップ台付き杖 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0889322A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006130138A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Seiichi Shinohara | 杖用先端弾性部材及び歩行用杖 |
US7261113B2 (en) * | 2004-04-15 | 2007-08-28 | John Tartaglia | Step-up cane |
US7360547B2 (en) * | 2004-10-19 | 2008-04-22 | Carlson Ann M | Walking assist device and associated methods |
JP2008148894A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Akifumi Yamanoi | 歩行補助用杖 |
WO2011146200A2 (en) * | 2010-05-15 | 2011-11-24 | Kevin Roger Kline | Adaptable mobility aid device for level and inclined walkways and for stairs |
JP5945055B1 (ja) * | 2015-11-09 | 2016-07-05 | 光 大井 | 多脚杖 |
JP2017035406A (ja) * | 2015-08-14 | 2017-02-16 | 健一 國澤 | 歩行補助具 |
JP2020092773A (ja) * | 2018-12-11 | 2020-06-18 | フジホーム株式会社 | 多脚杖 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP22419694A patent/JPH0889322A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008148894A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Akifumi Yamanoi | 歩行補助用杖 |
WO2011146200A2 (en) * | 2010-05-15 | 2011-11-24 | Kevin Roger Kline | Adaptable mobility aid device for level and inclined walkways and for stairs |
WO2011146200A3 (en) * | 2010-05-15 | 2012-02-23 | Kevin Roger Kline | Adaptable mobility aid device for level and inclined walkways and for stairs |
US8302974B2 (en) | 2010-05-15 | 2012-11-06 | Kevin Roger Kline | Adaptable mobility aid device for level and inclined walkways and for stairs |
JP2017035406A (ja) * | 2015-08-14 | 2017-02-16 | 健一 國澤 | 歩行補助具 |
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JP2020092773A (ja) * | 2018-12-11 | 2020-06-18 | フジホーム株式会社 | 多脚杖 |
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