JP6576708B2 - 固体撮像装置及びカメラモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に撮像素子が固定された固体撮像装置、及び固体撮像装置を備えるカメラモジュールに関する。
近年、スマートフォン及びタブレット等の携帯端末機器が薄型化している。薄型化に伴い、携帯端末機器に搭載されるカメラモジュールも数十μmのオーダーで低背化が進められている。また、カメラモジュールの高画素化も進められており、20M(2000万画素)を超えるものが出現している。高画素化に伴い、撮像素子の基板に対するあおり(実装傾き・搭載傾き)の許容範囲が狭くなっている。
各社が鎬を削るなか、望まれる性能(薄型化・あおりの低減)を実現できない場合、携帯端末機器に搭載されるカメラモジュールの選定から落ち、ビジネスに繋げることができない。したがって、僅かな性能向上であっても、重要である。
僅かなあおりが出力画像の片ボケを引き起こすため、撮像素子のあおりに合わせてレンズ等の光学部を搭載する方法がある。この方法は、特定の装置が必要であり、特殊な接着剤が必要である。このため、カメラモジュールが非常に高価になるという問題がある。
これに対し、特許文献1は、プリント基板上に導電性材料による導電パターンを形成し、該導電パターン上に撮像素子を直接に載置する構成を開示し、薄型化とあおりの低減とを実現している。また、該導電パターン上にレジストを塗布した後撮像素子を載置する構成も開示している。
特開2007−59581号公報(2007年3月8日公開)
しかしながら、上記特許文献1に開示されている固体撮像装置の、該導電パターン上に撮像素子を直接に載置する構成においては、次のように課題がある。外部からの電気ノイズが該導電パターンを通じて撮像素子に影響しやすいため。撮像素子から取得される画像が劣化したり、撮像素子が故障したりすることがある。
また、上記特許文献1に開示されている固体撮像装置の、該導電パターン上にレジストを塗布した後撮像素子を載置する構成においては、レジストの層の厚さが該導電パターンの幅に依存し、該導電パターン上のレジスト層が平坦でないことが開示されている。そのため、撮像素子のあおりの抑制が困難である。
本発明に係る固体撮像装置は、導電パターンが形成されたベース基板と、前記ベース基板の所定領域に接着された撮像素子と、を含む固体撮像装置であって、前記所定領域に部分的に、絶縁性材料により、前記撮像素子が載置されるための台座が形成されており、前記所定領域の前記台座が形成されない部分には、前記撮像素子が接着されるための、絶縁性の接着層が形成されており、前記台座は平坦であり、前記絶縁性材料は、前記ベース基板の表面を保護するソルダーレジストであることを特徴としている。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、導電パターンが形成されたベース基板と、前記ベース基板の所定領域に接着された撮像素子と、を含む固体撮像装置の製造方法であって、前記所定領域に部分的に、絶縁性材料により、前記撮像素子を載置するための台座を形成する第1工程と、前記所定領域の前記台座を形成しない部分に、前記撮像素子を接着するための接着層を形成する第2工程と、を含み、前記台座は平坦であり、前記絶縁性材料は、前記ベース基板の表面を保護するソルダーレジストであることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、絶縁性材料により台座が形成され、接着層剤も絶縁性であるため、撮像素子は導電パターンから絶縁されている。これにより、外部からの電気ノイズが撮像素子に影響しにくい固体撮像装置を実現できる。
さらに、上記構成によれば、台座の上に撮像素子が載置されるため、撮像素子が接着層の上で動いて傾くことがない。また、台座が平坦であるため、撮像素子はベース基板に対して平行に載置される。これにより、撮像素子のあおりを抑制することができる。
さらに、台座の上に接着層を重ねず、台座の間に接着層を形成するため、固体撮像装置を薄型化することができる。
すなわち、撮像素子への電気ノイズの侵入の防止と、撮像素子のあおりの抑制と、固体撮像装置の薄型化と、を同時に実現することができる。
本発明の一実施形態に係るカメラモジュールの概略構成を示す断面図である。 図1に示したカメラモジュールの備えるベース基板の概略構成を示す図である。 図1に示したカメラモジュールの備えるベース基板に周辺部品を実装した概略構成を示す図である。 図1に示したカメラモジュールの備えるベース基板に接着剤を塗布した概略構成を示す図である。 図1に示したカメラモジュールの備えるベース基板にさらに、撮像素子40を実装した概略構成を示す図である。また、図1に示したカメラモジュールの備える固体撮像装置の概略構成を示す図でもある。 図1に示したカメラモジュールの備える固体撮像装置に接着部分となる接着剤を塗布した概略構成を示す図である。 基材の表面に塗布されたソルダーレジストの平坦性を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る固体撮像装置の薄型化を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る固体撮像装置おける撮像素子のあおりの抑制を説明するための図である。 図1に示したカメラモジュールの備えるベース基板の他の実施形態を説明する図である。 従来のカメラモジュールの概略構成を示す図である。
まず、従来技術について図11に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図11は、従来のカメラモジュール101の概略構成を示す図である。図11(a)は、カメラモジュール101の断面図であり、図11(b)は、カメラモジュール101の備える固体撮像装置102と接着部分104との上面図であり、図11(c)と図11(d)とは、固体撮像装置102の備えるベース基板110のC−C矢視断面図とD−D矢視断面図である。
従来のカメラモジュール101は、固体撮像装置102と光学部103と接着部分104とを備える。
固体撮像装置102は、ベース基板110、周辺部品120、接着剤(ダイボンドペースト)130、撮像素子140、および金線150を備える。光学部103は、レンズ181、レンズバレル182、ホルダー183、および赤外線カットフィルタ184を備える。また、ベース基板110は、基材111と導電パターン112とソルダーレジスト113とを備える。
カメラモジュール101は、以下のように製造される。
まず、基材111に、金メッキにより導電パターン112を形成する。そして、回路素子を接続するための電極を露出するように、基材111と導電パターン112とをソルダーレジスト113で被覆し、保護する。
それから、ベース基板110上に、リフロー法で周辺部品120をハンダ付けし、実装する。そして、ハンダに含まれるフラックスが撮像素子140に付着して、悪影響を及ぼさないように、ベース基板110を洗浄する。
それから、ベース基板110の撮像素子140を載置する領域に、ソルダーレジスト113の上から、接着剤130を塗布する。そして、ベース基板110に撮像素子140を接着し、実装する。なお、接着剤130は、20〜30μmの厚さで塗布したが、接着シート(ダイボンドシート)を用いてもよい。接着シートの長所は、塗布装置の精度にあまり左右されずに、撮像素子140のあおりを抑制できることである。一方、近年の塗布装置は高精度化により、塗布の量と位置とが安定しているため、比較的高価な接着シートはあまり用いられていない。
それから、撮像素子140を導電パターン112の電極部分に、金線150により接続(ワイヤボンディング)する。そして、接着部分104になる接着剤を塗布する。
それから、別に用意した光学部103を固体撮像装置102に接着部分104を介して接着し、搭載し、カメラモジュール101が完成する。なお、赤外線カットフィルタ184を有する樹脂製のセンサカバーを、ホルダー183と別に搭載するカメラモジュールもある。また、VCM(Vibration Compensation Module、手振れ補正モジュール)を搭載するカメラモジュールもある。また、フレキシブル基板、天面の化粧版、及び電磁波障害対策用のシールドケースを更にカメラモジュールが備える場合もある。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などはあくまで一実施形態に過ぎず、これらによってこの発明の範囲が限定解釈されるべきではない。
本発明の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明すれば以下のとおりである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図9に基づいて説明する。
(カメラモジュールの概要)
図1は、本実施形態に係るカメラモジュール1の概略構成を示す断面図である。
カメラモジュール1は、固体撮像装置2と光学部3と接着部分4とを含む。
固体撮像装置2は、ベース基板10、周辺部品20、接着剤30(接着層)、撮像素子40、及び金線50を含む。光学部3は、レンズ81、レンズバレル82、ホルダー83、および赤外線カットフィルタ84を含む。
ベース基板10はプリント基板であり、基材11、及びソルダーレジスト13を含む。また、ベース基板10には、導電パターン12が形成されている。
基材11は周辺部品20と撮像素子40とを実装し、光学部3を搭載するのに十分な機械的強度を有し、その表面及び内部に、導電パターン12が形成されている。導電パターン12は、10μmの厚さの導電性材料による配線パターンであり、金銀銅等の金属メッキにより形成される。また、導電パターン12は回路素子(周辺部品20及び撮像素子40など)を接続するための電極を含む。
ソルダーレジスト13は、25μmの厚さであり、絶縁性材料である感光性の硬化樹脂の被膜である。基材11の下側のソルダーレジスト13は基材11の全面を被覆し、基材11の上側のソルダーレジスト13は、撮像素子40を載置する台座14を含む所定パターンに形成されている。
周辺部品20は、撮像素子40からの信号を処理するDSP(Digital Signal Processor)などであり、カメラモジュールにより異なり、なくてもよい。
接着剤30は、撮像素子40をベース基板10に接着するための接着剤であり、熱硬化性エポキシ樹脂である。台座14を除く、ベース基板10の撮像素子40を載置する領域に、接着剤30は塗布(接着層は形成)される。
撮像素子40は、光学部3から入射した像すなわち外部の情景情報である光信号を電気信号に変換する素子であり、台座14の上に載置され、接着剤30により接着される。
金線50は、撮像素子40をベース基板10の導電パターン12に電気的に接続する信号線であり、太さは20〜30μmである。
レンズ81は、撮像素子40の撮像面に像を結ぶレンズである。また、レンズバレル82はレンズ81を所定位置に支持する支持部材であり、レンズ81を保護する保護部材である。また、ホルダー83はレンズ81を所定位置に支持する支持部材であり、赤外線カットフィルタ84を有するセンサカバーである。また、赤外線カットフィルタ84は撮像素子40に入射する赤外線(IR)をカット(遮断)する光学フィルタであり、IRカットガラスである。
接着部分4は、光学部3を固体撮像装置2に接着するために、ベース基板10の上面の光学部3を搭載する領域の外縁部近傍に接着剤を塗布し、光学部3を搭載後、硬化させた部分である。
光学部3の具体的構成は、多様な構成が可能であり、特に限定せず、周知であるので詳細な説明を省略する。また、カメラモジュール1は、オートフォーカス機能、ズーム機能、及び手振れ補正機能などを備えてもよく、化粧板およびシールドケースなどを備えても良い。
(カメラモジュールの製造方法)
以下、本実施形態に係るカメラモジュール1の製造方法について、図2〜図5に基づいて、詳細を説明する。
図2は、図1に示したカメラモジュール1の備えるベース基板10の概略構成を示す図である。図2(a)は、上面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A矢視断面図であり、図2の(c)は、図2(a)のB−B矢視断面図である。
ベース基板10の上側のソルダーレジスト13の形成されるパターンが、台座14を含む所定パターンであることを除き、ベース基板10の製造方法は従来のベース基板110の製造方法と同様である。すなわち、基材11に導電パターン12を形成した後、ソルダーレジスト13を、基材11の下面の全面にスピンコータを用いて塗布し、硬化させる。そして、ソルダーレジスト13を、基材11の上面の全面にスピンコータを用いて塗布し、フォトマスクを用いて該所定パターンに硬化させ、ソルダーレジスト13の硬化させなかった部分を除去する。
これにより、図2(a)に示すように、撮像素子を載置する領域である撮像素子載置領域15(所定領域)に部分的に台座14が形成される(第1工程)。また、図11に示す従来のベース基板110と異なり、撮像素子載置領域15の台座14が形成されていない部分には、基材11が露出する。つまり、撮像素子載置領域15の台座14の周りには、ソルダーレジスト13の層が形成されず、台座14の周りには段差が生じる。また、従来のベース基板110と同様に、導電パターン12の素子を接続するための電極も露出する。なお、台座14は、正方形であり、撮像素子載置領域15の外縁部近傍に三角形の頂点に位置するように3つ配置されているが、台座14の形状と配置と数とはこれに限らない。台座14は、撮像素子40を安定的に載置できればよい。
さらに、図2(b)と図2(c)とに示すように、ソルダーレジスト13は絶縁性であり、導電パターン12より厚い。台座14はソルダーレジスト13の一部なので、台座14も絶縁性であり、導電パターン12より厚い。また、撮像素子載置領域15の基材11の上面には、導電パターン12が形成されていないので、撮像素子載置領域15に露出している基材11の上面は平坦である。したがって、スピンコータを用いて塗布したソルダーレジスト13は、撮像素子載置領域15において平坦である。撮像素子載置領域15に塗布されたソルダーレジスト13から、フォトレジストにより台座14は形成されたので、台座14の厚さは正確に均一であり、台座14は平坦である。
図3は、図1に示したカメラモジュール1の備えるベース基板10に周辺部品20を実装した概略構成を示す図である。図3(a)は、上面図であり、図2(b)は図3(a)のB−B矢視断面図である。
周辺部品20を、従来技術であるリフロー法により、導電パターン12の素子を接続するための電極にハンダ付けする。そして、ハンダに含まれるフラックスが撮像素子40に付着して、悪影響を及ぼさないように、ベース基板10を洗浄する。
図4は、図1に示したカメラモジュール1の備えるベース基板10に接着剤30を塗布した概略構成を示す図である。図4(a)は、上面図であり、図4(b)は、図4(a)のB−B矢視断面図である。
接着剤30は、台座14の上に乗り上げないように、撮像素子載置領域15内部に塗布される(第2工程)。すなわち、接着剤30は、撮像素子載置領域15に露出している基材11の上面に直接に塗布され、ソルダーレジスト13の上には塗布されない。このため、図4(a)に示すように、接着剤30は、台座14を除く撮像素子載置領域15に塗布され、台座14の上に乗り上げることがない。
図5は、図1に示したカメラモジュール1の備えるベース基板10にさらに、撮像素子40を実装した概略構成を示す図である。また、図1に示したカメラモジュール1の備える固体撮像装置2の概略構成を示す図でもある。図5(a)は、上面図であり、図5(b)は、図5(a)のB−B矢視断面図である。なお、便宜的に撮像素子40を透視して、台座14を図示している。
撮像素子40は、台座14の上に直接に載置されるように、撮像素子載置領域15に載置される(第3工程)。載置後、加熱により接着剤30を介して、撮像素子40はベース基板10に固定される(第4工程)。そして、金線50により撮像素子40を導電パターン12に接続する。
これにより、図5(a)及び(b)に示すように、台座14の平坦な上面を基準として、撮像素子40はベース基板10の撮像素子載置領域15に載置される。また、図5(b)に示すように、基材11と撮像素子40との間には、台座14のみが挟まれているところと、接着剤30のみが挟まれているところとがある。
図6は、図1に示したカメラモジュール1の備える固体撮像装置2に接着部分4となる接着剤を塗布した概略構成を示す図であり、上面図である。なお、便宜的に撮像素子40を透視して、台座14を図示している。
接着部分4となる接着剤は、ベース基板10の光学部3を搭載する領域の外縁部近傍に、ソルダーレジスト13の上から塗布される。したがって、図6に示すように、周辺部品20と撮像素子40とを囲むように、接着部分4となる接着剤は塗布される。なお、図6においては、便宜的に、ベース基板10の光学部3を搭載する領域の外側を省略して、ベース基板10を図示している。光学部3を搭載する領域の外側のベース基板10の具体的構成は、多様な構成が可能であり、特に限定せず、周知であるので詳細な説明を省略する。
さらに、別に用意した光学部3を、接着部分4を介して固体撮像装置2に接着し、搭載すると、図1に示したカメラモジュール1が実現される。
(工程数)
上述の製造方法においては、台座14をソルダーレジスト13の一部として、ソルダーレジスト13を形成するときに形成している。このため、工程数を増やさなくてよい。また、配線パターンの厚さが10μmであるのに対し、ソルダーレジストの厚さは25μm程度である。このため、本発明の台座14は厚さが厚く、接着剤30が台座14の上に乗り上げ難い。したがって、接着剤30の乗り上げによる、撮像素子40のあおりが発生し難い。また、接着剤30を塗布する工程が容易になる。
なお、一般的に、配線パターンの厚さより、配線パターンを保護するソルダーレジストの厚さは厚い。したがって、特許文献1が開示している配線パターン形成時に撮像素子を載置するパターンを形成する方法と比べて、上述のソルダーレジスト13の一部として台座14を形成する方法によれば、撮像素子を載置するパターン(台座)がより厚い。
なお、台座14をソルダーレジスト13とは別に形成しても良い。
(平坦性)
図7は、基材11の表面に塗布されたソルダーレジスト13の平坦性を説明するための断面図である。図7(a)は、基材11の表面に導電パターン12が形成されていない場合を示す断面図であり、図7(b)は、基材11の表面に導電パターン12が形成されており、ソルダーレジスト13の厚みが十分に厚い場合の断面図であり、図7(c)は、基材11の表面に導電パターン12が形成されており、ソルダーレジスト13の厚さが十分に厚くない場合の断面図である。
上述の製造方法においては、ソルダーレジスト13は、スピンコータにより基材11の表面の全面に塗布される。このため、図7(a)のように、基材11の表面に導電パターン12が形成されていない場合、基材11の表面が平坦なので、当然、ソルダーレジスト13も平坦になる。また、図7(b)のように、基材11の表面に導電パターン12が形成されている場合であっても、導電パターン12の厚さよりもソルダーレジスト13の厚さが十分に厚ければ、ソルダーレジスト13は平坦になる。
しかしながら、図7(c)のように、基材11の表面に導電パターン12が形成されており、ソルダーレジスト13の厚さが十分に厚くない場合、ソルダーレジスト13は平坦にならない。具体的には、基材11の上の導電パターン12による起伏に影響され、薄いソルダーレジスト13の一部が盛り上がる。
したがって、台座14を平坦に形成するためには、導電パターン12に比べてソルダーレジスト13の厚さが十分に厚いか、台座14を形成する領域の基材11の表面には導電パターン12が形成されていないか、少なくとも何れか一方である必要がある。本実施形態においては、導電パターン12の厚さ10μmに対し、ソルダーレジスト13の厚さ25μmのように、ソルダーレジスト13の厚さが十分に厚い。このため、台座14は平坦である。
ただし、導電パターン12が形成されている場合よりも、いない場合の方が、スピンコータにより塗布されるソルダーレジスト13はより平坦になる。このため、ソルダーレジスト13が塗布される厚さが同じ場合、導電パターン12の上に形成された台座14(図7(b))より、平坦な基材11の上に形成された台座14(図7(a))はより平坦である。よって、台座14の下に導電パターン12を形成しないことにより、撮像素子40のあおりをより抑制することができる。
なお、導電パターン12の厚さとソルダーレジスト13の厚さとは、上述に限られない。導電パターン12による起伏に影響されないように、ソルダーレジスト13の厚さが決定されればよい。導電パターン12による起伏に影響されないソルダーレジスト13の厚さの下限は、ソルダーレジスト13の粘性及び温度等、並びに導電パターン12の厚さ及び濡れ性等により異なる。
(配線)
さらに、本実施形態においては、特許文献1に開示の構成に比べて、配線の自由度が高い。特許文献1に開示の両方の構成においては、撮像素子を載置する領域内の基材の表面に、撮像素子を載置するための導電パターンは形成されるが、配線パターンとしての導電パターンを形成することはできない。対照的に、本実施形態においては、撮像素子載置領域15の基材11の表面に、配線パターンとしての導電パターン12を形成できる。
図5を参照して、例えば、台座14の形成される領域に導電パターン12を形成する場合、図7(b)のように、台座14の下を導電パターン12が通る。このとき、ソルダーレジスト13は絶縁性なので、台座14の下を通る導電パターン12を流れる電流は、撮像素子40に影響しない。また、図5を参照して、例えば、台座14の形成されない撮像素子載置領域15に導電パターン12を形成する場合、接着剤30により導電パターン12が覆われる。このとき、接着剤30も絶縁性なので、接着剤30に覆われた導電パターン12を流れる電流は、撮像素子40に影響しない。
すなわち、撮像素子載置領域15内部においても、基材11の表面に配線を形成することが可能である。このように、配線の自由度が高いため、ベース基板10においては、配線層を減少させることができる。そして、配線層の減少は、ベース基板10の薄型化に繋がり、固体撮像装置2の薄型化に貢献する。
逆に、特許文献1に開示の構成のように配線の自由度が低い場合、配線のためにベース基板の配線層を増加させることが必要になることがある。配線層の増加は、ベース基板10の厚さを厚くするため、好ましくない。
特許文献1に開示されている、導電パターン上に撮像素子を直接に載置する構成においては、導電パターンを流れる電流が撮像素子に影響する。このため、撮像素子を載置する領域には、電気信号が流れる回路パターンを形成できない。また、特許文献1に開示されている、導電パターン上にレジストを塗布した後撮像素子を載置する構成においては、レジスト層の表面形状が、レジスト層の下にある導電パターンに依存する。このため、所望の表面形状を得るためには、レジスト層の下にある導電パターンが限定され、自由に回路パターンを形成できない。
なお、接着剤30の絶縁性が弱い場合、接着剤30を塗布する領域を避けて配線することにより、撮像素子40への電気ノイズの影響を避けることができる。
(薄型化)
以下、本実施形態に係る固体撮像装置の薄型化について、図8に基づいて、詳細を説明する。
図8は、本実施形態に係る固体撮像装置の薄型化を説明するための図である。図8(a)は、図11に示した従来のカメラモジュール101の備える固体撮像装置102の概略構成を示す断面図であり、図8(b)は、図1に示した本発明の一実施形態に係るカメラモジュール1の備える固体撮像装置2の概略構成を示す断面図である。
図8(a)に示すように、従来の固体撮像装置102においては、基材111と撮像素子140との間に、ソルダーレジスト113と接着剤130との両方が挟まれている。したがって、固体撮像装置102の厚さAは、下記の式(1)で表される。
A=ベース基板110の厚さ+接着剤130の厚さ+撮像素子140の厚さ ……(1)
図8(b)に示すように、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置2において、基材11と撮像素子40との間の一部分にはソルダーレジスト13のみが挟まれている。また、基材11と撮像素子40との間のその他の部分には接着剤30のみが挟まれている。したがって、固体撮像装置2の厚さBは、下記の式(2)で表される。
B=ベース基板10の厚さ+撮像素子40の厚さ ……(2)
上述の式(1)と式(2)とを比較して、接着剤30がソルダーレジスト13と同じ高さにあるので、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置2は、従来の固体撮像装置102より、薄型である。
また、光学部と固体撮像素子とからなるカメラモジュールの厚さは、光学部が像を結ぶ距離と固体撮像素子の厚さとに依存している。したがって、本発明の一実施形態に係るカメラモジュール1は、固体撮像装置2が薄型であるので、従来のカメラモジュールより低背である。
(あおりの抑制)
以下、本実施形態に係るあおりの抑制について、図9に基づいて、詳細を説明する。
図9は、本実施形態に係る固体撮像装置おける撮像素子のあおりの抑制を説明するための図である。図9(a)は、図11に示した従来のカメラモジュール101の備える固体撮像装置102の概略構成を示す断面図であり、図9(b)は、図1に示した本発明の一実施形態に係るカメラモジュール1の備える固体撮像装置2の概略構成を示す断面図である。
図9(a)に示すように、従来の固体撮像装置102においては、ソルダーレジスト113の上に接着剤130が塗布され、接着剤130の上に撮像素子140が載置される。この構成によると、基材111の全面に塗布されるソルダーレジスト113は、スピンコートを用いて塗布される。しかしながら、ソルダーレジスト113の上に部分的に塗布される接着剤130は、スピンコータを用いることができず、インクジェット法などにより塗布される。したがって、ソルダーレジスト113が平坦であるにもかかわらず、塗布の不均一さにより、接着剤130は僅かに凹凸を有することがある。また、接着剤130は、撮像素子140を載置するときに、未だ硬化されておらず、流動性を有する。このため、載置された撮像素子140が動き、傾くことがある。
このため、撮像素子140の載置する精度が安定せず、撮像素子140がベース基板110に対して傾いて接着されることがある。
図9(b)に示すように、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置2においては、基材11の上に接着剤30が塗布され、ソルダーレジスト13の一部である台座14と接着剤30との上に撮像素子40が載置される。この構成によると、厚さが正確に均一である台座14の平坦な上面を基準16として、撮像素子40は載置される。したがって、撮像素子40はベース基板10に対して傾かず、平行に載置される。
撮像素子40のベース基板10に対する傾き(あおり)が抑制されるので、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置2は、従来の固体撮像装置102より、出力画像の片ボケの発生が抑制されている。すなわち、本発明の一実施形態であるカメラモジュール1の品質を向上できる。
(本発明の他の実施形態)
以下、図1に示したカメラモジュール1の備えるベース基板10の他の実施形態について、図10に基づいて、詳細を説明する。
図10は、図1に示したカメラモジュール1の備えるベース基板10の他の実施形態(ベース基板10a、10b、10c、10d)を説明する図である。
〔実施形態2〕
図10(a)は、実施形態2に係るベース基板10aの概略構成を示す上面図である。本実施形態のベース基板10aは、台座14aの形状において、ベース基板10から異なる。本変形例の台座14aは円形であり、撮像素子載置領域15の外縁部近傍に三角形の頂点に位置するように3つ配置されている。したがって、ベース基板10aにおいても、台座14aの上に安定的に撮像素子を載置できる。
〔実施形態3〕
図10(b)は、実施形態3に係るベース基板10bの概略構成を示す上面図である。本実施形態のベース基板10bは、台座14bの形状と配置と数とにおいて、ベース基板10から異なる。本変形例の台座14bは図面横方向に長い長方形であり、撮像素子載置領域15の上端部近傍と下端部近傍とに1つずつ(合計2つ)配置されている。したがって、ベース基板10bにおいても、台座14bの上に安定的に撮像素子を載置できる。
〔実施形態4〕
図10(c)は、実施形態4に係るベース基板10cの概略構成を示す上面図である。本実施形態のベース基板10cは、台座14cの配置と数とにおいて、ベース基板10から異なる。本変形例の台座14cは正方形であり、撮像素子載置領域15の外縁部近傍に四角形の頂点に位置するように4つ配置されている。したがって、ベース基板10cにおいても、台座14cの上に安定的に撮像素子を載置できる。
〔実施形態5〕
図10(d)は、実施形態5に係るベース基板10dの概略構成を示す上面図である。本実施形態のベース基板10dは、台座14bの形状と配置と数とにおいて、ベース基板10から異なる。本変形例の台座14dは図面縦方向に長い長方形であり、撮像素子載置領域15の右端部近傍と左端部近傍とに1つずつ(合計2つ)配置されている。したがって、ベース基板10bにおいても、台座14bの上に安定的に撮像素子を載置できる。
また、ベース基板10、10a〜10dにおいて、台座14、14a〜14dはその他のソルダーレジスト13と繋がっているが、台座はこれに限定されない。
〔まとめ〕
本発明の態様1における固体撮像装置(2)は導電パターン(12)が形成されたベース基板(10)と、前記ベース基板の所定領域(撮像素子載置領域15)に接着された撮像素子(40)と、を含む固体撮像装置(2)であって、前記所定領域に部分的に、絶縁性材料(ソルダーレジスト13)により、前記撮像素子が載置されるための台座(14)が形成されており、前記所定領域の前記台座の形成されない部分には、前記撮像素子が接着されるための、絶縁性の接着層(接着剤30)が形成(塗布)されていることを特徴としている。
上記構成によれば、絶縁性材料により台座が形成され、接着層も絶縁性であるため、撮像素子は導電パターンから絶縁されている。これにより、外部からの電気ノイズが撮像素子に影響しにくい固体撮像装置を実現できる。
さらに、上記構成によれば、台座の上に撮像素子が載置されるため、撮像素子が接着層の上で動いて傾くことがない。また、台座が平坦であるため、撮像素子はベース基板に対して平行に載置される。これにより、撮像素子のあおりを抑制することができる。
さらに、台座の上に接着層を重ねず、台座の間に接着層を形成するため、固体撮像装置を薄型化することができる。
すなわち、撮像素子への電気ノイズの侵入の防止と、撮像素子のあおりの抑制と、固体撮像装置の薄型化と、を同時に実現することができる。
また、上記構成によれば、接着層の絶縁性が十分に強い場合、接着層が導電パターンを覆っていても、導電パターンを流れる電流(電気ノイズ、電気信号)は、撮像素子に影響しない。したがって、所定領域に配線パターンである導電パターンを自由に形成することができる。
本発明の態様2における固体撮像装置(2)は、態様1に記載の固体撮像装置であり、前記所定領域(撮像素子載置領域15)の前記台座(14)が形成されない部分には、前記絶縁性材料(ソルダーレジスト13)の層が形成されないことが好ましい。
上記構成によれば、台座の周りに絶縁性材料の層が形成されないので、段差が生じる。段差のため、接着層が台座の上に乗り上げて難い。接着層の乗り上げは、撮像素子を傾けさせるので、段差は撮像素子のあおりの抑制に貢献することができる。また、絶縁材料を介さずに接着されるため、撮像素子の固定の機械的信頼性が向上する。
本発明の態様3における固体撮像装置(2)は、態様1又は2に記載の固体撮像装置であり、前記所定領域(撮像素子載置領域15)の前記台座(14)が形成されている部分には、前記導電パターン(12)が形成されていないことが好ましい。
上記構成によれば、導電パターンによる起伏がない部分に、台座は形成される。このため、台座がより平坦になり、撮像素子のあおりをより抑制することができる。
あるいは、台座が薄くても、平坦になるため、台座を薄くすることができる。これにより、固体撮像装置をより薄型化することができる。
本発明の態様4における固体撮像装置(2)は、態様1〜3の何れか1態様に記載の固体撮像装置であり、前記所定領域(撮像素子載置領域15)の前記台座(14)が形成されていない部分には、前記導電パターン(12)が形成されていないことが好ましい。
上記構成によれば、導電パターンがない部分に接着層は形成される。このため、接着層の絶縁性が弱くても、撮像素子が導電パターンから絶縁される。したがって、接着層が十分な絶縁性を有しているかいないかによらず、電気ノイズの防止と、撮像素子のあおりの抑制と、固体撮像装置の薄型化と、を同時に実現することができる。
本発明の態様5における固体撮像装置(2)は、態様1〜4の何れか一態様に記載の固体撮像装置であり、前記絶縁性材料(ソルダーレジスト13)は、前記ベース基板(10)の表面を保護するソルダーレジストであることが好ましい。
上記構成によれば、工程数を増やさずに、本発明に係る固体撮像装置を製造することが可能となる。また、既存のソルダーレジストの一部として、台座が形成されるため、固体撮像装置の薄型化に貢献することができる。
本発明の態様6におけるカメラモジュール(1)は、態様1〜5の何れか一態様に記載の固体撮像装置(2)を備えることが好ましい。
上記構成によれば、本発明に係る固体撮像装置を備えたカメラモジュールを実現できる。
本発明の態様7におけるカメラモジュール(1)は、態様6に記載のカメラモジュールであり、前記固体撮像装置に像を導く光学部(3)を備えることが好ましい。
本発明の態様8における固体撮像装置(2)の製造方法は、導電パターンが形成されたベース基板(10)と、前記ベース基板の所定領域(撮像素子載置領域15)に接着された撮像素子(40)と、を含む固体撮像装置の製造方法であって、前記所定領域に部分的に、絶縁性材料(ソルダーレジスト13)により、前記撮像素子を載置するための台座(14)を形成する第1工程と、前記所定領域の前記台座を形成しない部分に、前記撮像素子を接着するための接着層(接着剤30)を形成(塗布)する第2工程と、を含み、前記台座は平坦であることを特徴としている。
上記方法によれば、絶縁性材料により台座を形成し、接着層も絶縁性であるため、撮像素子は導電パターンから絶縁されている。これにより、外部からの電気ノイズが撮像素子に影響しにくい固体撮像装置を製造できる。
さらに、上記構成によれば、台座の上に撮像素子を載置するため、撮像素子が接着層の上で動いて傾くことがない。また、台座が平坦であるため、撮像素子はベース基板に対して平行に載置される。これにより、撮像素子のあおりを抑制することができる。
さらに、台座の上に接着層を重ねず、台座の間に接着層を形成するため、固体撮像装置を薄型化することができる。
すなわち、撮像素子への電気ノイズの侵入の防止と、撮像素子のあおりの抑制と、固体撮像装置の薄型化と、を同時に実現した固体撮像装置を製造することができる。
また、上記方法によれば、接着層の絶縁性が十分に強い場合、接着層が導電パターンを覆っていても、導電パターンを流れる電流(電気ノイズ、電気信号)は、撮像素子に影響しない。したがって、所定領域に配線パターンである導電パターンを自由に形成することができる。
本発明の態様9における固体撮像装置(2)の製造方法は、態様8に記載の固体撮像装置の製造方法であり、前記ベース基板(10)の全面に前記絶縁性材料(ソルダーレジスト13)を塗布する工程と、前記所定領域(撮像素子載置領域15)の前記台座(14)を形成しない部分に塗布された前記絶縁性材料を除去する工程と、を前記第1工程が含むことが好ましい。
上記方法によれば、絶縁性材料をベース基板の全面に塗布するため、スピンコータ等を用いて容易に、絶縁材料を平坦に塗布することができる。これにより、平坦かつ厚さの揃った台座を容易に形成することができる。
本発明の態様10における固体撮像装置(2)の製造方法は、態様8又は9に記載の固体撮像装置の製造方法であり、前記所定領域(撮像素子載置領域15)の前記台座(14)を形成しない部分に、前記ベース基板(10)の基材(11)を露出させる工程を前記第1工程が含むことが好ましい。
上記方法によれば、基材を露出させるので、所定領域において台座を形成した部分としない部分との厚みの差を大きくすることができる。これにより、台座の周りの段差が大きくなるので、接着層が台座に乗り上げにくくなり、接着層の形成が容易になる。
本発明の態様11における固体撮像装置(2)の製造方法は、態様8〜10の何れか1態様に記載の固体撮像装置の製造方法であり、前記絶縁性材料(ソルダーレジスト13)は、前記ベース基板(10)の表面を保護するソルダーレジストであることが好ましい。
上記方法によれば、工程数を増やさずに、本発明に係る固体撮像装置を製造することが可能となる。また、既存のソルダーレジストの一部として、台座が形成されるため、固体撮像装置の薄型化に貢献することができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、ベース基板上に撮像素子が固定された固体撮像装置、及びカメラモジュールに好適に用いることができる。
1、101 カメラモジュール
2、102 固体撮像装置
3、103 光学部
4、104 接着部分
10、10a〜10d、110 ベース基板
11、111 基材
12、112 導電パターン
13、113 ソルダーレジスト(絶縁性材料)
14、14a〜14d 台座
15 撮像素子載置領域(所定領域)
16 基準
20、120 周辺部品
30、130 接着剤(接着層)
40、140 撮像素子
50、150 金線
81、181 レンズ
82、182 レンズバレル
83、183 ホルダー
84、184 赤外線カットフィルタ

Claims (4)

  1. 導電パターンが形成されたベース基板と、前記ベース基板の所定領域に接着された撮像素子と、を含む固体撮像装置であって、
    前記所定領域に部分的に、絶縁性材料により、前記撮像素子が載置されるための台座が形成されており、
    前記所定領域の前記台座が形成されない部分には、前記撮像素子が接着されるための絶縁性の接着層が形成されており、
    前記台座は平坦であり、
    前記絶縁性材料は、前記ベース基板の表面を保護するソルダーレジストであることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記所定領域の前記台座が形成されている部分には、前記導電パターンが形成されていないことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の固体撮像装置を備えることを特徴とするカメラモジュール。
  4. 導電パターンが形成されたベース基板と、前記ベース基板の所定領域に接着された撮像素子と、を含む固体撮像装置の製造方法であって、
    前記所定領域に部分的に、絶縁性材料により、前記撮像素子を載置するための台座を形成する第1工程と、
    前記所定領域の前記台座を形成しない部分に、前記撮像素子を接着するための絶縁性の接着層を形成する第2工程と、を含み、
    前記台座は平坦であり、
    前記絶縁性材料は、前記ベース基板の表面を保護するソルダーレジストであることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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