JP6575566B2 - 乗物用収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の乗物に搭載される乗物用収納容器に関する。
自動車等に搭載される乗物用シートのシートクッションとフロアとの間に、収納容器であるシートアンダートレイが設けられることがある(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のシートアンダートレイは上方に開口した取出口を有する略直方体状をなしている。シートアンダートレイの左右側壁には、外方に突出した引掛部が設けられている。シートアンダートレイは、引掛部がシートクッションの下面に設けられた前後に延びるレールに掛け止めされることによって、シートクッションにスライド可能に支持されている。乗物用シートに着座した乗員は、シートアンダートレイをシートクッションの前側に引き出して、取出口を開くことによって、シートアンダートレイに収められた収納物を出し入れすることができる。
特開平7−246883号公報
しかしながら、シートアンダートレイを引き出すスペースが十分でないときには、収納物の出し入れに必要となる程度に取出口を開くことができない場合がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、開閉し易い乗物用収納容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、乗物に搭載される乗物用収納容器(10)であって、収納空間(18)の底部を形成する底板部(21)、前記収納空間の左右側部をそれぞれ形成する左右板部(23、24)、及び、前記収納空間の後部を形成する後板部(22)を備えたプレート(19)と、前記底板部の下面を覆う表皮底部(28)、前記左右板部及び前記後板部の外面を覆う表皮側部(29)、及び、前記表皮底部の前縁に縫合され、前記収納空間の前壁を形成する表皮前部(30)を備えた表皮材(20)とを有し、前記表皮側部の前縁はそれぞれ左右内方に屈曲して、前記表皮底部の前側に延び、前記表皮前部の左右縁と前記表皮側部の前縁との間にはそれぞれ上下に延びるスライドファスナ(42)が設けられ、前記表皮前部の下縁部(47)と前記表皮底部の前縁部(32)との表面が互いに接触するように、前記表皮前部及び前記表皮底部が折り曲げられると共に、前記表皮前部の前記下縁部と前記表皮底部の前記前縁部とが互いに縫合されて縫合部(49)を形成し、左右の前記スライドファスナの後方に位置する前記表皮底部の前記前縁部にはそれぞれ、切欠かれた第1切欠部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、スライドファスナのスライダの移動によって、表皮側部の前縁と表皮前部の左右縁とを着脱し、乗物用収納容器を開閉することができる。表皮底部の前縁部に第1切欠部が形成されているため、スライドファスナの後方において、表皮底部の前縁部が変形し易くなる。そのため、スライドファスナのスライダの移動が表皮底部の前縁部によって妨げられず、乗物用収納容器が開閉し易くなる。
また、上記の構成において、前記乗物用収納容器は、シートクッション(3)とフロア(2)との間に配置されるとよい。
この構成によれば、乗物用収納容器を乗員が物を出し入れし易いところに設けることができる。
また、上記の構成において、前記スライドファスナのエレメント列(44)は、前記表皮前部の側部に沿って下縁部の側方にまで延びているとよい。
この構成によれば、スライダを前壁の下縁まで下げることができるため、乗物用収納容器を大きく開口することができる。また、表皮前部の折り曲げられた部分によって、表皮前部の本体が開く方向に付勢されるため、乗物用収納容器が開き易くなる。
また、上記の構成において、前記スライドファスナの下止は、前記第1切欠部の前側に配置されているとよい。
この構成によれば、下止が後方に移動し易くなるため、スライダが移動し易くなり、乗物用収納容器が開閉し易くなる。
また、上記の構成において、前記前縁部の端面と前記下縁部の端面とを覆う裏打シート(51)を有し、前記裏打シートは、前記表皮前部及び前記表皮底部に縫合されているとよい。
この構成によれば、端面が露出しないため、乗物用収納容器に物を収納するときに、端面に物が引っ掛かり難くなる。また、前縁部の端面及び下縁部の端面が露出しないため、意匠性が高められる。
また、上記の構成において、前記裏打シートと前記表皮底部との間に補強シート(52)が設けられ、前記補強シートが前記底板部の前方に位置しているとよい。
この構成によれば、補強シートによって、底板部による表皮底部の摩耗が防止されるため、乗物用収納容器の耐久性が増す。
また、上記の構成において、前記補強シートには、前記表皮底部の前記第1切欠部に対応する位置にそれぞれ、切欠かれた第2切欠部(53)が設けられているとよい。
この構成によれば、補強シートに第2切欠部が形成されているため、補強シートのスライドファスナの後方に位置する部分が変形し易くなる。そのため、スライドファスナのスライダの移動が補強シートによって妨げられず、乗物用収納容器が開閉し易くなる。
以上の構成によれば、開閉し易い乗物用収納容器を提供することが可能となる。
また、本発明の一態様によれば、乗物用収納容器は、シートクッションとフロアとの間に配置されるため、乗物用収納容器に乗員が収納物を出し入れし易くなる。
また、本発明の一態様によれば、スライドファスナのエレメント列は、表皮前部の側部に沿って下縁部の側方にまで延びているため、乗物用収納容器を大きく開口することができる。表皮前部の折り曲げられた部分によって、表皮前部の本体が開く方向に付勢されるため、乗物用収納容器が開き易くなる。
また、本発明の一態様によれば、スライドファスナの下止は第1切欠部の前側に配置されているため、下止が移動し易くなり、乗物用収納容器を開閉し易くなる。
また、本発明の一態様によれば、裏打シートを有しているため、端面が露出しないため、乗物用収納容器に物を収納するときに、端面に物が引っ掛かり難くなる。また、前縁部の端面及び下縁部の端面が露出しないため、意匠性が高められる。
また、本発明の一態様によれば、補強シートを有するため、底板部による表皮底部の摩耗が防止されて、乗物用収納容器の耐久性が増す。
また、本発明の一態様によれば、第2切欠部を有しているため、補強シートのスライドファスナの後方に位置する部分が変形し易くなる。そのため、スライドファスナのスライダの移動が補強シートによって妨げられず、乗物用収納容器が開閉し易くなる。
本発明に係るシートアンダーボックスを有する乗物用シートの斜視図 図1の乗物用シートの下半部の説明図 本発明に係るシートアンダーボックスの斜視図 図3のIV−IV断面図 図3のV−V断面図 本発明に係るシートアンダーボックスのプレートの斜視図 本発明に係るシートアンダーボックスの表皮材を構成する部材の展開図 (A)図3のVIIIA−VIIIA断面図、(B)図3のVIIIB矢視図、及び、(C)スライダを下げたときに対応する図3のVIIIA−VIIIA断面図
以下に本発明による乗物用収納容器をシートアンダーボックスに適用した実施例を図1〜図8を参照して説明する。
図1に示されるように、乗物の車内には、後部座席となる乗物用シート1がフロア2の上に設けられている。乗物用シート1は、乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション3と、乗員の背部を支持するシートバック4と、乗員の頭部に当接するヘッドレスト5とを有している。シートクッション3は脚部6を介してフロア2に接続している。シートクッション3とフロア2との間には、隙間7が形成されている。
図2に示されるように、シートクッション3は骨格となるシートクッションフレーム8を有している。シートクッション3の下部には、左右一対の係止部9が設けられている。係止部9はそれぞれパイプ状部材によって形成され、前後に延びる部分を有する。係止部9の端部はそれぞれシートクッションフレーム8に固定されている。
シートアンダーボックス10は、図3に示されるように、箱体11と、箱体11に結合された一対の取付片12とを有している。箱体11は、底壁13、左壁14、右壁15、前壁16及び後壁17を有し、上方に開口した略直方体状をなしている。底壁13、左壁14、右壁15、前壁16及び後壁17によって、物を収納するための収納空間18が画定されている。取付片12はそれぞれ、左壁14の外面及び右壁15の外面に結合している。取付片12が係止部9に掛け止めされることによって、シートアンダーボックス10は、隙間7において、シートクッション3に吊り下げられている。
図4及び図5に示されるように、箱体11は、骨格を形成するプレート19と、プレートの外面を覆うと共に前壁16を形成する表皮材20とを有している。図6に示されるように、プレート19は樹脂製の板状部材によって形成されている。プレート19は、底壁13の骨格である底板部21と、後壁17の骨格である後板部22と、左壁14の骨格である左板部23と、右壁15の骨格である右板部24とを有している。本実施形態では、後板部22は底板部21の後縁に結合し、左板部23及び右板部24はそれぞれ後板部22の左右側縁に結合している。図3に示されるように、左板部23及び右板部24の前端はそれぞれ左右内方に屈曲している。本実施形態では、左板部23及び右板部24の前端に丸みを持たせるため、左板部23及び右板部24の外面には上下に延びる複数の凹部25が設けられている。
底板部21の左右両縁には耳部26が設けられている。耳部26はそれぞれ、底板部21に対して上方に折り曲げられて、左板部23又は右板部24に沿って上方に延びている。後板部22、左板部23及び右板部24は、貫通孔となる複数の係止孔27を有している。係止孔27は、後板部22、左板部23及び右板部24の上縁に沿って設けられている。
表皮材20はクッション性及び可撓性を備えたシート状の部材である。表皮材20は、図7に示されるように、底板部21の下面を覆う表皮底部28と、左板部23、後板部22及び右板部24の外面を覆う表皮側部29と、前壁16を形成する表皮前部30とを有している。
表皮底部28は底板部21の外面を覆う底部本体31を有している。底部本体31の前縁、左縁、右縁及び後縁には、それぞれ縫い代となる前縁部32、左縁部、右縁部及び後縁部が設けられている。
表皮側部29は略方形をなし、裏面には、ポリウレタン樹脂の発泡材であるパッド33が結合している。表皮側部29の上縁にはマチ部34が設けられている。マチ部34は表皮側部29がパッド33と共に裏側に折り返されることによって形成されている。マチ部34には、板状の係止片36が縫合されている。図4及び図5に示されるように、係止片36が係止孔27に挿入されることによって、表皮側部29は、左板部23、後板部22及び右板部24に結合している。
表皮側部29の下縁部は、その表面が底部本体31の左縁部、右縁部及び後縁部の表面に接触するように箱体11の内部に折り曲げられている。表皮側部29の下縁部は、底部本体31の左縁部、右縁部及び後縁部に縫合されている。表皮側部29の下縁部と底部本体31の左縁部、右縁部及び後縁部との縫合によって、表皮側部29は表皮底部28に結合している。
表皮側部29の左右前縁にはそれぞれ、補助マチ部35が設けられている。補助マチ部35は、表皮側部29の左右前縁がそれぞれパッド33と共に裏側に折り返されることによって形成されている。補助マチ部35に左板部23及び右板部24の前縁がそれぞれ挿入されることによって、表皮側部29の左右前縁はそれぞれ左板部23及び右板部24の前端に掛け止めされている。表皮側部29の左右前縁は、図3に示されるように、表皮側部29の左右前縁は左板部23及び右板部24の前縁に沿って左右内方に屈曲している。表皮側部29の左右前縁は、上面視において表皮底部28の前方に位置している。
表皮前部30は略方形なシート状の前部本体37を有している。図4に示されるように、前部本体37の裏側には、前部本体37に近い側から、クッション性及び可撓性を有するパッド38、板状部材である中敷39、及び、裏シート材40が記載の順に設けられている。前部本体37、パッド38及び裏シート材40は縫合されている。本実施形態では、裏シート材40に開口41が形成され、パッド38と裏シート材40との間に中敷39を出し入れすることができる。
図3に示されるように、表皮前部30の左右側縁と表皮側部29の左右前縁との間にはそれぞれ、上下に延びるスライドファスナ42が設けられている。表皮前部30の左右側縁及び表皮側部29の左右前縁はそれぞれスライドファスナ42を介して結合している。左右のスライドファスナ42は共に、上面視において表皮底部28の前方に位置している。
図8(B)に示されるように、スライドファスナ42は、左右一対のシート状のファスナテープ43と、対向するファスナテープ43の側縁に設けられた一対のエレメント列44と、エレメント列44の結合・分離を行うスライダ45と、スライダ45の移動を規制する下止46とを有している。エレメント列44は、エレメントが対応するエレメント列44のエレメントに噛み合うことによって結合する。スライダ45はエレメント列44に沿ってスライド移動することができる。スライダ45が移動することによって、2つのエレメント列44の結合・分離が行われる。
前部本体37の下縁には、縫い代となる下縁部47が設けられている。図4に示されるように、表皮前部30の下縁部47及び表皮底部28の前縁部32は、互いに表面が接触するように、箱体11の内部に折り曲げられている。左右のスライドファスナ42のエレメント列44はそれぞれ、図8(A)及び図8(B)に示されるように、表皮前部30の左右側部に沿って箱体11の内部に折り曲げられ、表皮前部30の下縁部47の左右側方に達している。スライドファスナ42は表皮前部30の下縁部47の左右側方に位置する下縁部48を有している。表皮前部30の下縁部47、スライドファスナ42の下縁部48、及び、表皮底部28の前縁部32は縫合されて一体となり、縫合部49を形成している。
図7に示されるように、表皮底部28の前縁部32には、その前端に略半楕円状に切欠かれた左右一対の第1切欠部50が形成されている。図8(B)に示されるように、第1切欠部50はスライドファスナ42の下止46の後方に位置している。すなわち、第1切欠部50はスライドファスナ42の後方に位置している。
本実施形態では、表皮底部28の前縁部32の左右両端は、表皮側部29の左右前端の下縁部と共に、互いに表面が接触するように、箱体11の内部に折り曲げられている。第1切欠部50の左右外方にある表皮底部28の前縁部32は、表皮側部29の左右前端の下縁部に縫合されている。
また、表皮底部28の前縁部32が、表皮前部30の下縁部47、スライドファスナ42の下縁部48、及び、表皮側部29の左右前縁に左右(図8(B)の太い破線に沿って)に縫合されている。表皮底部28の前縁部32は、第1切欠部50よりも底部本体31の側において、スライドファスナ42に縫合されている。
図4及び図8(A)に示されるように、本実施形態では、表皮前部30の下縁部47の後端面、スライドファスナ42の下縁部48の後端面、及び、表皮底部28の前縁部32の前端面の上側には、裏打シート51が設けられている。裏打シート51は左右に延びた帯状をなしている。裏打シート51は、表皮前部30の下縁部47の後端面、スライドファスナ42の下縁部48の後端面、及び、表皮底部28の前縁部32の前端面を上側から覆っている。裏打シート51は、表皮前部30の下縁部47、スライドファスナ42の下縁部48、及び、表皮底部28の前縁部32に縫合されている。
本実施形態では、補強シート52が表皮底部28と裏打シート51との間に設けられている。補強シート52は表皮底部28の前縁部32に沿って、左右に延びる帯状に形成されている。補強シート52の前縁は、表皮底部28の前縁部32に沿って、箱体11の内部に折り曲げられている。補強シート52は、裏打シート51の後縁の後方に延びて、底板部21の下側に達している。底板部21は裏打シート51の後縁下方を通って、前方に延びている。底板部21の前端面は補強シート52に対向している。補強シート52は、表皮前部30の下縁部47、スライドファスナ42の下縁部48、表皮底部28の前縁部32、及び、裏打シート51と共に縫合されている。
補強シート52には、その前縁に略半楕円状に切欠かれた左右一対の第2切欠部53が形成されている。第2切欠部53は第1切欠部50と略同形をなしている。第2切欠部53は第1切欠部50に重なる位置に形成されている。
次に、シートアンダーボックス10の動作について説明する。スライダ45が前壁16の上部に位置しているとき、前部本体37が底部本体31に対して略垂直に上方に延びて配置されている。
スライダ45を下方に移動させ、スライダ45が前壁16の下縁に達すると、前部本体37は下縁を略中心として回転可能となる。図4に示されるように、前部本体37は回転し、底部本体31から前方に延びる位置に移動する。シートアンダーボックス10には、左壁14の前縁、底壁13の前縁、及び、右壁15の前縁によって画定される取出口54が形成される。取出口54が形成されることによって、シートアンダーボックス10が開かれる。乗員は取出口54から収納空間18の内部に、収納物を出し入れすることができる。
前部本体37を底部本体31に対して略垂直に上方に延びる位置に戻し、スライダ45を上方に移動させると、取出口54は前部本体37によって閉じられる(図4の二点鎖線)。取出口54が閉じられることによって、シートアンダーボックス10が閉じられる。
次に、このように構成したシートアンダーボックス10の効果について説明する。シートアンダーボックス10は、シートクッション3とフロア2との間に配置されているため、乗員が容易に物を出し入れすることができる。
図8(C)に示されるように、表皮底部28の前縁部32に第1切欠部50が形成されているため、スライドファスナ42の後方に位置する表皮底部28の前縁部32は変形し易い。そのため、スライドファスナ42のスライダ45の移動が表皮底部28の前縁部32によって妨げられず、シートアンダーボックス10が開閉し易い。
スライダ45が下方へ移動するときに、スライダ45が表皮底部28の前縁部32に接触する程度に、表皮底部28の前縁部32が前壁16の近くに設けられる場合がある。スライダ45が前縁部32に接触する場合でも、スライドファスナ42の後方に位置する表皮底部28の前縁部32が変形し易いため、スライダ45の下方への移動が妨げられ難い。
エレメント列44は、表皮前部30の側部に沿って下縁部47ため、前壁16の下端までスライダ45を移動させることができる。そのため、シートアンダーボックス10を大きく開口させることができる。また、表皮前部30の折り曲げられた部分の復元力によって前部本体37が回転するため、シートアンダーボックス10が開き易い。
下止46の後方に、第1切欠部50及び第2切欠部53が設けられている。そのため、下止46が後方に移動し易く、スライダ45の移動が下止46によって妨げられ難い。よって、シートアンダーボックス10が開閉し易い。
表皮前部30の端面及び表皮底部28の端面は、裏打シート51に覆われているため、収納空間18に露出しない。そのため、シートアンダーボックス10に物を収納するときに、これらの端面に物が引っ掛かり難い。
裏打シート51と表皮底部28との間に補強シート52が設けられ、底板部21の前方に補強シート52が位置している。底板部21と表皮底部28との間に補強シート52が設けられ、表皮底部28が底板部21の前端面に接触することによる表皮底部28の摩耗が防止される。よって、シートアンダーボックス10の耐久性が高い。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本明細書に記載のシートアンダーボックス10はセパレートシートのシートクッション3の下側に1つ設けられる態様に限定されず、シートアンダーボックス10はベンチシートの下側に1つ以上設けられてもよい。
上記実施形態では、本発明の乗物用収納容器がシートアンダーボックス10に適用された実施例を記載したが、シートアンダーボックス10には限定されず、例えば、トランクルームに搭載される収納ボックスに適用してもよい。
2 :フロア
3 :シートクッション
10 :シートアンダーボックス(乗物用収納容器)
18 :収納空間
19 :プレート
20 :表皮材
21 :底板部
22 :後板部
23 :左板部
24 :右板部
28 :表皮底部
29 :表皮側部
30 :表皮前部
32 :前縁部
42 :スライドファスナ
44 :エレメント列
47 :下縁部
49 :縫合部
50 :第1切欠部
51 :裏打シート
52 :補強シート
53 :第2切欠部

Claims (7)

  1. 乗物に搭載される乗物用収納容器であって、
    収納空間の底部を形成する底板部、前記収納空間の左右側部をそれぞれ形成する左右板部、及び、前記収納空間の後部を形成する後板部を備えたプレートと、
    前記底板部の下面を覆う表皮底部、前記左右板部及び前記後板部の外面を覆う表皮側部、及び、前記表皮底部の前縁に縫合され、前記収納空間の前壁を形成する表皮前部を備えた表皮材とを有し、
    前記表皮側部の前縁はそれぞれ左右内方に屈曲して、前記表皮底部の前側に延び、
    前記表皮前部の左右縁と前記表皮側部の前縁との間にはそれぞれ上下に延びるスライドファスナが設けられ、
    前記表皮前部の下縁部と前記表皮底部の前縁部との表面が互いに接触するように、前記表皮前部及び前記表皮底部が折り曲げられると共に、前記表皮前部の前記下縁部と前記表皮底部の前記前縁部とが互いに縫合されて縫合部を形成し、
    左右の前記スライドファスナの後方に位置する前記表皮底部の前記前縁部にはそれぞれ、切欠かれた第1切欠部が形成されていることを特徴とする乗物用収納容器。
  2. 前記乗物用収納容器は、シートクッションとフロアとの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用収納容器。
  3. 前記スライドファスナのエレメント列は、前記表皮前部の側部に沿って前記表皮前部の前記下縁部の側方にまで延びていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗物用収納容器。
  4. 前記スライドファスナの下止は、前記第1切欠部の前側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の乗物用収納容器。
  5. 前記前縁部の端面と前記下縁部の端面とを覆う裏打シートを有し、
    前記裏打シートは、前記表皮前部及び前記表皮底部に縫合されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載の乗物用収納容器。
  6. 前記裏打シートと前記表皮底部との間に補強シートが設けられ、
    前記補強シートが前記底板部の前方に位置していることを特徴とする請求項5に記載の乗物用収納容器。
  7. 前記補強シートには、前記表皮底部の前記第1切欠部に対応する位置にそれぞれ、切欠かれた第2切欠部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用収納容器。
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