JP6574723B2 - マンホール更生方法および更生マンホールの接合部構造 - Google Patents
マンホール更生方法および更生マンホールの接合部構造 Download PDFInfo
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Description
マンホール1の更生に際して、まず、マンホール1内の点検作業や施工機材の搬入作業等を行う。その後、マンホール1の斜壁部13を直壁部11から切り離し、撤去する。これにより、マンホール1を地上に開口する略円筒状の竪穴とする。
図2に示すように、準備工程を終えたマンホール1に対して、マンホール更生部材2を吊りおろしてマンホール1内に新たな内壁面を形成していく(設置工程)。
マンホール更生部材2は直管円筒状の合成樹脂製部材であり、軽量で高強度、耐食性に富む繊維強化樹脂管とされている。このようなマンホール更生部材2としては、例えば、ガラス繊維、不飽和ポリエステル樹脂、および硅砂からなる多層構造の繊維強化樹脂管が好ましい。カラー部材5は、マンホール更生部材2の外径よりも大きい内径を有し、マンホール更生部材2よりも短尺の円筒形状に形成されている。カラー部材5は、マンホール更生部材2と同様の強化繊維樹脂製であるほか、ステンレス板等の金属製であってもよい。
次いで、図8に示すように、上下に連続する2つのマンホール更生部材2の外面およびカラー部材5の外面と、マンホール1内面との間に、グラウト材6を注入する。この場合、マンホール1の上端部から、マンホール1の内面とマンホール更生部材2との間に、耐酸性を有するモルタル等のグラウト材6を注入し、隙間なく充填していく(裏込め工程)。上側のマンホール更生部材2の外面とカラー部材5の内面との間、および下側のマンホール更生部材2の外面とカラー部材5の内面との間にも、グラウト材6が隙間なく充填される。グラウト材6が硬化することによって、複数のマンホール更生部材2とカラー部材5とをマンホール1の内面に固着させる。
その後、インバート部14を再形成して底部を仕上げる。上側のマンホール更生部材2の上に、図示しない新規の斜壁部を設置することで、マンホール1の更生作業が完了し、更生マンホール10が形成される。これにより、老朽化し、内面に亀裂が生じたり腐食したりしているマンホール1を更生することができる。
上述のマンホール更生方法によって得られた更生マンホール10は、図8に示すように、上下に配設されたマンホール更生部材2の間に、弾性シール層4が介装された構造となる。この弾性シール層4は、マンホール更生部材2よりも剛性が低くかつ粘弾性的性質を有し、上下のマンホール更生部材2を接合している。
11 直壁部
12 開口部
13 斜壁部
14 インバート部
15 ステップ
16 接続口
2 マンホール更生部材
21 切欠部
22 吊り具
3 受け部
4 弾性シール層
41 スペーサ部材
42 シール部材
5 カラー部材
6 グラウト材
10 更生マンホール
Claims (5)
- 複数のマンホール更生部材を軸方向に積み上げて既設マンホール内に新たな内壁面を形成するマンホール更生方法であって、
積み上げられる上下のマンホール更生部材のうち少なくとも下側に設置されるマンホール更生部材は、外面に受け部が周方向に沿って突設され、上端面に弾性体からなるスペーサ部材が配設されてなり、
下側に設置されるべきマンホール更生部材を既設マンホールに吊りおろして設置する工程と、
内径が前記マンホール更生部材の外径よりも大きい円筒状のカラー部材を、前記マンホール更生部材の受け部の上に設置する工程と、
前記カラー部材の内周側に、上側に設置されるべきマンホール更生部材を吊りおろして前記スペーサ部材の上に設置する工程と、
上下に連続する複数のマンホール更生部材の外面および前記カラー部材の外面と、既設マンホール内面との間にグラウト材を充填し硬化させる工程とを含み、
上下に連続するマンホール更生部材間には粘弾性を有するシール部材を装填することを特徴とするマンホール更生方法。 - 請求項1に記載のマンホール更生方法において、
前記マンホール更生部材の上端面に、前記シール部材を、周方向に連続的に、かつ前記カラー部材の内周面に沿って配設し、上下のマンホール更生部材の相互間に密着させて配置することを特徴とするマンホール更生方法。 - 請求項1または2に記載のマンホール更生方法において、
前記シール部材は、前記スペーサ部材よりも剛性が低くかつ粘弾性を有する弾性部材、または独立気泡性構造を有する弾性部材であることを特徴とするマンホール更生方法。 - 既設マンホール内に複数のマンホール更生部材が軸方向に積み上げられて接合されてなる更生マンホールの接合部構造であって、
上下に配設された円筒状のマンホール更生部材の間に、粘弾性を有する弾性シール層が介装され、
前記弾性シール層の外周側に、上側のマンホール更生部材の下端部と、下側のマンホール更生部材の上端部とにまたがって円筒状のカラー部材が配設され、
前記弾性シール層は、マンホール更生部材の外周寄りに、前記カラー部材の内周面に沿って配設されたシール部材と、前記マンホール更生部材の内周寄りに配設されて上下のマンホール更生部材同士の間隔を確保するスペーサ部材とを備え、これらのシール部材およびスペーサ部材は上下のマンホール更生部材の各端面に圧着されており、
複数のマンホール更生部材の外面およびカラー部材の外面と、既設マンホール内面との間にグラウト材が充填されてなることを特徴とする更生マンホールの接合部構造。 - 請求項4に記載の更生マンホールの接合部構造において、
前記スペーサ部材は、マンホール更生部材の厚みよりも小さい幅寸法を有し、マンホール更生部材の上端面の内周寄りに周方向に配設され、
前記シール部材は、該マンホール更生部材の上端面の外周寄りに周方向に配設されてなることを特徴とする更生マンホールの接合部構造。
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