JP6573421B2 - 止水構造および止水施工方法 - Google Patents
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Description
内側にケーブルを収納し水平方向に延設されているケーブルトレイが貫通している壁とケーブルトレイの間およびケーブルトレイ内部のケーブルの間隙を伝搬して隣室への漏水を防止する止水構造において、
壁にケーブルトレイの周囲を離間して囲むように水平方向に延出している枠を有する開口部閉止枠が取り付けられ、
この開口部閉止枠に、開口部閉止枠の開口部を鉛直方向に覆い、かつ、ケーブルトレイの周囲の近傍で囲むように配置されている開口部閉止枠カバーが取り付けられ、
開口部閉止枠カバーにケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むように、防火材逃がし枠が取り付けられ、
防火材逃がし枠にケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むように、防火材逃がし枠から延出して止水処理枠が取り付けられ、
止水処理枠の両端にケーブルトレイの周囲を囲むように、シール材押え板が取り付けられ、
シール材押え板とケーブルトレイとの間と、ケーブルトレイ内のケーブル間とにシール材が充填されている事を特徴とする。
内側にケーブルを収納し水平方向に延設されているケーブルトレイが貫通している壁とケーブルトレイの間およびケーブルトレイ内部のケーブルの間隙を伝搬して隣室への漏水を防止する止水施工方法において、
壁にケーブルトレイの周囲を離間して囲むように水平方向に延出している枠を有する開口部閉止枠を取り付ける第1の工程と、
この開口部閉止枠に、開口部閉止枠の開口部を鉛直方向に覆い、かつ、ケーブルトレイの周囲の近傍で囲むように配置されている開口部閉止枠カバーを取り付ける第2の工程と、
開口部閉止枠カバーにケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むように、防火材逃がし枠の一端を取り付ける第3の工程と、
防火材逃がし枠の他端にケーブルトレイの周囲を囲むようにシール材押え板を取り付ける第4の工程と、
シール材押え板にケーブルトレイの周囲を囲むように止水処理枠の一端を取り付ける第5の工程と、
止水処理枠の他端にケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むようにシール材押え板を取り付ける第6の工程と、
各部材の設置位置を確認すると共に、マークをケーブルトレイにつけながら、シール材押え板、止水処理枠と、防火材逃がし枠とを取り外す第7の工程と、
マークを確認しながら第1工程から第6工程を順に行い、適宜シール材を充填する事を特徴とする。
壁にケーブルトレイの周囲を離間して囲むように水平方向に延出している枠を有する開口部閉止枠を取り付ける第1の工程と、この開口部閉止枠に、開口部閉止枠の開口部を鉛直方向に覆い、かつ、ケーブルトレイの周囲の近傍で囲むように配置されている開口部閉止枠カバーを取り付ける第2の工程と、開口部閉止枠カバーにケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むように、防火材逃がし枠の一端を取り付ける第3の工程と、防火材逃がし枠の他端にケーブルトレイの周囲を囲むようにシール材押え板を取り付ける第4の工程と、シール材押え板にケーブルトレイの周囲を囲むように止水処理枠の一端を取り付ける第5の工程と、止水処理枠の他端にケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むようにシール材押え板を取り付ける第6の工程と、各部材の設置位置を確認すると共に、マークをケーブルトレイにつけながら、シール材押え板、止水処理枠と、防火材逃がし枠とを取り外す第7の工程と、マークを確認しながら第1工程から第6工程を順に行い、適宜シール材を充填するので、適切な位置にシール材を確実に充填することができ、隣室への漏水を防止できる止水施工方法を提供することができる。
シール材の充填は、再度、第1の工程を実施した後、ケーブルトレイの裏面にペースト状のエアー溜まり防止材を塗布し、エアー溜まり防止部を作る工程と、
再度、第4の工程を実施した後、止水処理枠内において、防火材逃がし枠側の間隙を埋めるペースト状の第1シール材を充填し、内ダムを作る工程と、
再度、第6の工程を実施した後、止水処理枠内において、シール材押え板側の間隙を埋めるペースト状の第1シール材を充填し、外ダムを作る工程と、
止水処理枠内において、ケーブルトレイ内に浸透性向上と硬化促進の液状の流し込み材である第2シール材を充填し、ケーブルトレイ内防水部を作る工程と、
ケーブルトレイの周囲に硬化促進の液状の流し込み材である第3シール材を充填し、ケーブルトレイ周囲防水部を作る工程から成る事を特徴とする。
図1〜図3は、本発明に係る止水構造の実施の形態を示す。
エアー溜まり防止部25a(図9(b))を作るエアー溜まり防止材、内ダム25b(図10(b))と外ダム25c(図11b)を作る第1シール材25(図12(a))、
ケーブルトレイ内防水部25d(図12(b))を作る第2シール材27(図12(a))、
ケーブルトレイ周囲防水部25e(図13(b))を作る第3シール材28(図13(a)により構成されている。また、開口部閉止枠3の表面と、開口部閉止枠カバー5の表面と、防火材逃がし枠7の表面と、止水処理枠9の表面と、シール材押え板11a,11bの表面との全体を連続して覆う、硬化促進の第4シール材29(図14(b))を含んでいる。
図4(a)〜図14(b)は、本発明に係る止水施工方法の一実施の形態を示している。図4(a)〜図10(a)、図11(a)においては、施工方法を分かりやすくするため、ケーブル15を図示していない。
3 開口部閉止枠
5 開口部閉止枠カバー
7 防火材逃がし枠
9 止水処理枠
11 シール材押え板
13 シール材(エアー溜まり防止材,ダム材,ケーブルトレイ内防水部,ケーブルトレイ周囲防水部)
15 ケーブル
17 ケーブルトレイ
19 壁
21 枠
23a,23a1,23a2,23b,23b1,23c,23c1,23d,23d1 フランジ
25 第1シール材
27 第2シール材
28 第3シール材
29 第4シール材
31 絶縁楔
B ボルト
N ナット
Claims (6)
- 内側にケーブルを収納し水平方向に延設されているケーブルトレイが貫通している壁とケーブルトレイの間およびケーブルトレイ内部のケーブルの間隙を伝搬して隣室への漏水を防止する止水構造において、
壁にケーブルトレイの周囲を離間して囲むように水平方向に延出している枠を有する開口部閉止枠が取り付けられ、
この開口部閉止枠に、開口部閉止枠の開口部を鉛直方向に覆い、かつ、ケーブルトレイの周囲の近傍で囲むように配置されている開口部閉止枠カバーが取り付けられ、
開口部閉止枠カバーにケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むように、防火材逃がし枠が取り付けられ、
防火材逃がし枠にケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むように、防火材逃がし枠から延出して止水処理枠が取り付けられ、
止水処理枠の両端にケーブルトレイの周囲を囲むように、シール材押え板が取り付けられ、
シール材押え板とケーブルトレイとの間と、ケーブルトレイ内のケーブル間とにシール材が充填されている事を特徴とする止水構造。 - シール材は、ケーブルトレイの裏面に充填されているエアー溜まり防止材と、シール材押え板とケーブルトレイとの間に充填されている第1シール材と、ケーブルトレイ内のケーブルの間隙とに充填されている第2シール材と、止水処理枠とケーブルトレイとの間に充填される第3シール材があり、第1シール材はペースト状のダム材であり、第2シール材は浸透性向上と硬化促進の液状の流し込み材であり、第3シール材は硬化促進の液状の流し込み材が用いられている事を特徴とする請求項1に記載の止水構造。
- 防火材逃がし枠と止水処理枠の接合部にシール材が塗布されている事を特徴とする請求項1または請求項2に記載の止水構造。
- 防火材逃がし枠の表面と止水処理枠の表面および開口部閉止枠カバーと防火材逃がし枠の接合部分の周囲の全体を連続して覆うようにシール材処理されている事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の止水構造。
- 内側にケーブルを収納し水平方向に延設されているケーブルトレイが貫通している壁とケーブルトレイの間およびケーブルトレイ内部のケーブルの間隙を伝搬して隣室への漏水を防止する止水施工方法において、
壁にケーブルトレイの周囲を離間して囲むように水平方向に延出している枠を有する開口部閉止枠を取り付ける第1の工程と、
この開口部閉止枠に、開口部閉止枠の開口部を鉛直方向に覆い、かつ、ケーブルトレイの周囲の近傍で囲むように配置されている開口部閉止枠カバーを取り付ける第2の工程と、
開口部閉止枠カバーにケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むように、防火材逃がし枠の一端を取り付ける第3の工程と、
防火材逃がし枠の他端にケーブルトレイの周囲を囲むようにシール材押え板を取り付ける第4の工程と、
シール材押え板にケーブルトレイの周囲を囲むように止水処理枠の一端を取り付ける第5の工程と、
止水処理枠の他端にケーブルトレイの周囲と離間してかつ囲むようにシール材押え板を取り付ける第6の工程と、
各部材の設置位置を確認すると共に、マークをケーブルトレイにつけながら、シール材押え板と、止水処理枠と、防火材逃がし枠とを取り外す第7の工程と、
マークを確認しながら第1工程から第6工程を順に行い、適宜シール材を充填する事を特徴とする止水施工方法。 - シール材の充填は、再度、第1の工程を実施した後、ケーブルトレイの裏面にペースト状のエアー溜まり防止材を塗布し、エアー溜まり防止部を作る工程と、
再度、第4の工程を実施した後、止水処理枠内において、防火材逃がし枠側の間隙を埋めるペースト状の第1シール材を充填し、内ダムを作る工程と、
再度、第6の工程を実施した後、止水処理枠内において、シール材押え板側の間隙を埋めるペースト状の第1シール材を充填し、外ダムを作る工程と、
止水処理枠内において、ケーブルトレイ内に浸透性向上と硬化促進の液状の流し込み材である第2シール材を充填し、ケーブルトレイ内防水部を作る工程と、
ケーブルトレイの周囲に硬化促進の液状の流し込み材である第3シール材を充填し、ケーブルトレイ周囲防水部を作る工程から成る請求項5に記載の止水施工方法。
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JP2015201430A JP6573421B2 (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | 止水構造および止水施工方法 |
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JP2015201430A JP6573421B2 (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | 止水構造および止水施工方法 |
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Family Applications (1)
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JP2015201430A Active JP6573421B2 (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | 止水構造および止水施工方法 |
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