JP6572300B2 - 制御装置及び電力変換装置 - Google Patents

制御装置及び電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6572300B2
JP6572300B2 JP2017507172A JP2017507172A JP6572300B2 JP 6572300 B2 JP6572300 B2 JP 6572300B2 JP 2017507172 A JP2017507172 A JP 2017507172A JP 2017507172 A JP2017507172 A JP 2017507172A JP 6572300 B2 JP6572300 B2 JP 6572300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
command
control device
signal
shut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017507172A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016151707A1 (ja
Inventor
祐介 荒尾
祐介 荒尾
良 田中
田中  良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Publication of JPWO2016151707A1 publication Critical patent/JPWO2016151707A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6572300B2 publication Critical patent/JP6572300B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/042Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
    • G05B19/0428Safety, monitoring
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/40Testing power supplies
    • G01R31/42AC power supplies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は、故障診断方法に係り、特に、それを用いた制御装置、及び電力変換装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2013−104347号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、「電子制御装置は、アシストモータへの給電と動作とを制御する制御部と、制御部の起動時と動作中とに故障を診断する故障診断部と、CAN通信部とを備える。制御部は、故障診断部により故障を診断して、故障を検出すると、アシストモータへの給電を停止し、その後、CAN通信部により他の装置から、アイドルストップ状態の解除を示す信号を受信すると、故障診断部により再度故障を診断する。当該診断の結果、故障が検出された場合は、アシストモータへの給電の停止が継続され、故障が検出されなかった場合は、アシストモータへ給電が行われる。」と記載されている(要約参照)。
特開2013−104347号公報
前記特許文献1は、起動時と動作中とでの故障を診断する故障診断部を有しており、故障診断部により故障を検出すると、制御対象への給電を停止し、その後、受信部によりアイドルストップ状態の解除を示す信号を受信すると、故障診断部により再度故障を診断し、当該診断の結果、故障が検出された場合は、制御対象への給電の停止を継続し、故障が検出されなかった場合は、制御対象へ給電する方法が示されている。しかし、システムへの電源再投入後、故障検出情報がクリアされる場合について考慮されていない。また、この方法では、故障診断部が再度故障を診断し、故障が検出されなかった場合は、前記制御対象へ給電するとあるが、故障が発見されたという認識をユーザに与えるのが難しい。
本発明は、電源投入後の故障をすぐさま発見し、ユーザに分かりやすく、よりフェールセーフとなる仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。本願発明は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、制御対象への電力供給を制御する制御装置の故障診断方法であって、
制御装置に電源が投入された際、制御装置への入力に関わらず、入力が遮断状態と同等となる状態で立ち上げ、予め決められた時間遮断状態を保持するように構成した。
本発明によれば、制御装置の電源投入から故障が発見されるので、早期に注意喚起する仕組みを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1および2におけるシステム構成図の例である。 実施例1における制御装置の構成図の例である。 実施例1および2における故障診断部の動作を示すフローチャートである。 実施例1における制御装置の正常時の動作を示すタイミングチャートである。 実施例1における制御装置の異常時の動作を示すタイミングチャートである。 実施例2における制御装置の構成図の例である。 実施例2における相互監視部の動作を示すフローチャートである。 実施例2における制御装置の正常時の動作を示すタイミングチャートである。 実施例2における制御装置の異常時の動作を示すタイミングチャートである。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
本実施例では、安全機能を実装した電力変換装置と制御装置において、一重系の安全経路を持ったシステムの例を説明する。
本実施例で、解決する課題としては、システムの電源を遮断した後に再度立ち上げた電源再投入後において、内部故障の情報が失われて制御部が起動されない場合があると、故障を発見するのに再度診断するタイミングまで待たなければならず、故障発見までに時間がかかる可能性がある点である。また、故障診断部が再度故障を診断し、故障が検出されなかった場合、制御対象へ給電すると、故障が発見されたという認識をユーザに与えるのが難しい。よって、本実施例は、電源投入後の故障をすぐさま発見し、ユーザに分かりやすく、よりフェールセーフとなる仕組みを提供する。
図1は、本実施例の制御装置140を組み込んだシステムである。図1において、本システムは、電力変換装置100、電源110、交流電動機120、指令装置130、制御装置140を有する。
電力変換装置100は、電源110からの電力、および制御装置140からの遮断指令を入力とし、交流電動機120に電力を供給する。電力変換装置100は、直流変換部101、平滑部102、交流変換部103、遮断操作部104、演算部105、表示操作部106を有する。
電源110は、電力会社や発電機から供給される三相交流電力、あるいはバッテリ電源から供給される直流電源を入力とし、電力変換装置100に電力を供給する。電源110が、交流電源であれば、電力変換装置100の直流変換部101に接続し、直流電源であれば、直接的に平滑部102に接続してもよい。
交流電動機120は、電力変換装置100から供給される電力で駆動される電動機であって、例えば、同期電動機あるいは誘導電動機で構成される。
指令装置130は、例えばプッシュスイッチ、リレー、PLC、あるいは特に機能安全に関わるシステムであれば、安全スイッチ、安全リレー、安全PLC、ライトカーテン等の安全モジュールで構成され、ユーザがあらかじめ指定した方法によって、安全機能指令を制御装置140に出力する。指令装置130は、安全機能指令とは別系統のリセット信号を制御装置140に出力する。指令装置130が行う安全機能指令とリセット指令は、それぞれ異なるモジュールで構成されていても良い。
制御装置140は、指令装置130が出力した安全指令を入力とし、遮断指令を遮断操作部104に、故障状態を演算部105に出力する。なお、制御装置140は、電力変換装置100と別体でもよいが、回路あるいはモジュールとして電力変換装置100に内蔵されていてもよく、その意図するところは変わらない。制御装置140は、内部故障の情報を表示する表示部141を有する。制御装置140は、自身に電源が供給されていない場合には、電力変換装置100に遮断状態を出力する。
直流変換部101は、例えばダイオードで構成された直流変換回路やIGBTとフライホイールダイオードを用いた直流変換回路で構成され、3相交流電源110から入力された交流電圧を、直流電圧に変換し、平滑部102に出力する。図1では、ダイオードで構成された直流変換部を示している。
平滑部102は、直流変換部101から入力された直流電圧を、例えば平滑コンデンサで平滑化し、交流変換部103に直流電圧を出力する。平滑部102は、例えば発電機の出力が直流電圧の場合、直流変換部101を介さず、直接的に発電機から直流電圧を入力されても構わない。
交流変換部103は、例えばIGBTとフライホイールダイオードを用いた交流変換回路で構成される。交流変換部103は、平滑部102の直流電圧を入力とし、また、演算部105が出力したPWM出力波形を、遮断操作部104を通して入力とし、直流電圧を交流電圧に変換して、交流電動機120に出力する。
遮断操作部104は、制御装置140の遮断指令を入力とし、演算部105から入力したPWM波形を、遮断指令によって操作し、交流変換部103に出力する。実施例1では、1重系の例を示しているが、2重系あるいは3重系の遮断入力によって、それぞれ遮断指令を受けて遮断を行っても良い。
演算部105は、表示操作部106からの動的な指令あるいは予め決められた指令を入力とし、PWM指令演算を行い、遮断操作部104を通して、PWM出力指令を交流変換部103に出力する。演算部105は、制御装置140からの故障情報を入力とし、故障解析を行い、表示操作部106に故障情報を出力する。
表示操作部106は、ユーザインターフェースとして、周波数指令やパラメータデータを入力とし、演算部に出力する。表示操作部106は、演算部105の出力した故障情報を入力とし、故障状態を表示する。
表示部141は、例えばLEDで構成され、制御装置140内部で検出された故障状態を入力とし、故障状態を表示する。
図2は、本実施例における制御装置140の内部構成の一例である。制御装置140は、入力部201、遮断保持部202、出力部203、故障診断部204、強制遮断部205、遮断解除部206、警告部207を有する。
入力部201は、指令装置130からの指令信号(信号IN)と、強制遮断部205からの指令信号(信号A)を入力とし、いずれか一方の入力が遮断指令の場合は遮断指令を生成し、それ以外の場合は許可指令を生成し、それぞれ遮断保持部202、故障診断部204に出力する(信号B)。
遮断保持部202は、入力部201からの指令信号(信号B)と遮断解除部206からの指令信号(信号E)を入力とし、遮断保持を行うかどうかを判断し、遮断指令または許可指令を、出力部203および故障診断部204に出力する(信号C)。
出力部203は、遮断保持部202および故障診断部204の指令信号(信号Cまたは信号D)を入力とし、遮断を行うかどうかを判断し、遮断指令または許可指令を遮断操作部104に出力する。
故障診断部204は、入力部201の指令信号(信号B)と遮断保持部202の指令信号(信号C)を入力とし、例えば信号Bが遮断指令であって、信号Cが許可指令の場合、故障と判断して、遮断信号を出力部203、警告部207に出力する。故障診断部204は、例えば信号Bが遮断指令であって、信号Cが許可指令の場合以外は、正常と判断して、許可信号を出力部203、警告部207に出力する。なお、予め決められた時間内に故障と判断した場合、その予め決められた時間経過後も、制御装置への入力にかかわらず、制御装置の電源が遮断されるまで、制御装置の出力が遮断状態となる状態を保持する。
強制遮断部205は、制御装置140に電源が投入された際、例えば制御装置140が電力変換装置100から電力を供給され、電源が立ち上がってから予め決められた時間、例えば指令に反応する設計時間Tを10msと規定した場合は、10ms以上、遮断指令を入力部201に出力する。強制遮断部205は、例えば電力変換装置100の出力状態に連動し、交流電動機120への出力が停止の状態で、強制遮断指令を出力する区間を設けるようにすることで、定期的に制御装置140の回路内部を検査することも可能である。
遮断解除部206は、指令装置130から入力されたリセット信号を入力とし、遮断解除指令を生成し、遮断保持部202に出力する(信号E)。遮断解除部206には、遮断保持部202が遮断状態を保持しなくても良い用途、例えば上位のPLCやリレーが遮断指令状態を保持する場合は、例えばスイッチ等で切り替えることで、常に解除信号を送り続けるように設定することもできる。
警告部207は、故障診断部204からの指令信号を入力とし、遮断信号が入力されたならば、故障と判断し表示部141と演算部105に故障信号を出力する。
図3は、強制遮断部205が電源投入時に遮断指令を行う様子を示したフローチャートである。
強制遮断部205は、制御装置140に電源が投入されたことを確認し(S301)、強制遮断信号を入力部201に出力する(S302)。強制遮断部205は、予め設定された時間経過するのを待って(S303)、設定時間経過後、強制遮断信号を許可信号に切り替える(S304)。
図4は、故障診断部204が故障を検出していない正常時の各信号のタイムチャートを示している。
制御装置140は、電源が供給されると、入力信号INに関わらず、強制遮断部205が信号Aに遮断信号を出力するため、正常な回路の場合、信号BおよびCには遮断指令が出力され、制御装置140の出力OUTは、遮断指令となる。強制遮断部205は、故障検出時間T経過後、信号Aを許可信号に変化させる。制御装置140は、故障検出時間経過後は、入力信号INに遮断信号が入力されると、遮断保持部202が遮断状態を保持し、信号RESETに解除信号が入力されると、遮断保持部202が遮断状態を解除する。制御装置140の出力OUTは、遮断保持部202の出力に従い、許可信号、遮断信号が切り替わる。制御装置140は、故障診断部204が故障を検出しない限り、警告部207からは正常信号が表示およびCOMに出力される。
図5は、故障診断部204が故障を検出する異常時の各信号のタイムチャートを示している。
制御装置140は、電源が供給されると、入力信号INに関わらず、強制遮断部205が信号Aに遮断信号を出力する。これにより、信号Bは遮断状態となるが、信号Cが出力許可となっている異常な回路状態の場合、故障断部204は、異常状態と判断し、信号Dとして遮断信号を出力する。制御装置140は、内部で異常状態が発見されたため、信号OUTとして遮断信号を出力する。強制遮断部205は、故障検出時間T経過後、信号Aを許可信号に変化させる。制御装置140は、故障検出時間経過後は、入力信号INおよび信号RESETの状態に関わらず、制御装置140の出力OUTは、故障診断部204の出力に従い、遮断信号が出力される。制御装置140は、故障診断部204が故障を検出した場合、警告部207からは異常信号が表示およびCOMに出力される。
よって、本実施例は、電源を遮断した後、再度立ち上げた場合、内部回路によって遮断状態から電位を開始するため、遮断状態すなわち安全な状態から立ち上げ、運転許可側への変化が発生する。よって、内部故障の情報が失われていても、状態の変化があるため、電源投入時に回路が壊れていても認識が可能となるため、故障認識がすぐさま可能となる。よって、電源投入時から故障の検査を行うことができる。
以上のように、本実施例は、制御対象への電力供給を制御する制御装置の故障診断方法であって、制御装置に電源が投入された際、制御装置への入力に関わらず、入力が遮断状態と同等となる状態で立ち上げ、予め決められた時間遮断状態を保持するように構成される。
また、制御対象への電力供給を制御する遮断保持部と、遮断保持部の故障を診断する故障診断部と、を備える制御装置であって、さらに、制御装置に電源が投入された際、制御装置への入力に関わらず入力が遮断状態と同等となる状態で立ち上げ、予め決められた時間遮断状態を保持する強制遮断部を有する構成とする。
また、制御装置を備えた電力変換装置であって、制御装置は、電力変換装置への電力供給を制御する遮断保持部と、遮断保持部の故障を診断する故障診断部と、制御装置に電源が投入された際、制御装置への入力に関わらず、入力が遮断状態と同等となる状態で立ち上げ予め決められた時間遮断状態を保持する強制遮断部を有する構成とする。
よって、制御装置の電源投入から故障が発見されるので、早期に注意喚起する仕組みを提供することができる。
本実施例では、安全機能を実装した電力変換装置と制御装置において、2重系の安全経路を持ったシステムの例を説明する。
本実施例では実施例1と共通する部分については、同様の符号を用いて説明し、異なる部分について詳細に説明するものとする。本実施例における制御装置140を組み込んだシステム構成は、実施例1にて説明した図1と同様である。ただし、実施例1では1重系の構成例を示したが、本実施例では2重系となるため、本実施例における、指令装置130、制御装置140および遮断操作部104は、二つの異なる経路によって、演算部105からの出力を遮断操作部104によって遮断する。また、遮断操作部104は、それぞれの経路のいずれか一方が遮断状態であれば、交流変換器103への出力を遮断状態にすることが可能である。
図6は、本実施例における制御装置140の内部構成の1例である。制御装置140は、入力部611および621、遮断保持部612および622、出力部613および623、故障診断部614および624、強制遮断部615および625、相互監視部616および626、警告部630を有する。
制御装置140の内部の二重となる経路は、経路それぞれが同様の動作を行っているため、片側の動作を詳しく説明する。また、制御装置140の内部の二重となる経路は、ブロック要素ごとに同様の動作をするならば、ブロック内部を構成する回路として、それぞれ異なる素子、異なる方法を用いても、その意図するところ変わらない。
例として、制御装置140に入力された信号IN1側の経路の説明を行う。
入力部611は、指令装置130からの指令信号(信号IN1)と、強制遮断部615からの指令信号(信号A1)を入力とし、いずれか一方の入力が遮断指令の場合は遮断指令を生成し、それ以外の場合は許可指令を生成し、それぞれ遮断保持部612、故障診断部614に出力する(信号B1)。
遮断保持部612は、入力部611からの指令信号(信号B1)と指令装置130からのリセット信号(信号RESET)を入力とし、遮断保持を行うかどうかを判断し、遮断指令または許可指令を、出力部613および故障診断部614に出力する(信号C1)。
出力部613は、遮断保持部612からの(信号C1)を入力とし、遮断を行うかどうかを判断し、遮断指令または許可指令を遮断操作部104に出力する。
故障診断部614は、入力部611の指令信号(信号B1)と遮断保持部612の指令信号(信号C1)を入力とし、例えば信号B1が遮断指令であって、信号C1が許可指令の場合、故障と判断して、遮断信号を相互監視部616に出力する。故障診断部614は、例えば信号B1が遮断指令であって、信号C1が許可指令の場合以外は、正常と判断して、許可信号を相互監視部616に出力する。なお、予め決められた時間内に故障と判断した場合、その予め決められた時間経過後も、制御装置への入力にかかわらず、制御装置の電源が遮断されるまで、制御装置の出力が遮断状態となる状態を保持する。
強制遮断部615は、制御装置140に電源が投入された際、例えば制御装置140が電力変換装置100から電力を供給され、電源が立ち上がってから予め決められた時間、例えば指令に反応する設計時間Tを10msと規定した場合は、10ms以上、遮断指令を入力部611に出力する。強制遮断部615は、例えば電力変換装置100の出力状態に連動し、交流電動機120への出力が停止の状態で、強制遮断指令を出力する区間を設けるようにすることで、定期的に制御装置140の回路内部を検査することも可能である。強制遮断部615および625の動作は、実施例1の図3で説明したフローチャートに従い動作するものである。
相互監視部616は、IN1信号の経路の診断結果として、故障診断部614が出力した指令信号(D1)と、IN2信号の経路の診断結果として、故障診断部624が出力した指令信号(D2)とを入力とし、いずれか一方が遮断指令信号である場合、逆側の遮断保持部622に遮断信号(E1)を出力する。相互監視部616および626は、お互いの故障状態を監視しているため、経路のいずれか一方に故障が発見された場合でも少なくとも1経路を遮断することが可能となる。
警告部630は、故障診断部614および624からの指令信号を入力とし、遮断信号が入力されたならば、故障と判断し、経路のいずれかに故障が起きているかを、表示部141と演算部105に故障信号として出力する。
図7は、相互監視部616が電源投入時に遮断保持指令を行う様子を示したフローチャートである。
相互監視部616は、制御装置140に電源が投入されたことを確認し(S701)、強制遮断部615が出力した遮断信号によって、故障診断部614が診断した結果を入力する(S702)。相互監視部616は、2経路の内少なくとも1方故障検出しているかどうかを判断し(S703)、いずれの経路も正常ならば、出力許可信号を遮断保持部622に出力し(S704)、少なくとも1方故障検出したらならば、強制遮断信号を遮断保持部622に出力する(S705)。
図8は、故障診断部614が故障を検出していない正常時、二経路の内の逆側の出力部623の出力を決定する各信号のタイムチャートを示している。
制御装置140は、電源が供給されると、入力信号IN1に関わらず、強制遮断部615が信号A1に遮断信号を出力するため、正常な回路の場合、
信号B1およびC1には遮断指令が出力され、故障診断部614は、故障していないと判断し、信号D1として正常信号を出力する。相互監視部616は、正常信号であるD1とD2を入力とし、正常と判断して、遮断保持部622に出力許可として信号E1を出力する。出力部623は、出力許可信号である信号C2によって、出力許可信号をOUT2に出力する。制御装置140は、故障診断部614または624が故障を検出しない限り、警告部630からは正常信号が表示およびCOMに出力される。警告部630は、故障診断部614および624の結果によって、どちらの経路が故障しているかを判断できるため、経路故障の状態をそれぞれ出力しても良い。制御装置140は、正常時の内部保持を働かせたくない場合には、RESET信号を入った状態にし続けることで、故障診断部614あるいは624が故障を検出していない場合、入力信号IN1あるいはIN2に従って、出力信号OUT1あるいはOUT2を動作させることが可能である。
図9は、故障診断部614が故障を検出した異常時、二経路の内の逆側の出力部623の出力を決定する各信号のタイムチャートを示している。
制御装置140は、電源が供給されると、入力信号IN1に関わらず、強制遮断部615が遮断信号A1を出力する。それにより、信号B1は遮断状態となるが、信号C1が出力許可となっている異常な回路状態の場合、故障断部614は、異常状態と判断し、信号D1として相互監視部616に遮断信号を出力する。相互監視部616は、異常である信号D1と正常である信号D2が入力された場合、異常状態が発見されたとして、異常とは逆側の経路の遮断保持部622の遮断を保持する指令として信号E1を出す。遮断保持部622は遮断状態が解除されないため、出力部623は、出力遮断信号である信号C2によって、出力遮断信号をOUT2に出力する。制御装置140は、故障診断部614または624が故障を検出した場合、警告部630からは異常信号が表示およびCOMに出力される。警告部630は、故障診断部614および624の結果によって、どちらの経路が故障しているかを判断できるため、経路故障の状態をそれぞれ出力しても良い。制御装置140は、内部に異常がある場合、入力信号IN1、IN2、信号RESET信号にかかわらず出力信号OUT1あるいはOUT2の少なくとも一方を遮断状態で出力することが可能である。
以上のように、本実施例は、制御対象への電力供給を制御する制御装置の故障診断方法であって、制御装置に電源が投入された際、制御装置への入力に関わらず、入力が遮断状態と同等となる状態で立ち上げ、予め決められた時間遮断状態を保持するように構成され、さらに制御装置は、2重系の構成であり、2重系の内のいずれか一方の系が予め決められた時間内に故障と判断した場合、予め決められた時間経過後も、制御装置への入力にかかわらず制御装置の電源が遮断されるまで制御装置の出力が遮断状態となる状態を保持する構成とする。
また、制御対象への電力供給を制御する遮断保持部と、遮断保持部の故障を診断する故障診断部と、を備える制御装置であって、さらに、制御装置に電源が投入された際、制御装置への入力に関わらず入力が遮断状態と同等となる状態で立ち上げ、予め決められた時間遮断状態を保持する強制遮断部を有し、制御装置は、遮断保持部と、強制遮断部と、故障診断部と、を二経路別々に備え、さらに二経路を相互に監視する相互監視部を備えており、相互監視部は、二経路の内の別経路側あるいは二経路のいずれかの故障診断部が予め決められた時間内に故障と判断した場合、予め決められた時間経過後も、制御装置への入力にかかわらず制御装置の電源が遮断されるまで制御装置の出力が遮断状態となる状態を保持する構成とする。
これにより、本実施例のシステムは、電源投入時から故障の検査を行うことができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100・・・電力変換装置、110・・・電源、120・・・交流電動機、130・・・指令装置、140・・・制御装置、101・・・直流変換部、102・・・平滑部、103・・・交流変換部、104・・・遮断操作部、105・・・演算部、106・・・表示操作部、141・・・表示部、201・・・入力部、202・・・遮断保持部、203・・・出力部、204・・・故障診断部、205・・・強制遮断部、206・・・遮断解除部、207・・・警告部、611・・・入力部、612・・・遮断保持部、613・・・出力部、614・・・故障診断部、615・・・強制遮断部、616・・・相互監視部、621・・・入力部、622・・・遮断保持部、623・・・出力部、624・・・故障診断部、625・・・強制遮断部、626・・・相互監視部、630・・・警告部

Claims (7)

  1. 指令装置からの指令信号を受けて制御対象への電力供給を制御する制御装置であって、
    前記制御装置に電源が投入された際、前記指令装置からの指令信号が遮断状態と同等となる状態で立ち上げ、予め決められた時間遮断状態を保持する遮断指令の指令信号を出力する強制遮断部と、
    前記指令装置からの指令信号と、前記強制遮断部からの指令信号を入力とし、いずれか一方の入力が遮断指令の場合は遮断指令を生成し、それ以外の場合は許可指令を生成し指令信号として出力する入力部と、
    前記指令装置から入力されたリセット信号を入力とし遮断解除指令を生成し指令信号として出力する遮断解除部と、
    前記入力部からの指令信号と前記遮断解除部からの指令信号を入力とし、遮断保持を行うかどうかを判断し、遮断指令または許可指令の指令信号を出力する遮断保持部と、
    前記入力部の指令信号と前記遮断保持部の指令信号を入力とし、前記入力部の指令信号が遮断指令であり前記遮断保持部の指令信号が許可指令の場合は遮断信号を、それ以外の場合は許可信号を指令信号として出力する故障診断部とを有することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記故障診断部は、前記予め決められた時間内に故障と判断した場合、前記予め決められた時間経過後も、前記指令装置からの指令信号にかかわらず前記制御装置の電源が遮断されるまで前記制御装置の出力が遮断状態となる状態を保持することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記故障診断部は、前記予め決められた時間内に故障と判断しなかった場合、前記予め決められた期間経過後は、前記指令装置からの指令信号に従い出力状態を制御することを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記制御装置は、前記遮断保持部と、前記強制遮断部と、前記故障診断部と、を二経路別々に備え、さらに前記二経路を相互に監視する相互監視部を備えており、
    前記相互監視部は、二経路の内の別経路側あるいは二経路のいずれかの故障診断部が前記予め決められた時間内に故障と判断した場合、前記予め決められた時間経過後も、前記指令装置からの指令信号にかかわらず前記制御装置の電源が遮断されるまで前記制御装置の出力が遮断状態となる状態を保持することを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    外部に警告を与える表示部を有し、
    該表示部は、内部経路上の故障が発見された場合に、ユーザに警告を与えるよう表示を行うことを特徴とする制御装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    外部に警告信号を伝える警告部を有し、
    該警告部は、内部経路上の故障が発見された場合に、外部機器に警告信号を伝えることを特徴とする制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置を備えた電力変換装置であって、
    電源から入力された交流電圧を直流電圧に変換する直流変換部と、
    該直流変換部から入力された直流電圧を平滑化して出力する平滑部と、
    該平滑部の直流電圧を入力とし直流電圧を交流電圧に変換する交流変換部と、
    PWM指令演算を行いPWM出力指令を出力する演算部と、
    該演算部から入力したPWM出力指令を、前記制御装置の指令信号によって操作し、前記交流変換部に出力する遮断操作部を有することを特徴とする電力変換装置。
JP2017507172A 2015-03-20 2015-03-20 制御装置及び電力変換装置 Active JP6572300B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/058597 WO2016151707A1 (ja) 2015-03-20 2015-03-20 故障診断方法及びそれを用いた制御装置、電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016151707A1 JPWO2016151707A1 (ja) 2017-11-16
JP6572300B2 true JP6572300B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=56978037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017507172A Active JP6572300B2 (ja) 2015-03-20 2015-03-20 制御装置及び電力変換装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3273316B1 (ja)
JP (1) JP6572300B2 (ja)
CN (1) CN107250934B (ja)
WO (1) WO2016151707A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077281B2 (ja) * 1988-04-13 1995-01-30 阪神エレクトリック株式会社 遠隔制御型給湯機用安全回路
JP2915485B2 (ja) * 1990-04-28 1999-07-05 沖電気工業株式会社 動作電圧印加回路
US6856137B2 (en) * 2002-02-19 2005-02-15 Bae Systems Controls Inc. Ground fault detection system and method
JP3970829B2 (ja) * 2003-10-10 2007-09-05 三菱電機株式会社 サーボ制御装置
JP2005185015A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Tokai Rika Co Ltd 電流遮断回路及び電気式ステアリングロック装置
JP2006316638A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Denso Corp メインリレー故障診断方法及び電子制御装置
JP4893931B2 (ja) * 2006-05-19 2012-03-07 オムロン株式会社 セーフティ・コントローラ
DE102008006512A1 (de) * 2008-01-29 2009-07-30 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Schaltungsanordnung zum Betreiben eines Hausgeräts und entsprechendes Verfahren
JP5913971B2 (ja) * 2011-12-27 2016-05-11 富士通テン株式会社 マイコン監視装置、車両の電気負荷を制御する電子制御装置およびマイコン監視方法
JP6091403B2 (ja) * 2013-11-18 2017-03-08 三菱電機株式会社 デジタル出力装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3273316A1 (en) 2018-01-24
CN107250934A (zh) 2017-10-13
EP3273316A4 (en) 2018-10-31
EP3273316B1 (en) 2021-01-27
WO2016151707A1 (ja) 2016-09-29
JPWO2016151707A1 (ja) 2017-11-16
CN107250934B (zh) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8476860B2 (en) Electric power converter
US9223394B2 (en) Rack and power control method thereof
JP5370724B2 (ja) 安全停止回路を備えたモータ制御装置
JP5856234B2 (ja) インバータ制御装置及びその制御方法
JP5319246B2 (ja) スイッチング電源保護システム及び計算機
WO2015063892A1 (ja) モータ制御装置
JP5822041B1 (ja) 電力変換装置
EP3166218B1 (en) Power converter
JP4655718B2 (ja) コンピュータシステム及びその制御方法
JP5549535B2 (ja) 情報処理装置,制御方法および制御装置
JP6334208B2 (ja) 電源装置、及び、電源異常判定方法
JP6572300B2 (ja) 制御装置及び電力変換装置
TWI429162B (zh) 多電源並聯供電系統
JP2013247693A (ja) 電動機駆動用電力変換装置
JP2015142452A (ja) モータ駆動装置
JPWO2018211889A1 (ja) モータ駆動装置
JP2009005443A (ja) 可変電圧可変周波数電源装置及びその待機系異常検出方法
JP4575876B2 (ja) インバータ装置及びインバータシステム
JP2007244167A (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP7338418B2 (ja) インバータの運転停止装置
JP6437122B2 (ja) インバータ制御装置
JP2018195128A (ja) 診断装置
JP2014164488A (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP2015148973A (ja) 監視デバイス、管理デバイス、電子装置、状態通知方法、対処方法、およびコンピュータ・プログラム
JP2011176898A (ja) モータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6572300

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150