JP6571722B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、機体に操作パネルを備える作業機に関する。
作業機には、前方を照らす前照灯と、作業者に情報を提供するインジケータランプとを備える歩行型除雪機が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、インジケータランプとして、作業者が操作する操作パネルにリセット表示灯を設け、リセット表示灯によって、オーガハウジングを水平位置に自動調整しているか否かを視認可能にする。
特開2015−081478号公報
前照灯は、作業機の前方を照らすため、作業機の後進時に進行方向を照らしたり、作業者の足下を照らすことはできない。このため、夜間や暗所で作業する場合に、路面状況を視認し難い場合が生じる。
また、従来の除雪機は、操作レバーが後進位置に操作されたことを示すインジケータランプを備えておらず、この種のインジケータランプを設けることが望まれる。
そこで、本発明は、後進時の進行方向又は作業者の足元を確認し易くすることを目的とする。また、簡易な構成で後進位置に操作されていることを通知可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の作業機は、機体の後部に操作パネルと、前記操作パネルを操作する作業者が把持可能な操作ハンドルとを備える作業機において、前記操作パネルは、当該作業機の後進、及び後進速度を指示する手動操作子と、前記操作パネルの背面から後方に向けてインジケータ光を照射する後進ランプと、前記操作パネルから下方に向けて、前記インジケータ光よりも大光量で、かつ、地面に近づくほど拡がる照明光を照射する照明装置と、前記手動操作子の位置に基づいて後進位置と判定すると、前記後進ランプ及び前記照明装置を点灯させる制御部とを有し、前記制御部は、前記後進位置と判定すると、前記後進ランプを点灯させる制御と、前記手動操作子の位置に基づいて後進速度を判定し、判定した後進速度が高いほど、前記照明装置を明るく点灯させる制御とを実行する
この構成によれば、機体の最後端に設けられる操作パネルを利用して効率良く、後進時の進行方向、及び作業者の足元を照らすことができる。
前記手動操作子の位置に基づいて後進位置と判定すると、前記後進ランプ及び前記照明装置を点灯させる制御部を備えるので、作業者が照明装置を手動で操作する必要がない。
た、後進時に自動的に照明装置を点灯させることができる。、
た、作業者は、後進時の進行方向、及び足元をより確認し易くなり、且つ、明るさの強弱により後進速度を認識し易くなる。
また、上記構成において、前記後進ランプは、前記照明装置と一体に構成されることを特徴とする。この構成によれば、インジケータランプと照明装置の構成の一部を共用でき、部品点数を低減したり、小型化したりすることができ、コスト低減や省スペース化に有利である。
また、上記構成において、前記後進ランプは、前記操作パネルの背面に配置され、前記照明光を照射する発光部は、前記操作パネルの下面に配置され、前記操作パネルの後下端から下方に向けて前記照明光を照射することを特徴とする。この構成によれば、作業者が後進ランプからの光、及び照明光を容易に視認できる。
また、上記構成において、前記後進と前記発光部とは、共通の基板を用いて点灯され、前記操作パネルの後下部に、前記基板を収容するケースが配置され、前記ケースの背面に、前記後進ランプが配置され、前記ケースの下面に、前記発光部が配置されることを特徴とする。この構成によれば、基板及びケースを共用でき、コスト低減や省スペース化に有利である。
本発明によれば、後進時の進行方向又は作業者の足元を確認し易くなる。
本発明の実施形態に係る作業機の側面図である。 作業機の構成を模式的に示す図である。 作業機の操作パネルを周辺構成と共に側方から示す図である。 作業機の照明装置の分解斜視図である。 スロットルレバーを示す図。 制御部による後進ランプ及び下方照明ライトの制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る作業機10の側面図である。また、図2は作業機10の構成を模式的に示す図である。なお、前後左右、及び上下といった各方向の記載は、作業機10を基準とした各方向である。図1中、前方向を符号FRで示し、上方向を符号UPで示している。
図1に示すように、作業機10は、機体11(車体フレームに相当)に、動力源12と走行装置13(走行部)と除雪作業部14(作業部)と操作パネル15(操作装置とも称する)とを備えた自走式除雪機(歩行型除雪機とも称する)である。機体11の後部から後方上部へ操作ハンドル16が延びている。除雪作業を行う作業者(操縦者、運転者とも称する)は、作業機10後方にて操作ハンドル16を把持し、作業機10に連れて歩行しながら作業機10を操縦する。つまり、作業機10は有人作業機である。
動力源12は、作業機10の前後中央に設けられ、この動力源12の前上部から左右に間隔を空けて一対のアーム17が立設する。これらアーム17の上端に、照明光を照射する前照灯20(照明部)が支持される。この前照灯20は、機体11の前部に配置された除雪作業部14(後述するオーガハウジング41、及びシュータ45等)よりも後方、且つ、オーガハウジング41よりも上方に配置されるとともに、シュータ45に対して左右方向にずれた車幅中央位置に配置される。これにより、シュータ45を避けつつ作業機10前方(オーガハウジング41前方)に、照明光を照射できる。
動力源12は、走行装置13と除雪作業部14を駆動するものであり、図2に示す電動モータ31と、図2に示すエンジン32とを有する。電動モータ31は、図2に示す制御部40の制御の下、走行装置13を駆動する。本構成では、左右に間隔を空けてクローラ式の走行装置13を備え、各走行装置13を減速機構を介してそれぞれ異なる電動モータ31で駆動する。
エンジン32は、内燃機関であり、制御部40の制御の下、変速機34を介して除雪作業部14を駆動する。エンジン32の駆動軸には発電機35が設けられる。発電機35によって発電された電力は、バッテリ36、電動モータ31、前照灯20等の作業機10が有する電装部品に供給される。なお、走行装置13は、エンジン32によって駆動される構成でもよい。
図1及び図2に示すように、除雪作業部14は、オーガハウジング41と、オーガハウジング41の後部に連結されるブロアハウジング42と、オーガハウジング41内に設けられたオーガ43と、ブロアハウジング42内に設けられたブロア44と、ブロアハウジング42から上方へ延びたシュータ45とを備える。
オーガハウジング41は、オーガ43の上方、後方及び左右両側を覆うカバーであり、オーガ43の前方及び下方を露出した状態でオーガ43を覆う。
オーガ43は、変速機34の出力軸34Sの回転によって回転駆動され、作業機10前方の雪を掻き取る。ブロア44は、制御部40の制御の下、オーガ43によって掻き取られた雪をシュータ45に供給し、シュータ45によって雪を離れた位置に飛ばす。つまり、シュータ45は、オーガ43によって掻き集めた雪を作業機10から離れた位置に投雪する投雪部として機能する。
シュータ45は、走行装置13が接地している設置面Gr(作業機10が走行する走行面に相当)に対して、垂直方向に延びる軸線周りに回転可能に設けられ、シュータ駆動モータ47によって回転駆動される。シュータ45が回転することによって、投雪方向を前後左右の任意の方向に調整可能である。
シュータ45の上端部には、シュータガイド48が設けられる。シュータガイド48は、上下にスイング自在に取り付けられ、上下方向の角度(つまり、投雪角度)を調整可能である。シュータガイド48は、ガイド駆動モータ49によって投雪角度が制御される。
図1に示されるように、作業機10は、左右の走行装置13によって前進走行しつつ、前部のオーガ43によって雪を掻き集め、掻き集めた雪をブロア44によってシュータ45を介して遠方へ排出することができる。
また、作業機10は、オーガハウジング41の姿勢を変更するオーガハウジング駆動機構50を備える。オーガハウジング駆動機構50は、機体11に対してオーガハウジング41を昇降駆動する昇降駆動機構と、機体11に対してオーガハウジング41をローリング(横揺れ)駆動するローリング駆動機構とで構成される。これにより、オーガハウジング41の高さを変更し、且つ、左右方向への向きを変更可能である。この場合、オーガ43はオーガハウジング41と共に移動する。
制御部40は、プログラム及び各種データを記憶するメモリ40A(図2)を有し、メモリ40Aに記憶されたプログラムを実行することによって、作業機10の各部を制御する。制御部40は操作パネル15の近傍に配置される。
同図1に示すように、操作ハンドル16は、作業者が把持するグリップ61と、左右の旋回操作レバー62とをそれぞれ有している。さらに、左の操作ハンドル16は、走行準備レバー63を有している。
制御部40は、作業者が所定操作(走行準備レバー63を握ってグリップ61側に下げる操作)を行っている場合に、走行装置13と除雪作業部14の駆動を許可する。また、制御部40は、作業者が左又は右の旋回操作レバー62を握っているときに、握っている方へ作業機10を旋回するように、走行装置13を制御する。
図2に示すように、操作パネル15は、メインスイッチ66、スロットルレバー67、方向速度レバー68、オーガハウジングレバー69、シュータ操作レバー70、オーガスイッチ71、及び目標作業速度設定部72等を備えている。
メインスイッチ66は、電気系統をオンにするとともに、エンジン32を始動させる手動操作子である。スロットルレバー67は、エンジン32の回転速度を制御するための手動操作子である。方向速度レバー68は、左右の走行装置13の回転を制御するための手動操作子である。
オーガハウジングレバー69は、オーガ43で除雪作業時に、オーガハウジング駆動機構50によって、オーガハウジング41を雪面に合わせて昇降並びにローリングさせる手動操作子である。シュータ操作レバー70は、シュータ駆動モータ47、及びガイド駆動モータ49によって、シュータ45及びシュータガイド48の向きを変えるための操作部材である。
オーガスイッチ71は、オーガ43とエンジン32との間の動力伝達経路に設けられた不図示の電磁クラッチを切り替える手動操作子であり、オーガスイッチ71がオンのときに動力伝達を可能にし、オフのときに動力伝達を遮断する。つまり、制御部40は、走行準備レバー63をグリップ61側に下げる操作と、オーガスイッチ71をオンにする操作とが行われた場合に、エンジン32の動力によってオーガ43及びブロア44を駆動させる。
目標作業速度設定部72は、除雪作業部14の目標作業回転速度を設定する手動操作子である。シュータ45からの投雪距離はブロア44の回転速度によって決まるので、除雪作業部14の目標作業回転速度が設定されると、シュータ45からの投雪距離が設定される。つまり、目標作業速度設定部72は、投雪距離を設定する手動操作子(投雪距離レバー)でもある。
また、作業機10は、制御部40が作業機10の各部を制御するために必要な情報を検出する検出部80(図2)を備えている。つまり、検出部80は、作業機10が有する各部の情報(本構成では、除雪作業部14の回転速度(オーガ43の回転速度)、エンジン32の回転速度、オーガハウジング41の高さ、重力方向に対するオーガハウジング41の傾き角、オーガハウジング41のローリング位置等)を検出するためのセンサを備える。これらのセンサについては、従来の除雪機が有するセンサを適用可能である。
図3は操作パネル15を周辺構成と共に側方から示す図である。なお、図3では、操作パネル15等の外形線を波線で示し、以下に記載する照明装置200を実線で示している。
上述した各操作子(メインスイッチ66、スロットルレバー67、方向速度レバー68、オーガハウジングレバー69、シュータ操作レバー70、オーガスイッチ71、及び目標作業速度設定部72等)は、操作パネル15の上面及び背面等に配置される。また、操作パネル15の上面の下方、且つ、操作パネル15の最後端には、照明装置200(図1〜図3)が配置される。
照明装置200は、作業者に機体11の状態を報知する情報提供部として機能するインジケータランプ201と、照明光を照射する照明ランプ202とを備える。これらランプ201、202は、制御部40の制御の下、バッテリ36(図2)の電力を利用して点灯・消灯が行われる。
図1及び図3中、符号L1で示す矢印は、インジケータランプ201から照射される光(つまり、インジケータ光)を示し、符号L2は、照明ランプ202から照射される照明光を示している。インジケータ光L1は、操作パネル15の背面から後上方に向けて照射されるので、操作パネル15を操縦する作業者が容易に視認可能である。
また、照明光L2は、操作パネル15の後下端から下方に向けて照射される。これによって、照明ランプ202は、操作パネル15下方を照明する下方照明ライトとして機能する。以下、説明の便宜上、照明ランプ202を「下方照明ライト202」と表記する。
図1に示すように、操作パネル15は、機体11の最後端に配置されるので、照明光L2は、機体11の後方に露出する地面GrXを照明する。この地面GrXは、作業機10が後進するときに走行装置13が走行する面であり、作業者の足近傍の地面でもある。
これにより、照明光L2は、後進時に走行する領域、且つ、作業者の足元を照明する。同図1に示すように、照明光L2は、地面GrXに近づくほど拡がるので、走行装置13の直後の領域まで広く地面GrXを照明できる。
また、照明光L2は、操作パネル15下方に照射されるので、操作パネル15後方の作業者の目に直接入射せず、間接光のみが作業者に知覚される。したがって、作業者が照明光L2を眩しいと感じる事態が回避されている。
図4は照明装置200の分解斜視図である。図4中、左方向を符号LHで示している。
照明装置200は、インジケータランプ201が配置される基板211と、基板211に電気的に接続される下方照明ライト202と、各ランプ201及びライト202を各々覆うカバー212、213と、これらを収容すると共に操作パネル15の後下部に配置されるケース214とを備えている。
基板211には、制御部40及びバッテリ36と配線接続するためのコネクタ211A、インジケータランプ201へ電力を供給する電源回路部品、及びインジケータランプ201等が実装される。これによって、基板211には、制御部40の制御の下、インジケータランプ201を点灯制御する電気回路が形成される。
また、基板211には、下方照明ライト202と配線接続するための不図示のコネクタ、及び下方照明ライト202へ電力を供給する電源回路部品等も実装される。これによって、制御部40の制御の下、下方照明ライト202を点灯制御する電気回路が形成される。
本構成では、インジケータランプ201と下方照明ライト202とが共通の基板211を用いて点灯されるので、電源や配線の少なくとも一部を共用でき、部品点数を低減したり、小型化したりすることができる。
図4に示すように、インジケータランプ201は複数(3つ)設けられており、そのうちの少なくとも1つが、スロットルレバー67による後進操作に連動して点灯する後進ランプ201Aに割り当てられている。
残りのインジケータランプ201は、例えば、メインスイッチ66のオン操作に連動して点灯するスイッチランプ、又は所定の警告を報知する警告ランプ等に割り当てられる。以下の説明において、後進ランプ201Aを他のインジケータランプ201と特に区別して説明する場合、後進ランプ201Aと表記し、区別しない場合、インジケータランプ201と表記する。
インジケータランプ201には、インジケータに好適な光量等の条件を満足する発光部を実現する光源が適用され、本構成では、消費電力の低減及び長寿命化に有利なLEDが適用される。なお、LEDに限定されず、ハロゲンランプ等の他の光源を適用してもよい。
下方照明ライト202には、インジケータランプ201よりも大光量の発光部を実現する光源が適用され、本構成では、左右方向に一列に配置された複数(6個)のLEDを備えたLEDモジュールで構成される。これによって、下方照明ライト202は、足元の照明に十分な光量を確保するとともに、低消費電力で、且つ、長寿命である。下方照明ライト202についても、LEDに限定されず、他の光源を適用してもよい。
カバー212は、インジケータランプ201を作業機10の背面側から覆うインジケータカバーとして機能する。このカバー212は、ケース214の背面に設けられた開口部214Hに内側から装着され、インジケータランプ201に対応する領域が透明部材で形成される。
また、カバー213は、下方照明ライト202を下方から覆うランプカバーとして機能する。このカバー213は、ケース214の下面に設けられた開口部214Tに内側から装着され、下方照明ライト202に対応する領域が透明部材で形成される。なお、カバー213が、下方照明ライト202の配光を制御するレンズの機能を備えてもよい。
ケース214は、上部が開口する箱型のケース本体214Aと、ケース本体214Aの上部開口を覆う蓋214Bとで形成される。蓋214Bには、基板211にコネクタ接続される配線を通す配線通し孔214Vが設けられている。
図5はスロットルレバー67(前後進速度調節レバーとも称する)を示す図である。
図5に示すように、スロットルレバー67の周囲には、「ニュートラル」、「前進ノッチ位置1」〜「前進ノッチ位置4」、「後進ノッチ位置1」、及び「後進ノッチ位置2」を記述したラベル15Rが設けられ、このラベル15Rによって、スロットルレバー67がいずれの位置かを視認可能である。このラベル15Rは操作パネル15の上面に張り付けられている。
スロットルレバー67は、「ニュートラル」の位置を基準にして前方(図5中、上方)及び後方(図5中、下方)へ操作可能に構成され、前方に行くほど、「前進ノッチ位置1」〜「前進ノッチ位置4」へと4段階で前進速度を高めることができる。また、スロットルレバー67は、「ニュートラル」の位置を基準にして後方に行くほど、「後進ノッチ位置1」〜「後進ノッチ位置2」へと2段階で後進速度を高めることができる。
図6は制御部40による後進ランプ201A及び下方照明ライト202の制御を示すフローチャートである。この制御は、操作パネル15のメインスイッチ66がオンにされた場合に開始され、メインスイッチ66がオフになるまで実行される。
まず、制御部40は、初期状態として、後進ランプ201A及び下方照明ライト202をオフ(OFF)にする(ステップS11)。次に、制御部40は、スロットルレバー67の位置を検出し(ステップS12)、後進位置か否かを判定する(ステップS13)。ステップS13では、スロットルレバー67が「後進ノッチ位置1」及び「後進ノッチ位置2」のいずれかの位置であれば、後進位置と判定される。
後進位置でない場合(ステップS13;NO)、制御部40は、ステップS11の処理に移行し、後進ランプ201A及び下方照明ライト202をオフ(OFF)に保持する。
一方、後進位置の場合(ステップS13;YES)、制御部40は、後進ランプ201Aをオン(ON)に切り替えて点灯させる(ステップS14)。さらに、制御部40は、後進位置が、高速側の「後進ノッチ位置2」か低速側の「後進ノッチ位置1」かを検出し(ステップS15)、「後進ノッチ位置2」の場合、(ステップS16;YES)、下方照明ライト202を強で点灯させる(ステップS17)。これに対し、「後進ノッチ位置1」の場合、(ステップS18;YES)、制御部40は、下方照明ライト202を弱で点灯させる(ステップS19)。下方照明ライト202を点灯させた後、制御部40は、ステップS15の処理に移行する。
ここで、下方照明ライト202を強で点灯させた場合、下方照明ライト202を弱で点灯させた場合よりも地面GrXがより明るく照らされる。なお、下方照明ライト202を弱で点灯させた場合でも、地面GrXの状態を十分に視認できる程度に地面GrXは照らされる。以上が後進ランプ201A及び下方照明ライト202の制御である。
図6に示す制御によれば、後進操作が行われた場合、後進ランプ201Aの点灯によって、作業機10が後進位置に操作された状態(つまり、後進操作状態)であることが作業者等に報知されるととともに、下方照明ライト202によって、後進時に走行する領域、且つ、作業者の足元が照明される。
したがって、作業者は、操作パネル15に張り付けられたラベル15Rを視認できない夜間であっても、後進ランプ201A及び下方照明ライト202の双方によって、後進操作状態であるか否かを容易に認識できる。しかも、作業者は、下方照明ライト202によって、後進時の進行方向及び足元に対応する地面GrXの状態を確認し易くなり、作業性が向上する。
また、「後進ノッチ位置2」の場合、つまり、相対的に高速で後進する場合、下方照明ライト202が強で点灯するので、地面GrXの状態をより確認し易くなる。しかも、作業者は、下方照明ライト202の明かりの強弱によって、「後進ノッチ位置2」か「後進ノッチ位置1」かを容易に認識することが可能である。
以上説明したように、本実施形態の作業機10は、機体11の最後端に操作パネル15を備え、操作パネル15に、当該操作パネル15から下方に向けて照明光L2を照射する下方照明ライト202を含む照明装置200を有している。この構成によれば、機体11の最後端に設けられる操作パネル15を利用して効率良く、後進時の進行方向、及び作業者の足元を照らすことができる。
これにより、作業者が、後進時の進行方向、及び足元を確認し易くなる。また、作業機10が前進時に通過した轍に沿って後進させたり、除雪して出来た雪の壁に擦れないように後進させたり、除雪作業後の地面の凹凸の仕上がりを確認したり、といった作業を容易に行うことができ、作業性が向上する。
また、上記構成によれば、照明光L2を照射しても、照明光L2が作業者の目に直接入射せず、照明光L2を眩しいと作業者が感じる事態を回避できる。このため、作業中に前進と後進を頻繁に繰り返し、下方照明ライト202が点灯と消灯を頻繁に繰り返しても、作業者に与えるストレスを十分に抑制できる。
また、制御部40は、操作パネル15の操作に連動させて下方照明ライト202を制御するので、作業者が下方照明ライト202を手動で操作する必要がない。この場合、制御部40は、作業機10を後進させる操作が行われた場合に下方照明ライト202を点灯させるので、後進時に自動的に下方照明ライト202を点灯させることができる。したがって、作業者は、後進ランプ201Aを見なくても、下方照明ライト202の照明光L2によって、作業機10が後進操作状態であることを認識可能である。
つまり、本構成では、後進ランプ201Aと下方照明ライト202とのいずれによっても、後進位置に操作されていることを通知可能である。
また、制御部40は、作業機10の後進、及び後進速度を指示する手動操作子であるスロットルレバー67によって後進が指示され、かつ、指示された後進速度が高いほど、下方照明ライト202を明るく点灯させている。この後進速度と明るさとの連動によって、作業者は、後進時の進行方向、及び足元をより確認し易くなり、且つ、明るさの強弱により後進速度を認識し易くなる。
なお、スロットルレバー67が後進速度を二段階で可変可能な場合を説明したが、スロットルレバー67が後進速度を三段階以上で可変可能な場合、後進速度が高いほど明るく点灯するように下方照明ライト202を三段階以上の明るさで点灯制御することが好ましい。
また、操作パネル15は、インジケータランプ201を有し、インジケータランプ201は、下方照明ライト202を有する照明装置200と一体に構成されている。この構成によれば、インジケータランプ201と下方照明ライト202とで照明系の構成の一部を共用でき、部品点数を低減したり、小型化したりすることができる。したがって、インジケータランプ201と下方照明ライト202とを別々の装置に設ける場合と比べて、構成を簡易にできる。
本実施形態では、図4に示したように、インジケータランプ201と下方照明ライト202とが共通の基板211を用いて点灯される構成とし、この基板211を収容するケース214を操作パネル15の後下部に配置し、このケース214の背面に、インジケータランプ201を配置し、ケース214の下面に、下方照明ライト202を配置している。これによって、インジケータランプ201は操作パネル15の背面に配置され、下方照明ライト202は操作パネル15の下面に配置される。基板211及びケース214を共用できるので、部品点数の低減、及び小型化が可能であり、コスト低減や省スペース化に有利である。
また、一体に構成されるので、インジケータランプ201に対応する情報との連係が容易であり、上述したように、後進時の点灯ON、及び後進速度に合わせた光量の調整が容易である。
また、図1及び図4に示したように、インジケータランプ201は、操作パネル15の背面に配置され、照明光L2を照射する発光部である下方照明ライト202は、操作パネル15の下面に配置され、操作パネル15の後下端から下方に向けて照明光L2を照射する。この構成によれば、操作パネル15を操縦する作業者がインジケータ光L1及び照明光L2を容易に視認できる。
上述の実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、後進ランプ201Aを削除し、後進時の進行方向、及び足元を照らす下方照明ライト202だけで後進位置に操作されていることを作業者に通知するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、操作パネル15及び照明装置200等の構成、形状、及び配置等は適宜に変更してもよい。また、作業機10がオーガタイプの場合を説明したが、ドーザータイプでもよいし、作業機10の各部の構成に、公知の除雪機の構成を適用してもよい。また、作業機10は除雪機に限定されず、除雪機以外の作業機であってもよい。
10 作業機
11 機体
12 動力源
13 走行装置(走行部)
14 除雪作業部(作業部)
15 操作パネル(操作装置)
40 制御部
67 スロットルレバー(前後進速度調節レバー、手動操作子)
200 照明装置
201 インジケータランプ
201A 後進ランプ
202 照明ランプ(下方照明ライト、発光部)

Claims (4)

  1. 機体の後部に操作パネルと、前記操作パネルを操作する作業者が把持可能な操作ハンドルとを備える作業機において、
    前記操作パネルは、
    当該作業機の後進、及び後進速度を指示する手動操作子と、
    前記操作パネルの背面から後方に向けてインジケータ光を照射する後進ランプと、
    前記操作パネルから下方に向けて、前記インジケータ光よりも大光量で、かつ、地面に近づくほど拡がる照明光を照射する照明装置と、
    前記手動操作子の位置に基づいて後進位置と判定すると、前記後進ランプ及び前記照明装置を点灯させる制御部とを有し、
    前記制御部は、前記後進位置と判定すると、前記後進ランプを点灯させる制御と、前記手動操作子の位置に基づいて後進速度を判定し、判定した後進速度が高いほど、前記照明装置を明るく点灯させる制御とを実行する、ことを特徴とする作業機。
  2. 前記後進ランプは、前記照明装置と一体に構成されることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 前記後進ランプは、前記操作パネルの背面に配置され、
    前記照明光を照射する発光部は、前記操作パネルの下面に配置され、前記操作パネルの後下端から下方に向けて前記照明光を照射することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の作業機。
  4. 前記後進ランプと前記発光部とは、共通の基板を用いて点灯され、
    前記操作パネルの後下部に、前記基板を収容するケースが配置され、
    前記ケースの背面に、前記後進ランプが配置され、
    前記ケースの下面に、前記発光部が配置されることを特徴とする請求項3に記載の作業機。
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