JP6570131B2 - 漆製品及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、本発明は、例えば食器、容器、装飾品等を、漆を主成分とする塗料又はカシュー塗料を使用して作製される漆製品及びその製造方法に関するものである。
古くから我が国では、漆は、ウルシ科の落葉高木から樹液を採取し、その採取した樹液を精製し、ウルシオールを主成分とする塗料を漆塗料として木や陶器で作成された食器等の表面をコーティングや色付けとして使用されてきている。
また、最近では特許文献1で開示されるように、非浸透性かつ可撓性のある基材、例えばポリプロピレン製の抜き型の表面に漆を主成分とする塗料を塗布し、これを乾燥・硬化させた後にその上層に再度漆塗料を塗布し、これを乾燥・硬化するという塗布工程を繰り返すことで漆塗料を塗り重ねた積層体を抜き型上に形成し、次いで抜き型を撓ませることで積層体を抜き型から離型させて得た漆製品が提案されてきている。
特開2015−134479号公報
この漆製品は、木材、竹及び陶器等の芯を用いずに漆の成分そのものから作成されており、新しい素材としての活用や自然由来の樹脂として環境にも良く優れた製品である。
しかしながら、単一素材であるためにデザイン性の自由度が少なく、更にこれら漆製品を活用した創作性に富んだ製品が望まれるようになってきた
本発明は、単一素材として漆だけでなく、異素材を組み合わせてデザイン性に富んだ漆製品及びその製造方法を提供することにある。
漆製品とは異なる素材となる異素材製品から型を成形し、前記異素材製品から前記型を成形した一部分と同じ形状の部分となる部品を作成し、前記部品を前記型と同じ形状の箇所に仮止めを行い、その後、前記型及び前記部品の少なくとも周囲に漆塗料を塗布し、その漆塗料を乾燥し、漆塗料の塗布及び漆塗料の乾燥を繰り返し行い、前記部品と共に漆製品の積層体を形成し、前記型から前記部品と共に離型して漆製品を得るようにしたことを特徴とする。
以上の製造方法によって、今までにない異素材を組み合わせてデザイン性が豊かな漆製品を製造することが可能となった。特に、異素材及び漆本来の質感を楽しむことが可能である。
実施形態の漆製品の製造に使用される異素材を現した斜視図である。 実施形態の漆製品の製造に使用される異素材を型取りの様子を示した概要図である。 実施形態の漆製品の製造に使用される異素材を現した説明図である。 実施形態の漆製品の製造工程の一部の様子を示した概要図である。 実施形態の漆製品の製造工程の一部の様子を示した概要図である。 実施形態の漆製品を現した斜視図である。 実施形態の漆製品の製造工程を示すフロー図である。 実施形態の他の実施例の漆製品の製造工程の様子を示す概要図である。 実施形態の他の実施例の漆製品の製造工程の様子を示す概要図である。
本発明にかかる漆製品及びその製造方法の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
(実施例1)
図1乃至図7を参照して、例えば漆製品10のコップ11を製造する場合を例として、漆製品及び漆製品の製造方法を説明する。主に図7の製造工程を示すフロー図に従って説明する。本実施形態ではコップ11を例にして説明するが、その他にも杯・皿・重箱・茶わん・徳利・水差し・湯飲み・わん・コーヒーカップ・銘々皿・取り皿・盛器・菓子器・盃・ぐいのみ・片口・屠蘇器・手桶・飾り皿・棗・炉縁・喰籠・茶杓・茶箱・たる・盆・ぜん・はし・はし箱・茶托・花瓶・香炉・香合・水盤・花器等にも応用でき、後述する造形物にも適用が可能である。
図1は、実施形態の漆製品10の製造に使用される異素材20を現した斜視図である。図2は、実施形態の漆製品10の製造に使用される異素材20を型取りの様子を示した概要図である。図3は、実施形態の漆製品10の製造に使用される異素材20を現した説明図である。図4は、実施形態の漆製品10の製造工程の一部の様子を示した概要図である。図5は、実施形態の漆製品10の製造工程の一部の様子を示した概要図である。図6は、実施形態の漆製品10を現した斜視図である。図7は、実施形態の漆製品10の製造工程を示すフロー図である。
図1は、異素材20が示されており、例えば透明なガラスのコップ22を例に説明する。二酸化ケイ素を主成分とするガラス材で成形されたコップ22は、円錐台の形状となり、自立して立たせることが可能な形状である。コップ22の中央付近には菱形に形成し、その菱形の中央に十字の模様21が彫り込まれている。尚、本実施例ではガラス製品を例にしたが、木材製品、竹材製品、陶器製品及び樹脂製品等の異素材20であってもよく、用途又はデザインに応じて適宜変更は可能である。
先ず、型取り工程(S1)が行われる。型取り工程(S1)は、図2に示すように木材やプラスチック又は紙等の材料により、上端を開放した円形や四角状の箱形で型枠30を形成する。その型枠30の中に型を形成する基材31を流し込む。基材31は、プラスチック又はエラストマーが採用され、透明性、非浸透性であり且つ可撓性が優れている材料がより良い。基材31には、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、PBT樹脂、シリコーン樹脂、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニリデン、合成ゴム等が挙げられる。
そして、基材31を硬化しないうちに、コップ22を、その基材31の中に埋没させて型を取る。基材31がある程度硬化すれば、基材31からコップ22を取り除く。
次に、部品取り工程(S2)を行う。部品取り工程(S2)は、図3に示すように所望する形状を型取りした異素材20であるコップ22から切り取る。本実施例では破線の部分を部品23として取り出している。部品取り工程は(S3)は、ガラス切りで切り取る場合、又はハンマーで砕きその破片からデザイン性の良い物を抽出する場合、またコップ22の部品23の部分を複製する場合等の様々な加工方法により部品取り工程(S2)は考えられる。本実施例では、部品23は、コップ22をハンマーで叩きコップ22の破片の部分の内、模様がある箇所を抽出し使用している。
次に、部品貼り付け工程(S3)を行う。部品貼り付け工程(S3)は、図4に示すように型を取った基材31の上の同じ形状の貼付位置32に、部品23を埋め込む。部品23は、落下しないように木製品を接着するために使用される接着剤や粘着テープ等で貼付位置32に仮止めが行われる。特に、落下しそうな場合には仮止めとして接着剤や粘着テープが使用されるが、載置しても固定が可能な型であれば、特に接着剤や粘着テープ等を使用しなくとも良い。
次に、部品貼り付け工程(S3)が終了すると、漆塗り工程(S4)が行われる。漆塗り工程(S4)は、初めに漆を基材31に塗り下地13が作られる。ウルシオール、ゴム質、含窒素物、水分等からなる漆液により精製された漆塗料の主成分は、ウルシオールと酸化酵素ラッカーゼで構成されている。漆塗料の他に、カシュー塗料、ウレタン塗料、又はウレタンと漆の混合塗料等による方法も考えられる。
この漆塗り工程(S4)では部品23(異素材20)を更に漆製品10との結合を強固にするため、下地13を塗って乾燥させた下地13の上に、補強材15により漆製品10と部品23との段差を埋めている。図5に示すように補強材15は、砥石、火山灰や粘土や珪藻土を焼いて固めた粉末状の所謂「地の粉」を生漆と混ぜて粘土状にして形成する。地の粉は、漆塗りの下地剤として使用されており、この地の粉を使用することで、漆との相性が良く、また自然の材料であることから環境にも良い。また、本実施例ではガラスの透明感を残すため部品23の表面に漆塗装を行っていないが、漆製品10と結合を強硬にする場合や装飾のために、部品23の周囲だけでなく、表面にも漆塗料を塗装しても良い。部品23の側面の周囲に漆塗装を行った上から補強材15を貼り付ければより強固に補強材15が下地13と密着しやすくなる。
本実施例の補強材15の上から塗装することが可能であり、非常に硬くはげにくく塗装することができる。また、補強材15も生漆を混ぜてあるため漆塗料と同様に乾燥により硬化する。生漆の代わりに通常の漆塗料に使用される漆を混ぜ合わしても良い。補強材15は、粘土状であるために部品23と下地との間の隙間に埋め込みやすいので、密着性がよくなり剥がれ及び型崩れを起こし難いという利点がある。
この漆塗料を刷毛や筆等で塗布する際の塗布する厚みは塗料の種類や粘度で一定ではないが、通常において塗布した直後の状態で20〜100μm程度の厚みとなる。
そして、次に乾燥工程(S5)を行う、漆塗料を塗った製品10を乾燥させる工程である。乾燥工程(S5)は、温度23℃から27℃の室温、湿度70〜80%程度の雰囲気の暗室に12時間程度静置して乾燥・硬化させる。漆は、主成分であるウルシオールと酸化酵素ラッカーゼが空気中の水分から酸素を取り込み酸化重合が起こり硬化する。
そして、図5に示すように漆塗料の漆塗り工程(S4)と乾燥工程(S5)を複数回繰り返す(S6)ことで、下地13の上に本塗り14を積み重ね積層体として厚みを増していくと同時に、漆製品10の色合い等を調整していく。
次に、漆塗り工程(S4)及び乾燥工程(S5)を複数回行い、形状として完成すれば基材31から漆製品10を離型する離型工程(S7)を行う。離型工程(S7)は、基材31を伸縮させることで漆製品10を離型させる。漆成分と基材31は吸着し難い材料を使用することにより、より離型し易くなる。特にシリコーン樹脂の表面に予めジメチルポリシキロサン構造を持つシリコーンオイル等の離型剤を基材31が固まった後に、刷毛やスプレー等で塗布すると良い。
次に、仕上げ工程(S8)を行う、仕上げ工程(S8)は、バリがある場合にはバリを取る作業や表面に加装飾を行う場合の工程である。加装飾は、文字を漆塗料で記載する場合又は金粉や金箔等を漆製品10に付着を行う場合もある。
以上のように、異素材20を取り込んで漆製品10を形成することで、漆製品10に今までにない新しいデザイン性の豊かな表現を行うことができる。特に漆ではガラスのように透き通った部分を形成することは不可能であったが、図6に示すように赤や黒等で形成した漆製品10に模様21を施した透明なガラスの部品23を取り込むことができるため、今までにないデザイン性が豊かな漆製品10を製造することが可能である。通常ガラスには、漆が定着し難いためガラスに加工が必要であるが、本発明では、ガラスそのものを取り込むことができるため、ガラス本来の質感や漆製品自体の質感の両方を残し、そのままの質感を楽しむことが可能である。
また、漆製品10で型を作ることは、漆製品10は最初、液状であるため型を最初から形成することは難しく、所望する異素材20により型を形成することで、異素材20の一部を取り込むことが容易となり、また最初に形状が形成されている異素材20から型を取ることで型作りも容易となる。
(実施例2)
次に、他の実施例として、紙を型として利用し漆製品を形成する製造工程を図7乃至図9を参照し説明する。尚、上述した工程と同じ工程は同じ符号を付し、同じ工程であることから詳細は省略する。
図7は、実施形態の漆製品10及び110の製造工程を示すフロー図である。図8(A)は、型130を成形する様子を示す概要図である。図8(B)は、型130の上で漆製品110を成形した様子を示す概要図である。図9は、漆製品110を型130から離型した様子を示す概要図である。
先ず、図8(A)は、上述した工程の中の型取り工程(S1)にあたる。型取り工程(S1)では、紙131を折り曲げ所望する形状に型130を作成する。作成した紙131にジメチルポリシキロサン構造を持つシリコーンオイル等の離型剤135を紙131一面に塗布する。離型剤135が安定すれば、図8(B)に示すように、型130の貼付位置133と同じ形状で大きさの模様121のついた陶磁器122を型の貼付位置133に載置する。
次に、図8(B)に示すように、型130に漆塗料111を塗布する工程である漆塗り工程(S4)を行う。漆塗料111は、陶磁器122の部分と密着させて塗布を行う。また、上述したように補強材15を使用するようにしても良く、強度と漆塗料111との密着性を高めることができる。
次に上述した乾燥工程(S5)を行い。漆塗り工程(S4)及び乾燥工程(S5)を複数回行い、形状として完成すれば、図9に示すように型130から漆製品110を離型する離型工程(S7)を行う。そして、最後に上述した仕上げ工程(S8)を行う。
完成した漆製品110は、異素材120である模様121の陶磁器122を取り込むことで、陶磁器122と漆塗料111とは風合いが異なり、陶磁器122がアクセントとなりデザイン性に富んだ漆製品120を製作することができる。
(技術的特徴)
以下に本実施形態の技術的特徴点の一例を括弧に内に示すが、特に限定するものでもなく例示しているものであり、これら特徴から考えられる効果についても記載する。
<第1の特徴点>
漆製品(例えば、主に漆製品10、110)とは異なる素材となる異素材製品(例えば、主に異素材20、120)から型(例えば、主に基材31、型130)を成形し(例えば、主に型取り工程(S1))、前記異素材製品から前記型を成形した一部分と同じ形状の部分となる部品(例えば、主に部品23、陶磁器122)を作成し(例えば、主に部品取り工程(S2))、前記部品を前記型と同じ形状の箇所に仮止めを行い(例えば、主に部品貼り付け工程(S3))、その後、前記型及び前記部品の少なくとも周囲に漆塗料(例えば、主に下地13)を塗布し(例えば、主に漆塗り工程(S4))、その漆塗料を乾燥し(例えば、主に乾燥工程(S5))、漆塗料(例えば主に本塗り14)の塗布及び漆塗料の乾燥を繰り返し行い(例えば、主にS6)、前記部品と共に漆製品の積層体を形成し、前記型から前記部品と共に離型(例えば、主に離型工程(S7))して漆製品を得るようにしたことを特徴とする。
以上の製造方法によって、今までにない異素材を組み合わせてデザイン性が豊かな漆製品を製造することが可能となった。特に、異素材及び漆本来の質感を楽しむことが可能である。漆製品で型を作ることは、漆製品は最初、液状であるため型を最初から形成することは難しく、異素材により型を形成することで、異素材の一部を取り込むことが容易となり、また最初から形状が形成されている異素材から型を取ることで型作りも容易となる。
<第2の特徴点>
前記漆塗料との間に密着する粘土状の補強材(例えば、主に補強材15)を前記部品の周囲に敷設し、前記補強材を乾燥させて硬化させ前記漆製品を得るようにしたことを特徴とする。
以上の製造方法によって、異素材を漆製品に取り込む際に、漆塗料が異素材から剥がれ難く又異素材と漆塗料の積層体の補強にも役立つ。
<第3の特徴点>
前記補強材の上から前記漆塗料(例えば、主に本塗り14)を塗布し、乾燥させて硬化し前記漆製品を得るようにしたことを特徴とする。
以上の製造方法によって、漆塗料を硬化させる方法と同じ方法で乾燥させることができるので作業上利便性が良い。また、漆を塗ることで硬化させ硬くより丈夫な製品となる。
<第4の特徴点>
焼き入れして形成した土又は石と、漆とを練り混ぜて形成した前記補強材を使用し前記漆製品を得るようにしたことを特徴とする。
以上の製造方法によって、漆塗料と補強材の密着性が良くなり、漆塗料が塗りやすくなると同時に、漆塗料がなじみやすく補強としての役割が強化される。
<第5の特徴点>
前記部品を得る工程は、前記異素材製品を破壊し、破壊した前記異素材製品の一部から抽出した前記部品であることを特徴とする請求項1に記載の漆製品の製造方法。
以上の製造方法によって、加工した物ではでない、今までにない形状の部品を取り込むことができるので、デザイン性に豊かな漆製品が製造することができる。
<第6の特徴点>
漆とは異なる異素材(例えば、主に異素材20、120)を一部に含み、前記異素材以外の部分を漆により形状(例えば、主にコップ11、漆製品10、110)を形成したことを特徴とする。
以上の漆製品によって、今までにデザイン性に豊かな漆製品ができる。
<第7の特徴点>
前記異素材は、透明なガラス製品(例えば、ガラスのコップ22)であることを特徴とする。
以上の漆製品によって、ガラスに加工しなければ、ガラスに漆を取り入れることは出来なかったが、漆製品にガラスを取り込むことが可能であるため、ガラスそのものと漆そのものを手触りや質感を楽しむことが可能となった。
特に器やコップだけでなく漆を主成分とする塗料が可能な造形物や建物の装飾部分にも利用が可能である。
10・110…漆製品、11…コップ、13…下地、14…本塗り、15…補強材、
20・120…異素材、21・121…模様、22…コップ、23…部品、30…型枠、
31…基材、32・133…貼付位置、111…漆塗料、122…陶磁器、130…型、
131…紙、135…離型剤。

Claims (5)

  1. 漆製品とは異なる素材となる異素材製品から型を成形し、前記異素材製品から前記型を成形した一部分と同じ形状の部分となる部品を作成し、前記部品を前記型と同じ形状の箇所に仮止めを行い、その後、前記型及び前記部品の少なくとも周囲に漆塗料を塗布し、その漆塗料を乾燥し、漆塗料の塗布及び漆塗料の乾燥を繰り返し行い、前記部品と共に漆製品の積層体を形成し、前記型から前記部品と共に離型して漆製品を得るようにしたことを特徴とする漆製品の製造方法。
  2. 前記漆塗料との間に密着する粘土状の補強材を前記部品の周囲に敷設し、前記補強材を乾燥させて硬化させ前記漆製品を得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の漆製品の製造方法。
  3. 前記補強材の上から前記漆塗料を塗布し乾燥させて硬化し前記漆製品を得るようにしたことを特徴とする請求項2に記載の漆製品の製造方法。
  4. 焼き入れして形成した土又は石と、漆とを練り混ぜて形成した前記補強材を使用し前記漆製品を得るようにしたことを特徴とする請求項2に記載の漆製品の製造方法。
  5. 前記部品を得る工程は、前記異素材製品を破壊し、破壊した前記異素材製品の一部から抽出した前記部品であることを特徴とする請求項1に記載の漆製品の製造方法。
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