JP6569085B2 - 食器洗い機等の食器かご - Google Patents

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本発明は、洗浄水を噴射して食器の洗浄を行う食器洗い機等において、食器を収容する食器かごに関する。
食器洗い機は、洗浄槽内に設けられた食器かごに載置された食器類に、回転するノズルから洗浄水を噴射させて洗浄する。以下、従来の食器洗い機とその食器かごについて説明する。
図11は、従来の食器洗い機の側面断面図である。図11に示されるように、食器洗い機は、筐体1内に皿やコップなどの食器2が収容される洗浄槽3を備え、前面に食器2が出し入れされる開口部3aを有する。この開口部3aを開閉する扉体4が、上扉体4aと下扉体4bとに2分割して設けられている。上扉体4aは筐体1の上方に開き、下扉体4bは下端を軸にして前方に開く。
洗浄槽3内には、食器2が戴置される食器かご5が上下2段に設けられている。それぞれの食器かご5の下側に洗浄ノズル6が設けられている。洗浄槽3の下側には、水道に接続されて洗浄水を供給する給水装置7と、洗浄槽3に溜められた洗浄水を加圧して洗浄ノズル6に送水する洗浄ポンプ8と、洗浄槽3内に外気を導入する送風装置9とが設けられている。洗浄ノズル6は、洗浄ポンプ8に接続され、回転しながら加圧された洗浄水を食器2に向けて噴射する。ヒータ10が洗浄槽3内の底部に設けられている。ヒータ10は、洗い工程において循環する洗浄水を加熱し、乾燥工程において送風装置9によって送風される空気を加熱する。また、制御装置11が扉体4の下側に設けられている。制御装置11は、給水装置7、洗浄ポンプ8、送風装置9、ヒータ10などを制御し、食器洗い機の一連の洗浄運転を実行する。
図12は、従来の食器洗い機に設けられた食器かごの要部斜視図である。図13は、従来の食器かごの要部拡大断面図である。図12および図13に示されるように、食器かご5は、底部に第1の載置用線材16と第2の載置用線材17を略平行に備えている。また、第1の載置用線材16の近傍に第1の載置用線材16と略平行に第1の当接用線材21が設けられ、第2の載置用線材17の近傍に第2の載置用線材17と略平行に第2の当接用線材22が設けられている。
第1の載置用線材16に、複数の連結部材18(18a〜18f)が回動自在に設けられている。各連結部材18には支持用線材19(19a〜19f)が固定されている。各連結部材18は、それぞれ第1の載置用線材16に対して回転可能な回動部25と、支持用線材19を固定する固定部26とで構成されている。これにより、支持用線材19は第1の載置用線材16に対して回動可能となっている。各支持用線材19は同じ長さであり、相互に略平行に、かつ略等間隔に配置されている。
各連結部材18は突起部20(20a〜20f)を有している。各突起部20は、各支持用線材19が起立状態にあるとき、第1の当接用線材21または第2の当接用線材22の上側に当接する。なお、回動部25には、第1の載置用線材16または第2の載置用線材17を嵌め込むための溝部25aが形成されている。
図13に示されるように、第1の載置用線材16側の構成と、第2の載置用線材17側の構成とは、互いの中心を境に略対称となるように配置されている。突起部20および当
接用線材21、22は、相互に対向する位置にある支持用線材19の起立状態において、それぞれの支持用線材19の下端間の距離が上端間の距離以下になるように構成されており、支持用線材19は、互いに対向する1対で食器を支持する。また、支持用線材19は、傾倒状態で第2の載置用線材17に当接するよう長さを設定されており、傾倒するときには互いに対向して傾倒するように構成されている。このとき、相互に対向する支持用線材19同士は、傾倒するときに互いに干渉しないように、載置用線材16の長手方向に若干位置をずらして配置されている。
また、回動部25に、第1の載置用線材16または第2の載置用線材17を嵌め込むための溝部25aが形成されている。溝部25aの開口は、支持用線材19が起立しているときに下向きになっている。そして、連結部材18の突起部20は、第1の載置用線材16と平行に設けられた第1の当接用線材21の上側に当接している。
上記のように構成された食器かごにおいて作用を説明する。図12に示されるように、比較的浅い皿23が載置される場合、隣り合う支持用線材19(例えば19bと19c)が起立状態であれば、皿23は隣り合う支持用線材19に挟まれて起立した状態で安定し、かつ小さなスペースに載置される。そして、下方から噴射される洗浄水は、食器に効率よく当たる。また、比較的深い鍋24が載置される場合、離れた支持用線材19(例えば、19dと19f)が起立状態で、間の支持用線材19eが傾倒状態であれば、鍋24の外周面と支持用線材19eが干渉することが防止され、鍋24は起立した状態で安定して載置される。
このようにして、使用者が支持用線材19を起立させたり傾倒させたりすることにより、食器かごは、異なる深さの食器を安定して載置し、効率よく洗浄水が当たるように収容することができる。
特開2003−038410号公報
このような従来の食器かごにおいて、支持用線材19が載置用線材16の長手方向に位置をずらして配置されているため、収容された食器が若干傾いて載置されてしまうという問題があった。
本発明は上記問題を解決するもので、食器が傾くことなく、深さが異なる食器を安定して収容することができ、洗浄水を効率よく当てることができる食器洗い機等の食器かごを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機等の食器かごは、平行な載置用線材と、前記載置用線材と交差し相互に隣立する複数の支持部材とを備え、前記支持部材は、前記載置用線材に回動自在に連結される連結部材を有し、互いに対向する1対の前記支持部材が起立状態では互いに向かい合う位置で食器を支持するように構成された食器かごにおいて、前記1対の支持部材は、前記起立状態から傾倒状態となるときに載置用線材に沿って、1対の支持部材のうち少なくともどちらか一方の支持部材が他方の支持部材と
干渉しない方向に回動しながら移動するように構成されたことを特徴とする。
この構成により、対向する支持部材は、互いの位置を載置用線材の長手方向にずらして配置される必要がなく、載置される食器が傾くことがない。そして、互いに対向する1対
の支持部材同士は、傾倒するときに互いに載置用線材に沿って反対方向に移動することにより、起立状態で向かい合う同じ位置にあっても、傾倒状態ではすれ違うようにして干渉せず、使い勝手が向上する。
本発明の食器洗い機等の食器かごは、食器および調理器具の形状にかかわらず、最適な支持形態を選択することができ、食器および調理器具を安定して保持することができるとともに、洗浄水を効率よく当てることができる。
本発明の実施の形態1における食器かごの斜視図 本実施の形態における食器かごの支持部材が起立状態の要部断面図 本実施の形態における食器かごの支持部材が傾倒状態の要部断面図 図2に示される食器かごの他の断面位置の要部断面図 本実施の形態における食器かごの支持部材が起立状態の下方からの要部斜視図 図4における食器かごの要部拡大断面図 本実施の形態における食器かごに浅い皿が載置された状態の斜視図 本実施の形態における食器かごに深さがある椀が載置された状態の斜視図 図8における食器かごの要部拡大斜視図 本実施の形態の食器かごにおける支持部材の動きを示す説明図、(a)起立状態の図(b)回動中の中間状態の図(c)回動中の他の中間状態の図(d)傾倒状態の図 従来の食器かごを備えた食器洗い機の縦断面図 同食器かごの要部斜視図 同食器かごの要部断面図
第1の発明の食器洗い機等の食器かごは、平行な載置用線材と、前記載置用線材と交差し相互に隣立する複数の支持部材とを備え、前記支持部材は、前記載置用線材に回動自在に連結される連結部材を有し、互いに対向する1対の前記支持部材が起立状態では互いに向かい合う位置で食器を支持するように構成された食器かごにおいて、前記1対の支持部材は、前記起立状態から傾倒状態となるときに載置用線材に沿って、1対の支持部材のうち少なくともどちらか一方の支持部材が他方の支持部材と干渉しない方向に回動しながら移動するように構成されたことを特徴とする。
これによって、対向する支持部材は、互いの位置を載置用線材の長手方向にずらして配置される必要がなく、載置される食器が傾くことがない。そして、互いに対向する1対の支持部材同士は、傾倒するときに互いに載置用線材に沿って反対方向に移動することにより、起立状態で向かい合う同じ位置にあっても、傾倒状態ではすれ違うようにして干渉せず、使い勝手が向上する。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記載置用線材と直角方向に規制部材が設けられ、前記連結部材は、前記規制部材に沿って溝状に形成された第1の係止部と第2の係止部とを有し、前記第1の係止部と前記第2の係止部とは、連続的に形成されるとともに、前記載置用線材の長手方向にずれた状態で形成されたものである。これによって、互いに対向する1対の支持部材34は、引っかかるなどの不具合を発生させず、スムーズに傾倒することができる。
第3の発明は、特に第2の発明において、前記第1の係止部は突起部を有し、前記支持部材を起立状態に係止するものである。これによって、起立状態の支持部材は、使用者によって傾倒するように力を加えられない限り回動しないため、傾倒状態の方向へ使用者の意図することなく回動することはない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における食器かごの斜視図である。図2は、本実施の形態における食器かごの支持部材が起立状態の要部断面図である。図3は、本実施の形態における食器かごの支持部材が傾倒状態の要部断面図である。図4は、図2に示される食器かごの他の断面位置の要部断面図である。図5は、本実施の形態における食器かごの支持部材が起立状態の要部下面図である。
図1に示されるように、食器かご30は、底部に複数の載置用線材31を有し、第1の載置用線材31aと第2の載置用線材31bとを実質的に平行に備えている。第1の載置用線材31aおよび第2の載置用線材31bには、互いに対向するように複数の支持部材33、34が設けられており、外側に傾斜した状態で互いに対向する1対で皿などの食器を保持する。複数の支持部材33、34は、載置用線材31に固定された支持部材33と、回動自在に構成された支持部材34とが交互に設けられている。本実施の形態では、支持部材33、34の線材部32が異なるが、同じ長さでもよい。なお、これ以降、回動する支持部材34を単に支持部材34と称して説明する。
支持部材34は、それぞれ載置用線材31を中心として回動し、外側に傾斜した状態で食器を支持する起立状態(図2)と、食器かご30の底面に沿う程度まで倒れる傾倒状態(図3)との間で回動する。また、図4および図5に示されるように、支持部材34が設けられた位置には、載置用線材31と水平方向で直角に交差する線材で形成された規制部材35が設けられている。支持部材34は、規制部材35により回動範囲を規制される。
支持部材34は、載置用線材31に連結される連結部材36を有している。連結部材36は、弾性を有する樹脂で形成され、載置用線材31が嵌まり込む溝状の回動部37を有している。回動部37は、横断面で略U字形状を成しており、載置用線材31が挿入される開口部38を有する。開口部38の方向は、支持部材34の起立状態において、鉛直下方向よりも対向する支持部材方向に向いている。また、開口部38の開口寸法は、載置用線材31の直径より小さく形成されている。これによって、回動部37は、樹脂の弾性で開口部38を拡大しながら載置用線材31を挟み込み、載置用線材31に対して支持部材34を回動可能に連結している。そして、回動部37に嵌まり込んだ載置用線材31は、所定の方向に所定以上の外力が加わらないと外れない。
さらに、連結部材36は、回動部37と直角方向で、規制部材35に沿って形成された溝状の第1の係止部39と、同様に溝状の第2の係止部40とを有する。第1の係止部39と第2の係止部40とはV字形状につながって連続的に形成されている。そして、第1の係止部39は、起立状態で規制部材35と当接する。また、第2の係止部40は、傾倒状態で規制部材35と当接する。この構成によって、支持部材34は、起立状態から傾倒状態までの回動範囲が規制されている。
第1の係止部39は、支持部材34が起立状態になって規制部材35に当接したときに、支持部材34を軽く固定する突起部41を有している。これによって、起立状態の支持部材34は、使用者によって傾倒するように力を加えられない限り回動しないため、傾倒状態の方向へ使用者の意図することなく回動することはない。
そして、第2の係止部40は、第1の係止部39に対して、載置用線材31の長手方向
にわずかにずれた状態で形成されている(図10にて詳述する)。これによって、支持部材34が回動し、規制部材35が第1の係止部39と第2の係止部40との間を移動するときに、支持部材34が載置用線材31の長手方向にわずかに移動する。
以上のように構成された食器かごについて、連結部材36の回動部37の開口部38の位置および向きによる作用について説明する。なお、本実施の形態で示される角度は、分かりやすいように、載置用線材31の中心における角度を基準として説明する。
図6は、図4における食器かごの要部拡大断面図である。図6に示されるように、支持部材34は、起立状態であり、第1の係止部39は規制部材35に当接している。このとき、開口部38の方向L1は、支持部材34の線材部32の方向L0より角度θ1だけ上方を向くように形成されている。
支持部材34が起立状態で使用者が食器を載置するとき、食器が支持部材34に接触すると、規制部材35と第1の係止部39の最も外側の当接点C1を支点として、支持部材34を外側へ倒そうとする外力F1が働く。そうすると、連結部材36は当接点C1を中心にしてモーメントRが発生し、載置用線材31と回動部37との当接点C2に反力として外力F2が働く。このとき、回動部37の開口部38が下方向に形成されていた場合には、外力F2の方向が一致してしまい、載置用線材31が回動部37から外れてしまうおそれがある。しかしながら、本実施の形態によれば、開口部38の方向L1は、外力F2の方向L2より角度θ2だけ対向する支持部材方向に向いているため、載置用線材31が回動部37から外れるおそれがない。
すなわち、少なくとも、開口部38は、起立状態の支持部材34に外側に回動させようとする外力がかかったとき、第1の係止部39の当接点C1を支点として回動部37に作用する外力F2の延長線上とは異なる位置に、延長線と角度θ2を有して設けられればよい。
角度θ2について、本実施の形態では90度に近い大きさで設定されているが、これに限るものではなく、10度以上あれば外れにくくなる。特に、支持部材34自体の方向とみなすことができる方向L0より上方を向く角度(θ1≧0度)であれば、ほぼ外れるおそれがなく好ましい。
なお、食器かごに支持部材34が連結されるときには、開口部38の方向L1に合わせて連結部材36が載置用線材31に押し当てられることにより、載置用線材31は開口部38から回動部37に嵌まり込み、組み立て性は良好に保たれる。
次に、食器の載置および支持部材34の動きと作用を説明する。
図7は、本実施の形態における食器かごに浅い皿が載置された状態の斜視図である。図8は、本実施の形態における食器かごに深さがある椀が載置された状態の斜視図である。図9は、図8における食器かごの要部拡大斜視図である。
図7に示されるように、使用者が比較的浅い皿42を載置する場合、支持部材34を起立状態にして載置する。こうすれば、皿42は、支持部材34と固定された支持部材33との間で起立した状態で安定して保持され、より少ないスペースで済み、かつ下方からの洗浄水が効率よく当たって洗浄される。
また、図8および図9に示されるように、使用者が深さのある椀43を載置する場合、支持部材34を傾倒状態にして載置する。こうすれば、椀43の外面と支持部材34が干
渉せず、椀43は、固定された支持部材33の間で起立した状態で安定して保持され、かつ下方からの洗浄水が効率よく当たって洗浄される。
図10は、本実施の形態の食器かごにおける支持部材の動きを示す説明図で、(a)起立状態の図、(b)回動中の中間状態の図、(c)回動中の他の中間状態の図、(d)傾倒状態の図、である。各図は、上段に向かい合う支持部材34の状態の側面図を示し、下段に左側の支持部材34の連結部材36を下から見た下面図を示す。支持部材34は、(a)→(b)→(c)→(d)、または、(d)→(c)→(b)→(a)のように回動する。
まず、前述したように、第1の係止部39と第2の係止部40とが、載置用線材31の長手方向にずれた状態で形成されていることについて説明する。図10(a)に示されるように、第1の係止部39および第2の係止部40とは、規制部材35が嵌まり込む溝形状を有し、それぞれ寸法D1の幅を有してV字形状につながっている。しかしながら、その位置は、寸法D2だけずれて形成されている。
(a)起立状態において、第1の係止部39は規制部材35の溝に嵌まり込んで当接している。これによって、支持部材34は、起立状態からそれ以上外側に倒れない。また、突起部41は、第1の係止部39の溝に嵌まった規制部材35を押えるように位置する。これによって、支持部材34は、規制部材35が突起部41を乗り越えるだけの外力を使用者によって加えられないと、傾倒状態の方向へ回動することはない。そして、連結部材36に隣り合う線材44との隙間は寸法D3だけ存在する。
(b)中間状態において、支持部材34が使用者により外力を加えられ、規制部材35が突起部41を乗り越えようとする状態である。このとき、樹脂で形成された突起部41の近傍は、弾性的に変形している。また、支持部材34自体も、載置用線材31aの長手方向に沿って、わずかに移動している。
(c)中間状態において、規制部材35が突起部41を乗り越えてしまうと、規制部材35は第1の係止部39からは外れ、第2の係止部40の溝に嵌まり込み始める。このとき、支持部材34はもう少し載置用線材31aに沿って第2の係止部40の位置に移動する。
(d)傾倒状態において、規制部材35は、第2の係止部40の溝に嵌まり込んで係止される。これによって、支持部材34は、食器かご30の底面に沿う程度に倒れ、使用者により起こされない限りは回動せず、深さのある椀43などが載置されても干渉しない。そして、連結部材36に隣り合う線材44との隙間は寸法D4となって、起立状態の寸法D3より小さくなっている。すなわち、D4=D3−D2となっている。
このように、互いに対向する1対の支持部材34同士は、傾倒するときに互いに載置用線材31に沿って反対方向に移動することにより、起立状態で向かい合う同じ位置にあっても、傾倒状態ではすれ違うようにして干渉しない。これによって、互いに対向する1対の支持部材34は、引っかかるなどの不具合を発生させず、スムーズに傾倒することができ、使い勝手が向上する。なお、互いに干渉しないだけ移動量を確保できればよく、どちらか一方だけが移動するように構成されたものでよい。
以上の通り、本実施の形態の食器かごは、支持部材が、傾倒状態となるときに回動しながら載置用線材に沿って移動するように構成されたことによって、対向する支持部材は、互いの位置を載置用線材の長手方向にずらして配置される必要がなく、載置される食器が傾くことがない。そして、互いに対向する1対の支持部材同士は、傾倒するときに互いに
載置用線材に沿って反対方向に移動することにより、起立状態で向かい合う同じ位置にあっても、傾倒状態ではすれ違うようにして干渉せず、使い勝手が向上する。
また、本実施の形態の食器かごは、支持部材の回動部に設けられた開口部が、起立状態の支持部材にさらに外側に回動させようとする外力がかかったときに、係止部を支点として回動部に作用する反力の延長線上とは異なる位置に設けられたことによって、比較的浅い皿類を載置する場合であっても、深さのある食器や鍋などの調理器具を載置する場合であっても、これらの食器および調理器具を安定して保持することができるとともに、起立状態の支持部材に上方から荷重がかかって外力が働いたときでも連結部材が載置用線材から外れることがなく、使い勝手が向上する。また、安定して保持される食器に効率よく洗浄水が当たり、食器は効率よく洗浄される。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機等の食器かごは、回動する支持部材を備え、支持部材は、傾倒状態となるときに回動しながら線材に沿って移動するように構成されるので、食器を収容するかごを備えた食器乾燥機などの用途にも適用される。
30 食器かご
31、31a、31b 載置用線材
34 支持部材
35 規制部材
36 連結部材
37 回動部
38 開口部
39 第1の係止部
40 第2の係止部
41 突起部

Claims (3)

  1. 平行な載置用線材と、前記載置用線材と交差し相互に隣立する複数の支持部材とを備え、前記支持部材は、前記載置用線材に回動自在に連結される連結部材を有し、互いに対向する1対の前記支持部材が起立状態では互いに向かい合う位置で食器を支持するように構成された食器かごにおいて、
    前記1対の支持部材は、前記起立状態から傾倒状態となるときに載置用線材に沿って、1対の支持部材のうち少なくともどちらか一方の支持部材が他方の支持部材と干渉しない方向に回動しながら移動するように構成されたことを特徴とする食器洗い機等の食器かご。
  2. 前記載置用線材と直角方向に規制部材が設けられ、
    前記連結部材は、前記規制部材に沿って溝状に形成された第1の係止部と第2の係止部とを有し、
    前記第1の係止部と前記第2の係止部とは、連続的に形成されるとともに、前記載置用線材の長手方向にずれた状態で形成された請求項1記載の食器洗い機等の食器かご。
  3. 前記第1の係止部は突起部を有し、前記支持部材を起立状態に係止する請求項2に記載の食器洗い機等の食器かご。
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