JP6568634B1 - 検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンベヤにより搬送される荷物を連続して検査する検査装置を有する検査システムにおいて、検査装置の入口側を目視で監視する監視員を不要とする。【解決手段】監視員P1は、検査装置12の出口側に立っているため、検査装置12の入口が影になって見えない。カメラ14は入口を、透明なカバーC1を介して撮像して、撮像した入口画像を示す画像データをコントローラ11に供給する。コントローラ11は、入口画像S1を表示装置15に表示させる。監視員P1は、検査装置12の出口を目視で監視すると同時に、検査装置12の入口を、入口画像により監視する。コントローラ11は、検査装置12が異常を検知すると、上述した入口画像を、荷物Jの検査結果を示す検査画像に切り替えて表示装置15に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、コンベヤにより搬送される荷物を連続して検査する検査装置を有する検査システムの技術に関する。
空港の搭乗口等では、X線等を用いて荷物の内部を検査する検査システムが用いられている。
特許文献1には、荷物搬送装置が荷物を搬送する速度を可変とするとともに、その荷物の搬送速度の変化に応じて荷物透視画像の画像歪みを補正可能にしたX線荷物検査装置が記載されている。
特開平10−185841号
しかし、特許文献1に記載の技術では、検査装置の入口及び出口に短冊状のシートが吊り下げられているだけであり、これらのシートの隙間から、荷物を持つ利用客の手等が検査装置内に巻き込まれる可能性がある。
したがって、検査システムの監視員は、検査装置による荷物の検査結果に加えて、検査装置の入口や出口で、荷物の所有者が誤って手を巻き込まれてしまったり、荷物が引っかかって詰まってしまったり、といったことが起きていないか監視する必要がある。検査装置において入口と出口とは、互いに反対側に配置されているので、これら両方を同時に監視するためには少なくとも2名の監視員が必要となり、運用コストが高騰するという問題があった。
本発明の目的の一つは、コンベヤにより搬送される荷物を連続して検査する検査装置を有する検査システムにおいて、検査装置の入口側を目視で監視する監視員を不要とすることである。
上述した課題を解決するため、本発明は、コンベヤにより搬送される荷物を連続して検査する検査装置において、該検査装置の、前記荷物が搬入される入口を撮像し、表示される領域の属性が前記荷物の検査結果又は前記コンベヤに載置した前記荷物の載置状態の異常の程度に応じて切り替わるように、撮像した画像と前記荷物の検査結果とを表示装置の表示画面に表示し、前記表示画面は前記検査装置の出口側にいる監視員に向けられている検査システムを、第1の態様として提供する。
第1の態様の検査システムによれば、検査装置の入口側を目視で監視する監視員を配置する必要がない。
1の態様の検査システムにおいて、前記入口及び前記荷物が搬出される出口の少なくとも一方にカバーを設け、前記カバーの内側を撮像し、撮像した画像を表示装置に表示させる、という構成が第の態様として採用されてもよい。
の態様の検査システムによれば、検査装置の入口及び出口の少なくとも一方において、利用者の手等が巻き込まれる可能性を抑制することができる。
の態様の検査システムにおいて、前記カバーは、外側から少なくとも内側の一部が視認可能である、という構成が第の態様として採用されてもよい。
の態様の検査システムによれば、カバーは、出口に設けられた場合には監視員が目視することで、入口に設けられた場合には外側から内側を撮像することで、それぞれ監視することができる。
又は第の態様の検査システムにおいて、前記カバーは、前記荷物が接触する領域が該カバーよりも摩擦の小さい部材で覆われている、という構成が第の態様として採用されてもよい。
の態様の検査システムによれば、荷物がカバーに接触して詰まり、その搬送が滞る可能性が抑制される。
本発明の一実施形態に係る検査システム1の構成の例を示す図。 異常を検知していないときに表示される入口画像S1の例を示す図。 異常を検知したときに表示される検査画像S2の例を示す図。 検査結果が出るタイミングで表示される検査画像S2の例を示す図。 同時に表示される入口画像S1及び検査画像S2の例を示す図。 荷物Jの載置状態を説明するための図。 荷物Jの載置状態に異常があるときの入口画像S1の例を示す図。 外側から内側の一部が視認可能なカバーC1の例を示す図。 カバーC1で荷物Jが接触する領域が膜Fで覆われている例を示す図。
<実施形態>
<検査システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る検査システム1の構成の例を示す図である。検査システム1は、交通機関やコンサートホール、公会堂等、入場した客にサービスを提供する場所において、その入場の際に客の荷物を検査するシステムである。
図1には、検査システム1を上から見下ろした様子の概略が示されている。検査システム1は、図1に示す矢印に沿って場外Lから場内Hへ入場しようとする客P2の荷物Jを搬送して検査する。検査システム1は、コントローラ11、検査装置12、コンベヤ13、カメラ14、及び表示装置15を備える。
コントローラ11は、検査システム1の各部の動作を制御する手段である。コントローラ11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶装置を備え、これらの記憶装置に記憶されたプログラムを演算処理装置が実行する。
検査装置12は、コントローラ11の制御の下でコンベヤ13により搬送される荷物Jを、例えばX線を照射することにより連続して検査する装置である。図1において、検査装置12の荷物Jが搬入される入口は下方向に、荷物Jが搬出される出口は上方向に、それぞれ示されている。
コンベヤ13は、客P2により載置された荷物Jを検査装置12に検査させるために搬送する装置である。コンベヤ13は、客P2が載置した荷物Jを検査装置12の入口に搬入する。そして、コンベヤ13は、入口に搬入した荷物Jをさらに搬送して検査装置12により検査を受ける位置を通過させ、検査装置12の出口から搬出する。コンベヤ13は、例えばベルトコンベヤである。図1において、コンベヤ13は、下側の場外Lから上側の場内Hに向かって荷物Jを搬送する。
なお、コンベヤ13は、例えば一体のベルトコンベヤによって構成されていてもよい。また、コンベヤ13は、検査装置12の入口から搬送方向の上流側と、検査装置12の内部と、検査装置12の出口から搬送方向の下流側と、にそれぞれ分かれたベルトコンベヤ等が連携することで構成されていてもよい。
図1に示す例では、検査装置12の入口からコンベヤ13の搬送方向の上流に向かう領域を覆うようにカバーC1が設けられている。また、図1に示す例では、検査装置12の出口からコンベヤ13の搬送方向の下流に向かう領域を覆うようにカバーC2が設けられている。カバーC1及びカバーC2はいずれも透明の部材で構成され、外側から内側が視認可能である。
カメラ14は、対象物を撮像する撮像装置であり、例えば、レンズ、反射鏡、プリズム等を含む光学系と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子とを備えたデジタルスチルカメラである。
カメラ14は、検査装置12の荷物Jが搬入される入口を撮像し、撮像した画像(以下、入口画像S1(図2等参照)という)を示す画像データをコントローラ11に供給する。
また、検査装置12は、荷物Jの内部を透視することにより検査して、その荷物Jの検査の結果を示す画像(以下、検査画像S2(図3等参照)という)を示す画像データをコントローラ11に供給する。
表示装置15は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、コントローラ11の制御に応じて画像を表示する。表示装置15の表示画面の上には、指等の指示体の接触・接近等を感知することにより操作を受け付ける透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。
コントローラ11は、カメラ14から、上述した入口画像S1を示す画像データの供給を受けると、この画像データに基づいて、表示装置15にこの入口画像S1を表示させるための制御信号を送る。表示装置15は、コントローラ11からこの制御信号を受けると、この制御信号に応じて上述した入口画像S1を表示画面に表示する。
また、コントローラ11は、検査装置12から、上述した検査画像S2を示す画像データの供給を受けると、この画像データに基づいて、表示装置15にこの検査画像S2を表示させるための制御信号を送る。表示装置15は、コントローラ11からこの制御信号を受けると、この制御信号に応じて上述した検査画像S2を表示画面に表示する。
表示装置15の表示画面は、検査装置12の出口側にいる監視員P1に向けられており、表示画面に表示される入口画像S1及び検査画像S2は、監視員P1により視認される。
<検査システムの動作>
以下に検査システムの動作の例を説明する。図1に示す監視員P1は、場外Lから場内Hに入ってくる客P2に対して、例えば引き留めや再検査の促しといった荷物Jの検査結果に応じた対応をする必要があるため、検査装置12の出口側に立っている。そのため、監視員P1からは、透明なカバーC2を介して検査装置12の出口が見えるが、入口が検査装置12の影(死角)になって見えない。
カメラ14は検査装置12の入口を、透明なカバーC1を介して撮像して、撮像した入口画像S1を示す画像データをコントローラ11に供給する。コントローラ11は、供給された画像データが示す入口画像S1を表示装置15に表示させる。表示装置15は表示画面に入口画像S1を表示し、監視員P1はこれを確認する。これにより、監視員P1は、検査装置12による荷物Jの検査結果を確認すると同時に、検査装置12の入口を、カメラ14で撮像した入口画像S1により監視する。
図2は、検査装置12が異常を検知していないときに表示装置15に表示される入口画像S1の例を示す図である。コントローラ11は、検査装置12が荷物Jの内部を検査して異常を検知しない間(すなわち、平常時)には、図2に示す通り、カメラ14から供給される入口画像S1を表示装置15に表示させる。
この入口画像S1は、カバーC1の内側で荷物Jが搬送される様子をカメラ14が撮像したものである。図2に示す例では、表示装置15は、表示画面の全ての領域A0に入口画像S1を表示する。監視員P1は、例えば、この入口画像S1を監視して荷物Jが詰まっていたり、利用者が誤って手等を入れていたりしていないか、といった異常の有無を確認する。
一方、コントローラ11は、検査装置12が異常を検知すると、上述した検査画像S2を示す画像データを検査結果として受け取る。そして、コントローラ11は、この画像データが示す検査画像S2を表示装置15に表示させる。つまり、コントローラ11は、表示されていた入口画像S1を検査画像S2に切り替えて表示装置15に表示させる。
図3は、検査装置12が異常を検知したときに表示装置15に表示される検査画像S2の例を示す図である。検査装置12は、荷物JにX線を照射して得られた透過画像を解析して、荷物Jの内容物の形状・種別を認識する。検査装置12は、荷物Jの内容物に危険物(図3の例ではナイフ)の形状を認識すると、「異常を検知した」と判定して、例えば荷物Jの透過画像に警告の表示を書き込んだ検査画像S2を生成しコントローラ11に供給する。
コントローラ11は、検査装置12から検査画像S2を受け取ると、この検査画像S2を表示装置15に表示させる。つまり、コントローラ11は、検査装置12が荷物Jの内部を検査して異常を検知したとき(すなわち、異常検知時)に、図3に示す通り、表示装置15に表示させる画像を、入口画像S1から検査画像S2に切り替える。
以上、説明した通り、検査システム1は、カメラ14でカバーC1の内部を撮像し、撮像された入口画像S1がリアルタイムで表示装置15に表示される。これにより、監視員は、コンベヤ13で搬送される荷物Jが、入口で詰まったり、客P2の手が入口に巻き込まれたりしていないかを確認できる。また、検査装置12が危険物を検知すると、表示装置15の表示が切り替わるので監視員P1は表示装置15の表示画面のみに注意していればよい。
そして、この検査システム1によれば、検査装置12の出口側のみに監視員P1を配置していれば、検査装置12の入口側を目視で監視する他の監視員は不要である。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ及び配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。したがって、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は組み合わされてもよい。
<変形例1>
上述した実施形態において、検査装置12は、異常検知時に検査画像S2をコントローラ11に供給していたが、異常検知時以外にも、検査画像S2をコントローラ11に供給してもよい。検査装置12は、例えば、検査結果の異常/正常に関わらず、検査結果が出る度に検査画像S2をコントローラ11に供給してもよい。
この場合、コントローラ11は、検査装置12が検査画像S2を供給したタイミングで、この検査画像S2を優先的に一定時間にわたって表示装置15に表示させ、その他は入口画像S1を表示装置15に表示させる。つまり、コントローラ11は検査結果が出るタイミングで、入口画像S1を検査画像S2に切り替えて表示装置15に表示させる。
図4は、検査結果が出るタイミングで表示される検査画像S2の例を示す図である。コントローラ11は、図2に示した入口画像S1を表示装置15に表示させているときに検査装置12が荷物Jの検査結果を出し、検査画像S2を供給すると、例えば数秒間等の一定時間にわたって、図4に示した検査画像S2を表示装置15に表示させる。そして、この一定時間が経過するとコントローラ11は、元の入口画像S1を表示装置15に表示させる。これにより、監視員P1は、例えば、検査結果が出るタイミングで一定時間にわたり、検査の内容に関わらず検査画像S2を見る。その結果、例えば検査装置12による検査に漏れがあったとしても、検査結果が出るタイミングで検査画像S2が表示されるため、監視員P1が異常を発見し易くなる。
<変形例2>
上述した実施形態において、コントローラ11は、表示装置15に、入口画像S1と検査画像S2とを切り替えて表示させていたが、これらを同時に表示させてもよい。図5は、表示装置15により同時に表示される入口画像S1及び検査画像S2の例を示す図である。表示装置15の表示画面は、図5に示す通り左右半分ずつに分割され、左側の領域A1には入口画像S1が、右側の領域A2には検査画像S2が、それぞれ表示される。これにより、監視員P1は、入口画像S1と検査画像S2とを同時に確認する。
<変形例3>
また、表示装置15が表示画面に入口画像S1と検査画像S2とを同時に表示させる場合、それぞれを表示する領域の面積、位置、形状、境界線の太さや色、明滅の有無等の属性は異なっていてもよい。
例えば表示装置15は、表示画面を、幅及び高さが共に表示画面全体の半分以下である矩形の領域と、この領域以外の領域とに分割する。そして、表示装置15は、面積の異なるこれら2つの領域に、それぞれ入口画像S1と検査画像S2とを同時に表示させればよい。このように、表示画面を分割した各領域の面積が異なっている場合、監視員P1が詳細に見ることができる画像の情報量が領域ごとに異なるから、より注意深く監視する必要がある画像を、面積の大きい領域に表示することが望ましい。
表示装置15は、例えば検査画像S2を比較的面積の小さい領域に、入口画像S1を比較的面積の大きい領域に、それぞれ同時に表示する。
これにより、監視員P1は、入口画像S1と検査画像S2とを同時に確認する。監視員P1は、検査画像S2が表示された領域に比べて大きな面積を占める領域に表示された入口画像S1の方を、検査画像S2よりも注意深く監視することとなる。
<変形例4>
表示装置15が表示画面に入口画像S1と検査画像S2とを同時に表示させる場合に、検査装置12により異常が検知されたか否かに応じて、分割された2つの領域にそれぞれ表示させる画像を切り替えてもよい。
例えば、検査装置12が異常を検知してコントローラ11にその旨を通知すると、コントローラ11は、分割した2つの領域の表示を入れ替えるよう表示装置15に指示する。その結果、表示装置15は、入口画像S1を比較的面積の小さい領域に、検査画像S2を比較的面積の大きい領域に、それぞれ同時に表示する。
これにより、監視員P1は、入口画像S1と検査画像S2とを同時に確認する。監視員P1は、検査装置12が異常を検知した後において、入口画像S1が表示された領域に比べて大きな面積を占める領域に表示された検査画像S2の方を、入口画像S1よりも注意深く監視することとなる。
<変形例5>
上述した実施形態において、コントローラ11は、異常検知時に表示装置15に表示させる画像を、入口画像S1から検査画像S2に切り替えていた。つまり、上述した実施形態において、コントローラ11は、検査装置12が検査した荷物Jの検査結果に基づいて表示装置15の表示を切り替えていたが、客P2がコンベヤ13に載置した荷物Jの載置状態に基づいて表示装置15の表示を切り替えてもよい。
図6は、荷物Jの載置状態を説明するための図である。図6に示す荷物Jはトートバッグ等の荷物である。図6に示す荷物Jの高さは、カバーC1の高さ及び幅に比べて大きい。図6に示すカバーC1は、検査装置12の入口側で、コンベヤ13の搬送路の上を覆っている。コンベヤ13は、搬送路の上に載置された荷物Jを、図6に示す矢印方向に搬送し、カバーC1とコンベヤ13とで囲われる搬送空間Sを通過させて検査装置12の入口に搬入する。
したがって、図6に示すこの荷物Jは、長手方向が搬送方向に沿うように載置しなければ、カバーC1の高さ方向や幅方向で接触して詰まる可能性が高い。
図7は、荷物Jの載置状態に異常があるときの入口画像S1の例を示す図である。この荷物Jは、搬送空間Sに入る前にコンベヤ13の幅方向に横転したため、図7に示す通り、カバーC1の上流端で接触したまま搬送されなくなっている。
コントローラ11は、カメラ14から供給される入口画像S1を解析する。コントローラ11は、例えば入口画像S1を1秒等の比較的短い一定期間ごとに取得してそれぞれの入口画像S1に対して映り込んだ物体の輪郭を検出し、その輪郭の経時変化を特定することにより、荷物Jの状態を解析する。
図7に示す入口画像S1を解析すると、コントローラ11は、カバーC1の上流端で所定期間にわたって荷物Jが移動していないことを検知する。その結果、コントローラ11は荷物Jの載置状態に異常があると判定し、この入口画像S1を表示するよう表示装置15に指示する。すなわち、検査システム1は、客P2がコンベヤ13に載置した荷物Jの載置状態に基づいて表示装置15の表示を切り替える。これにより、監視員P1は、荷物Jの載置状態に異常があることを認識する。
<変形例6>
表示画面の分割された各領域は、面積、位置、形状、境界線の太さや色、明滅の有無等の属性が変化するものであってもよい。また、これらの属性は、荷物Jの検査結果や荷物Jの載置状態の異常の程度に応じて変化するものであってもよい。
例えば、コントローラ11又は検査装置12は、上述した検査結果や載置状態を、その異常の程度に合わせて「危険」「注意」「要監視」といった3段階等に分類する。ここで、「危険」は、「注意」よりも異常の程度が高い段階であり、「注意」は「要監視」よりも異常の程度が高い段階である。コントローラ11は、これらの段階に応じて、重要なものを表示させる領域ほど面積が大きくなるように、各領域の属性を調整すればよい。
例えば、上述した検査結果及び載置状態の異常の程度がいずれも「要監視」に分類されれば、コントローラ11は、表示装置15に図5に示した割当でそれぞれ入口画像S1及び検査画像S2を表示させる。この場合、監視員P1は、それぞれ等しい面積の領域に表示された入口画像S1及び検査画像S2を見るので、この両方に等しく注意を払う。
一方、検査結果の異常の程度が「危険」に、載置状態の異常の程度が「要監視」に、それぞれ分類されると、コントローラ11は、表示装置15に、それぞれの異常の程度に応じた領域に表示画面を分割させる。そして、コントローラ11は、分割した各領域に、割当を変えて入口画像S1及び検査画像S2を表示させる。
すなわち、より危険である(異常の程度が高い)、と判断された検査結果を示す検査画像S2は、より面積の大きい領域に表示される。一方、検査結果に比べて危険ではない(異常の程度が低い)、と判断された載置状態を示す入口画像S1は、上述した領域よりも面積の小さい別の領域に表示される。この場合、監視員P1は、入口画像S1よりも検査画像S2に、より多くの注意を払うこととなる。
<変形例7>
上述した実施形態において、カバーC1が検査装置12の入口からコンベヤ13の搬送方向の上流に向かう領域を、カバーC2が検査装置12の出口からコンベヤ13の搬送方向の下流に向かう領域を、それぞれ覆うように設けられていた。検査システム1には、これらカバーのいずれかのみが設けられてもよい。すなわち、検査システム1は、検査装置12の入口及び、荷物Jが搬出される検査装置12の出口の少なくとも一方にカバーを設けてもよい。この場合、カメラ14は、これらカバーの内側を撮像し、コントローラ11は、カメラ14が撮像した画像を表示装置15に表示させてもよい。
<変形例8>
上述した実施形態において、カバーC1及びカバーC2は、いずれも透明の部材で構成されており、外側から内側の全てが視認可能であったが、外側から少なくとも内側の一部が視認可能であってもよい。
図8は、外側から内側の一部が視認可能なカバーC1の例を示す図である。図8に示すカバーC1は、格子状に組まれた複数のワイヤーC10で構成されている。ワイヤーC10同士の隙間領域Aは、物体がないため、カバーC1の内部が視認可能である。つまり、図8に示すカバーC1では、隙間領域Aの外側から内側の一部が視認可能である。
<変形例9>
また、カバーC1又はカバーC2は、その内壁面で荷物Jが接触する領域がこれらよりも摩擦の小さい部材で覆われていてもよい。図9は、カバーC1の内壁面で荷物Jが接触する領域が膜Fで覆われている例を示す図である。図9に示す膜Fは、カバーC1の材料よりも摩擦係数が小さい透明の材料で形成された部材であり、カバーC1の内壁面で荷物Jが接触する領域を覆っている。
例えば、カバーC1がガラスやアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の材料で形成されている場合、荷物Jが皮革やビニル系の素材で形成されていると直接、接触した場合に滑りにくく、詰まりやすい。
膜Fは、カバーC1の材料よりも摩擦係数が小さい透明の材料で形成されているため、荷物JとカバーC1とが直接に接触することはなく、荷物Jは膜Fと接触しても滑るため図9に示す通りカバーC1を膜Fでコーティングしていない場合に比べて詰まり難い。
<変形例10>
検査システム1のコントローラ11によって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネット等の通信回線経由でダウンロードさせることも可能である。なお、上述したコントローラ11によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサ等が用いられる。
1…検査システム、11…コントローラ、12…検査装置、13…コンベヤ、14…カメラ、15…表示装置、A…隙間領域、A0…領域、A1…領域、A2…領域、C1…カバー、C10…ワイヤー、C2…カバー、F…膜、H…場内、J…荷物、L…場外、P1…監視員、P2…客、S…搬送空間、S1…入口画像、S2…検査画像。

Claims (4)

  1. コンベヤにより搬送される荷物を連続して検査する検査装置において、該検査装置の、前記荷物が搬入される入口を撮像し、表示される領域の属性が前記荷物の検査結果又は前記コンベヤに載置した前記荷物の載置状態の異常の程度に応じて切り替わるように、撮像した画像と前記荷物の検査結果とを表示装置の表示画面に表示し、前記表示画面は前記検査装置の出口側にいる監視員に向けられている
    検査システム。
  2. 記入口及び前記出口の少なくとも一方にカバーを設け、前記カバーの内側を撮像し、撮像した画像を表示する
    請求項に記載の検査システム。
  3. 記カバーは、外側から少なくとも内側の一部が視認可能である
    請求項に記載の検査システム。
  4. 記カバーは、前記荷物が接触する領域が該カバーよりも摩擦の小さい部材で覆われている
    請求項又はに記載の検査システム。
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