JP6568192B2 - バーナ - Google Patents

バーナ Download PDF

Info

Publication number
JP6568192B2
JP6568192B2 JP2017242782A JP2017242782A JP6568192B2 JP 6568192 B2 JP6568192 B2 JP 6568192B2 JP 2017242782 A JP2017242782 A JP 2017242782A JP 2017242782 A JP2017242782 A JP 2017242782A JP 6568192 B2 JP6568192 B2 JP 6568192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
fuel
nozzle
opening
furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017242782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019109021A (ja
Inventor
健一 友澤
健一 友澤
伊藤 貴之
貴之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
Priority to JP2017242782A priority Critical patent/JP6568192B2/ja
Priority to CN201880081569.1A priority patent/CN111492178B/zh
Priority to KR1020207012550A priority patent/KR102376677B1/ko
Priority to PCT/JP2018/037536 priority patent/WO2019123783A1/ja
Priority to TW107136379A priority patent/TWI742313B/zh
Publication of JP2019109021A publication Critical patent/JP2019109021A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6568192B2 publication Critical patent/JP6568192B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/20Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
    • F23D14/22Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/46Details, e.g. noise reduction means
    • F23D14/48Nozzles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)

Description

本発明は、炉に設けられるバーナに関するものである。
従来、鋼片や丸棒等の処理材を熱処理する炉では、特許文献1に示されるように、炉の形状や処理材の処理要求に基づき、火炎を特定の形状、例えば扁平な形状とするようなバーナが用いられるということが行われている。
特開平10−183235号公報
しかし、炉の形状や処理材の処理要求によっては、異なる形状の火炎が求められることがある。
そこで、本発明では、様々な形状の火炎を得ることが可能なバーナを提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、バーナであって、燃料を噴射する燃料ノズルと、
前記燃料ノズルの外周側に一対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して対向する位置に設けられ、
前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
前記傾斜流路は、前記支燃開口部に向かって前記燃料開口部に近づくよう傾斜していることを特徴とする。
前記構成によれば、傾斜流路は、支燃開口部に向かって燃料開口部に近づくよう傾斜しているので、支燃ガスノズルからの支燃ガスによって火炎を押しつぶすことによって、火炎の形状を扁平とすることができる。
本発明の第2態様は、バーナであって、燃料を噴射する燃料ノズルと、
前記燃料ノズルの外周側に一対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して対向する位置に設けられ、
前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
前記傾斜流路は、前記支燃開口部に向かって前記燃料開口部から離れるよう傾斜していることを特徴とする。
前記構成によれば、傾斜流路は、支燃開口部に向かって燃料開口部から離れるよう傾斜しているので、支燃ガスノズルからの支燃ガスによって火炎を広げることによって、火炎の形状を扁平とすることができる。
本発明の第3態様は、バーナであって、燃料を噴射する燃料ノズルと、
前記燃料ノズルの外周側に二対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
二対の前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して、それぞれ対向する位置に設けられ、
前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
一方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって前記燃料開口部に近づくよう傾斜しており、
他方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって前記燃料開口部から離れるよう傾斜しており、
前記一方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第1直線と、前記他方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第2直線とは、交差するようになっていることを特徴とする。
前記構成によれば、一方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって燃料開口部に近づくよう傾斜しており、他方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって燃料開口部から離れるよう傾斜しており、一方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第1直線と、他方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第2直線とは、交差するようになっている。その結果、一方側の支燃ガスノズルからの支燃ガスによって火炎を押しつぶし、他方側の支燃ガスからの支燃ガスによって火炎を広げることによって、火炎の形状を第1直線の方向により扁平とすることができる。
本発明の第4態様は、バーナであって、燃料を噴射する燃料ノズルと、
前記燃料ノズルの外周側に円周方向に複数設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
前記支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一の円周方向に傾斜していることを特徴とする。
前記構成によれば、支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一の円周方向に傾斜しているので、支燃ガスノズルからの支燃ガスによる旋回流によって、炉内雰囲気が撹拌でき、炉内の温度分布を均一にすることができる。
本発明の第5態様は、バーナであって、燃料を噴射する燃料ノズルと、
前記燃料ノズルの外周側に円周方向に複数設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
前記支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一方向に傾斜していることを特徴とする。
前記構成によれば、支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一方向に傾斜しているので、支燃ガスノズルからの支燃ガスによって火炎に指向性をもたすことができ、対象物に火炎を向けたり、対象物に火炎が直接当たることを避けるようにすることができる。
第1態様〜第5態様は、さらに、次のような構成を備えるのが好ましい。
(1)前記傾斜流路は、前記バーナが取り付けられる炉体に対して回転可能に設けられている。
(2)前記先端部の炉内への開口には、前記開口から噴射される支燃ガスの噴射方向を案内する案内溝が形成されている。
前記構成(1)によれば、傾斜流路を炉体に対して回転させることによって、支燃ガスの噴射方向を変更することができる。その結果、炉の形状や処理材の形状、特性に応じ、火炎の形状をフレキシブルに変更することができる。
前記構成(2)によれば、案内溝によって、支燃ガスの噴射方向をより安定させることができる。
要するに、本発明によると、様々な形状の火炎を得ることが可能なバーナを提供することができる。
本発明の実施形態に係るバーナの断面概略図である。 図1のII矢視図である。 支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。 支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。 支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。 支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。 図1の支燃ガスノズルの拡大概略図である。 支燃ガスノズルの先端部の概略斜視図である。 先端部が本体部に対して回転可能な支燃ガスノズルの概略斜視図である。 図9の先端部の概略斜視図である。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係るバーナ10の断面概略図である。図2は、図1のII矢視図である。図1及び図2に示されるように、バーナ10は、燃料を噴射する燃料ノズル2と、燃料ノズル2の外周側に設けられ、燃料ノズル2から噴射される燃料と混合させるための支燃ガス、例えば酸素ガスを噴射する複数の支燃ガスノズル3、4と、を備えている。
支燃ガスノズル3、4は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本実施形態では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て上下に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル3は、燃料ノズル2の上方に位置し、支燃ガスノズル4は、燃料ノズル2の下方に位置する。燃料ノズル2は、炉内Sに対して開口する燃料開口部2aを有し、支燃ガスノズル3、4は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部3a、4aを有している。支燃開口部3a、4aは、燃料開口部2aに対して対向するよう位置に設けられている。
燃料ノズル2には、燃料ノズル2の燃料供給上流側において、燃料管25が接続されている。燃料管25には、燃料管25を開閉する供給弁25a及び燃料供給量を調整する調整弁25bが設けられている。燃料ノズル2の燃料噴射量は、調整弁25bの開度を変更することによって、変更可能となっている。
支燃ガスノズル3、4は、同様の構造を備えており、支燃ガスノズル3を例として以下説明する。
(支燃ガスノズル)
支燃ガスノズル3には、支燃ガスノズル3のガス供給上流側において、ガス管35が接続されている。ガス管35には、ガス管35を開閉する供給弁35a及びガス供給量を調整する調整弁35bが設けられている。支燃ガスノズル3のガス噴射量は、調整弁35bの開度を変更することによって、変更可能となっている。
支燃ガスノズル3は、本体部31と本体部31に対して炉内Sに位置し、本体部31に取り付けられる先端部32と、を備えている。本体部31には、支燃ガスが通過するガス流路31aが形成されており、先端部32にも、支燃ガスが通過する傾斜流路32aが形成されている。ガス流路31aは、本体部31の軸心方向に延びている。傾斜流路32aは、本体部31の軸心方向に対して傾斜している。傾斜流路32aは、支燃開口部3aに向かって燃料開口部2aに近づくよう傾斜している。そして、支燃ガスノズル4の傾斜流路も、支燃開口部4aに向かって燃料開口部2aに近づくよう傾斜している。
また、先端部32の炉内側端面32bは、炉壁面91から、支燃ガスノズル3の内方側に位置している。ここで、炉内側端面32bは、支燃開口部3aから噴射されるガスが、炉壁面91と炉内側端面32bとで挟まれる炉壁凹面92の角部92cに直接衝突しない位置となっている。
図3は、支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。図3に示されるように、支燃ガスノズル5、6は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本変形例では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て左右に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル5は、燃料ノズル2の左方に位置し、支燃ガスノズル6は、燃料ノズル2の右方に位置する。支燃ガスノズル5、6は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部5a、6aを有している。支燃開口部5a、6aは、燃料開口部2aに対して対向する位置に設けられている。
支燃ガスノズル5、6は、支燃ガスノズル3と同様の構造を備えており、傾斜流路の傾斜のみ異なっている。支燃ガスノズル5の傾斜流路は、支燃開口部5aに向かって燃料開口部2aから離れるよう傾斜している。そして、支燃ガスノズル6の傾斜流路も、支燃開口部6aに向かって燃料開口部2aから離れるよう傾斜している。
図4は、支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。図4に示されるように、支燃ガスノズル301、41は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本実施形態では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て上下に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル301は、燃料ノズル2の上方に位置し、支燃ガスノズル41は、燃料ノズル2の下方に位置する。支燃ガスノズル301、41は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部301a、41aを有している。支燃開口部301a、41aは、燃料開口部2aに対して対向する位置に設けられている。
支燃ガスノズル51、61は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本変形例では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て左右に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル51は、燃料ノズル2の左方に位置し、支燃ガスノズル61は、燃料ノズル2の右方に位置する。支燃ガスノズル51、61は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部51a、61aを有している。支燃開口部51a、61aは、燃料開口部2aに対して対向する位置に設けられている。
そして、支燃ガスノズル301、41の中心を通る第1直線L1と、支燃ガスノズル51、61の中心を通る第2直線L2とは、交差するようになっている。本実施形態では、第1直線L1と第2直線L2とは直交するようになっている。
支燃ガスノズル301、41は、支燃ガスノズル3と同様の構造を備えており、傾斜流路の傾斜のみ異なっている。支燃ガスノズル301の傾斜流路は、支燃開口部301aに向かって燃料開口部2aに近づくよう傾斜している。そして、支燃ガスノズル41の傾斜流路も、支燃開口部41aに向かって燃料開口部2aに近づくよう傾斜している。
支燃ガスノズル51、61は、支燃ガスノズル3と同様の構造を備えており、傾斜流路の傾斜のみ異なっている。支燃ガスノズル51の傾斜流路は、支燃開口部51aに向かって燃料開口部2aから離れるよう傾斜している。そして、支燃ガスノズル61の傾斜流路も、支燃開口部61aに向かって燃料開口部2aから離れるよう傾斜している。
図5は、支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。図5に示されるように、支燃ガスノズル302、42は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本実施形態では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て上下に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル302は、燃料ノズル2の上方に位置し、支燃ガスノズル42は、燃料ノズル2の下方に位置する。支燃ガスノズル302、42は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部302a、42aを有している。支燃開口部302a、42aは、燃料開口部2aに対して対向する位置に設けられている。
支燃ガスノズル52、62は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本変形例では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て左右に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル52は、燃料ノズル2の左方に位置し、支燃ガスノズル62は、燃料ノズル2の右方に位置する。支燃ガスノズル52、62は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部52a、62aを有している。支燃開口部52a、62aは、燃料開口部2aに対して対向する位置に設けられている。
そして、支燃ガスノズル302、42の中心を通る第1直線L3と、支燃ガスノズル52、62の中心を通る第2直線L4とは、交差するようになっている。本実施形態では、第1直線L3と第2直線L4とは直交するようになっている。
支燃ガスノズル302、42は、支燃ガスノズル3と同様の構造を備えており、傾斜流路の傾斜のみ異なっている。支燃ガスノズル302の傾斜流路は、支燃開口部302aに向かって炉内Sから見て左方に傾斜している。そして、支燃ガスノズル42の傾斜流路は、支燃開口部42aに向かって炉から見て右方に傾斜している。
支燃ガスノズル52、62は、支燃ガスノズル3と同様の構造を備えており、傾斜流路の傾斜のみ異なっている。支燃ガスノズル52の傾斜流路は、支燃開口部52aに向かって炉内Sから見て下方に傾斜している。そして、支燃ガスノズル62の傾斜流路は、支燃開口部62aに向かって炉内Sから見て上方に傾斜している。
したがって、支燃ガスノズル302、42、52、62の傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部302a、42a、52a、62aに向かって同一の円周方向(炉内Sから見て燃料開口部2aを中心として反時計方向)に傾斜している。
図6は、支燃ガスノズルの配置の変形例を示す、図2と同様の図である。図6に示されるように、支燃ガスノズル303、43は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本実施形態では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て上下に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル303は、燃料ノズル2の上方に位置し、支燃ガスノズル43は、燃料ノズル2の下方に位置する。支燃ガスノズル303、43は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部303a、43aを有している。支燃開口部303a、43aは、燃料開口部2aに対して対向する位置に設けられている。
支燃ガスノズル53、63は、燃料ノズル2の外周側に一対として設けられ、本変形例では、燃料ノズル2の同心円上において、炉内Sから見て左右に対称となるように設けられている。支燃ガスノズル53は、燃料ノズル2の左方に位置し、支燃ガスノズル63は、燃料ノズル2の右方に位置する。支燃ガスノズル53、63は、それぞれ炉内Sに対して開口する支燃開口部53a、63aを有している。支燃開口部53a、63aは、燃料開口部2aに対して対向する位置に設けられている。
そして、支燃ガスノズル303、43の中心を通る第1直線L5と、支燃ガスノズル53、63の中心を通る第2直線L6とは、交差するようになっている。本実施形態では、第1直線L5と第2直線L6とは直交するようになっている。
支燃ガスノズル303、43は、支燃ガスノズル3と同様の構造を備えており、傾斜流路の傾斜のみ異なっている。支燃ガスノズル303の傾斜流路は、支燃開口部303aに向かって炉内Sから見て左方に傾斜している。そして、支燃ガスノズル43の傾斜流路は、支燃開口部43aに向かって炉から見て左方に傾斜している。
支燃ガスノズル53、63は、支燃ガスノズル3と同様の構造を備えており、傾斜流路の傾斜のみ異なっている。支燃ガスノズル53の傾斜流路は、支燃開口部53aに向かって炉内Sから見て左方に傾斜している。そして、支燃ガスノズル63の傾斜流路は、支燃開口部63aに向かって炉内Sから見て左方に傾斜している。
したがって、支燃ガスノズル303、43、53、63の傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部303a、43a、53a、63aに向かって同一の方向(炉内Sから見て左方)に傾斜している。
図7は、図1の支燃ガスノズル3の拡大概略図である。図7に示されるように、炉外Tにおいて、支燃ガスノズル3の本体部31には、径方向外方に突出するツバ37が形成されている。また、炉体1には、炉外T側に突出する突出部11が設けられ、突出部11の外周面にはネジ部11aが形成されている。そして、支燃ガスノズル3には、ツバ37と突出部11とを固定する固定部材38が設けられている。固定部材38は、ネジ部11aと螺合するようになっている。固定部材38は、本体部31を炉体1に固定しており、固定部材38を外す又は緩めることによって、支燃ガスノズル3を炉体1に対して本体部31の軸心回りに回転させることができる。
本体部31と先端部32とは、一体として本体部31の軸心回りに回転可能となっており、回転させることによって、先端部32に形成された傾斜流路32aの傾斜の向きは、変更されるようになっている。
傾斜流路32aは、本体部31の軸心に対して傾斜しているので、支燃開口部3aは、先端部32の炉内側端面32bの中心に対して偏いした位置に形成される。ここで、上記のとおり、支燃ガスノズル3を炉体1に対して回転させると、支燃開口部3aは、先端部32の炉内側端面32bの中心に対して回転する。そして、傾斜流路32aは、本体部31の軸心に対して傾斜しているので、支燃ガスノズル3を炉体1に対して回転させると、支燃ガスノズル3の噴射方向が変化する。したがって、固定部材38によって、炉体1に対する本体部31の固定状態を変更することによって、支燃ガスノズル3の噴射方向を炉外Tから作業して変更することができる。
図8は、支燃ガスノズル3の先端部32の概略斜視図である。図8に示されるように、先端部32の炉内側端面32bには、傾斜流路32aの支燃開口部3aの周囲に、噴射される支燃ガスの噴射方向を案内する案内溝32cが形成されている。案内溝32cは、炉内側端面32bにおいて、先端部32の内方側に凹む溝であり、噴射方向側の炉内側端面32bの外縁は、溝の形状に合わせて切欠かれている。
前記構成のバーナ10によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)図2に示されるように、支燃ガスノズル3、4の支燃開口部3a、4aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して上下に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル3、4の傾斜流路は、支燃開口部3a、4aに向かって燃料開口部2aに近づくよう傾斜している。したがって、支燃ガスノズル3、4からの支燃ガスによって火炎を上下から押しつぶすことによって、火炎Fの形状を扁平とすることができる。
(2)図3に示されるように、支燃ガスノズル5、6の支燃開口部5a、6aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して左右に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル5、6の傾斜流路は、支燃開口部5a、6aに向かって燃料開口部2aから離れるよう傾斜している。したがって、支燃ガスノズル5、6からの支燃ガスによって火炎を左右に広げることによって、火炎Fの形状を扁平とすることができる。
(3)図4に示されるように、支燃ガスノズル301、41の支燃開口部301a、41aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して上下に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル301、41の傾斜流路は、支燃開口部301a、41aに向かって燃料開口部2aに近づくよう傾斜している。そして、支燃ガスノズル51、61の支燃開口部51a、61aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して左右に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル51、61の傾斜流路は、支燃開口部51a、61aに向かって燃料開口部2aから離れるよう傾斜している。さらに、支燃ガスノズル301、41の中心を通る第1直線L1と、支燃ガスノズル51、61の中心を通る第2直線L2とは、直交するようになっている。したがって、支燃ガスノズル301、41からの支燃ガスによって火炎を上下から押しつぶし、支燃ガスノズル51、61からの支燃ガスによって火炎を左右に広げることによって、火炎Fの形状を上下方向にさらに扁平とすることができる。
(4)図5に示されるように、支燃ガスノズル302、42の支燃開口部302a、42aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して上下に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル302、42の傾斜流路は、支燃開口部302a、42aに向かって炉内Sから見てそれぞれ、左方、右方に傾斜している。そして、支燃ガスノズル52、62の支燃開口部52a、62aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して左右に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル52、62の傾斜流路は、支燃開口部52a、62aに向かって炉内Sから見てそれぞれ、下方、上方に傾斜している。すなわち、支燃ガスノズル302、42、52、62の傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部302a、42a、52a、62aに向かって同一の円周方向(炉内Sから見て燃料開口部2aを中心として反時計方向)に傾斜している。さらに、支燃ガスノズル302、42の中心を通る第3直線L3と、支燃ガスノズル52、62の中心を通る第4直線L4とは、直交するようになっている。したがって、火炎Fは、支燃ガスノズル302、42、52、62からの支燃ガスによって、炉内Sから見て燃料開口部2aを中心として反時計方向の旋回流となり、炉内雰囲気が撹拌でき、炉内の温度分布を均一にすることができる。なお、旋回の方向は時計方向でもよく、支燃ガスノズルの数は4に限定されず、複数あればよい。
(5)図6に示されるように、支燃ガスノズル303、43の支燃開口部303a、43aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して上下に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル303、43の傾斜流路は、支燃開口部303a、43aに向かって炉内Sから見てそれぞれ、左方に傾斜している。そして、支燃ガスノズル53、63の支燃開口部53a、63aが燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して左右に対向する位置に設けられ、支燃ガスノズル53、63の傾斜流路は、支燃開口部53a、63aに向かって炉内Sから見てそれぞれ、左方に傾斜している。すなわち、支燃ガスノズル303、43、53、63の傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部303a、43a、53a、63aに向かって同一の方向(炉内Sから見て左方)に傾斜している。さらに、支燃ガスノズル303、43の中心を通る第5直線L5と、支燃ガスノズル53、63の中心を通る第6直線L6とは、直交するようになっている。したがって、支燃ガスノズル303、43、53、63からの支燃ガスによって火炎Fに指向性をもたすことができ、対象物に火炎Fを向けたり、対象物に火炎Fが直接当たることを避けるようにすることができる。
なお、図6では、支燃ガスノズル303、43、53、63の傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって左方に傾斜していたが、右方、上方、下方、また任意の方向に傾斜させてもよい。また、支燃ガスノズルの数は4に限定されず、複数あればよい。
また、図2〜図6では、支燃ガスノズルの支燃開口部は、燃料ノズル2の燃料開口部2aに対して、上下、左右に配置されているが、燃料開口部2aに対する配置は、上下、左右に限定されず、燃料開口部2aに対してどの方向に配置されてもよい。
(6)固定部材38は、本体部31を炉体1に固定しており、固定部材38を外す又は緩めることによって、支燃ガスノズル3を炉体1に対して回転させることができる。すなわち、傾斜流路32aは、炉体1に対して回転可能に設けられている。したがって、傾斜流路32aを炉体1に対して回転させることによって、支燃ガスの噴射方向を変更することができる。その結果、炉の形状や処理材の形状、特性に応じ、火炎の形状をフレキシブルに変更することができる。また、固定部材38が炉外Tにあるため、炉外Tから簡単に支燃ガスの噴射方向を変更することができる。
(7)先端部32の炉内側端面32bには、傾斜流路32aの支燃開口部3aの周囲に、噴射される支燃ガスの噴射方向を案内する案内溝32cが形成されている。したがって、案内溝32cによって、支燃ガスの噴射方向の指向性を向上させることができる。その結果、例えば、支燃ガスノズル3が、火炎を扁平させる又は火炎を旋回させるよう支燃ガスを噴射している場合、案内溝32cによって、火炎の扁平性又は旋回性を向上させることができる。
(8)燃料ノズル2の燃料噴射量は、調整弁25bの開度を変更することによって、変更可能となっており、支燃ガスノズル3のガス噴射量は、調整弁35bの開度を変更することによって、変更可能となっている。したがって、燃料噴射量及びガス噴射量を調整することによって、火炎の大きさや扁平率を容易に変更することができる。
(9)先端部32の炉内側端面32bは、炉壁面91から、支燃ガスノズル3の内方側に位置している。したがって、支燃開口部3aから噴射されるガスが炉内環境から受ける影響を小さくすることができ、支燃開口部3aから噴射されるガスの噴射方向の指向性を向上させることができる。また、炉内側端面32bが炉壁面91から凹むことによって、炉内側端面32bに対して影となる部分を作ることができ、炉内の輻射熱から炉内側端面32bを保護して、耐久性を向上させることができる。ただし、先端部32の炉内側端面32bは、支燃開口部3aから噴射されるガスが炉壁凹面92の角部92cに衝突しない位置となっている。したがって、支燃開口部3aから噴射されるガスの噴射方向を変更しながらも、噴射されるガスが炉壁凹面92の角部92cに衝突してガス流れが乱れたり、炉内への噴射方向が変化することを抑制できる。
(10)支燃ガスノズル3は、本体部31を炉体1に固定する固定部材38を備えているので、炉体1に対して、傾斜流路32aを所定の噴射方向でより確実に固定することができる。
(11)固定部材38は、炉外T側から、本体部31を炉体1に固定するようになっているので、炉内環境の影響を受けずに簡単に炉外Tから本体部31の固定や噴射方向の調整作業を行うことができる。
(別の実施形態)
上記実施形態では、支燃ガスノズル3が炉体1に対して回転可能となっているが、支燃ガスノズル3において、先端部32が本体部31に対して回転可能となっていてもよい。図9は、先端部32が本体部31に対して回転可能な支燃ガスノズルの概略斜視図である。図9に示されるように、本体部31の炉内S側端部の外周面にはネジ部31bが形成されており、先端部32は、ネジ部31bに螺合して本体部31に取り付けられるようになっている。したがって、先端部32は、本体部31に対して回転可能に取り付けられるようになっている。そして、先端部32を本体部31に対して回転させて傾斜の向きを調整することによって、支燃ガスノズル3が炉体1に対して回転する場合と同様に、支燃ガスノズル3の噴射方向を変更することができる。
図10は、図9の先端部32の概略斜視図である。図10に示されるように、先端部32の炉内側端面32bには、先端部32を本体部31に対して回転させる回転治具が係合可能なスリット溝32dが形成されている。スリット溝32dは、炉内側端面32bの外周縁から中心に向かうように延びており、中心に対して対称となるよう、例えば2つ形成されている。スリット溝32dは、支燃開口部3aと干渉しないようになっている。
上記別の実施形態によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)先端部32が本体部31に対して回転可能とすることによって、傾斜流路32aの向きを調整する機構を小さくし、支燃ガスノズル3の構造を簡素化することができる。
(2)先端部32にスリット溝32dが形成されていることによって、先端部32を本体部31に対して容易に回転させることができる。その結果、支燃ガスノズル3の噴射方向を容易に変更することができる。
上記実施形態では、調整弁25bの開度を変更することによって、燃料噴射量を変更するようになっているが、燃料供給圧を変更することによって、燃料噴射量を変更してもよい。また、調整弁25bが設けられず、供給弁25aが調整弁25bの機能を備えていてもよい。
上記実施形態では、調整弁35b、45bの開度を変更することによって、ガス噴射量を変更するようになっているが、ガス供給圧を変更することによって、ガス噴射量を変更してもよい。また、調整弁35b、45bが設けられず、供給弁35a、45aが調整弁35b、45bの機能を備えていてもよい。
特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明では、様々な形状の火炎を得ることが可能なバーナを提供することができるので、産業上の利用価値が大である。
1 炉体
2 燃料ノズル
2a 燃料開口部
25 燃料管
25a 供給弁 25b 調整弁
3 支燃ガスノズル
3a 支燃開口部
31 本体部 31a ガス流路 31b ネジ部
32 先端部 32a 傾斜流路
32b 炉内側端面 32c 案内溝 32d スリット溝
35 ガス管 37 ツバ
38 固定部材
35a 供給弁 35b 調整弁
301 支燃ガスノズル 301a 支燃開口部
302 支燃ガスノズル 302a 支燃開口部
303 支燃ガスノズル 303a 支燃開口部
4 支燃ガスノズル 4a 支燃開口部
41 支燃ガスノズル 41a 支燃開口部
42 支燃ガスノズル 42a 支燃開口部
43 支燃ガスノズル 43a 支燃開口部
45a 供給弁 45b 調整弁
5 支燃ガスノズル 5a 支燃開口部
51 支燃ガスノズル 51a 支燃開口部
52 支燃ガスノズル 52a 支燃開口部
53 支燃ガスノズル 53a 支燃開口部
6 支燃ガスノズル 6a 支燃開口部
61 支燃ガスノズル 61a 支燃開口部
62 支燃ガスノズル 62a 支燃開口部
63 支燃ガスノズル 63a 支燃開口部
91 炉壁面 92 炉壁凹面 92c 角部
10 バーナ
11 突出部 11a ネジ部
F 火炎
S 炉内
T 炉外
L1 第1直線 L2 第2直線
L3 第1直線 L4 第2直線
L5 第1直線 L6 第2直線

Claims (11)

  1. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に一対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して対向する位置に設けられ、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記傾斜流路は、前記支燃開口部に向かって前記燃料開口部に近づくよう傾斜しており、
    前記先端部の炉内側端面は、炉壁面から、前記支燃ガスノズルの内方側に位置し、前記支燃開口部から噴射されるガスが炉壁凹面の角部に衝突しない位置となっていることを特徴とする、バーナ。
  2. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に一対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して対向する位置に設けられ、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記傾斜流路は、前記支燃開口部に向かって前記燃料開口部に近づくよう傾斜しており、
    前記先端部は、前記本体部に対して回転可能となっており、
    前記先端部の炉内側端面には、前記先端部を前記本体部に対して回転させる回転治具が係合可能なスリット溝が形成されていることを特徴とする、バーナ。
  3. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に一対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して対向する位置に設けられ、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記傾斜流路は、前記支燃開口部に向かって前記燃料開口部から離れるよう傾斜しており、
    前記先端部の炉内側端面は、炉壁面から、前記支燃ガスノズルの内方側に位置し、前記支燃開口部から噴射されるガスが炉壁凹面の角部に衝突しない位置となっていることを特徴とする、バーナ。
  4. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に一対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して対向する位置に設けられ、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記傾斜流路は、前記支燃開口部に向かって前記燃料開口部から離れるよう傾斜しており、
    前記先端部は、前記本体部に対して回転可能となっており、
    前記先端部の炉内側端面には、前記先端部を前記本体部に対して回転させる回転治具が係合可能なスリット溝が形成されていることを特徴とする、バーナ。
  5. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に二対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    二対の前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して、それぞれ対向する位置に設けられ、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    一方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって前記燃料開口部に近づくよう傾斜しており、
    他方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって前記燃料開口部から離れるよう傾斜しており、
    前記一方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第1直線と、前記他方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第2直線とは、交差するようになっており、
    前記先端部の炉内側端面は、炉壁面から、前記支燃ガスノズルの内方側に位置し、前記支燃開口部から噴射されるガスが炉壁凹面の角部に衝突しない位置となっていることを特徴とする、バーナ。
  6. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に二対として設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    二対の前記支燃ガスノズルの炉内への支燃開口部は、前記燃料ノズルの炉内への燃料開口部に対して、それぞれ対向する位置に設けられ、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    一方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって前記燃料開口部に近づくよう傾斜しており、
    他方側の一対の支燃ガスノズルの傾斜流路は、その支燃開口部に向かって前記燃料開口部から離れるよう傾斜しており、
    前記一方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第1直線と、前記他方側の一対の支燃ガスノズルの中心を通る第2直線とは、交差するようになっており、
    前記先端部は、前記本体部に対して回転可能となっており、
    前記先端部の炉内側端面には、前記先端部を前記本体部に対して回転させる回転治具が係合可能なスリット溝が形成されていることを特徴とする、バーナ。
  7. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に円周方向に複数設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一の円周方向に傾斜しており、
    前記先端部の炉内側端面は、炉壁面から、前記支燃ガスノズルの内方側に位置し、前記支燃開口部から噴射されるガスが炉壁凹面の角部に衝突しない位置となっていることを特徴とする、バーナ。
  8. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に円周方向に複数設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一の円周方向に傾斜しており、
    前記先端部は、前記本体部に対して回転可能となっており、
    前記先端部の炉内側端面には、前記先端部を前記本体部に対して回転させる回転治具が係合可能なスリット溝が形成されていることを特徴とする、バーナ。
  9. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に円周方向に複数設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一方向に傾斜しており、
    前記先端部の炉内側端面は、炉壁面から、前記支燃ガスノズルの内方側に位置し、前記支燃開口部から噴射されるガスが炉壁凹面の角部に衝突しない位置となっていることを特徴とする、バーナ。
  10. 燃料を噴射する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外周側に円周方向に複数設けられ、支燃ガスを噴射する支燃ガスノズルと、を備えており、
    前記支燃ガスノズルの先端部は、前記支燃ガスノズルの本体部の軸心方向に対して傾斜する傾斜流路を有し、
    前記支燃ガスノズルの傾斜流路は、それぞれ、その支燃開口部に向かって同一方向に傾斜しており、
    前記先端部は、前記本体部に対して回転可能となっており、
    前記先端部の炉内側端面には、前記先端部を前記本体部に対して回転させる回転治具が係合可能なスリット溝が形成されていることを特徴とする、バーナ。
  11. 前記先端部の炉内への開口には、前記開口から噴射される支燃ガスの噴射方向を案内する案内溝が形成されている、請求項1〜10のいずれか1つに記載のバーナ。
JP2017242782A 2017-12-19 2017-12-19 バーナ Active JP6568192B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017242782A JP6568192B2 (ja) 2017-12-19 2017-12-19 バーナ
CN201880081569.1A CN111492178B (zh) 2017-12-19 2018-10-09 燃烧器
KR1020207012550A KR102376677B1 (ko) 2017-12-19 2018-10-09 버너
PCT/JP2018/037536 WO2019123783A1 (ja) 2017-12-19 2018-10-09 バーナ
TW107136379A TWI742313B (zh) 2017-12-19 2018-10-16 燃燒器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017242782A JP6568192B2 (ja) 2017-12-19 2017-12-19 バーナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019109021A JP2019109021A (ja) 2019-07-04
JP6568192B2 true JP6568192B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=66992563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017242782A Active JP6568192B2 (ja) 2017-12-19 2017-12-19 バーナ

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6568192B2 (ja)
KR (1) KR102376677B1 (ja)
CN (1) CN111492178B (ja)
TW (1) TWI742313B (ja)
WO (1) WO2019123783A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112815308B (zh) * 2020-12-31 2021-12-17 长沙广钢气体有限公司 一种熔炼反射炉用纯氧燃烧装置及燃烧方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992331U (ja) * 1982-12-08 1984-06-22 日本鋼管株式会社 タ−ル燃焼バ−ナ
US4475885A (en) * 1983-07-28 1984-10-09 Bloom Engineering Company, Inc. Adjustable flame burner
US5554022A (en) * 1994-10-14 1996-09-10 Xothermic, Inc. Burner apparatus and method
GB2316161A (en) * 1996-08-05 1998-02-18 Boc Group Plc Oxygen-fuel swirl burner
JPH10183235A (ja) 1996-12-19 1998-07-14 Shigemi Ushijima スリットノズル型バーナ、又はスリットノズル型リジェ ネレーティングバーナを取り付けたウオーキングビーム 式金属加熱炉
JP3522506B2 (ja) * 1997-09-01 2004-04-26 東京瓦斯株式会社 酸素燃焼バーナと該バーナを持つ燃焼炉
JP4132409B2 (ja) * 1999-06-02 2008-08-13 大陽日酸株式会社 燃焼装置
US7390189B2 (en) * 2004-08-16 2008-06-24 Air Products And Chemicals, Inc. Burner and method for combusting fuels
US20080096146A1 (en) * 2006-10-24 2008-04-24 Xianming Jimmy Li Low NOx staged fuel injection burner for creating plug flow
CN100498064C (zh) * 2007-06-21 2009-06-10 金盛珠 强性预混合燃气燃烧器
JP4906689B2 (ja) * 2007-11-29 2012-03-28 株式会社日立製作所 バーナ,燃焼装置及び燃焼装置の改造方法
EP2136140A1 (de) * 2008-06-20 2009-12-23 Linde AG Brennerkopf für hand- oder maschinengeführte Brennervorrichtungen
US20100291492A1 (en) * 2009-05-12 2010-11-18 John Zink Company, Llc Air flare apparatus and method
US20130224503A1 (en) 2010-09-21 2013-08-29 Lintec Corporation Formed body, production method thereof, electronic device member and electronic device
US8915731B2 (en) * 2010-12-30 2014-12-23 L'air Liquide Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Flameless combustion burner
KR20130077891A (ko) * 2011-03-29 2013-07-09 게가 로츠 게엠베하 특히 강철 가공소재 절단을 위한 중절삭 노즐
JP5959224B2 (ja) * 2012-02-20 2016-08-02 大阪瓦斯株式会社 ガラス溶解炉用の燃焼装置
US9360257B2 (en) * 2014-02-28 2016-06-07 Air Products And Chemicals, Inc. Transient heating burner and method
GB2532065A (en) * 2014-11-07 2016-05-11 Kiln Flame Systems Ltd Burner
MX2017009771A (es) * 2015-03-31 2018-03-28 Mitsubishi Hitachi Power Sys Quemador de combustión y caldera proporcionada con este.
JP6362148B2 (ja) * 2016-01-05 2018-07-25 日本ファーネス株式会社 ロータリーキルン用バーナ装置及びその炉内燃焼方法
JP6121024B1 (ja) * 2016-04-22 2017-04-26 大阪瓦斯株式会社 溶解炉用の燃焼装置、及びそれを備えた溶解炉
CN107218602A (zh) * 2017-07-19 2017-09-29 上海华之邦科技股份有限公司 一种低热值/低压力燃气燃烧器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019109021A (ja) 2019-07-04
CN111492178B (zh) 2022-09-09
CN111492178A (zh) 2020-08-04
TW201928260A (zh) 2019-07-16
KR102376677B1 (ko) 2022-03-18
KR20200062291A (ko) 2020-06-03
WO2019123783A1 (ja) 2019-06-27
TWI742313B (zh) 2021-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101766449B1 (ko) 공기유도 캡 및 이를 구비하는 연소 덕트
JP5678603B2 (ja) 微粉炭バーナ
US6158223A (en) Gas turbine combustor
EP2815180B1 (en) Staged oxy-fuel burners and methods for using the same
JP6568192B2 (ja) バーナ
US10253977B2 (en) Gaseous fuel-air burner having a bluff body flame stabilizer
JP2007530898A (ja) 低NOx及び改良された炎安定化のための燃料噴射器
WO2016199613A1 (ja) バーナ、燃焼装置、ボイラ及びバーナの制御方法
JP6082287B2 (ja) 燃焼器、ガスタービン、及び燃焼器の第一筒
JP2017003216A5 (ja)
US20130340659A1 (en) Combustion device
JP6632841B2 (ja) 燃焼バーナ及びこれを備えたボイラ
CA2811411A1 (en) Combustion device for melting furnace, and melting furnace
US6929469B2 (en) Burner apparatus
JP7205300B2 (ja) マルチノズルバーナ及び燃焼器
JP2011052871A (ja) 燃焼装置
JP4415123B2 (ja) ガスコンロ
KR101555851B1 (ko) 버너
TWI801773B (zh) 煙氣/火焰的引導裝置
EP3821172B1 (en) Multifunctional fluidic burner
JP2013231524A (ja) 燃焼装置
KR101812225B1 (ko) 공기유도 캡 및 이를 구비하는 연소 덕트
US10047951B2 (en) Gas burner
TWI629435B (zh) Combustion object supply system
JP2023135673A (ja) ガスバーナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6568192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250