JP6567661B2 - 温度補償されたプレート共振器 - Google Patents

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Description

本発明はマイクロ電気機械共振器に関する。特に、本発明はプレート共振器の周波数温度係数(TCF)の調整に関する。
広く使用されている水晶ベース共振器は、多くの分野でマイクロ機械共振器、一般的にはシリコンベース共振器、と置き換えられる可能性がある。シリコン共振器は水晶共振器より小さくでき、シリコン共振器には複数の標準的な製造方法がある。しかしながら、シリコンベース共振器と関連する問題として、これらの共振器は共振周波数の温度ドリフトが高いという問題を有する。このドリフトは、主にシリコンのヤング率の温度依存性に起因し、約−30ppm/Cの周波数温度係数(TCF)を生じる。これは周囲温度の変化により共振周波数の変動をもたらす。
TCFに関しては、線形、即ち一次の挙動と二次の挙動の両方が実際上重要であり、その理由は、第1の挙動は温度変化による周波数の局部的変化(理想的にはゼロ)を表し、周波数対温度曲線の曲率を記述する第2の挙動は低いドリフト温度範囲の幅を表す。一次項がゼロであれば、周波数ドリフトは二次項のみから生じ、TCFがその絶対最小値になる特定の「ターンオーバ温度」が存在する。二次TCFはここでは、一次係数TCF(線形TCF)と対比してTCFともいう。ATカット水晶は25℃においてほぼゼロの低いTCF及びTCFを有し、それらの総合周波数ドリフトは一般的には−40℃〜+85℃の広い温度範囲(所謂工業範囲)に亘って±10ppm以内である。シリコン共振器の温度性能は現時点ではかなり悪い。
温度ドリフトの問題を除去又は緩和する一つの有望な方法は極度に高濃度のシリコンドーピングである。バルク弾性波(BAW)共振挙動への1019cm−3より高濃度の均一なn型ドーピングの効果は、例えば国際公開WO2012/110708号明細書(特許文献1)において検討されている。この特許文献は、「純粋」c11−c12モード(c11,c12及びc44はシリコンのヤング率の弾性項である)のTCFはゼロより十分上にとどまり、周波数は依然として温度に大きく依存する。しかしながら、面積伸縮(SE)モード又は幅伸縮(WE)モード等の他のBAW共振モードはそのような弾性パラメータc11,c12(及びc44)への依存性を有するため、一次TCFをそれらの面内幾何学的アスペクト比の正しい選択によってゼロにすることができる。
WEモード共振器に関して、特に、特許文献1には、長方形の長さの比が2:1超えで、nドーパント濃度が約2.3*1019cm-3である場合に、長方形のWE共振器の一次TCFはゼロになることが教示されている。従って、これらの範囲内に、周波数の温度ドリフトを生じない単一の温度点が存在する。しかしながら、特許文献1はもっと広い安定動作温度範囲を達成する方法、即ち二次TCFを最小にする方法を教示していない。
別の方法は、米国特許第8558643号明細書(特許文献2)で検討されているように、異なるドーピングレベル又は結晶方向を有する重畳層を備えた有効材料構造を形成する。この構造は、アンドープ又は均一ドープの対応シリコン元素のTCFより低いTCFを有する共振モードを実行し得る超格子を形成する。このような構造は、100℃の範囲に亘って50ppmより低い温度ドリフトが達成されるように、二次TCFをある程度減少させるために使用することもできる。
上述の文献はシリコンドーピングを利用する他の文献も援用し、温度ドリフト問題に対処する他の方法も検討している。
共振器の温度挙動はドーピング濃度に依存するのみならず、その幾何学的形状、結晶方向及びそこで励起される共振モードにも依存し、いくつかの重要な因子に言及する。さらに、考慮する必要がある因子は、共振器のQ値(共振器の固定法が重要な役割を果たす)と、共振器設計を実際に製造する能力である。低いTCFと高いQ値は、例えば一般的に種々の幾何学的レイアウトで達成されるため、既知の共振器設計において相反する設計目標になり得る。
現時点で実際に実現可能で利用可能な低TCFシリコン共振器設計は少なく、そのいくつかが特許文献1及び特許文献2に開示されているにすぎない。しかしながら、TCF特性と高いQ値を同時により良好に制御し得るように改良された実際に実現可能な新設計が必要とされている。簡単な構造及び製造プロセスも望まれている。
国際公開WO2012/110708号 米国特許第8558643号明細書
本発明の目的は、変化する温度において高い安定動作周波数を有する共振器装置を提供することにある。特に、二次TCFが小さい共振器を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、一次及び二次TCFが両方とも同時に小さい共振器を提供することにある。
従って、本発明は、支持構造と、n型ドーピング剤があるドーピング濃度にドープされ、幅伸縮共振モードで共振し得る半導体共振器プレートを備えるマイクロ電気機械共振器装置を提供する。前記共振器装置には、さらに、前記共振器プレートを前記支持構造に懸架する少なくとも一つのアンカーと、前記共振器に前記幅伸縮共振モードを励起するアクチュエータが存在する。本発明によれば、前記共振器プレートは、1.2*1020cm−3又はそれ以上の、特に1.3*1020cm−3又はそれ以上のドーピング濃度にドープされ、且つ前記ドーピング濃度及び前記幅伸縮共振モードと相俟って、少なくとも一つの温度において、12ppb/C又はそれ以下(絶対値)の二次周波数温度係数(TCF)をもたらす形状を有する。好ましい形状は本明細書に後で開示される。
前記の少なくとも一つの温度は、好ましくは、工業温度範囲(−40...85℃)のほぼ中央値を示す室温(25℃)であり、周波数変化対温度曲線の頂点が位置する温度に相当する。12ppb/Cの二次周波数ドリフトは工業範囲に亘って約50ppmの総合周波数ドリフトに相当する。
特に、TCFは少なくとも一つの温度において6ppb/C又はそれ以下(絶対値)及び3ppb/C又はそれ以下にさえすることができ、工業範囲に亘ってそれぞれ25ppm及び12ppmの総合ドリフトに相当する。
より具体的には、本発明は従属請求項に記載の事項を特徴とする。
本発明は大きな利点をもたらす。なによりもまず、本発明は自動的に温度補償される共振器をもたらす。開示のドーピング濃度において、二次TCFが幅伸縮共振モードにおいてゼロ又はほぼゼロ(即ち、12ppb/C以下)の共振器を生成することができる。したがって、共振器は変化する温度において高い二次周波数安定性を有する。
後に記載するように、本発明の実施形態は一次及び二次TCFの同時の受動的ゼロ化を可能にする。実際的見地から、非線形周波数対温度挙動を例えば能動補償回路で補償することは線形挙動よりもずっと難しいために、TCFの受動的ゼロ化は極めて重要である。
本発明は、実際に証明可能に達成可能なnドーピング濃度を用いて実現可能である。互いに積み重ねられた異なる層内に異なる材料特性を有する超格子構造と比較して、本共振器素子はモノリシック単層素子として製造でき、よってその製造は簡単である。また、必要とされるドーパント濃度も超格子実装の場合に必要とされるものより小さい。また、本共振器は本質的に所要の周波数安定度を満たすように設計されているので、共振器の周囲の複雑な能動温度補償回路を不要にし得る。
従属請求項は本発明の選ばれた実施形態に向けられている。
特に好ましい実施形態では、最初に、形状及びドーピング濃度を、TCFが6ppb/C又はそれ以下になる温度(即ち、TCF曲線の頂点)と同じ温度において共振器装置の一次周波数温度係数(TCF)が1ppm/C又はそれ以下になるように選択される。一次及び二次TCFは比較的多くの幾何学的構成で別々にゼロにできるが、それらの同時のゼロ化は特定の幾何学的構成及び比較的狭いパラメータ範囲においてのみ生じる。TCF及びTCFの同時ゼロ化に関して文献には明確な教示は何もないが、このことはこの実施形態の要点である。
一実施形態では、TCF及びTCFを同時にゼロにし得る共振器の形状は1.1〜1.6、特に1.3〜1.5のアスペクト比を有する。このようなプレートは、本発明に従った1.2*1020cm−3の閾値濃度より高いnドーピング濃度において、ゼロTCF及びゼロTCFを有する幅伸縮共振モードを実行し得ることが確かめられた。このアスペクト比は一次温度補償のために特許文献1により提案されている2以上のアスペクト比より著しく小さい。
本発明の一実施形態によれば、共振器プレートの形状は長方形である。その長方形プレートの好ましいアスペクト比は1.3である。
一実施形態によれば、共振器プレートの形状は楕円形である。
一実施形態によれば、共振器プレートは半導体結晶の[100]方向と5度の精度で整列する対称軸を有する。一般的には、共振器プレートの長手方向軸(例えば長方形プレートの長辺に平行の軸)が[100]方向と平行である。このようなプレートを用いて高いQを達成することができる。
一実施形態によれば、共振器プレートは、1.1〜1.6のアスペクト比を有するベースプレート、例えば長方形又は楕円形ベースプレート、を備え、ベースプレートから横方向に延在する一以上の突出部、例えばビーム突出部が設けられる。これらの突出部は[100]方向に対してある角度をなして延在する。一実施形態では、ベースプレートは幅伸縮モードで共振するように構成され、突出部は屈曲、ねじれ又は長さ伸縮モードで共振するように構成される。これらの実施形態はより複雑な共振器の幾何学的構成の例であり、本発明の範囲に含まれる。
本発明によれば、0.5ppm/C以下のTCF及び3ppb/C以下のTCFを有する共振器装置を達成することができる。
一実施形態によれば、総合温度ドリフトは125℃の範囲に亘って50ppm未満であり、その範囲は好ましくは25℃を中心とする(従ってこの範囲は一般的な工業範囲に対応する)。さらなる実施形態によれば、その範囲に亘る総合ドリフトは、25ppm未満である。
好ましい実施形態では、共振器素子はモノリシックシリコン結晶を備える。ドーピング剤は、例えばリン、アンチモン、又はヒ素とし得る。
一実施形態によれば、共振器素子はチョクラルスキ法により成長された結晶を備え、その結晶成長段階においてn型ドーピング剤が既に存在している。別の実施形態によれば、共振器素子はエピタキシャル成長された結晶を備え、その成長段階でn型ドーピング剤が既に存在している。これらの方法は両方とも結晶の均一ドーピングをもたらす。
シリコン母材にはn型ドーピング剤が、完全な一次温度補償のみならず完全な二次温度補償も同時に可能にする少なくとも1.2*1020cm−3の平均濃度にドープされる。実際の設計では、例えば圧電アクチュエータなどのアクチュエータが一般的にはTCF及びTCFを負方向に向け移動するので、TCF及びTCFが十分な余裕をもってゼロより上になるようにシリコン結晶は(例えばアクチュエータを無視した理論的推定値と比較して)「オーバドープ」されなければならいことを考慮して、ドーピング濃度は一般的にはもっと高く、特に1.25*1020cm−3又はそれ以上とする。
ドーピング濃度は共振器素子の全体に亘って本質的に均一にし得るが、シリコンウェハの特に深さ方向の均質性は絶対に必要というわけではない。しかしながら、平均nドーピング濃度は上述の閾値より上に維持するのが好ましい。
本明細書に開示する実施形態と組み合わせて使用されるウェハは(100)配向の単結晶シリコンウェハが好ましい。
共振器装置の異なる部分が実際には音響的に結合され、よって傾斜ビームに励起される幅伸縮共振モードは純粋な形で存在し得ないことに注意されたい。しかしながら、幅伸縮共振が共振器内で優勢であり、この共振によって殆どその機械的運動及びTCF特性が決まる。実際には、特に異なる部分の交差部において理想的挙動からの偏差が存在し得るが、本発明はこのような非理想的な共振をカバーする。当業者は異なるモードをそれらが純粋な形で存在しなくても区別することができる。
定義
用語「共振器プレート」は、5より小さい、特に2より小さいアスペクト比を有し、幅伸縮モード、即ちプレートがその最短寸法に沿って伸縮を反復するモード、で共振し得る平面素子を指す。本明細書に開示するように、殆どのプレート形状に対して、最適アスペクト、即ちTCF及びTCFを両方ともゼロにし得るアスペクト比は1.5未満である。例えば、長方形プレートの場合には、最適アスペクト比は1.3又はほぼ1.3である。
用語「アスペクト比」は、共振器の第1の面内寸法とこの第1の面内寸法に直角の第2の面内寸法の間で得られる最大の比を意味する。
用語「TCF特性」は、共振器の周波数対温度曲線の形状、特に共振器の温度に対する共振周波数の一次及び二次変化の組み合わせを意味する。TCF特性という語は、マルチエレメント共振器の一部分のみに言及するとき、類似の部分がその部分を他の部分に接続する仮想線に強固に固定された場合には、類似の部分のTCF特性を意味する。
TCF及びTCFの定義は、共振器の温度依存周波数fを表すべき級数から数学的に公式化して得ることができる。
f(T)=f0[1+TCF1×ΔT+TCF2×ΔT2]
ここで、ΔT=T−T0は温度差であり、f0は基準温度T0における周波数である(更なる詳細は、例えば、A. K. Samarao at al, "Passive TCF compensation in high q silicon micromechanical resonators, " in IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems (MEMS 2010), Hong Kong, Jan. 2010, pp. 116-119,を参照されたい)。特に断りがなければ、ここではT0=25℃を使用する。
この文脈におけるTCF1及び/又はTCF2の「ゼロ化」は、請求の範囲で規定される所定のレベル未満へのTCF1及び/又はTCF2の低減を意味する。特に指示のない限り、又は文脈から明らかでない限り、所与のTCF1及びTCF2値及びTCF1又はTCF2の「減少」及び「増加」はそれらの絶対値、即ちゼロからの偏差を意味する。しかしながら、TCF1及びTCF2の両方が負値(不十分な補償)又は正値(過度の補償)を取り得ることに留意すべきである。
本明細書内において用語「横方向」及び「面内」は共振器の平面、即ち一般的には共振器装置が製造されたウェハと同一平面内の方向を意味する。特に断りのない限り、共振器の「形状」という語は共振器の面内形状を意味する。
要素の「主軸」は要素の長手方向軸及び/又は対称軸を意味する。例えば、長方形又は正方形の主軸は長方形又は正方形の辺の方向に向き、その対称軸と一致する。ビームの主軸はビームの長手方向(長さ方向)に沿う。
共振器の「懸架」とは、共振器を少なくともその一部分が支持構造に対して所望の共振モードで運動可能に配置することを意味する。懸架は、共振器の一部分を支持構造に直接的に又は一以上のアンカー素子を介して結合することによって行うことができ、アンカー素子は一般的には指示構造と共振器との間の細いブリッジである。
共振モードの「節点」は、たとえ明記されていなくても、当技術分野で準節点として知られている点も包含する。
結晶方向は角括弧表記で示され、例えば[100]と示される。この表記によって、任意の等価方向が示され、例えば[100]は[010]又は[001]と等価である。
本発明は、ポータブル電子機器、特に無線機器などの電子機器の一部を形成する様々な種類の発振器、クロック及びタイマに使用することができる。
次に、本発明の選ばれた実施形態及びそれらの利点が添付図面を参照してより詳しく説明される。
本発明の選ばれた実施形態による共振器の幾何学的構成を示す。 本発明の選ばれた実施形態による共振器の幾何学的構成を示す。 本発明の選ばれた実施形態による共振器の幾何学的構成を示す。 本発明の選ばれた実施形態による共振器の幾何学的構成を示す。 本発明の選ばれた実施形態による共振器の幾何学的構成を示す。 異なるドーピング濃度における、最適化された横方向アスペクト比を有するWEモード共振器の総周波数ドリフト対温度のグラフを示す。 その一次TCFが最適設計によりゼロにされたWE共振器の二次TCF対ドーピング濃度のグラフを示す。 WEモード共振器のTCF1=0及びTCF2=0曲線を共振器のベース部分のドーピング濃度と面内アスペクト比の関数として示す。 シリコンの弾性パラメータcijの温度係数をドーピング濃度nの関数として示すグラフである。 [100]方向にプレートの辺を有するラーメモードの一次及び二次TCFの測定値をキャリア濃度の関数として示す。最高キャリア濃度(n≧1019cm−3)を有する2つのデータ点が本発明と関連して最初に発見された。
図1Aは、長さL及び幅Wを有する長方形の共振器プレート10Aを示す。プレート10Aの長辺は[100]結晶方向に沿って向いている。WE共振モードにおける共振器プレート10Aの主変形方向はプレートの幅軸に沿い、破線の矢印で示されている。好ましくは、変形はプレート10Aの長手方向軸に対して対称である。
図1Bはほぼ長方形であるが丸い角を有する共振器プレート10Bを示す。それはさておき、この共振器は図1Aのものに類似し、同様に動作する。
図1Cは別の実施形態として楕円形の共振プレート10Cを示す。このプレートの主長軸は長さLを有し、主短軸は長さWを有する。L及びWの最適値及び比は図1A及び1Bのものと相違し得る。楕円プレートも幅伸縮モードで、即ち主短軸の方向に沿って共振し得る。
図1Dは八角形共振器プレート10Dを有する共振器のさらに別の実施形態を示す。
図1Eは改良された長方形プレート共振器10Eを示す。これにはベースプレートが幅伸縮共振するにつれて屈曲共振するように構成された4つの突出部12Eが設けられている。これらの突出部は好ましくは5又はそれ以上のアスペクト比を有するビームである。これらの突出部は[100]結晶方向に対して傾けても、その方向に平行にしてもよい。実際には、このような複合プレートの共振モードは複合モードであり、WEモードがベースプレートにおいて優勢で、屈曲モードが突出部において優勢である。これらの突出部は共振器のTCF特性を調整するため及び/又は共振器の節点懸架を可能にするために用いることができる。
図1Eは図1A−1Dに示す基本的な幾何学的構成の一つの変形例を例示しているにすぎない。図示の基本的なプレートの幾何学的構成の任意の一つ又は他の任意のベースプレートの幾何学的構成に、その特性を調整するために、一つ以上の突出部を、又は他の延長部設けることができる。一般的には、突出部又は延長部はベースプレートとは別の共振モードで支配される。本明細書においてアスペクト比とはWEモードで支配されるベースプレートの寸法を意味する。
上述した実施形態はすべてプレートの対称軸が[100]結晶方向に平行である。この場合、プレートはシリコン結晶に対して対称のままであり、寄生共振がプレートに生成されないため好ましい。しかし、プレートは、その共振特性を調整するために、ウェハ面内で、例えば[100]方向に対して1〜45度だけ回転させてもよい。
プレート10A−10Dの支持構造(図示せず)への懸架は、好ましくは、支持構造とプレート10A−10Dの外周の共振モードの一以上の節点又は準節点との間に架け渡されたアンカー素子を用いて実施される。図示の対称構成の場合には、節点は、プレート10A−10Dの長手方向寸法に沿う対称軸がプレートの外周と交差する点、例えばプレート10A,10B又は10Dの短辺の中点又はプレート10Cの長手方向端点である。
図2Aは、3つの異なるnドーピング濃度における、最適化SE/WEモード共振器(1〜1.2のアスペクト比を有する長方形で長辺が[100]方向に向いている)について測定された総合周波数ドリフトΔf対温度Tを示す。図から明らかなように、周波数対温度曲線の開始曲率(即ちTCF)はドーピングレベルの増加とともに減少する。より詳細には、TCFの漸進的変化は図2Bに示される。この最適ケースにおいて線形近似を使用すると、TCFは約1.2*1020cm−3でゼロになることが推定され得る。二次TCFはドーピングが11*1019cm−3より大きくなると単調に増大するとともに、一次TCFは同時に比較的ゆっくり小さくなるだけと仮定すると、TCFとTCFの両方がゼロになる一つのドーピングレベル及び単一点(=確定アスペクト比)がWE−SE連続分枝に存在する。
図2Aは、ドーピング濃度が本発明の範囲内にあるとき、最適化された幾何学的構成によって、50ppm未満の総合周波数ドリフトを−40...+85℃の工業範囲に亘って達成することができることを示している。他方、さらに図2Bに示されるデータを用いて外挿すれば、25ppm未満のドリフトが実現可能である。
図2Cは、nドーピング濃度とアスペクト比L/Wが変化するときのWEモード共振器(図1A)のゼロTCF及びTCF曲線を詳細に示す。図から明らかなように、TCF及びTCFは約1.3*1020cm−3の濃度及び1.3のアスペクト比において両方とも同時にゼロになる。図2Cは長方形のドープシリコン共振器素子に対する最適状態を示している。10μmの厚さ、320μmの幅(W)及び異なる長さ(L)を有する共振器についてシミュレーションを実行した。もっと厚い幾何学的構成に対するシミュレーションでは、最適アスペクト比は僅かに低い値へとシフトした。共振器の厚さが50μmまで増加する場合には、最適アスペクト比は約1.1である。実際には、使用可能なアクチュエータを提供するために存在し得る追加の材料が両曲線の位置がある程度変える。例えば、圧電駆動に必要とされる金属電極及び圧電材料層は両曲線を右側下方へ移動する。その結果、両曲線が交差するTCF=TCF=0点(最適点)はより高い濃度及びより高いアスペクト比へと移動する。幅伸縮モードのプレート共振器に対して、最適点は実際には1.2*1020cm−3又はそれ以上、特に1.4*1020cm−3又はそれ以上の濃度及び1.2〜1.5のアスペクト比に位置する。
図2Cの曲線を発生させる方法について更なる詳細を与えるために、図2Dは弾性パラメータの温度係数cijをキャリア濃度nの関数として示す。第1、第2及び第3列は、T=25℃における定数項c0 ij、一次係数aij及び二次係数bijをそれぞれ示す。c0 11-12、11-12及びb11-12はc11-12の係数の省略表現である。依存係数a12は、a12=(a110 11−a11-120 11-12)/c0 12として容易に評価され、b12に対しても同様の等式が成立する。7.5*1019cm−3より低いキャリア濃度におけるデータ点は文献(Jaakkola et al, "Determination of doping and temperature dependent elastic constants of degenerately doped silicon from MEMS resonators, " IEEE Transactions on Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control . IEEE. Vol. 61 (2014) No: 7, 1063 - 1074)からのデータを表す。10*1019cm−3及び11*1019cm−3のキャリア濃度における一次及び二次係数a11-12及びb11-12に関するデータ点も丸で示されている。これらのデータ点は図2Eに示す本出願人の最近の測定結果に基づいており、重要なことには、5*1019cm−3より低いドーパント濃度から出発する正勾配をたどるb11-12値の特性を示す。図2Cの結果を生じる計算において、図2Dの破線曲線で表される補間値及び外挿値が使用されている。
キャリア濃度0<n<7.5*1019cm−3におけるフィッティングは、プロットで示される全9項に関するキャリア濃度0<n<7.5*1019cm−3におけるデータ点への三次多項式フィッティングに基づいている。n>7.5*1019cm−3のキャリア濃度におけるa11-12及びb11-12のフィッティングはこの範囲で利用可能な3つのデータ点への線形フィッティングに基づいている。a11-12及びb11-12以外の他の項に関しては、それらの値はn=7.5*1019cm−3における実験データと同じレベルのままであると仮定する。従って、これらの場合には、破線はn>7.5*1019cm−3に対して水平になる。この選択の理由は、7.5*1019cm−3より上のキャリア濃度では項a11-12及びb11-12以外に実験データが存在しないためである。結果として、図2Cの結果は定性的に完全に正確に予測されないが、それらはTCF及びTCFを同時にゼロにし得る最適構成の存在を証明している。また、本明細書で議論されている共振モードの温度係数に寄与する主な項はa11-12及びb11-12であるので、図2Cの予測は十分有効であるとみなせる。
図2Eは、そのモード周波数が弾性パラメータの差分項c11-12にのみ依存するように[100]結晶方向と整列したラーメモード共振器に対して測定された実験データを示す。ドーピング濃度n<7.5*1019cm−3に対するデータ点は、文献(Jaakkola et al, "Determination of doping and temperature dependent elastic constants of degenerately doped silicon from MEMS resonators, " IEEE Transactions on Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control . IEEE. Vol. 61 (2014) No: 7, 1063 - 1074)からのものであるが、最高ドーピング濃度に対する2つのデータ点はこれまで公表されていない。この実験データに基づいて、[100]整列ラーメモード共振器の二次TCFは高いドーパントレベルにおいてさらに正の値になることが予測され得る。これは図2Dにおいて確かに推測され、b11-12項の挙動が推定される
本発明は、共振器の多数の異なる共振周波数、ドーピング濃度、幾何学的構成(形状、厚さ及び配向等)の一部が図面に示され、明細書に記載されるのみであるが、その全部を包含するものと理解すべきである。それらに共通していることは、共振器はWEモードで共振でき、比較的高いnドーピング濃度および広い温度安定動作周波数範囲を有することにある。すべての可能なパラメータの組み合わせを微に入り細に亘り包含することは不可能であるが、当業者は本明細書に開示する原理を利用して自身のニーズに適合する特定のパラメータの組み合わせを見つけることができることに留意すべきである。
n型ドーパントに加えて、p型ドーパントが共振器に存在してもよい。例えば、結晶内に均一なp型バックグラウンドドーピングが存在してもよい。
本発明のマイクロ電気機械共振器のアクチュエータは、例えば圧電アクチュエータ又は静電アクチュエータとすることができ、またそれ自体周知の共振モードを励起するのに適した任意の他のアクチュエータとしてもよい。一実施形態によれば、アクチュエータは共振素子の上に配置された圧電アクチュエータとする。圧電アクチュエータは、例えば窒化アルミニウム(AlN)層及びモリブデン電極を備えてもよい。対称軸に沿って対称化された構造では、共振器装置の対称性を維持するために2つ以上のアクチュエータを対称軸に対して対称に配置してもよい。圧電アクチュエータも静電アクチュエータもそれ自体は周知であり、当業者によって本発明の共振器設計に適用し得るので、その詳細な記載は省略する。

Claims (15)

  1. 支持構造と、
    n型ドーピング剤であるドーピング濃度にドープされ、少なくとも部分的に幅伸縮共振モードで共振し得る半導体共振器プレートと、
    前記共振器プレートを前記支持構造に懸架する少なくとも一つのアンカーと、
    前記共振器プレートに前記幅伸縮共振モードを励起するアクチュエータと、
    を備えるマイクロ電気機械共振器装置において、
    前記共振器プレートは、シリコン共振器プレートであり、1.2*1020cm−3ないし1.5*1020cm−3のドーピング濃度にドープされ、且つ前記ドーピング濃度及び前記幅伸縮共振モードと相俟って、少なくとも一つの温度において、12ppb/C又はそれ以下の二次周波数温度係数(TCF)をもたらす面内アスペクト比が1.3ないし1.5の平面形状を有する、ことを特徴とする共振器装置。
  2. 記共振器プレートは前記アクチュエータの一部分を形成する圧電薄膜を備えている、ことを特徴とする請求項1記載の共振器装置。
  3. 前記共振器プレートの形状は長方形である、ことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の共振器装置。
  4. 前記共振器プレートの形状は楕円形である、ことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の共振器装置。
  5. 前記共振器装置の一次周波数温度係数(TCF)が前記少なくとも一つの温度において1ppm/C又はそれ以下になる、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の共振器装置。
  6. 前記共振器プレートの形状は非正方形及び非円形である、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の共振器装置。
  7. 前記共振器プレートは、その半導体結晶の[100]方向と5度の精度で整列した対称軸を有する、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の共振器装置。
  8. 前記対称軸は前記共振器プレートの長手方向軸と一致する、ことを特徴とする請求項7記載の共振器装置。
  9. 前記共振器プレートは1.3〜1.5のアスペクト比を有する、長方形又は楕円形のベースプレートのようなベースプレートを備えていること及び前記ベースプレートから横方向に延びる、ビーム突出部のような1以上の突出部が設けられていること、を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の共振器装置。
  10. 前記ベースプレートは前記幅伸縮モードで共振し、前記突出部は屈曲モード、ねじれモード又は長さ伸縮モードで共振するように構成されている、ことを特徴とする請求項9記載の共振器装置。
  11. 前記プレート共振器は1.25*1020cm−3 ないし1.5*10 20 cm −3 のドーピング濃度にドープされている、ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の共振器装置。
  12. 前記二次周波数温度係数(TCF)が前記少なくとも一つの温度において6ppb/C又はそれ以下、特に3ppb/C又はそれ以下になる、ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の共振器装置。
  13. 前記共振器装置の一次周波数温度係数(TCF)が前記少なくとも一つの温度において0.5ppm/C又はそれ以下になるとともに、前記二次周波数温度係数(TCF)が前記少なくとも一つの温度において3ppb/C又はそれ以下になる、ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の共振器装置。
  14. 前記一次周波数温度係数(TCF)および前記二次周波数温度係数(TCF)の総合周波数ドリフトは−40℃から85℃の範囲のような125℃の温度範囲に亘って50ppm未満である、ことを特徴とする請求項5又は3に記載の共振器装置。
  15. 前記アクチュエータは前記共振器プレートと音響的に結合された圧電アクチュエータを備える、ことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の共振器装置。
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