JP6566905B2 - かご形誘導電動機の回転子の製造方法及びかご形誘導電動機の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係るかご形誘導電動機の回転子の製造方法で製造した回転子を備えるかご形誘導電動機の分解斜視図である。図2は、実施の形態1に係るかご形誘導電動機の回転子が備える回転子鉄心の斜視図である。かご形誘導電動機は、回転子1、回転子1と空隙を介して外周に配置される固定子2、回転子1に発生した回転トルクを負荷へ伝える回転軸3、回転軸3を回転自在に支持する2個の軸受4、及び固定子2と軸受4を介して回転子1を支持するとともに電動機全体を覆って外部への装着部位を有する外郭5を備える。図2に示すように、回転子1は、電磁鋼板から成る回転子鉄心板6を複数枚積層した回転子鉄心7と、回転子鉄心7にアルミニウムをダイカストなどの鋳造にて形成した二次導体8を有する。回転子鉄心板6は、円形の外周に間隔を空けて複数の溝9が設けられている。回転子1は、溝9に鋳込まれた二次導体8の一部であるロータバー10と、回転子鉄心7の両端面に設けられた、複数のロータバー10間を電気的に接続する円環状の二次導体8の一部の短絡環11とを有する。
図5は、本発明の実施の形態2に係るかご形誘導電動機の回転子の製造方法のねじり工程を説明するねじり前とねじり後の回転子および把持治具の側面図である。実施の形態2に係るかご形誘導電動機の回転子1は、実施の形態1と同様に、回転子鉄心板6の溝9の位置を1枚1枚周方向の同一方向へ一定の間隔でずらしながら積層した回転子鉄心7に、鋳造によって成形した二次導体を有する。以下の実施の形態2の説明においては、回転子1の回転子鉄心7の底面から第一チャック18で把持している箇所の上端であるC点までの区間をa、回転子鉄心7の上面から第二チャック19で把持している箇所の下端であるD点までの区間をb、第一チャック18と第二チャック19の間の区間、すなわちC点とD点との間の区間をcとする。実施の形態2においては、回転子鉄心板6は、下端の回転子鉄心板6のA点と、上端の回転子鉄心板6のB点との間のスキュー量がθBとなるように積層されている。なお、C点とD点との間のcの区間のスキュー量はθ2となっている。
図6は、本発明の実施の形態3に係るかご形誘導電動機の回転子の製造方法のねじり工程を説明するねじり前とねじり後の回転子および把持治具の側面図である。実施の形態3では、第一ねじり工程において、第一チャック18と第二チャック19とで、回転子1の両端を把持し、例えば第一チャック18は固定して、第二チャック19をロータバー10の全長を一定に保つように軸方向にも移動させながら回転して、回転子鉄心7の下端のA点と上端のB点との間を、元のスキューとはスキュー量が同じで方向が逆になるようにねじる。なお、第一ねじり工程は、実施の形態1に係るかご形誘導電動機の回転子の製造方法のねじり工程と同様である。
図7は、本発明の実施の形態4に係るかご形誘導電動機の回転子の製造方法のねじり工程を説明するねじり前とねじり後の回転子および把持治具の側面図である。実施の形態4では、ねじり工程前の回転子鉄心7のスキューを、回転子鉄心7の両端付近では最終的に形成するスキューと同じ方向につけて積層し、中間部では最終的に形成するスキューと逆方向にして積層している。そして、最終的に形成するスキューと同じ方向にスキューをつけて積層した部分を第一チャック18及び第二チャック19で把持し、F点とG点との間の中間部をスキュー量が元と同じθ4でスキューの方向が逆になるまでねじる。図7には、ねじる前後で回転子1のF点及びG点がどのように移動したかを分かりやすくするために、●印を記した。
図8は、本発明の実施の形態5に係るかご形誘導電動機の回転子の製造方法のねじり工程を説明するねじり前とねじり後の回転子および把持治具の側面図である。実施の形態5では、ねじり工程前の回転子鉄心7のスキューを、回転子鉄心7の両端付近ではずらさずにスキューの無い積層にし、中間部では最終的に形成するスキューと逆方向にして積層している。そして、スキューの無い部分を第一チャック18及び第二チャック19で把持して、H点とI点との間のチャックで把持していない区間を、スキュー量が元と同じθ5でスキューの方向が逆になるまでねじる。図8には、ねじる前後で回転子1のH点及びI点がどのように移動したかを分かりやすくするために、●印を記した。
Claims (5)
- 円形の外周に間隔を空けて複数の溝が形成された電磁鋼板製の回転子鉄心板を複数枚積層して、スキューを有する円筒状の回転子鉄心を形成する工程と、
前記回転子鉄心の溝の中に棒状のロータバーを鋳造する工程と、
前記回転子鉄心の外周を、前記回転子鉄心の軸方向に離間した第一チャック及び第二チャックにて把持する工程と、
前記第一チャック及び前記第二チャックの少なくとも一方を回転して、前記第一チャックの下端と前記第二チャックの上端との間の区間を、スキューの方向が逆で、スキュー量の大きさが元のスキューと等しくなるまで、前記第一チャックの下端と前記第二チャックの上端との間の区間の前記ロータバーの全長を保ったままねじる工程とを有し、
前記回転子鉄心の底面側を前記第一チャックで把持し、
前記回転子鉄心の上面側を前記第二チャックで把持し、
前記回転子鉄心の底面から前記第一チャックで把持している箇所の上端までの区間の長さと、前記回転子鉄心の上面から第二チャックで把持している箇所の下端までの区間の長さとの和を、前記第一チャックの上端と前記第二チャックの上端との区間の長さに等しくすることを特徴とするかご形誘導電動機の回転子の製造方法。 - 円形の外周に間隔を空けて複数の溝が形成された電磁鋼板製の回転子鉄心板を複数枚積層して、スキューを有する円筒状の回転子鉄心を形成する工程と、
前記回転子鉄心の溝の中に棒状のロータバーを鋳造する工程と、
前記回転子鉄心の外周の両端を、前記回転子鉄心の軸方向に離間した第一チャック及び第二チャックにて把持し、スキューの方向が逆で、スキュー量の大きさが元のスキューと等しくなるまで、前記ロータバーの全長を保ったままねじる第一ねじり工程と、
前記第二チャックの把持位置はそのままで、前記第二チャック側の前記回転子鉄心の上面と前記第一チャック及び前記第二チャックのどちらとも異なる第三チャック又は前記第一チャックまでの区間の軸方向の長さが、前記回転子鉄心の全長の半分となるように前記第一チャック又は前記第三チャックで把持し、前記第二チャックと前記第一チャック又は前記第三チャックとの少なくとも一方を回転して、前記第二チャックから前記第一チャック又は前記第三チャックの間の区間を、スキューの方向が元の方向と同じになるように前記第一ねじり工程の半分の量だけ、前記ロータバーの全長を保ったままねじる第二ねじり工程とを有することを特徴とするかご形誘導電動機の回転子の製造方法。 - 円形の外周に間隔を空けて複数の溝が形成された電磁鋼板製の回転子鉄心板を複数枚積層して、両端部と中央部とで逆方向のスキューを有する円筒状の回転子鉄心を形成する工程と、
前記回転子鉄心の溝の中に棒状のロータバーを鋳造する工程と、
前記回転子鉄心の両端部の外周をチャックで把持して、前記中央部のスキューが前記両端部のスキューと同じ方向かつ元のスキューと同じスキュー量となるまで、前記ロータバーの全長を保ったままねじる工程とを有することを特徴とするかご形誘導電動機の回転子の製造方法。 - 円形の外周に間隔を空けて複数の溝が形成された電磁鋼板製の回転子鉄心板を複数枚積層して、両端部にはスキューが無く中央部にはスキューを有する円筒状の回転子鉄心を形成する工程と、
前記回転子鉄心の溝の中に棒状のロータバーを鋳造する工程と、
前記回転子鉄心の前記両端部の外周をチャックで把持して、前記中央部のスキューが、元と逆の方向で、スキュー量の大きさが元のスキューと等しくなるまで、前記ロータバーの全長を保ったままねじる工程とを有することを特徴とするかご形誘導電動機の回転子の製造方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のかご形誘導電動機の回転子の製造方法で製造された回転子の周囲に固定子を設ける工程を備えることを特徴とするかご形誘導電動機の製造方法。
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