JP6566548B2 - 所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法 - Google Patents
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また、近年では、有機顔料の結晶が加熱によって結晶転移することを利用した結晶型変換も行われており、例えば特許文献4に挙げるようなマイクロ波照射を用いた加熱が知られている。
また、特許文献4に記載のような加熱による結晶転移は、必ず結晶の成長を伴う。そのため、特許文献4のような長時間の加熱(10〜20分)を行った場合、結晶が成長してしまい、カラーフィルタ用途等の高機能顔料の製造には適さないという問題がある。
すなわち、本発明は、下記の特徴を有する所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法に関する。
(1)有機顔料及び溶媒を含有する分散液を、当該有機顔料が結晶転移する温度以上に加熱して結晶変換させる、所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法であって、前記加熱を、マイクロ波照射により行い、前記マイクロ波照射が、シングルモードキャビティを用いたものであり、前記加熱の時間が0.01〜10秒であることを特徴とする、所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法。
(2)製造された有機顔料がカラーフィルタ用である、前記(1)の所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法。
有機顔料の加熱による結晶転移は熱力学的作用によって生じる。そのため、本発明の製造方法に用いることができる有機顔料は特に限定されるものではなく、とりうる結晶型が複数存在するすべての有機顔料に応用できる。代表的な有機顔料としては例えば、アゾ顔料、多環式顔料等が挙げられる。
例えば、特許文献1には、β型C.I.ピグメントレッド254をニーダーによる混練でα型C.I.ピグメントレッド254に変換する方法が示され、20〜200℃の温度範囲が適することが示されている。
特許文献4には、C.I.ピグメントレッド170を水中で加圧しながら100℃以上で加熱しα型からβ型に変換する方法が示されている。また、β型C.I.ピグメントイエロー213を水またはN−メチル−2−ピロリドン中で160℃以上に加熱しα型に変換する方法も示されている。
特表2012−513510号公報では、β型銅フタロシアニンを硫酸中でα型銅フタロシアニンに変換する工程と、前記方法で得られたα型銅フタロシアニンにε型銅フタロシアニンを加えて、N−メチル−2ピロリドン中、130℃以上で加熱処理することでε型の銅フタロシアニン(ピグメントブルー15:6)を得られる方法が示されている。
特開2005−272760号公報では、α型結晶の銅フタロシアニン単独またはα型結晶の銅フタロシアニンとε型結晶の銅フタロシアニンとの混合物を、ヨウ素、臭素、キノン類等のルイス酸共存下、溶剤中80〜250℃で処理することによってε型結晶形銅フタロシアニンを製造する方法が示されている。
分散液中の有機顔料の含有量は特に限定されるものではないが、短時間で好適に加熱を行う観点から、分散液全量に対する有機顔料の含有量は、0.1〜10質量%であることが好ましく、0.5〜5質量%であることがより好ましく、0.8〜3質量%であることが特に好ましい。
本発明において用いる溶媒としては特に限定されるものではないが、目的とする有機顔料の結晶転移温度以上に加熱することが可能な溶媒、すなわち、目的とする有機顔料の結晶転移温度以上の沸点を有する溶媒を用いることが好ましい。換言すれば、一般的な有機顔料の多くの結晶転移温度は50℃以上であるため、50℃以上の沸点を有する溶媒を用いることが好ましい。なお、常圧下における沸点が結晶転移温度未満の溶媒を用い、加圧下で加熱を行うことにより、溶媒の沸点を上昇させた状態で加熱処理を行ってもよい。その場合、常圧下における溶媒の沸点は問わない。
具体的には、マイクロ波を吸収するエネルギーは下記式中のPによって示されるため、導電率や誘電損率の高い溶媒を用いることが好ましい。
このような溶媒としては、水;電解質が溶解した水溶液;酸やアルカリ及びその水溶液;N−メチル―2−ピロリドン、N,N―ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の極性有機溶媒;また、エチルアルコール、1−ブタノール、2−ブタノール、1−プロパノール、2−プロパノールなどのアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコールなどのグリコール類、アセトンなどのケトン類、プロプレングリコールモノメチルエーテルアセテ−トなどのグリコールエーテル類などが挙げられ、これらの1種以上を混合した溶媒も用いることができる。
本発明において、有機顔料及び溶媒を含有する分散液は、加熱及び有機顔料の結晶転移を妨げない範囲で、有機顔料及び溶媒以外のその他の成分を含有していてもよい。その他の成分としては、有機顔料を好適に分散させるための分散剤;所望の結晶型への変換を促進するための添加剤(ルイス酸類、顔料誘導体、所望の結晶型などの原料の結晶型とは異なる結晶の顔料粒子等);加熱を促進するための金属や磁性化合物(Fe3O4等)の粉体やコロイド粒子等が挙げられる。
本発明において加熱方法は、有機顔料を30秒未満で結晶転移温度以上に加熱することが可能な方法であれば特に限定されるものではないが、例えば、通常のオイルバスやオーブンに代えて、マイクロ波照射装置を用いた方法、マイクロリアクターを用いた方法等が好ましい方法として挙げられる。
加熱時の到達温度は、有機顔料の結晶転移温度以上であれば特に限定されるものではないが、通常、50℃以上で行うことが好ましい。なお、結晶転移温度は、加熱変換処理を行った後、XRDで確認して推定することができる。
一方、分散液自身が電磁波など外部から供給したエネルギーを吸収して自己発熱するような加熱法の場合は、オーブンやオイルバスによる加熱と異なり、大きなエネルギーを加え、短時間に加熱しても分散液内の温度差が生じにくいという特徴がある。
また、反応容器を小さくしたマイクロリアクターも、反応容器壁面から離れた位置にある分散液温度が目的温度に到達するには時間の遅れの影響を少なくすることも有効である。
マイクロ波照射装置としては、例えば、特開2010−207735号公報に挙げられるような定在波を用いたシングルモードキャビティを備えるマイクロ波照射装置が挙げられる。シングルモードキャビティは、金属製の円筒状の共振空間を有し、円筒の中心部分に反応管を置くことで、反応管に電界を局所的に集中できるものである。この反応管内に有機顔料を分散させた分散液を連続的に通液しながら、マイクロ波を照射することで、極めて短時間で結晶転移温度以上への加熱を完了させることができる。
キャビティ2の中心軸に沿って、キャビティ2を貫通するように、石英ガラス管、フッ素樹脂等から構成される反応管7が配される。照射するマイクロ波周波数が2.4〜2.5GHzの場合には、反応管7の内径は2.9mm以下が好ましく、0.1〜1.5mmがさらに好ましい。顔料分散液8が反応管7を流通できるように、片側に送液ポンプ3が配設される。反応管7の送液ポンプ3の配設方向と反対側には、流体の温度を計測できるように、温度計5として熱電対が配設される。また、キャビティ2内部の電界強度を計測するため、電界モニター4も配設される。
また、TM010の定在波の形成は、電界モニター4からの信号に基づき判断することができる。定在波が形成されていない場合には、マイクロ波発振器・制御器6から発振されるマイクロ波発振周波数を変化させるか、或いは、キャビティ2の内径を調整することにより、定在波が形成されるようフィードバック制御を行ってもよい。
電界を集中できる構造の電磁波照射空間のひとつとして、空胴共振器とよばれる空間を利用した、特定の定在波を安定に形成できる容器を用いる方法が知られているが、円筒型の空胴共振器(キャビティ)内に形成されたTM010定在波の電界強度分布を調べると、円筒の中心部に電界が集中していることが分かる。また、TM010の定在波を用いれば、円筒中心軸上の電界強度は、位置によらず一定である。すなわち、円筒内に形成したTM010の定在波を有する空胴共振器を用いることにより、その円筒の中心軸に沿って配置したチューブ状の反応器に対して、常に強力でかつ均一な電界をもつマイクロ波を照射することが可能となる。上記ではTM010について説明したが、TMmn0(mは0以上、nは1以上の整数)の定在波も、円筒の半径方向に電界の集中する場所があり、中心軸に平行な部位では均一な電界強度を有するため、同様に利用することができる。また、電界で説明したが、電磁波は磁界による加熱作用もあるため、磁界が強くなる部分を利用しても同様な効果を得ることができる。
目標とする有機顔料の結晶転移温度に達成するまでの時間は、0.005秒超、30秒未満であって、0.01〜10秒で行うことが特に好ましい。
マイクロ波照射によって分散液が達する温度は、有機顔料の結晶転移が進行する温度(結晶転移温度)以上であれば特に限定されるものではないが、一般的には50〜300℃である。
例えば、図2に示すように、複数(例えば2〜10個)のシングルモードキャビティが連結され、それらの中心軸を中空管が連通していてもよい。
図2に示す装置では、マイクロ波照射装置は、キャビティ12、12’、キャビティ12及び12’を連通する反応管17、送液ポンプ13、原料液プール14、温度計15、背圧弁18、及び受液プール19を有する。マイクロ波発振器・制御器、電界モニターは図示省略する。キャビティ12、12’は、上述したキャビティ2と同様の空胴共振器が垂直方向にそれぞれ4つ連結されたものである。キャビティ12は垂直方向の長さが10cmのシングルモードキャビティが4つ連結されたものであり、キャビティ12’は垂直方向の長さが1cmのシングルモードキャビティが4つ連結されたものである。
このような構成とすることにより、顔料分散液に対するマイクロ波照射時間を調整することが可能となる。複数のシングルモードキャビティを備える場合、各シングルモードキャビティの大きさは同一であってもよく、それぞれ異なっていてもよい。
マイクロリアクターを用いた方法としては特に限定されるものではないが、例えば、1.0mm以下の内径を有するチューブ(マイクロチャネル)内に、有機顔料が分散された分散液を充填し、当該チューブを外部から30秒未満熱して分散液自体を加熱する方法が挙げられる。一般的な有機顔料の結晶転移温度は80℃以上であり、加熱を短時間で行う必要があることから、チューブを熱したオイルバスに浸漬して加熱を行うことが好ましい。
本実施例において、C.I.ピグメントレッド254の結晶系の同定、結晶子径の計測はXRDを用いて行った。CuKα線を用いた粉末X線回折測定において、α型は2θ=7.4°に特徴的なピークを有し、一方でβ型は2θ=5.8°に特徴的なピークを有する。そのため、例えば2θ=7.4°のピークが確認され、2θ=5.8°が確認されないサンプルはα型のC.I.ピグメントレッド254顔料であると判別した。
本実施例において、結晶子径はシェラーの式によって求めた。
結晶子径は,プロファイルのバックグラウンドを除去した後,前記α型またはβ型に帰属されるピークの半値幅に対してシェラーの式を適用することで求めた。バックグラウンド除去は、市販の解析ソフトであるリガク社製PDXL 2を用いて行った。
実施例、及び比較例で用いたβ型C.I.ピグメントレッド254は、再沈法によって製造した。
具体的には、C.I.ピグメントレッド254クルード100部を、90℃以上に保ったジメチルスルホキシド3190部(和光純薬工業株式会社製)と、ナトリウムメトキシドの28重量%メタノール溶液110部(シグマアルドリッチ社製)との混合溶媒中に溶解させ、この溶解液を氷冷している蒸留水に滴下することでβ型のC.I.ピグメントレッド254を得た。
図2に示すように、マイクロ波周波数2.45GHzに基づいて設計された内径を有する、垂直方向1cm、アルミ製のTM010シングルモードキャビティ4つと、マイクロ波周波数2.45GHzに基づいて設計された内径を有する、垂直方向10cm、金属製のTM010シングルモードキャビティ4つとを垂直に連結し、キャビティの中心軸にそって内径1mm、外径3mm、長さ80cmのテフロン(登録商標)チューブ(反応管)を設置した。
反応管内部に、製造例1で調製したβ型のC.I.ピグメントレッド254が1重量部分散されたエチレングリコール溶液を流通させ、マイクロ波を照射した。溶液は、モーノポンプ(兵神装備社製)を用いて、40mL/minで送液した。
このときマイクロ波が照射されて加熱される部分における溶液の滞留時間は0.4秒になる。マイクロ波の照射出力は各キャビティにおいて100Wずつであり、合計の出力は800Wであった。
反応液温度は連結された最下流側のキャビティの出口から20mm離れた位置に設置した熱電対温度計で計測しており、測定された温度は180℃であった。
マイクロ波照射装置の出口から、加熱された分散液が連続的に吐出され、吐出された分散液を氷冷しているガラス製ビーカに注入した。最終的に500部の分散液が得られ、これを濾過し、蒸留水で洗浄して、得られたウエットケーキを乾燥することで、α型C.I.ピグメントレッド254を得た。
結晶型、及び結晶子径は、上述の通りXRDにより確認した。その結果、β型に帰属されるピークは確認されず,α型に帰属されるピークが検出されたことから、結晶はα型に変換したことを確認した。その結晶子径は13nmであった。
内径1.0mm、外径1.59cm、長さ250cmのSUS316製のチューブを180℃に保ったオイルバスに浸漬した。このチューブ内部に、製造例1で調製したβ型のC.I.ピグメントレッド254が1重量部分散されたエチレングリコール溶液を、モーノポンプ(兵神装備社製)を用いて10mL/minで流通させた。
このときの顔料分散液のチューブ内滞留時間は11.8秒になる。
装置の出口から、加熱された分散液が連続的に吐出され、それを氷冷しているガラス製ビーカに注入した。最終的に500部の分散液が得られ、これを濾過し、蒸留水で洗浄して、得られたウエットケーキを乾燥することでα型C.I.ピグメントレッド254を得た。
結晶型、及び結晶子径は、上述の通りXRDにより確認した。その結果、β型に帰属されるピークは確認されず、α型に帰属されるピークが検出されたことから、結晶はα型に変換したことを確認した。その結晶子径は14nmであった。
製造例1で調製したβ型のC.I.ピグメントレッド254 1部をエチレングリコール50部に分散させ、50mLフラスコに加えた。
これをIDX社製グリーンモチーフ1bに設置し、マグネチックスターラーで撹拌しながら、300Wのマイクロ波を照射して、室温から180℃まで加温した。このとき加温に90秒を要した。
その後、得られた分散液を氷冷及び濾過し、蒸留水で洗浄して、得られたウエットケーキを乾燥することで、α型C.I.ピグメントレッド254を得た。
結晶型、及び結晶子径は、上述の通りXRDにより確認した。その結果、β型に帰属されるピークは確認されず、α型に帰属されるピークが検出されたことから結晶はα型に変換したことを確認した。その結晶子径は17nmであり、実施例1で得られた結晶子径の約1.31倍であった。
よって、比較例1においてもα型のC.I.ピグメントレッド254が得られたが、加熱時間が長いことから結晶の成長が進行し、結晶子径は実施例1よりも大きくなってしまうことが確認できた。
内径1.0mm、外径1.59cm、長さ300cmのSUS316製のチューブを180℃に保ったオイルバスに浸漬した。このチューブ内部に、製造例1で調製したβ型のC.I.ピグメントレッド254が1重量部分散されたエチレングリコール溶液を、モーノポンプ(兵神装備社製)を用いて3.0mL/minで流通させた。
このときの顔料分散液のチューブ内滞留時間は47.1秒になる。
装置の出口から、加熱された分散液が連続的に吐出され、それを氷冷しているガラス製ビーカに注入した。最終的に500部の分散液が得られ、これを濾過し、蒸留水で洗浄して、得られたウエットケーキを乾燥することでα型C.I.ピグメントレッド254を得た。
結晶型、及び結晶子径は、上述の通りXRDにより確認した。その結果、β型に帰属されるピークは確認されず、α型に帰属されるピークが検出されたことから結晶はα型に変換したことを確認した。その結晶子径は17nmであり、実施例2で得られた結晶子径の約1.21倍であった。
よって、比較例2においてもα型のC.I.ピグメントレッド254が得られたが、加熱時間が長いことから結晶の成長が進行し,結晶子径は実施例2よりも大きくなってしまうことが確認できた。
製造例1で調製したβ型のC.I.ピグメントレッド254 1部をエチレングリコール50部に分散させ、50mLフラスコに加えた。
これをオイルバスで室温から180℃まで加温した。
このとき、加温に12分を要した。
その後、得られた分散液を氷冷、及び濾過し、蒸留水で洗浄して、得られたウエットケーキを乾燥することで、α型C.I.ピグメントレッド254を得た。
結晶型、及び結晶子径は、上述の通りXRDにより確認した。その結果、β型に帰属されるピークは確認されず、α型に帰属されるピークが検出されたことから結晶はα型に変換したことを確認した。その結晶子径は19nmであり、実施例1〜2で得られた結晶子径の約1.36〜1.46倍であった。
よって、比較例2においてもα型のC.I.ピグメントレッド254が得られたが、加熱時間が長いことから結晶の成長が進行し,結晶子径は実施例1〜2よりも大きくなってしまうことが確認できた。
Claims (2)
- 有機顔料及び溶媒を含有する分散液を、当該有機顔料が結晶転移する温度以上に加熱して結晶変換させる、所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法であって、
前記加熱を、マイクロ波照射により行い、
前記マイクロ波照射が、シングルモードキャビティを用いたものであり、
前記加熱の時間が0.01〜10秒であることを特徴とする、所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法。 - 製造された有機顔料がカラーフィルタ用である、請求項1に記載の所望の結晶型を有する有機顔料の製造方法。
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