以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、「通信端末」は単に「端末」として表され、「通信管理システム」は単に「管理システム」として表されている。
<<通信システム1の全体構成>>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム1は、複数の端末(10aa,10ab,…)、各端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。この通信システム1によって、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)は、コンテンツデータの最適な経路の選択を行う。
端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。なお、各装置は、必ずしも専用線によって接続されている必要はなく、例えば直接インターネット2iに接続されていてもよい。
端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。LAN2cは、所定の地域Y内で構築されている。
端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。LAN2dは、所定の地域Z内で構築されている。地域X、地域Y、及び地域Zは、同一国内であっても、異なる国であっても良い。
地域X、地域Y、及び地域Zは、それぞれルータ(70ab,70c,70d)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。なお、地域Zには、コールセンターが設けられている。各端末10は、コールセンターの端末(10da,10db,10dc,・・・)と接続することで、レセプションサービスを受けることができる。
なお、以下では、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。
また、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iに接続されている。なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、地域(X,Y,Z)に設置されていても良いし、これら以外の地域に設置されていても良い。
また、本実施形態では、LAN(2a,2b,2c,2d)、専用線2ab、及びインターネット2iによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、携帯電話網等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
また、各端末10は、後述のアプリケーションが起動されると、音データ又は画像データを含むコンテンツデータの送受信により、ユーザ間の通話を可能にする。更に、端末10は、所定の通信方式(通話の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式、及び通話データをIPパケット化するための符号化方式)を利用して、通話データの送受信を行う。なお、以下、「アプリケーション」は「アプリ」と省略して説明する。
また、上述の呼制御方式としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、一実施形態に係る端末10の外観図である。
図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130に収音用孔1131が形成されていることで、後述する内蔵型のマイク114は、音声、物音、雑音等の音を収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能になっている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。
カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。カメラハウジング1300はアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能になっている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータあるいは携帯電話端末、プロジェクタ、電子ホワイトボード、電子看板(デジタルサイネージ)等であってもよい(図1の端末(10ac,10cc)参照)。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させることができる。また、端末10が汎用コンピュータや携帯電話端末等である場合には、無線LANや携帯電話網などによる無線通信により、端末10とインターネット2iとを接続しても良い。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくことができる。
なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU101(Central Processing Unit)、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102(Read Only Memory)、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103(Random Access Memory)、端末10用のプログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD105(Solid State Drive)、フラッシュメモリやICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111(Interface)を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像等を表示する表示部である。ディスプレイ120の一例として液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)が挙げられる。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図4は、一実施形態に係る管理システム50のハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD205(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM213(Compact Disc Read Only Memory)に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
一方、中継装置30、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
図5は、一実施形態に係る端末10のソフトウェア構成図である。図5に示されているように、OS1020、テレビ会議アプリ1031、及びレセプションアプリ1032は、RAM103の作業領域1010上で動作する。OS1020、及び、これらのアプリは、端末10にインストールされている。
また、これらのうち、OS1020は、基本的な機能を提供し、端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。テレビ会議アプリ1031は、他の端末10と接続して、テレビ会議を行うためのアプリである。レセプションアプリ1032は、コールセンターの端末10と接続して、オペレータと通話するためのアプリである。
なお、上記アプリは、一例であって、他のアプリがインストールされていてもよい。他のアプリがインストールされる場合は、プログラム提供システム90に他のアプリを保存しておき、端末10の要求に応じて他のアプリをダウンロードしてもよい。また、複数のテレビ会議アプリがインストールされる場合は、上記(1)〜(7)のように、異なるプロトコルのテレビ会議アプリがインストールされてもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、一実施形態に係る通信システム1の一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。なお、図6では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、起動部13、出力制御部14、状態管理部16、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開されたテレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
また、端末10は、図3に示されているROM102、RAM103、フラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。記憶部1000には、以下に示すような各テーブルによってDBが構築される。
(状態管理テーブル)
図7(A−1)は、状態管理テーブルを示す概念図である。記憶部1000には、図7(A−1)に示されているような状態管理テーブルによって状態管理DB1001が構築されている。この状態管理テーブルでは、通信先を識別するための通信ID毎に、この通信先の状態を示す状態情報が関連付けられて管理される。なお、通信IDは、呼制御に係る情報、あるいはコンテンツデータ等の情報の送信先(通信先)を識別するための情報である。通信IDは、例えば、端末10を識別する情報の他、通信先を特定可能であれば端末10のユーザを識別するアカウント等の情報であっても良い。
図7(A−1)の状態管理テーブルでは、少なくとも、自端末及び通信相手の端末10の通信ID毎に、状態情報が管理される。状態情報には、通信相手を呼び出している状態を示す「発呼中」、通信相手から呼び出されている状態を示す「着呼中」、通信相手との通話に参加している状態を示す「参加中」、通信相手との通話の再開を待機している状態を示す「待機中」、及び新たな通信相手を呼び出している状態を示す「呼出中」等の呼制御に係る状態を示す状態情報が含まれる。
(出力管理テーブル)
図7(A−2)は、出力管理テーブルを示す概念図である。記憶部1000には、図7(A−2)に示されているような出力管理テーブルによって出力管理DB1002が構築されている。この出力管理テーブルでは、コンテンツデータに基づくコンテンツを出力する出力側の端末10の状態を示す状態情報と、コンテンツデータを送信する送信側の端末10の状態を示す状態情報とが、関連付けられて管理されている。出力側の端末10の実際の状態を示す状態情報と、送信側の端末10の実際の状態を示す状態情報の組が、出力管理テーブルにおいて対応付けられている場合には、出力制御部14は、送信側の端末10から送られてきたコンテンツデータに基づくコンテンツの出力を許可する。出力管理テーブルで管理される状態情報としては、例えば上で述べたような呼制御に係る状態を示す状態情報が含まれる。
次に、端末10における各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、CPU101からの命令、並びに操作ボタン(108a,108b,108c,108d,108e)及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力又は各種選択を受け付ける。
起動部13は、CPU101からの命令によって実現され、操作入力受付部12がユーザによるアプリの選択を受け付けた場合に、操作入力受付部12の起動要求に基づいてアプリ(テレビ会議アプリ又はレセプションアプリ)を起動する。
出力制御部14は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画面のデータをディスプレイ120に送信するための制御を行う。出力制御部14は、CPU101からの命令、及び音入出力I/F116によって実現され、音データの基づく信号をスピーカ115に送信するための制御を行う。
状態管理部16は、CPU101からの命令によって実現され、状態管理DB1001において端末10毎の状態情報を管理する。
記憶・読出部19は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、認証部52、管理部53、セッション制御部58、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能である。また、管理システム50は、HD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、アプリID毎に、アプリアイコンのデータが記憶されている。更に、記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによってDBが構築される。
(認証管理テーブル)
図7(B−1)は、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(B−1)に示されているような認証管理テーブルによって認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各通信IDに対して、認証用のパスワードが関連付けられて管理される。
(端末管理テーブル)
図7(B−2)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(B−2)に示されているような端末管理テーブルによって端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の通信ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名(端末名)、各端末10のIPアドレス、及び端末10側の役割を示す役割情報が関連付けられて管理される。なお、本実施形態において、役割情報には、レセプションアプリにおけるオペレータの役割を示す「Operator」、及びゲストの役割を示す「Guest」が含まれる。
(アプリ利用可否管理テーブル)
図7(B−3)は、アプリ利用可否管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(B−3)に示されているようなアプリ利用可否管理テーブルによってアプリ利用可否管理DB5003が構築されている。このアプリ利用可否管理テーブルでは、端末10の通信ID及びこの端末10にインストールされている複数のアプリのそれぞれを識別するためのアプリID毎に、この端末10でそれぞれのアプリが利用可能(On)又は利用不可能(Off)を示す利用可否情報を関連付けて管理している。
<管理システムの各機能構成>
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、CPU201からの命令、及びネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部52は、CPU201からの命令によって実現され、送受信部51で受信された通信ID及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブルを検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末の認証を行う。
管理部53は、CPU201からの命令によって実現され、端末管理テーブル(図7(B−2)参照)において、端末10の最新の状態を管理させるため、各種情報を更新する処理を行う。
セッション制御部58は、CPU201からの命令によって実現され、端末10間でコンテンツデータを送信するセッションを制御する。この制御としては、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10を参加させる制御、セッションを切断する制御、確立されたセッションにおけるコンテンツデータの伝送の制御等が含まれる。
記憶・読出部59は、CPU201からの命令及びHDD205によって実現され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを抽出する処理を行う。
<<通信システム1の処理・動作>>
以上が、通信システム1の構成及び機能の説明であり、続いて、通信システム1における処理方法を説明する。
(アプリリストの表示)
まずは、図8を用いて、端末間で通信を開始するまでの準備段階の処理を説明する。図8は、端末間で通信を開始するまでの準備段階の処理を示したシーケンス図である。
まず、ユーザが、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、端末10を起動させる(ステップS1)。送受信部11は、上記電源ONの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を行う(ステップS2)。これにより、管理システム50の送受信部51は、ログイン要求を受け付ける。このログイン要求には、ログイン要求元である自端末10を識別するための通信ID及びパスワードが含まれている。これら通信ID及びパスワードは、記憶・読出部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、これら通信ID及びパスワードは、要求元端末のユーザによって入力されてもよい。また、これら通信ID及びパスワードは、記録メディア106から読み出した情報であってもよい。端末10から管理システム50へログイン要求が送信されることで、受信側である管理システム50は、送信側である端末10のIPアドレスを取得することができる。
次に、管理システム50の認証部52は、ログイン要求に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の認証管理テーブル(図7(B−1)参照)を検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって認証を行う(ステップS3)。認証部52によって、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると認証された場合には、管理部53は、端末管理テーブル(図7(B−2)参照)に、端末10の通信ID、及び端末10のIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS4)。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求元の端末10に送信する(ステップS5)。これにより、端末10の送受信部11は、認証結果情報を受信する。
認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合、端末10の送受信部11は、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、端末10にインストールされているアプリの利用可否を示す利用可否情報を要求する(ステップS6)。この要求には、利用可否情報要求元の端末10の通信IDが含まれている。これにより、管理システム50の送受信部51は、利用可否情報の要求を受け付ける。
次に、管理システム50の記憶・読出部59は、利用可否情報要求元の端末10の通信IDを検索キーとしてアプリ利用可否管理テーブル(図7(B−3)を参照)を検索することにより、対応する利用可否情報を読み出す(ステップS7)。
次に、送受信部11は、通信ネットワーク2を介して利用可否情報要求元の端末10に、上記ステップS7によって読み出された利用可否情報を送信する(ステップS8)。これにより、端末10の送受信部11は、利用可否情報を受信する。
次に、出力制御部14は、ディスプレイ120上に、図9に示されているようなアプリリストの画面140を表示させる(ステップS9)。なお、図9は、アプリリストの画面例を示した図である。この画面140には、利用可否情報が利用可能(On)として表されている全てのアプリID(a001,a002,…)毎に、対応するアプリアイコン(141,142,…)が表示される。
端末10のユーザが操作ボタン(108a〜108e)を操作して、図9に示されている複数のアプリアイコンのうち、レセプションアプリ1032を示すアプリアイコン142を選択すると、端末10の操作入力受付部12は、ユーザによるアプリアイコンの選択を受け付ける(ステップS10)。
続いて、操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032によって実現される起動部13に対して、起動を命令することで、レセプションアプリ1032を起動させる(ステップS11)。
続いて、出力制御部14は、レセプションアプリ1032に対応する端末10側の役割の選択肢「Operator, Guest」をディスプレイ120に出力させる。これにより、操作入力受付部12は、ユーザによる役割の入力を受け付ける(ステップS12)。
なお、ここで、コールセンター側の端末(10da,10db,10dc…)では、「Operator」が選択され、他の端末10では「Guest」が選択されることになる。なお、操作入力受付部12は、ユーザによる入力ではなく、記録メディア106から読み出した情報に基づいて役割の入力を受け付けても良い。
続いて、送受信部11は、管理システム50へ、自端末10の通信IDと、入力された役割を示す役割情報を送信する(ステップS13)。管理システム50の送受信部51がこれらの情報を受信すると、記憶・読出部59は、端末管理テーブル(図7(B−2)参照)において、受信した通信ID、及び役割情報を関連付けて記憶する。
(呼出処理)
続いて、図10を用いて、端末10間の通話を実行するため、通信相手を呼び出す処理について説明する。図10は、通信相手を呼び出す処理を示したシーケンス図である。なお、以下、端末10aaが端末10dbを呼び出す処理について説明する。
ステップS13において、端末10aaが送信した、端末10aaの通信ID「01aa」と、役割情報「Guest」を管理システム50の送受信部51が受信すると、記憶・読出部59は、役割情報「Operator」を検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B−2))を検索して、対応する通信ID「01db」を読み出す(ステップS21)。
続いて、管理システム50の送受信部51は、読み出した通信IDを含む発信先情報を、端末10aaへ送信する(ステップS22)。
端末10aa側では、利用者による発信要求に応じて、送受信部11が、通信相手を呼び出す旨を示す呼出情報を管理システム50へ送信する(ステップS23)。この呼出情報には、発信先の通信IDとしてステップS22で受信した通信IDと、発信元として自端末の通信IDとが含まれている。
呼出情報を送信した端末10aaでは、状態管理部16が、端末10の状態を管理する。この場合、状態管理部16は、通信ID、及び状態情報の各フィールドを有する状態管理テーブルを作成する。記憶・読出部19は、作成された状態管理テーブルを、記憶部1000に構築された状態管理DB1001に記憶する。図11(A)は、二端末間の呼制御時における端末10の状態の遷移を示す状態遷移図である。図11(A)において各枠内には、端末10の状態を示す状態情報が記載されている。レセプションアプリが利用する呼制御のプロトコルにおいて、二端末間で接続するときに端末10の状態は、図11(A)の状態遷移図に示されているように遷移することが取り決められている。この取り決めに従い、状態管理部16は、自端末において呼出情報を送信(発信)したことに基づいて、自端末の状態を示す状態情報を、「発呼中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、自端末の通信ID「01aa」と、決定された状態情報「発呼中」を関連付けて記憶することにより、状態管理テーブルを更新する(ステップS24)。
更新後の状態管理テーブルを表1に示す。
一方、呼出情報を受信した管理システム50では、端末(10aa,10db)間でコンテンツデータを送信するためのセッションsedにおいて、端末(10aa,10db)間でコンテンツデータを中継する中継装置30を選択する(ステップS25)。中継装置30を選択する方法としては、中継装置30の負荷に基づいて選択する方法、端末(10aa,10db)の位置情報に基づいて選択する方法等の公知の方法が用いられる。以下、ステップS25において中継装置30eが選択された場合について説明を続ける。
管理システム50の送受信部51は、呼出情報の送信元の端末10aaへ、ステップS25において選択された中継装置30eへ接続するための中継装置接続情報を送信する(ステップS26)。この中継装置接続情報には、中継装置30eのIPアドレス、認証情報、ポート番号、端末(10aa,10db)間でコンテンツデータを送信するためのセッションsedを識別するためのセッションID等を含めることができる。
端末10aaの送受信部11は、中継装置接続情報を中継装置30eへ送信することで、中継装置30eと接続する(ステップS27)。端末10aaが中継装置30eと接続すると、自端末のカメラ112で撮像した画像、又はマイク114で集音した音に基づく画像データ及び音データを中継装置30eへ送信するとともに、相手側の端末10dbが送信した画像データ及び音データを要求する。
一方、管理システム50の送受信部51は、宛先の端末10dbへ、端末10aaから送られてきた呼出情報と、中継装置30eへ接続するための中継装置接続情報とを送信する(ステップS28)。
端末10dbの送受信部11が呼出情報を受信すると、状態管理部16が、端末10の状態を管理する。この場合、状態管理部16は、通信ID、及び状態情報の各フィールドを有する状態管理テーブルを作成する。記憶・読出部19は、作成された状態管理テーブルを、記憶部1000に構築された状態管理DB1001に記憶する。図11(A)の状態遷移図に示されている遷移のルールに従って、状態管理部16は、当該端末において呼出情報を受信(着信)したことを契機として、自端末の状態を示す状態情報を「着呼中」に、送信元の端末10aaの状態を示す状態情報を「発呼中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、自端末の通信ID「01db」と、決定された状態情報「着呼中」とを関連付けて記憶し、送信元の端末10aaの通信ID「01aa」と、決定された状態情報「発呼中」とを関連付けて記憶することにより、状態管理テーブルを更新する(ステップS29)。更新後の状態管理テーブルを表2に示す。
端末10dbの送受信部11は、管理システム50から送られてきた中継装置接続情報を中継装置30eへ送信することで、中継装置30eと接続する(ステップS30)。端末10dbが中継装置30eと接続すると、自端末のカメラ112で撮像した画像、又はマイク114で集音した音に基づく画像データ及び音データを中継装置30eへ送信するとともに、相手側の端末10aaが送信した画像データ及び音データを要求する。
端末(10aa,10db)が中継装置30eと接続すると、中継装置30eは、一方の端末(10aa,10db)から送られてきた画像データ及び音データを、他方の端末(10db,10aa)へ送信する。これにより、端末(10aa,10db)間では、相互に画像データ及び音データを送信できるようになる。
端末10db側の状態管理テーブルが更新されると、出力制御部14は、状態管理テーブル(表2参照)、及び出力管理テーブル(図7(A−1)参照)において管理されている情報に基づいて、端末10aaから送られてきた画像データ又は音データに基づく、画像又は音の出力を制御する(ステップS31)。ここで、状態管理テーブルには、自端末の状態を示す状態情報として「着呼中」が管理されており、出力管理テーブルには、出力側の状態情報「着呼中」に関連付けられて、送信側の状態情報として「発呼中」が記録されている。このため、出力制御部14は、「発呼中」の端末10aaから送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を、「着呼中」の自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力するように制御する。
さらに、出力制御部14は、状態管理テーブルにおいて管理されている自端末の状態情報「着呼中」に基づいて、呼出しに対する応答の入力を受け付けるインタフェースを作成して、自端末のディスプレイ120から出力するよう制御する。図12(A)は、ステップS31による制御に基づいて表示された画像の一例を示す図である。
続いて、図13を用いて、端末10間でテレビ会議を実行するため、呼出しに対して応答する処理について説明する。図13は、呼出しに対して応答する処理を示したシーケンス図である。
端末10db側で、呼出しに対する応答の入力を受け付けるインタフェースが表示されると、送受信部11は、着呼中であることを示す着呼情報を管理システム50へ送信する(ステップS41)。この着呼情報には、自端末及び通信相手の端末10の通信IDが含まれている。
管理システム50の送受信部51は、端末10dbから送られてきた着呼情報を受信して、端末10aaへ送信する(ステップS42)
端末10aaの送受信部11が着呼情報を受信すると、状態管理部16が、端末10の状態を管理する。この場合、状態管理部16は、図11(A)の状態遷移図によって示される状態遷移のルールに従って、通信相手の状態を示す状態情報を、「着呼中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、通信相手の端末10の通信ID「01db」と、決定された状態情報「着呼中」とを関連付けて記憶することにより、状態管理テーブルを更新する(ステップS43)。更新後、端末10aa側の状態管理テーブルは、表2と同様の状態となる。
端末10aaの送受信部11が、端末10dbから中継装置30eを介して送られてきた画像データ及び音データを受信すると、出力制御部14は、状態管理テーブル(表2参照)、及び出力管理テーブル(図7(A−1)参照)において管理されている情報に基づいて、端末10dbから送られてきた画像データ又は音データに基づく、画像又は音の出力を制御する(ステップS44)。ここで、状態管理テーブルには、自端末の状態を示す状態情報として「発呼中」が管理されており、一方で、出力管理テーブルには、出力側の状態情報「発呼中」に関連付けられる送信側の状態情報として、「着呼中」が記録されていない。このため、出力制御部14は、「着呼中」の状態の端末10dbから送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を、「発呼中」の状態の自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力しないよう制御する。
さらに、出力制御部14は、状態管理テーブルにおいて管理されている自端末の状態情報「発呼中」に基づいて、発呼中である旨を示す画像データを作成して、自端末のディスプレイ120から出力するよう制御する。図12(B)は、ステップS44による制御に基づいて表示された画像の一例を示す図である。
一方、端末10dbの操作入力受付部12が、図12(A)のインタフェースを介して応答する旨の入力を受け付けると(ステップS45)、送受信部11は、呼出しに対して応答する旨を示す応答情報を管理システム50へ送信する(ステップS46)。この応答情報には、自端末及び通信相手の通信IDが含まれている。
管理システム50の送受信部51は、端末10dbから送られてきた応答情報を受信して、端末10aaへ送信する(ステップS47)。
応答情報を送信した端末10dbでは、状態管理部16が、端末10の状態を管理する。この場合、図11(A)の状態遷移図に示されている遷移のルールに従って、状態管理部16は、状態管理テーブルにおいて管理されているすべての端末10の状態を示す状態情報を「参加中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、通信ID「01aa,01db」に関連付けられている状態情報を、「参加中」に更新する(ステップS48)。更新後の状態管理テーブルを表3に示す。
端末10db側の状態管理テーブルが更新されると、出力制御部14は、状態管理テーブル(表3参照)、及び出力管理テーブル(図7(A−1)参照)において管理されている情報に基づいて、端末10aaから送られてきた画像データ又は音データに基づく、画像又は音の出力を制御する(ステップS49)。ここで、状態管理テーブルには、自端末の状態を示す状態情報として「参加中」が管理されており、出力管理テーブルには、出力側の状態情報「参加中」に関連付けられる送信側の状態情報として、「参加中」が記録されている。このため、出力制御部14は、「参加中」の端末10aaから送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を、「参加中」の自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力するように制御する。図12(C)は、ステップS49による制御に基づいて表示された画像の一例を示す図である。
一方、端末10aaの送受信部11が応答情報を受信すると、状態管理部16が、端末10の状態を管理する。この場合、図11(A)の状態遷移図に示されている遷移のルールに従って、状態管理部16は、状態管理テーブルにおいて管理されているすべての端末10の状態を示す状態情報を「参加中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、通信ID「01aa,01db」に関連付けられている状態情報を、「参加中」に更新する(ステップS50)。更新後、端末10aa側の状態管理テーブルは、表3と同様の状態となる。
端末10aa側の状態管理テーブルが更新されると、出力制御部14は、状態管理テーブル(表3参照)、及び出力管理テーブル(図7(A−1)参照)において管理されている情報に基づいて、端末10dbから送られてきた画像データ又は音データに基づく、画像又は音の出力を制御する(ステップS51)。ここで、状態管理テーブルには、自端末の状態を示す状態情報として「参加中」が管理されており、出力管理テーブルには、出力側の状態情報「参加中」に関連付けられる送信側の状態情報として、「参加中」が記録されている。このため、出力制御部14は、「参加中」の端末10dbから送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を、「参加中」の自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力するように制御する。図12(D)は、ステップS51による制御に基づいて表示された画像の一例を示す図である。
続いて、図14を用いて、端末(10aa,10db)間のセッションsedに端末10dcが参加する処理について説明する。図14は、セッションに参加する処理を示したシーケンス図である。以下、オペレータ側の端末10dbが、新たなオペレータ側の端末10dcを呼び出して、テレビ会議に参加させる処理について説明する。
端末10dbが、新たなオペレータ側の端末10をセッションsedに参加させる要求を管理システム50へ送信すると、管理システム50の記憶・読出部59は、役割情報「Operator」を検索キーとして、端末管理テーブル(図7(B−2))を検索して、対応する通信ID「01dc」を読み出す(ステップS61)。
続いて、管理システム50の送受信部51は、読み出した通信IDを含む発信先情報を、端末10dbへ送信する(ステップS62)。
端末10db側では、利用者による発信要求の入力に応じて、送受信部11が、通信相手を呼び出す旨を示す呼出情報を管理システム50へ送信する(ステップS63)。この呼出情報には、宛先の通信IDとしてステップS62で受信した通信IDと、要求元として自端末の通信IDとが含まれている。
呼出情報を送信した端末10dbでは、状態管理部16が、端末10の状態を管理する。図11(B)は、三端末間の呼制御時における端末10の状態の遷移を示す状態遷移図である。図11(B)において各枠内には、端末10の状態を示す状態情報が記載されている。レセプションアプリが利用するプロトコルにおいて、三端末間の呼制御時における端末10の状態は、図11(B)の状態遷移図に示されているように遷移することが取り決められている。この取り決めに従い、状態管理部16は、自端末において呼出情報を送信(発信)したことを契機として、自端末の状態を示す状態情報を「呼出中」に、セッションsedに既に参加している端末10aaの状態を示す状態情報を「待機中」に、新たに呼び出す端末10dcの状態を示す状態情報を「着呼中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、自端末の通信ID「01db」に関連付けられている状態情報を「呼出中」に更新し、端末10aaの通信ID「01aa」に関連付けられている状態情報を「待機中」に更新する。また、記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、端末10dcの通信ID「01dc」に関連付けて、状態情報「着呼中」を記憶することにより、状態管理テーブルを更新する(ステップS64)。更新後の状態管理テーブルを表4に示す。
一方、呼出情報を受信した管理システム50では、呼出先の端末10dcへ、端末10dbから送られてきた呼出情報と、中継装置30eへ接続するための中継装置接続情報とを送信する(ステップS65)。
呼出情報を受信した端末10dcでは、送受信部11が、管理システム50から送られてきた中継装置接続情報を中継装置30eへ送信することで、中継装置30eと接続する(ステップS66)。端末10dcが中継装置30eと接続すると、自端末のカメラ112で撮像した画像、又はマイク114で集音した音に基づく画像データ及び音データを中継装置30eへ送信するとともに、相手側の端末10が送信した画像データ及び音データを要求する。
端末10dcが中継装置30eと接続すると、中継装置30eは、端末(10aa,10db,10dc)間で画像データ及び音データを中継する。これにより、端末(10aa,10db,10dc)間では、相互に画像データ及び音データを送信できるようになる。
また、端末10dbの送受信部11は、端末10dbが端末10dcを呼び出している旨を通知するための呼出通知情報を管理システム50へ送信する(ステップS67)。呼出通知情報には、発信元の端末10db、呼出先の端末10dc、及び通知先の端末10aaの各通信IDが含まれている。呼出通知情報を受信した管理システム50では、通知先の端末10aaへ、端末10dbから送られてきた呼出通知情報を送信する(ステップS68)。
呼出通知情報を受信した端末10aaでは、状態管理部16が、端末10の状態を管理する。図11(B)の状態遷移図に示されている遷移のルールに従い、状態管理部16は、自端末において呼出通知情報を受信したことを契機として、自端末の状態を示す状態情報を「待機中」に、発信元の端末10dbの状態を示す状態情報を「呼出中」に、呼出先の端末10dcの状態を示す状態情報を「着呼中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、自端末の通信ID「01aa」に関連付けられている状態情報を「待機中」に更新し、端末10dbの通信ID「01db」に関連付けられている状態情報を「呼出中」に更新する。また、記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、端末10dcの通信ID「01dc」に関連付けて、状態情報「着呼中」を記憶することにより、状態管理テーブルを更新する(ステップS69)。更新後、状態管理テーブルは表4に示される状態となる。
端末10aa側の状態管理テーブルが更新されると、出力制御部14は、状態管理テーブル(表4参照)、及び出力管理テーブル(図7(A−1)参照)において管理されている情報に基づいて、端末(10db,10dc)から送られてきた画像データ又は音データに基づく、画像又は音の出力を制御する(ステップS70)。ここで、状態管理テーブルには、自端末の状態を示す状態情報として「待機中」が管理されており、出力管理テーブルには、出力側の状態情報「待機中」に関連付けられる送信側の状態情報として、「待機中,呼出中」が記録されている。このため、出力制御部14は、「呼出中」の端末10dbから送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を、「待機中」の自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力するように制御する。一方で、出力制御部14は、「着呼中」の端末10dcから送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を、「待機中」の自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力しないように制御する。図12(D)は、ステップS70による制御に基づいて表示された画像の一例を示す図である。
なお、端末10dcが中継装置30eと接続してから、端末10aa側には、端末(10db,10dc)から、それぞれ画像データ、及び音データが送られて来るが、端末10aa側では、公知の復号化技術により、各データの送信元を特定することができる。
一方の、端末10db側の状態管理テーブルが更新されると、出力制御部14は、状態管理テーブル(表4参照)、及び出力管理テーブル(図7(A−1)参照)において管理されている情報に基づいて、端末(10aa,10dc)から送られてきた画像データ又は音データに基づく、画像又は音の出力を制御する(ステップS71)。ここで、状態管理テーブルには、自端末の状態を示す状態情報として「呼出中」が管理されており、出力管理テーブルには、出力側の状態情報「呼出中」に関連付けられる送信側の状態情報として、「待機中,着呼中」が記録されている。このため、出力制御部14は、「待機中,着呼中」の端末(10aa,10db)から送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を、「呼出中」の自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力するように制御する。図12(E)は、ステップS71による制御に基づいて表示された画像の一例を示す図である。
なお、端末10dcが中継装置30eと接続してから、端末10db側には、端末(10aa,10dc)から、それぞれ画像データ、及び音データが送られて来るが、端末10db側では、公知の復号化技術により、各データの送信元を特定することができる。
<<実施形態の変形例>>
続いて、上記実施形態の変形例について、上記実施形態と異なる点を説明する。
図15は、変形例の通信システムを構成する管理システムの機能ブロック図である。変形例では、管理システム50の記憶部5000において、状態管理テーブルによって構成される状態管理DB5011が構築されている。変形例における状態管理テーブルは、上記実施形態における状態管理テーブルと同内容であるため詳細な説明を省略する。また、変形例において、管理システム50の管理部53は、上記実施形態における、状態管理部16の機能を有している。
図16は、管理システム50側の状態管理テーブルにおいて管理されている情報を更新する処理を示したシーケンス図である。ステップS23において、端末10から呼出情報が送られて来ると、管理システム、管理部53は、通信ID、及び状態情報の各フィールドを有する状態管理テーブルを作成する。記憶・読出部59は、作成された状態管理テーブルを、記憶部5000に構築された状態管理DB5011に記憶する。図11(A)の状態遷移図に示されている遷移のルールに従って、管理部53は、呼出情報の送信元の端末10の状態を示す状態情報を「発呼中」に決定する。記憶・読出部19は、状態管理テーブルにおいて、呼出情報の送信元の端末の通信IDと、決定された状態情報「発呼中」を関連付けて記憶することにより、状態管理テーブルを更新する(ステップS81)。
管理システム50では、ステップ(S41,S46,S63,S67)において、端末10から送られてきた着呼情報、応答情報、呼出情報、呼出通知情報を受信すると、管理部53が、送られてきた情報種類、情報の送信元及び送信先の端末10の通信IDに基づいて、図11(A)の状態遷移図に示されている遷移のルールに従って、情報の送信元及び送信先の端末10の新たな状態を示す状態情報を決定する。記憶・読出部59は、管理部53が、端末10毎の新たな状態情報を決定するたびに、決定された情報に基づいて、状態管理テーブルにおける端末毎の状態情報を更新する(ステップ(S82,S83,S84,S85))。
図17は、端末10側で通信相手の端末10から送られてきた画像データ及び音データに基づく画像及び音の出力を制御する処理を示したシーケンス図である。
端末10の送受信部11は、呼制御に係る情報を送信あるいは受信したとき、あるいは一定時間毎等の任意のタイミングで、自端末及び通信相手の端末10の通信IDを含む状態情報の要求を管理システム50へ送信する(ステップS101)。
管理システム50の送受信部51が上記の要求を受信すると、記憶・読出部59は、受信した要求に含まれている通信IDを検索キーとして状態管理テーブルを検索して、対応する状態情報を読み出す(ステップS102)。
管理システム50の送受信部51は、上記で検索キーとして用いた通信ID毎に、ステップS102において読み出された状態情報を関連付けて要求元の端末10へ送信する。
端末10の出力制御部14は、管理システム50から送られてきた通信ID、状態情報、及び出力管理テーブル(図7(A−2)参照)において管理されている情報に基づいて、通信相手の端末10から送られてきた画像データ又は音データに基づく、画像又は音の出力を制御する(ステップS31)。ここで、出力制御部14は、出力管理テーブルにおいて、自端末の状態を示す状態情報に関連付けられて、通信相手の状態を示す状態情報が管理されているか否かを判断する。通信相手の状態を示す状態情報が管理されている場合には、出力制御部14は、通信相手の端末10から送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力するように制御する。通信相手の状態を示す状態情報が管理されていない場合には、出力制御部14は、通信相手の端末10から送られてきた画像データ又は音データに基づく画像又は音を自端末のディスプレイ120又はスピーカ115から出力しないように制御する。
上記の変形例によると、管理システム50側で、端末10の状態を管理することで、端末10側の機能及び構成を簡素化することが可能となる。
<<実施形態の効果>>
上記実施形態の出力制御方法によると、端末10は他の端末10との間でコンテンツデータを送信可能に接続される。また、端末10の送受信部11(受信手段の一例)は、端末10及び他の端末10の少なくとも一方の状態が遷移するときに、他の端末10との間で状態を特定するための所定の情報を送信又は受信(受信処理の一例)することができる。なお、所定の情報とは、一例として、レセプションアプリが利用する呼制御のプロトコルにおいて、端末10間のコミュニケーションを開始するときに端末10間で送信される情報である。端末10の出力制御部14(出力制御手段の一例)は、所定の情報に基づいて特定される他の端末10の状態が、自端末の状態に対応する所定の状態である場合に、他の端末10から送られてくるコンテンツデータを出力し、所定の情報に基づいて特定される他の端末10の状態が、自端末の状態に対応する所定の状態ではない場合に、他の端末10から送られてくるコンテンツデータを出力しないように制御する(出力制御処理の一例)。なお、上記実施形態では、状態遷移のルールに従って、状態管理部16が各端末10の状態情報を決定する方法について説明したが、端末10の状態を特定する方法はこの方法に限られない。例えば、実施形態の変形例に示したように、状態管理部16は、管理システム50から送られてくる状態情報に基づいて、端末10の状態を特定しても良い。いずれの方法を用いた場合でも、端末10は、自端末及び通信の相手側の各端末10の状態に応じてコンテンツデータの出力を制御することが可能となる。
端末10の出力管理DB1002(出力管理手段の一例)は、端末10の状態毎に、この状態に対応する所定の状態を示す状態情報を管理する。出力制御部14は、出力管理DB1002において、自端末の状態に対応する所定の状態を示す状態情報として、所定の情報に基づいて特定される他の端末10の状態を示す状態情報が管理されているか否かに基づいて、コンテンツデータを出力するか否かを制御する。これにより、端末10では、出力管理DB1002において予め定められた対応関係に基づいて、コンテンツデータを出力するか否かを判断することが可能となる。
端末10の出力管理DB1002は、状態情報「着呼中」に対応する所定の状態として状態情報「発呼中」を管理する。自端末が、所定の情報として呼出情報(他の通信端末による発呼を示す情報の一例)を受信することで着呼中の状態となったときに、出力制御部14は、所定の情報に基づいて特定される「発呼中」の状態の他の端末10から送られてくるコンテンツデータを出力するように制御する。これにより、「着呼中」の自端末において、「発呼中」の他の端末10のコンテンツデータを出力することが可能となる。
他の端末10から送られてくるコンテンツデータの出力が開始されてから、端末10の操作入力受付部12(入力受付手段の一例)は、発呼に対する応答の入力を受け付ける。これにより、端末10は、相手側のコンテンツを出力した上で、応答の入力を受け付ける。すなわち、ユーザは相手側を確認した上で、応答を入力できる。
出力管理DB1002は、状態情報「発呼中」に対応する所定の状態として状態情報「着呼中」を管理していない。これにより、所定の情報として他の端末10による着呼を示す情報を受信した「発呼中」の端末10は、出力制御部14によって、所定の情報に基づいて特定される「着呼中」の他の端末10から送られてくるコンテンツデータを出力しないように制御することができる。
端末10の状態管理DB1001(状態管理手段の一例)は、端末10毎に、所定の情報に基づいて特定される端末10の状態を示す状態情報を管理する。端末10が複数の他の端末10からコンテンツデータを受信するときに、出力制御部14は、状態管理DB1001において管理されている各他の端末10の状態情報に基づいて、コンテンツデータ毎に出力するか否かを制御する。これにより、端末10は、複数の他の端末10からコンテンツデータを受信する場合でも、コンテンツデータ毎に出力するか否かを制御することができる。
端末10の状態管理DB1001は、「待機中」を示す状態情報に対応する所定の状態として「呼出中」を示す状態情報を管理する一方で、「着呼中」を示す状態情報を管理していない。端末10が、所定の情報として、複数の他の端末10のうち一方の端末10が他方の端末10を呼出す旨の呼出通知情報を受信することで、呼出しの完了を待機する「待機中」の状態となったときに、出力制御部14は、所定の情報に基づいて特定される「呼出中」の状態の一方の端末10から送られてくるコンテンツデータを出力するように制御し、所定の情報に基づいて特定される「着呼中」の状態の他方の端末10から送られてくるコンテンツデータを出力しないように制御する。これにより、一方の端末10が他方の端末10を呼び出しているときに、端末10では、「呼出中」の状態の一方の端末10のコンテンツデータのみを出力することができる。
他の端末10は端末10によって送信されるコンテンツデータを受信可能である。他の端末10の送受信部11は、端末10の状態が遷移するときに前記状態を特定するための所定の情報を受信する(受信処理の一例)。他の端末10の出力制御部14は、所定の情報に基づいて特定される端末10の状態が、自端末の状態に対応する所定の状態である場合に、端末10から送られてくるコンテンツデータを出力し、所定の情報に基づいて特定される端末10の状態が、自端末の状態に対応する所定の状態ではない場合に、端末10から送られてくるコンテンツデータを出力しないように制御する(出力制御処理の一例)。端末10と、他の端末10との間で所定の情報として他の端末10による「着呼」を示す情報が送信されるときに、端末10は、端末10の状態を「発呼中」(第1の状態の一例)に特定し、他の端末10の状態を「着呼中」(第2の状態の一例)に特定し、他の端末10は、所定の情報に基づいて、他の端末10の状態を「着呼中」に特定し、端末10の状態を「発呼中」に特定する。これにより、端末10及び他の端末10の間で所定の情報を送信するときに、相手側のコンテンツデータの出力に関して、端末10及び他の端末10はそれぞれ異なる制御を実行することが可能となる。
管理システム50(制御システムの一例)は、コンテンツデータ用のセッションsedを確立してから、端末10間で所定の情報を送信可能に制御する。これにより、管理システム50は、端末10において、コンテンツデータの出力を制御させることができる。
<<実施形態の補足>>
上記各実施の形態における端末10、管理システム50、及びプログラム提供システム90は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各機能を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記通信システム1の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムがプログラム製品(Program Product)としてユーザ等に提供される場合に用いられる。
更に、上記通信システム1では、端末管理テーブルにおいて端末のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で端末10を特定するための端末特定情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。
通信システム1において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能な用語として用いられている。
また、上記通信システム1では、通信システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではない。通信システム1は、例えば、音会議システム、PC(Personal Computer)画面共有システム、ストローク共有システム、電子看板システム(デジタルサイネージ)、又は遠隔監視システムであっても良い。また、通信システム1は、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話、携帯電話の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話端末などの電話機に相当する。また、通信端末10は、例えば、汎用の情報処理装置であって、上記の各システムに対応する複数の各サービスを利用可能であっても良い。この場合、端末10の状態遷移のルールは、サービス毎に異なっていても良い。この場合、出力管理テーブルは、サービス毎に異なる。一例として、遠隔監視サービスを端末10が利用する場合、管理側の管理中の状態の端末10は、監視中の状態の端末10のコンテンツデータを出力する一方で、監視中の状態の端末10は、管理中の状態の端末10のコンテンツデータを出力しないように制御しても良い。これにより、サービス毎の端末10が取り得る状態に応じて、端末10ではコンテンツデータを出力するタイミングを制御することができる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではない。なお、コンテンツデータは、リアルタイムなコミュニケーションを実現するためのメディアであることが好ましい。このメディアとしては、静止画及び動画などの画像データ、音データの他、画面共有データ、メッセージ、ストロークデータ、操作データ等のストリーミングデータが挙げられる。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。また、上記実施形態では、通信システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話に使用されても構わない。