JP2016146565A - 管理システム、通信システム、管理方法、及びプログラム - Google Patents

管理システム、通信システム、管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】待ち時間が最も長い端末に対して自動的に呼分配する方法を用いた場合には、通信端末間の通信が切断された後、再接続するときに、先に通信の開始を要求していた各通信端末に呼分配した後でなければ、再接続を確立できない。【解決手段】管理システム50の待機情報管理DB5012は、通信の開始要求元の端末10と宛先の端末10との間の通信が切断されたときに、通信の開始要求元の端末10を特定するための接続種別情報を管理する。複数の端末10が宛先の端末10との間の通信の開始を要求しているときに、セッション制御部58は、待機情報管理DB5012において管理されている接続種別情報に基づいて、複数の端末10の中から宛先の端末10と接続する端末10を選択する。【選択図】図6

Description

本発明は、管理システム、通信システム、管理方法、及びプログラムに関する。
近年、当事者の移動の経費や時間を削減する要請等に伴い、インターネットや専用線等の通信ネットワークを介して通話や会議等を行う通信システムが普及している。このような通信システムでは、通信端末間で通信を開始すると、画像データ及び音データ等のコンテンツデータの送受信が行われ、拠点間のコミュニケーションを実現する。
また、テレビ電話からの接続要求に応じて、コールセンター装置が、現在着信可能なオペレータ端末を選択して、選択されたオペレータ端末とテレビ電話との間に映像及び音声の通信チャネルを開設する方法が知られている(特許文献1参照)。
この文献によると、通信の開始を待機する端末が複数存在する場合に、待ち時間が最も長い端末に対して、自動的に呼分配することが開示されている。
しかしながら、待ち時間が最も長い端末に対して自動的に呼分配する方法を用いた場合には、通信端末間の通信が切断された後、再接続するときに、先に通信の開始を要求していた各通信端末に呼分配した後でなければ、再接続を確立できないという課題が生じる。
請求項1に係る発明の管理システムは、通信の開始要求元の通信端末と宛先の通信端末との間の通信が切断されたときに、前記通信の開始要求元の通信端末を特定するための特定情報を管理する管理手段と、複数の通信端末が前記宛先の通信端末との間の通信の開始を要求しているときに、前記管理手段において管理されている特定情報に基づいて、前記複数の通信端末の中から前記宛先の通信端末と接続する通信端末を選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、通信端末間の通信が切断された後、再接続するときに、先に通信の開始を要求していた通信端末に呼分配する前に、再接続を確立することが可能になるという効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る通信システムの概略図である。 図2は、一実施形態に係る端末の外観図である。 図3は、一実施形態に係る端末のハードウェア構成図である。 図4は、一実施形態に係る管理システム、中継装置、プログラム提供システム、又はメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 図5は、一実施形態に係る端末のソフトウェア構成図である。 図6は、一実施形態に係る通信システムを構成する端末及び管理システムの機能ブロック図である。 図7は、管理システムにおいて管理される各テーブルを示す概念図である。 図8は、通信を開始する処理を示したシーケンス図である。 図9は、端末を選択する処理を示したフロー図である。 図10は、端末が再接続する処理を示すシーケンス図である。 図11は、端末を選択する処理を示したフロー図である。 図12は、端末を選択する処理を示したフロー図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、「通信端末」は単に「端末」として表され、「通信管理システム」は単に「管理システム」として表されている。
<<通信システム1の全体構成>>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム1は、複数の端末(10aa,10ab,…)、各端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。この通信システム1によって、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)は、コンテンツデータの最適な経路の選択を行う。
端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。なお、各装置は、必ずしも専用線によって接続されている必要はなく、例えば直接インターネット2iに接続されていてもよい。
端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。LAN2cは、所定の地域Y内で構築されている。
端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。LAN2dは、所定の地域Z内で構築されている。地域X、地域Y、及び地域Zは、それぞれ同一国内であっても、異なる国であっても良い。
地域X、地域Y、及び地域Zは、それぞれルータ(70ab,70c,70d)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。なお、地域Zには、コールセンターが設けられている。地域X及び地域Yの各端末10は、コールセンターの端末(10da,10db,10dc,・・・)に接続することで、レセプションサービスを受けることができる。
なお、以下では、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。
また、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iに接続されている。なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、地域(X,Y,Z)に設置されていても良いし、これら以外の地域に設置されていても良い。
また、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、携帯電話網等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
また、各端末10は、後述のテレビ会議アプリケーション1031又はレセプションアプリケーション1032が起動されると、音データ又は画像データを含むコンテンツデータの送受信により、ユーザ間の通話を可能にする。更に、端末10は、所定の通信方式(通話の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式、及び通話データをIPパケット化するための符号化方式)を利用して、通話データの送受信を行う。なお、以下、「アプリケーション」は「アプリ」と省略して説明する。
また、上述の呼制御方式としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、一実施形態に係る端末10の外観図である。図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音声、物音、雑音等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。
カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータあるいは携帯電話端末、プロジェクタ、電子ホワイトボード、電子看板(デジタルサイネージ)等であってもよい(図1の端末(10ac,10cc)参照)。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させるこができる。また、端末10が携帯電話端末等である場合には、無線LANや携帯電話網などによる無線通信により、端末10とインターネット2iとを接続しても良い。これにより、汎用コンピュータや携帯電話端末を、本実施の形態にかかる端末10として利用することができる。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくことができる。
なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU101(Central Processing Unit)、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102(Read Only Memory)、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103(Random Access Memory)、端末10用のプログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD105(Solid State Drive)、フラッシュメモリやICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111(Interface)を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像等を表示する液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)によって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図4は、一実施形態に係る管理システム50のハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD205(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM213(Compact Disc Read Only Memory)に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
一方、中継装置30、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
図5は、一実施形態に係る端末10のソフトウェア構成図である。図5に示されているように、OS1020、テレビ会議アプリ1031、及びレセプションアプリ1032は、RAM103の作業領域1010上で動作する。OS1020、及び、これらのアプリ(1031,1032)は、端末10にインストールされている。
また、これらのうち、OS1020は、基本的な機能を提供し、端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。テレビ会議アプリ1031は、他の端末10と接続して、テレビ会議を行うためのアプリである。レセプションアプリ1032は、コールセンターの端末10と接続して、オペレータと通話するためのアプリである。
なお、上記アプリ(1031,1032)は、一例であって、他のアプリがインストールされていてもよい。他のアプリがインストールされる場合は、プログラム提供システム90に他のアプリを保存しておき、端末10の要求に応じて他のアプリをダウンロードしてもよい。また、複数のテレビ会議アプリがインストールされる場合は、上記(1)〜(7)のように、異なるプロトコルのテレビ会議アプリがインストールされてもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、一実施形態に係る通信システム1の一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。なお、図6では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<通信端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、表示制御部13、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
また、端末10は、図3に示されているROM102、RAM103、フラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。
次に、端末10における各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、CPU101からの命令、並びに操作ボタン(108a、108b、108c、108d、108e)及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力又は各種選択を受け付ける。
表示制御部13は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、通信相手の端末10から送られてきた画像データに基づく画像をディスプレイ120から出力するための制御を行う。
記憶・読出部19は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、管理部53、セッション制御部58、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、管理システム50は、HD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによって構成されている各DBが構築される。
(端末管理テーブル)
図7(A)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(A)に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の通信ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名(端末名)、各端末10の稼動状態、及び各端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。なお、通信IDは、通信システム1において通信先の端末10を特定するための情報である。通信IDとしては、通信先の端末10を特定可能な情報であれば特に限定されないが、例えば、端末10の識別情報、端末10のユーザのアカウント等が含まれる。以下、端末(10aa,10ab,10ac,10db)の各通信IDは、それぞれ「01aa,01ab,01ac,01db」であるものとして説明を続ける。また、稼働状態「OFFライン」は、端末10が、管理システム50と接続していない状態を示す。稼働状態「ONライン」は、端末10が、管理システム50と接続している状態を示す。稼働状態「ONライン(通話中)」は、端末10が、管理システム50と接続しており、かつ他の端末10と通信していることを示す。
(待機情報管理テーブル)
図7(B)は、待機情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図7(B)に示されているような待機情報管理テーブルによって構成されている待機情報管理DB5012が構築されている。この待機情報管理テーブルでは、通話の宛先としてオペレータ側の端末10の通信IDに対して、このオペレータ側との通話の開始を待機している開始要求元としてカスタマー側の端末10の通信ID、開始要求の受付時刻、及び接続種別情報が関連付けられて管理される。この接続種別情報には、ネットワークエラーによる切断後の再接続を示す「N/W Error」、及びそれ以外の接続を示す「Normal」が含まれる。なお、ネットワークエラーとしては端末10間の帯域不足により、端末10が通信ネットワーク2から切断されることが挙げられる。
<管理システムの各機能構成>
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、CPU201からの命令、及びネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
管理部53は、CPU201からの命令によって実現され、端末管理テーブルにおいて、最新の稼働状態をさせるため、稼働状態を更新する処理を行う。
セッション制御部58は、CPU201からの命令によって実現され、端末10間でコンテンツデータを送信するセッションを制御する。この制御としては、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10参加させる制御、セッションを切断する制御等が含まれる。また、セッション制御部58は、端末10間の通信ネットワーク2の通信帯域の計測も行う。
記憶・読出部59は、CPU201からの命令及びHDD205によって実現され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<通信システム1の処理・動作>>
続いて、通信システム1における処理及び動作を説明する。
まず、宛先の端末10dbが新たな通信を開始可能となり、端末10dbとの通信の開始を待機していた開始要求元の端末10aaが通信を開始するときの処理について説明する。図8は通信を開始する処理を示したシーケンス図である。各端末(10aa,10ab,10ac)において、レセプションアプリ1032が起動すると、各送受信部11は、管理システム50へ、オペレータ側の端末10dbとの通信の開始を要求する。このうち、最先に通信の開始を要求した端末10acは、端末10dbと通信中である。一方、端末10aa及び端末10abは、端末10dbとの通信の開始を待機している。このとき、待機情報管理テーブルは図7(B)に示した状態となっている。
端末10dbの操作入力受付部12が、端末10acとの間の通信の終了の要求の入力を受け付けると、送受信部11は通信の終了要求を管理システム50へ送信する(ステップS21)。この終了要求には、自端末10dbの通信ID「01db」及び通信相手の端末10acの通信ID「01ac」が含まれている。
管理システム50のセッション制御部58は、終了要求に含まれている通信IDに基づいて、端末(10ac,10db)間でコンテンツデータを送信するためのセッションを切断する制御を実行する(ステップS22)。これにより、端末(10ac,10db)間の通信は切断される。
端末(10ac,10db)間の通信が切断されると、管理部53は、端末管理テーブルにおいて、端末(10ac,10db)の各通信IDに関連付けられている稼働状態を「ONライン(通話中)」から「ONライン」に更新する(ステップS23)。
端末10dbの稼働状態が「ONライン」に更新されて、端末10dbが新たな通信を開始可能な状態になると、管理システム50のセッション制御部58は、待機情報管理テーブルにおいて管理されている開始要求元の端末10の通信IDの中から、端末10dbと接続する端末10の通信IDを選択する(ステップS24)。ステップS24の処理について図9を用いて説明する。図9は、端末10を選択する処理を示したフロー図である。
まず、セッション制御部58は、待機情報管理テーブルの接続種別情報のフィールドを参照して、「N/W Error」が記録されているか否かを判断する(ステップS24−1)。「N/W Error」が記録されていると判断された場合(ステップS24−1のYES)、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブルにおいて、宛先の通信ID「01db」に関連付けられている開始要求元の通信IDのうち、接続種別情報「N/W Error」に関連付けられているものを選択して読み出す(ステップS24−2)。「N/W Error」が記録されていないと判断された場合(ステップS24−1のNO)、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブルにおいて、宛先の通信ID「01db」に関連付けられている開始要求元の通信IDのうち、対応する受付時刻が最先の端末10の通信IDを選択して読み出す(ステップS24−3)。
ステップS24−2又はステップS24−3において通信IDが読み出されると、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブルにおいて読み出された通信IDが含まれるレコードを削除する(ステップS24−4)。
以下、ステップS24−3において図7(B)に示されている待機情報管理テーブルから、受付時刻が最先の開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」が読み出された場合について説明を続ける。なお、この場合、ステップS24−4の処理により待機情報管理テーブルは、表1の状態となる。
Figure 2016146565
続いて、セッション制御部58は、ステップS24−3において読み出された通信ID「01aa」によって識別される端末10aaと、対応する宛先の端末10dbとの間で画像データ及び音データを中継する中継装置30を選択する(ステップS25)。中継装置30を選択する方法としては、各中継装置30の負荷に基づいて選択する方法、端末(10aa,10db)の位置情報に基づいて選択する方法等の公知の方法が用いられる。以下、ステップS25において中継装置30eが選択された場合について説明を続ける。
管理システム50の送受信部51は、開始要求元の端末10aaへ、選択された中継装置30eへ接続するための中継装置接続情報を送信する(ステップS26)。この中継装置接続情報には、中継装置30eのIPアドレス、認証情報、ポート番号、端末(10aa,10db)間でコンテンツデータを送信するためのセッションのセッションID等を含めることができる。また、管理システム50の送受信部51は、宛先の端末10dbへ、端末(10aa,10db)間の通信の開始を要求する旨の開始要求情報と、中継装置30eへ接続するための中継装置接続情報とを送信する(ステップS27)。
端末10aaの送受信部11は、中継装置接続情報を中継装置30eへ送信することで、中継装置30eと接続する(ステップS28)。端末10aaが中継装置30eと接続すると、送受信部11は、自端末10aaのカメラ112で撮像した画像に基づく画像データ、及びマイク114で集音した音に基づく音データを中継装置30eへ送信するとともに、通信相手の端末10dbが送信した画像データ及び音データを要求する。
端末10dbの送受信部11は、管理システム50から送られてきた中継装置接続情報を中継装置30eへ送信することで、中継装置30eと接続する(ステップS29)。端末10dbが中継装置30eと接続すると、送受信部11は、自端末10dbのカメラ112で撮像した画像に基づく画像データ、及びマイク114で集音した音に基づく音データを中継装置30eへ送信するとともに、通信相手の端末10aaが送信した画像データ及び音データを要求する。
端末(10aa,10db)が中継装置30eと接続すると、端末(10aa,10db)間のセッションが確立される。中継装置30eは、一方の端末(10aa,10db)から送られてきた画像データ及び音データを、他方の端末(10db,10aa)へ送信する。これにより、端末(10aa,10db)間では、相互に画像データ及び音データを送信できるようになる。
続いて、図10を用いて、通信ネットワーク2の障害により端末10aaの通信が切断されたときに、端末10aaが再接続する処理について説明する。図10は、端末10が再接続する処理を示すシーケンス図である。
管理システム50のセッション制御部58は、管理システム50において端末(10aa,10db)間の通信が確立されてから、端末(10aa,10db)間の通信ネットワーク2の通信帯域の計測を行う。通信帯域の計測を行う方法としては、公知の方法が用いられる。計測される通信帯域が0Mbpsである時間が予め定められた閾値を超えた場合、セッション制御部58は、端末(10aa,10db)間の通信が、ネットワークエラーにより切断されことを検知する(ステップS41)。
上記の切断が検知されると、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブルにおいて、切断された通信における開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、宛先の端末10dbの通信ID「01db」に関連付けて、受付時刻、及び接続種別情報を記憶する(ステップS42)。これにより、端末10aaが端末10dbとの再接続を管理システム50へ要求することなく、再接続が受け付けられた状態となる。ここで、受付時刻としては、セッション制御部58によって端末(10aa,10db)間の通信の切断が検知された時刻が記録される。また、接続種別情報としては、ネットワークエラーによる再接続を示す「N/W Error」が記録される。ステップS42の処理により更新された待機情報管理テーブルを表2に示す。
Figure 2016146565
上記の切断が検知されると、記憶・読出部59は、端末管理テーブルにおいて、端末(10aa,10db)の各通信IDに関連付けられている稼働状態を「ONライン(通話中)」から「ONライン」に更新する(ステップS43)。
端末10dbの稼働状態が「ONライン」に更新されて、端末10dbが新たな通信を開始可能な状態になると、管理システム50のセッション制御部58は、ステップS24−1乃至S24−4の処理と同様にして、待機情報管理テーブルにおいて管理されている開始要求元の端末10の通信IDの中から、端末10dbと接続する端末10の通信IDを選択する(ステップS44−1乃至S44−4,図9参照)。
この場合、ステップS44−2の処理により、表2の待機情報管理テーブルから、接続種別情報「N/W Error」に関連付けられている開始要求元の通信ID「01aa」が読み出されることになる。即ち、受付時刻が最先の端末10abに優先して、ネットワークエラー後の再接続を待機する端末10aaが端末10dbの接続先として選択されることになる。
以下、管理システム50による制御により、端末(10aa,10db)が再接続される。このときの各処理は、上記のステップS25乃至S29の処理と同様であるので、説明を省略する(ステップS45乃至S49)。
<<実施形態の変形例A>>
続いて、本発明の他の一実施形態である変形例Aについて、上記実施形態と異なる点を説明する。
ステップS42において、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブルに接続種別情報「N/W Error」を記憶するタイミングで、端末(10aa,10db)間の通信において、いずれかの端末(10aa,10db)が終了要求を送信する前にネットワークエラーにより切断された回数(切断回数)を記憶部5000における待機情報管理テーブルとは異なる領域に記憶する。
図11は、変形例Aにおける端末10を選択する処理を示したフロー図である。待機情報管理テーブルにおいて接続種別情報「N/W Error」が記録されていると判断された場合(ステップS44−1のYES)、セッション制御部58は、記憶部5000に記憶された切断回数が所定の閾値(例えば、3回)以下であるか否かを判断する(ステップS44−A)。
切断回数が所定の閾値以下であると判断された場合、記憶読出部59は、表2の待機情報管理テーブルにおいて、宛先の通信ID「01db」に関連付けられている開始要求元の通信IDのうち、接続種別情報「N/W Error」に関連付けられている通信ID「01aa」を選択して読み出す(ステップS44−2)。一方、切断回数が所定の閾値以下ではないと判断された場合、記憶・読出部59は、表2の待機情報管理テーブルにおいて、宛先の通信ID「01db」に関連付けられている開始要求元の通信IDのうち、対応する受付時刻が最先の通信ID「01ab」を選択して読み出す(ステップS44−3)。即ち、端末10aaによる通信がネットワークエラーにより切断された回数が所定の閾値を超えると、端末10aaは、端末10dbの接続先として優先的に選択されなくなる。変形例Aによると、端末10dbとの通信の開始を待機している他の端末10abの接続を長時間阻害することを防ぐことができる。
<<実施形態の変形例B>>
続いて、本発明の他の一実施形態である変形例Bについて、上記実施形態と異なる点を説明する。
ステップS42において、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブルに接続種別情報「N/W Error」を記憶するタイミングで、切断を検知した時刻(切断時刻)を、記憶部5000における待機情報管理テーブルとは異なる領域に記憶する。
図12は、変形例Bにおける端末10を選択する処理を示したフロー図である。待機情報管理テーブルにおいて接続種別情報「N/W Error」が記録されていると判断された場合(ステップS44−1のYES)、セッション制御部58は、記憶部5000に記憶された切断時刻から現時刻までの時間が所定の閾値(例えば、3分)以下であるか否かを判断する(ステップS44−B)。
時間が所定の閾値以下であると判断された場合には、記憶読出部59は、表2の待機情報管理テーブルにおいて、宛先の通信ID「01db」に関連付けられている開始要求元の通信IDのうち、接続種別情報「N/W Error」に関連付けられている通信ID「01aa」を読み出す(ステップS44−2)。一方、時間が所定の閾値以下ではないと判断された場合には、記憶・読出部59は、表2の待機情報管理テーブルにおいて、宛先の通信ID「01db」に関連付けられている開始要求元の通信IDのうち、対応する受付時刻が最先の通信ID「01ab」を選択して読み出す(ステップS44−3)。即ち、端末10aaによる通信がネットワークエラーにより切断されてから、所定の時間が経過すると、端末10aaは、端末10dbの接続先として優先的に選択されなくなる。変形例Bによると、端末10aaが長時間再接続できないことで、端末10abの接続が長時間阻害されることを防ぐことができる。
<<実施形態の効果>>
通信の開始要求元の端末10aaと宛先の端末10dbとの間の通信が切断されたときに、管理システム50の待機情報管理DB5012(管理手段の一例)は、通信の開始要求元の端末10aaを特定するための接続種別情報「N/W Error」(特定情報の一例)を管理する。複数の端末(10aa,10ab)が上記の宛先の端末10dbとの間の通信の開始を要求しているときに、セッション制御部58(選択手段の一例)は、待機情報管理DB5012において管理されている接続種別情報「N/W Error」に基づいて、複数の端末(10aa,10ab)の中から宛先の端末10dbと接続する端末10aaを選択する。これにより、端末(10aa,10db)間の通信が切断された後、再接続するときに、先に通信の開始を要求していた端末10abに呼分配する前に、再接続を確立することが可能になる。
なお、管理システム50において、通信の終了要求を受信するまでに通信が切断されたときに、待機情報管理DB5012は、接続種別情報「N/W Error」を管理する。インターネットや携帯電話網等の通信ネットワーク2を介して端末10間で通信する場合、ネットワーク環境の変化により帯域が不足すると、端末10側の要求に基づかず意図せず通信が切断されることがある。上記実施形態によると、意図せず切断された端末10に対して、優先的に再接続させることが可能になる。
待機情報管理DB5012は、開始要求元の端末10の通信ID(識別情報の一例)と、接続種別情報「N/W Error」と、を関連付けて管理する。セッション制御部58は、待機情報管理DB5012において、接続種別情報「N/W Error」に関連付けられている通信IDによって識別される端末10を、宛先の端末10と接続する端末10として選択する。これにより、再接続させる端末10を容易に特定できる。
変形例Aによると、管理システム50において、通信の終了要求を受信するまでに通信が切断された回数が所定の閾値以下である場合に、セッション制御部58は、待機情報管理DB5012において管理されている接続種別情報「N/W Error」に基づいて、複数の端末10の中から宛先の端末10と接続する端末10を選択する。変形例Aによると、端末10aaの通信が繰り返し切断される場合に、端末10abの接続が長時間阻害されることを防ぐことができる。
変形例Bによると、通信が切断されてから所定の時間経過していない場合に、セッション制御部58は、待機情報管理DB5012において管理されている接続種別情報「N/W Error」に基づいて、複数の端末10の中から宛先の端末10と接続する端末10を選択する。変形例Bによると、端末10aaが長時間再接続できない場合に、端末10abの接続が長時間阻害されることを防ぐことができる。
セッション制御部58(検知手段の一例)は、端末10間の通信帯域の計測結果に基づいて、端末10による通信の切断を検知する。セッション制御部58が通信の切断を検知したときに、待機情報管理DB5012は、通信の開始要求元の端末10を特定するため接続種別情報「N/W Error」を管理する。これにより、通信が切断されたときに、待機情報管理DB5012において、自動的に接続種別情報「N/W Error」を管理できるようになる。
セッション制御部58によって接続先の端末10が選択されると、管理システム50は、選択された端末10と宛先の端末10とが接続するよう呼制御する。これにより、管理システム50は、端末10から再接続の要求を受け付けることなく、端末10間の再接続を確立することができる。
<<実施形態の補足>>
上記各実施の形態における管理システム50は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
また、上記通信システム1の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供可能である。
通信システム1において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能な用語として用いられている。
また、上記通信システム1では、通信システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではない。通信システム1は、例えば、音会議システム、又はPC(Personal Computer)画面共有システムであっても良い。また、通信システム1は、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話、携帯電話の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話端末などの電話機に相当する。
また、管理システム50は、端末10による要求等に基づいて、「N/W Error」により再接続を待機する端末10とは異なる端末10と、宛先の端末10とを接続させても良い。
10 端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 表示制御部
19 記憶・読出部
30 中継装置
50 管理システム
51 送受信部
53 管理部
58 セッション制御部
59 記憶・読出部
1000 記憶部
5000 記憶部
5002 端末管理DB
5012 待機情報管理DB
特開2005−064860号公報

Claims (10)

  1. 通信の開始要求元の通信端末と宛先の通信端末との間の通信が切断されたときに、前記通信の開始要求元の通信端末を特定するための特定情報を管理する管理手段と、
    複数の通信端末が前記宛先の通信端末との間の通信の開始を要求しているときに、前記管理手段において管理されている特定情報に基づいて、前記複数の通信端末の中から前記宛先の通信端末と接続する通信端末を選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする管理システム。
  2. 当該管理システムにおいて、前記通信の終了要求を受信するまでに前記通信が切断されたときに、前記管理手段は、前記通信の開始要求元の通信端末を特定するための特定情報を管理することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記管理手段は、前記通信の開始要求元の通信端末の識別情報と、前記特定情報と、を関連付けて管理しており、
    前記選択手段は、前記管理手段において、前記特定情報に関連付けられている前記識別情報によって識別される通信端末を、前記宛先の通信端末と接続する通信端末として選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 当該通信端末において、前記通信の終了に係る情報を受信するまでに前記通信が切断された回数が所定の閾値以下である場合に、前記選択手段は、前記管理手段において管理されている特定情報に基づいて、前記複数の通信端末の中から前記宛先の通信端末と接続する通信端末を選択することを特徴とする請求項2に記載の管理システム。
  5. 前記通信が切断されてから所定の時間経過していない場合に、前記選択手段は、前記管理手段において管理されている特定情報に基づいて、前記複数の通信端末の中から前記宛先の通信端末と接続する通信端末を選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管理システム。
  6. 前記通信の切断を検知する検知手段を有しており、
    前記検知手段が前記通信の切断を検知したときに、前記管理手段は、前記通信の開始要求元の通信端末を特定するための特定情報を管理することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の管理システム。
  7. 前記選択手段によって選択された通信端末と、前記宛先の通信端末と、の間の接続を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の管理システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の管理システムと、
    前記通信端末と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  9. 通信の開始要求元の通信端末と宛先の通信端末との間の通信が切断されたときに、前記通信の開始要求元の通信端末を特定するための特定情報を管理する管理手段を有する管理システムに、
    複数の通信端末が前記宛先の通信端末との間の通信の開始を要求しているときに、前記管理手段において管理されている特定情報に基づいて、前記複数の通信端末の中から前記宛先の通信端末と接続する通信端末を選択する処理を実行させる
    ことを特徴とする管理方法。
  10. 前記管理システムに、請求項9に記載の処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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