JP6565439B2 - 冷却システム - Google Patents
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Description
(5)前記回転電機は、前記ハウジングの回転軸よりも上部に形成され、前記冷却液を前記ハウジング内に取り入れる導入路を有することが好ましい。
以下の説明では、本実施形態に係る冷却システムが水平な姿勢の車両に搭載されている状態を基準にして、重力の方向を下方とし、その逆方向を上方とする。
本実施形態に係る冷却システムは、図1に示すモータ2とジェネレータ3とが搭載された車両1に適用される。この車両1は、車両駆動用のモータ2を搭載した電気自動車またはハイブリッド車である。モータ2は、車載の走行用バッテリ(図示略)に蓄えられた充電電力やジェネレータ3で発電された発電電力を用いて車両1を駆動する。ジェネレータ3は、エンジンや車輪の回転を利用して発電を行い、走行用バッテリやモータ2へ給電する。
図1及び図2に示すように、ジェネレータ3は、ハウジング30内に回転軸3A,ロータ3B,ステータ3C及びコイル3Dを収容して構成される。回転軸3Aは、車両1のエンジン又は車輪側から入力される駆動力によって回転するものであり、ジェネレータ3が車両1に搭載された状態でその軸心が略水平方向に延設される。図2に示すように、回転軸3Aの入力側(駆動力が伝達される側であり、図2中の右側)の端部はハウジング30の外側に突出して設けられ、回転軸3Aの逆側(図2中の左側)の端部はハウジング30に収容される。回転軸3Aは、これらの端部近傍においてそれぞれ軸受6,6を介してハウジング30に支持される。
本実施形態の液面センサ14は、コイル高さH0と同じ高さに設けられ、液面高さHがコイル高さH0以上であるか否かを検出する。液面高さHがコイル高さH0以上(H0≦H)である場合には、貯留部34内のオイルとコイル3Dとが接触する。一方、液面高さHがコイル高さH0よりも低い(H<H0である)場合には、貯留部34内のオイルとコイル3Dとが接触しない。これらより、液面センサ14は、貯留部34内のオイルとコイル3Dとが接触するか否かを検出するものであるともいえる。液面センサ14は、検出した情報を制御装置13に伝達する。
本実施形態では、制御装置13によって実施される油温制御について詳述する。
油温制御とは、冷却回路4内においてオイルを循環させる場合に油温Tを所定の温度範囲内にする制御である。油温Tが低い場合、オイルの粘度が高いため、オイルが冷却回路4内を流れにくくなり、モータ2やジェネレータ3の冷却不足や軸受6の潤滑不足を招く虞がある。そのため、この場合には油温Tを上昇させることが望ましい。一方、油温Tが高い場合には、オイルとモータ2及びジェネレータ3との熱交換の効率が悪くなるため、モータ2及びジェネレータ3の冷却不足を招く虞がある。そのため、この場合には油温Tの上昇を抑えることが望ましい。
具体的には、駆動部13Bは、第一ポンプ11の駆動時におけるオイルの状態が低温状態である場合に、現状の液面高さHがコイル高さH0以上であれば現状の駆動力Dを維持し、現状の液面高さHがコイル高さH0よりも低ければ液面高さHがコイル高さH0以上となるように現状の駆動力Dを低下させる。つまり駆動部13Bは、オイルが低温状態である場合には、コイル3Dの少なくとも一部が貯留部34内のオイルに浸かっていれば現状の液面高さHを維持し、コイル3Dの一部でも貯留部34内のオイルに浸かっていなければ現状の液面高さHを高くするように駆動力Dを制御する。このときの駆動力Dの制御量(低下量)は、液面高さHがコイル高さH0以上となる値である。
なお、本実施形態において現状の駆動力Dを変更する(低下または上昇させる)場合の駆動力Dの変更量(低下量,上昇量)は、液面高さH,コイル高さH0に加え、例えば第一ポンプ11の容量や貯留部34の容積等に応じて設定される。
本実施形態の油温制御の内容を下記の表にまとめる。
図3は、本実施形態の制御内容を例示するフローチャートである。このフローチャートは、車両1の電源がオン状態である場合に、制御装置13において所定の演算周期で繰り返し実施される。
ステップS4では、判定部13Aにおいて油温Tが第一温度T1以下であるか否かが判定される。油温Tが第一温度T1以下(TL<T≦T1)である場合はオイルの状態が低温状態であると判定されてステップS5に進み、それ以外の場合(T1<Tの場合)はステップS7に進む。
(1)上述の冷却システムは、温度センサ15で検出された油温Tと液面センサ14で検出された液面高さHとに基づいて、第一ポンプ11の駆動力Dを制御する。第一ポンプ11の駆動力Dを変更すると液面高さHが変わるため、貯留部34内のオイルとコイル3Dとの接触状態が変化する。この接触状態は油温Tに影響を及ぼす。具体的には、貯留部34内のオイルとコイル3Dとが接触していれば、コイル3Dの発熱によりオイルが温められ、オイルとコイル3Dとが接触していなければ、オイルがコイル3Dの発熱により温められることが抑制される。
つまり、上述の冷却システムによれば、第一ポンプ11の駆動力Dを制御することで液面高さHを調整することができ、これにより、貯留部34内のオイルとコイル3Dとの接触状態を油温Tに応じて制御することができる。したがって、油温Tを適温にすることができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
なお、上述の実施形態では、オイルが冷却回路4を循環することによりモータ2及びジェネレータ3を冷却する場合を例示したが、モータ2及びジェネレータ3の冷却に用いられる冷媒は、少なくとも絶縁性を有する液体であればよく、上述のオイルに限定されない。
3 ジェネレータ(回転電機)
3A 回転軸
3B ロータ(回転子)
3C ステータ
3D コイル(巻線)
4 冷却回路
11 第一ポンプ
12 第二ポンプ
12a 動力源
13 制御装置
14 液面センサ
15 温度センサ
30 ハウジング
30a 導入路
34 貯留部
Claims (5)
- 車両に搭載された回転電機の冷却システムにおいて、
前記回転電機は、ハウジング内の底部に冷却液が溜まる貯留部を有するとともに、前記貯留部内の前記冷却液と巻線とが接触しうるものであって、
前記回転電機を介装した冷却回路上に設けられ、前記冷却回路内に前記冷却液を循環させる電動の第一ポンプと、
前記車両に搭載された動力源で駆動する機械式の第二ポンプと、
前記貯留部内の前記冷却液の液面高さを検出する液面センサと、
前記冷却液の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサで検出された前記温度と前記液面センサで検出された前記液面高さとに基づいて、前記第一ポンプの駆動力を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記第一ポンプの駆動時における前記温度が第一温度以下である低温状態において、前記液面高さが前記冷却液と前記巻線とが接触する高さであれば現状の前記駆動力を維持し、前記液面高さが前記冷却液と前記巻線とが接触しない高さであれば現状の前記駆動力を低下させ、前記温度が前記第一温度よりも低い下限温度以下である極低温状態において前記第二ポンプのみを駆動させるとともに、前記温度が前記下限温度を超えたら前記第一ポンプのみを駆動させる
ことを特徴とする、冷却システム。 - 前記制御装置は、前記第一ポンプの駆動時における前記温度が前記第一温度よりも高い第二温度以上である高温状態において、前記液面高さが前記冷却液と前記巻線とが接触する高さであれば現状の前記駆動力を上昇させ、前記液面高さが前記冷却液と前記巻線とが接触しない高さであれば現状の前記駆動力を維持する
ことを特徴とする、請求項1記載の冷却システム。 - 前記制御装置は、現状の前記駆動力を低下させる場合には前記液面高さが低いほど前記駆動力の低下量を大きくし、現状の前記駆動力を上昇させる場合には前記液面高さが高いほど前記駆動力の上昇量を大きくする
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の冷却システム。 - 前記回転電機が、前記巻線よりも回転軸側に回転子を有するものであり、
前記制御装置は、前記第一ポンプの駆動時において、前記液面高さが前記貯留部内の前記冷却液と前記回転子とが接触する高さであれば現状の前記駆動力を上昇させる
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の冷却システム。 - 前記回転電機は、前記ハウジングの回転軸よりも上部に形成され、前記冷却液を前記ハウジング内に取り入れる導入路を有する
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の冷却システム。
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