JP6564341B2 - インクジェット記録装置及びインク残量検出方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインク残量検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6564341B2
JP6564341B2 JP2016080473A JP2016080473A JP6564341B2 JP 6564341 B2 JP6564341 B2 JP 6564341B2 JP 2016080473 A JP2016080473 A JP 2016080473A JP 2016080473 A JP2016080473 A JP 2016080473A JP 6564341 B2 JP6564341 B2 JP 6564341B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
amount
tank
volume
ink tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016080473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017189914A (ja
Inventor
伊部 剛
剛 伊部
植月 雅哉
雅哉 植月
弾塚 俊光
俊光 弾塚
鈴木 一生
一生 鈴木
中川 善統
善統 中川
大岳 加藤
大岳 加藤
心 現田
心 現田
友生 山室
友生 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016080473A priority Critical patent/JP6564341B2/ja
Priority to US15/469,831 priority patent/US20170297344A1/en
Publication of JP2017189914A publication Critical patent/JP2017189914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6564341B2 publication Critical patent/JP6564341B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/02Framework
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/12Guards, shields or dust excluders
    • B41J29/13Cases or covers

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は記録装置及びインク残量検出方法に関する。本発明は、特に、例えば、インクを貯留する脱着可能なインクタンクから記録ヘッドへインクが供給されるインクジェット記録装置及びそのインクタンクのインク残量検出方法に関する。
近年、A1やA0といった大きなサイズの記録媒体への記録にインクジェット記録装置(以下、記録装置)が用いられてきている。その用途は黒単色の線画から写真調の画像の記録に至るまで幅広い。中でも写真調の画像のような比較的高いデューティの画像を記録する場合、一枚の記録に多量のインクを消費する。従って、インクタンクの大容量化が求められている。そうした要望に応えるため、キャリッジ等に搭載されて移動する記録ヘッドと装置本体に対して搭載される大容量のインクタンクとをチューブ等を介して接続し、そのインクタンクからインクを供給するように構成された記録装置がある。
また、一枚の記録媒体への記録に多量のインクを消費すると、インクタンクの交換は高い頻度になってしまう。インクタンク交換頻度が増加すると、記録動作中断に伴う時間のロスが増加するばかりでなく、記録動作中断による時間差によって生じる色ムラといった画像品質の劣化につながってしまうことがある。
そこで、記録動作中断を伴うインクタンク交換を避けるために、インクタンク内のインク残量を精確に検知すること、特に、交換タイミングに近づいたインクタンク内のインク残量が少ない状態での検知精度の向上が求められている。特許文献1は、インクタンク内に一対の電極を設けて電極間に電流を流し、電極の高さよりもインクが少なくなった場合に電流値が上昇するのを測定することで、インクタンク内のインク残量を検知する方法を提案している。特許文献1によれば、一対の電極をインクタンクの底部に設けることで、交換タイミングに近づいた残量の少ない所定量を正確に検知することができるのである。
特開2002−234182号公報
特許文献1が提案する方法では、インクタンクの底部に一対の電極を設ける構成となっているので、インク残量が少なくなり、電極高さよりもインク高さが低くなったことを検出することができる。しかしながら、この方法では、検出精度は高いものの、検出可能なインク高さが一つのため、インク消費中の残量の変化を検出することができないという課題がある。この課題を解決するために、インクタンク内に電極対を複数設け、検出可能な高さを複数にすることが考えられる、その場合には、インク残量の検出の構成が複雑かつ大型化し、コストアップに繋がるという別の課題が生じてしまう。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、簡単な構成でインク残量を複数段階で検出可能なインクジェット記録装置及びインク残量検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のインクジェット記録装置は、次のような構成からなる。
即ち、ンクを吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するインクタンクと、を備えるインクジェット記録装置であって、前記インクタンクからのインクを退避して貯留する、容積の変化が可能な貯留部と、前記貯留部の容積を変化させる容積変化手段と、前記インクタンクのインク残量が所定以上であるを検出する検出手段と、前記容積変化手段を動作させて前記貯留部の容積を拡大し前記インクタンクから前記貯留部に1の量インクを移動させた状態で前記検出手段によりンク残量が前記所定より少ないことが検出された場合、前記貯留部の容積を縮小し記貯留部から前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻すよう制御する制御手段と、前記貯留部に前記第1の量のインクを移動させた状態で記検出手段により前記インク残量が前記所定より少ないことが検出された場合と、前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻した状態で記検出手段によりインク残量が前記所定より少ないことが検出された場合と、にメッセージを表示する表示手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、ンクを吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するインクタンクと、前記インクタンクからンクを退避して貯留する、予め定められた量の容積の変化が可能な貯留部と、前記貯留部の容積を変化させる容積変化手段と、前記インクタンクのインク残量が所定以上であるを検出する検出手段と、を備えるインクジェット記録装置におけるインク残量検出方法であって、前記容積変化手段を動作させて前記貯留部の容積を拡大し前記インクタンクから前記貯留部に第1のインクを移動させた状態で前記検出手段によりンク残量が前記所定より少ないことが検出された場合、前記貯留部の容積を縮小し記貯留部から前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻すよう制御し、前記貯留部に前記第1の量のインクを移動させた状態で記インク残量が前記所定より少ないことが検出された場合前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻した状態で前記インク残量が前記所定より少ないことが検出された場合と、にメッセージを表示することを特徴とするインク残量検出方法を備える。
従って本発明によれば、より簡単な構成で多段階でインク残量を正確に検出することができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成概略を示す部分破断斜視図である。 図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。 実施例1に従うインク供給系の構成を示す図である。 図3に示す構成のインク供給系を備えた記録装置における画像形成中のインク残量検出処理を示すフローチャートである。 インクタンクのインクが消費されてニアエンドとなった状況を示す図である。 インク供給系において液面制御部材の容積変化とインクタンク内の液面レベルの変化との関係を示す図である。 ニアエンド手前の多段階のインク残量検出処理を示すフローチャートである。 実施例2に従うインク供給系の構成を示す図である。 図8に示す構成のインク供給系を備えた記録装置における画像形成中のインク残量検出処理を示すフローチャートである。 図8に示したインク供給系において液面制御部材の容積変化の様子を示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を差し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
次に、インクジェット記録装置の実施例について説明する。この記録装置は、ロール状に巻かれたB0やA0サイズの連続シート(記録媒体)を使用し、そのシートに画像を記録する大判プリントを行う装置である。なお、使用する記録媒体にカット紙を用いても良い。
図1は、本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成概略を示す部分破断斜視図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置)50は2つの脚部55の上端部に跨るように固定されている。キャリッジ60には、記録ヘッド1が搭載されている。記録時は搬送ロールホルダユニット52にセットされた記録媒体を記録位置まで給紙し、キャリッジ60がキャリッジモータ(不図示)及びベルト62より矢印Bで示す方向(主走査方向)に往復移動しながら、記録ヘッド1の各ノズルからインク滴が吐出される。キャリッジ60が記録媒体の一端まで移動すると、搬送ローラ51が所定量だけ記録媒体を矢印Aで示す方向(副走査方向)へ搬送する。このように記録動作と搬送動作とを交互に繰り返すことにより記録媒体全体に画像を形成する。画像形成後は、カッタ(不図示)によって記録媒体をカットし、カットされた記録媒体はスタッカ53に積載されていく。
インク供給ユニット63には、黒、シアン、マゼンタ、イエロなどといったインク色ごとに分かれたインクタンク5が装置本体に着脱可能に備えられている。インクタンク5は供給チューブ2に接続されている。また、供給チューブ2はキャリッジ60の往復移動の際に暴れることのないように、チューブガイド61によって保持されている。
記録ヘッド1の記録媒体に対向した吐出面には主走査方向と略直交した方向に配列された吐出口列(不図示)は複数設けられている。吐出口列単位で供給チューブ2(インク流路)と接続している。
さらに回復ユニット70が、主走査方向において記録媒体が通過する領域の外側であって、かつ吐出口面と対向する位置に設けられている。回復ユニット70は、必要に応じて記録ヘッド1の吐出口面に付着したインクを清掃するワイピング動作や記録ヘッドの吐出口内のインクや気泡を強制的に吸引する吸引動作を実行する。
記録装置50の右側には操作パネル54が設けられており、インクタンク5内のインクが空になった際に警告メッセージを表示してユーザにインクタンク5の交換を促すことができる。
図2は図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、記録装置50には装置全体を制御するCPU11、ユーザが操作するキーや情報を表示する操作パネルを含むユーザインタフェース12、制御ソフトウエアを内蔵するROM13を備える。さらに、記録装置50は制御ソフトウエアを動作させる際に一時的に使用するRAM14、制御信号やセンサ信号や記録信号などを入出力するI/Oポート15、図1で言及したような駆動部16、インクタンクの残量を検出するインク残量センサ17を備える。
インク残量センサ17は、第1の中空管8と第2の中空管9との間に微小電流を流したときの、これらの間の抵抗値を監視し、インク切れが近いこと(ニアエンド)を検出する。インクタンク装着センサ18は、インクタンク5に備えられたEEPROM20からの読込値によって、インクタンク5の脱着を判断している。また、インクタンク装着センサ18を介してEEPROM20の内容は書き換えられる。
次に以上の構成の記録装置50が実行するインクタンクのインク残量検出について幾つかの実施例を説明する。
図3は図1に示した記録装置のインク供給系の構成を示す図である。前述のように、記録装置50は複数の色のインクを使用するがインク供給系の構成は、複数のインクにわたって共通な構成なので、ここでは一色のインクの供給系について示す。
図3に示すように、記録装置に脱着可能な容積一定のインクタンク5は底部に2か所のジョイント部を有している。そのジョイント部が装置本体の第1の中空管8及び第2の中空管9と連結している。第1の中空管8及び第2の中空管9は中空の金属針で構成されている。インクタンク5内の第2の中空管9の周囲にインクタンク底面から立ち壁31が形成されている。この構造により、第1の中空管と第2の中空管との間に微小電流(定電流)を流した場合、立ち壁42よりも貯留したインク残量の高さが低くなっていると、インクを介した電流の流れが妨げられ、2つの中空管の間の抵抗値が増加する。これは測定される電圧値の上昇となって現われる。これによって、インクタンク5内のインク切れが近いこと(ニアエンド)を検出可能にしている。
第2の中空管9は大気連通室6に連通しており、大気連通室6内の大気連通路7を介して、インクタンク5は大気と連通する。また、インクタンク5の底面と記録ヘッドへインクを供給するための接続路4の天面とを第1の中空管8で連通し、接続路4と供給チューブ2は開閉弁3を介して連通している。また、接続路4において、供給チューブ2に繋がる側と反対側の端部からは分岐した流路があって、その流路には容積変化可能な可撓性部材によって構成された液面制御部材10が設けられる。液面制御部材10は一時的にインクを貯留する貯留部として作用するが、その貯留量は容積変化によって変動する。
液面制御部材10はレバーがバネ30で付勢されることによって閉塞方向に付勢されており、カム(不図示)によってバネの付勢力に抗してレバーが押し上げられることで解放する。そのカムはフォトセンサによってその位置が検出可能に構成されており、DCモータ(駆動源)からの駆動力によりギア(不図示)を介して回転制御される。このようにして、バネ30の伸縮に連動して液面制御部材10はその容積が変化する。
複数のインクタンクのレバーは連結しており、1つのモータにより複数のインクタンクの液面制御部材が同時に開閉制御される。これにより、インクタンク内のインクを液面制御部材10の容積変化により移動させることでインクタンク内のインクが撹拌される。
この実施例の記録装置は、上述のように、インクタンクを装置本体のジョイント部に装着可能な構成となっており、ジョイント部に連結している第1の中空管8及び第2の中空管9を用いてインク液面の検出を行うことができる。このため、記録動作などによってインクを消費することによりインクタンクの残量がニアエンドになったことを検出することで、インクタンクのインクが完全になくなる前に交換するインクタンクの準備を促すことができる。
図4は図3に示す構成のインク供給系を備えた記録装置における画像形成中のインク残量検出処理を示すフローチャートである。
図4において、(a)はニアエンド検出処理を示すフローチャートであり、(b)はニアエンド前の状態を検出する処理を示すフローチャートである。
図5はインクタンク5のインクが消費されてニアエンドとなった状況を示す図である。
既に説明したように、インクタンク5のインクが消費してインク量が減少し液面が中空管9の周囲の立ち壁31よりも下がると、第1の中空管8と第2の中空管9との間で電流が流れにくくなる。その結果、電圧値が上昇し、インクタンク5のインクのニアエンドを検出することができる。このような状態におけるニアエンド検出処理を図4(a)のフローチャートを参照して説明する。
・ニアエンド検出処理(図4(a))
記録装置50にPCなどのホスト(不図示)から画像形成指示が送られてくると、ステップS201ではキャリッジを移動させながら記録ヘッド1からインクを吐出して記録媒体に画像の形成を開始する。さらにこのとき、ステップS202で経過時間の測定を開始する。そして、ステップS203では1秒毎に経過時間を格納するカウンタ(T1)の値をカウントアップ(+1)する。さらに、ステップS204では経過時間が所定時間TL(TL=3)に達したかどうかを調べ、経過時間が所定時間に達するまで、ステップS203〜S204の処理を繰り返す。
ここで、経過時間が所定時間に達した(T1=TL)と判断された場合、処理はステップS205に進み、インクタンクのインクがニアエンドの状態かどうかを調べる。この検出原理は上述の通りである。ここで、インクタンクのインクがニアエンドに達していないと判断された場合、処理はステップS206に進み、さらに画像形成動作が終了しているかを確認する。ここで、画像形成動作を継続していると判断された場合、処理はステップS207に進み、カウンタ(T1)の経過時間をゼロ(0)にリセットし、処理はステップS203に戻る。これに対して、画像形成動作が終了したと判断された場合、ニアエンド検出処理は終了する。
さて、ステップS205において、インクタンクのインクがニアエンドであると判断された場合、処理はステップS208に進み、ユーザにインクタンクの残量が少ないことを操作パネル54を通じて通知し、インクタンクの交換準備を促す。その後、ステップS209では、ニアエンド検出後に記録ヘッドから吐出されたインク液滴数をカウントすることでインク消費量(CSMP)を計算する。さらに、そのインク消費量と予め記録装置のメモリに格納されているニアエンド後のインクの消費許容量(以下、エンド量(END))とを比較する。ここで、そのインク消費量がエンド量内(CSMP<END)である場合は、画像形成動作を許容し、処理はステップS208に戻る。インク消費量がエンド量を超えた(CSMP≧END)場合は、インクタンクのインクが空になったと判断し、処理はステップS210に進む。
ステップS210では、画像形成動作を停止し、操作パネル54にインクタンク交換を促すメッセージを表示する。このように、画像形成動作中に所定のタイミング(ここでは3秒毎)でニアエンドがどうかの判断を行うことでインクタンクの交換準備を適切なタイミングでユーザに通知することができる。
次に、インクタンクのインクがニアエンドの状態となる前の状態を検出する処理を図4(b)のフローチャートを参照して説明する。なお、図4(b)のフローチャートにおいて、図4(a)に示したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
・ニアエンド手前検出処理(図4(b))
この処理は第1の中空管8と第2の中空管9を用いたインクタンクのインクの液面検出による電極による残量検出動作と液面制御部材10の容積変化動作を組み合せて実現する。
まず、ステップS101で記録装置にホストから画像形成指示が送られてくると、ステップS102では、液面制御部材10の容積を拡大することで、インクタンク5のインク液面を液面制御部材10の容積に相当する分、降下させる。
図6はインク供給系において液面制御部材の容積変化とインクタンク内の液面レベルの変化との関係を示す図である。
図6(a)は液面制御部材10の容積が縮小している状態におけるインクタンク5内のインク液面を示す。図6(b)は液面制御部材10の容積が拡大している状態におけるインクタンク5内の液面を示す。ここで、図6(a)と図6(b)におけるインクタンク5内のインク残量は同じであるとする。上述したように、液面制御部材10の容積が拡大することでその容積変化分のインクがインクタンク5から液面制御部材10の方に移動する。その結果、インクタンク内のインク液面は図6(b)のように図6(a)における状態を示す点線から実線に低下する。
その後、図4(a)を参照して説明したように、受信した画像形成指示に基いて画像形成を開始しステップS201〜S207を実行する。なお、この処理では、ステップS205において、インクタンク5のインクがニアエンドであると判断された場合、ステップS211に進み、液面制御部材10の容積を縮小する。これにより、図6(a)に示したように、インクタンク5には液面制御部材10の容積縮小分のインクが戻るので、インクタンク内の残量はニアエンド容量(NEND)に液面制御部材10の容積縮小分(V)を加えた量(NEND+V)になる。ステップS212では、このため、操作パネル54を通じてインクタンクの残量が少なく、上記インク残量(NEND+V)になっている旨を示すメッセージを表示してユーザにニアエンドが近いことを通知する。
なお、この時点でのインク残量はニアエンドに近づきつつある状態なので、図4(a)のステップS203に移動して画像形成動作を継続し、その後は、電極による残量検出処理を実行する。
このように電極による残量検出動作と液面制御部材10の容積変化動作を組み合せた処理を行うことでインクタンクのインク残量がニアエンドにならないと把握不可能な状態からニアエンド量に液面制御部材10の容積変化量を加えた量を検出することができる。例えば、ニアエンド量が5cc(既知)、液面制御部材10の容積変化量が5cc(既知)の場合、ユーザにはインクタンクのインク残量が5ccと10ccの2段階の残量表示が可能となる。このようにして、インクタンクの交換準備などを十分に前もったタイミングで通知することが可能である。
また、液面制御部材10の容積変化量を複数段階に制御する構成にすることで、ニアエンド検出までのインク残量を多段階に検出することができる。例えば、ニアエンド量が5cc、液面制御部材10の容積変化量が5ccで容積変化量を1cc毎に制御した場合、インクタンク内の残量を10ccから5ccまで1cc毎に検出可能になる。
次に、ニアエンド検出と液面制御部材10の容積変化の多段階制御を組み合せることで実現するエアエンド手前での多段階でのインク残量検出について、図7のフローチャートを参照して説明する。なお、図7のフローチャートにおいて、図4(a)と図4(b)とを参照して既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ処理番号を付し、その説明は省略する。
・ニアエンド手前の多段階のインク残量検出処理(図7)
まず、図4(b)で説明したように、ステップS101でホストからの画像形成指示を受信すると、ステップS102’では液面制御部材10の容積を5ccに拡大して、インクタンク内のインク液面を液面制御部材10の拡大容積分に相当する量、降下させる。その後、図4(a)で説明したように、受信した画像形成指示に基いて画像形成動作を開始しステップS201〜S207を実行する。なお、この処理では、ステップS205において、インクタンク5のインクがニアエンドであると判断された場合、ステップS211aに進み、液面制御部材10の容積を調べる。
具体的には、ステップS211aでは、液面制御部材10の容積が5ccであるかどうかを調べ、5ccであると判断された場合、処理はステップS211a’に進み、液面制御部材10の容積を4ccに縮小する。この時、インクタンク5には液面制御部材の容積変更分の1ccのインクが戻るので、インクタンク5内のインク残量はニアエンド量に1cc加えた量になる。そして、ステップS212aでは、インクタンクの残量を操作パネル54で9ccと表示し、その後、処理はステップS206に進む。
ステップS211aで液面制御部材10の容積が5ccではないと判断された場合、処理はステップS211bに進む。そして、液面制御部材10の容積が4ccであるかどうかを調べ、4ccであると判断された場合、処理はステップS211b’に進み、液面制御部材10の容積を3ccに縮小する。この時、インクタンク5には液面制御部材の容積変更分の1ccのインクが戻るので、インクタンク5内のインク残量はニアエンド量に1cc加えた量になる。そして、ステップS212aでは、インクタンクの残量を操作パネル54で8ccと表示し、その後、処理はステップS206に進む。
ステップS211bで液面制御部材10の容積が4ccではないと判断された場合、処理はステップS211cに進む。そして、液面制御部材10の容積が3ccであるかどうかを調べ、3ccであると判断された場合、処理はステップS211c’に進み、液面制御部材10の容積を2ccに縮小する。この時、インクタンク5には液面制御部材の容積変更分の1ccのインクが戻るので、インクタンク5内のインク残量はニアエンド量に1cc加えた量になる。そして、ステップS212cでは、インクタンクの残量を操作パネル54で7ccと表示し、その後、処理はステップS206に進む。
ステップS211cで液面制御部材10の容積が3ccではないと判断された場合、処理はステップS211dに進む。そして、液面制御部材10の容積が2ccであるかどうかを調べ、2ccであると判断された場合、処理はステップS211d’に進み、液面制御部材10の容積を1ccに縮小する。この時、インクタンク5には液面制御部材の容積変更分の1ccのインクが戻るので、インクタンク5内のインク残量はニアエンド量に1cc加えた量になる。そして、ステップS212dでは、インクタンクの残量を操作パネル54で6ccと表示し、その後、処理はステップS206に進む。
さらにステップS211dで液面制御部材10の容積が2ccではないと判断された場合、処理はステップS211e’に進み、液面制御部材10の容積を0ccに縮小、つまり、縮小限度に最大にする。この時、インクタンク5には液面制御部材の容積変更分の1ccのインクが戻るので、インクタンク5内のインク残量はニアエンド量に1cc加えた量になる。そして、ステップS212eでは、インクタンクの残量を操作パネル54で5ccと表示する。この時点で、インクタンクのインク残量は本当にニアエンド量の直前の状態に達したので、その後、処理は図4(a)のステップS203に進み、ニアエンド検出処理に移行する。
以上のように、図7に示す処理を実行することでインクタンク内の残量が9ccから5ccまでの消費経過を1cc毎に操作パネル等を通じてユーザに通知することが可能となる。なお、液面制御部材の容積変化は、上述のように、DCモータからの駆動力によりギア(不図示)を介してカムを回転制御することで、バネ30を伸縮させることで実現している。
従って以上説明した実施例に従えば、インクタンク内のインクを適量ずつ複数段階で一時的に退避させる構成を設けることで、インクタンク内に複数の電極を設けることなく、インク残量を複数段階で正確に検知することができる。
この実施例では実施例1で説明した図3に示したインク供給系とは別のインク供給系を用いた場合のインク残量検出の例について説明する。
図8は実施例2に従うインク供給系の構成を示す図である。前述のように、記録装置50は複数の色のインクを使用するがインク供給系の構成は、複数のインクにわたって共通な構成なので、ここでは一色のインクの供給系について示す。また、実施例1において、既に図3を参照して説明したのと同じ構成要素については、同じ参照番号を付し、その説明は省略する。この実施例において特徴的な構成は、インクタンク5と記録ヘッド1との間にサブタンクを設け、サブタンクを介して記録ヘッドにインクを供給する構成とした点にある。
図8(a)に示すように、装置に着脱可能な容積不変のインクタンク5は、その内部にバネで閉塞方向に付勢した球状部材からなるジョイント部36を備え、ジョイント部36が装置の中空管34と連結している。この構成により装置にインクタンク5が接続されていない場合には閉塞方向に付勢したジョイント部36によりインクがインクタンク外に漏出しないようになっている。
ジョイント部36に連結している中空管34内は2系統に分かれていて、1系統は大気連通室6に接続しており、大気連通室内の大気連通路7を介して、インクタンク5は大気と連通している。もう一系統はサブタンク41に接続していて、インクタンク5のインクはサブタンク41に供給される。サブタンク41と供給チューブ2は開閉弁3を介して連通している。また、サブタンク41には容積変化可能な可撓性部材によって構成された液面制御部材10が設けてある。液面制御部材10は実施例1において図3を参照したのと同様の構成である。
サブタンクにインクが満たされていない場合に液面制御部材10の容積を変化させ、容積が拡大するとインクタンクのインクがサブタンクに引き込まれ、容積が縮小するとサブタンクの空気がインクタンクに移動する。このような容積変化を繰り返すことでインクタンクからサブタンクへのインク供給動作が実行される。また、サブタンクにインクが満たされている場合に液面制御部材10の容積を変化させると、2つのタンクの間をインクが移動し、これによりインク撹拌動作が実行される。
サブタンク41内には一対の金属針39と40を設けており、金属針39の下端よりもインク残量の高さが低くなった場合に電流を流した際の電圧値が上昇することによって、サブタンク内のインクのニアエンドを検出可能にしている。
以上のように、この実施例に従うインク供給系によれば、インクタンク5のインクが消費され、図8(b)に示すようにインクタンク5のインクが空になっても、サブタンク41内のインクを使用することができるため、記録動作を継続することができる。また、一対の金属針39と40を用いた残量インクの検出手段をインクタンク5内には設けず、サブタンク41内のみに設けている。これはサブタンク41内のインク液面を検出した時点ではインクタンク5内のインクが空になっていることが分かるためである。
図9は図8に示す構成のインク供給系を備えた記録装置における画像形成中のインク残量検出処理を示すフローチャートである。
図9において、(a)はニアエンド検出処理を示すフローチャートであり、(b)はニアエンド前の状態を検出する処理を示すフローチャートである。なお、図9におけるフローチャートにおいて、実施例1において既に図4を参照して説明したのと同じ処理ステップについては同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
図5はインクタンク5のインクが消費されてニアエンドとなった状況を示す図である。
既に説明したように、インクタンク5のインクが消費してインク量が減少し液面が中空管9の周囲の立ち壁31よりも下がると、第1の中空管8と第2の中空管9との間で電流が流れにくくなる。その結果、測定電圧値が上昇し、インクタンク5のインクのニアエンドを検出することができる。このような状態におけるニアエンド検出処理を図4(a)のフローチャートを参照して説明する。
・ニアエンド検出処理(図9(a))
このフローチャートに示す処理は基本的には図4(a)で説明したものと同じであり、異なる点は、ステップS204において、T1=TLと判断された場合、処理はステップS205’に進む点と、ステップS208の後のステップS209’である。
即ち、ステップS205’ではサブタンク41のインクがニアエンドの状態にあるかを調べる。ここで、サブタンクのインクがニアエンドの状態に達していないと判断された場合、処理はステップS206に進むが、サブタンクのインクがニアエンドの状態に達したと判断された場合、処理はステップS208に進む。
また、ステップS209’では、ニアエンド検出後に記録ヘッドから吐出されたインク液滴数をカウントすることでインク消費量(CSMP)を計算する。さらに、そのインク消費量と予め記録装置のメモリに格納したサブタンク41のニアエンド後のインクの消費許容量(以下、エンド量(SEND))とを比較する。ここで、そのインク消費量がエンド量内(CSMP<SEND)であれば、画像形成を許容し、処理はステップS208に戻るが、エンド量を超えた(CSMP≧SEND)であれば、サブタンクのインクが空になったと判断し、処理はステップS210に進む。
このように、この実施例でも画像形成中に所定のタイミング(ここでは3秒毎)でサブタンクがニアエンドかどうかの判断を行うことでインクタンクの交換準備を適切なタイミングでユーザに通知することができる。
次に、サブタンクのインクがニアエンドの状態となる前の状態を検出する処理を図9(b)のフローチャートを参照して説明する。
・ニアエンド手前検出処理(図9(b))
この処理は図8で示した一対の金属針39と40を用いたサブタンクのインクの液面検出によるニアエンド検出と液面制御部材10の容積変化を組み合せて実現する。
このフローチャートに示す処理は基本的には図4(b)で説明したものと同じであり、異なる点はステップS204でT1=TLと判断された場合、処理はステップS205’に進む点と、ステップS212の後、図9(a)のステップS203に進む点である。
図10は図8に示したインク供給系において液面制御部材の容積変化の様子を示す図である。図10において、(a)は液面制御部材10の容積が縮小している状態を示すのに対し、(b)は液面制御部材10の容積が拡大している状態を示している。
図9(b)に示す処理では、ステップS102で図10(b)に示すように液面制御部材10の容積を拡大すると、その容積変化分だけインクがサブタンク41から液面制御部材10の方に移動し、サブタンク41内のインク液面が下降する。このことは、図10(b)において、サブタンク41内のインク液面が実線で示されているように満タン状態から低下ことで図示されている。
さて、ステップS205’ではサブタンク41のインクがニアエンドの状態にあるかどうかを調べる。ここで、サブタンクのインクがニアエンドの状態に達していないと判断された場合、処理はステップS206に進むが、サブタンクのインクがニアエンドの状態に達したと判断された場合、処理はステップS211に進む。
ステップS211では、図10(a)に示すように液面制御部材10の容積を縮小すると、その容積変化分だけインクがサブタンク41に戻る。その結果、サブタンク41内の残量はニアエンド容量に液面制御部材10の容積分を加えた量になる。
このように、ニアエンド検出と液面制御部材10の容積変化を組み合せた制御を行うことで、サブタンク内の残量がニアエンド量まで使用しないと把握できない状態から、ニアエンド量に液面制御部材10の容積変化量を加えた量を検出することができる。
例えば、サブタンク41の容積が12cc、ニアエンド量が10cc、液面制御部材10の容積変化量が5cc、インクタンクとサブタンク間の中空管34の容積が2ccの場合について考える。この場合、ニアエンド検出の検出精度でサブタンク41内のインク残量が10ccと15ccを下回った2段階でのインク残量が検出可能である。インク残量が15ccの場合、サブタンクの容積12ccに中空管の容積2ccを加えた14ccよりも1cc多くなるので、インクタンク5内にインクが1cc残っていることになる。このため、インク残量が15ccの場合はインクタンク5が空になる直前であり、インク残量が10ccの場合はサブタンク41がニアエンドにあることを表示ができる。
このようにして、インクタンク5の交換準備タイミングを正確に通知することが可能となる。また、液面制御部材10の容積変化量をサブタンク41の容積12ccとニアエンド量10ccの差である2ccに中空管34の容積2ccに加えた量4ccに設定することで、インクタンク5の空の状態が検出可能になる。
実施例1で説明したように、液面制御部材10の容積変化量を複数段階に制御することで、ニアエンド量までのインク残量を正確に検出することができる。上記例と同様に、ニアエンド量が10cc、液面制御部材10の容積変化量が5ccで容積変化量を1cc毎に制御した場合、サブタンク41内の残量を14ccから10ccまで1cc毎に検出可能になる。
従って以上説明した実施例に従えば、サブタンク内のインクを適量ずつ複数段階で一時的に退避させる構成を設けることで、インクタンク内に複数の電極を設けることなく、インク残量を複数段階で正確に検知することができる。
なお以上説明した2つの実施例では、液面制御部材10の容積を画像形成開始前に変化してインクタンク又はサブタンクのインク液面の高さを下げているが、これをインクのニアエンドを判定するタイミングの直前に行ってもよい。
また、ニアエンド判定の実行タイミングを決定するために画像形成開始時に時間計測を開始しているが、インクタンクのインク残量がニアエンド量以上の所定量に達してからその時間計測を開始してもよい。例えば、インクタンク5内のインク容量を予め記録装置のメモリまたはEEPROM20に格納しておき、記録ヘッドからのインク吐出数と吸引回数をカウントすることでインク消費量を計算する。そして、インク消費量とインクタンクのインク容量からインクタンク内のインク残量を計算し、そのインク残量がニアエンド量以上の所定量を下回った場合に、時間計測を開始するようにしてもよい。
さらに、ニアエンド検出処理は、ニアエンド手前検知処理後に実行しているが、これを交互に行ってもよい。
なお、この実施例では第1の中空管8と第2の中空管9との間に微小電流(定電流)を流したときの電圧値を検知し、検知された電圧値の変化からインクを介した通電を検知してインクのニアエンドを判断している。しかしながら、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、第1の中空管8と第2の中空管9との間に一定電圧を印加した時に流れる電流値を検知し、検知された電流値の変化からインクのニアエンドを判断してもよい。
1 記録ヘッド、2 供給チューブ(インク流路)、3 開閉弁、4 接続路、5 インクタンク、6 大気連通室、8 第1の中空管、9 第2の中空管、10 液面制御部材、18 インク装着センサ、20 EEPROM、50 インクジェット記録装置

Claims (12)

  1. ンクを吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するインクタンクと、を備えるインクジェット記録装置であって、
    前記インクタンクからのインクを退避して貯留する、容積の変化が可能な貯留部と、
    前記貯留部の容積を変化させる容積変化手段と、
    前記インクタンクのインク残量が所定以上であるを検出する検出手段と、
    前記容積変化手段を動作させて前記貯留部の容積を拡大し前記インクタンクから前記貯留部に1の量インクを移動させた状態で前記検出手段によりンク残量が前記所定より少ないことが検出された場合、前記貯留部の容積を縮小し記貯留部から前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻すよう制御する制御手段と、
    前記貯留部に前記第1の量のインクを移動させた状態で記検出手段により前記インク残量が前記所定より少ないことが検出された場合と、前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻した状態で記検出手段によりインク残量が前記所定より少ないことが検出された場合と、にメッセージを表示する表示手段とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクタンクの底部から記記録ヘッドへインクを供給するインク流路をさらに有し、
    記インク流路から分岐した流路により前記インクタンクから前記貯留部にインクが移動し
    前記制御手段は、ホストからの画像形成指示に応じた画像形成動作の間に、前記容積変手段を動作させことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記表示手段は、前記貯留部に前記第1の量のインクを移動させた状態で記検出手段によりインク残量が前記所定より少ないことが検出された場合は、インク残量が少なくなっていることを示す第1のメッセージを表示し、記インクタンクに前記第1の量のインクを戻した状態で記検出手段によりインク残量が前記所定量より少ないことが検出された場合は、インクタンクの交換準備を促す第2のメッセージを表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記容積変手段は前記貯留部の容積を前記第1の量より少ない第2の量ずつ化させることが可能であり、
    前記制御手段は、前記インクタンクから前記貯留部に前記第1の量インクを移動させた状態で前記検出手段によりインク残量が前記所定よりも少ないと判断された場合は、前記容積変手段を動作させて記貯留部から前記インクタンクに前記第2の量のインクを戻す制御をり返し、
    前記表示手段は、前記インクタンクに記第2の量のインクを毎にメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 記検出手段は所定時間が経過するたびに検出動作を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記貯留部は可撓性部材によって構成され、
    前記容積変手段は、
    前記可撓性部材を前記貯留部の容積を縮小させる方向に付勢するバネと、
    前記バネを伸縮させるレバーと、
    前記レバーを動作させる駆動源とを含み、
    前記駆動源を駆動させ前記レバーを介した前記バネの伸縮を制御することにより前記貯留部の容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 記インクタンクに前記第1の量のインクを戻した状態でンク残量が前記所定より少ないと判断された後に、前記記録ヘッドから吐出されるインク液滴数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段によってカウントされたインク液滴数に基いて計算されるインク消費量インクの消費許容量を超えたと判断された場合、画像形成動作を停止し、前記表示手段はンクタンク交換準備を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記検出手段は、前記インクタンクの底部に設けられた2つの電極を有し、前記2つの電極の間に定電流を流すか定電圧を印加したときの前記2つの電極の間の抵抗値を測定することにより、前記インクタンクのインク残量が前記所定以上であるかを検出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記2つの電極はそれぞれ、インクの流路となる金属でできた中空管であることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記インクタンクから前記記録ヘッドへのインク流路と前記貯留部との間に配されたサブタンクをさらに有し、
    前記検出手段は、前記サブタンクに設けられた2つの電極を有し、前記2つの電極の間に定電流を流すか定電圧を印加したときの前記2つの電極の間の抵抗値を測定することにより、前記サブタンクのインク残量が前記所定以上であるかを検出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記2つの電極は、前記サブタンクに設けられた長さの異なる金属針であることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  12. ンクを吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するインクタンクと、前記インクタンクからンクを退避して貯留する、予め定められた量の容積の変化が可能な貯留部と、前記貯留部の容積を変化させる容積変化手段と、前記インクタンクのインク残量が所定以上であるを検出する検出手段と、を備えるインクジェット記録装置におけるインク残量検出方法であって
    前記容積変化手段を動作させて前記貯留部の容積を拡大し前記インクタンクから前記貯留部に第1のインクを移動させた状態で前記検出手段によりンク残量が前記所定より少ないことが検出された場合、前記貯留部の容積を縮小し記貯留部から前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻すよう制御し、
    前記貯留部に前記第1の量のインクを移動させた状態で記インク残量が前記所定より少ないことが検出された場合前記インクタンクに前記第1の量のインクを戻した状態で前記インク残量が前記所定より少ないことが検出された場合と、にメッセージを表示することを特徴とするインク残量検出方法。
JP2016080473A 2016-04-13 2016-04-13 インクジェット記録装置及びインク残量検出方法 Active JP6564341B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080473A JP6564341B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 インクジェット記録装置及びインク残量検出方法
US15/469,831 US20170297344A1 (en) 2016-04-13 2017-03-27 Inkjet printing apparatus and method of detecting ink amount

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080473A JP6564341B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 インクジェット記録装置及びインク残量検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017189914A JP2017189914A (ja) 2017-10-19
JP6564341B2 true JP6564341B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=60039940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016080473A Active JP6564341B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 インクジェット記録装置及びインク残量検出方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20170297344A1 (ja)
JP (1) JP6564341B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7222439B2 (ja) * 2017-12-27 2023-02-15 ブラザー工業株式会社 液体消費システム及び配送システム
JP7052349B2 (ja) * 2017-12-27 2022-04-12 ブラザー工業株式会社 液体消費システム及び配送システム
JP6969369B2 (ja) 2017-12-27 2021-11-24 ブラザー工業株式会社 制御装置及びプログラム
JP7154929B2 (ja) 2018-10-05 2022-10-18 キヤノン株式会社 記録装置および記録装置の制御方法
WO2020071130A1 (ja) 2018-10-05 2020-04-09 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法
WO2020246260A1 (ja) 2019-06-04 2020-12-10 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置および記録方法
JP2021037701A (ja) 2019-09-03 2021-03-11 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP7451257B2 (ja) 2020-03-26 2024-03-18 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
CN112525291B (zh) * 2020-12-16 2024-06-14 深圳市纵维立方科技有限公司 打印设备及液面深度检测方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002354265A1 (en) * 2001-12-21 2003-07-09 Olympus Coporation Ink jet printer
JP5483910B2 (ja) * 2009-03-10 2014-05-07 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP5979917B2 (ja) * 2012-03-09 2016-08-31 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP5968048B2 (ja) * 2012-04-26 2016-08-10 キヤノン株式会社 インク充填方法およびインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017189914A (ja) 2017-10-19
US20170297344A1 (en) 2017-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6564341B2 (ja) インクジェット記録装置及びインク残量検出方法
JP5190297B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP6209687B2 (ja) 片側温度センサーを有する流体噴射装置
US20160052276A1 (en) Printing apparatus, method, and non-transitory storage medium
EP2216178B1 (en) Inkjet print head and ink storage apparatus
US8517498B2 (en) Liquid ejecting apparatus and control method of liquid ejecting apparatus
JP6198419B2 (ja) インクジェット記録装置及びインク量検知方法
US11117380B2 (en) Liquid ejection apparatus and method of controlling liquid ejection apparatus
US10569560B2 (en) Inkjet printing apparatus and ink filling method for the same
JP2015044379A (ja) 液体吐出装置とその制御方法
US7699425B2 (en) Printing apparatus and method for estimating amount of ink
JP2017170751A (ja) インクジェット記録装置
JP5526624B2 (ja) 画像印刷装置及び画像印刷方法
JP5929366B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6322946B2 (ja) 画像記録装置及び液体カートリッジ
JP2018069533A (ja) インクジェット記録装置
JP5990085B2 (ja) インクジェット記録装置及びそのインク充填方法
US9604465B2 (en) Ink-jet recording apparatus
JP5585388B2 (ja) 液体噴射ヘッドの制御装置、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの制御方法
JP2008087217A (ja) インクジェット記録装置
JP2012201064A (ja) 液体残量不足検出方法、液体供給装置、ならびに液体吐出装置
US8733916B2 (en) Inkjet apparatus
JP2017177643A (ja) インクジェット記録装置およびインク消費量補正方法、ならびにインクジェット記録装置の制御方法
JP2019177566A (ja) 液体吐出装置
JP2007230041A (ja) 液体噴射装置及び補助貯留手段

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6564341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151