JP6564267B2 - 文書作成装置、方法およびプログラム - Google Patents

文書作成装置、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、構造化文書の作成や編集に適した文書作成装置、方法およびプログラムに関する。
文書により意思疎通を行い業務の達成を図る文書処理ワークフローにおいては、伝達すべき報告内容が文書作成者の分析・思考・判断の帰結として明快に記載されていることが必要となる。文書作成者が伝達意図を記載しようと思考した結果を構成要素として文書に表現することにより文書作成が行われる。そのような論理的帰結をともなう文書の表現形式として構成要素間の関係が記載できる構造化文書を採用することが多い。構造化文書を作成編集する際も、非構造化文書を作成する際と同様に、編集操作を取り消して作成編集をやり直す必要がしばしば生ずる。
特許文献1には、構造化文書の編集を取消再実行する技術が開示されている。特許文献1では、構造化文書の編集コマンドが実行されたときに文書操作処理および処理の逆処理の対を順次格納することにより、構造化文書の編集を取消再実行する。
特開2001−290810号公報
上述した従来技術は、直前の編集操作を取り消して回復することができるが、数ステップの編集操作を継続した後に、任意の操作部分のみを取り消すことが困難であった。編集操作には連続性があり、任意の操作の処理結果が他の操作の処理結果に影響するため、一般に逐次操作を遡及する形で取り消していく方法により取消処理が実現される。一方、文書作成者が伝達意図を分析・思考・判断していく思考過程と、その思考結果を文書として表明する文書編集過程とを分離することは困難であり、思考過程と文書編集過程とが混然一体となって文書作成が行われるのが通例である。しかしながら、文書編集過程を操作履歴として記録し、時系列に操作の取消し・再実行をすることができても、思考過程と文書編集過程とが必ずしも一致しないため、思考過程を編集過程として再現することができなかった。そのため、分析・判断に変化が生じ、既に記載済の文書の編集操作を取り消そうとすると、取り消し対象の編集操作より時間的に新しい無関係の編集操作まで取り消されてしまう。したがって、思考結果である伝達意図を保ちながら、編集操作を取消すことが困難であるという課題があった。
本発明は、文書作成時において関連付けられた情報要素のグループを単位とする文書作成操作の取消操作を可能とし、文書の作成意図を反映した操作の取消処理を可能にすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による文書作成装置は以下の構成を備える。すなわち、
情報要素と、情報要素間の関係を示す関係情報とを含む構造化文書を作成する文書作成装置であって、
前記構造化文書を編集するための画面を表示部に表示させる表示手段と、
前記構造化文書の編集において受け付けた操作入力を、操作の対象とする情報要素と情報要素間の理由と帰結との関係を示す関係情報に基づいてグループ化し、操作履歴グループを生成するグループ化手段と、
前記グループ化手段により生成された操作履歴グループごとに、操作入力の取消処理を行う処理手段と、を備える。
本発明によれば、文書作成時において関連付けられた情報要素のグループを単位とする文書作成操作の取消操作が可能となる。
文書作成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 文書作成装置の機能構成の一例を示すブロック図。 文書作成における操作画面の一例を示す図。 構造化文書の作成手順の一例を示す図。 構造化文書の作成手順の一例を示す図。 構造化文書の作成手順の一例を示す図。 構造化文書の作成手順の一例を示す図。 構造化文書の作成手順の一例を示す図。 構造化文書の作成手順の一例を示す図。 構造化文書の作成手順の時系列操作履歴情報の一例を示す図。 実施形態による構造化文書の一例を示す図。 構造化文書の作成手順のグループ化操作履歴情報を示す図。 構造化文書の作成履歴表示の一例を示す図。 構造化文書の作成履歴表示の一例を示す図。 構造化文書の作成履歴表示の一例を示す図。 実施形態による構造化文書の一例を示す図。 構造化文書の編集時における取消処理の一例を示すフローチャート。 操作履歴グループ化処理の一例を示すフローチャート。 (a)は、画像診断報告書作成装置を含むシステムの構成を示す図、(b)は、画像診断報告書作成における操作画面の一例を示す図。 画像診断報告書の作成手順の一例を示す図。 画像診断報告書の作成手順の一例を示す図。 画像診断報告書の作成手順の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について添付の図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態による、情報要素と情報要素間の関係を示す関係情報とを含む構造化文書を作成するための文書作成装置(情報処理装置)100のハードウェア構成の一例を示す図である。CPU101はROM102に格納されている制御プログラムあるいはRAM103にロードされた制御プログラムを実行することにより、文書作成装置100を制御する。ROM102は、CPU101が実行するプログラムや各種データを格納する。RAM103は、CPU101を含む各構成要素からの各種データを一時記憶する。また、RAM103は、CPU101が実行するプログラムを展開するための記憶領域としても利用される。CPU101がプログラムを実行することにより、後述する文書作成装置100のソフトウェア構成及びフローチャートに示す各処理が実現される。
格納部104は、後述する構造化文書編集ソフトウェア200、編集操作履歴201、編集意図グループ履歴204を格納する。表示部105は、液晶パネル等で構成され、たとえば、CPU101により作成編集された文書を表示する。通信部106はネットワークインターフェース(NIC)であり、ネットワーク上の他の装置とLANケーブル等を介した通信を可能とする。バス107は、上述した各構成間のデジタル信号を伝達する。
図2は、上述した文書作成装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示される履歴記録部202、履歴分類部203、履歴表示部205、履歴選択指示部206、履歴取消部207、履歴再実行部208は、文書作成装置100のCPU101が構造化文書編集ソフトウェア200を実行することにより実現される。履歴記録部202は、文書作成装置100において実行された文書編集操作の操作コマンドを編集操作履歴201として格納部104に記録する。履歴分類部203は、編集操作履歴201に記録された操作履歴を後述するフローチャートの処理により操作意図が共通の編集操作グループに分類し、編集意図グループ履歴204として格納部104に記録する。履歴表示部205は、編集意図グループ履歴204に格納された編集操作グループを表示部105に表示する。履歴選択指示部206は、表示された編集操作グループのうちのいずれかを処理取消対象として選択する。履歴取消部207は、履歴選択指示部206により選択された編集操作グループに対応する編集履歴に基づいて、一つの編集操作の実行を取り消し、操作前の状態に戻す処理を行う。履歴再実行部208は、履歴選択指示部206により選択指示された編集意図グループ履歴204に対応する文書編集操作の再実行処理を行う。
図3は、文書作成装置100が表示部105に表示する、構造化文書作成のための操作画面の一例を示す図である。ウインドウ300において構造化文書を作成するための操作が行われる。本実施形態の構造化文書は、論述すべき仮説命題、仮説を裏付ける事実記載、事実解釈の記載、事実解釈から導かれる結論の記載などの情報要素と、それらの関係を示す関係情報を有する。設定ボタン315は、仮説命題枠305の生成を指示するためのボタンである。取消ボタン301は、編集操作の取消しを指示するボタンである。後述の操作履歴表示から取り消したい操作を選択して取消ボタン301を押下することで、実行済の所望の操作を取り消すことができる。再実行ボタン302は、編集操作の再実行を指示するボタンである。後述の操作履歴表示から再実行したい操作を選択して再実行ボタン302を押下することで、所望の操作を再実行させることができる。グループ操作開始ボタン303は、グループの開始を指示し、グループ操作終了ボタン304はグループ操作の終了を指示する。グループ操作開始ボタン303を押下してからグループ操作終了ボタン304が押下されるまでの一連の操作が同一の履歴操作グループとなる。
正事実記載枠306、307、308は仮説を裏付ける事実を記載するための記載枠である。正事実記載枠は仮説命題枠305内の枠生成ボタン313を押下することで生成される。これに対して、負事実記載枠309は仮説に反する事実を記載するための記載枠である。負事実記載枠309は仮説命題枠305内の枠生成ボタン314を押下することで生成される。解釈記載枠310、311は事実解釈を記載するための記載枠である。解釈記載枠は正事実記載枠または負事実記載枠内の枠生成ボタン317、318を押下することで生成される。これら枠生成ボタン317と枠生成ボタン318を使い分けて、解釈記載を分類することができる。たとえば、枠生成ボタン317の押下で生成した解釈記載枠は事実記載と相違ない表明の解釈を記載し、枠生成ボタン318の押下で生成した解釈記載枠は事実記載と異なる表明の解釈を記載することができる。結論記載枠312は、解釈記載枠内の枠生成ボタン319、320を押下することで生成される。枠生成ボタン319の押下で生成された結論記載枠には事実解釈の記載から導出される結論が記載され、枠生成ボタン320で生成された結論記載枠には事実解釈記載から導出され得ない結論が記載される。確定ボタン316は、構造化文書の記載内容を確定するために押下される。図3に示される仮説命題枠305や各記載枠の記載は情報要素であり、各枠間の接続は情報要素間の関係を示す関係情報である。
次に、図3に示した構造化文書作成のための操作画面(ウインドウ300)を用いて構造化文書を作成する手順の一例を図4Aから図4Fを用いて説明する。図4A(a)は構造化文書を作成するためのウインドウ300初期画面である。論述すべき仮説命題を記載するために設定ボタン315が押下されると、図4A(b)に示されるように仮説命題枠305が生成され、表示される。ユーザは、生成された仮説命題枠305の枠内にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて構造化文書を構成する情報要素400を入力することができる。図示の例では、情報要素400として「テキストP1」が入力されている。
その後、仮説命題枠305内の枠生成ボタン313が押下されると、図4B(a)に示されるように正事実記載枠306が生成、表示される。ユーザは、正事実記載枠306内にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて情報要素421(本例では、テキストPF1)を入力する。なお、このとき、導出関係を示す関係線401により、正事実記載枠306と仮説命題枠305(枠生成ボタン313)とが結ばれる。図4B(a)の状態で仮説命題枠305内の枠生成ボタン313が再度押下されると、新たに正事実記載枠307が生成され、ユーザは、この枠内にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて情報要素422を入力することができる。本例では、情報要素422として数値PN1が入力されている。なお、正事実記載枠や負事実記載枠に記載される情報はテキスト、数値情報、グラフ、図形など、いずれでもよい。また、関係線401は正事実記載枠307にも延びる。
図4B(b)の状態で、正事実記載枠306内の枠生成ボタン317が押下されると、図4C(a)に示すような解釈記載枠310が生成される。正事実記載枠306内の枠生成ボタン317の押下により解釈記載枠310が生成されたので、正事実記載枠306と解釈記載枠310とは自動的に関係線402で結ばれる。ユーザは、解釈記載枠310の枠内に、キーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて情報要素423を入力することができる。本例では、情報要素423として「テキストPF2」が入力されている。さらに、図4C(a)の状態で、ユーザは、マウス等の操作(たとえば、ドラッグアンドドロップ操作)により正事実記載枠307を解釈記載枠310へ重ねあわせることで、両枠を関係づけることができる。このようなユーザ操作により両枠が関係づけられると、図4C(b)に示されるように、正事実記載枠307と解釈記載枠310の間が関係線403で結ばれる。
図4C(b)において、ユーザは、仮説命題枠305内の枠生成ボタン313が押下されると、図4D(a)に示されるように、新たに正事実記載枠308が生成され、関係線401が正事実記載枠308まで延びる。ユーザは、正事実記載枠308内にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて情報要素424を入力することができる。本例では、情報要素424として「テキストPF3」が入力されている。また、図4D(a)の状態で、ユーザによるマウス等の操作(たとえばドラッグアンドドロップ操作)により、正事実記載枠308を解釈記載枠310へ重ねあわせることで両枠が関係づけられると、図4D(b)に示される表示状態となる。すなわち、正事実記載枠308と解釈記載枠310が関係づけられ、両枠が関係線404により結ばれる。
図4D(b)の状態で、ユーザが正事実記載枠306の記載(情報要素421)を「テキストPF1」から「テキストPF11」に変更すると、図4E(a)に示すようになる。なお、各記載枠における記載の変更は通常の文書編集において行われる文字の追加・削除により行われる。図4E(b)では、図4E(a)の状態から仮説命題枠305内の枠生成ボタン314が押下され、仮説に反する事実の記載枠である負事実記載枠309が生成された状態を示している。ユーザは、この負事実記載枠309内にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて情報要素426を入力することができる。本例では、情報要素426として「数値NN1」が入力されている。
図4E(b)の状態で、負事実記載枠309内の枠生成ボタン317が押下されると、事実解釈を記載するための解釈記載枠311が生成され、図4F(a)に示されるように表示される。負事実記載枠309内の枠生成ボタン317の押下により解釈記載枠311が生成されたので、負事実記載枠309と解釈記載枠311は自動的に関係線406で結ばれる。ユーザは、この解釈記載枠311内にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて情報要素427を入力する。本例では、情報要素427として「テキストPF4」が入力されている。
図5は、以上の図4Aから図4F(a)に至る一連の文書作成操作の過程を時系列に記録した時系列操作履歴情報500の一例を示す。時系列操作履歴情報500は編集操作履歴201として格納部104に格納される。時系列操作履歴情報500では、1行が1つの操作履歴を表し、各操作履歴は、年−月−日、時刻、操作内容が空白文字で連結格納される。操作履歴は時刻の降順で格納され最下行の操作履歴が最も新しい操作履歴となる。各操作履歴における操作内容は、操作対象項目の識別情報と、その処理種別とから構成される。たとえば、操作対象項目の識別情報が「正事実[306]」、処理種別が「生成」の場合、仮説命題枠305の枠生成ボタン313の押下により正事実記載枠306の生成が操作されたことを示している。また、操作対象項目の識別情報が「正事実[306]」、処理種別が「入力」の操作履歴は、図4B(a)に示した情報要素421(「テキストPF1」)の入力操作を示している。
図6は、図4F(a)に対応する構造化文書のデータ構成の一例を示す図である。本実施形態において、構造化文書600はXML(eXtensible Markup Language)で記述され、〈doc〉が構造化文書全体を表す構造化要素である。記述601は仮説命題枠305に対応し、記述602〜603は解釈記載枠310,311に対応し、記述604〜606は正事実記載枠306〜308に対応し、記述607は負事実記載枠309に対応する。
記述601において、〈hypothesis〉は当該構造化文書で記載する論述課題を表す構造化要素である。〈proposition〉は仮説命題を記述する構造化要素であり、id属性で区別される。〈content〉要素は、仮説命題枠305に記述された仮説命題の内容のテキスト記載(情報要素)である。記述602、603において、〈fact_interpretation〉は事実記載の解釈を記述する構造化要素であり、id属性で区別される。〈derived_from〉は事実記載の解釈がいずれの事実記載から導出されたものかを記載する構造化要素であり、relation属性で導出のタイプが区別されている。interpretationタイプは事実記載内容と同一の意味のテキスト表現となっていることを示し、evidenceタイプは事実記載が事実解釈の記載の論拠となる関係を示す。記述604〜607において、〈fact〉は事実記載を表す構造化要素であり、id属性で区別される。またatr属性により仮説を裏付ける事実(positive)、すなわち正事実記載枠の内容か、仮説に反する事実(negative)、すなわち負事実記載枠の内容か、が区別される。
図7は、図5の時系列操作履歴情報500を思考過程の推移を反映するようにグループ化したグループ化操作履歴情報700の一例を示す。グループ化操作履歴情報700は編集意図グループ履歴204として格納部104に格納される。図5の時系列操作履歴情報500は履歴情報のリストとなっているが、グループ化操作履歴情報700では、3階層に層別され、各階層でひとつまたは複数の操作履歴がグループを形成している。グループ化操作履歴情報700は履歴分類部203により生成される(生成処理については図11のフローチャートにより後述する)。グループ化操作履歴情報700の例では、第1階層に事実解釈[311]の言及(解釈記載枠311への記載)と事実解釈[310]の言及(解釈記載枠310への記載)という2つの操作履歴グループがある。また、たとえば、事実解釈[311]の操作履歴グループにおける第2階層には、事実の言及操作と事実解釈の言及操作の2つの操作履歴グループがある。そして、事実の言及操作の下位層である第3階層に「負事実[309]入力(負事実記載枠309への入力)」があり、事実解釈の言及操作の下位層である第3階層に「事実解釈[311]入力(解釈記載枠311への入力)」がある。
図8A(a)は、図4F(a)の操作画面において取消ボタン301が押下されたことにより、図7に示したグループ化操作履歴情報700に基づく表示がなされた画面の一例を示す。図8A(a)に示されるように、グループ化操作履歴情報700を表示するための操作履歴表示ウインドウ800が取消ボタン301の下方の操作画面上に表示される。操作履歴表示ウインドウ800において、操作履歴グループ801と操作履歴グループ802は、それぞれ第1階層の操作履歴グループを示しており、マーク803は下層(第2階層)の操作履歴グループがあることを示す。図では、「事実解釈[311]の言及」の操作履歴グループ801が選択されており、反転表示されている。
操作履歴グループ804と操作履歴グループ805は、グループ化操作履歴情報700において、第1階層の操作履歴である「事実解釈[311]の言及」の第2階層の操作履歴グループを示している。操作履歴グループ804と操作履歴グループ805はそれぞれグループ化操作履歴情報700の「事実解釈[311]の言及」の操作履歴グループの第2階層にある「事実の言及操作」と「事実解釈の言及操作」に対応している。各操作履歴グループは独立に選択実行することができる。実行ボタン810が押下されると、反転表示されて選択されている操作履歴グループの操作の取消が実行される。終了ボタン811が押下されると、取消操作が終了する。
図8A(b)は、図8A(a)の操作画面でカーソルキーやマウス等の操作により操作履歴グループ802が選択された状態を示す。図8A(a)では「事実解釈[311]の言及」の操作履歴グループ801が反転表示選択されていたが、図8A(b)では「事実解釈[310]の言及」の操作履歴グループ802が選択され、反転表示となっている。また、この第1階層の操作履歴グループの選択に応じて、第2階層の操作履歴グループの表示が更新される。本例では、操作履歴グループ804、805、806が第2階層の操作履歴グループとして表示されている。なお、操作履歴グループ806は、グループ化操作履歴情報700の「事実と事実解釈の対応付け操作」に対応する。
図8B(a)は、図8A(b)の操作画面からさらにカーソルキーやマウス等により下層の(第2階層の)操作履歴グループの選択が指示された場合の表示例を示す。図8B(a)では、操作履歴グループ802の第2階層である操作履歴グループ804が選択され、表示が反転している。また、この選択に伴って、第3階層の操作履歴グループが表示されている。図8B(b)は、さらに図8B(a)の状態から第2階層における操作履歴グループの選択が変更された様子を示す。図8B(b)では、図8B(a)の状態から遷移し、操作履歴グループ802の第2階層における操作履歴グループ806が選択され、表示反転となっている。また、この第2階層の操作履歴グループの選択に応じて、第3階層の操作履歴グループ807,808が表示される。第3階層の操作履歴グループ807,808は、それぞれグループ化操作履歴情報700の「正事実[307]−事実解釈「310」関係づけ」と「正事実[308]−事実解釈[310]関係づけ」の操作に対応している。
図8C(a)では、さらに図8B(b)から遷移し、操作履歴グループ806の第3階層における操作履歴グループ807が選択された状態が示されている。図8C(b)は、図8C(a)の操作画面において実行ボタン810を押下した時の編集操作の取消結果の一例を示している。図8C(a)では第3階層の操作履歴グループ808(事実[308]−解釈[310]対応)の操作取り消しが指示されているので、図4D(b)で実行した正事実記載枠308と解釈記載枠310の対応付け操作が取り消され、関係線404が消える。このとき、時系列操作履歴情報500における図4D(b)の関係づけ操作(操作履歴511)の操作時刻よりあとに実行された正事実記載枠306への変更操作は、操作履歴グループが異なるので、取り消されずに維持される。また、取消処理により関係情報が消去された場合に、消去された関係情報が関連する情報要素の表示形態が変更される。たとえば、事実記載と事実解釈記載の対応関係が取消操作により変更されると、変更の影響確認をユーザに促すため、対応関係の取り消しによる影響を受ける可能性のある解釈記載枠310が強調表示(図8C(b)では枠内の背景色がグレーに変更)される。なお、強調表示はユーザが視認可能となる方法であれば、枠の点滅表示、拡大表示等、他の方法を適用できることは言うまでもない。
図4F(b)は、図8C(b)の操作画面における操作取消に続いて、構造化文書作成を続行した操作画面の一例を示す。図8C(b)の状態から、解釈記載枠310の枠生成ボタン319の押下により結論記載枠312が生成、表示され、両記載枠が関係線407で接続される。その後、解釈記載枠311と結論記載枠312を関係づける操作により、両記載枠が関係線408により接続される。また、結論記載枠312内にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて構造化文書を構成する情報要素428を入力することができる。図示の例では、情報要素428として「テキストPF5」が入力されている。さらに、結論記載枠312の枠生成ボタン321を押下することで、仮説命題枠305と関係線409で接続され、仮説命題に対する結論記載が完結する。このあと確定ボタン316を押下すれば構造化文書の内容が確定して文書作成が完了する。
図9は、図4F(b)で記載完結した構造化文書600’の格納の一例を示す図である。図6で示した構造化文書600の内容に、結論記載枠312に対応する記述901としての〈conclusion〉要素が追加される。〈conclusion〉要素はid属性で区別され、〈derived_from〉要素により解釈記載枠との関係が記載される。図4F(b)に示されるように、結論記載枠312は解釈記載枠310,311と関連付けられているので、その旨が〈derived_from〉要素により記述されている。また、図8Cで説明した取消操作により、図9の記述602’では、図6の記述602に存在していた正事実記載枠308と解釈記載枠310との接続の記述が消去されている。
図10は、構造化文書作成処理の一例を示すフローチャートである。以下に示される構造化文書作成処理は、構造化文書編集ソフトウェア200をCPU101が実行することにより実現される。S101において、CPU101は、ウインドウ300を表示し、キーボードやマウス等の入力装置からの文書編集入力を受け付ける。S102において、CPU101は確定ボタン316の押下があったかどうかを判定し、確定ボタン316の押下があれば作成中の構造化文書を格納部104に格納し、文書作成を終了する。確定ボタン316の押下がなければ処理はS103へ進み、CPU101は取消ボタン301が押下されたかどうかを判定する。取消ボタン301が押下されたと判定されると、処理はS106へ進み、そうでなければ処理はS104へ進む。S104において、CPU101は、文字・図形入力等の通常の文書作成装置で行われる処理と同様の文書編集処理を行う。そして、S105において、履歴記録部202は、その文書編集操作の履歴を編集操作履歴201として格納部104に格納する。その後、処理はS101へ戻り、文書編集処理が続行される。
S103で取消ボタン301が押下されたと判定された場合、S106で履歴分類部203は、構造化文書の編集において受け付けた操作入力を、操作入力が操作の対象とする情報要素とその関係情報に基づいてグループ化し、操作履歴グループを生成する。すなわち、履歴分類部203は、編集操作履歴201として格納された時系列操作履歴に後述の操作履歴グループ化処理を適用して、作成意図に応じて分類された編集意図グループ履歴204を生成する。操作履歴グループ化処理の詳細は図11のフローチャートを参照して後述する。S107で履歴表示部205は、操作履歴表示ウインドウ800により編集意図グループ履歴204の内容を表示する。S108において、履歴選択指示部206は、ユーザ操作に応じて取消対象の操作履歴グループを選択する。履歴表示と履歴選択の詳細は図8Aから図8Cで詳述したとおりである。S109において、履歴取消部207は、実行ボタン810の押下に応じて、S108で取消対象に選択された操作の取り消しを実行する。S110において、CPU101は、操作取消による言及内容への影響可能性のある項目を判定する。取り消された操作が関係づけの操作であるか、または取り消された編集操作の対象となる記載項目が他の記載項目と関係づけられている場合、関係づけられた項目を影響可能性のある項目とする。S111において、CPU101は、影響可能性のある項目と判定された項目の表示形態を強調表示に変更する。その後、処理はS101へ戻り、上述の処理が繰り返される。なお、強調表示は次の編集操作を行うと通常表示に戻る。
図11は、図10のS106における、履歴分類部203が実行する操作履歴グループ化処理の一例を示すフローチャートである。S201において、履歴分類部203は、編集操作履歴201における時系列操作履歴情報500の中から新しい順に操作履歴を取得する。S202において、履歴分類部203は、すべての操作履歴の処理が完了したかどうかを判定し、すべてが処理済であれば処理はS206へ進み、そうでなければ処理はS203へ進む。S203において、履歴分類部203は、S201で取得した操作履歴が生成済みの操作履歴グループに分類されるか否かを判定する。S203で生成済みの操作履歴グループに分類すると判定されると、処理はS204へ進み、履歴分類部203は、S201で取得した操作履歴を生成済みの操作履歴グループに登録する。S203で生成済みの操作履歴グループに分類すると判定されなかった場合、S205において、履歴分類部203は、新たな操作履歴グループを生成し、これに操作履歴を登録する。その後、処理はS201へ戻り、上述の処理が繰り返される。
S203〜S205における操作履歴グループへの分類は例えば、以下のように行われる。すなわち、
・取得された操作履歴が記載項目(記載枠)の関係付け操作であるか判定し、関係付け操作であれば、関係づけられた記載項目のidを、それらが同一の操作履歴グループとなるようにグループ構成idリスト(不図示)に登録する。なお、グループ構成idリストは、操作履歴グループ毎に用意される。
・グループ構成idリストに登録された同一のidを持つ記載項目の操作履歴であれば、そのグループ構成idリストに対応した操作履歴グループにその操作履歴を登録する。
例えば、S201で、図5に示される時系列操作履歴情報500のうちの操作履歴510が取得された場合を説明する。操作履歴510は記載項目(正事実記載枠307と解釈記載枠310)を関連付ける操作であるため、当該関連付け操作に関与する履歴グループの記載項目idとして[307]及び[310]が同じグループ構成idリストに登録される。すなわち、idが[307]、[310]の記載項目に関与する操作が同一の履歴グループとなる。また、図4C(a)に示したように、正事実記載枠306内の枠生成ボタン317により生成された解釈記載枠310は自動的かつ暗黙的に正事実記載枠306との関係付けが行われる。また、この関係付けは、図6の構造化文書の記述(項目idが[310]と[306]である記載項目の間にrelation属性がinterpretationであるderived_from要素があること)から取得され得る。したがって記載項目[310]に関与する正事実記載枠306に関する操作履歴もまた同一の履歴グループとなるよう、グループ構成idリストに登録される。
したがって、操作履歴510が処理される時点で、記載項目id[306][308][310]が登録されたグループ構成idリストと記載項目id[309][311]が登録されたグループ構成idリストとが存在している。操作履歴510により記載項目id[307]と[310]が関連付けられるため、項目id[306][308][310]が登録されているグループ構成idリストに項目id[307]が追加され、それら項目idに対応する記載項目に関わる操作履歴が1つの操作履歴グループにまとめられる。以上のようにして、図5の時系列操作履歴情報500から、記載項目id[306][307][308][310]のグループ構成idリストと、記載項目id[309][311]のグループ構成idリストが生成されることになる。
以上の処理が全ての操作履歴について実行されると、処理はS202からS206へ進む。S206では、履歴分類部203は、情報要素の階層構造に基づいて階層化された操作履歴グループを生成する。すなわち、履歴分類部203は、編集意図グループ履歴204に格納された操作履歴グループの各グループ内を構造化文書の階層単位でまとめて再編成する。この処理により、図7に示されるような、操作履歴グループの階層構造が構築される。そして、S207で、履歴分類部203は、最も新しい操作履歴を含む操作履歴グループが先頭となるように、操作履歴グループを並べ替えて処理を終了する。
以上のように、第1実施形態によれば、論述すべき仮説命題、仮説を裏付ける事実記載、事実解釈の記載、事実解釈から導かれる結論の記載から構成される構造化文書の作成において、編集操作の取り消し操作が適切に行われる。すなわち、編集操作をその実行順に取り消していくのではなく、文書作成時の意図を単位とする編集操作の取消しにより、作成意図を文書作成における思考過程として再現・再生することが可能となる。なお、取消ボタンにより取り消された操作は、取り消し済み操作として保持され、再実行ボタン302の押下により復帰する。
なお、たとえば、図8B(a)において、「事実[306]入力」の操作履歴グループが選択された状態で実行ボタン810が押下されると、正事実記載枠306への入力操作が所定の操作単位で時間順に取り消される。すなわち、入力操作の取り消しそのものは、一般的な文書編集処理のアンドゥ機能と同様とすることができる。本例の場合、正事実記載枠306の情報要素421を「テキストPF11」とする更新操作が取り消される。情報要素421は「テキストPF1」となる。また、図8B(a)に示される状態で実行ボタン810が押下されると、正事実記載枠306〜307に関する操作が、その時間順(新しい順)に取り消されていく。なお、各記載枠への入力操作(編集操作)に関する操作の取り消しは、文字単位の入力/削除を単位として実施されてもよい。
<第2実施形態>
第1実施形態では一般的な構造化文書の作成について説明した。第2実施形態では、構造化文書として画像診断報告書を作成する画像診断報告書作成装置としての文書作成装置の例を説明する。
図12(a)は、第2実施形態による画像診断報告書作成装置を含むシステムの構成例を示す図である。画像診断報告書は放射線画像など特定の画像に認められる異常状態を診断し、結果を記載する報告書(レポート)である。画像診断報告書作成装置は、画像を観察するビューワ装置2800と画像診断報告書作成を行うレポート作成装置2810とを具備する。ビューワ装置2800とレポート作成装置2810は、それぞれネットワーク1201を介して画像サーバ1202、レポートサーバ1203、撮影依頼システム1204と接続されている。ビューワ装置2800は画像サーバ1202から画像(X線撮影画像やCT画像のような医療画像)を取得し、表示する。また、所定のユーザ操作により、表示している画像をレポート作成装置2810で作成中の画像診断報告書への貼付画像として指定することができる。レポート作成装置2810は、レポートサーバ1203へ完成したレポートや編集途中のレポートを保存したり、それらレポートをレポートサーバ1203から取得して編集したりする。撮影依頼システム1204は、診断依頼情報をレポート作成装置2810に提供する。
図12(b)は、画像診断報告書作成装置の表示画面の一例を示す図である。ビューワ装置2800では、画像サーバ1202から取得された診断対象の画像2801が表示される。2802はユーザである画像診断医師あるいはコンピュータによる自動検出により検出された病変領域を示す。
レポート作成装置2810において、読込ボタン2816は仮説命題に相当する診断依頼情報2811を撮影依頼システムから読み込むための操作ボタンである。なお、読込ボタン2816の押下により仮説命題枠が生成され、その枠にユーザが診断依頼情報を入力するようにしてもよい。取消ボタン2817は画像診断報告書作成の操作処理を取り消すための操作ボタンである。画像2812は、ビューワ装置2800に表示された画像を参照画像として画像の全体あるいは部分を作成中のレポートに貼り付けた画像である。所見記載枠2813は貼り付けられた画像に関係づけられた、放射線技師、医師あるいはコンピュータにより生成された所見情報の記載枠である。診断記載枠2814は画像、所見から医師による診断あるいはコンピュータによる自動診断の結果である診断情報の記載枠である。推奨記載枠2815は診断記載枠2814に伴う推奨プランの記載枠である。ユーザは、各記載枠にキーボード等の入力装置あるいは音声入力等を用いて情報要素を入力することができる。確定ボタン2818は記載内容を確定するための操作ボタンである。確定ボタン2818の操作により、レポート作成装置2810で表示中のレポートがレポートサーバ1203に保存される。
なお、情報要素である画像2812に対する操作入力としては、たとえば、画像の入力操作、画像へのアノテーションの付与操作などがあげられる。また、所見記載枠2813への情報要素(所見)に関する操作入力としては、所見のテキストの入力、削除操作などがあげられる。また、診断記載枠2814への情報要素に関する操作入力としては、診断のテキストの入力、削除操作などがあげられる。また、推奨記載枠2815への情報要素に関する操作入力としては、推奨内容のテキストの入力、削除操作などがあげられる。
以上の画像診断報告書作成装置の操作画面を用いて画像診断報告書(レポート)を作成する手順における操作取消の一例を図13Aから図13Cを用いて説明する。図13A(a)は、レポート作成装置2810による画像診断報告書の作成操作のための画面の一例である。図13A(a)において、参照画像#1、参照画像#2、参照画像#3の3つの病変領域に関わる参照画像が貼り付けられている。また、参照画像#1の病変領域に関して所見#9が、参照画像#2の病変領域に関して所見#15が、参照画像#3の病変領域に関して所見#20が関係づけられている。また所見#9の記載と所見#15の記載を根拠として診断#100が表明されている。各所見、診断は、テキスト情報である。
図13A(b)は、図13(a)の操作画面において取消ボタン2817が押下されたときの取消対象の操作を選択するための表示の一例を示す。取消ボタン2817の押下に応じて、操作履歴表示ウインドウ3000が取消ボタン2817の下方の操作画面上に表示される。操作履歴グループ3001、3002は第1階層の操作履歴グループであり、マーク3003は下層の操作グループがあることを示す。操作履歴グループ3004、3005は操作履歴グループ3001における第2階層の操作履歴グループである。取消操作は各操作履歴グループで独立に実行することができる。実行ボタン3010は反転表示されて選択状態になっている操作履歴グループの操作について取消処理の実行を指示するための操作ボタンである。終了ボタン3011は当該取消操作の終了を指示するための操作ボタンである。
図13B(a)は、図13A(b)の操作画面でカーソルキーやマウス等により次の階層(第2階層)の操作履歴グループの選択が指示された場合の表示一例を示す。図13A(b)における操作履歴グループ3001の反転表示に加え、操作履歴グループ3004が反転表示され、選択状態になっていることがわかる。また、第2階層の操作履歴グループ3004の選択に応じて、その下層の操作履歴グループ3101、3102、3103、3104が表示されている。
図13B(b)は、図13B(a)の操作画面からさらにカーソルキーやマウス等により、第2階層の別の操作履歴グループ3006が選択された状態の表示例を示す。図13B(b)では、操作履歴グループ3001の第2階層の操作履歴グループ3006が選択されて反転表示となっており、操作履歴グループ3006の下層の操作履歴グループ3201、3202が表示されている。
図13C(a)は、さらに図13B(b)から遷移して、操作履歴グループ3006の第3階層にある操作履歴グループ3202が選択状態になっている。この状態で実行ボタン3010が押下されると、操作履歴グループ3302の操作履歴が時系列順(新しい順)に取り消される。図13C(b)は、図13C(a)の操作画面において実行ボタン3010を押下した時の操作取消結果の一例を示す図である。図13C(a)で選択されている取消操作は第3階層の操作履歴グループ3302(所見#15−診断#100対応)であるので、所見記載#15と診断記載#100の関係付け操作が取り消される。その結果、図13C(a)33で表示されていた関係線3300が消える。また、所見記載と診断記載の対応関係が取消操作により変更されたため、変更の影響確認をユーザに促すため影響を受ける可能性のある診断#100の記載枠3400が強調表示(図13C(b))においては枠内がグレーに変色)される。なお、強調表示の形態はこれに限られるものではなく、ユーザが視認可能となる方法であれば、枠の点滅表示、拡大表示等、他の形態を適用してもよいことは明らかである。
以上、上述した各実施形態によれば、文書の伝達意図の表明構造を保持しながら、思考過程と編集過程を両立させた編集操作履歴を表示・選択することで、思考過程を反映した構造化文書編集操作の取消再実行が可能となる。すなわち、記載内容の論理的整合性を有する構造化文書の作成において、思考過程の任意の時点に戻すことを容易に実現できる。また、第2実施形態によれば、画像診断報告書作成において、画像から検出された病変を記載した所見について、任意の所見に対する編集操作の取消・再実行が可能となり、操作性が向上する。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100:文書作成装置、101:CPU、102:ROM、103:RAM、104:文書編集部、105:表示部、106:通信部、107:バス、201:編集操作履歴、202:履歴記録部、203:履歴分類部、204:編集意図グループ履歴、205:履歴表示部、206:履歴選択指示部、207:履歴取消部、208:履歴再実行部

Claims (13)

  1. 情報要素と、情報要素間の関係を示す関係情報とを含む構造化文書を作成する文書作成装置であって、
    前記構造化文書を編集するための画面を表示部に表示させる表示手段と、
    前記構造化文書の編集において受け付けた操作入力を、操作の対象とする情報要素と情報要素間の理由と帰結との関係を示す関係情報に基づいてグループ化し、操作履歴グループを生成するグループ化手段と、
    前記グループ化手段により生成された操作履歴グループごとに、操作入力の取消処理を行う処理手段と、を備えることを特徴とする文書作成装置。
  2. 前記取消処理では、ユーザにより選択された操作履歴グループに含まれている操作を単位として取り消すことを特徴とする請求項1に記載の文書作成装置。
  3. 前記グループ化手段は、情報要素間の関係情報を編集するための操作入力を含む操作履歴グループと、情報要素を編集するための操作入力を含む操作履歴グループに、受け付けた操作入力をグループ化することを特徴とする請求項1または2に記載の文書作成装置。
  4. 前記グループ化手段は、情報要素を編集するための操作入力を含む操作履歴グループとして、操作入力の対象である情報要素の、前記関係情報に基づいて特定される階層に基づいて、異なる操作履歴グループを生成することを特徴とする請求項3に記載の文書作成装置。
  5. 前記グループ化手段は、情報要素の階層構造に基づいて階層化された操作履歴グループを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の文書作成装置。
  6. 前記処理手段は、
    前記グループ化手段により生成された操作履歴グループを前記表示部に表示させ、
    前記表示部に表示された操作履歴グループの一つをユーザが指定することに応じて、指定された操作履歴グループを前記取消処理の対象に設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の文書作成装置。
  7. 前記関係情報は、第1の階層の情報要素と第2の階層の情報要素との接続を示すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の文書作成装置。
  8. 前記取消処理により関係情報が消去された場合に、消去された関係情報が関連する情報要素の表示形態を変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の文書作成装置。
  9. 前記情報要素は、仮説命題、仮説命題を裏付ける正事実、仮説命題に反する負事実、正事実に関する解釈、負事実に関する解釈、および解釈から導かれる結論の何れかの記述に対応することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の文書作成装置。
  10. 前記構造化文書は画像診断報告書であり、
    前記情報要素は、診断対象の画像の情報と、該画像に対する所見の情報と、該診断対象に対する診断の情報のいずれかに対応することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の文書作成装置。
  11. 画像の情報要素に対する操作入力は、画像の入力操作、画像へのアノテーションの付与操作を含み、
    所見の情報要素に対応する操作入力は、所見のテキストの入力、削除操作を含み、
    診断の情報に対応する操作入力は、診断のテキストの入力、削除操作を含むことを特徴とする請求項10に記載の文書作成装置。
  12. 情報要素と、情報要素間の関係を示す関係情報とを含む構造化文書を作成する文書作成装置の制御方法であって、
    前記構造化文書を作成するための画面を表示部に表示させる表示工程と、
    前記構造化文書の編集において受け付けた操作入力を、操作の対象とする情報要素と情報要素間の理由と帰結との関係を示す関係情報に基づいてグループ化し、操作履歴グループを生成するグループ化工程と、
    前記グループ化工程で生成された操作履歴グループごとに、操作入力の取消処理を行う処理工程と、を有することを特徴とする文書作成装置の制御方法。
  13. コンピュータに、請求項12に記載の文書作成装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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