JP6563768B2 - ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品 - Google Patents

ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品 Download PDF

Info

Publication number
JP6563768B2
JP6563768B2 JP2015199482A JP2015199482A JP6563768B2 JP 6563768 B2 JP6563768 B2 JP 6563768B2 JP 2015199482 A JP2015199482 A JP 2015199482A JP 2015199482 A JP2015199482 A JP 2015199482A JP 6563768 B2 JP6563768 B2 JP 6563768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
juice
straight
grape
berry
fruit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015199482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017070242A (ja
Inventor
真依子 中森
真依子 中森
亮太郎 星
亮太郎 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yakult Honsha Co Ltd filed Critical Yakult Honsha Co Ltd
Priority to JP2015199482A priority Critical patent/JP6563768B2/ja
Publication of JP2017070242A publication Critical patent/JP2017070242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6563768B2 publication Critical patent/JP6563768B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品に関し、更に詳細には、嗜好性の低下につながる果汁由来の過剰な酸味は付与されず、かつ、ぶどうの風味のみが増強された発酵乳製品に関する。
近年、乳酸菌等の有用微生物がもつ様々な生理活性作用に関する研究がなされており、これらの微生物が腸内フローラを改善し、便通改善や免疫力の強化等の効果を有することが報告されている。そして、消費者の健康志向の高まりとともに、これらの有用微生物を利用した食品への関心も高まっており、発酵乳飲料やヨーグルトといった発酵乳製品は、これらの有用微生物を手軽に摂取することができ、数多くの商品が販売されている。
果実の果汁が配合された発酵乳製品は、香りが爽やかであり、また風味も良好であるため、人気の高い商品となっている。例えば、ヨーグルトにぶどう果汁を添加したもの(特許文献1)が知られている。しかしながら、これは、ぶどうの風味が十分に得られるものではなく、ぶどう本来の味を楽しむには、物足りない味となっていた。そして、ぶどうの風味を強めようとして、ぶどう果汁を増量しても、僅かにぶどうの果汁感が増すものの、同時に酸味が強くなり、元々発酵に伴う乳酸の酸味があるヨーグルトにおいては却ってぶどうの酸味や渋みが強くなり、美味しいものとはいえなかった。
特開2006−101799号公報
従って、本発明はぶどう果汁を含有する発酵乳製品において、そのぶどう風味を増強しつつ、嗜好性の低下につながる果汁由来の過剰な酸味を抑えた、風味良好な発酵乳製品を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、ぶどう果汁とベリー果汁を特定の割合で組み合わせて発酵乳製品に含有させることにより、ぶどう風味を増強させ、また、嗜好性の低下につながる果汁由来の過剰な酸味が抑制されることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明はぶどう果汁とベリー果汁を含有し、ストレート果汁換算のベリー果汁の量が、ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、0.01〜0.39質量部の割合で含有することを特徴とする発酵乳製品である。
また、本発明は、ぶどう果汁を含有する発酵乳製品にベリー果汁を配合するぶどう果汁含有発酵乳製品の風味改善方法であって、ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のベリー果汁を0.01〜0.39質量部の割合で配合することを特徴とする風味改善方法である。
本発明の発酵乳製品は、ぶどう風味が増強され、嗜好性の低下につながる果汁由来の過剰な酸味が抑えられたものである。したがって、本発明により、風味良好な発酵乳製品を提供することができる。
本発明の発酵乳製品は、通常の発酵工程により得られた発酵乳ベースに、ぶどう果汁とベリー果汁を、ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のベリー果汁を0.01〜0.39質量部の割合で配合したもの(以下、「本発明乳製品」という)である。
本発明乳製品で使用するぶどう果汁はパルプ分を含むもの、または、ろ過や遠心分離等の処理によりパルプ分を除去したもののいずれでも用いることができる。例えば、ぶどうの全果または全果から果皮等を除いた果肉を常法に従い搾汁したストレート果汁やこれを濃縮した濃縮果汁を用いることができる。果汁の濃縮度は、果実を搾汁して得られるストレート果汁を基準として求められ、典型的には、JAS規格(果実飲料の日本農林規格)に示される各果実について、各果実固有の糖用屈折計示度の基準値(°Bx)に基づいて求めることができる。例えば、JAS規格によればぶどうのストレート果汁はBrix11である。
本発明乳製品におけるストレート果汁換算のぶどう果汁の量とは、Brix11のストレート果汁に換算したぶどう果汁の量をいう。このようなぶどう果汁としては、例えば、Brix55の5倍濃縮果汁を用いることができ、当該濃縮果汁14gのストレート果汁換算量は70gとなる。なお、Brixは、例えば、京都電子工業株式会社製「RA−520」等のデジタル屈折計により測定した値である。
上記ぶどう果汁には、一般的にポリフェノールが含まれており、その含有量は、例えば、Brix55の5倍濃縮果汁中の含有量として、8g/kg程度である。
本発明乳製品におけるぶどう果汁の含有量は、特に限定されないが、例えば、ストレート果汁または濃縮果汁のストレート換算において、5〜13質量%(以下、「%」という)が好ましく、5〜10.5%がより好ましく、7〜10.5%がさらに好ましい。
ぶどう果汁の品種としては、とくに制限されないが、例えばコンコード、巨峰(登録商標)、ピオーネ、スチューベン、ベリーA、カベルネソービニヨン、メルロー、ピノノワール、甲州、マスカット、ナイアガラ等が挙げられ、1種または2種以上を混合して使用することもできる。この中でも、ぶどうの果汁感や香りにおいてコンコードや巨峰が好ましく、巨峰がさらに好ましい。
また、本発明乳製品に使用されるベリー果汁は、いわゆるベリー類から得た果汁である。この果汁は、パルプ分を含むもの、または、ろ過や遠心分離等の処理によりパルプ分を除去したもののいずれでも用いることができ、例えば、ベリー類の全果または全果から果皮等を除いた果肉を常法に従い搾汁したストレート果汁やこれを濃縮した濃縮果汁を用いることができる。
上記ベリー類としては、とくに制限されないが、チョークベリー、エルダーベリー、ブラックカラント、グースベリー、ラズベリー等が挙げられ、1種または2種以上を混合して使用することもできる。この中でも、チョークベリーとエルダーベリーが、ぶどう果汁の風味を増強し、かつ過剰な酸味を付与しない点で好ましい。
本発明乳製品におけるストレート果汁換算のチョークベリー果汁の量とは、Brix16のストレート果汁に換算したチョークベリー果汁の量をいう。このようなチョークベリー果汁としては、例えば、Brix62の3.875倍濃縮果汁を用いることができ、当該濃縮果汁1.6gのストレート果汁換算量は6.2gとなる。
本発明乳製品におけるストレート果汁換算のエルダーベリー果汁の量とは、Brix10のストレート果汁に換算したエルダーベリー果汁の量をいう。このようなエルダーベリー果汁としては、例えば、Brix65の6.5倍濃縮果汁を用いることができ、当該濃縮果汁0.65gのストレート果汁換算量は4.2gとなる。
本発明乳製品におけるストレート果汁換算のブラックカラント果汁の量とは、Brix11.5のストレート果汁に換算したブラックカラント果汁の量をいう。このようなブラックカラント果汁としては、例えば、Brix65の5.65倍濃縮果汁を用いることができ、当該濃縮果汁2gのストレート果汁換算量は11.3gとなる。
本発明乳製品におけるストレート果汁換算のグースベリー果汁の量とは、Brix7のストレート果汁に換算したグースベリー果汁の量をいう。このようなグースベリー果汁としては、例えば、Brix65の9.3倍濃縮果汁を用いることができ、当該濃縮果汁2gのストレート果汁換算量は18.6gとなる。
本発明乳製品におけるストレート果汁換算のラズベリー果汁の量とは、Brix7のストレート果汁に換算したラズベリー果汁の量をいう。このようなラズベリー果汁としては、例えば、Brix65の9.3倍濃縮果汁を用いることができ、当該濃縮果汁2gのストレート果汁換算量は18.6gとなる。
上記ベリー果汁には、一般的にポリフェノールが含まれており、その含有量は、例えば、Brix62〜65の4〜10倍濃縮果汁中の含有量として、3〜63g/kgである。また、チョークベリー果汁におけるポリフェノール含有量は、例えば、Brix62の3.875倍濃縮果汁中の含有量として、10〜30g/kg程度であり、エルダーベリー果汁におけるポリフェノール含有量は、例えば、Brix65の6.5倍濃縮果汁中の含有量として、37〜63g/kg程度である。
本発明乳製品における、ぶどう果汁とベリー果汁の含有比率は、質量比で1:0.01〜0.39の割合で含有するものであり、質量比1:0.03〜0.16がより好ましく、質量比1:0.04〜0.1がさらに好ましい。
ベリー果汁としてチョークベリー果汁を使用する場合は、ぶどう果汁とチョークベリー果汁の含有比率は、質量比で1:0.023〜0.39が好ましく、1:0.04〜0.16がより好ましい。
一方、ベリー果汁としてエルダーベリー果汁を使用する場合は、ぶどう果汁とエルダーベリー果汁の含有比率は、質量比で1:0.01〜0.2が好ましく、1:0.03〜0.1がより好ましい。
本発明乳製品における発酵乳ベースは、乳又は乳製品を原料とし、これを乳酸菌等により発酵させることにより得られるものであって、例えば、脱脂粉乳等の粉乳類を水で溶解した後、乳酸菌やビフィズス菌等を用いて発酵処理して得られる。この発酵乳ベースにぶどう果汁とベリー果汁を所定量配合することで、発酵乳飲料や、この発酵乳飲料にゼラチン、寒天等を配合したハードタイプのヨーグルト等の本発明乳製品を得ることができる。
上記発酵乳ベースの製造に用いられる微生物としては、通常、食品に用いられるものであれば、特に制限されず、例えば、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・マリ、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・デルブルッキィ サブスピーシーズ ブルガリカス、ラクトバチルス・ヘルベティカス等のラクトバチルス属細菌;ストレプトコッカス・サーモフィルス等のストレプトコッカス属細菌;ラクトコッカス・ラクチス等のラクトコッカス属細菌;エンテロコッカス・フェカーリス等のエンテロコッカス属細菌などの乳酸菌、あるいは、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・ロンガム等のビフィドバクテリウム属細菌などのビフィズス菌を挙げることができる。
上記微生物を乳又は乳製品に接種し、発酵する条件及び方法としては、通常の発酵乳の製造に使用される条件及び方法を適用すればよく、特に限定されない。例えば、30〜40℃の温度で、pHが3.0〜5.0になるまで発酵させればよく、その方法も、静置発酵、攪拌発酵、振とう発酵、通気発酵等から適宜選択して発酵に用いる微生物に適した方法を用いればよい。
上記発酵乳ベースにぶどう果汁およびベリー果汁を配合する方法は特に限定されず、発酵乳ベースの製造時の任意段階、すなわち発酵前、発酵途中、発酵後のいずれかの段階で添加すればよい。その配合手段も特に限定されず、果汁を直接乳製品に添加する方法や、別途果汁を含むシロップ液として、発酵後の発酵乳ベースに添加する方法を適用することができる。
なお、本発明乳製品は、通常用いられる各種食品素材を配合することができる。ここで用いられる食品素材としては、例えば、糖質、甘味料、増粘剤、乳化剤、ビタミン類等を挙げることができ、より具体的には、ショ糖、グルコース、フルクトース、パラチノース、キシロース、麦芽糖等の糖質;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、パラチニット、還元水飴等の糖アルコール(甘味料);寒天、ゼラチン、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、ペクチン、ローカストビーンガム、ジェランガム等の増粘(安定)剤;ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、レシチン等の乳化剤;ビタミンA、ビタミンB類、ビタミンC、ビタミンE等のビタミン類等を挙げることができる。
斯くして得られる本発明乳製品としては、発酵乳飲料やヨーグルト等が挙げられる。
次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。
実 施 例 1
発酵乳ベースの調製:
殺菌された25%脱脂粉乳溶液にストレプトコッカス・サーモフィルス(YIT2001株)のシードスターターを0.2%となるように接種し、更に、ラクトバチルス・カゼイ(YIT9029株)のシードスターターを0.1%となるように接種して37℃でpH4.5まで培養し、均質化機を用いて15Mpaで均質化し、発酵乳ベース1000gを調製した。
ぶどう果汁とチョークベリー果汁を含有するヨーグルトの調整:
上記発酵乳ベースに、ブドウ糖果糖液糖63gとショ糖47g、ゼラチン5g、寒天1.4g、水490gを添加し、下記表1に示す組成に従い、ぶどう果汁とチョークベリー果汁を添加して、全量が1000gとなるようにヨーグルトを調製した。得られたヨーグルトについて、下記評価基準により官能評価を行った。結果を併せて表1、表2に示す。
ヨーグルトの官能評価:
上記ヨーグルトについて、下記評価基準によりその官能を評価した。
(1)風味のぶどうらしさ
○:ぶどうらしさが強い
△:ぶどうらしさがやや強い
×:ぶどうらしさが弱い
(2)果汁感
○:果汁感が強い
△:果汁感がやや強い
×:果汁感がない
(3)酸味
○:酸味が良い
△:酸味がやや強い
×:酸味が強い
Figure 0006563768
Figure 0006563768
表1の結果から、ぶどう果汁とチョークベリー果汁を質量比で1:0.023〜0.39の割合で組み合わせることにより、嗜好性の低下につながる果汁由来の過剰な酸味は付与されず、また、ぶどうの風味が強くなった。さらに、ぶどう果汁とチョークベリー果汁を質量比で1:0.04〜0.16の割合で組み合わせることにより、ぶどうらしい風味と果汁感があり、かつ酸味が良好なヨーグルトが得られた。また、表2の結果から、ヨーグルトに添加するぶどう果汁の量を、10.5質量%(巨峰濃縮果汁(5倍濃縮、Brix55°)の含有量として21g)以上とすることにより、ぶどう果汁由来の酸味がやや強くなり、さらに、14質量%(巨峰濃縮果汁(5倍濃縮、Brix55°)の含有量として28g)以上とすることにより、ぶどう果汁由来の過剰な酸味が付与され、嗜好性が低下することが確認された。
実 施 例 2
ぶどう果汁およびエルダーベリー果汁含有ヨーグルトの調整:
下記表3に示す組成に従い、実施例1と同様の方法により、ヨーグルトを調製し、得られたヨーグルトを上記同様にその官能を評価した。結果を併せて表3に示す。
Figure 0006563768
以上の結果から、ぶどう果汁とエルダーベリー果汁を質量比で1:0.01〜0.2の割合で組み合わせることにより、嗜好性の低下につながる果汁由来の過剰な酸味は付与されず、また、ぶどうの風味が強くなった。さらに、ぶどう果汁とエルダーベリー果汁を質量比で1:0.03〜0.1の割合で組み合わせることにより、ぶどうらしい風味と果汁感があり、かつ酸味が良好なヨーグルトが得られた。
比 較 例 1
ベリー果汁含有ヨーグルトの調整:
下記表4に示す組成に従い、実施例1と同様の方法により、ヨーグルトを調製し、得られたヨーグルトを上記同様にその官能を評価した。結果を併せて表4に示す。
Figure 0006563768
以上の結果から、本発明乳製品に含有される量(有効量)のベリー果汁を単独でヨーグルトに添加しても、果汁感や、ぶどうらしい風味を増強する効果は全く得られないことが確認された。すなわち、本発明乳製品において、当該効果を発揮しない量のベリー果汁とぶどう果汁を組み合わせることで、ぶどうらしい風味と果汁感が顕著に増強される効果(相乗効果)は当業者が容易に想到し得るものではない。
実 施 例 3
ぶどう果汁およびベリー果汁含有ヨーグルトの調整:
下記表5に示す組成に従い、実施例1と同様の方法により、ヨーグルトを調製し、得られたヨーグルトを上記同様にその官能を評価した。結果を併せて表5に示す。
Figure 0006563768
以上の結果から、本発明乳製品に種々のベリー果汁(ブラックカラント、グースベリー、ラズベリー)を有効量添加した場合においても、ぶどうらしい風味と果汁感があり、かつ酸味が良好なヨーグルトが得られることを確認した。
実 施 例 4
実施例1のブドウ糖果糖液糖63gとショ糖47gをショ糖115gに代えて、ぶどう果汁およびチョークベリー果汁を含有するヨーグルトを調整した。得られたヨーグルトは、ぶどうらしい風味と果汁感があり、かつ酸味が良好であった。
本発明乳製品は、ぶどう風味が増強され、かつ、嗜好性の低下につながる果汁由来の過剰な酸味が抑えられたものであるため、風味良好な発酵乳製品を提供することができる。

Claims (11)

  1. ぶどう果汁とベリー果汁を含有し、ストレート果汁換算のぶどう果汁の量が、5〜13質量%であり、ストレート果汁換算のベリー果汁の量が、ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、0.01〜0.39質量部の割合で含有し、
    ベリー果汁がチョークベリー果汁および/またはエルダーベリー果汁であることを特徴とする発酵乳製品。
  2. ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のチョークベリー果汁を0.023〜0.39質量部の割合で含有する請求項記載の発酵乳製品。
  3. ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のエルダーベリー果汁を0.01〜0.2質量部の割合で含有する請求項記載の発酵乳製品。
  4. 発酵乳飲料またはヨーグルトである請求項1〜の何れかに記載の発酵乳製品。
  5. ストレート果汁換算のぶどう果汁を5〜13質量%含有する発酵乳製品にベリー果汁を配合するぶどう果汁含有発酵乳製品の風味改善方法であって、ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のベリー果汁を0.01〜0.39質量部の割合で配合し、
    ベリー果汁がチョークベリー果汁および/またはエルダーベリー果汁であることを特徴とする風味改善方法。
  6. ぶどう果汁とベリー果汁を含有し、ストレート果汁換算のぶどう果汁の量が、5〜13質量%であり、ストレート果汁換算のベリー果汁の量が、ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、0.133〜0.266質量部の割合で含有し、
    ベリー果汁がブラックカラント果汁、グースベリー果汁およびラズベリー果汁から選ばれる1種以上であることを特徴とする発酵乳製品。
  7. ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のブラックカラント果汁を0.161質量部の割合で含有する請求項6記載の発酵乳製品。
  8. ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のグースベリー果汁を0.266質量部の割合で含有する請求項6記載の発酵乳製品。
  9. ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のラズベリー果汁を0.133〜0.266質量部の割合で含有する請求項6記載の発酵乳製品。
  10. 発酵乳飲料またはヨーグルトである請求項6〜9の何れかに記載の発酵乳製品。
  11. ストレート果汁換算のぶどう果汁を5〜13質量%含有する発酵乳製品にベリー果汁を配合するぶどう果汁含有発酵乳製品の風味改善方法であって、ストレート果汁換算のぶどう果汁1質量部に対して、ストレート果汁換算のベリー果汁を0.133〜0.266質量部の割合で配合し、
    ベリー果汁がブラックカラント果汁、グースベリー果汁およびラズベリー果汁から選ばれる1種以上であることを特徴とする風味改善方法。
JP2015199482A 2015-10-07 2015-10-07 ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品 Active JP6563768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015199482A JP6563768B2 (ja) 2015-10-07 2015-10-07 ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015199482A JP6563768B2 (ja) 2015-10-07 2015-10-07 ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017070242A JP2017070242A (ja) 2017-04-13
JP6563768B2 true JP6563768B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=58538471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015199482A Active JP6563768B2 (ja) 2015-10-07 2015-10-07 ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6563768B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102541770B1 (ko) * 2021-08-30 2023-06-12 주식회사 코리아나화장품 엘더꽃 발효 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 탄력 개선용 화장료 조성물

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2939441B2 (ja) * 1996-08-05 1999-08-25 小川香料株式会社 食品の呈味改善剤
EP1607006A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-21 Unilever N.V. Functional berry composition
WO2005122793A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-29 Unilever N.V. Food composition with wine extract and grape juice extract
KR100991738B1 (ko) * 2010-03-31 2010-11-05 대한민국 복분자와 농축과즙을 이용한 과실주의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017070242A (ja) 2017-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chandan et al. Yogurt: Historical background, health benefits, and global trade
JP4746615B2 (ja) ビフィドバクテリウム属細菌含有発酵食品およびその製造方法
EP2547214B1 (en) Dried fermented dairy product containing a high density of living bifidobacteria
JP4301545B2 (ja) 発酵豆乳の風味の改善方法
CN111387288A (zh) 无蔗糖复合益生菌酸奶及其制备方法
AU2006313226B2 (en) Acid milk beverage and process for producing the same
JP2007061060A (ja) はっ酵乳入り野菜飲料およびその製造方法
JP2002204656A (ja) 発酵乳飲食品及びその製造方法
JP6563768B2 (ja) ぶどう果汁とベリー果汁を含有する発酵乳製品
EP2796050A1 (en) Lactic acid bacteria capable of enhancing fruit flavour
JP5037547B2 (ja) 発酵乳製品の酸味及び/又は渋味マスキング剤、該マスキング剤を含有する発酵乳製品並びに該マスキング剤を利用する酸味及び/又は渋味のマスキング方法
TWI612900B (zh) 強化鐵分及生育酚的發酵乳製品
JP2019037188A (ja) 発酵乳飲料の製造方法
JP2002095409A (ja) 発酵乳食品
JP2014143986A (ja) 乳酸菌含有飲食品及びその製造方法
WO2014173983A1 (en) Fruit flavor enhancement in fermented dairy products
EP3078273A1 (de) Sauermilcherzeugnis als basis für cocktail-desserts
JP7486293B2 (ja) 乳飲食品及びその製造方法
Yadav et al. Flavors in probiotics and prebiotics
JP2017205039A (ja) 乳酸菌生残性向上剤
WO2020175274A1 (ja) 飲食品、飲食品の雑味マスキング剤、及び飲食品の雑味マスキング方法
JP2004248555A (ja) 発酵乳飲料
JP2021035336A (ja) 乳飲食品及びその製造方法
CN116406703A (zh) 一种酸奶及其制备方法
JP2014143987A (ja) 乳酸菌含有飲食品のまろやかさ向上方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190725

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6563768

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151