JP6563180B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に高耐圧アナログスイッチ回路を有する半導体集積回路装置に関する。
高耐圧アナログスイッチ回路は、種々の装置で用いられるが、その一例として超音波診断装置がある。超音波診断装置に用いる場合、例えば、超音波診断装置内の送受信回路と、複数個の超音波振動子を含む超音波振動子アレイとの間の送波切換スイッチ回路、あるいは、送受信回路とそれぞれ超音波振動子を含む複数のプローブとの間に設け、プローブ単位で切り換えを行う切換スイッチ回路として用いられる。ここで、送受信回路は、超音波振動子を駆動する大振幅の駆動信号を送信し、超音波信号の照射により発生した反射波に基づく小振幅の信号を受信する回路を指している。
近年、超音波診断装置においては、多くの電子部品を集積化し、半導体集積回路装置とし、プローブへ内蔵化することが進められており、送波切換スイッチ回路等もプローブへの内蔵化が進められている。
半導体集積回路装置に内蔵された高耐圧アナログスイッチ回路では、その入出力端子に供給される信号の高電圧(最大振幅値)よりも高い耐圧を有する高耐圧トランジスタが、入出力端子に供給された信号を伝達するためのスイッチとして用いられる。この場合、スイッチとして用いられる高耐圧トランジスタをオン/オフ制御するためには、伝達する信号の高電圧と同等あるいはそれ以上の高電圧を有する制御信号を高耐圧トランジスタに供給する必要がある。このような高電圧の制御信号を生成するために、高耐圧トランジスタを伝達する信号の高電圧と同等あるいはそれ以上の高電圧を、電源電圧として動作するレベルシフト回路を半導体集積回路装置に内蔵することが考えられる。このようにすることにより、高電圧を電源電圧として動作するレベルシフト回路に対して、低電圧の制御信号を入力し、レベルシフト回路により高電圧の制御信号を生成し、高耐圧トランジスタに供給して、高耐圧トランジスタのオン/オフ制御を行うことが考えられる。
送波切換スイッチ回路あるいはプローブ単位で切り換える切換スイッチ回路として、高耐圧アナログスイッチ回路を用いることを考えた場合、超音波振動子を駆動する駆動信号は、大振幅の信号であり、最大で例えば±100V程度の振幅を有するため、高耐圧アナログスイッチ回路とレベルシフト回路を内蔵した半導体集積回路装置には、レベルシフト回路用の電源電圧として、+100Vと−100Vの電圧を供給することが要求される。すなわち、200Vの電圧差を有する電源電圧が要求される。このような高耐圧アナログスイッチ回路を内蔵した半導体集積回路としては、例えば、+100Vと−100V、+40Vと−160Vあるいは+200Vと0Vを、電源電圧として要求する半導体集積回路装置が知られている。
特許文献1には、高耐圧アナログスイッチ回路を有する半導体集積回路装置が記載されている。
また、特許文献2には、アナログスイッチ回路を有する半導体集積回路装置が記載されている。この特許文献2には、アナログスイッチ回路を駆動する回路の電源電圧として、数十V程度までの電圧を供給することが示されている。
特開2012−95168号公報 特開2004−363997号公報
例えば、医療用の超音波診断装置を考えたとき、診断のために、プローブを人体に接触させることになる。このようなプローブに、送波切換スイッチ回路等の電子部品を内蔵する場合、電子部品の電源電圧として高電圧を印加することは、人体に対する超音波診断装置の安全性を低下させることに繋がる。そこで、本願発明者は、送波切換スイッチ回路等の電子部品の電源電圧の低電圧化を検討した。
本願発明者は、先ず、特許文献2に記載されている技術を検討した。この検討のために、特許文献2に記載されている技術を基にして、回路図を作成した。図5は、本願発明者が、検討のために作成した回路図である。図5を用いて、本願発明者の検討を説明する。
図5に示す高耐圧アナログスイッチ回路は、主スイッチ回路と主スイッチ回路をオン/オフ制御するための制御回路とを有している。主スイッチ回路は、2個のnチャンネル型(第1導電型)絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以下、絶縁ゲート電界効果トランジスタはMOSFETと称する)M1、M2を有しており、それぞれのソース端子は、互いに接続され、共通ソース端子Sとされている。また、nチャンネル型MOSFETM1、M2のそれぞれのゲート端子は、互いに接続され、共通ゲート端子Gとされている。共通ソース端子Sに対して共通ゲート端子Gに供給される電圧を制御することにより、この2個のnチャンネル型MOSFETM1、M2はオンし、2個の入出力端子間を双方向に信号が伝達することを可能としている。
主スイッチ回路をオン/オフ制御する制御回路は、保持回路(ラッチ回路)、nチャンネル型MOSFETM5、M6およびダイオードD1、D2を有している。保持回路は、nチャンネル型MOSFETM1、M2の共通ソース端子に接続されたnチャンネル型MOSFETM3、M4、容量C1、C2およびツェナーダイオードD3、D4を有している。ここで、nチャンネル型MOSFETM3、M4は、相互にゲート端子がドレイン端子に、交差するように接続され、ラッチ回路を構成している。また、ツェナーダイオードD3、D4は、それぞれのMOSFETのゲート端子とソース端子との間に接続され、容量C1、C2は、それぞれのMOSFETのソース端子とドレイン端子との間に接続されている。
nチャンネル型MOSFETM5のゲート端子には、セット信号(Set)が供給され、nチャンネル型MOSFETM6のゲート端子には、リセット信号(Reset)が供給される。この制御回路の電源電圧Vdcが、MOSFETM5およびダイオードD1を介してラッチ回路の一方の入出力に接続され、またMOSFETM6およびダイオードD2を介してラッチ回路の他方の入出力に接続されている。ラッチ回路の一方の入出力は、主スイッチを構成するMOSFETM1、M2の共通ゲート端子Gに接続され、ラッチ回路におけるMOSFETM3、M4のソース端子は、MOSFETM1、M2の共通ソース端子Sに接続されている。なお、同図において、MOSFETのソース端子とドレイン端子との間に接続されているダイオードは、当該MOSFETが形成されている半導体領域(ボディ端子)とソース端子とを接続することにより、半導体領域(ボディ端子)とドレイン端子との間に形成されるボディダイオードを示している。
セット信号によってMOSFETM5をオンさせ、リセット信号によって、MOSFETM6をオフさせる。これにより、容量C1は、MOSFETM5を介して電源電圧Vdcにより充電され、共通ソース端子Sと共通ゲート端子Gとの間に、電源電圧Vdcに応じた電圧が印加されることになり、nチャンネル型MOSFETM1、M2がオンし、主スイッチ回路がオン状態となる。容量C1を充電した後、MOSFETM5がオフしても、容量C1および共通ゲート端子Gと共通ソース端子S間の寄生容量とによって、電荷が保持されているため、主スイッチ回路のオン状態が維持される。これにより、MOSFETM5をオンさせ続けなくても、主スイッチ回路のオン状態が維持されることになり、定常的に電流を供給しなくても済むため、低消費電力化を図ることが可能となる。
一方、リセット信号により、MOSFETM6をオンさせ、セット信号により、MOSFETM5をオフさせることにより、MOSFETM6を介して容量C2が充電され、MOSFETM3がオンへ遷移する。これにより、共通ゲート端子Gと共通ソース端子Sとの間の電位差が低下し、nチャンネル型MOSFETM1、M2がオフし、主スイッチ回路はオフ状態となる。
図5に示した高耐圧アナログスイッチ回路においては、制御回路が、共通ソース端子Sにおける電圧と電源電圧Vdcとの間に接続されているため、制御回路によって生成される共通ゲート端子Gの電圧は、共通ソース端子Sの電圧に追従する。そのため、電源電圧Vdcの電圧値としては、主スイッチ回路の入出力端子に供給される信号における最大値の電圧以上の電圧を必ずしも必要とせず、電源電圧Vdcの電圧値を低下させることも可能である。ここで、電源電圧Vdcの低下という観点では、主スイッチ回路を構成するnチャンネル型MOSFETM1、M2の特性が重要である。電源電圧Vdcの電圧値は、MOSFETM1、M2が十分動作(オン)することができるゲート端子電圧以上の電圧が必要となる。特許文献2においては、数十V程度までの電圧を電源電圧として使用することが示されている。
また、図5に示した高耐圧アナログスイッチ回路を半導体集積回路装置とする場合には、図5に示した電源電圧Vdcの電圧値だけでなく、高耐圧アナログスイッチ回路を構成するところのMOSFETが形成される半導体基板裏面へ印加される電圧も重要である。例えば、SOI(Silicon On Insulator)技術で形成されたMOSFETにおいては、そのMOSFETの耐圧は、裏面支持基板の電位に依存性を有している。MOSFETM1、M2を、SOI技術により形成する場合、これらにMOSFETの耐圧を向上させるために、例えば裏面支持基板へ負の高電圧を印加することも考えられる。
本願発明者は、高耐圧アナログスッチ回路を半導体集積回路装置に形成する場合、高耐圧アナログスイッチ回路の回路構成と、それを構成するために用いられるMOSFET等の素子の特性、構造の選定も、電源電圧を低下させると言う観点では重要であると考えるに至った。
特許文献1においては、高耐圧アナログスイッチ回路の線形性を改善するために、2個のnチャンネル型MOSFETによって構成される双方向アナログスイッチ回路をオン/オフ制御するために、高電圧が必要とされる。すなわち、双方向アナログスイッチ回路のオン/オフを制御するために、その制御を行う駆動回路は、双方向アナログスイッチ回路の入出力端子に供給される正負の信号の最大値以上の電圧と最小値以下の電圧を、電源電圧として要求する。そのため、最大値として±100Vの信号の伝達を、双方向アナログスイッチ回路で制御することを考えた場合、±100V以上の高電圧の電源電圧が要求されることになる。
特許文献1および2には、高耐圧アナログスイッチ回路を有する半導体集積回路装置に供給する電源電圧を低電圧化することは、認識されていない。
本発明の目的は、高耐圧アナログスイッチ回路を有し、低い電源電圧で動作可能な半導体集積回路装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、半導体集積回路装置は、半導体基板の一主面に、絶縁性基板を介して配置された半導体領域に形成された高耐圧MOSFETを具備する半導体集積回路装置である。ここで、半導体集積回路装置は、ソース端子、ドレイン端子およびゲート端子を有する第1導電型の第1高耐圧MOSFETと、第1高耐圧MOSFETのソース端子に接続されたソース端子、第1高耐圧MOSFETのゲート端子に接続されたゲート端子およびドレイン端子を有する第1導電型の第2高耐圧MOSFETと、第1フローティングゲート電圧制御回路とを備えている。第1フローティングゲート電圧制御回路は、接地電圧を超える電圧から5V以下の電圧の間の電圧を電源電圧として動作し、第1制御信号に従って、第1高耐圧MOSFETおよび第2高耐圧MOSFETをオン/オフ制御する。この第1フローティングゲート電圧制御回路は、第1高耐圧MOSFETのソース端子と第1高耐圧MOSFETのゲート端子とに接続され、第1高耐圧MOSFETおよび第2高耐圧MOSFETをオンさせるとき、第1高耐圧MOSFETのソース端子における電圧を基準とし、該基準とした電圧に電源電圧に応じた電圧を重畳して、第1高耐圧MOSFETおよび第2高耐圧MOSFETのそれぞれのゲート端子に供給する。第1フローティングゲート電圧制御回路が、接地電圧を超える電圧から5V以下の電圧の間の電圧を電源電圧として動作するため、高耐圧アナログスイッチ回路を有する半導体集積回路装置は、低い電圧値を電源電圧として動作することが可能となる。
また、実施の形態においては、第1フローティングゲート電圧制御回路は、第1高耐圧MOSFETおよび第2高耐圧MOSFETのそれぞれのゲート端子に供給される電圧を保持するラッチ回路を具備し、絶縁性基板を介して、半導体基板の一主面に配置された半導体領域には、第1高耐圧MOSFETおよび第2高耐圧MOSFETよりも低い低耐圧MOSFETが形成され、半導体基板の一主面に対向する対向面には、接地電圧が供給される。半導体基板の対向面に供給される電圧が、接地電圧であるため、半導体集積回路装置は、負の高電圧を必要とせず、低い電圧を電源電圧として動作することが可能となる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
高耐圧アナログスイッチ回路を有し、低い電源電圧で動作可能な半導体集積回路装置を提供することができる。
実施の形態1に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。 実施の形態2に係る半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。 実施の形態3に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る超音波診断装置の要部の構成を示すブロック図である。 本願発明者により検討された回路の構成を示す回路図である。 半導体集積回路装置の構成を示す模式的な断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は、原則として省略する。
以下で説明する複数の実施の形態では、医療用の超音波診断装置に用いられる高耐圧アナログスイッチ回路を例として説明する。この高耐圧アナログスイッチ回路は、半導体集積回路装置に内蔵されており、半導体集積回路装置の外部から給電される電源電圧に基づいて動作する。また、半導体集積回路装置は、SOI技術によって形成されている。超音波診断装置は、後で図4を用いて説明するが、超音波振動子を駆動する駆動信号を送信する送信回路(送信駆動回路)と、超音波の照射によって発生した反射波が超音波振動子によって変換された電気信号を受信する受信回路(受信処理回路)とを有している。実施の形態においては、この送信回路と受信回路とが、1つの送受信回路によって構成されている例を説明する。また、本願明細書においては、高耐圧アナログスイッチ回路は、高耐圧スイッチ回路あるいは単にスイッチ回路とも称する。高耐圧アナログスイッチ回路は、2個の入出力端子間で、双方向に信号の伝達を行うため、双方向高耐圧アナログスイッチ回路と見なすこともできる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係わる半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。図1には、半導体集積回路装置に内蔵された高耐圧アナログスイッチ回路100の構成が示されている。高耐圧スイッチ回路100は、高耐圧スイッチBSWと、入力信号SWIN1に基づいて、高耐圧スイッチBSWをオン状態/オフ状態に制御するフローティングゲート電圧制御回路(以下、FG制御回路とも称する)FGCとを備えている。
高耐圧スイッチBSWは、2個の高耐圧nチャンネル型MOSFETHN1、HN2を有しており、それぞれのMOSFETHN1、HN2は、ソース端子S、ドレイン端子D、ゲート端子Gおよびボディ端子を有している。MOSFETHN1およびHN2のそれぞれのソース端子Sは互いに接続され、共通ソース端子Sに接続されており、それぞれのゲート端子Gも互いに接続され、共通ゲート端子Gに接続されている。また、MOSFETHN1のドレイン端子Dは、高耐圧スイッチBSWの一方の入出力端子s1に接続され、MOSFETHN2のドレイン端子Dは、高耐圧スイッチBSWの他方の入出力端子s2に接続されている。また、MOSFETHN1、HN2のそれぞれのボディ端子は、それぞれのソース端子Sに接続されている。
図1において、D1は、ボディ端子とドレイン端子との間に形成されている寄生ダイオード(ボディダイオード)を示している。また、同図において、n1は、MOSFETHN1の裏面支持基板のノードを示しており、n2は、MOSFETHN2の裏面支持基板のノードを示している。
MOSFETHN1、HN2(第1高耐圧MOSFET、第2高耐圧MOSFET)およびFG制御回路FGC(第1フローティングゲート電圧制御回路)を構成する半導体素子は、SOI技術によって形成されている。図6は、SOI技術によって形成された半導体集積回路装置の断面図である。図6には、特にMOSFETHN1、HN2およびFG制御回路FGCを構成している半導体素子の内、低耐圧のMOSFETLHの断面が示されている。
ここで、先ず、図6を用いて、MOSFETHN1,HN2および低耐圧MOSFETLHの構造を説明する。
図6において、601は、半導体であるSiの支持基板(半導体基板)である。支持基板(半導体基板)601の一主面には、絶縁層であるSiOの絶縁性基板602が形成されており、支持基板601の一主面に対向する対向面(裏面)は、導電性基板600に、電気的および物理的に固定されている。この導電性基板600は、例えばタブである。この導電性基板600には、接地電圧Vss(0V)が供給されている。これにより、支持基板601の対向面(裏面)に、接地電圧Vssが印加されることになる。
絶縁性基板602の上には、p型半導体領域609、604と、n型半導体領域610、611が形成されている。同図において、603は、半導体領域間を分離するための絶縁層であり、例えばSiOの絶縁層である。また、p型半導体領域609には、n型の半導体領域614、615が形成されており、n型の半導体領域614は、MOSFETHN2のソース領域で、n型の半導体領域615は、MOSFETHN1のソース領域である。これらのソース領域が、それぞれソース端子Sに相当する。また、これらのソース領域は、導電層620によって相互に接続されるとともに、p型半導体領域609とも接続されている。また、導電層620は共通ソース端子Sに接続されている。
n型半導体領域610には、このn型半導体領域よりも高いキャリヤ濃度のn型半導体領域612が形成されており、このn型半導体領域612が、MOSFETHN2のドレイン領域となり、ドレイン端子Dに対応する。同様に、n型半導体領域611には、このn型半導体領域よりも高いキャリヤ濃度のn型半導体領域613が形成されており、このn型半導体領域613が、MOSFETHN1のドレイン領域となり、ドレイン端子Dに対応する。
図6において、617は、MOSFETHN2のゲート電極であり、ゲート絶縁膜616を介して、半導体領域609、610上に形成されている。同様に、619は、MOSFETHN1のゲート電極であり、ゲート絶縁膜618を介して、半導体領域609、611上に形成されている。ゲート電極617、619が、MOSFETHN2、HN1のゲート端子Gに相当し、共通ゲート端子Gに接続されている。
また、p型半導体領域604には、n型半導体領域605、606が形成されており、このn型半導体領域605が低耐圧MOSFETLHのソース領域(ソース端子Sに対応)となり、n型半導体領域606が低耐圧MOSFETLHのドレイン領域(ドレイン端子Dに対応)となる。608は、低耐圧MOSFETLHのゲート電極(ゲート端子Gに対応)となり、ゲート電極608は、ゲート絶縁膜607を介して、半導体領域604上に形成されている。
この実施の形態においては、MOSFETHN1、HN2のそれぞれのドレイン領域613、612を取り囲むように、キャリヤ濃度の低いn型半導体領域611、610が形成されていることにより、低耐圧MOSFETLHの耐圧に比べて高い耐圧を有するようにされている。すなわち、MOSFETHN1、HN2は、高耐圧MOSFETである。勿論、MOSFETの耐圧を高くする構造は、図6に示した構造に限定されない。
図1において示したMOSFETHN1のノードn1とMOSFETHN2のノードn2は、支持基板601の裏面(対向面)における場所を示している。すなわち、ノードn1は、MOSFETHN1が、形成されている半導体領域に対応する支持基板601の場所に相当し、n2は、MOSFETHN2が、形成されている半導体領域に対応する支持基板601の場所に相当する。この実施の形態においては、導電性基板600によって、接地電圧Vssが均等に、支持基板601の裏面に印加されるため、ノードn1とノードn2は同じと理解してもよい。
図1の説明に戻る。高耐圧MOSFETHN1、HN2のそれぞれは、共通ソース端子Sと共通ゲート端子Gとの間の電位差が、接地電圧(0V)を超える電圧から5Vの間の低電圧の範囲で、オン/オフするようにされている。
FG制御回路FGCは、フローティング電圧生成回路1と、ラッチ回路3と、レベルシフト回路2とを備えている。フローティング電圧生成回路1は、電源電圧端子VDDと、共通ソース端子Sとノードn3に接続されている。この実施の形態における半導体集積回路装置には、電源電圧VDDが動作電圧として給電される。この給電された電源電圧VDDが、電源電圧端子VDDを介して、フローティング電圧生成回路1に供給される。ここで、電源電圧VDDは、接地電圧Vss(0V)<VDD≦5V(接地電圧Vssを超える電圧から5V以下までの電圧の間の電圧)の低電圧である。
ラッチ回路3は、ノードn3と共通ソース端子Sとに接続され、ラッチ回路3の出力は、共通ゲート端子Gに出力される。また、入力端子SWIN1に入力された入力信号SWIN1(第1制御信号)は、レベルシフト回路2によってレベル変換され、ラッチ回路3に入力される。ここで、入力信号SWIN1は、論理制御信号レベルの信号であり、レベルシフト回路2によって、フローティング電圧のレベルに変換される。このレベル変換を行うために、レベルシフト回路2には、電源電圧VDDとノードn3における電圧とが供給されている。
フローティング電圧生成回路1は、共通ソース端子Sにおける電圧VSを基準として、この基準の電圧(基準電圧)に電源電圧VDDの電圧に応じた電圧を重畳した電圧値のフローティング電圧(VS+VDD)を生成し、ノードn3に供給する。
ラッチ回路3は、レベルシフト回路2から供給される入力信号に従って、共通ゲート端子Gに、フローティング電圧(VS+VDD)または共通ソース端子Sにおける電圧VSを有する制御信号を出力し、その制御信号(電圧)をラッチする。これにより、共通ゲート端子Gの電位は、そのときの共通ソース端子Sにおける電圧VSに追従することになる。
入力信号SWIN1は、論理制御信号レベルの信号であり、その信号のロウレベルは、接地電圧(0V)であり、その信号のハイレベルは、電源電圧VDDの電圧と同じである。レベルシフト回路2は、入力信号SWIN1のレベルが、例えばロウレベルのとき、共通ソース端子Sにおける電圧VSを有する信号をラッチ回路3へ供給する。一方、入力信号SWIN1のレベルが、ハイレベル(VDD)のときには、フローティング電圧(VS+VDD)を有する信号をラッチ回路3へ供給する。すなわち、ラッチ回路3には、共通ソース端子Sにおける電圧VSをロウレベルとし、フローティング電圧(VS+VDD)をハイレベルとした信号が、供給されることになる。
ラッチ回路3は、レベルシフト回路2から供給された信号を保持し、共通ゲート端子Gへ供給する。例えば、フローティング電圧(VS+VDD)をハイレベルとした信号が、供給された場合、このフローティング電圧(VS+VDD)を共通ゲート端子Gへ供給する。これにより、高耐圧スイッチBSWにおける2個の高耐圧MOSFETHN1およびHN2は、ともにオンする。一方、共通ソース端子Sにおける電圧VSをロウレベルとした信号が、ラッチ回路3に供給された場合には、ラッチ回路3は、共通ソース端子Sにおける電圧VSを、共通ゲート端子Gへ供給する。これにより、高耐圧スイッチBSWにおける2個の高耐圧MOSFETHN1およびHN2は、ともにオフする。
ラッチ回路3は、共通ゲート端子Gへ供給している電圧を保持するため、高耐圧スイッチBSWにおける高耐圧MOSFETHN1、HN2のオンまたはオフは保持される。入力端子SWIN1に供給される入力信号SWIN1が変化することにより、高耐圧スイッチBSWにおける高耐圧MOSFETHN1、HN2のオンまたはオフは、切り替わり、保持される。
高耐圧スイッチBSWにおける高耐圧MOSFETHN1、HN2が、ともにオンすることにより、高耐圧スイッチBSWはオン状態となる。このとき、入出力端子s1またはs2に入力信号が供給されると、入力信号はs1、s2間を伝達する。伝達することにより、共通ソース端子Sの電位は、入出力端子s1、s2と同電位になる。フローティング電圧生成回路1は、共通ソース端子Sにおける電圧VSを基準として、この基準の電圧に電源電圧VDDの電位を重畳してフローティング電圧を生成しているため、共通ゲート端子Gにおける電圧は、共通ソース端子Sにおける電圧に追従する。そのため、共通ゲート端子Gの電位は、そのときの共通ソース端子Sにおける電圧VSと、電源電圧VDDとなって、ラッチ回路3に保持される。その結果、共通ゲート端子Gと共通ソース端子Sとの間の電圧は、電源電圧VDDの値に保持され、高耐圧スイッチBSWのオン状態は保持される。高耐圧スイッチBSWがオフ状態で、入出力端子s1、s2間に入力信号が印加された場合も同様に双方向スイッチBSWはオフ状態を保持する。
このように、実施の形態1に係わる半導体集積回路装置においては、高耐圧スイッチ回路100は、接地電圧(0V)を超える電圧から5V以下までの電圧の間の低電圧である電源電圧VDDによって、動作することが可能となる。また、半導体集積回路装置は、その裏面支持基板へ接地電圧Vss(0V)を印加することにより動作する。そのため、低電圧である電源電圧VDD以下の電源供給のみで動作することが可能な、高耐圧アナログスイッチ回路100を内蔵した半導体集積回路装置を提供することができる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2に係わる半導体集積回路装置の構成を示す回路図である。図2には、半導体集積回路装置に内蔵された高耐圧スイッチ回路100とGNDクランプスイッチ回路200とが示されている。この実施の形態2に係わる半導体集積回路装置と実施の形態1に係わる半導体集積回路装置との主な相違点は、実施の形態2においては、高耐圧スイッチ回路100の入出力端子s2に、GNDクランプスイッチ回路が接続されていることである。この実施の形態2における高耐圧スイッチ回路100は、実施の形態1において説明した高耐圧スイッチ回路100と同じ構成を有しているので、詳しい説明は省略する。しかしながら、実施の形態2を説明する都合上で、図2に示した高耐圧スイッチ回路100には、高耐圧スイッチBSWを構成する高耐圧MOSFETHN1、HN2のそれぞれが有する寄生容量の例が、破線で示されている。
また、特に制限されないが、この実施の形態2においては、高耐圧スイッチ回路100の入出力端子s1に、超音波診断装置内の送受信回路が接続され、その入出力端子s2に、超音波振動子が接続されているものとして、説明する。
先ず、高耐圧MOSFETHN1、HN2のそれぞれに付随する寄生容量の例を説明する。寄生容量は、各端子間に存在する。高耐圧MOSFETHN1を例にすると、例えば、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間には、ドレイン−ソース間寄生容量Cds1が存在し、ゲート端子Gとドレイン端子Dとの間にも、ゲート−ドレイン間寄生容量Cgd1が存在する。同様に高耐圧MOSFETHN2についても、ドレイン−ソース間寄生容量Cds2とゲート−ドレイン間寄生容量Cgd2が存在している。
入力信号SWIN1によって、高耐圧MOSFETHN1およびHN2を、ともにオフにし、高耐圧スイッチBSWをオフ状態にした場合でも、これらの寄生容量(ドレイン−ソース間容量Cds1、Cds2、ゲート−ドレイン間容量Cgd1、Cgd2)を介して、電荷の充放電が発生し、クロストークが発生する。高耐圧スイッチBSWをオフ状態にしていても、クロストークが発生すると、オフアイソレーションの低下となる。この実施の形態2においては、クロストークによって発生するノイズ信号などが、出力先(超音波振動子)に伝達されないようにするために、高耐圧アナログスイッチ回路100の入出力端子s2と接地電圧Vssとの間にGNDクランプスイッチ回路200が接続されている。
GNDクランプスイッチ回路200は、実施の形態1において説明した高耐圧MOSFETHN1、HN2と同様の構造を有するnチャンネル型高耐圧MOSFETHN3およびHN4(第3高耐圧MOSFETおよび第4高耐圧MOSFET)を有している。すなわち、図6に示したMOSFETHN1、HN2と同じ構造を有しており、MOSFETHN3およびHN4のそれぞれは、支持基板601を介して、導電性基板600上に配置された絶縁性基板上の半導体領域に形成されている。勿論、絶縁層603によって、MOSFETHN3、HN4が形成された半導体領域は、他の半導体領域(例えば、図6に示した半導体領域609〜611)から電気的に絶縁されている。
この2個の高耐圧MOSFETHN3およびHN4のそれぞれのソース端子は、互いに接続され、共通ソース端子Sに接続され。それぞれのゲート端子も互いに接続され、共通ゲート端子Gに接続されている。高耐圧MOSFETHN3、HN4のそれぞれのボディ端子は、それぞれのソース端子に接続され、それぞれの裏面支持基板のノードn4、n5は、接地電圧Vssに接続されている。高耐圧MOSFETHN3およびHN4の支持基板601は、高耐圧MOSFETHN1、HN2の支持基板601と共通であるため、図2では、それぞれの高耐圧MOSFETHN1〜HN4の裏面支持基板のノードを、それぞれの高耐圧MOSFET毎に別々(ノードn1、n2、n4およびn5)に示しているが、1個の共通ノードと見なしてもよい。なお、図2においても、D1は、ボディ端子とドレイン端子との間に形成されている寄生ダイオード(ボディダイオード)を示している。
また、高耐圧MOSFETHN3のドレイン端子は、ノードn6において、入出力端子s2に接続され、高耐圧MOSFETHN4のドレイン端子は、後で説明するGNDスイッチ回路GSWに接続されている。高耐圧MOSFETHN3、HN4のそれぞれの共通ソース端子Sおよび共通ゲート端子Gは、フローティングゲート電圧制御回路FGC2(第2フローティングゲート電圧制御回路)に接続されている。このフローティングゲート電圧制御回路FGC2は、実施の形態1において説明したフローティングゲート電圧制御回路FGCと同じ構成を有しており、入力信号SWIN1の代わりに入力信号SWIN2(第2制御信号)が供給されている。
送受信回路から、超音波振動子を駆動する際には、大振幅の駆動信号が、入出力端子s1に供給され、高耐圧スイッチ回路100がオン状態にされたとき、入出力端子s2に、この高耐圧スイッチ回路100を介して、大振幅の駆動信号が伝達される。そのため、GNDクランプスイッチ回路200に含まれ、ノードn6に接続されているMOSFETHN3、HN4は高耐圧MOSFETとされている。
フローティングゲート電圧制御回路FGC2に供給される入力信号SWIN2は、入力信号SWIN1と同様に、論理制御信号レベルの信号であり、その信号のロウレベルは、接地電圧(0V)であり、その信号のハイレベルは、電源電圧VDDの電圧(5V)と同じである。フローティングゲート電圧制御回路FGC2は、フローティングゲート電圧制御回路FGCと同じ構成を有しているため、入力信号SWIN2のレベルが、ロウレベルのとき、高耐圧MOSFETHN3、HN4の共通ソース端子Sにおける電圧VSを有する信号をラッチし、高耐圧MOSFETHN3、HN4の共通ゲート端子Gへ供給する。一方、入力信号SWIN2のレベルが、ハイレベル(VDD)のときには、フローティング電圧(VS+VDD)を有する信号をラッチし、高耐圧MOSFETHN3、HN4の共通ゲート端子Gへ供給する。
すなわち、フローティングゲート電圧制御回路FGC2は、高耐圧MOSFETHN3、HN4の共通ソース端子Sにおける電圧VSをロウレベルとして、共通ゲート端子Gへ供給する。またフローティングゲート電圧制御回路FGC2は、共通ソース端子Sにおける電圧VSに電源電圧VDDを重畳して形成したフローティング電圧(VS+VDD)をハイレベルとして、共通ゲート端子Gへ、供給することになる。
高耐圧MOSFETHN4のドレイン端子に、接地電圧Vssを供給し、高耐圧スイッチ回路100がオフ状態にされている期間において、入力信号SWIN2は、例えばハイレベル(VDD)にされる。これにより、高耐圧MOSFETHN3、HN4の共通ゲート端子Gには、フローティングゲート電圧制御回路FGC2からフローティング電圧(VS+VDD)が供給され、高耐圧MOSFETHN3およびHN4のそれぞれが、オンする。その結果、高耐圧スイッチ回路100がオフ状態の期間において、寄生容量Cds1、Cds2、Cgd1、Cgd2等によって、入出力端子s2へ伝わったノイズ信号は、GNDクランプスイッチ回路200内の高耐圧MOSFETHN3およびHN4を介して、接地電圧Vssへ流れ、吸収される。
入力信号SWIN2は、入力信号SWIN1に対して、相補的な信号とされる。すなわち、入力信号SWIN1がハイレベル(VDD)のとき、入力信号SWIN2はロウレベル(接地電圧)とされ、入力信号SWIN1がロウレベル(Vss)のとき、入力信号SWIN2は、ハイレベル(VDD)とされる。フローティングゲート電圧制御回路FGC2は、フローティングゲート電圧制御回路FGCと同様に、電源電圧VDDで動作する。すなわち、接地電圧を超える電圧から5V以下の電圧の間の電圧を、電源電圧として動作する。そのため、GNDクランプスイッチ回路200も低電圧の電源電圧で動作することが可能となる。
GNDクランプスイッチ回路200に含まれる高耐圧MOSFETHN3、HN4においても、高耐圧MOSFETHN1、HN2と同様に、各端子間に寄生容量が存在する。同図には、高耐圧MOSFETHN3のドレイン端子−ソース端子間の寄生容量が、Cds3として示されており、ゲート端子−ドレイン端子間の寄生容量が、Cgd3として示されている。同様に、高耐圧MOSFETHN4のドレイン端子−ソース端子間の寄生容量が、Cds4として示されており、ゲート端子−ドレイン端子間の寄生容量が、Cgd4として示されている。
入出力端子s1、s2間を信号(駆動信号あるいは超音波振動子からの信号)を伝達させるとき、入力信号SWIN1によって高耐圧スイッチ回路100がオン状態にされる。このとき、GNDクランプスイッチ回路200における高耐圧MOSFETHN3およびHN4は、ともにオフとされる。すなわち、入力信号SWIN2がロウレベルにされ、共通ゲート端子Gは、共通ソース端子Sの電圧VSとなる。このとき、高耐圧MOSFETHN3およびHN4における寄生容量、すなわちドレイン端子−ソース端子間の寄生容量Cds3、Cds4、ゲート端子−ドレイン端子間の寄生容量Cgd3、cgd4は、ノードn6に結合されることになる。ノードn6に結合されるこれらの寄生容量は、入出力端子s1と入出力端子s2との間を伝達する信号にとって、容量負荷として作用することになり、入出力端子間を伝達する信号の周波数特性を劣化させる要因となる。超音波診断装置においては、駆動信号は、例えば±100V程度の大振幅(高振幅)であり、周波数も数十MHz程度の高周波の信号であるため、GNDクランプスイッチ回路200をオフ状態にしたときに、入出力端子に付随する容量の低減は極めて重要である。
実施の形態2においては、GNDクランプスイッチ回路200における高耐圧MOSFETHN4のドレイン端子は、直接接地電圧Vssに接続されておらず、GNDスイッチ回路GSWを介して接地電圧Vssに接続されている。
GNDスイッチ回路GSWは、高耐圧MOSFETHN4のドレイン端子に接続されたノードn7と、接地電圧Vssに接続されたノードn8と、ノードn7とノードn8との間に、互いに並列的に接続されたnチャンネル型低耐圧MOSFETMN1、ダイオードD0および抵抗R1と、入力信号SWIN2に基づいて低耐圧MOSFETMN1のオン/オフを制御するバッファーとを備えている。低耐圧MOSFETMN1は、高耐圧MOSFETHN3、HN4に比べると、端子間に存在する寄生容量の値が小さい。すなわち、低耐圧MOSFETMN1のドレイン端子−ソース端子間の寄生容量は、高耐圧MOSFETHN3、HN4のドレイン端子−ソース端子間の寄生容量よりも小さく、そのゲート端子−ドレイン端子間の寄生容量も、高耐圧MOSFETHN3、HN4のゲート端子−ドレイン端子間の寄生容量よりも小さい。
低耐圧MOSFETMN1のゲート端子には、バッファーを介して入力信号SWIN2が供給される。バッファーは、低耐圧MOSFETMN1が、高耐圧MOSFETHN3、HN4と実質的に同時に、オン/オフするようにタイミングを調整するために設けられている。すなわち、低耐圧MOSFETMN1と高耐圧MOSFETHN3、HN4とは、入力信号SWIN2に従って、同相的にオン/オフするように制御される。これにより、入力信号SWIN2によって、高耐圧MOSFETHN3、HN4をオンさせるときには、高耐圧MOSFETHN4のドレイン端子には、低耐圧MOSFETMN1を介して接地電圧Vssが供給されることになり、ノイズ信号等は、接地電圧Vssへ吸収されることになる。一方、入力信号SWIN2によって、高耐圧MOSFETHN3、HN4をともにオフさせるときには、低耐圧MOSFETMN1もオフにされる。これにより、高耐圧MOSFETHN4のドレイン端子は、低耐圧MOSFETMN1の小さな寄生容量を介して接地電圧Vssに接続されることになる。すなわち、低耐圧MOSFETMN1に付随する小さな寄生容量が、高耐圧MOSFETHN3、HN4に付随する寄生容量と直列に接続されることになる。その結果、高耐圧MOSFETHN3、HN4および低耐圧MOSFETMN1が、オフとなったときに、ノードn6に結合される容量は、高耐圧MOSFETHN3、HN4に比べて、その値が小さな低耐圧MOSFETMN1の寄生容量が支配的となり、ノードn6に結合される容量の低減を図ることが可能となる。ノードn6に結合される容量を低減することが可能であるため、入出力端子s1、s2間を伝達する信号に対する劣化を低減することが可能となる。
また、高耐圧MOSFETHN3、HN4がともにオフしているとき、寄生容量Cds3、Cds4、Cgd3、Cgd4を介したクロストークが発生することが考えられる。超音波診断装置に、この実施の形態に係わる高耐圧スイッチ回路100を用いる場合、入出力端子s1、s2間を、正負の大振幅の駆動信号が伝達することがある。この場合、寄生容量Cds3、Cds4、Cgd3、Cgd4を介したクロストークによって、低耐圧MOSFETMN1に対して、正負の大振幅のノイズが印加され、低耐圧MOSFETMN1が素子破壊を起こす恐れがある。
この実施の形態においては、低耐圧MOSFETMN1の破壊を防ぐために、ダイオードD0が、ノードn7とノードn8間に接続されている。この場合、ダイオードD0のアノードが、ノードn7に接続され、そのカソードが、ノードn8に接続されている。一方、低耐圧MOSFETMN1は、そのボディ端子がそのソース端子に接続されているため、ノードn7に、そのカソードが接続され、ノードn8に、そのアノードが接続されたボディダイオードD1が存在する。すなわち、ノードn7とノードn8との間に、順方向バイアスの方向が互いに異なる2個のダイオードが接続されることになり、双方向のクランプダイオードとして機能する。これにより、ノードn7における電圧が、正負の大振幅になるのを防ぐことが可能となる。また、ノードn7とノードn8との間に、ダイオードD0と並列に接続された抵抗R1は、クランプダイオードに蓄積された電荷を放電するように作用する。
GNDスイッチ回路GSWを設けることにより、GNDクランプスイッチ回路200が、オフ状態にされているときに、ノードn6に付随する容量を低減することが可能となり、入出力端子s1、s2間を伝達する信号の劣化を低減することが可能となる。また、GNDスイッチ回路GSWにおけるダイオードD0および抵抗R1によって、ノードn6に付随する容量を低減するための低耐圧MOSFETが、破壊されるのを低減することが可能となる。
図2では、GNDクランプスイッチ回路200を入出力端子s2に接続する例を示したが、GNDクランプスイッチ回路200を2個用意し、入出力端子s1およびs2のそれぞれにGNDクランプスイッチ回路200を接続してもよい。
(実施の形態3)
図3は、実施の形態3に係わる半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態3においては、実施の形態2で説明した高耐圧スイッチ回路100とGNDクランプスイッチ回路200が1個のチャネルとされ、複数個のチャネルが、半導体集積回路装置に形成されている。また、複数個のチャネルのそれぞれは、互いに同じ構成を有している。
同図において、300−1〜300−nのそれぞれは、チャネルを示しており、チャネル300−1のみが、詳しく構成が示されている。チャネル300−1〜300−nは、互いに同じ構成であるため、ここでは、チャネル300−1を代表として説明し、残りのチャネルについては説明を原則省略する。チャネル300−1は、実施の形態2において説明した構成と、入力信号SWIN1から入力信号SWIN2を生成するインバータ回路301とを備えている。
すなわち、チャネル300−1は、入出力端子s1、s2、高耐圧スイッチ回路100、GNDクランプスイッチ回路200、インバータ回路301および入力端子SWINを備えている。ここで、入出力端子s1、s2、高耐圧スイッチ回路100およびGNDクランプスイッチ回路200は、実施の形態2と同じであるため、その説明は省略する。入力端子SWINに供給された入力信号SWINは、高耐圧スイッチ回路100の入力信号SWIN1として、高耐圧スイッチ回路100へ供給され、またインバータ回路301によって、位相反転され、GNDクランプスイッチ回路200の入力信号SWIN2として、GNDクランプスイッチ回路200へ供給される。半導体集積回路装置に設けられた電源電圧端子VDDから、各チャネル300−1〜300−nに電源電圧VDDが供給される。また、半導体集積回路装置に設けられた接地電圧端子Vssから、各チャネルに接地電圧Vssが供給される。
各チャネルにおいては、チャネル300−1に示されているように、高耐圧スイッチ回路100、GNDクランプスイッチ回路200およびインバータ回路301に電源電圧VDDが供給され、GNDクランプスイッチ回路200およびインバータ回路301には、接地電圧Vssも供給されている。
この実施の形態3に係わる半導体集積回路装置は、さらに、論理制御回路302を備えている。この論理制御回路302には、電源電圧VDDおよび接地電圧Vssが、半導体集積回路装置に設けられた電源電圧端子VDDおよび接地電圧端子Vssから供給され、電源電圧VDDによって動作する。論理制御回路302は、半導体集積回路装置に設けられた入力端子Dinからの入力信号Dinに従って入力信号SWINを生成し、各チャネルへ供給する。
高耐圧スイッチ回路100およびGNDクランプスイッチ回路200は、いずれも低電圧の電源電圧VDDで動作し、同じ電源電圧VDDで動作する論理制御回路302からの入力信号SWINに従って、オン/オフ動作を行う。入力信号(論理制御信号)SWINにおけるロウレベルは、実質的に0Vであり、ハイレベルは、実質的に電源電圧VDDの電圧である。ここで、電源電圧VDDの値は、接地電圧Vssを超える電圧から5V以下の電圧の間の電圧(0V<VDD≦5Vの関係)で、低電圧である。
高耐圧スイッチ回路100、GNDクランプスイッチ回路200およびインバータ回路301のそれぞれは、この低電圧である電源電圧VDDを動作電圧として受電し、入力信号としても、0V〜電源電圧VDDの信号を受けて、オン/オフの動作および位相反転動作を行う。すなわち、高耐圧スイッチ回路100は、0Vをロウレベルとし、電源電圧VDDをハイレベルとした入力信号(論理制御信号)SWIN1によりオンまたはオフの切り替えを行い、GNDクランプスイッチ回路200は、高耐圧スイッチ回路100と逆相で動作し、高耐圧スイッチ回路100がオン状態の時、GNDクランプスイッチ回路200はオフ状態になり、高耐圧スイッチ回路100がオフ状態の時、GNDクランプスイッチ回路200はオン状態となる。
このように、複数個のチャネルを同一基板上に集積した場合でも、それぞれのチャネルは、同じ低電圧の電源電圧VDDで動作する。この場合、論理制御回路302は、外部からの論理入力信号Dinを受け、複数個のチャネルのオンまたはオフを制御する。以上の構成より、複数個のチャネルを1個の半導体集積回路装置に形成した場合においても、低電圧である電源電圧VDDとSOIの裏面支持基板への接地電圧Vssの給電で動作可能な高耐圧アナログスイッチ回路用の半導体集積回路装置を提供することが可能となり、高い電源電圧からの給電を必要とせず、安全性を担保することが可能となる。
なお、実施の形態3では、複数個のチャネル300−1〜300−nにおいて、図6に示した、支持基板(半導体基板)601、導電性基板600および絶縁性基板602は、互いに共通とされている。
(実施の形態4)
図4は、実施の形態4に係わる超音波診断装置の要部を示すブロック図である。同図には、超音波診断装置に設けられている回路ブロックと、超音波振動子ブロックと、送波切換スイッチ回路が示されている。超音波診断装置に設けられている回路ブロックとしては、送波切換スイッチ回路に関連した部分、すなわち、送波切換スイッチ回路を制御する制御回路とが示されている。また、超音波振動子ブロックとしては、4個のブロックPB1〜PB4が示されており、それぞれのブロックには、4個の超音波振動子が備えられている例が示されている。この実施の形態4においては、送波切換スイッチ回路は、1個の半導体集積回路装置405によって構成されている。
まず、超音波振動子ブロックPB1〜PB4について説明する。ブロックPB1〜PB4のそれぞれは、互いに同じ構成を有しているため、同図ではブロックPB1についてのみ構成が示されている。ブロックPB1は、4個の超音波振動子HB1〜HB4を有しており、それぞれの超音波振動子HB1〜HB4の一方の端子には、送波切換スイッチ回路用の半導体集積回路装置405の外部端子に接続され、他方の端子には、接地電圧Vssが供給されている。超音波振動子ブロックPB1〜PB4のそれぞれは、構成的には、互いに同じであるが、例えば発生する超音波の周波数が、ブロック間で異なっている。
それぞれの超音波振動子HB1〜HB4の一方の端子には、超音波を発生する期間(送信期間)において、半導体集積回路装置405から駆動信号が供給される。この場合、駆動信号は、接地電圧Vss(GND)を基準として、その電圧値が例えば±100Vに変化する大振幅の信号である。駆動信号が、超音波振動子HB1〜HB4の一方の端子に供給されることにより、駆動信号の周波数に従って、超音波振動子HB1〜HB4は、超音波を発生する。
発生した超音波が、人体において反射し、反射された反射波は、超音波振動子によって、電気信号に変換され、この変換によって得られた電気信号が、超音波振動子から、半導体集積回路装置405の外部端子へ供給される(受信期間)。
超音波診断装置に設けられている送受信回路は、超音波振動子ブロックPB1〜PB4のそれぞれに備えられている超音波振動子HB1〜HB4の個数に対応した個数の送受信回路を備えている。すなわち、この実施の形態においては、4個の送受信回路403−1〜403−4を備えている。4個の送受信回路のそれぞれは、超音波振動子ブロックPB1〜PB4のそれぞれにおける超音波振動子HB1〜HB4に、1対1に対応している。例えば、送受信回路403−1は、超音波振動子ブロックPB1〜PB4のそれぞれにおける超音波振動子HB1に対応し、送受信回路403−2は、超音波振動子ブロックPB1〜PB4のそれぞれにおける超音波振動子HB2に対応し、送受信回路403−3は、超音波振動子ブロックPB1〜PB4のそれぞれにおける超音波振動子HB3に対応し、
送受信回路403−4は、超音波振動子ブロックPB1〜PB4のそれぞれにおける超音波振動子HB4に対応している。
見方を変えると、4個の超音波振動子HB1に対して、1個の送受信回路403−1が共通となっており、4個の超音波振動子HB2に対して、1個の送受信回路403−2が共通となっており、4個の超音波振動子HB3に対して、1個の送受信回路403−3が共通となっており、4個の超音波振動子HB4に対して、1個の送受信回路403−4が共通となっている。
送受信回路403−1〜403−4は、互いに同じ構成を有しているため、同図には、送受信回路403−1のみ構成が示されている。送受信回路403−1を代表として、送受信回路を説明すると、送受信回路403−1は、送信駆動回路400と受信処理回路401とを備えている。送信駆動回路400は、超音波診断装置内の図示しない回路ブロックによって形成された駆動信号Tx1を受け、この駆動信号Tx1に対応した大振幅の駆動信号を、半導体集積回路装置405の外部端子に供給する(送信期間)。一方、受信処理回路401は、例えばアナログフロントエンド回路により構成され、半導体集積回路装置405の外部端子から供給された小振幅の信号を受信し、増幅等の処理を行って、超音波診断装置の図示しない処理回路ブロックへ、受信信号Rx1として供給する。処理回路ブロック(図示しない)は、受信信号Rx1を処理して、診断のために例えば画像として表示する。
残りの送受信回路403−2〜403−4のそれぞれについても同様に、駆動信号Tx2〜Tx4を受け、半導体集積回路装置405の外部端子へ、大振幅の駆動信号を、送信期間において供給する。また、受信期間においては、半導体集積回路装置405からの小振幅の信号を受信し、増幅等を行い、受信信号Rx2〜Rx4として、処理回路ブロック(図示しない)へ供給する。
超音波診断装置に設けられている制御回路404は、超音波振動子ブロックPB1〜PB4を選択するための入力信号DIN1〜DIN4を生成し、半導体集積回路装置405へ供給する。
この実施の形態4における半導体集積回路装置405は、送波切換スイッチ回路を構成している。半導体集積回路装置405は、特に制限されないが、この実施の形態においては、16個のチャネルを有している。すなわち、実施の形態3において説明したチャネルを16個有している。各チャネルは、同図では、SW−1〜SW−16として示されている。チャネルSW−1〜SW−16のそれぞれは、実施の形態3で説明したチャネル300−1と同じで、高耐圧スイッチ回路100と、GNDクランプスイッチ回路200と、インバータ回路301を備えている。図4においては、図面が複雑になるのを避けるために、高耐圧スイッチ回路100およびGNDクランプスイッチ回路200のそれぞれが、スイッチの記号で示されている。また、インバータ回路301およびGNDクランプスイッチ回路200は、チャネルSW−1、SW−5、SW−9およびSW−13についてのみ示しているが、他のチャネルのも含まれているものと理解して頂きたい。
この実施の形態4においては、チャネルSW−1〜SW−16が、4個のブロックに分けられ、それぞれのブロックが超音波振動子ブロックに1対1で対応している。すなわち、チャネルSW−1〜SW−4が1個のブロックとされ、超音波振動子ブロックPB1に対応し、チャネルSW−5〜SW−8が1個のブロックとされ、超音波振動子ブロックPB2に対応し、チャネルSW−9〜SW−12が1個のブロックとされ、超音波振動子ブロックPB3に対応し、チャネルSW−13〜SW−16が1個のブロックとされ、超音波振動子ブロックPB4に対応している。各ブロックに対して、実施の形態3で説明した論理制御回路302が設けられている。すなわち、ブロックに対して設けられた論理制御回路302によって、そのブロックにおける高耐圧スイッチ回路100およびGNDクランプスイッチ回路200のオン/オフが制御される。各論理制御回路302には、半導体集積回路装置405に設けられた外部端子DIN1〜DIN4を介して、制御回路404から入力信号DIN1〜DIN4が供給される。
例えば、同図において、一番上側に示されたチャネルSW−1〜SW−4のブロックに対応した論理制御回路302には、外部端子DIN1を介して、入力信号DIN1が供給されている。残りのブロックに対応した論理制御回路302にも、同様にして、入力信号DIN2〜DIN4が供給されている。
超音波振動子ブロックPB1〜PB4のうち、ユーザが用いたい超音波振動子ブロックを指定すると、その指定した超音波振動子ブロックに対応した入力信号DIN1〜DIN4が、例えばハイレベル(VDD)とされ、残りの入力信号がロウレベル(Vss)とされる。入力信号、例えばDIN1がハイレベルにされ、残りの入力信号DIN2〜DIN4がロウレベルにされると、ハイレベルの入力信号DIN1が供給された論理制御回路302は、ハイレベル(VDD)の入力信号SWIN(図3)をインバータ回路301へ供給し、残りのブロックに対応した論理制御回路302は、ロウレベル(Vss)の入力信号SWIN(図3)をインバータ回路301へ供給する。これにより、実施の形態3において説明したように、チャネルSW−1〜SW−4のそれぞれにおける高耐圧スイッチ回路100がオン状態となり、GNDクランプスイッチ回路200はオフ状態となる。このとき、残りのチャネルSW−5〜SW−16のそれぞれにおける高耐圧スイッチ回路100はオフ状態となり、GNDクランプスイッチ回路200はオン状態となる。
チャネルSW−1〜SW−4のそれぞれの高耐圧スイッチ回路100がオン状態となることによって、半導体集積回路装置405の外部入出力端子SW1_A〜SW4_Aのそれぞれと、半導体集積回路装置405の外部入出力端子SW1_P〜SW4_Pのそれぞれとが、高耐圧スイッチ回路100を介して電気的に接続される。電気的に接続されている期間が、送信期間であれば、送受信回路403−1〜403−4のそれぞれからの大振幅の駆動信号が、超音波振動子ブロックPB1内の超音波振動子HB1〜HB4のそれぞれの一方の端子に供給されることになる。これにより、超音波振動子ブロックPB1における超音波振動子HB1〜HB4のそれぞれが、大振幅の駆動信号に従って、超音波を発生する。
これに対して、電気的に接続されている期間が、受信期間であれば、超音波振動子ブロックPB1における超音波振動子HB1〜HB4のそれぞれにおいて変換された小振幅の電気信号が、半導体集積回路装置405を介して、送受信回路403−1〜403−4に供給され、送受信回路403−1〜403−4のそれぞれは、受信した小振幅の信号に対応した受信信号Rx1〜Rx4を、図示しない処理回路ブロックへ供給する。
なお、チャネルSW−1〜SW−4のそれぞれにおける高耐圧スイッチ回路100がオン状態にされているときには、チャネルSW−5〜SW−16のそれぞれは、オフ状態であるため、半導体集積回路装置405の外部入出力端子SW5_A〜SW16_Aと、外部入出力端子SW5_P〜SW16_Pとの間は電気的に分離され、外部入出力端子SW5_P〜SW16_Pのそれぞれは、GNDクランプスイッチ回路200によって接地電圧Vssに、電気的に接続されている。
ユーザの指定により、入力信号DIN2〜DIN4のいずれかがハイレベル(VDD)にされた場合も、同様に、ハイレベルにされた入力信号に対応する超音波振動子ブロックにおける超音波振動子と送受信回路403−1〜403−4とが、半導体集積回路装置405を介して電気的に接続される。すなわち、入力信号(論理制御信号)DIN1〜DIN4によって、16個のチャネルの内の4個のチャネルを選択して、選択した4個のチャネルにおける高耐圧スイッチ回路100を、実質的に同時にオン状態にすることができる。
この実施の形態4において、16個のチャネルのそれぞれを構成する高耐圧スイッチ回路100およびGNDクランプスイッチ回路200と、4個の論理制御回路302は、SOI技術によって、1個の絶縁性基板に形成され、1個の半導体集積回路装置405とされている。すなわち、図6に示した支持基板601、導電性基板600および絶縁性基板602は、16個のチャネルに対して共通とされている。この半導体集積回路装置405には、特に制限されないが、電源電圧VDDが給電される外部電源端子VDD、接地電圧Vssが給電される外部接地電圧端子Vss、および論理インターフェイス用電源VLLが給電される外部電源端子VLLが設けられている。
外部電源端子VDDに給電されている電源電圧VDDが、16個のチャネルのそれぞれにおける高耐圧スイッチ回路100、インバータ回路301およびGNDクランプスイッチ回路200に電源電圧VDDとして供給される(図3参照)。また、外部接地電圧端子Vssに給電されている接地電圧Vssが、GNDクランプスイッチ回路200、インバータ回路301および論理制御回路302に、接地電圧Vssとして供給される(図3参照)。さらに、外部接地電圧端子Vssに給電されている接地電圧Vssは、各チャネルに対して共通とされている導電性基板600にも供給され(図6参照)、ノードn1、n2、n4およびn5に接地電圧Vssが供給される(図2参照)。
論理インターフェイス用電源VLLは、例えば4個の論理制御回路302へ供給される。この論理インターフェイス用電源VLLは、例えば、半導体集積回路装置405の外部から供給される入力信号DIN1〜DIN4の信号レベルを判定するための基準電圧として用いられる。そのため、入力信号DIN1〜DIN4の信号レベルに従って、論理インターフェイス用電源VLLの電圧値は、予め設定される。入力信号DIN1〜DIN4のそれぞれの信号レベルが、ハイレベルを5V(VDD)とし、ロウレベルを実質的に0V(Vss)とするものであった場合、論理インターフェイス用電源VLLは、ハイレベルである5Vとロウレベルである0Vとの間の電圧とされる。論理制御回路302は、この論理インターフェイス用電源VLLの電圧を基準の電圧として、入力信号DIN1〜DIN4の電圧を判別し、入力信号SWINの電圧を定める。勿論、論理インターフェイス用電源VLLはなくてもよいし、電源電圧VDDを分圧することにより、論理インターフェイス用電源VLLの電圧としてもよい。
この実施の形態4においても、半導体集積回路装置405の電源電圧VDDは、接地電圧を超える電圧から5V以下までの間の電圧であり、接地電圧Vssは、実質的に0Vである。そのため、送波切換スイッチ回路として用いられる半導体集積回路装置405は、5Vを超えるような高電源電圧を必要とせず、5V以下の低電源電圧のみで動作する。すなわち、高耐圧スイッチ回路100を伝達する信号は、送信期間においては例えば±100Vの大振幅のアナログ信号(駆動信号)となり、受信期間においては小振幅のアナログ信号となるが、半導体集積回路装置405へ供給する電源電圧VDDは、5V以下の低電源電圧のみでよい。
実施の形態4において示した半導体集積回路装置405と、超音波振動子ブロックPB1〜PB4は、例えば1個のプローブに内蔵される。この場合、半導体集積回路装置405に供給する電源電圧VDDは、低電圧でよいため、超音波診断装置の安全性を確保することが可能となる。また、電源電圧VDDが低電圧であるため、超音波診断装置とプローブとを電気的に結ぶケーブルの配線を細くすることが可能である。また、論理インターフェイス用電源VLLを電源電圧VDDから生成するようにすれば、単一電源電圧化を行うことが可能となり、ケーブルの配線数を低減することも可能となる。これにより、プローブの取り扱い性を向上させることも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。超音波診断装置を例として説明したが、高耐圧スイッチ回路を5V以下の低電源電圧で動作させることが可能となるため、医療機器分野における装置に留まらず、他の分野においても適用可能であり、装置の安全性の確保および/または携帯性の向上を図ることが可能である。また、MOSFETとして、nチャンネル型MOSFETを例として説明したが、勿論、pチャンネル型MOSFETであってもよい。
HN1〜HN4 高耐圧nチャンネル型MOSFET
共通ソース端子
共通ゲート端子
s1〜s2 入出力端子
VDD 0Vを超える電圧から5V以下の間の低電圧電源
VS 共通ソース端子における電圧
SWIN1、SWIN2 入力端子(入力信号)
Din 論理入力端子(入力信号)
Cds1〜Cds4 ソース−ドレイン間の寄生容量
Cgd1〜Cgd4 ゲート−ドレイン間の寄生容量
MN1 低電圧nチャンネル型MOSFET
R1 抵抗
D0 ダイオード
SW1_A〜SW16_A、SW1_P〜SW16_P 外部入出力端子
DIN1〜DIN4 外部入力端子(入力信号)
VLL 論理インターフェイス用電源

Claims (6)

  1. 半導体基板の一主面に、絶縁性基板を介して配置された半導体領域に形成された高耐圧MOSFETを具備する半導体集積回路装置であって、
    前記半導体集積回路装置は、
    ソース端子、ドレイン端子およびゲート端子を有する第1導電型の第1高耐圧MOSFETと、
    前記第1高耐圧MOSFETのソース端子に接続されたソース端子、前記第1高耐圧MOSFETのゲート端子に接続されたゲート端子およびドレイン端子を有する第1導電型の第2高耐圧MOSFETと、
    接地電圧を超える電圧から5V以下の電圧の間の電圧を電源電圧として動作し、第1制御信号に従って、前記第1高耐圧MOSFETおよび前記第2高耐圧MOSFETをオン/オフ制御する第1フローティングゲート電圧制御回路であって、前記第1フローティングゲート電圧制御回路は、前記第1高耐圧MOSFETのソース端子と前記第1高耐圧MOSFETのゲート端子とに接続され、前記第1高耐圧MOSFETおよび前記第2高耐圧MOSFETをオンさせるとき、前記第1高耐圧MOSFETのソース端子における電圧を基準とし、該基準とした電圧に前記電源電圧を重畳して、前記第1高耐圧MOSFETおよび前記第2高耐圧MOSFETのそれぞれのゲート端子に供給する前記第1フローティングゲート電圧制御回路と、
    を具備し、
    前記半導体基板の一主面に対向する対向面には、接地電圧が供給され、前記半導体領域における前記第1高耐圧MOSFETのドレイン端子および前記第2高耐圧MOSFETのドレイン端子には、前記電源電圧を超える正の高電圧と接地電圧よりも低い負の高電圧との間で変化する信号が供給される、半導体集積回路装置。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路装置において、
    前記第1フローティングゲート電圧制御回路は、前記第1高耐圧MOSFETのドレイン端子および/または前記第2高耐圧MOSFETのそれぞれのゲート端子に供給される電圧を保持するラッチ回路を具備し、
    前記絶縁性基板を介して、前記半導体基板の一主面に配置された半導体領域には、前記第1高耐圧MOSFETおよび前記第2高耐圧MOSFETよりも耐圧の低い低耐圧MOSFETが形成される、半導体集積回路装置。
  3. 請求項2に記載の半導体集積回路装置において、
    前記半導体集積回路装置は、前記第1高耐圧MOSFETのドレイン端子および/または前記第2高耐圧MOSFETのドレイン端子と接地電圧との間に接続された接地電圧クランプ回路を具備し、
    前記接地電圧クランプ回路は、
    前記第1高耐圧MOSFETのドレイン端子および/または前記第2高耐圧MOSFETのドレイン端子に接続されたドレイン端子、ソース端子およびゲート端子を有する第1導電型の第3高耐圧MOSFETと、
    前記第3高耐圧MOSFETの前記ソース端子に接続されたソース端子、接地電圧に接続されたドレイン端子および前記第3高耐圧MOSFETのゲート端子に接続されたゲート端子を有する第1導電型の第4高耐圧MOSFETと、
    接地電圧を超える電圧から5Vの電圧の間の電圧を電源電圧として動作し、前記第3高耐圧MOSFETおよび前記第4高耐圧MOSFETをオン/オフ制御する第2フローティングゲート電圧制御回路であって、前記第3高耐圧MOSFETのソース端子と前記第3高耐圧MOSFETのゲート端子とに接続され、前記第3高耐圧MOSFETのソース端子における電圧を基準電圧とし、前記第3高耐圧MOSFETおよび前記第4高耐圧MOSFETをオンさせるとき、前記基準電圧に前記電源電圧を重畳して、前記第3高耐圧MOSFETおよび前記第4高耐圧MOSFETのそれぞれのゲート端子に供給する第2フローティング電圧制御回路と、
    を具備する、
    半導体集積回路装置。
  4. 請求項3に記載の半導体集積回路装置において、
    前記接地電圧クランプ回路は、前記第4高耐圧MOSFETのドレイン端子に接続されたドレイン端子、接地電圧に接続されたソース端子、およびゲート端子を有する第1導電型の低耐圧MOSFETを具備し、
    前記低耐圧MOSFETのゲート端子には、前記電源電圧に対応した電圧を、一方の信号電圧とし、接地電圧に対応した電圧を、他方の信号電圧とした第2制御信号が供給されることにより、前記第3高耐圧MOSFETおよび前記第4高耐圧MOSFETのそれぞれと同期してオンするように制御される、半導体集積回路装置。
  5. 請求項4に記載の半導体集積回路装置において、
    前記接地電圧クランプ回路は、
    前記低耐圧MOSFETのソース端子とドレイン端子との間に接続され、前記低耐圧MOSFETのドレイン端子と前記低耐圧MOSFETが形成されている半導体領域との間に形成されるボディダイオードとによって、双方向ダイオードを形成するダイオードと、
    前記低耐圧MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に接続された抵抗と、
    を具備する、半導体集積回路装置。
  6. 請求項3、4または5に記載の半導体集積回路装置において、
    前記半導体集積回路装置は、
    1個または複数個のチャンネルと、
    接地電圧を超える電圧から5V以下の電圧の間の電圧を電源電圧として動作し、前記1個または複数個のチャンネルに対して第3制御信号を供給する論理制御回路と、
    を具備し、
    前記1個または複数個のチャンネルは、前記第1高耐圧MOSFETと、前記第2高耐圧MOSFETと、前記第1フローティングゲート電圧制御回路と、前記接地電圧クランプ回路と、を具備し、前記論理制御回路からの前記第3制御信号に基づいて、前記第1フローティングゲート電圧制御回路における前記第1制御信号が生成され、前記接地電圧クランプ回路における前記第3高耐圧MOSFETおよび前記第4高耐圧MOSFETのオン/オフが、前記第3制御信号によって制御される、半導体集積回路装置。
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