JP6562098B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
移動体が移動するコースのうち、コース条件の類似する類似地点を特定する特定手段と、
前記移動体の現在位置を取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段によって取得された現在位置が前記類似地点である場合に、当該類似地点における前記移動体の移動状態を取得する移動状態取得手段と、
を備えることを特徴とする。
図1は、本実施形態におけるユーザ状態の比較に関するイメージを示す概念図である。
図1の例では、ユーザに視覚的にもわかりやすいように、走行コース上にユーザの状態を含むコース条件を模したシンボルマークを表示し、当該シンボルマークが同じ地点においてユーザの状態を表示することで、ユーザ状態の比較を行うものである。
図1においては、4つのシンボルマークS1A,S1B,S2A,S2Bが表示されており、シンボルマークS1AとシンボルマークS1Bとが同一形態のシンボルマークとして、シンボルマークS2AとシンボルマークS2Bとが同一形態のシンボルマークとして表示されている。
同一形態のシンボルマークは、それぞれの類似するコース条件であることを示すものであり、例えば、シンボルマークS1AとシンボルマークS1Bとは、急な登坂地点であることを示している。また、シンボルマークS2AとシンボルマークS2Bとは、平坦な地点であることを示している。
これにより、走行コース上において、どの地点でユーザが類似するコース条件であったかが直感的に把握でき、さらに、ユーザ状態を確認することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
情報処理装置1は、例えばスマートウォッチ等のリスト端末として構成される。
センサ部17は、XYZ軸方向の情報処理装置1の移動、情報処理装置1の振動及び情報処理装置1周辺の気圧を測定可能に構成され、例えば、3軸地磁気センサ、3軸加速度センサ及び気圧センサから構成される。
出力部19は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部20は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部21は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
図3は、このような図2の情報処理装置1の機能的構成のうち、ユーザ状態比較処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
また、「コース登録処理」とは、ユーザから走行経路の選択を受け付けて、走行経路のうち、類似するコース条件である地点である比較ポイントを特定する処理である。また、「運動計測処理」とは、登録した走行経路をユーザが走行する場合に、比較ポイントと対応付けてユーザ状態を記憶する処理である。また、「ユーザ状態表示処理」とは、走行経路及び比較ポイントを表示させ、表示した比較ポイントの選択を受け付けて、比較ポイントと対応付けられたユーザ状態を表示する処理である。
ここで、「経路情報」とは、開始点、経由点及び終了点の位置情報である。
また、「比較ポイント情報」とは、2点以上の類似する道路条件の場所に関する位置情報である。
ここで、「経路識別情報」とは、走行経路記憶部72に記憶される経路情報を特定する識別情報である。
また、「走行位置」とは、ユーザが走行した複数の位置情報である。
また、「ユーザ状態」とは、ユーザの走行状態を示す情報であり、例えば、ピッチ、ストライド、上下動及び推進力等に関する情報である。「ユーザ状態」に記憶されるそれぞれの情報は、走行位置に記憶される位置情報と対応付けられて記憶されており、例えば、(X1,Y1)という走行位置に、その位置におけるユーザのピッチ、ストライド、上下動及び推進力が対応付けられている。
また、「比較ポイントマーク」とは、走行位置に記憶されている2以上の位置情報を対応付ける情報である。
ここで、「コース条件」とは、ユーザが走行するうえで、ユーザの身体乃至心理に影響を及ぼすコース上の諸条件であって、例えば、コースにおける高低差やコースのカーブ曲率を含む条件である。例えば、コース条件比較部52では、高低差を比較する場合には、地図情報記憶部71に含まれるある地点の標高とある地点から所定の距離経路を遡った地点との標高から高低差を算出し、ある地点の高低差と他の地点の高低差とを比較して、コース条件の類似を比較する。
ここで、「ユーザの状態」とは、例えば、ピッチ、ストライド、上下動及び推進力等のユーザの走行時の運動状態を示す情報である。
ユーザ状態比較処理は、ユーザによる入力部18へのユーザ状態比較処理開始の操作により開始される。
その後、ユーザ状態比較処理は終了する。
図5は、ユーザ状態比較処理のうち、コース登録処理を説明するフローチャートである。
具体的には、走行経路特定部51は、地図を出力部19に表示させて、ユーザから地図の所定の部分を選択する操作を受け付ける。走行経路特定部51は、受け付けた地図の部分の位置情報を特定して、スタート地点の位置情報として走行経路記憶部72に記憶する。
具体的には、走行経路特定部51は、現在選択中の地点から分岐点までの複数の経路が示された地図を出力部19に表示させる。走行経路特定部51は、ユーザから複数の経路のうち何れか1つを選択する操作を受け付ける。走行経路特定部51は、受け付けた経路の分岐点の位置情報を経由地点の位置情報として、走行経路記憶部72に記憶する。
図6は、ユーザ状態比較処理のうち、運動計測処理を説明するフローチャートである。
図7は、ユーザ状態比較処理のうち、ユーザ状態表示処理を説明するフローチャートである。
走行経路記憶部72は、経路情報を記憶する。
コース条件比較部52は、経路情報のうち、コース条件の類似する比較地点を特定する。
GPS部16は、経路情報における現在位置を測位する。
ユーザ状態算出部54は、ユーザの運動状態を算出して、現在位置が比較地点である場合に、比較地点であることを示す情報とユーザの運動状態とを対応付けて記憶する。
これにより、情報処理装置1は、類似する比較地点においてユーザの運動状態をユーザに表示することができるため、ユーザは、走行コース上のコース条件が類似する場所において、ユーザの状態を比較することができる。
これにより、情報処理装置1は、リアルタイムに類似する比較地点においてユーザの運動状態をユーザに提示することができる。
比較ポイントマップ生成部55は、比較地点とユーザの運動状態とを地図上に表示する。
これにより、ユーザは、地図におけるどの地点においてコース条件が類似するかを直感的に把握できるため、ユーザは、走行コース上のコース条件が類似する場所において、ユーザの状態を比較することができる。
これにより、情報処理装置1は、標高差が類似する比較地点においてユーザの運動状態をユーザに表示することができるため、ユーザは、走行コース上のコース条件が類似する場所において、ユーザの状態を比較することができる。
表示していたが、表示するシンボルマークを比較ポイントの特性に合わせて変化させても
よい。例えば、上述のように、高低差が大きい地点に坂を上るようなシンボルマークを表
示してもよい。また、例えば、カーブ曲率が高い地点に角度の厳しい曲り道を表示しても
よい。
例えば、本発明は、走行履歴表示処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
経路情報を記憶する記憶手段と、
前記経路情報のうち、コース条件の類似する比較地点を特定する特定手段と、
前記経路情報における現在位置を測位する測位手段と、
ユーザの運動状態を算出して、前記比較地点におけるユーザの運動状態を算出して記憶する状態算出手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記状態算出手段は、前記測位手段によって測位された現在位置が前記比較地点である場合に、当該比較地点におけるユーザの運動状態を算出することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記比較地点とユーザの運動状態とを地図上に表示する比較ポイントマップ生成手段をさらに備える、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記特定手段は、前記経路情報のうち、標高差又はカーブ曲率の少なくとも何れかが類似する場合にコース条件が類似するとして比較地点を特定する、
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記5]
記憶手段を備える情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
前記記憶手段から経路情報を読み出して、コース条件の類似する比較地点を特定するステップと、
前記経路情報における現在位置を測位するステップと、
ユーザの運動状態を算出して、前記比較地点におけるユーザの運動状態を算出して記憶するステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
[付記6]
記憶手段を備える情報処理装置を制御するコンピュータを、
前記記憶手段から経路情報を読み出して、コース条件の類似する比較地点を特定する特定手段、
前記経路情報における現在位置を測位する測位手段、
ユーザの運動状態を算出して、前記比較地点におけるユーザの運動状態を算出して記憶する状態算出手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (6)
- 移動体が移動するコースのうち、コース条件の類似する類似地点を特定する特定手段と、
前記移動体の現在位置を取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段によって取得された現在位置が前記類似地点である場合に、当該類似地点における前記移動体の移動状態を取得する移動状態取得手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記類似地点と前記移動体の移動状態とを地図上に表示する表示手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記特定手段は、前記コースのうち、標高差又はカーブ曲率の少なくとも何れかが類似する場合にコース条件が類似するとして類似地点を特定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記特定手段は、移動体が移動するコースのうち、コース条件の類似する複数の類似地点を特定し、
前記移動状態取得手段は、前記複数の類似地点における前記移動体の移動状態を取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
移動体が移動するコースのうち、コース条件の類似する類似地点を特定するステップと、
前記移動体の現在位置を取得するステップと、
取得された現在位置が前記類似地点である場合に、当該類似地点における前記移動体の移動状態を取得するステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 情報処理装置を制御するコンピュータを、
移動体が移動するコースのうち、コース条件の類似する類似地点を特定する特定手段、
前記移動体の現在位置を取得する位置取得手段、
前記位置取得手段によって取得された現在位置が前記類似地点である場合に、当該類似地点における前記移動体の移動状態を取得する移動状態取得手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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