JP6561513B2 - 用紙発行装置、及び用紙発行装置を有する貼付装置 - Google Patents
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Description
−貼付装置を備える包装装置の構成−
本発明の実施形態に係る貼付装置は、例えば、図1に示すフィルム包装装置に採用されている。
本発明の実施形態に係るフィルム包装装置Aは、食品等の商品を入れたプラスチックトレイ等の被包装物(以下、「トレイT」という。)をストレッチフィルム等(以下、「フィルムF」という。)により包装するものであり、包装された被包装物(被貼付物)に対して、商品の情報が印字されたラベル等の貼付媒体(以下「用紙L」という。)を貼付するものである。
図1及び図2に示すストレッチフィルム包装装置は、機体aの前方に被包装物を載置する商品載置部b(計量部を含む)を設け、該商品載置部bに載せた被包装物(トレイT)を搬送コンベアdにより機体a内部に設けられた図示されていないエレベータまで搬送する。
また、前記フィルム保持手段とクランプ手段との間には該クランプ手段で挟持され引き出されたフィルムFを所定長さにカットするカッタが配置されている。
また、フィルム包装手段c(包装部)に設けられたクランプ手段の上方には図示していない左右折り込み板と後折り込み板、及び後折り込み板の上方に位置させた排出手段4(排出プッシャ)が配設されている。
なお、本実施形態のフィルム包装装置Aにおいては、用紙を吸着した貼付装置Bが貼付装置よりも下方にある被貼付物へ下降して用紙を貼付するものであるが、貼付方向は左右方向や上方であってもよく、また、被貼付物に対する貼付位置も被貼付物の上面だけでなく、側面や背面であっても良い。
上記フィルム包装装置Aに採用されている貼付装置Bの構成について詳細に説明する。
(全体の構成)
本発明の実施形態の貼付装置Bは、図1ないし4に示すように、フィルム包装装置Aの機体aの上に左右移動(図1,図4における矢印M1)自在に配置される本体部1と、本体部1に対して左右方向に回転(図3,図4における矢印M2)自在に支持されるアーム部2と、アーム部2に対して上下移動(図3における矢印M3)自在及び回転(図3,4における矢印M4)自在に支持される貼付部3と、フィルムFにより包装されたトレイTを貼付位置である商品排出部eに移動(図3における矢印M5)させるプッシャー等の排出手段4とにより構成されており、入力表示手段hにより入力された情報に基づいて後述する制御手段50によって駆動制御されている。
貼付装置Bの本体部1は、図3に示すように、用紙L用紙を巻回してなる用紙ロールRを支持する用紙支持軸11と、用紙ロールRから繰り出される帯状の用紙に対して商品の情報等を印刷する印刷手段12と、印刷手段12により印刷された帯状の用紙を切断して用紙Lを作成するカッタ手段13とを備えている。
本体部1の前面には、用紙が発行される用紙発行口13a(図1)が設けられており、印刷手段12により印刷された帯状の用紙は用紙発行口13aから排出された状態で待機保持され、貼付部3を構成する吸着パット33により吸着保持された後、カッタ手段13により切断され用紙Lが形成される。
以上のように、貼付装置Bの本体部1は、用紙発行手段として構成されているとともに、貼付する用紙を待機保持する用紙(貼付媒体)保持手段として構成されている。
なお、アーム部2は、貼付媒体保持手段として構成されている本体部1に対して回転自在に支持されるものに限定されるものではなく、例えば、アーム部2が本体部1と別体に支持されており単独で左右方向に移動するもの、アーム部2が本体部1と別体に支持されており本体部1に連動して左右方向に移動するもの、アーム部2が本体部1と別体に支持されておりアーム部2は左右方向に移動せず、回転運動によって本体部1の左右方向移動範囲をカバーできるものなどでもよい。
本体部1の前方には、上下2つのブラケット15a,15bが設けられており、ブラケット15a,15bにより形成される第1回転軸15に対してアーム部2が左右方向に回転自在に支持されている。
アーム部2は、第1回転軸15を中心として、用紙吸着ポジションP1と用紙貼付ポジションP2との間を往復回転する。そして、第1回転軸15から所定距離の位置、具体的には、アーム部2の先端位置に第2回転軸25を有し、第2回転軸25の位置において、貼付部3の貼付棒31を回転可能及び上下動可能に支持しており、第2回転駆動手段23と上下駆動手段22とにより貼付部3を回転及び上下動させることができる。
そして、図4からもわかるように、本実施形態においては、アーム部2における第1回転軸15から第2回転軸25までの距離は、第2回転軸25から吸着パット33までの距離よりも大きく、すなわち、第1回転軸15を中心としたアーム部2が描く円弧(回転可能範囲)は、第2回転軸25を中心とした貼付部3が描く円弧(回転可能範囲)よりも大きく、アーム部2による大きな円弧運動により用紙Lの貼付位置への移動を可能とし、貼付部3による小さな円弧運動により用紙Lの貼付角度の調整を可能としている。
なお、アーム部2が描く円弧と貼付部3が描く円弧との大小関係は、特に、上記大小関係に限るものではなく、同程度の大きさの円弧でも、また、貼付部3が描く円弧よりもアーム部2が描く円弧が小さいものでもよい。
図5に示すように、貼付部3の副アーム部32は、平面視で略長方形状の上ブロック321と下ブロック322とが軸323により連結されており、上ブロック321に対して下ブロック322が回動自在に構成されている。上ブロック321の上面の一側には貼付棒31が固定されるとともに、下ブロック322の下面で貼付棒31が固定されていない他側に吸着パット33が固定されている。
下ブロック322には、吸着パット33の吸引路33aに連続する空気通路322aが形成されており、上ブロック321には、真空ポンプ等の圧力調節手段6からの真空経路6aに連続する空気通路321aが形成されている。そして、上ブロック321の空気通路321aと下ブロック322の空気通路322aとは、上ブロック321に対する下ブロック322の回動に伴って解放する解放弁324を介して連絡されている。
貼付部3の吸着パット33は、例えば、合成ゴム等の弾性を備える材料からなり、図6に示すように、全体として略円筒形状をしており、その上方部分を構成する本体部331と、本体部331の下方に連続し、下方に向かって徐々に広がる円錐形状の吸着部332と、吸着部332の下方に連続し、吸着部332の円錐形状の広がり角度よりも大きな広がり角度で広がり弾性を有するスカート部333と、吸着部332の下方でスカート部333の内周に設けられ、環状に下方に突出する環状リブ334と、により構成されている。リブの下端は、スカート部333の下端よりも、0.5mm程度上方に位置している。
その他、吸着パット33の傾動が可能であり、用紙吸着時の吸着面が水平に保てれば、本体部331に間接部等を設けるなど、その構成は特に特定されるものではない。
スカート部333は、大きな広がり角度で広がり弾性を有しているので、用紙Lの吸着時に弾性により変形して用紙Lの表面に対して面で接触し、用紙Lの安定した吸着を可能とするとともに、スカート部333の内周に配置された環状リブ334が吸引される用紙Lの表面に当接して、用紙Lが必要以上に吸引されることがなく、用紙Lがしわになったり、変形することを防止している。
本発明の実施形態の貼付装置は、図7に示す制御手段50により、各駆動手段が制御されている。
左右方向駆動手段16は、用紙Lの貼付位置を調節するための駆動手段であり、制御手段50の命令により、入力表示手段hにより入力設定された用紙Lの左右方向の貼付位置に応じて、本体部1の左右方向位置を変更する。
通常、同一の条件において所定数の包装、貼付処理を行われるために、最初の貼付処理時において駆動されて、その後、条件が変更されるまで普通は駆動されない。
なお、貼付時間の短縮には不利ではあるが、トレイTに収容する商品によってはその高さが不揃いとなり、トレイTの移動中での貼付では一定位置への貼付が難しい場合がある。そのような場合には、プッシャー等の排出手段4によるトレイTの最終移動位置を調節することにより、用紙Lの前後方向の貼付位置を調節することも可能である。
用紙Lの移動を、アーム部2による用紙吸着ポジションP1から用紙貼付ポジションP2までの回転運動によって行っているために、アーム部2に対して用紙Lの向きを変更しなければ、アーム部2の回転運動によって貼付された用紙Lはその向きを変えながら回転させることとなり、用紙Lの用紙発行部側の端部が用紙発行口13a周辺の機構に干渉し、用紙Lの粘着面が張り付いてしまう可能性がある。そこで、本実施形態の貼付装置Bにおいては、貼付部3を、アーム部2の回転に合わせて回転運動させることにより、吸着した際の用紙Lの機体aに対する向きを維持したまま貼付位置まで移動せるように駆動制御(引き出し制御)されている
そして、用紙Lを貼付位置まで移動させた後には、貼付部3を回転させる角度によって、用紙Lの貼付向きを自在に変更することもでき、トレイTの大きさ等に応じて所望の位置に用紙Lを貼付することを可能にしている。
真空ポンプ等の圧力調節手段6は、各駆動手段に連動して制御されており、圧力調節手段6と吸着パット33とを連続する真空経路6a中には、圧力調節手段6の不具合や吸着パット33の破損等による真空経路6a内の圧力上昇を検出するために、真空経路内の圧力を検出する圧力センサ51が配置されている。圧力センサ51により検出された真空経路6a内の圧力は、制御手段50に送信されている。
その際の圧力変化を圧力センサ51により検出することで、用紙Lの貼付を検出するように構成されている。
そして、制御手段50は、圧力センサ51が検出した圧力値が予め記憶してある閾値以上に上昇した場合には、真空経路6a内が真空状態から大気圧状態に解放した、すなわち、用紙LがフィルムF面に貼付されたと判断して、上下駆動手段22を下降動作から上昇動作へ変更するように制御している。
貼付装置においては、用紙の貼付動作とともに、用紙貼付後の原点位置への復帰動作を速やかに行うことが貼付処理全体の時間短縮に必要であり、貼付部3の上昇動作速度を大きくして、復帰にかかる時間を短くすることが必要であるが、上昇速度が大きいと停止時に大きな負荷がかかり、正確な原点高さでの停止に誤差が生じる可能性があった。原点位置、即ち、次回の吸着動作に対する初期位置の誤差は、吸着パット33を用いた用紙の吸着動作においては吸着ミス、貼付漏れにつながる大きな問題点であった。
具体的には、図7に示すように、アーム部2に、貼付部3の貼付棒31の上端31aが原点停止位置にあることを検出する原点停止センサ52と、貼付棒31の上端31aが原点停止位置から所定距離下方位置である減速開始位置にあることを検出する減速開始センサ53とを備えている。
そして、貼付位置からの貼付部3の復帰動作は、大きな上昇速度により行い、貼付棒31の上端が原点停止位置から所定距離下方の減速開始位置に到達したことを減速開始センサ53により検出したタイミングで上下駆動手段22の減速制御をおこない、原点停止位置での停止負荷を軽減している。その後、貼付棒31の上端が、原点停止位置に達したことを原点停止センサ52が検知すると、上下駆動手段22の駆動を停止することで、正確な原点位置への復帰をおこなうことができる。
図8を参照して、貼付装置Bにより貼付する用紙の貼付位置を、前後左右方向に調節する動作を説明する。
図8(a)は、「A」と印字された用紙LをトレイTの中央に、「A」の向きを変更せずに貼付する状態(以下、「基準貼付状態」とする。)を示し、アーム部2が用紙Lの貼付位置である左右方向略中央位置に位置するように、左右方向駆動手段16により本体部1は機体aの左側に配置されている。そして、上下駆動手段22による貼付部3の下降タイミングに合わせて前後方向駆動手段17によるトレイTの前後移動タイミングを制御することにより、トレイTの中央位置に用紙Lが貼付される。
貼付時の用紙Lの向きは用紙が発行される向きと同じに設定されているので、第1回転駆動手段21によるアーム部2の反時計回りの回転動作(m1)に合わせて、第2回転駆動手段23により貼付部3を同じ角度だけ時計回りに回転(m2)させることで用紙Lの向きが常に同じとなるように制御されている。
したがって、用紙Lの貼付処理における用紙の保持(発行)位置から貼付位置への移動は、用紙Lの貼付位置に関わらず第1回転駆動手段による常に一定のアーム部2の回動動作(m1)のみで行うことができ、用紙の貼付位置による貼付処理時間に変化がなく、常に効率的な貼付処理を行うことができる。
用紙Lの貼付位置が基準貼付状態における貼付位置よりもトレイTの後方位置にある場合には、前後方向駆動手段17によるトレイTの前後移動タイミングを制御することにより、貼付位置の前後を調整(m4)している。具体的には、用紙Lを前方に貼付したい場合には、上下駆動手段22による貼付部3の下降動作に対する前方移動タイミングを基準貼付状態時のタイミングよりも遅らせることにより、また、用紙Lを後方に貼付したい場合には、上下駆動手段22による貼付部3の下降動作に対する前方移動タイミングを基準貼付状態時のタイミングよりも早めることにより行っている。
以上のように、前後方向駆動手段17及び左右方向駆動手段16の駆動制御により、トレイTに対する前後方向、及び、左右方向の貼付位置の調整を行うことができる。
図9を参照して、貼付装置Bにより、トレイTに対する用紙Lの貼付向きを調節する動作を説明する。
このとき、第2回転軸25に対する貼付部3の突出する方向が前後反対になっているので、用紙Lの前後方向の貼付位置が基準貼付状態時と異なることとなる。
その位置変更に対応するために、前後方向駆動手段24によるトレイTの駆動制御がなされて、貼付位置の前後位置の調節(m6)が行われる。
このように、トレイTの右側部分に用紙Lの向きを180度変更して貼付することにより、実質的にトレイTの左側部分に用紙Lを貼付していることと同じ貼付状態を作り出すことができ、貼付装置全体の幅を必要以上に大きくする必要を無くしている。
貼付部3はアーム部2の用紙吸着ポジションP1から用紙貼付ポジションP2までの回転(m1)と同期して、貼付部3を回転(m2)させて引き出し制御を行い、その後、第2回転軸25を中心に反時計回りに90度回転(m7)されて用紙Lの向きが調節されるとともに、前後方向駆動手段24によるトレイTの駆動制御がなされて、貼付位置の前後位置の調節(m8)が行われる。また、左右方向駆動手段16により、本体部1の用紙の発行位置を用紙貼付位置に近づけるように、本体部1が右側に位置変更(m9)されている。
以上のように、本実施形態の貼付装置によって、トレイT表面のさまざまな位置に対して、様々な向きで用紙Lの貼付を行うことができる。
包装装置による包装処理を繰り返すにつれて、包装装置や包装物等に静電気が蓄積することがあり、好ましくない。
そこで、本実施形態の貼付装置には、貼付部3の吸着パット33近傍に除電手段を配置して、包装物や貼付装置Bの除電を行っている。
以下、図10を示して、除電手段について説明する。
除電シート71は、幅広の舌形状のシート状物からなり、副アーム部32に取付けられた吸着パット33の反貼付棒側外周を覆うように、かつ、除電シート71の下端が吸着パット33の下端より若干上方位置になるように取付けられており、吸着パット33が用紙LをフィルムF面に貼付する際に除電シート71の下端がフィルムFに接触して、フィルムFに蓄積する静電気を除去している。
そのような保持状態において、仮に、吸着パット33が、図10(a)の状態から左側に折れたとしても、吸着パット33はフィルムFの上面に接触することになり、吸着パット33によりフィルムFを傷付けることは少ない。逆に、図10(c)に示すように右側に折れると、吸着パット33が直接フィルムFの上面に接触することとなり、フィルムFを傷付ける危険性が高かった。
本実施形態の用紙発行装置について、図11、12を示しながら説明する。
図11に示すように、用紙発行装置は、印刷手段12により印字が施され、一方の面が粘着面からなる帯状の用紙を枚葉状に切断して用紙Lを発行するものであり、図12に示すように、上方収納部131aと、下方収納部131bとにより構成される収納部に、固定刃131cと可動刃131dとからなる切断機構部を収納してなるカッタユニット131の後方位置に、可動刃131dを上下動させる駆動ユニット132が配置されてなるカッタ手段13を備えている。
上方収納部131aの前面には、用紙の反りを防止する反り防止板133aを備えた表面板133が配置されてネジ等の固定手段nにより一体的に固定されている。
また、上方収納部131aと下方収納部131bにより構成される収納部の前面には、用紙が排出される用紙排出口としての用紙発行口13aが形成され、用紙発行口13aの下方位置には、用紙発行口13aから発行された用紙Lの下面を支持する用紙載置部14が配置されている。
用紙載置部14は、その表面に貼付き防止のコーティング加工が施されて、用紙Lを載置して待機させる用紙待機部としての用紙載置板142と、用紙載置板142の下面に配置されるスポンジ等の緩衝部143とを有しており、本体部1(印刷手段12)に固定される支持フレーム141により、用紙の用紙発行口13aに対して左右方向位置調節自在に取り付けられている。
用紙貼付き防止部131eの上端が凹凸を有するのこぎり形状に形成されていることにより、用紙Lの粘着面に対して複数の点で支持することとなり、用紙Lの移動開始時に用紙Lの粘着面が近傍に貼付くことはなく、速やかに発行位置を離れることができる。
なお、用紙発行装置の下方収納部131bの下方位置には、用紙Lの切断時にカッタ刃等に用紙Lの粘着剤が付着することを防止するためのオイルを塗布するオイル塗布部131fが収納されており、カッタユニット131の可動刃131dは、その駆動時にオイル塗布部131fに当接してオイルを塗布され、用紙Lの粘着面の粘着剤が付着し難いように処理されている。
以下に、本実施形態にかかる貼付装置における用紙発行装置の貼付き防止構造についてさらに詳細に説明する。
通常、印刷した用紙を吸着手段により吸着して貼付位置まで移動させ、貼付する用紙貼付装置においては、用紙発行装置の用紙発行口から発行された用紙Lはカッタ手段13により直ちに切断せずに、用紙載置板142上に待機保持させた状態で貼付部3の吸着パット33による吸着させることにより、安定した用紙Lの吸着を行っており、吸着パット33により吸着されたタイミングにて、カッタ手段13により帯状の用紙を切断して枚葉状の用紙Lを形成している。
このような用紙発行装置においては、用紙発行口に用紙の粘着面が付着することを防止するために、用紙発行口に貼付き防止のコーティング加工を施して、用紙の貼付きを防止するなどしていたが、コーディング加工は経年変化によりその性能が劣化し、また、コストがかかる等の問題があった。
そこで、本実施形態の貼付装置においては、用紙発行口13aに貼付き防止のコーティング加工を施すことなく、用紙発行口13aの前方下方部位上端を凹凸形状とした用紙貼付き防止部131eを設けることにより、用紙Lの貼付きを防止できるように構成した。
上方収納部131aと下方収納部131bとからなる収納部の前面にはカッタ手段13の用紙発行口13aである用紙排出口が形成されており、用紙排出口を形成する下方収納部131bの前面板部の上端は凹凸形状にのこぎり状に形成されることにより、可動刃131dの用紙発行方向下流側に用紙貼付き防止部131eが形成されている。
用紙載置板142は、用紙載置板142に待機保持された用紙を吸着するときには、吸着時の吸着パット33の上からの押しつけによって緩衝部143の働きにより沈み込み、吸着パット33による用紙Lの吸着時に、用紙Lにかかる負荷を軽減すると共に吸着パット33の吸着面に対して用紙L表面を垂直に当接することを可能にして、吸着パット33に対して用紙Lを確実に吸着保持させることができる。
11 :用紙支持軸
12 :印刷手段
13 :カッタ手段
13a :用紙発行口
131 :カッタユニット
131a :上方収納部
131b :下方収納部
131c :固定刃
131d :可動刃
131e :用紙貼付き防止部
131f :オイル塗布部
132 :駆動ユニット
133 :表面板
133a :反り防止板
14 :用紙載置部
141 :支持フレーム
142 :用紙載置板
143 :緩衝部
15 :第1回転軸
15a :ブラケット
15b :ブラケット
16 :左右方向駆動手段
17 :方向駆動手段
2 :アーム部
21 :第1回転駆動手段
22 :上下駆動手段
23 :第2回転駆動手段
24 :前後方向駆動手段
25 :第2回転軸
3 :貼付部
31 :貼付棒
31a :上端
32 :副アーム部
321 :上ブロック
321a :空気通路
322 :下ブロック
322a :空気通路
323 :軸
324 :解放弁
33 :吸着パット
33a :吸引路
331 :本体部
331a :取付部
331b :緩衝部
332 :吸着部
333 :スカート部
334 :環状リブ
4 :排出手段
50 :制御手段
51 :圧力センサ
52 :原点停止センサ
53 :減速開始センサ
6 :圧力調節手段
6a :真空経路
7 :除電手段
71 :除電シート
72 :取付金具
A :フィルム包装装置
B :貼付装置
F :フィルム
L :用紙
P1 :用紙吸着ポジション
P2 :用紙貼付ポジション
R :用紙ロール
T :トレイ
a :機体
b :商品載置部
c :フィルム包装手段
d :搬送コンベア
e :商品排出部
h :入力表示手段
n :固定手段
Claims (7)
- 一方が粘着面からなる帯状の用紙を切断機構部にて枚葉状に切断した用紙を排出する用紙発行装置において、
前記切断機構部を収納する収納部は、前記切断された用紙を排出する用紙発行口を有し、
前記用紙発行口を形成する下方収納部の前方上端の左右方向に伸びる前記用紙の粘着面が接する部位に凹凸形状の貼付き防止部を有する
ことを特徴とする用紙発行装置。 - 前記凹凸形状の貼付き防止部は、のこぎり歯状に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の用紙発行装置。 - 前記切断機構部は、用紙の粘着面側に位置する固定刃と、前記固定刃の下流側に用紙を印字面から切断する可動刃とを有し、
前記貼付き防止部は、前記可動刃のさらに下流側の前記固定刃が収納される収納部の用紙発行口を形成する端部に有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙発行装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の用紙発行装置を有する貼付装置。
- 前記切断された用紙が待機する用紙載置部と、
前記用紙載置部で待機する用紙を吸着し、貼付位置に移動して貼付物に貼付する貼付部と、をさらに備え、
前記用紙載置部は、前記用紙発行口の前方略下方の位置に配置される
ことを特徴とする請求項4に記載の貼付装置。 - 前記用紙載置部は、用紙の貼付きを防止する処理が施されている用紙載置板を有している
ことを特徴とする請求項4または5に記載の貼付装置。 - 前記用紙載置部は、前記用紙載置板の下面に配置される緩衝部を有していることを特徴とする請求項5または6に記載の貼付装置。
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