JP6560586B2 - 建設機械の油圧回路システム - Google Patents

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本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられる油圧回路システムに係り、特に、第1及び第2の2つの油圧ポンプと、これら油圧ポンプの吐出油によって駆動されるアクチュエータと異なるその他のアクチュエータを駆動するための第3油圧ポンプとを備えたオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システムに関する。
オープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システムには、第1及び第2の2つの油圧ポンプの一方又は双方の吐出油によって駆動される第1及び第2特定アクチュエータと、第1油圧ポンプの吐出油によって駆動される第3特定アクチュエータと、第1〜第3特定アクチュエータとは異なるその他のアクチュエータを駆動するための圧油を供給する第3油圧ポンプとを備えたものがあり、その一例が特許文献1に記載されている。この油圧回路システムは、第2特定アクチュエータの更なる増速を実現するため、第3油圧ポンプの吐出油を第2特定アクチュエータに供給可能とする合流弁を設けたものである。この合流弁は第2特定アクチュエータの操作信号が入力されると合流位置に切り換えられ、第3油圧ポンプの吐出油の合流を可能とする。
特許文献1において、建設機械は油圧ショベルであり、第1特定アクチュエータはブームを駆動するブームシリンダであり、第2特定アクチュエータはアームを駆動するアームシリンダであり、第3特定アクチュエータはバケットを駆動するバケットシリンダであり、その他のアクチュエータは上部旋回体を駆動する旋回モータである。第1特定アクチュエータ(ブームシリンダ)と第2特定アクチュエータ(バケットシリンダ)は第1油圧ポンプに対してパラレルに接続されている。
特開2000-220168号公報
特許文献1記載の油圧回路システムにおいて、第1特定アクチュエータ(ブームシリンダ)の単独駆動時は、第1及び第2油圧ポンプから第1特定アクチュエータに圧油が供給され、第1特定アクチュエータの増速が可能である。第2特定アクチュエータ(アームシリンダ)の単独駆動時は、第1〜第3油圧ポンプから第2特定アクチュエータに圧油が供給され、第2特定アクチュエータの増速(3ポンプでの増速)が可能である。
また、特許文献1には図示されていないが、第1油圧ポンプに接続されたアーム用第2方向制御弁のポンプポートに接続されたパラレルラインに絞りが設けられ、これにより第1特定アクチュエータ(ブームシリンダ)と第2特定アクチュエータ(アームシリンダ)を同時に駆動する複合操作(例えばブーム上げとアームクラウドの複合操作)においては、第1油圧ポンプから第1特定アクチュエータに圧油が供給され、第2及び第3油圧ポンプから第2特定アクチュエータに圧油が供給され、第2特定アクチュエータを増速した複合操作が可能である。
一方、第1特定アクチュエータと第2特定アクチュエータと第3特定アクチュエータを同時に駆動する3複合操作(例えばブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの3複合操作)においては、第1特定アクチュエータの負荷圧>第3特定アクチュエータの負荷圧の関係である場合が多く、第1特定アクチュエータと第3特定アクチュエータは第1油圧ポンプに対してパラレルに接続されているため、第1油圧ポンプの吐出油は低負荷圧側である第3特定アクチュエータに優先的に供給されてしまう。また、第1及び第2特定アクチュエータについても、第1特定アクチュエータの負荷圧>第2特定アクチュエータの負荷圧の関係にある場合が多く、第1特定アクチュエータと第2特定アクチュエータは第2油圧ポンプに対してパラレルに接続されているため、第2油圧ポンプの吐出油も低負荷圧側である第2特定アクチュエータに優先的に供給されてしまう。この結果、第1特定アクチュエータと第2特定アクチュエータと第3特定アクチュエータを同時に駆動する3複合操作では、第1特定アクチュエータに圧油が供給されない場合が発生し、第1特定アクチュエータが停止してしまうことがある。
本発明の目的は、第1及び第2の2つの油圧ポンプの一方又は双方の吐出油によって駆動される第1及び第2特定アクチュエータと、第1油圧ポンプの吐出油によって駆動される第3特定アクチュエータと、第1〜第3特定アクチュエータとは異なるその他のアクチュエータを駆動するための圧油を供給する第3油圧ポンプとを備え、かつ第2特定アクチュエータの更なる増速を実現するため、第3油圧ポンプの吐出油を第2特定アクチュエータに供給可能とした油圧回路システムにおいて、第1、第2及び第3特定アクチュエータを同時に駆動する複合操作を行った場合に、第1特定アクチュエータの停止を防止することができるオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、第1油圧ポンプ、第2油圧ポンプ及び第3油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の第1アクチュエータと、前記第2油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の第2アクチュエータと、前記第3油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される少なくとも1つの第3アクチュエータと、前記第1油圧ポンプから前記複数の第1アクチュエータに供給される圧油の流れをそれぞれ制御する複数の第1方向切換弁と、前記第2油圧ポンプから前記複数の第2アクチュエータに供給される圧油の流れをそれぞれ制御する複数の第2方向切換弁と、前記第3油圧ポンプから前記少なくとも1つの第3アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する少なくとも1つの第3方向切換弁と、前記複数の第1、第2及び第3アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧を生成し、前記複数の第1、第2及び第3方向切換弁の対応するものを切り換える複数の操作レバー装置を備え、前記複数の第1アクチュエータは第1特定アクチュエータ及び第3特定アクチュエータを含み、前記複数の第2アクチュエータは前記第1アクチュエータと第2特定アクチュエータを含み、前記少なくとも1つの第3アクチュエータはその他のアクチュエータを含み、前記複数の第1方向切換弁は、前記第1油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁及び前記第1油圧ポンプから前記第3特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含み、前記複数の第2方向切換弁は、前記第2油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁及び前記第2油圧ポンプから前記第2特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含み、前記少なくとも1つの第3方向切換弁は、前記第3油圧ポンプから前記その他のアクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含み、前記第1油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と前記第1油圧ポンプから前記第3特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁は、前記第1油圧ポンプに対してパラレルに接続されており、前記第2油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と前記第2油圧ポンプから前記第2特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁は、前記第2油圧ポンプに対してパラレルに接続されているオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システムにおいて、前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第1特定アクチュエータと前記第2特定アクチュエータに選択的に供給可能とする合流切換弁を更に備え、前記合流切換弁は、前記第1特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれる第1受圧部と、前記第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれる第2受圧部とを有し、前記第2受圧部は、前記第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれたとき前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第2特定アクチュエータに供給するよう前記合流切換弁のスプールをストロークさせ、これにより前記合流切換弁は、前記第1特定アクチュエータが駆動されず、前記第2特定アクチュエータが駆動されるときは前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第2特定アクチュエータに供給し、前記第1受圧部は、前記第1特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれるとき、前記第2受圧部に前記第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれているかどうかに係わらず、前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第1特定アクチュエータに供給するよう前記合流切換弁のスプールをストロークさせ、これにより前記合流切換弁は、前記第1特定アクチュエータが駆動されるときは、前記第2特定アクチュエータの駆動状態に係わらず前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第1特定アクチュエータに供給するよう構成されているものとする。
このように複数の第1方向切換弁が、第1油圧ポンプから第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁及び第1油圧ポンプから第3特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含み、複数の第2方向切換弁が、第2油圧ポンプから第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁及び第2油圧ポンプから第2特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含む油圧回路システムにおいて、第3油圧ポンプから吐出される圧油を第1特定アクチュエータと第2特定アクチュエータに選択的に供給可能とする合流切換弁を設けることにより、第3油圧ポンプの吐出油を第2特定アクチュエータに供給可能となり、第2特定アクチュエータの更なる増速を実現することができる。
また、合流切換弁が第1特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれる第1受圧部と、第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれる第2受圧部とを有し、第2受圧部は、第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれたとき第3油圧ポンプから吐出される圧油を第2特定アクチュエータに供給するよう合流切換弁のスプールをストロークさせ、これにより合流切換弁、第1特定アクチュエータが駆動されず、第2特定アクチュエータが駆動されるときは第3油圧ポンプから吐出される圧油を第2特定アクチュエータに供給し、第1受圧部は、第1特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれるとき、第2受圧部に第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれているかどうかに係わらず、第3油圧ポンプから吐出される圧油を第1特定アクチュエータに供給するよう合流切換弁のスプールをストロークさせ、これにより合流切換弁は、第1特定アクチュエータが駆動されるときは、第2特定アクチュエータの駆動状態に係わらず第3油圧ポンプから吐出される圧油を第1特定アクチュエータに供給するよう構成することにより、第1、第2及び第3特定アクチュエータを同時に駆動する複合操作を行った場合は、合流切換弁を介して第1油圧ポンプから吐出される圧油が第1特定アクチュエータに供給されるため、第1特定アクチュエータの停止を防止することができる。
本発明によれば、第1及び第2の2つの油圧ポンプの一方又は双方の吐出油によって駆動される第1及び第2特定アクチュエータと、第1油圧ポンプの吐出油によって駆動される第3特定アクチュエータと、第1〜第3特定アクチュエータとは異なるその他のアクチュエータを駆動するための圧油を供給する第3油圧ポンプとを備え、かつ第2特定アクチュエータの更なる増速を実現するため、第3油圧ポンプの吐出油を第2特定アクチュエータに供給可能とした油圧回路システムにおいて、第1、第2及び第3特定アクチュエータを同時に駆動する複合操作を行った場合に、第1特定アクチュエータの停止を防止することができる。
本発明の第1の実施例に係わる油圧ショベル(建設機械)の油圧回路システムを示す図である。 第3アーム/ブーム方向切換弁のバネと受圧部を含む油圧切換構造を示す図である。 油圧ショベルの外観を示す図である。 本発明の第2の実施例に係わる油圧ショベル(建設機械)の油圧回路システムを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
<第1の実施の形態>
〜構成〜
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係わる油圧ショベル(建設機械)の油圧回路システムを示す図である。
図1において、油圧ショベルの油圧回路システムは、原動機であるディーゼルエンジン1(以下エンジン1という)と、このエンジン1に接続され、エンジン1により駆動される第1油圧ポンプ(第1メインポンプ)P1と、第1油圧ポンプP1から吐出された圧油により駆動される複数の第1アクチュエータ12,13,14,15(アームシリンダ12、ブームシリンダ13、バケットシリンダ14、右走行モータ15)と、第1油圧ポンプP1から複数の第1アクチュエータ12,13,14,15に供給される圧油の流入・排出方向を制御する複数の第1方向切換弁5b,6a,7,8(第2アーム方向切換弁5b、第1ブーム方向切換弁6a、バケット方向切換弁7、右走行方向切換弁8)と、第1油圧ポンプP1と同様にエンジン1に接続され、エンジン1により駆動される第2油圧ポンプ(第2メインポンプ)P2と、この第2油圧ポンプP2から吐出された圧油により駆動される複数の第2アクチュエータ11,12,13(左走行モータ11、アームシリンダ12、ブームシリンダ13)と、第2油圧ポンプP2から複数の第2アクチュエータ11,12,13に供給される圧油の流入・排出方向を制御する複数の第2方向切換弁4,5a,6b(左走行方向切換弁4、第1アーム方向切換弁5a、第2ブーム方向切換弁6b)と、第1油圧ポンプP1及び第2ポンプP2と同様にエンジン1に接続され、エンジン1により駆動される第3油圧ポンプ(第3メインポンプ)P3と、この第3油圧ポンプP3から吐出された圧油により駆動される複数の第3アクチュエータ9,10(ブレードシリンダ9、旋回モータ10)と、第3油圧ポンプP3から複数の第3アクチュエータ9,10に供給される圧油の流入・排出方向を制御する複数の第3方向切換弁2,3(ブレード方向切換弁2、旋回方向切換弁3)とを備えている。
また、油圧回路システムは、エンジン1に接続され、エンジン1より駆動されるパイロットポンプP4と、パイロットポンプP4の圧油が導かれる複数の操作レバー装置16a〜16gであって、パイロットポンプP4の圧油に基づいて操作パイロット圧a,bを生成し、この操作パイロット圧a,bにより第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bを切り換える操作レバー装置16aと、パイロットポンプP4の圧油に基づいて操作パイロット圧c,dを生成し、この操作パイロット圧c,dにより第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bを切り換える操作レバー装置16bと、パイロットポンプP4の圧油に基づいて操作パイロット圧e,fを生成し、この操作パイロット圧e,fによりバケット方向切換弁7を切り換える操作レバー装置16cと、パイロットポンプP4の圧油に基づいて操作パイロット圧g,hを生成し、この操作パイロット圧g,hにより旋回方向切換弁3を切り換える操作レバー装置16dと、パイロットポンプP4の圧油に基づいて操作パイロット圧i,jを生成し、この操作パイロット圧i,jにより右走行方向切換弁8を切り換える操作レバー装置16eと、パイロットポンプP4の圧油に基づいて操作パイロット圧k,lを生成し、この操作パイロット圧k,lにより左走行方向切換弁4を切り換える操作レバー装置16fと、パイロットポンプP4の圧油に基づいて操作パイロット圧m,nを生成し、この操作パイロット圧m,nによりブレード方向切換弁2を切り換える操作レバー装置16gとを備えている。
ここで、第1油圧ポンプP1と複数の第1アクチュエータ12,13,14,15
と複数の第1方向切換弁5b,6a,7,8は第1油圧回路101を構成し、第2油圧ポンプP2と複数の第2アクチュエータ11,12,13と複数の第2方向切換弁4,5a,6bは第2油圧回路102を構成し、第3油圧ポンプP3と複数の第3アクチュエータ9,10と複数の第3方向切換弁2,3は第3油圧回路103を構成する。
また、方向切換弁2,3,4,5a,5b,6a,6b,7,8は、センタバイパスタイプのバルブであり、第1方向切換弁5b,6a,7,8はセンタバイパス油路111上に一列に図示の順序で接続され、第2方向切換弁4,5a,6bはセンタバイパス油路112上に一列に図示の順序で接続され、第3方向切換弁2,3はセンタバイパス油路113上に一列に図示の順序で接続されている。センタバイパス油路111は上流側が第1油圧ポンプP1に接続され、下流側がタンク油路23に接続され、センタバイパス油路112は上流側が第2油圧ポンプP2に接続され、下流側がタンク油路24に接続され、センタバイパス油路113は上流側が第3油圧ポンプP3に接続され、下流側がタンク油路25に接続されている。このように第1〜第3油圧回路101,102,103はオープンセンタ回路方式の油圧回路システムを構成している。
また、第1油圧回路101において、方向切換弁8のポンプポートはセンタバイパス油路111の最上流に接続され、方向切換弁7のポンプポートはセンタバイパス油路111の自身の上流部分に逆止弁21aを備えるフィーダ油路22aを介して接続され、方向切換弁6aのポンプポートはセンタバイパス油路111の方向切換弁7の上流部分に逆止弁17aを備えるパラレル油路18aを介して接続され、方向切換弁5bのポンプポートはセンタバイパス油路111の自身の上流部分に逆止弁19bを備えるフィーダ油路20bを介して接続されている。
第2油圧回路102において、方向切換弁5aのポンプポートはセンタバイパス油路112の最上流に逆止弁19aを備えるフィーダ油路20aを介して接続され、方向切換弁6bのポンプポートはセンタバイパス油路112の最上流に逆止弁17bを備えたパラレル油路18bを介して接続され、方向切換弁4のポンプポートはセンタバイパス油路112の自身の上流部分に逆止弁19bを備えるフィーダ油路20bを介して接続されている。
第3油圧回路103において、方向切換弁2のポンプポートはセンタバイパス油路113の最上流に逆止弁21cを備えるフィーダ油路22cを介して接続され、方向切換弁3のポンプポートはセンタバイパス油路113の最上流に逆止弁17cを備えたパラレル油路18cを介して接続されている。
そして第3油圧回路103は、センタバイパス油路113の最下流に配置された第3アーム/ブーム方向切換弁5dを備え、センタバイパス油路113の最上流油路部分(第3油圧ポンプP3の吐出油路)は方向切換弁6bのポンプポートに逆止弁17dを備えたパラレル油路18dを介して接続されている。
第3アーム/ブーム方向切換弁5dは合流切換弁として機能するものであり、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは、第3油圧ポンプP3の圧油をタンク油路25に戻す位置IIIと、第3油圧ポンプP3の圧油をアクチュエータ油路33に供給する位置IVと、センタバイパス油路113を遮断する(ブリードオフ開口を閉じ切る)位置VIIの3つの位置に切り換え可能である。第3アーム/ブーム方向切換弁5dが位置IVにあるとき、アクチュエータ油路33に供給された第3油圧ポンプP3の圧油は第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2の圧油と合流してアームシリンダ12のボトム室12aに供給され、第3アーム/ブーム方向切換弁5dが位置IVにあるとき、第3ポンプ4の圧油はパラレル油路18d及び方向切換弁6bを介してアクチュエータ油路29からブームシリンダ13のボトム室13aに供給される。
また、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは位置III,IV,VIIの切り換えを行うためバネ5d1と2つの受圧部5d2,5d3を有している。受圧部5d2(第2受圧部)にはアームシリンダ12をアームクラウド方向に駆動するための操作パイロット圧dが導かれ、受圧部5d3(第1受圧部)にはブームシリンダ13をブーム上げ方向に駆動するための操作パイロット圧bが導かれる。
受圧部5d2,5d3のいずれにも操作パイロット圧d,bが導かれていないとき、第3アーム/ブーム方向切換弁5dはバネ5d1で押されて位置IIIにある。受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれたとき、受圧部5d2は第3アーム/ブーム方向切換弁5dが位置IVに切り換えられるよう第3アーム/ブーム方向切換弁5dのスプールをストロークさせ、第3油圧ポンプP3から吐出される圧油をアームシリンダ12のボトム室12aに供給する。受圧部5d3に操作パイロット圧bが導かれその操作パイロット圧bが所定の圧力以上であるとき、受圧部5d3は、受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれているかどうかに係わらず、第3アーム/ブーム方向切換弁5dが位置VIIに切り換えられるよう第3アーム/ブーム方向切換弁5dのスプールをストロークさせ、第3油圧ポンプP3から吐出される圧油をブームシリンダ13のボトム室13aに供給する。
このように第3アーム/ブーム方向切換弁5dは、ブームシリンダ13(第1特定アクチュエータ)が駆動されず、アームシリンダ12(第2特定アクチュエータ)が駆動されるときは第3油圧ポンプP3から吐出される圧油がアームシリンダ12に供給され、ブームシリンダ13が駆動されるときは、アームシリンダ12の駆動状態に係わらず第3油圧ポンプP3から吐出される圧油がブームシリンダ13に供給されるよう構成されている。
図2は、第3アーム/ブーム方向切換弁5dのバネ5d1と受圧部5d2,5d3を含む油圧切換構造を示す図である。
第3アーム/ブーム方向切換弁5dはバルブブロック50内を軸方向に摺動するスプール51と、スプール51の一端に設けられたバネ室52と、スプールの他端に設けられた油圧切換部53とを有している。バネ室52はバルブブロック50の一方の端面50aに取り付けられた第1カバープレート54に形成され、バネ室52にはスプール51を図示右方向に付勢するバネ5d1が収納されている。油圧切換部53は小径ピストン55aと大径ピストン55bを有する二段ピストン55を備え、二段ピストン55はバルブブロック50の他方の端面50bに取り付けられた第2カバープレート56内に形成された小径シリンダ室57aと大径シリンダ室57bに収納されている。大径ピストン55bには複数の通孔58が形成されている。小径シリンダ室57aには、小径ピストン55aの端面に隣接してスプール51を図示左方向に付勢する受圧部5d2が形成され、大径シリンダ室57bには、大径ピストン55bを挟んでスプール51を図示左方向に付勢する受圧部5d3が形成されている。
受圧部5d2,5d3のいずれにも操作パイロット圧d,bが導かれていないとき、スプールはバネ5d1の力で図示右方向に押され、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは位置IIIに保持される。受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれると、二段ピストンは図示左方向に押され、二段ピストンはスプールとともに図示左方向にストロークし、大径ピストンの端面がバルブブロックの端面に当たると二段ピストンは停止し、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは位置IVに切り換えられる。受圧部5d3に操作パイロット圧bが導かれその操作パイロット圧bが所定の圧力以上になると、その操作パイロット圧bがスプールの端面に作用してスプールを図示左方向にストロークさせ、バネ5d1の付勢力と釣り合った位置でスプールは停止し、第3アーム/ブーム方向切換弁5dが位置VIIに切り換えられる。受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれ、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは位置IVに切り換えられるときのスプールのストローク量はS1であり、受圧部5d3に操作パイロット圧bが導かれ、第3アーム/ブーム方向切換弁5dが位置VIIに切り換えられるときのスプールのストローク量はS2であり、S1<S2の関係にある。
ここで、操作パイロット圧bの所定の圧力とは、操作レバー装置16aの操作レバーをブーム上げ方向にフル操作近くまで操作したときに生成される操作パイロット圧dである。
このように油圧切換部53は、受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれるときはスプール51をS1ストロークさせて第3アーム/ブーム方向切換弁5dを位置IVに切り換え、受圧部5d3に操作パイロット圧bが導かれその操作パイロット圧bが所定の圧力以上になるときは、スプール51をS2(>S1)ストロークさせて第3アーム/ブーム方向切換弁5dのブリードオフ開口を閉じ切り、第3アーム/ブーム方向切換弁5dを位置VIIに切り換えるように構成されている。
図1に戻り、第1及び第2油圧ポンプP1,P2は1つの斜板(押しのけ容積可変機構)と2つの吐出口を備えたスプリットフロータイプの可変容量型の油圧ポンプであり、2つの吐出口に対応する2つのポンプ機能を本明細書では「第1及び第2油圧ポンプ」と呼んでいる。第1及び第2油圧ポンプP1,P2(スプリットフロータイプの2つの吐出口)は斜板の傾転角(押しのけ容積)を調整して吐出流量を制御する共通のレギュレータRを備え、このレギュレータRは第1〜第3油圧ポンプP1,P2,P3の吐出圧が導かれるトルク制御ピストンPs1,Ps2,Ps3を有している。レギュレータRは第1及び第2油圧回路101,102に属するアクチュエータの操作レバー装置の操作量に応じて斜板の傾転角を増加させるポジコン制御部を有していてもよい。
図3に油圧ショベルの外観を示す。
図3において、油圧ショベルは、上部旋回体300と、下部走行体301と、フロント作業機302(ブーム306、アーム307、バケット308)とを備え、フロント作業機302は上部旋回体300に上下動可能に取り付けられている。上部旋回体300は操作レバー装置16dの操作レバーを操作することで旋回モータ10を回転させ、下部走行体301上を旋回する。下部走行体301は操作レバー装置16g、16fの操作レバーを操作することで走行モータ11,15を回転させ、走行動作を行う。フロント作業機302は操作レバー装置16a〜15cの操作レバーを操作することでブームシリンダ13、アームシリンダ12、バケットシリンダ14を伸縮させ、上下方向・前後方向に駆動される。下部走行体301は中央フレーム304を備え、この中央フレーム304にはブレード305が取り付けられている。ブレード305は操作レバー装置16gの操作レバーを操作することでブレードシリンダ9を伸縮させ、上下動作を行う。
〜動作〜
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、基本動作を説明する。
全てのアクチュエータ9〜16はそれぞれの操作レバー装置16a〜16gの操作レバーを操作してバイロットポンプP4の吐出油から生成した操作パイロット圧を各方向切換弁に導き、各方向切換弁の切り換えを行うことにより作動する。
第1油圧ポンプP1の吐出油は、操作レバー装置16a〜16c,16eの操作レバー中立時、右走行方向切換弁8、バケット方向切換弁7、第1ブーム方向切換弁6a、アーム3方向切換弁5bを介してタンク油路23からタンクTに流れ込む。操作レバー装置16a〜16c,16eの操作レバーのそれぞれを操作し、走行方向切換弁8、バケット方向切換弁7、第1ブーム方向切換弁6a、アーム3方向切換弁5bのそれぞれを切り換えることにより第1アクチュエータ12,13,14,15に対する圧油の流入・排出方向を制御し、第1アクチュエータ12,13,14,15を作動させる。
第2油圧ポンプP2の吐出油は、操作レバー装置16a,16b,16fの操作レバーの中立時、第1アーム方向切換弁5a、第2ブーム方向切換弁6b、左走行方向切換弁4を介してタンク油路24からタンクTに流れ込む。操作レバー装置16a,16b,16fのそれぞれの操作レバーを操作し、第1アーム方向切換弁5a、第2ブーム方向切換弁6b、左走行方向切換弁4のそれぞれを切り換えることにより第2アクチュエータ11,12,13に対する圧油の流入・排出方向を制御し、第2アクチュエータ11,12,13を作動させる。
第3油圧ポンプP3の吐出油は、操作レバー装置16a,16b,16d,16gの操作レバーの中立時、ブレード方向切換弁2、旋回方向切換弁3、第3アーム/ブーム方向切換弁5dを介してタンク油路25からタンクTに流れ込む。操作レバー装置16a,16b,16d,16gのそれぞれの操作レバーを操作し、ブレード方向切換弁2、旋回方向切換弁3、第3アーム/ブーム方向切換弁5dのそれぞれを切り換えることにより第3アクチュエータ9,10とアームシリンダ12及びブームシリンダ13に対する圧油の流入・排出方向を制御し、第3アクチュエータ9,10とアームシリンダ12及びブームシリンダ13を作動させる。
次に、本実施の形態における特徴的動作を説明する。
ブーム306を上方に押し上げるブーム上げを意図して、操作レバー装置16aの操作レバーを図示右方向に操作した場合、パイロットポンプP4から第1ブーム方向切換弁6a、第2ブーム方向切換弁6b、第3アーム/ブーム方向切換弁5dへ操作パイロット圧bが導かれ、第1ブーム方向切換弁6a、第2ブーム方向切換弁6b、第3アーム/ブーム方向切換弁5dの各スプールは図示上方に移動し、第1ブーム方向切換弁6a、第2ブーム方向切換弁6bは中立位置Iから位置IIに、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは中立位置IIIから位置VIIに切り換えられる。その結果、第1油圧ポンプP1、第2油圧ポンプP2の吐出油は逆止弁17a,17bを備えるパラレル油路18a、18bから、第3油圧ポンプP3の吐出油はパラレル油路18dからブームシリンダ13のボトム室13aに流入し、ブームシリンダ13のロッド室13b内の圧油がタンク油路23を通って排出されることによりブームシリンダ13が伸長する。
アーム307を手前に引くアームクラウドを意図して、操作レバー装置16bの操作レバーを図示右方向に操作した場合、パイロットポンプP4から第1アーム方向切換弁5a、第2アーム方向切換弁5b、第3アーム/ブーム方向切換弁5dへ操作パイロット圧dが導かれ、第1アーム方向切換弁5a、第2アーム方向切換弁5b、第3アーム/ブーム方向切換弁5dの各スプールは図示上方に移動し、第1アーム方向切換弁5a、第2アーム方向切換弁5b、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは中立位置IIIから位置IVに切り換えられる。その結果、第1油圧ポンプP1、第2油圧ポンプP2、第3油圧ポンプP3の吐出油は、逆止弁19a,19bを備えるフィーダ油路20a,20bからアクチュエータ油路32,33を通り、アームシリンダ12のボトム室12aに流入し、アームシリンダ12のロッド室12b内の油がタンク油路24を通って排出されることによりアームシリンダ12が伸長する。
バケット308を手前に引くバケットクラウドを意図して、操作レバー装置16cの操作レバーを図示右方向に操作した場合、パイロットポンプP4からバケット方向切換弁7へ操作パイロット圧fが導かれ、バケット方向切換弁7のスプールは図示上方に移動し、バケット方向切換弁7は中立位置Vら位置VIに切り換えられる。その結果、第1油圧ポンプP1の吐出油は、逆止弁21aを備えるフィーダ油路22aからバケットシリンダ14のボトム室14aに流入し、バケットシリンダ14のロッド室14b内の油がタンク油路23を通って排出されることによりバケットシリンダ14が伸長する。
ブーム上げとアームクラウドの複合操作においては、パイロットポンプP4から第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bへ操作パイロット圧bが導かれ、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bの各スプールは図示上方に移動し、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bは中立位置Iから位置IIに切り換えられる。また、パイロットポンプP4から第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bへ操作パイロット圧dが導かれ、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bの各スプールは図示上方に移動し、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bは中立位置IIIから位置IVに切り換えられる。
一方、第3アーム/ブーム方向切換弁5dにおいては、受圧部5d3に操作パイロット圧bが導かれ、受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれるが、前述したように第3アーム/ブーム方向切換弁5dはブーム上げの操作パイロット圧bにより動作し、中立位置IIIから位置VIIに切り換えられる。
ここで、ブーム上げとアームクラウドの複合操作においては、通常、ブーム上げ負荷圧>アームクラウド負荷圧であるため、第2油圧ポンプP2の吐出油はアームシリンダ12へ供給される。その結果、ブームシリンダ13のボトム室13aにメインポンプP1の吐出油と第3油圧ポンプP3の吐出油が合流して供給され、アームシリンダ12のボトム室12aにメインポンプP2の吐出油が供給され、ブームシリンダ13とアームシリンダ12のそれぞれが伸長する。これによりブームシリンダ13を増速したブーム上げとアームクラウドの複合操作を行うことができる。
ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作においては、パイロットポンプP4から第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bへ操作パイロット圧bが導かれ、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bの各スプールは図示上方に移動し、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bは中立位置Iから位置IIに切り換えられる。また、パイロットポンプP4から第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bへ操作パイロット圧dが導かれ、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bの各スプールは図示上方に移動し、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bは中立位置IIIから位置IVに切り換えられる。更に、パイロットポンプP4からバケット方向切換弁7へ操作パイロット圧fが導かれ、バケット方向切換弁7のスプールは図示上方に移動し、バケット方向切換弁7は中立位置Vから位置VIに切り換えられる。
一方、第3アーム/ブーム方向切換弁5dにおいては、受圧部5d3に操作パイロット圧bが導かれ、受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれるが、前述したように第3アーム/ブーム方向切換弁5dはブーム上げの操作パイロット圧bにより動作し、中立位置IIIから位置VIIに切り換えられる。
ここで、ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作においては、通常、ブーム上げ負荷圧>アームクラウド負荷圧、ブーム上げ負荷圧>バケットクラウド負荷圧であるため、第1油圧ポンプP1の吐出油はバケットシリンダ14へ供給され、第2油圧ポンプP2の吐出油はアームシリンダ12へ供給される。ブームシリンダ13へは第3油圧ポンプP3の吐出油がパラレル油路18dを通り供給される。その結果、ブームシリンダ13のボトム室13aに第3油圧ポンプP3の吐出油が供給され、アームシリンダ12のボトム室12aにメインポンプP2の吐出油が供給され、バケットシリンダ14のボトム室14aに第1油圧ポンプP1の吐出油が供給され、ブームシリンダ13、アームシリンダ12及びバケットシリンダ14のそれぞれが伸長する。これによりブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作時にもブームシリンダ13が停止することなく3つのアクチュエータ12,13,14が確実に駆動され、ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの良好な複合操作を行うことができる。
〜効果〜
本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
1.アームクラウドの単独操作においては、第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2の吐出油が第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bを介してアームシリンダ12のボトム室12aに供給されるだけでなく、第3油圧ポンプP3の吐出油も第3アーム/ブーム方向切換弁5dを介してアームシリンダ12のボトム室12aに供給されるため、3ポンプ吐出油の合流となり、アームシリンダ12の更なる増速が可能となり、アームクラウド速度を大幅にアップすることができる。
2.ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作においては、第1油圧ポンプP1の吐出油がバケット方向切換弁7を介してバケットシリンダ14のボトム室14aに供給され、第2油圧ポンプP2の吐出油が第1アーム方向切換弁5aを介してアームシリンダ12のボトム室12aに供給され、第3油圧ポンプP3の吐出油が第3アーム/ブーム方向切換弁(合流切換弁)5dを介してブームシリンダ13のボトム室13aに供給されるため、ブームシリンダ13の停止を防止することができ、これによりブームシリンダ13が停止することなく3つのアクチュエータ12,13,14が確実に駆動され、良好な複合操作を行うことができる。
3.ブーム上げの単独操作においては、第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2の吐出油が第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bを介してブームシリンダ13のボトム室13aに供給されるだけでなく、第3油圧ポンプP3の吐出油も第3アーム/ブーム方向切換弁5dを介してブームシリンダ13のボトム室13aに供給されるため、3ポンプ吐出油の合流となり、ブームシリンダ13の更なる増速が可能となり、ブーム上げ速度を大幅にアップすることができる。
4.ブーム上げとアームクラウドの複合操作においては、第1油圧ポンプP1の吐出油と第3油圧ポンプP3の吐出油が第1ブーム方向切換弁6a及び第3アーム/ブーム方向切換弁(合流切換弁)5dを介してブームシリンダ13のボトム室13aに供給され、第2油圧ポンプP2の吐出油が第1アーム方向切換弁5aを介してアームシリンダ12のボトム室12aに供給されるため、ブームシリンダ13を増速したブーム上げとアームクラウドの複合操作を行うことができる。
<第2の実施の形態>
〜構成〜
図4は、本発明の第2の実施例に係わる油圧ショベル(建設機械)の油圧回路システムを示す図である。
図4において、本実施の形態の油圧回路システムは、ブーム上げの操作パイロット圧bを第3アーム/ブーム方向切換弁5dの受圧部5d3へ導く油路35上に配置され、アームクラウドの操作パイロット圧dによって切換わるようにした切換弁36を更に備えている。切換弁36はバネ36aとアームクラウドの操作パイロット圧dが導かれる受圧部36bを有し、アームクラウドの操作パイロット圧dが生成されていないとき、切換弁36はバネ36aの力で中立位置VIIIにあり、油路35をタンクに接続する。アームクラウドの操作パイロット圧dが生成され受圧部36bに導かれるとき、切換弁36は位置IXに切り換えられ、ブーム上げの操作パイロット圧bを受圧部5d3に導く。
本実施の形態のそれ以外の構成は第1の実施の形態と同じである。
〜動作〜
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ブーム306を上方に押し上げるブーム上げを意図して、操作レバー装置16aの操作レバーを図示右方向に操作した場合、パイロットポンプP4から第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bに操作パイロット圧bが導かれ、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bの各スプールは図示上方に移動し、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bは中立位置Iから位置IIに切り換えられる。一方、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは、切換弁36が図示の中立位置VIIIにあり受圧部5d3にブーム上げの操作パイロット圧bは導かれないため、図示の中立位置IIIに保持される。その結果、第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2の吐出油は逆止弁17a,17bを備えるパラレル油路18a、18bからブームシリンダ13のボトム室13aに流入し、ブームシリンダ13のロッド室13b内の圧油がタンク油路23を通って排出されることによりブームシリンダ13が伸長する。
アーム307を手前に引くアームクラウドを意図して、操作レバー装置16bの操作レバーを図示右方向に操作した場合、パイロットポンプP4から第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bに操作パイロット圧bが導かれ、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bの各スプールは図示上方に移動し、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bは中立位置Iから位置IIに切り換えられる。一方、第3アーム/ブーム方向切換弁5dは、受圧部5d2にアームクラウドの操作パイロット圧dが導かれるため、図示の中立位置IIIから位置IVに切り換えられる。その結果、第1油圧ポンプP1、第2油圧ポンプP2、第3油圧ポンプP3の吐出油は、逆止弁19a,19bを備えるフィーダ油路20a,20bからアクチュエータ油路32,33を通り、アームシリンダ12のボトム室12aに流入し、アームシリンダ12のロッド室12b内の油がタンク油路24を通って排出されることによりアームシリンダ12が伸長する。
バケット308を手前に引くバケットクラウドを意図して、操作レバー装置16cの操作レバーを図示右方向に操作した場合、パイロットポンプP4からバケット方向切換弁7へ操作パイロット圧fが導かれ、バケット方向切換弁7のスプールは図示上方に移動し、バケット方向切換弁7は中立位置Vから位置VIに切り換えられる。その結果、第1油圧ポンプP1の吐出油は、逆止弁21aを備えるフィーダ油路22aからバケットシリンダ14のボトム室14aに流入し、バケットシリンダ14のロッド室14b内の油がタンク油路23を通って排出されることによりバケットシリンダ14が伸長する。
ブーム上げとアームクラウドの複合操作においては、パイロットポンプP4から第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bへ操作パイロット圧bが導かれ、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bの各スプールは図示上方に移動し、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bは中立位置Iから位置IIに切り換えられる。また、パイロットポンプP4から第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bへ操作パイロット圧dが導かれ、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bの各スプールは図示上方に移動し、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bは中立位置IIIから位置IVに切り換えられる。
一方、第3アーム/ブーム方向切換弁5dにおいては、切換弁36がアームクラウドの操作パイロット圧dにより図示の中立位置VIIIから位置IXに切り換えられるため、受圧部5d3にブーム上げの操作パイロット圧bが導かれ、受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれる。このため前述したように第3アーム/ブーム方向切換弁5dはブーム上げの操作パイロット圧bにより動作し、中立位置IIIから位置VIIに切り換えられる。
ここで、ブーム上げとアームクラウドの複合操作においては、通常、ブーム上げ負荷圧>アームクラウド負荷圧であるため、第2油圧ポンプP2の吐出油はアームシリンダ12へ供給される。その結果、ブームシリンダ13のボトム室13aにメインポンプP1の吐出油と第3油圧ポンプP3の吐出油が合流して供給され、アームシリンダ12のボトム室12aにメインポンプP2の吐出油が供給され、ブームシリンダ13とアームシリンダ12のそれぞれが伸長する。これによりブームシリンダ13を増速したブーム上げとアームクラウドの複合操作を行うことができる。
ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作においては、パイロットポンプP4から第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bへ操作パイロット圧bが導かれ、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bの各スプールは図示上方に移動し、第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bは中立位置Iから位置IIに切り換えられる。また、パイロットポンプP4から第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bへ操作パイロット圧dが導かれ、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bの各スプールは図示上方に移動し、第1アーム方向切換弁5a及び第2アーム方向切換弁5bは中立位置IIIから位置IVに切り換えられる。更に、パイロットポンプP4からバケット方向切換弁7へ操作パイロット圧fが導かれ、バケット方向切換弁7のスプールは図示上方に移動し、バケット方向切換弁7は中立位置Vから位置VIに切り換えられる。
一方、第3アーム/ブーム方向切換弁5dにおいては、切換弁36がアームクラウドの操作パイロット圧dにより図示の中立位置VIIIから位置IXに切り換えられるため、受圧部5d3にブーム上げの操作パイロット圧bが導かれ、受圧部5d2に操作パイロット圧dが導かれる。このため前述したように第3アーム/ブーム方向切換弁5dはブーム上げの操作パイロット圧bにより動作し、中立位置IIIから位置VIIに切り換えられる。
ここで、ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作においては、通常、ブーム上げ負荷圧>アームクラウド負荷圧、ブーム上げ負荷圧>バケットクラウド負荷圧であるため、第1油圧ポンプP1の吐出油はバケットシリンダ14へ供給され、第2油圧ポンプP2の吐出油はアームシリンダ12へ供給される。ブームシリンダ13へは第3油圧ポンプP3の吐出油がパラレル油路18dを通り供給される。その結果、ブームシリンダ13のボトム室13aに第3油圧ポンプP3の吐出油が供給され、アームシリンダ12のボトム室12aにメインポンプP2の吐出油が供給され、バケットシリンダ14のボトム室14aに第1油圧ポンプP1の吐出油が供給され、ブームシリンダ13、アームシリンダ12及びバケットシリンダ14のそれぞれが伸長する。これによりブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作時にもブームシリンダ13が停止することなく3つのアクチュエータ12,13,14が確実に駆動され、ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの良好な複合操作を行うことができる。
〜効果〜
本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
1.アームクラウドの単独操作やブーム上げとアームクラウドの複合操作、ブーム上げとアームクラウドとバケットクラウドの複合操作においては、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
2.ブーム上げの単独操作においては、第1油圧ポンプP1及び第2油圧ポンプP2の吐出油が第1ブーム方向切換弁6a及び第2ブーム方向切換弁6bを介してブームシリンダ13のボトム室13aに供給され、第3油圧ポンプP3の吐出油は第3アーム/ブーム方向切換弁5dによって遮断されてブームシリンダ13のボトム室13aに供給されないため、ブームシリンダ13に供給される圧油の流量が過多となることがなく、ブーム上げの微操作性を向上することができる。
<その他>
以上の実施の形態は本発明の精神の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、第1特定アクチュエータがブームシリンダ13であり、第2特定アクチュエータがアームシリンダ12であり、第3特定アクチュエータがバケットシリンダ14である場合について説明したが、第1〜第3特定アクチュエータはそれらに限られない。例えば、第1特定アクチュエータがアームシリンダであり、第2特定アクチュエータがブームシリンダであってもよい。
また、上記実施の形態では、第2油圧回路に第2ブーム方向切換弁6bを備える場合について説明したが、第2ブーム方向切換弁6bは備えられていなくてもよく、この場合は第3アーム/ブーム方向切換弁5dが位置VIIに切り換えられたとき、第3油圧ポンプP3からの吐出油を第3アーム/ブーム方向切換弁5dを経由してブームシリンダ13のボトム室13aに供給すればよい。
また、上記実施の形態では、第1及び第2油圧ポンプP1,P2がスプリットフロータイプの油圧ポンプである場合について説明したが、第1及び第2油圧ポンプP1,P2はそれぞれ独立した2つの油圧ポンプであってもよい。
また、建設機械が油圧ショベルである場合について説明したが、第1〜第3特定アクチュエータに相当するアクチュエータを備える建設機械であれば、油圧走行クレーン等、油圧ショベル以外の建設機械に本発明を適用してもよい。
2 ブレード方向切換弁(第3方向切換弁)
3 旋回方向切換弁(第3方向切換弁)
4 左走行方向切換弁(第2方向切換弁)
5a 第1アーム方向切換弁(第2方向切換弁)
5b 第2アーム方向切換弁(第1方向切換弁)
5d 第3アーム/ブーム方向切換弁(合流切換弁)
5d2 受圧部(第2受圧部)
5d3 受圧部(第1受圧部)
6a 第1ブーム方向切換弁(第1方向切換弁)
6b 第2ブーム方向切換弁(第2方向切換弁)
7 バケット方向切換弁(第1方向切換弁)
8 右走行方向切換弁(第1方向切換弁)
9 ブレードシリンダ
10 旋回モータ(その他のアクチュエータ)
11 左走行モータ(第2アクチュエータ)
12 アームシリンダ(第1及び第2アクチュエータ)(第2特定アクチュエータ)
13 ブームシリンダ(第1及び第2アクチュエータ)(第1特定アクチュエータ)
14 バケットシリンダ(第1アクチュエータ)(第3特定アクチュエータ)
15 右走行モータ(第1アクチュエータ)
16a〜16g 操作レバー装置
36 切換弁
306 ブーム
307 アーム
308 バケット
P1 第1油圧ポンプ
P2 第2油圧ポンプ
P3 第3油圧ポンプ
P4 パイロットポンプ

Claims (3)

  1. 第1油圧ポンプ、第2油圧ポンプ及び第3油圧ポンプと、
    前記第1油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の第1アクチュエータと、
    前記第2油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の第2アクチュエータと、
    前記第3油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される少なくとも1つの第3アクチュエータと、
    前記第1油圧ポンプから前記複数の第1アクチュエータに供給される圧油の流れをそれぞれ制御する複数の第1方向切換弁と、
    前記第2油圧ポンプから前記複数の第2アクチュエータに供給される圧油の流れをそれぞれ制御する複数の第2方向切換弁と、
    前記第3油圧ポンプから前記少なくとも1つの第3アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する少なくとも1つの第3方向切換弁と、
    前記複数の第1、第2及び第3アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧を生成し、前記複数の第1、第2及び第3方向切換弁の対応するものを切り換える複数の操作レバー装置を備え、
    前記複数の第1アクチュエータは第1特定アクチュエータ及び第3特定アクチュエータを含み、
    前記複数の第2アクチュエータは前記第1アクチュエータと第2特定アクチュエータを含み、
    前記少なくとも1つの第3アクチュエータはその他のアクチュエータを含み、
    前記複数の第1方向切換弁は、前記第1油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁及び前記第1油圧ポンプから前記第3特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含み、
    前記複数の第2方向切換弁は、前記第2油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁及び前記第2油圧ポンプから前記第2特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含み、
    前記少なくとも1つの第3方向切換弁は、前記第3油圧ポンプから前記その他のアクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁を含み、
    前記第1油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と前記第1油圧ポンプから前記第3特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁は、前記第1油圧ポンプに対してパラレルに接続されており、
    前記第2油圧ポンプから前記第1特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と前記第2油圧ポンプから前記第2特定アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁は、前記第2油圧ポンプに対してパラレルに接続されているオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システムにおいて、
    前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第1特定アクチュエータと前記第2特定アクチュエータに選択的に供給可能とする合流切換弁を更に備え、
    前記合流切換弁は、前記第1特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれる第1受圧部と、前記第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれる第2受圧部とを有し、
    前記第2受圧部は、前記第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれたとき前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第2特定アクチュエータに供給するよう前記合流切換弁のスプールをストロークさせ、これにより前記合流切換弁は、前記第1特定アクチュエータが駆動されず、前記第2特定アクチュエータが駆動されるときは前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第2特定アクチュエータに供給し、
    前記第1受圧部は、前記第1特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれるとき、前記第2受圧部に前記第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧が導かれているかどうかに係わらず、前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第1特定アクチュエータに供給するよう前記合流切換弁のスプールをストロークさせ、これにより前記合流切換弁は、前記第1特定アクチュエータが駆動されるときは、前記第2特定アクチュエータの駆動状態に係わらず前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記第1特定アクチュエータに供給するよう構成されていることを特徴とするオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システム。
  2. 請求項記載のオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システムにおいて、
    前記第2特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧によって切り換わり、前記第1特定アクチュエータと第2特定アクチュエータを同時に駆動するときのみ前記第1特定アクチュエータを駆動するための操作パイロット圧を前記合流切換弁の前記第1受圧部に導く切換弁を更に備えることを特徴とするオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システム。
  3. 請求項1記載のオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システムにおいて、
    前記建設機械は、ブームとアームとバケットを有するフロント作業機を備えた油圧ショベルであり、
    前記第1特定アクチュエータは前記ブームを駆動するブームシリンダであり、
    前記第2特定アクチュエータは前記アームを駆動するアームシリンダであり、
    前記第3特定アクチュエータは前記バケットを駆動するバケットシリンダであり、
    前記合流切換弁は、前記ブームシリンダが駆動されず、前記アームシリンダがアームクラウド方向に駆動されるときは前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記アームシリンダに供給し、前記ブームシリンダがブーム上げ方向に駆動されるときは、前記アームシリンダの駆動状態に係わらず前記第3油圧ポンプから吐出される圧油を前記ブームシリンダに供給することを特徴とするオープンセンタ回路方式の建設機械の油圧回路システム。
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