JP6559445B2 - パネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法および構造 - Google Patents

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Description

この発明は、既設のパネル工法建物の非耐力壁パネルを耐力壁パネルに改修するパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法、およびこの工法で得られるブレース後付け耐力壁化構造に関する。
従来より、非耐力壁パネルを耐力壁化するに当たり、以下のようなことが行われている。
住宅等のパネル工法建物において耐震補強を行う場合、一般的には既存の非耐力壁パネルを外し、新たな耐力壁パネルを入れ込むというパネル入替え工事を行っている。外側に後からブレースを付ける際には現場溶接が多用されている。また、外壁パネルは、金属製のパネルフレームの四周にポリススチレン等の面材下地を廻し、その上から外装面材を留め付けている。外側に後からブレースを付け、耐力壁化した場合、ブレースのパネルフレームへの取付けのために、ブレース端の部分が突出して段差を生じることがあるが、そのような場合、合板を用いて嵩上げするなどして外壁面を納めている。
この他に、既存建物の非耐力壁を、軸組ごと取り外すことなく、ブレースを追加して補強することも提案されている(例えば、特許文献1)。ブレースの取付けについては、軸柱と軸桟によって形成される各隅部にブレース取付金具をボルト等の固定具で固定し、前記ブレース取付金具にブレースを取付ける。X字状に配置される2本のブレースの交差部については、既存中桟を切除し、切欠部が形成された新規中桟を配設してその切欠部にブレースを通過させるようにしている。
特開2004−324133号公報
上記従来の耐力壁化工法は、次の各課題がある。
・ パネル入れ替え工事に当たっては、既設の非耐力壁パネルを取り外すため、屋内側も壁・床などをめくる必要があり、居住者が住みながら工事を行なうのが難しい。
・ 既設の非耐力壁パネルの場合と同様のパネルフレーム(t=1.6mm)で新たな耐力壁パネルを構成すると、耐力を負担できない。
・ 火災の危険性などの安全面に不安があり、施工品質も施工者の技術に依存する。また、溶接技術の資格者でないと施工できない。
・ 後からブレースを付ける場合は、両端にガセットプレートを有するブレースがパネルフレームに取付けられるが、ガセットプレートの厚みと、このガセットプレートをパネルフレームに留めるドリルねじの頭分だけ、外装面材が屋外側に出ることになり、既設の非耐力壁パネルの外装面材との同一平面での納まりが不可能になる。
・ 外装面材の屋外側への突出高さを抑える対策として、面材下地におけるパネルフレームの隅部相当箇所に切欠き加工を施し、この切欠きの部分に前記ガセットプレートを収めることも可能であるが、この場合、パネルフレームの隅部に対応する箇所で面材下地は細い面材下地同士の接合となり、そこからの漏水の可能性が高まる。また、その面材下地に留め付ける外装面材の締結も不安定になる。
特許文献1に記載の方法は、既設建物の非耐力壁を、軸組ごと取り外すことなく、ブレースを追加して補強するため、上記の各課題は、幾分か解消される。しかし、特許文献1に記載の方法は、ブレース取付金具を、軸力を負担する軸柱と軸桟との間の隅部に固定しており、このような軸柱や軸桟をパネルフレームとする建物においては適用できても、既存の非耐力壁のパネルフレームが荷重を負担する機能を持たない断面寸法の部材の場合、ブレースの荷重を十分に受けることができない。例えば、パネル工法建物において、パネルフレームとは別に軸柱を設け、軸柱を挟んで両側に外壁パネルを設置する工法があり、その場合、非耐力壁のパネルフレームには建物の軸力の負担が不要なため、断面係数が小さな形鋼が用いられる。特許文献1の方法は、このような非耐力壁パネルを用いた建物には適用できず、適用範囲が限られる。
また、特許文献1の方法は、既設の非耐力壁パネルの中桟を完全に取り払ってしまうので、それだけ手間やコストがかかるという課題が残る。
この発明の目的は、居住者が住みながら改築工事を行なうことができ、かつ既設の非耐力壁パネルのパネルフレームが追加のブレースによる荷重に対する負担に不十分な部材であっても、既設の非耐力壁パネルの多くの部材を残して、ブレースの追加により耐力壁パネルとして成り立たせることができるパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法および構造を提供することである。
この発明のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法は、既設のパネル工法の建物における非耐力壁パネルにブレースを取付けて前記非耐力壁パネルを耐力壁パネルとするパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法であって、
前記非耐力壁パネルは、両側縁の縦フレーム材、およびこれら縦フレーム材の上端間および下端間をそれぞれ繋ぐ上下端の横フレーム材を有するパネルフレームと、このパネルフレームの屋外面および屋内面にそれぞれ張られた外装面材および内装面材と、これら外装面材および内装面材の間に配置された断熱材とを有し、
前記非耐力壁パネルの前記外装面材および前記断熱材を屋外側から撤去する過程と、
前記撤去により露出した前記縦フレーム材の上下端に補強プレートを、前記縦フレーム材に隣接する柱に渡って貫入した固着具により接合する過程と、
両端にガセットプレートを有する後付け用のブレースを前記ガセットプレートで前記縦フレーム材の上下端に取付ける過程と、
前記撤去した断熱材またはこれに代わる新たな断熱材を前記パネルフレームの内側に配置する過程と、
前記撤去した外装面材またはこれに代わる新たな外装面材を前記パネルフレームに取付ける過程とを含む。
この工法によると、非耐力壁パネルのパネルフレームおよび内装面材は残し、外装面材を撤去して後付け用のブレースを取付ける。そのため、居住者が住みながら改築工事を行なうことができ、かつ既設の非耐力壁パネルの多くの部材を残すことができる。また、パネルフレームの縦フレーム材の上下端に、この縦フレーム材の上下端を補強する補強プレートを設けるが、この補強プレートは、前記縦フレーム材に隣接する柱に渡って貫入した固着具により接合する。そのため、縦フレーム材の端部に作用する後付け用のブレースの荷重は、前記縦フレーム材だけでなく、前記縦フレーム材に隣接する柱によっても負担される。このため、既設の非耐力壁パネルのパネルフレームが後付け用のブレースによる荷重に対する負担に不十分な部材であっても、前記補強プレートを設けただけの簡単な構成で、前記ブレースの追加により耐力壁パネルとして成り立たせることができる。
この発明工法において、前記柱が前記建物における軸力負担用の柱であっても良い。
パネル工法建物において、壁パネルの縦フレーム材とは別に軸力負担用の柱を設け、その両側に壁パネルを設置する工法と、壁パネルの縦フレーム材を軸力負担用の柱とする場合とがある。壁パネルの縦フレーム材とは別に軸力負担用の柱を設ける工法の場合、壁パネルの縦フレーム材に肉厚が薄く軽量な鋼材を用いることができる反面、耐力壁パネル仕様に改築しようとした場合、縦フレーム材にブレースを取付けても、ブレースに作用する荷重を十分に負担して梁等に伝えることが難しい。そのため、上記のように隣接する柱に渡って取付けられる補強プレートを設けてブレースの荷重を隣接する柱に負担させる構成による機能が、より一層効果的に発揮させる。
この発明のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造は、既設のパネル工法の建物における非耐力壁パネルにブレースを取付けて前記非耐力壁パネルを耐力壁パネルとしたパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造であって、
前記耐力壁パネルは、両側縁の縦フレーム材、およびこれら縦フレーム材の上端間および下端間をそれぞれ繋ぐ上下端の横フレーム材を有する既設の前記非耐力壁パネルにおけるパネルフレームと、前記縦フレーム材の上下端に、前記縦フレーム材に隣接する柱に渡って貫入した固着具により接合された補強プレートと、前記縦フレーム材の上下端にガセットプレートで接合された後付け用のブレースと、前記パネルフレームの屋内面に張られた既設の内装面材と、前記パネルフレームの屋外面に張られた外装面材と、前記外装面材
と内装面材との間に配置された断熱材とを備える。
また、前記パネルフレームが鋼材であって、前記外装面材は前記各縦フレーム材および各横フレーム材の屋外面に取付けられた棒状の縦横の面材下地を介して取付けられ、
前記パネルフレームの四隅に位置して、前記縦横の面材下地に、前記ガセットプレートの全体を露出させる切欠が設けられ、これら各切欠内に、前記ガセットプレートの屋外側に位置して切欠埋めプレートが設けられている。
この構成のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造によると、この発明のブレース後付け耐力壁化工法につき説明したと同様に、居住者が住みながら改築工事を行なうことができ、かつ既設の非耐力壁パネルのパネルフレームがブレースによる荷重に対する負担に不十分な部材であっても、既設の非耐力壁パネルの多くの部材を残して、ブレースの追加により耐力壁パネルとして成り立たせることができる。
また、ブレース端のガセットプレートを前記面材下地の前記切欠内に納めるため、ガセットプレートやその取付用のボルト頭等の厚さで外装面材の出入り高さが高くなることが回避され、隣合う壁パネルの外装面材の出入り高さと合わすことができて、意匠性が損なわれない。
この発明のブレース後付け耐力壁化構造において、前記ブレースは2本がX字状に交差して設けられ、これらブレースの交差部の高さ位置で両側の前記縦フレーム材の間に横桟が設けられ、前記2本のブレースの交差部を前記横桟とで挟み込むはらみ止めプレートが前記横桟に取付けられたものであっても良い。
この構成の場合、2本のブレースの交差部を横桟とはらみ止めプレートとで挟み込むので、ブレースが壁パネルの面外方向に撓むことを、前記横桟によって効果的に防止でき、ブレースのはらみにより外装面材が押されてはらむことが防止される。このため、前記ブレースに平鋼等の撓み易い薄い軸材を用いることができ、後付け用のブレースの設置空間の確保のために外装面材を元の非耐力壁パネルよりも屋外側へ位置させる必要性が低くなる。これにより外装面材の出入り位置を他の外壁パネルと揃えることができ、意匠性を損なわずに施工できる。また、既設の非耐力壁パネルが中間に縦桟を有する場合に、前記のような薄いブレースを用いることで、後付け用のブレースの設置空間の確保のために前記中間の縦桟を、切欠等を有する縦桟と取り替える等の作業も不要となる。
上記のように面材下地に設ける場合に、前記面材下地に断面形状が溝形の縦横の防水カバーが、前記耐力壁パネルの外周側から内周側に向けて被せられ、前記縦横の面材下地で構成される四隅のうち、上側の2隅では、横側の防水カバーが前記面材下地に被せられ、下側の2隅では、縦側の防水カバーが前記面材下地に被せられるものであっても良い。
このように、縦横の面材下地の四隅に防水カバーを被せることにより、これらの箇所の防水が図られる。この場合に、上側の2隅では、横側の防水カバーが面材下地に被せられて横勝ちの配置となるため、その防水カバーを伝わる雨水が壁パネル内に進入することが効果的に防止される。また、下側の2隅では、縦側の防水カバーが前記面材下地に被せられ、縦勝ちとなるため、その防水カバーを伝わる雨水が壁パネル内部に進入せず、下方へ流れ落ちる。
この発明のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法は、既設のパネル工法の建物における非耐力壁パネルにブレースを取付けて前記非耐力壁パネルを耐力壁パネルとするパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法であって、前記非耐力壁パネルは、両側縁の縦フレーム材、およびこれら縦フレーム材の上端間および下端間をそれぞれ繋ぐ上下端の横フレーム材を有するパネルフレームと、このパネルフレームの屋外面および屋内面にそれぞれ張られた外装面材および内装面材と、これら外装面材および内装面材の間に配置された断熱材とを有し、前記非耐力壁パネルの前記外装面材および前記断熱材を屋外側から撤去する過程と、前記撤去により露出した前記縦フレーム材の上下端に補強プレートを、前記縦フレーム材に隣接する柱に渡って貫入した固着具により接合する過程と、両端にガセットプレートを有する後付け用のブレースを前記ガセットプレートで前記縦フレーム材の上下端に取付ける過程と、前記撤去した断熱材またはこれに代わる新たな断熱材を前記パネルフレームの内側に配置する過程と、前記撤去した外装面材またはこれに代わる新たな外装面材を前記パネルフレームに取付ける過程とを含むため、居住者が住みながら改築工事を行なうことができ、かつ既設の非耐力壁パネルのパネルフレームがブレースによる荷重に対する負担に不十分な部材であっても、既設の非耐力壁パネルの多くの部材を残して、ブレースの追加により耐力壁パネルとして成り立たせることができる。
この発明のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造は、既設のパネル工法の建物における非耐力壁パネルにブレースを取付けて前記非耐力壁パネルを耐力壁パネルとしたパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造であって、前記耐力壁パネルは、両側縁の縦フレーム材、およびこれら縦フレーム材の上端間および下端間をそれぞれ繋ぐ上下端の横フレーム材を有する既設の前記非耐力壁パネルにおけるパネルフレームと、前記縦フレーム材の上下端に、前記縦フレーム材に隣接する柱に渡って貫入した固着具により接合された補強プレートと、前記縦フレーム材の上下端にガセットプレートで接合された後付け用のブレースと、前記パネルフレームの屋内面に張られた既設の内装面材と、前記パネルフレームの屋外面に張られた外装面材と、前記外装面材と内装面材との間に配置された断熱材とを備えるため、この発明方法と同様に、居住者が住みながら改築工事を行なうことができ、かつ既設の非耐力壁パネルのパネルフレームがブレースによる荷重に対する負担に不十分な部材であっても、既設の非耐力壁パネルの多くの部材を残して、ブレースの追加により耐力壁パネルとして成り立たせることができる。
この発明の一実施形態に係るパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法を適用する既設の非耐力壁と、同工法を適用して改築した耐力壁パネルとを比較して示す部分破断正面図である。 同既設の非耐力壁パネルと改築後の耐力壁パネルとを比較して示す水平断面図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法の前半の工程を水平断面図で示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法の後半の工程を水平断面図で示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法における補強プレートを縦フレーム材の上下端に接合する過程を示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法における後付け用のブレースを縦フレーム材の上下端に取付ける過程を示す説明図である。 (A)は同過程で縦フレーム材の上端に取付けたブレースの端部を示す水平断面図、(B)は同正面図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法におけるはらみ止めプレートを横桟に取付ける過程を示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法における後付け用のブレースの取付け以降の過程で取付けられる各部材を示す正面図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法における面材下地を横フレーム材および縦フレーム材に取付ける過程を示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法において取付けられる切欠埋めプレートおよび防水カバーの分解斜視図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法における切欠埋めプレートを設ける過程を示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法における防水カバーを設ける過程を示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法における面材下地を縦桟に取付ける過程を示す説明図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法による耐力壁パネルを示す部分縦断面図である。 同ブレース後付け耐力壁化工法を2Pタイプの被耐力壁パネルに適用した場合の途中の過程を示す説明図である。
この発明の一実施形態を図1ないし図15と共に説明する。このパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法は、既設のパネル工法の建物における図1(A)に示す非耐力壁パネル1に、耐震補強等のために、同図(B)に示すようにブレース15を後付けして前記非耐力壁パネル1を耐力壁パネル21とする工法である。前記建物は、戸建住宅や集合住宅、またはその他の用途の建物である。前記非耐力壁パネル1は外壁パネルである。
図1(A)のように、既設の非耐力壁パネル1は、両側縁の縦フレーム材3,3、およびこれら縦フレーム材3の上端間および下端間をそれぞれ繋ぐ上下端の横フレーム材4,4を有するパネルフレーム2と、このパネルフレーム2の屋外面および屋内面にそれぞれ張られた外装面材5および内装面材6と、これら外装面材5および内装面材6の間に配置された断熱材12等のパネル内部配置物を有する。ここでは、前記縦フレーム材3および横フレーム材4は、軽量溝形鋼等の形鋼からなり、パネル内向きに開口するように設けられているが、他の断面形状の鋼材であっても良い。前記縦フレーム材3および横フレーム材4は、厚さが例えば1.6mmと薄い形鋼とされる。縦フレーム材3と横フレーム材4との接合は、例えばいずれか一方のフレーム材3,4の端部を絞って他方のフレーム材3,4内に嵌合させ、両フレーム材3,4の嵌合部を工場溶接等で溶接した構成とされている。パネルフレーム2の幅方向の中央には、補強用の木製のフレーム材である縦桟9が、上下端の横フレーム材4,4間に渡って設けられている。また、パネルフレーム2の上下方向の中央には、補強用の木製のフレーム材である横桟10が、両側縁の縦フレーム材3,3間に渡って設けられている。
この実施形態の非耐力壁パネル1は、軸力負担用の柱33とは別に設けられる構成であり、隣合う柱33,33間に配置される。したがって、柱33の両側に沿って前記非耐力壁パネル1または耐力壁パネル(図示せず)の縦フレーム材3が配置される。柱33の下端は、基礎35上に設置された鋼製の土台32上に設置され、上端はH形鋼製等の鋼製の梁34に接合されている。このように軸力負担用の柱33が非耐力壁パネル1とは別に設けられるため、非耐力壁パネル1の各フレーム材3,4は軸力の負担が不要であり、上記のように比較的に薄い板厚の形鋼が用いられる。
前記柱33は、例えば断面が正方形状のリップ溝形の形鋼からなり、屋内側に開口して建てられる。柱33と前記非耐力壁パネル1の縦フレーム材3とは、上下方向の複数箇所で互いにボルト(図示せず)等により接合される。前記非耐力壁パネル1は、前記土台32および梁34に対しては、例えば前記両側縁の縦フレーム材3の位置、および縦桟9のあるパネル幅方向の位置で、ボルト等により接合されている(図15参照)。
図2(A)に水平断面で示すように、パネルフレーム2の屋外面の四周には、前記縦フレーム材3および横フレーム材4に沿って面材下地11が取付けられ、この面材下地11に外壁面を構成する前記外装面材5が取付けられている。面材下地11は、材質は特に限定されないが、発泡ポリスチレン等の発泡樹脂製、木製または合板の平棒状の部材である。外装面材5は、セラミックス材等からなる。パネルフレーム2の屋内面には、両側縁の縦フレーム材3,3に沿う側部仕切桟7、および縦桟9に沿う中間仕切桟8が設けられ、これら側部仕切桟7および中間仕切桟8に前記内装面材6が取付けられている。側部仕切桟7および中間仕切桟8は例えば木製であり、内装面材6は例えば石膏ボードや合板等からなる。側部仕切桟7、中間仕切桟8、および内装面材は、例えば互いに組まれた内装パネルとされ、この内装パネルの状態で前記パネルフレーム2に取付けられる。前記断熱材12はグラスウール等からなり、パネルフレーム2の内部に充填されている。
次に、このブレース後付け耐力壁化工法の施工手順を説明する。図3および図4は、水平断面図で各工程を図示の順に示す。図3はこの工法の前半の各過程を示し、図4はこの工法の後半の各過程を示す。また、図5〜図14は、主に正面図で各工程を順に示す。
図3(A)は、非非耐力壁パネル1の既設の状態であり、図2(A)を簡略化して示す。この既設状態から、まず、図3(A)に示すように、外装材5と断熱材12等のパネル内部配置物を屋外側から撤去する。この場合に撤去するパネル内部配置物は、前記面材下地11、断熱材12などであり、縦桟9や横桟10は撤去しない。この撤去の状態を、図5(A)に正面図で示す。
図3(C)に示す過程では、前記撤去により露出した縦フレーム材3の上下端(図5(A)にA,B,C,Dで示す各部)に補強プレート13を重ね、この補強プレート13を、縦フレーム材3に隣接する柱33に渡って貫入した固着具14により接合する。具体的には、溝形鋼からなる縦フレーム材3の前記柱33の側面に接するウェブ部の内側面に補強プレート13を配置し、補強プレート13の表面側つまりパネルフレーム2の内周側から柱33に渡って貫入した固着具14により補強プレート13を接合する。補強プレート13は鋼板であり、縦フレーム材3の内側面の略全幅に渡る。固着具14としては、例えばドリル付きタッピングねじが用いられ、縦横の複数箇所に用いられる。図5(B)には縦フレーム材3の上端に接合した補強プレート13を、図5(C)には縦フレーム材3の下端に接合した補強プレート13をそれぞれパネルフレーム2の内周側から見た側面図で示す。
図3(D)に示す過程では、両端にガセットプレート16を有する後付け用のブレース15を、前記ガセットプレート16で縦フレーム材3の上下端に屋外側から取付ける。この取付け状態を図6(A)に正面図で示す。この取付けには、図7(A),(B)に水平断面図および正面図で示すようにドリル付きタッピングねじなどの複数本の固着具17を用いる。ガセットプレート16は、直交する2辺が縦フレーム材3および横フレーム材4に重なるように配置し、前記固着具17で縦フレーム材3と横フレーム材4の両方に固定する。固着具17は、孔間の破断が問題とならない範囲で、できるだけ小ピッチで多数設けられることが好ましい。このようにドリル付きタッピングねじなどの複数本の固着具17を用いることで、無溶接で接合できる。
ブレース15は、図6(A),(B)に示すように、上下端の方形のガセットプレート16に対して互いに反対方向に傾斜した2本がX字状に交差するように設けられる。この場合、図3(B)の過程で撤去しなかった既設の横桟10の屋外面に、2本のブレース15の交差部を配置する。ブレース15は、この例では平鋼等の棒材とし、かつ断面の幅狭方向をパネル厚方向とすることで、前記既設の横桟10と外装面材5との間の隙間に配置可能としている。
なお、上記2本のガセットプレート16付きのブレース15は、いずれも点対称形状であり、2本のブレース15は、互いに同じ形状のものを、傾斜方向を逆向きとして用いている。また、前記ガセットプレート16は、その縦横比がパネルフレーム2の縦横比と同等の方形状とされ、ブレース15はこのガセットプレート16の屋内面側に溶接により接合されている。また、縦フレーム材3の上下端に設けられる前記各補強プレート13は、前記ブレース15の延長線が含まれる範囲内に位置させる。このように位置させることで、ブレース15からの力を補強プレート13で補強された縦フレーム材3の上下端から軸力負担用の柱33に効果的に伝達できる。
図4(A)に示す過程では、左右の縦フレーム材3,3の間に設けられた既設の横桟10の屋外面にはらみ止めプレート18を取付け、このはらみ止めプレート18と前記横桟10とで図8(B)のように2本のブレース15の交差部を挟み込む。この取付け状態を図8(A)に正面図で示す。この取付けには、図8(B)に示すようにドリル付きタッピングねじなどの固着具19を用いる。固着具19によるはらみ止めプレート18の取付け位置は、ブレース15の交差部から左右に離れた位置とする。
図4(B)に示す過程では、図9に示す棒状の縦横の面材下地21、22をパネルフレーム2の縦フレーム材3および横フレーム材4の屋外面に接合する。接合状態を図10(A)に正面図で示し、その左上隅部の拡大図を図10(B)に、左下隅部の拡大図を図10(C)にそれぞれ示す。面材下地21,22は合板に比べて防水性能上優れた材質、例えばポリスチレンなどの樹脂材からなり、釘などの固着具(図示せず)を用いて縦フレーム材3および横フレーム材4の屋外面に接合する。縦フレーム材3に接合する面材下地21の上下端にはパネルフレーム2の内側に向けて開く方形の切欠21aを有し、また横フレーム材4に接合する面材下地22の左右両端にもパネルフレーム2の内側に向けて開く方形の切欠22aを有する。これらの切欠21a,22aはパネルフレーム2の四隅に位置して、ガセットプレート16の全体を露出させる。なお、上位置の横フレーム材4に沿う横長の面材下地22の両端は、エプトシーラー(登録商標)等の厚手のテープ材等からなるシーリング材24を介して縦長の面材下地21の内向きの側面に当接させ、これにより両面材下地21,22の当接箇所での防水を図っている。下位置の横フレーム材4に沿う横長の面材下地22の両端も縦長の面材下地21の内向きの側面に当接させ、雨水の浸入が万一生じても下方に流れ出るようにしている。
図4(C)に示す過程では、図9に示す方形の切欠埋めプレート23を、図11(A),(B)に示すように前記面材下地21、22の切欠21a,22aに配置してガセットプレート16の屋外面に取付ける。その取付状態を図12に正面図で示す。切欠埋めプレート23はポリスチレンなどの樹脂材または合板からなり、両面接着テープを用いてガセットプレート16に取付ける。このとき、切欠埋めプレート23の重なり位置は、ガセットプレート16を縦フレーム材3に取付ける固着具17の頭部が並ぶ位置から避けた位置とする。切欠埋めプレート23の厚さは、ガセットプレート16の厚さとの合計が面材下地21,22厚さに一致するように設定して、切欠埋めプレート23の表面と面材下地21,22の表面が同一平面となるように揃える。
切欠埋めプレート23の接合に続いて、図9に示す横長および縦長の防水カバー25、26を、縦横の面材下地21,22で構成される四隅、つまり縦横の面材下地21,22の接合箇所に耐力壁パネル31の外周側から内周側に向けて被せる。その被せた状態を図13に正面図で示す。防水カバー25,26は、図11(A),(B)に示すように断面形状が溝形で、前記面材下地21,22の接合箇所の納まりに影響しない薄い板厚の鋼板からなる。縦横の面材下地21,22で構成される四隅のうち、上側の2隅では、横側の防水カバー25を面材下地21,22に被せ、下側の2隅では、縦側の防水カバー26を面材下地21に被せる。被せた防水カバー25,26はブチルテープ27等の接着テープで面材下地21,22に固定する。このように、縦横の面材下地21, 22の四隅に防水カバー25,26を被せることにより、これらの箇所の防水が図られると共に、面材下地21,22の撓み防止が図られる。
前記防水カバー25,26の被せ処理に続いて、図9に示す縦桟用の棒状の面材下地37を、図14に正面図で示すようにブレース15の交差部を避けて、既設の縦桟9の屋外面に取付ける。縦桟用の面材下地37もポリスチレンなどの樹脂材からなり、釘等の固着具(図示せず)を用いて縦桟9に取付ける。縦桟用の面材下地37の厚さは、その表面が他の面材下地21,22の表面と同一平面となるように設定される。
このあと、図3(B)の過程で撤去したパネル内部配置物、ここでは断熱材12をパネルフレーム2の内側に配置する。この場合のパネル内部配置物は、撤去したものに限らず、これに代わる新たなパネル内部配置物であってもかまわない。
図4(D)に示す過程では、図3(B)の過程で撤去した外装面材5を、前記各面材下地21,22,37および切欠埋めプレート23を介して取付ける。外装面材5は撤去したものに限らず、これに代わる新たな外装面材であっても良い。このようにして取付けた外装面材5と、これに隣り合う撤去されない外装面材5との間の隙間にはガスケット28を埋め込む。図15(A),(B)には、このような工法を経て得られた耐力壁パネル31の下半部および上半部の縦断面図を示す。
上記のように、この工法によると、非耐力壁パネル1のパネルフレーム2および内装面材6は残し、外装面材5を撤去して後付け用のブレース15を取付ける。そのため、居住者が住みながら改築工事を行なうことができ、また既設の非耐力壁パネル1の多くの部材を残すことができる。また、パネルフレーム2の縦フレーム材3の上下端に、この縦フレーム材の上下端を補強する補強プレート13(図5(A),(B))を設けるが、この補強プレート13は、前記縦フレーム材3に隣接する柱33に渡って貫入した固着具14により接合する。そのため、縦フレーム材3の端部に作用する後付け用のブレース15(図1(B))の荷重は、前記縦フレーム材3だけでなく、前記隣接する柱33によっても負担される。このため、既設の非耐力壁パネル1のパネルフレーム2が後付け用のブレース15による荷重に対する負担に不十分な部材であっても、前記補強プレート13を設けただけの簡単な構成で、前記ブレース15の追加により耐力壁パネル31として成り立たせることができる。
なお、この実施形態では、前記非耐力壁パネル1は、パネルフレーム2の縦フレーム材3が、既設の軸力負担用の柱33に沿って設置されている場合を示したが、これに限らず、非耐力壁パネル1とは別の柱がなく、非耐力壁パネル1の縦フレーム材3が軸力負担用の柱となるパネル工法建物においても、この実施形態のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法を適用できる。その場合、隣の壁パネルの縦フレーム材が前記補強プレートを止める柱となる。この形式の建物の場合も、上記と同様の効果をあげることができる。
また、この実施形態では、2本のブレース15がX字状に交差して設けられ、これらブレース15の交差部の高さ位置で両側の縦フレーム材3,3の間に横桟10が設けられ、前記2本のブレース15の交差部を前記横桟10とで挟み込むはらみ止めプレート18が横桟10に取付けられている。そのため、ブレース15が屋外側にはらんで外装面材5が屋外側へはらむことを効果的に防止できる。
また、この実施形態では、パネルフレーム2が鋼材であるため、外装面材5は各縦フレーム材3および各横フレーム材4の屋外面に配置された棒状の縦横の面材下地21,22を介して取付けられているが、パネルフレーム2の四隅に位置して、前記縦横の面材下地21,22に、ガセットプレート16の全体を露出させる切欠21a,22aが設けられている。これら各切欠21a,22a内に、ガセットプレート16の屋外側に位置して切欠埋めプレート23が設けられ、その表面を面材下地21,22と同一平面としている。そのため、ガセットプレート16やその取付用のボルト頭等の厚さで外装面材5の出入り高さが高くなることが回避され、隣合う壁パネルの外装面材の出入り高さと合わすことができて、意匠性が損なわれない。
また、この実施形態では、縦横の面材下地21,22に断面形状が溝形の縦横の防水カバー25,26が、耐力壁パネル31の外周側から内周側に向けて被せられている。縦横の面材下地21,22で構成される四隅のうち、上側の2隅では、横側の防水カバー25が面材下地21,22に被せられ、下側の2隅では、縦側の防水カバー26が面材下地21に被せられる。このため、これらの箇所の防水が図られると共に、面材下地21,22の撓みを防止できる。
なお、上記実施形態では、パネル幅が1Pタイプ(Pはモジュールであり、1P:800〜1000mmの範囲で定められる)の非耐力壁パネル1を耐力壁パネル31とする場合を例示したが、このブレース後付け耐力壁化工法は、図16に示すようにパネル幅が2Pタイプ(モジュール910×2)の非耐力壁パネルにも適用できる。同図は、その既設の非耐力壁パネルから、外装面材および断熱材を撤去したあと、補強プレート13(図5(B))および後付け用のブレース15を取付けた途中の状態を正面図で示している。その他の過程は、先の実施形態の場合と略同様である。また、面材下地21,22,37は、本実施形態ではポリスチレンとされているが、本発明はこれに限られるものではなく、木製や合板等であっても良い。
1…非耐力壁パネル
2…パネルフレーム
3…縦フレーム材
4…横フレーム材
5…外装面材
10…横桟
13…補強プレート
14…固着具
15…ブレース
16…ガセットプレート
18…はらみ止めプレート
21,22…面材下地
21a,22a…切欠
23…切欠埋めプレート
25,26…防水カバー
31…耐力壁パネル
33…柱

Claims (5)

  1. 既設のパネル工法の建物における非耐力壁パネルにブレースを取付けて前記非耐力壁パネルを耐力壁パネルとするパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法であって、
    前記非耐力壁パネルは、両側縁の縦フレーム材、およびこれら縦フレーム材の上端間および下端間をそれぞれ繋ぐ上下端の横フレーム材を有するパネルフレームと、このパネルフレームの屋外面および屋内面にそれぞれ張られた外装面材および内装面材と、これら外装面材および内装面材の間に配置された断熱材とを有し、
    前記非耐力壁パネルの前記外装面材および前記断熱材を屋外側から撤去する過程と、
    前記撤去により露出した前記縦フレーム材の上下端に補強プレートを、前記縦フレーム材に隣接する柱に渡って貫入した固着具により接合する過程と、
    両端にガセットプレートを有する後付け用のブレースを前記ガセットプレートで前記縦フレーム材の上下端に取付ける過程と、
    前記撤去した断熱材またはこれに代わる新たな断熱材を前記パネルフレームの内側に配置する過程と、
    前記撤去した外装面材またはこれに代わる新たな外装面材を前記パネルフレームに取付ける過程とを含むパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法。
  2. 請求項1に記載のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法において、前記柱が、前記建物における軸力負担用の柱であるパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化工法。
  3. 既設のパネル工法の建物における非耐力壁パネルにブレースを取付けて前記非耐力壁パネルを耐力壁パネルとしたパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造であって、
    前記耐力壁パネルは、両側縁の縦フレーム材、およびこれら縦フレーム材の上端間および下端間をそれぞれ繋ぐ上下端の横フレーム材を有する既設の前記非耐力壁パネルにおけるパネルフレームと、前記縦フレーム材の上下端に、前記縦フレーム材に隣接する柱に渡って貫入した固着具により接合された補強プレートと、前記縦フレーム材の上下端にガセットプレートで接合された後付け用のブレースと、前記パネルフレームの屋内面に張られた既設の内装面材と、前記パネルフレームの屋外面に張られた外装面材と、これら外装面材と内装面材との間に配置された断熱材とを備え、
    前記パネルフレームが鋼材であって、前記外装面材は前記各縦フレーム材および各横フレーム材の屋外面に取付けられた平棒状の縦横の面材下地を介して取付けられ、
    前記パネルフレームの四隅に位置して、前記縦横の面材下地に、前記ガセットプレートの全体を露出させる切欠が設けられ、これら各切欠内に、前記ガセットプレートの屋外側に位置して切欠埋めプレートが設けられたパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造。
  4. 請求項3に記載のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造において、前記ブレースは2本がX字状に交差して設けられ、これらブレースの交差部の高さ位置で両側の前記縦フレーム材の間に横桟が設けられ、前記2本のブレースの交差部を前記横桟とで挟み込むはらみ止めプレートが前記横桟に取付けられたパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造。
  5. 請求項に記載のパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造において、前記各面材下地に断面形状が溝形の縦横の防水カバーが、前記耐力壁パネルの外周側から内周側に向けて被せられ、前記縦横の面材下地で構成される四隅のうち、上側の2隅では、横側の防水カバーが前記面材下地に被せられ、下側の2隅では、縦側の防水カバーが前記面材下地に被せられるパネル工法建物のブレース後付け耐力壁化構造。
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