JP6558829B2 - フォトニック結晶ファイバ及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、マルチモードファイバとの接続に適したフォトニック結晶ファイバ、当該フォトニック結晶ファイバを用いた通信システム、及び、フォトニック結晶ファイバとマルチモードファイバとのファイバ接続方法に関する。
通信事業者ビルとユーザ宅の間のアクセス区間を構成する光伝送システムにおいて、現在までに急速に普及したのが、1Gbps及び10Gbps−Ethernetなどの光LAN(Local Area Network)システムである。これらのシステムに、波長多重により映像配信サービスを重畳する光映像配信システムも現在普及している。
しかし、Ethernet(登録商標)の規格で使用ファイバとして定められているグレーデッドインデックス(GI)型のマルチモード光ファイバでは、使用可能な伝送距離として、1Gbps−Ethernetでは550m、10Gbps−Ethernetでは300mと短距離に定められている。この理由としては、伝送路のマルチモード光ファイバケーブル中で多モード分散により信号劣化が起こるため、伝送距離拡大が困難なためである。
伝送距離の拡大の方法として、基底モード(LP01モード)だけを励振する励振器を使用する方法が知られており、例えば、特許文献1に示されているように、汎用のSMFを励振器として用いたシステムがある。このシステムでは、MMF伝送路の直前にSMFを接続し、励振器として使用する。使用波長1.3μmにおいて、MMFとSMFの基底モードのMFDがほぼ一致しているため、低い接続損失で、かつシングルモード励振が実現できる。しかし、この方法では、システムの使用波長域がSMFのシングルモード波長域である1.26μm以上に限定され、励振器として使用するSMFによって、システムの波長域、つまり伝送容量が制限を受けてしまう。
この使用波長域を0.6μmなどの短波長側まで拡大できれば、安価な光源・デバイスなどが利用可能となり、かつ波長多重によって伝送容量が大幅に拡大できるためメリットは大きい。これを実現するためには、原理的には短波長域を含むすべての波長域でシングルモードとなるファイバを励振器またはモードフィルタとして利用することが考えられる。この有力な候補のファイバとしてフォトニック結晶ファイバ(PCF:Photonic−Crystal Fiber)が挙げられる。
三角格子状に空孔が配置されたPCFの基本構造を図1に示す。図1において、Λは空孔12の間隔、dは空孔12の径で、PCF1の材料として一般に純石英ガラスが使用される。d/Λの値を変化させることで、シングルモードとなる波長を制御できることが知られている(非特許文献1)。
しかしながら、MMFのモードフィールド径(MFD)は、波長依存性があり長波長ほど大きくなる傾向がある。一方、PCFのMFDの波長依存性は小さい。そのため、例えば0.6μmから1.6μmの幅広い伝送波長域を使用したWDM伝送システムにおいて、伝送路のMMFと励振器のPCFを接続した場合、MFDの不整合が生じるため、波長毎に接続損失が異なり、かつ基底モードの励振効率についても差が生じ、信号品質に波長による差が生まれてしまう。
この問題の具体的な方法としては、使用波長域の中心波長にてMFD値を整合させる方法が示されている(特許文献1)。任意のMMFに対して、接続するPCFのMFDを特定の波長で整合させることは、非特許文献2に示されている方法によって、PCFの構造から、各波長のMFDを理論的に計算することで実現できる。
例えば、非特許文献3において報告されているように、図1に示した構造のPCFにおいて、波長0.60−1.55μmにおいて汎用のGI型MMFとのMFDを整合させることを考える。図2に、MMF及びPCFのMFDの波長依存性の一例を示す。PCF1は、d=5.2μm、Λ=11.7μmの構造を有するPCFである。図2に示すように、波長1.33μmにおいてMMFとPCFのMFDを整合し、かつシングルモード励振器として用いることが可能である。
しかし、0.60μmと1.55μmにおけるMFDの変化量は、PCFでは0.3μmと小さいことに対し、MMFは5.8μmと大きく変化する。このため、MFD整合した波長よりも短波長あるいは長波長側になるにつれ、接続損失が大きくなり、基底モードの励振効率が低下するという課題がある。
特開2010−118856号公報
Kunimasa Saitoh, Yukihiro Tsuchida, Masanori Koshiba and Niels Asger Mortensen, "Endlessly single−mode holey fibers: the influence of core design", Optics Express Vol. 13, No. 26, pp. 10833−10839, (2005). Kunimasa Saitoh and Masanori Koshiba, "Empirical relations for simple design of photonic crystal fibers", Optics Express Vol. 13, No. 1, pp. 267−274, (2005). Lin Ma, Nobutomo Hanzawa, Kyozo Tsujikawa and Yuji Azuma, "Launch device using endlessly single−mode PCF for ultra−wideband WDM transmission in graded−index multi−mode fiber" Optics Express Vol. 20, No. 22, pp. 24903−24909, (2012).
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、MMFを伝送路にPCFを励振器またはモードフィルタに用いたWDMシステムにおいて、MMFとPCFとの接続損失の波長依存性を低減することである。
前述の課題を解決するために、フォトニック結晶ファイバ(PCF)におけるMMFとの接続端面の空孔内に屈折率調整部材を充填する。
本発明に係るフォトニック結晶ファイバは、
複数の空孔が母材に設けられたフォトニック結晶ファイバであって、
マルチモードファイバと接続される当該フォトニック結晶ファイバの端面の前記空孔に、前記母材の屈折率より低屈折率の屈折率調整部材が充填され、
前記複数の空孔の直径及び間隔は、使用する波長帯域内の所望の波長において当該フォトニック結晶ファイバのモードフィールド径が前記マルチモードファイバのモードフィールド径に整合するように調整され、
前記屈折率調整部材の屈折率は、前記マルチモードファイバと当該フォトニック結晶ファイバとのモードフィールド径の差異を、前記使用する波長帯域の最短波長において最小とする値である。
ここで、前記屈折率調整部材の屈折率は、例えば1.25〜1.42の範囲である。
本発明に係る通信システムは、
マルチモードファイバを伝送路の少なくとも一部に含む通信システムであって、
前記マルチモードファイバのうちのシングルモード状態で信号光が入射される一端に、シングルモードの光を励振する励振器又はマルチモードの光に含まれる高次モードを除去するモードフィルタとして、本発明に係るフォトニック結晶ファイバが接続されている。
本発明に係るファイバ接続方法は、
複数の空孔が母材に設けられたフォトニック結晶ファイバをマルチモードファイバと接続するに際し、
前記マルチモードファイバと接続される前記フォトニック結晶ファイバの端面の前記空孔に、前記母材の屈折率より低屈折率の屈折率調整部材を充填した状態で、前記端面を前記マルチモードファイバの端面と接続し、
前記複数の空孔の直径及び間隔は、使用する波長帯域内の所望の波長において当該フォトニック結晶ファイバのモードフィールド径が前記マルチモードファイバのモードフィールド径に整合するように調整され、
前記屈折率調整部材の屈折率は、前記マルチモードファイバと前記フォトニック結晶ファイバとのモードフィールド径の差異を、前記使用する波長帯域の最短波長において最小とする値とする。
本発明によれば、PCFの端面の空孔に屈折率調整部材を充填することで、PCFのMFDの波長依存性がMMFに近くなるため、MMFとPCFとの接続損失の波長依存性を低減することができる。これによって、MMFとPCFのMFDの波長整合が広い波長域で可能となるため、接続損失の低減と基底モードの励振効率の向上を、広い波長域で実現することができる。したがって、本発明は、MMFを伝送路にPCFを励振器またはモードフィルタに用いたWDMシステムにおいて、伝送波長毎に異なるMMFとPCFとの接続損失の波長依存性を低減することが可能となる。
PCFの断面図の一例を示す。 MMF及びPCFのMFDの波長依存性の一例を示す。 本実施形態に係るPCFの断面図の一例を示す。 PCF1及びPCF2のMFDの波長依存性の一例を示す。 PCF1及びPCF2の接続損失ηの比較例を示す。 屈折率調整部材の屈折率と接続損失ηの関係の一例を示す。 実施形態2に係る通信システムの一例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
本実施形態は、伝送路のMMFと、励振器またはモードフィルタであるPCFとの接続方法に関する。PCFは、図1に示すように、複数の空孔12が母材であるクラッド部11に設けられている光ファイバである。
図3に、本実施形態に係るPCFの断面図の一例を示す。本実施形態は、クラッド部11の屈折率より低屈折率の屈折率調整部材13をPCF2の端面の空孔13に充填することにより、PCF2とMMF間の接続損失の波長依存性を低減する。本実施形態に係るファイバ接続方法は、PCFをMMFと接続するに際し、本実施形態に係るPCF2を用いる。具体的には、MMFと接続されるPCF2の端面の空孔12に、クラッド部11の屈折率より低屈折率の屈折率調整部材13を充填した状態で、当該端面をMMFの端面と接続する。接続方法は任意であるが、例えば、融着接続を用いることができる。
図3では、一例として、PCF2の端面の全ての空孔12に屈折率調整部材13が充填されている。屈折率調整部材13の屈折率は、PCF2のクラッド部11の屈折率よりも低い。例えば、波長0.85μmでのクラッド部11の屈折率が1.452である場合、波長0.85μmでの屈折率調整部材13の屈折率を1.422にする。
この屈折率調整部材13をすべての空孔12内に充填し、d及びΛを調整して、波長1.33μmのMFDをMMFの値(約14.6μm)に整合させた。そして、PCF2について、MFDの波長依存性を評価した。なお、屈折率調整部材13は、PCF1の屈折率の値より小さいものを選択すればよく、本実施形態にて使用する屈折率1.422は、フッ化物成分など含有する屈折率調整部材で実現可能な屈折率である。
図4に、PCF1及びPCF2のMFDの波長依存性の一例を示す。図3では、波長1.33μmのMFDを1としたときの波長0.60μm、0.85μm及び1.55μmにおけるMFDの変化の割合を示す。空孔12に屈折率調整部材13を充填しないPCF1と比較して、屈折率調整部材13を充填したPCF2はMFDの波長依存性が緩和する。
MFDの不整合によるMMFとPCFとの接続損失ηは以下の式で表される。ここで、W及びWは、それぞれ、MMF及びPCFのMFD値である。
Figure 0006558829
図5に、PCF1及びPCF2の接続損失ηの比較例を示す。PCF2の接続損失ηは波長0.60−1.55μmにおいて接続損失が1.0dB以下に抑えられている。特に、MMFとPCFのMFDの整合がとれている波長1.33μmよりも短波長側において、PCF1よりもPCF2の接続損失ηが低減されている。これにより、PCF2は、MFDを整合することで基底モードの励振効率をPCF1よりも向上することが可能となるため、大きな信号品質の劣化を生じることなく、広い波長域のWDM伝送システムを構築することが可能となる。
図6に、屈折率調整部材13の屈折率と接続損失ηの関係の一例を示す。図5では、波長1.33μmの短波長側の波長の一例として、波長が0.85μmである場合を示す。屈折率調整部材の屈折率は波長0.85μmでの値である。接続損失ηは、波長0.85μmにおけるMMFとPCFとの接続損失ηである。
前述のとおり、PCF1の屈折率は1.452であるため、屈折率が1.452の付近では接続損失ηが高い。図6より、波長が0.85μmである場合、空孔12に充填する屈折率調整部材13の屈折率は、1.25〜1.42であることが好ましい。このように、屈折率調整部材13の屈折率の値には、PCFの構造にもよるが、接続損失を低減するのに適した屈折率範囲があることが分かる。典型的には、1.25〜1.42程度の範囲が好適である。
図2に示すように、MMFとPCFのMFDを整合させた波長1.33μmの場合を一例とすると、MMFとPCFとのMFDの差は、短波長になるほど大きい。このため、MMFとPCFとの接続損失ηは、波長帯域における最短波長で最大となる。そこで、屈折率調整部材13の屈折率は、波長帯域における最短波長での接続損失が最低となる値であることが好ましい。
屈折率調整部材13としては、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂などを選択し、屈折率の調整にはフッ素化合物などの成分を適宜ドープすることにより、実現することができる。ただし、屈折率調整部材13は樹脂には限定されず、低融点・低粘度のガラス材料やその他の有機材料を用いても良い。PCF2に対し、毛細管現象にてファイバの長手方向に1〜2mm程度樹脂を浸透させた。浸透後にMFD測定を行った結果、理論計算の値とよく一致したため、屈折率調整部材13を充填するPCF2の端面からの長さは1〜2mmが適当であると考えられる。
ここでは、WDM波長域を0.60−1.55μmとしたが、この範囲をさらに拡大すれば、MFDの波長依存性の小さなPCF1に比べ、屈折率調整部材13を用いることで、MFDの波長依存性を拡大したPCF2の優位性はさらに大きなものとなる。
なお、本設計例は一例であり、使用するMMFのMFD特性にあわせてPCFの構造は適宜、変更することが可能である。また、本実施形態では、全ての空孔12を屈折率調整部材13で充填する例を示したが、屈折率調整部材13で充填する空孔12は一部であってもよい。
(実施形態2)
本実施形態は、シングルモードファイバ及びマルチモードファイバを伝送路に用いた通信システムに関する。図7に、本実施形態に係る通信システムの一例を示す。本実施形態に係る通信システムは、送信装置93と受信装置94が伝送路81で接続され、MMFを伝送路81に用いた光波長分割多重通信システムにおいて、本実施形態に係る接続方法を用いたPCFを励振器またはモードフィルタに用いる。
送信装置93は、波長の異なる複数の光源31と、光合波器32を備える。光合波器32で合波された信号光が伝送路81で伝送される。受信装置94は、光分波器42と、波長ごとに異なる光受光回路41を備える。光分波器42が伝送路81で伝送された信号光を波長ごとに分波し、受光回路41が各波長の信号光を受光する。
伝送路81は少なくとも一部にMMFを含み、当該MMFの一端に信号光がシングルモード状態で入射される。屈折率調整部材13が充填されたPCF2の端面は、信号光がシングルモード状態で入力されるMMFの当該一端に接続される。
PCF2にシングルモードの光が入射されると、PCF2は励振器として機能する。この場合、PCF2は、シングルモードの光を励振し、マルチモードファイバに出射する。
マルチモードファイバからPCF2にマルチモードの光が入射されると、PCF2はモードフィルタとして機能する。この場合、PCF2は、マルチモードの光に含まれる高次モードを除去する。
励振器またはモードフィルタとしてのPCF2の伝送路における配置例として、光波長分割多重通信システムにおいて、送信装置93中の光合波器32の後段、又はMMFケーブル伝送路の前段もしくは途中、又は受信装置94中の光分波器42の前段等が考えられる。
例えば、伝送路81がMMFであり、送信装置93は励振器として機能するPCFを備える。この場合、光合波器32と伝送路81の間に、PCFが接続されるか、或いはシングルモードファイバ及びPCFが順に接続される。
例えば、伝送路81がMMFであり、受信装置94はモードフィルタとして機能するPCFを備える。この場合、伝送路81と光分波器42の間に、PCFが接続されるか、或いはPCF及びシングルモードファイバが順に接続される。
伝送路81がMMFである場合に、MMFの接続点に、励振器及びモードフィルタとして機能するPCFを接続してもよい。これにより、伝送劣化を防ぐことができる。さらに、状況に応じて、励振器又はモードフィルタとして機能するPCFを、伝送路81における任意の位置に複数個設置してもよい。
なお、伝送路81は、少なくとも一部にMMFが含まれていればよく、SMF、MMF及びPCFなどの信号光を伝送可能な任意の媒体が含まれていてもよい。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
1、2:PCF
11:クラッド
12:空孔
13:屈折率調整部材
31:光源
32:光合波器
41:受光回路
42:光分波器
81:伝送路
93:送信装置
94:受信装置

Claims (4)

  1. 複数の空孔が母材に設けられたフォトニック結晶ファイバであって、
    マルチモードファイバと接続される当該フォトニック結晶ファイバの端面の前記空孔に、前記母材の屈折率より低屈折率の屈折率調整部材が充填され、
    前記複数の空孔の直径及び間隔は、使用する波長帯域内の所望の波長において当該フォトニック結晶ファイバのモードフィールド径が前記マルチモードファイバのモードフィールド径に整合するように調整され、
    前記屈折率調整部材の屈折率は、前記マルチモードファイバと当該フォトニック結晶ファイバとのモードフィールド径の差異を、前記使用する波長帯域の最短波長において最小とする値である、
    フォトニック結晶ファイバ。
  2. 前記屈折率調整部材の屈折率は、1.25〜1.42の範囲である、
    請求項1に記載のフォトニック結晶ファイバ。
  3. マルチモードファイバを伝送路の少なくとも一部に含む通信システムであって、
    前記マルチモードファイバのうちのシングルモード状態で信号光が入射される一端に、シングルモードの光を励振する励振器又はマルチモードの光に含まれる高次モードを除去するモードフィルタとして、請求項1または2に記載のフォトニック結晶ファイバが接続されている、
    通信システム。
  4. 複数の空孔が母材に設けられたフォトニック結晶ファイバをマルチモードファイバと接続するに際し、
    前記マルチモードファイバと接続される前記フォトニック結晶ファイバの端面の前記空孔に、前記母材の屈折率より低屈折率の屈折率調整部材を充填した状態で、前記端面を前記マルチモードファイバの端面と接続し、
    前記複数の空孔の直径及び間隔は、使用する波長帯域内の所望の波長において当該フォトニック結晶ファイバのモードフィールド径が前記マルチモードファイバのモードフィールド径に整合するように調整され、
    前記屈折率調整部材の屈折率は、前記マルチモードファイバと前記フォトニック結晶ファイバとのモードフィールド径の差異を、前記使用する波長帯域の最短波長において最小とする値とする、
    ファイバ接続方法。
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