JP6558759B2 - 人形 - Google Patents

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Description

本発明は、人形に関し、例えば柔道などのスポーツの練習に使用されるスポーツ練習用人形に好適である。
従来におけるこの種の人形として、図18に示されるようなものがある。この人形は、頭部aと、この頭部aと同じ太さの首部bと、胴体部と左右両脚部とを円筒状に一体に形成して柔道着を着たような形態とした人形本体部cと、この人形本体部cの上端部から左右に突設した腕部d,dとからなるもので、自立できるようになっていて、柔道の練習をする者は、この人形と対峙して組み合った状態で様々な技の掛け方等を練習するようになっている。
しかしながら、上記のような人形は、構造がきわめて単純で、胴体部と脚部との区別がなく、腕部も短く、しかも腕部や脚部に可動関節を備えていないために、効果的な練習を行なうことができない。そこで、本発明者は、人体に極力近い構造を有し、柔道などのスポーツの練習を的確にしてかつ効果的に行なうことができるスポーツ練習用人形を開発したが(特許文献1参照)、その動きの自由度が高いために、かえって自立しにくくなるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑み、人体に極力近い構造を有し、例えば柔道などのスポーツの練習を的確にしてかつ効果的に行なうことができ、かつ、自立できる人形を提供することを目的とする。
例えば人体で直立姿勢をとる場合は、背骨を真上にぴんと伸ばしていれば自立できるが、前かがみ姿勢をとる場合には、背骨を前方にまげるだけでは足りず、少なくとも腰でバランスをとっているからこそ確実に自立できると考えられる。そこで、本発明は、頭部と首部と胴体部と左右の腕部と左右の脚部とから構成される人形であって、頭部は、胴体部の上端部中央に設けられた首部に対し可動的に連結され、胴体部は、前後、左右及び斜め方向に屈曲可能に形成され、腕部は、上腕部の上端部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上腕部の下端部と下腕部の上端部とが可動的に連結され、下腕部の下端部には手部が可動的に連結され、脚部は、上脚部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上脚部の下端部と下脚部の上端部とが可動的に連結され、下脚部の下端部には足部が可動的に連結されてなり、胴体部は、左右の肩部を有する胴体上枠と、胴体下枠と、これら胴体上枠及び胴体下枠に直交する背骨部とを有し、背骨部の主要部がコイルバネからなり、胴体下枠は、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制可能な腰部が設けられているとともに、腰部の下面側両端部には、脚部の上脚部を連結するための脚部用連結部が設けられており、胴体下枠の下面側と、腰部の上面側の前記脚部用連結部に対応する部位との間には、半球状又は所定幅かつ側面視半円状の接触面が左右に対設されることで、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制する一方、胴体下枠と腰部との前側同士又は後側同士が当接したときに、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度の増大を禁止するように構成していることを特徴とするものである。
本発明によれば、頭部は、胴体部の上端部中央に設けられた首部に対し可動的に連結され、胴体部は、前後、左右及び斜め方向に屈曲可能に形成され、腕部は、上腕部の上端部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上腕部の下端部と下腕部の上端部とが可動的に連結され、下腕部の下端部には手部が可動的に連結され、脚部は、上脚部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上脚部の下端部と下脚部の上端部とが可動的に連結され、下脚部の下端部には足部が可動的に連結されてなり、胴体部は、左右の肩部を有する胴体上枠と、胴体下枠と、これら胴体上枠及び胴体下枠に直交する背骨部とを有し、背骨部の主要部がコイルバネからなり、胴体下枠は、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制可能な腰部が設けられているとともに、腰部の下面側両端部には、脚部の上脚部を連結するための脚部用連結部が設けられており、
胴体下枠の下面側と、腰部の上面側の前記脚部用連結部に対応する部位との間には、半球状又は所定幅かつ側面視半円状の接触面が左右に対設されることで、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制する一方、胴体下枠と腰部との前側同士又は後側同士が当接したときに、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度の増大を禁止するように構成しているので、直立姿勢をとる場合はもちろんのこと、前かがみ姿勢をとる場合でも確実に自立できるようになる。したがって、例えば柔道の練習する時は、この人形と対峙して組み合った状態で様々な技の掛け方等を的確にしてかつ効果的に練習することができる。
請求項記載の発明のように、頭部を首部に可動的に連結するのに、頭部に設けた頭部連結用筒体の下端末広がり状部を、首部の上部側に設けた球状首本体に嵌合するとともに、頭部連結用筒体内の上部に一端部を止着した引張コイルバネの他端部と、球状首本体の上部側に設けた上部広がり状の凹所の底部に一端部を軸着した連結バーの他端部とを連結し、首部は、頭部を胴体部に対し前後方向に傾ける角度を規制可能な回動部を備えていることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、頭部を首部に可動的に連結するのに、頭部に設けた頭部連結用筒体の下端末広がり状部を、首部の上部側に設けた球状首本体に嵌合するとともに、頭部連結用筒体内の上部に一端部を止着した引張コイルバネの他端部と、球状首本体の上部側に設けた上部広がり状の凹所の底部に一端部を軸着した連結バーの他端部とを連結し、首部は、頭部を胴体部に対し前後方向に傾ける角度を規制可能な回動部を備えているので、簡単な構造と少ない部品点数で頭部を首部に対し可動的に連結することができるとともに、頭部を胴体部に対し前後方向に傾ける角度を規制して、より確実に自立できるようになる。
請求項記載の発明のように、腕部は、夫々筒状の上腕部と下腕部とからなるもので、上腕部の上端部を、胴体部に設けた肩部の肩部本体に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合し、上腕部の下端部と下腕部の上端部とを連結部材の両端部に対し夫々腕部の内外方向に回動可能に嵌合し、下腕部の下端部を手部の手首部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合するとともに、肩部本体と連結部材の一端部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結しかつ連結部材の他端部と手部の手首部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結することによって形成され、連結部材は、上腕部の下端部と下腕部の上端部との回動範囲を規制可能であることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、腕部は、夫々筒状の上腕部と下腕部とからなるもので、上腕部の上端部を、胴体部に設けた肩部の肩部本体に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合し、上腕部の下端部と下腕部の上端部とを連結部材の両端部に対し夫々腕部の内外方向に回動可能に嵌合し、下腕部の下端部を手部の手首部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合するとともに、肩部本体と連結部材の一端部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結しかつ連結部材の他端部と手部の手首部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結することによって形成され、連結部材は、上腕部の下端部と下腕部の上端部との回動範囲を規制可能であるので、上腕部の上端部が胴体部の肩部に対し上下左右、前後及び斜め方向のほぼ全方向に回動可能となり、上腕部を肩部に対して任意の方向に自由に回すことができ、また下腕部を腕部に対し内外方向に屈曲させることができ、また手部を下腕部に対し任意の方向に自由に回すことができる。また、胴体部に対する腕部の可動連結及び上腕部と下腕部との可動連結を、少ない部品点数で有効に行なわせることができるとともに、上腕部の下端部と下腕部の上端部との回動範囲を規制して、人体の腕部により近い動きをさせることができる。
請求項記載の発明のように、胴体部における左右の肩部は、円管材からなる胴体上枠の両端部内に夫々回動可能に嵌合される取付軸部と、この取付軸部と連結されて、胴体上枠の両端から夫々突出する、腕部の上腕部を連結するための肩部本体と、胴体上枠内において両方の取付軸部を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネとからなり、取付軸部は、左右の肩部の胴体上枠の両端部に対する回動範囲を規制可能であることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、胴体部における左右の肩部は、円管材からなる胴体上枠の両端部内に夫々回動可能に嵌合される取付軸部と、この取付軸部と連結されて、胴体上枠の両端から夫々突出する、腕部の上腕部を連結するための肩部本体と、胴体上枠内において両方の取付軸部を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネとからなり、取付軸部は、左右の肩部の胴体上枠の両端部に対する回動範囲を規制可能であるので、上腕部6の上端部が胴体部の肩部に対し上下左右、前後及び斜め方向のほぼ全方向に回動可能となり、上腕部を肩部に対して任意の方向に自由に回すことができ、また下腕部を腕部に対し内外方向に屈曲させることができ、また手部を下腕部に対し任意の方向に自由に回すことができる。また、胴体部に対する腕部の可動連結及び上腕部と下腕部との可動連結を、少ない部品点数で有効に行なわせることができるとともに、取付軸部は、左右の肩部の胴体上枠の両端部に対する回動範囲を規制して、人体の肩部により近い動きをさせることができる。
請求項記載の発明のように、脚部は、夫々筒状の上脚部と下脚部とからなるもので、上脚部の上端部を、胴体部に設けた脚部用連結部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合し、上脚部の下端部と下脚部の上端部とを脚部用連結部材の両端部に対し夫々脚部の前後方向に傾動可能に嵌合し、下脚部の下端部を足首部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合した状態で、脚部用連結部と脚部用連結部材の一端部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結しかつ脚部用連結部材の他端部と足首部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結することによって形成され、脚部用連結部材は、該脚部用連結部材の両端部に対する上脚部の下端部と下脚部の上端部との傾動範囲を規制可能であることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、脚部は、夫々筒状の上脚部と下脚部とからなるもので、上脚部の上端部を、胴体部に設けた脚部用連結部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合し、上脚部の下端部と下脚部の上端部とを脚部用連結部材の両端部に対し夫々脚部の前後方向に傾動可能に嵌合し、下脚部の下端部を足首部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合した状態で、脚部用連結部と脚部用連結部材の一端部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結しかつ脚部用連結部材の他端部と足首部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結することによって形成され、脚部用連結部材は、該脚部用連結部材の両端部に対する上脚部の下端部と下脚部の上端部との傾動範囲を規制可能であるので、上脚部が胴体部の下端部に対しあらゆる方向に回動可能となり、上脚部と下脚部とが前後方向に互いに屈曲可能となり、足部が下脚部に対しあらゆる方向に回動可能となるとともに、脚部用連結部材は、該脚部用連結部材の両端部に対する上脚部の下端部と下脚部の上端部との傾動範囲を規制して、人体の脚部により近い動きをさせることができる。
請求項記載の発明のように、足首部は、下脚部の下端部に対する該足首部の傾動範囲を規制可能であることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、足首部は、下脚部の下端部に対する該足首部の傾動範囲を規制可能であるので、人体の足首部により近い動きをさせることができる。
請求項記載の発明のように、手部の指部は、変形可能な心材と、心材に一列に嵌合される複数の管状部材とを備えるとともに、各管状部材の少なくとも一端を傾斜面で形成しておくことにより隣り合う管状部材間でのみ心材を折り曲げ変形自在とすることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、手部の指部は、変形可能な心材と、心材に一列に嵌合される複数の管状部材とを備えるとともに、各管状部材の少なくとも一端を傾斜面で形成しておくことにより隣り合う管状部材間でのみ心材を折り曲げ変形自在とするので、人体の手部により近い動きをさせることができる。
ところで、本人形の肩部でさらに細かい動作ができると、看護や介護の練習などに使用できる。そこで、請求項記載の発明のように、胴体部における左右の肩部は、円管材からなる胴体上枠の両端部に夫々回動可能に嵌合される取付軸部と、この取付軸部と搖動可能な取付部材を介して連結されて、胴体上枠の両端から夫々突出する、腕部の上腕部を連結するための肩部本体と、胴体上枠内において両方の取付軸部を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネとからなり、取付軸部は、左右の肩部の胴体上枠の両端部に対する回動範囲を規制可能であることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、胴体部における左右の肩部は、円管材からなる胴体上枠の両端部に夫々回動可能に嵌合される取付軸部と、この取付軸部と搖動可能な取付部材を介して連結されて、胴体上枠の両端から夫々突出する、腕部の上腕部を連結するための肩部本体と、胴体上枠内において両方の取付軸部を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネとからなり、取付軸部は、左右の肩部の胴体上枠の両端部に対する回動範囲を規制可能であるので、本人形の肩部でさらに細かい動作ができて、看護や介護の練習などに使用できるようになる。
請求項記載の発明のように、取付部材は、取付軸部の左右端面にそれぞれ平行に立設された2枚の板状弾性体であって、この2枚の板状弾性体間に肩部本体を左右端面から離接自在となるようにピン結合させていることが好ましい。
請求項記載の発明によれば、取付部材は、取付軸部の左右端面にそれぞれ平行に立設された2枚の板状弾性体であって、この2枚の板状弾性体間に肩部本体を左右端面から離接自在となるようにピン結合させているので、簡単な構成でありながら、看護や介護の練習などに使用できるようになる。
本発明によれば、頭部は、胴体部の上端部中央に設けられた首部に対し可動的に連結され、胴体部は、前後、左右及び斜め方向に屈曲可能に形成され、腕部は、上腕部の上端部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上腕部の下端部と下腕部の上端部とが可動的に連結され、下腕部の下端部には手部が可動的に連結され、脚部は、上脚部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上脚部の下端部と下脚部の上端部とが可動的に連結され、下脚部の下端部には足部が可動的に連結されてなり、胴体部は、左右の肩部を有する胴体上枠と、胴体下枠と、これら胴体上枠及び胴体下枠に直交する背骨部とを有し、背骨部の主要部がコイルバネからなり、胴体下枠は、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制可能な腰部が設けられているとともに、腰部の下面側両端部には、脚部の上脚部を連結するための脚部用連結部が設けられており、胴体下枠の下面側と、腰部の上面側の前記脚部用連結部に対応する部位との間には、半球状又は所定幅かつ側面視半円状の接触面が左右に対設されることで、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制する一方、胴体下枠と腰部との前側同士又は後側同士が当接したときに、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度の増大を禁止するように構成しているので、直立姿勢をとる場合はもちろんのこと、前かがみ姿勢をとる場合でも確実に自立できるようになる。したがって、例えば柔道の練習する時は、この人形と対峙して組み合った状態で様々な技の掛け方等を的確にしてかつ効果的に練習することができる。
本発明の一実施形態に係る人形の全体構成を示す一部断面正面図である。 本人形の頭部を示す図であって、(a)は断面正面図、(b)は(a)の一部の断面側面図である。 本人形の腰部を示す断面正面図である。 本人形の腰部を示す断面側面図である。 本人形の肩部を示す図であって、(a)は断面正面図、(b)は(a)のX−X線拡大断面図、(c)は(a)のY−Y線断面図である。 本人形の腕部を示す断面側面図である。 本人形の上腕部の詳細説明図であって、(a)は一部分解図、(b)は(a)を組み立てたときのZ−Z線拡大断面図である。 本人形の連結部材の詳細説明図である。 本人形の手部を示す図であって、(a)は断面平面図、(b)は断面正面図、(c)は手部の指の動作説明図である。 本人形の脚部を示す断面正面図である。 本人形の脚部用連結部材の詳細説明図である。 本人形の姿勢を示す図であって、(a)は座り姿勢、(b)は立ち姿勢である。 本人形の腰部の変形例を示す断面正面図である。 本人形の足首部の変形例を示す詳細説明図である。 本人形の肩部の変形例を示す正面図である。 本人形の肩部の変形例を縦姿勢で組み立てる手順を示す斜視図である。 本人形の肩部の変形例の動作説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 従来の一例におけるスポーツ練習用人形を示す外観斜視図である。
図1は本発明の一実施形態に係る人形の全体構成を示す一部断面正面図である。この人形は、いわゆるスポーツ練習用人形であって、図1に示すように、頭部1と首部2と胴体部3と左右の腕部4,4と左右の脚部5,5とから構成されている。そして、頭部1は、胴体部3の上端部中央に設けられた首部2に対し可動的に連結されている。胴体部3は、前後、左右及び斜め方向に屈曲可能に形成されている。腕部4は上腕部6と下腕部7とからなるものである。上腕部6の上端部が胴体部3の上側にある肩部10に対し可動的に連結されている。それとともに、上腕部6の下端部と下腕部7の上端部とが可動的に連結され、下腕部7の下端部には手部11が可動的に連結されている。脚部5は、上脚部8と下脚部9とからなるもので、上脚部8の上端部が胴体部3の胴体下枠28の下側にある腰部28aに可動的に連結されている。また、上脚部8の下端部と下脚部9の上端部とが可動的に連結され、下脚部9の下端部には足部12が可動的に連結されている。
図2は、本人形の頭部1を示す図であって、(a)は断面正面図、(b)は(a)の一部の断面側面図である。この頭部1は、図2(a)(b)に示すように、例えば樹脂製の有底筒状本体13と、この有底筒状本体13の底部13aを貫通するように同心状に取り付けられた樹脂製の頭部連結用筒体14と、有底筒状本体13内に装填された例えば硬質の発泡ウレタンからなる装填材15と、これらの外周部を被って、頭皮部、顔部、目鼻口耳部等を形成する例えばシリコン製の外被部16とからなるもので、頭部連結用筒体14は、図示しない抜止用の折返し部分などを有している。
首部2は、胴体部3の上端部中央に設けられる短筒状の首受部18に嵌合される基軸部2aと、この基軸部2aの上部側に設けられた球状首本体2bとからなるものである。基軸部2aを胴体部3の首受部18に嵌合した時、その首受部18の左右から胴体部3にかけてゴム紐(又は針金)19を巻回することによって、胴体部3に回動可能となっている。また、基軸部2aの上部側には、連結バー23挿入用の上部広がり状の凹所20が設けられている。尚、この凹所20は正面視で断面略V字形の上部広がり状であるが、前部が切欠されて開放形状となっている。
頭部1を、胴体部3の上端部中央に設けられる首部2に可動的に連結するには、頭部連結用筒体14の下端末広がり状部14aを、首部2の球状首本体2bに嵌合するとともに、頭部連結用筒体14内の上部に設けてある固定ピン21に一端部を止着した引張コイルバネ22の他端部と、球状首本体2bの上部側に設けられた連結バー挿入用の凹所20の底部に一端部を軸着した連結バー23の他端部とを固定ピン24で連結する。これにより、頭部連結用筒体14の下端末広がり状部14aが、引張コイルバネ22の引張付勢力によって球状首本体2bに対し常時強く弾接した取付状態となる。したがって頭部1を前後左右方向に傾倒することができるし、前方へは90°近くまで倒すことができ、また傾倒姿勢で回転させることができる。上記のような頭部1の構成によると、簡単な構造と少ない部品点数で頭部1を首部2に対し可動的に容易に連結することができ、製作も容易となる。
この場合、固定ピン21に一端部を止着した引張コイルバネ22の他端部は、連結バー23の一端部に掛止される。この連結バー23の一端部は、球状首本体2bの凹所20の底部に設けた固定ピン24に遊嵌状態に挿通されることにより連結バー23は、前後左右及び斜め方向のほぼ全方向に傾倒可能となる。尚、連結バー23を使用せず、引張コイルバネ22のみを使用してもよい。しかし、この実施形態のように安価な連結バー23とそれより高価な引張コイルバネ22を併用すれば、引張コイルバネ22を短くできるため、それだけコストを低減できる。
胴体部3は、図1に示すように、左右の肩部10,10を有する胴体上枠25と、この胴体上枠25の下側に位置する支持枠26と、胴体上枠25及び支持枠26の間に装填された例えば硬質の発泡ウレタンからなる装填材27と、例えば木製で厚板状の胴体下枠28と、これら胴体上枠25、支持枠26及び胴体下枠28に直交する背骨部29とを有している。胴体上枠25は、例えば樹脂製の円管材からなるもので、中央部には同様な樹脂製円管材を断面半円状にカットしてなる補強管30が跨設され、この補強管30の上部側に樹脂製の円管材からなる首受部18が立設されている。この補強管30が、頭部1を胴体部3の胴体上枠25に対し前後方向に回動させるとともに、その回動範囲を規制可能な回動部に相当する。すなわち、この補強管30は、胴体上枠25にクッション材2cを介して、2条のゴム紐19で固縛されている。そして、補強管30の前後両端が、胴体上枠25の台25a上面と当接することで、その回動範囲を規制可能としている。
胴体部3の背骨部29は、胴体上枠25と支持枠26との間に介装された例えば樹脂製円管材からなる上部背骨材29bと、支持枠26及び胴体下枠28間に介装された圧縮コイルバネからなる主背骨材29aとにより構成されている。コイルバネからなる主背骨材29aの上端部は、例えば木製の取付部材を介して支持枠26に固定される。主背骨材29aの下端部は、例えば木製の取付部材を介して胴体下枠28に固定される。
胴体上枠25と支持枠26とそれらの間に装填された装填材27とは、背骨部29の上部背骨材29bを挟んで、その両側部を針金等の結束部材31により結束されて一体に保持固定されている。また、結束部材31の下端部と胴体下枠28とがゴム紐33により連結されている。
図3は本人形の腰部28aを示す断面正面図、図4は本人形の腰部28aを示す断面側面図である。図3,図4に示すように、胴体下枠28には、胴体部3を脚部5,5に対し前後方向に回動させるための例えば木製の腰部28aが設けられている。この腰部28aの下面側両端部には、脚部5,5の上脚部8を連結するための例えば木製の脚部用連結部35,35が設けられている。
腰部28aは、胴体下枠28の下面側左右に固定された幅厚かつ側面視下半円状の回動部材28b,28bと、この回動部材28b,28bを介して胴体下枠28に対向配置されている対向部材28cと、この対向部材28cの上側左右に取付け固定される取付基部28dとからなるものである。回動部材28bには、下面側に切欠開口する切欠開口部28eが設けられており、この切欠開口部28eは、正面視が略逆字形で、側面視が略逆字形に形成されている。
脚部用連結部35は、対向部材28cの下側左右に取付け固定される取付基部35aと、この取付基部35aの下部に球状に一体に形成された球状本体35bとからなるものである。球状本体35bには、上面側に切欠開口する切欠開口部36が設けられている。この切欠開口部36は、正面視が略字形で、側面視が略字形に形成されている。尚、取付基部28d,28dと取付基部35a,35aとは一体に形成されている。取付基部35aと球状本体35bとの隙間にはクッション材35cが介装されている。
胴体下枠28の中央と、対向部材28cの中央とを貫通して、中央の主背骨材29aの取付部材62が設けられている。この胴体下枠28の左右と、左右の回動部材28b,28bと、取付基部28d,28dと、対向部材28cの左右と、取付基部35a,35aと、球状本体35b,35bとをそれぞれ貫通して、左右のコイルバネ28f,28fが設けられている。コイルバネ28fの上端フックは、胴体下枠28の上側にピン28gで固定されている。コイルバネ28fの下端フックは、対向部材28cの下側にピン28hで固定されている。胴体下枠28の上側左右には、連結金具33a,33aが設けられている。この連結金具33a,33aでもって、ゴム紐33,33の下端がそれぞれ連結されている。さらに、胴体下枠28と腰部28aとの前後には、例えば発泡ウレタン製のクッション部28i,28jがそれぞれ取外し可能に設けられている。
上記のような構造の胴体部3によると、背骨部29は、その主背骨材29aがコイルバネからなっているため、自由に屈曲することができる。また、胴体上枠25と支持枠26とそれらの間に装填された装填材27とからなる胴体部3の上部側構造体と、胴体下枠28とは、コイルバネからなる主背骨材29aを挟んでその両側に夫々介装されたゴム紐33によって連結されている。これにより、例えば柔道の練習において胴体部3を横に曲げる必要がある時に、必要以上に曲げて胴体部3の一部分が折損、破断するような事態を回避することができる。
ここで、図12は本人形の姿勢を示す図であって、(a)は座り姿勢、(b)は立ち姿勢である。図12(b)に示すように、胴体部3の主背骨材29aを真上にぴんと伸ばして、いわゆる立ち姿勢をとっている人形では、腰部28aの有無にかかわらず確実に自立できる。一方、図12(a)に示すように、胴体部3の主背骨材29aを傾斜させて、いわゆる中腰の座り姿勢をとっている人形では、前後方向に胴体部3を脚部5,5に対して傾斜させると、従来例の人形では重心が移動して傾斜が増大することで自立困難となることがある。これに対して、本人形では、図12(a)に示すように、胴体部3を腰部28aで折り曲げてうまくバランスをとることで、重心の移動をなくして確実に自立できる。また、本人形では、胴体下枠28と腰部28aの対向部材28cとの前側同士(又は後側同士)が当接することで傾斜が増大しなくなるので、これによっても確実に自立できる。
図5は本人形の肩部10,10を示す図であって、(a)は断面正面図、(b)は(a)のX−X線断面平面図、(c)は(a)のY−Y線断面図である。胴体部3における左右の肩部10,10は、図5(a)〜(c)に示すように、左右両端部を拡径した円管材からなる胴体上枠25の該両端部内に夫々回転可能に嵌合される取付軸部37,37と、これらの取付軸部37,37を夫々挿通する角柱状の軸体40,40を介して、胴体上枠25の両端から夫々突出する、腕部4の上腕部6を連結するための肩部本体38,38と、胴体上枠25内において両方の取付軸部37,37を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネ39とよって構成され、肩部本体38は、略円柱状に形成されている。胴体上枠25は、例えば木製の台25a上に固定されている。
左右の肩部10,10の取付軸部37,37には、夫々の内端部側に、引張コイルバネ39のフック挿入孔37a,37aが夫々中心軸線に沿って形成されている。これらのフック挿入孔37a,37aに軸体40,40内を挿通する鎖64,64の夫々一端部が連結されている。それにより、両取付軸部37,37が対向方向に引張されて、胴体上枠25の両端部内に夫々回転可能に嵌合された状態に保持される。尚、鎖64,64の夫々他端部は、各取付軸部37の左右端面の外側に設けられたストッパー用突片41の長尺部分に取り付けられている。このストッパー用突片41の頭部を、胴体上枠25の台25aの上面42に当接させている。これにより、肩部10の回転を360°以内の所要角度に制限して、引張コイルバネ39の破損を防止するようにしている。また、各肩部本体38には、腕部連結用の切欠開口部43が設けてある。
胴体部3の肩部10,10が上記のように構成されることによって、肩部10を容易に回すことができるとともに、胴体上枠25に対する両方の肩部10,10の取付構造が簡単となる。尚、この実施形態では、胴体上枠25内おいて両方の取付軸部37,37を引張コイルバネ39とこれの両側の鎖64,64とよって対向方向に引張する構成としている。しかし、鎖64を使用せず、引張コイルバネ39のみで両方の取付軸部37,37を対向方向に引張する構成としてもよい。その場合には、実施形態のように鎖64を使用することにより、長さの短い既製の安価な引張コイルバネの使用が可能で、コストの低減を図ることができる。
図6は本人形の腕部4,4を示す断面側面図、図7は本人形の上腕部6の上端部6aの詳細説明図、図8は本人形の連結部材44の詳細説明図(正面図)である。本人形の腕部4は、夫々筒状の上腕部6と下腕部7とからなるものである。図6〜図8に詳しく示すように、拡径された上腕部6の上端部6aを、胴体部3に設けられる肩部10の肩部本体38に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合している。ここで、本人形では上腕部6の上端部6aは、図7(a)(b)に示すような切欠部6eを有している。また、上端部6aに回転可能に挿入された管状部材6fの周に、1個の突片6gが設けられている。この突片6gが、切欠部6eの境界部に当接することにより、その回動範囲を規制可能としている。
また、上腕部6の下端部6bと下腕部7の上端部7aとを、図8に示すように、正面視が略メガネ形の連結部材44の両端部44a,44bに対し、夫々腕部4の内外方向に回動可能に嵌合している。下腕部7の下端部7bを球状の手首部11aに対し、ほぼ全方向に回動可能に嵌合している。また、肩部本体38と連結部材44の一端部44aとを対向方向に引張する引張コイルバネ45及びこれの両側の連結バー46A,46Bを介して連結している。かつ、連結部材44の他端部44bと球状の手首部11aとを対向方向に引張する引張コイルバネ47及びこれの両側の連結バー48A,48Bを介して連結している。
上腕部6内の連結バー46Aの一端部は、肩部10の肩部本体38に設けてある切欠開口部43に挿入されている。この切欠開口部43の奥部を通るように肩部本体38に貫通するピン65で軸着されている。その他端部は、引張コイルバネ45の一端部に連結されている。上腕部6内の連結バー46Bの一端部は、引張コイルバネ45の他端部に連結されている。その他端部は、連結部材44の一端部44aに設けられた切欠開口部49に挿入されている。この切欠開口部49の奥部を通るように、連結部材44を貫通するピン66で軸着している。また、下腕部7内の連結バー48Aの一端部は、連結部材44の他端部44bに設けてある切欠開口部50に挿入されている。この切欠開口部50の奥部を通るように、連結部材44を貫通するピン67で軸着している。その他端部は、引張コイルバネ47の一端部に連結されており、下腕部7内の連結バー48Bの一端部は、引張コイルバネ47の他端部に連結されている。その他端部は、手首部11aに設けられた断面略V字形の切欠開口部51に挿入されている。この切欠開口部51の奥部を通るように、手首部11aを貫通するピン68で軸着している。
ここで、連結部材44は、その周面の一部に有意の突起44c,44dを有しており、図8に示すように、上下対称形である。よって、以下その上半分について説明する。上腕部6の下端部6bは、連結部材44の上側において図中の左右方向に回動可能に嵌合している。しかし、例えば時計方向の回動により突起44cが下端部6bの端面6dに当接して、その回動範囲が規制される。このことにより、いわば中間姿勢を維持できる腕部用関節部を構成している。しかし、上腕部6に所定以上の力を加わると、連結バー46Bの引張コイルバネ45が伸長する。その結果、下端部6bが突起44cを飛び越えることができる。そして、下端部6bが連結部材44の周端44fに当接すると、それ以上の回動はできないので、その姿勢を維持するようになる。これにより、腕関節技をかけられたときとまったく同様の練習ができる。
本人形では、上記のような腕部4の構成によって、上腕部6の上端部6aが胴体部3の肩部10に対し上下左右、前後及び斜め方向のほぼ全方向に回動可能となる。上腕部6を肩部10に対して任意の方向に自由に回すことができる。また、下腕部7を腕部4に対し内外方向に屈曲させることができる。また、手部11を下腕部7に対し、任意の方向に自由に回すことができる。また、胴体部3に対する腕部4の可動連結及び上腕部6と下腕部7との可動連結を、少ない部品点数で有効に行なわせることができる。尚、この実施形態では、上腕部6内に引張コイルバネ45とこれの上下の連結バー46A,46Bとを配設し、また下腕部7内にも引張コイルバネ47とこれの上下の連結バー48A,48Bとを配設している。しかし、肩部本体38と連結部材44の一端部44aとを引張コイルバネ45のみで対向方向に引張する。また、連結部材44の他端部44bと球状の手首部11aとを引張コイルバネ47のみで対向方向に引張するようにしてもよい。但し、実施形態のようにすれば、短い引張コイルバネ45,47を使用できるため、コストを低減できる。
図9は本人形の手部11を示す図であって、(a)は断面側面図、(b)は断面正面図、(c)は管状部材の詳細説明図である。図9(a)〜(c)に示すように、手部11は、下腕部7の下端部7bに手首部11aがピン68を介して連結されている。この手首部11aの掌部11bに植設された5本の指部11c,11c・・・には、夫々針金を中間部分で折り返して撚ることにより作った変形可能な芯材11d,11d・・・と、芯材11d,11d・・・に一列に嵌合される複数の管状部材11e,11e・・・とを備えている。それとともに、各管状部材11e,11e・・・の少なくとも一端を傾斜面11fで形成しておくことにより隣り合う管状部材11e,11e間でのみ芯材11dを折り曲げ変形自在としている。そして、掌部11bと、指部11c,11c・・・の管状部材11e,11e・・・とを覆うように、発泡ウレタンなどのクッション材が巻き付けられる。その上から、図示しない手袋を装着することにより、人間の手とまったく同様の外観となり、人間の実際の指の動作をそっくり模擬することができる。
図10は本人形の脚部5,5を示す断面正面図、図11は本人形の脚部用連結部材53の詳細説明図(側面図)である。この脚部5は、夫々筒状の上脚部8と下脚部9とからなるものである。図10,図11に示すように、上脚部8の上端部8aを、胴体部3の腰部28aに設けた脚部用連結部35の球状本体35bに対し、ほぼ全方向に回動可能に嵌合している。上脚部8の下端部8bと下脚部9の上端部9aとを、脚部用連結部材53の両端部53a,53bに対し夫々脚部5の前後方向に回動可能に嵌合している。下脚部9の下端部9bを足部12の足首部12bに対し、ほぼ全方向に回動可能に嵌合している。また、脚部用連結部35と脚部用連結部材53の一端部53aとを対向方向に引張する引張コイルバネ54及び連結バー56A,56Bを介して連結している。かつ、脚部用連結部材53の他端部53bと足首部12bとを対向方向に引張する引張コイルバネ55及び連結バー57Aを介して連結している。なお、足部12は、足部本体12aと略球状の足首部12bとから構成されている。引張コイルバネ55の下端部は、足首部12bに設けられた断面略V字形の切欠開口部60の奥部を通るように、足首部12bを貫通するピン72で軸着している。また、足部12の裏側にはゴム材12cを貼設するとともに、足部本体12aと足首部12bとの間にはクッション材12dを介装することによって、中座姿勢でも固定しやすくなり、かつ、練習時の力が加わったときにでも壊れにくいようになっている。
また、上脚部8内の引張コイルバネ54の一端部は、脚部用連結部35の球状本体35bに設けてある切欠開口部36に挿入されている。この切欠開口部36の奥部を通るように球状本体35bを貫通する軸体54aの下端部は、さらに直角に貫通するピン56に取り付けられている。引張コイルバネ54の一端部は連結バー56Aの一端部に連結されている。この連結バー56Bの他端部は、脚部用連結部材53の一端部に設けてある切欠開口部58の奥部を貫通するピン70に軸着されている。また、下脚部9内の連結バー57Aの一端部は、脚部用連結部材53の他端部53bに設けてある切欠開口部59の貫通するピン71に軸着されている。連結バー57Aの他端部は、引張コイルバネ55の一端部に連結されている。引張コイルバネ55の他端部は、足首部12bに設けてある切欠開口部60に挿入されて、この切欠開口部60の奥部を通るように足首部12bを貫通するピン72に取り付けられている。尚、脚部用連結部35の切欠開口部36は、正面視が略逆U字形で、側面断面が略逆L字形に形成されている。これによって、脚部5は、図12(b)の真直状態から、図12(a)の屈曲した姿勢に折り曲げが可能となる。
ここで、脚部用連結部材53は、その周面の一部に有意の突起53c,53dを有しており、図11に示すように、上下対称形である。よって、以下その上半分について説明する。上脚部8の下端部8bは、脚部用連結部材53の上側において、図中の左右方向に回動可能に嵌合している。そして、例えば時計方向の回動により突起53cが下端部8bの端面8dに当接して、その回動範囲が規制されることにより、いわば中間姿勢を維持できる脚部用関節部を構成している。しかし、上脚部8に所定以上の力を加わると、連結バー56Bの引張コイルバネ54が伸長する。その結果、下端部8bが突起53cを飛び越えることができる。そして、下端部8bが脚部用連結部材53の周端53fに当接する。すると、それ以上の回動はできないので、最終姿勢を維持するようになる。これにより、脚関節技をかけられたときとまったく同様の練習ができる。
本人形では、上記のような脚部5の構成によって、上脚部8が胴体部3の下端部に対しあらゆる方向に回動可能となる。また、上脚部8と下脚部9とは前後方向に互いに屈曲可能となる。また、足部12は下脚部9に対しあらゆる方向に回動可能となる。したがって、脚部5は、人体の脚部と同様な動きをさせることができる。尚、この脚部5の構成においても、脚部用連結部35と脚部用連結部材53の一端部53aとを引張コイルバネ54のみで対向方向に引張し、また脚部用連結部材53の他端部53bと足首部12bとを引張コイルバネ55のみで対向方向に引張するようにしてもよい。しかし、実施形態のように、引張コイルバネ54,55と連結バー56A,56B,57Aを併用することによって、コストの低減を図ることができる。
以上説明したように、本人形によれば、頭部1は、胴体部3の上端部中央に設けられた首部2に対し可動的に連結される。胴体部3は、前後、左右及び斜め方向に屈曲可能に形成される。腕部4,4は、上腕部6の上端部が胴体部3に対し可動的に連結されるとともに、上腕部6の下端部と下腕部7の上端部とが可動的に連結される。下腕部7の下端部には手部11が可動的に連結される。脚部5,5は、上脚部8が胴体部3に対し可動的に連結される。それとともに、上脚部8の下端部と下脚部9の上端部とが可動的に連結される。下脚部9の下端部には足部12が可動的に連結されている。胴体部3は、左右の肩部10,10を有する胴体上枠25と、胴体下枠28と、これら胴体上枠25及び胴体下枠28に直交する背骨部29とを有し、背骨部29の主要部がコイルバネからなっている。胴体下枠28は、胴体部3を脚部5,5に対し前後方向に傾ける角度を規制可能な腰部28aが設けられている。また、腰部28aの下面側両端部には、脚部5の上脚部9を連結するための脚部用連結部35が設けられている。これにより、直立姿勢をとる場合はもちろんのこと、前かがみ姿勢をとる場合でも確実に自立できるようになる。また、腰部28aなどの動作範囲が規制可能となっている。これにより、人体により近い動きをさせることができるとともに、中間姿勢であっても確実に自立できるようになる。
この人形を用いて、例えば柔道の練習を行なう場合、練習を行なう者は、人形に図1の仮想線で示すような柔道着Wを着せる。そして、同図の実線図示のような起立姿勢から、脚部5,5を少し広げるために、胴体部3の下端部に対し上脚部8,8を外方へ傾転させる。これとともに、下脚部9,9を、上脚部8,8に対し、適宜に傾動させる。また、腕部4,4は、その上腕部6,6を、胴体部3の肩部10,10に対し夫々例えば下向きに傾転させる。下腕部7,7を上腕部6,6適宜に傾転させる。これにより、例えば図1の仮想線図示のような姿勢がとれる。したがって、このような姿勢の人形と対峙して組み合った状態で、様々な技の掛け方等を的確にして、かつ効果的に練習することができる。
上記実施形態では、木製や合成樹脂製の部材を多用しているが、コストの増大を抑えつつ強度確保を図るために、金属その他の材料を使用してもよいのはもちろんである。また、腕部4、脚部5などの連結バーに代えて、あるいは連結バーとともに、適宜、鎖、針金、ゴムなどを使用してもよい。
上記実施形態では、腰部28aは、図3,図4に示すように、胴体下枠28の下面側左右に固定された幅厚かつ側面視下半円状の回動部材28b,28bと、これらに対応する取付基部28d,28dとからなるものであるが、図13(図4は同様)に示す変形例のように、胴体下枠28の下面側左右に固定された下半球状の回動部材28b’,28b’と、これらに対応する取付基部28d’,28d’とからなるものとしてもよい。それにより、胴体下枠28の下面側と、腰部28aの対向部材28cの上面側の脚部用連結部35,35に対応する部位との間には、半球状の接触面が設けられることとなるので、より広い面積での接触状態が得られる。これにより、直立姿勢をとる場合はもちろんのこと、前かがみ姿勢をとる場合でもより確実に自立できるようになる。
上記実施形態では、図10に示すように、下脚部9の下端部9bは、足首部12bの上側において、前後方向に回動可能に嵌合しているが、図14に示す変形例のように、足首部12bは、その周面の前側に有意の突起12eを有し、例えば反時計方向の回動により突起12eが下端部9bの端面9dに当接して、その傾動範囲が規制されることにより、いわば中間姿勢を維持できるようになっている。しかし、下脚部9に所定以上の力を加わると、引張コイルバネ55が伸長する。その結果、下端部9bの端面9dが突起12eを飛び越えることができる。そして、下端部9bの端面9dがその直下にある足部本体12aの傾斜部分に当接する。すると、下脚部9の下端部9bは、足部12の足首部12bに対して、それ以上の傾動ができなくなるので、最終姿勢を維持するようになる。これにより、脚関節技をかけられたときとまったく同様の練習ができるようになる。
上記実施形態では、図10に示すように、引張コイルバネ55の下端部は、足首部12bに設けられた断面略V字形の切欠開口部60の奥部を通るように、足首部12bを貫通するピン72で軸着しているが、図14に示す変形例のように、引張コイルバネ55の下端部は、足首部12bと足部本体12aとを連通する略円筒状の切欠開口部60’のできるだけ下部を通るように、足部本体12aを左右に貫通するピン72’で軸着してもよい。これにより、引張コイルバネ55の下端部の軸着が容易となり、部品の組み立てがしやすくなる。
上記実施形態では、スポーツ練習用人形を例示したが、本人形の肩部10,10でさらに細かい動作ができると、看護や介護の練習などに使用できる。そこで、図5(a)〜(c)で示した角柱状の軸体40,40に代えて、図15〜図17に示すような、板状弾性体の取付部材37b,37bを用いることとした。ここで、図15は本人形の肩部10,10の変形例を示す正面図、図16は本人形の肩部10,10の変形例の縦姿勢で組み立てる手順を示す斜視図、図17は本人形の肩部10,10の変形例の動作説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。なお、本人形の肩部10,10は左右対称であるので、以下、右側の肩部10で代表させて説明する。
図1,図15〜図16に示すように、本人形の胴体部3における肩部10は、端部を拡径した円管材からなる胴体上枠25の該端部内に回動可能に嵌合される取付軸部37と、この取付軸部37に揺動可能な取付部材37bを介して連結されて、胴体上枠25の端から突出する、腕部4の上腕部6を連結するための肩部本体38と、胴体上枠25内において取付軸部37を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネ39とによって構成され、肩部本体38は、略円柱状に形成されている。
取付部材37bは、取付軸部37の端面に、互いに平行となるように植設された2枚のゴム板(板状弾性体に相当する。)である。取付部材37bの長手方向の中間部には長孔37dが開口されている。一方、肩部本体38の端面には、その直径方向を横断する溝部38aが形成されている。次いで、肩部本体38を、図16中の矢印A方向から、取付軸部37に近接させることにより、溝部38aに取付部材37bが摺動自在に嵌め込まれるようになっている。そして、溝部38aに取付部材37bが嵌め込まれた状態で、図16中の矢印B方向から、ピン65を取付部材37bの長孔37dと、肩部本体38の中心の貫通孔38bとを通して、この取付部材37bの間に肩部本体38を取付軸部37の左右端面に対して離接自在となるようにピン結合させている。ゴム板に代えて、板バネなどを使用してもよい。
肩部10の取付軸部37には、引張コイルバネ39のフック挿入孔37aと連通孔37cとが中心軸線に沿って形成されている。これらのフック挿入孔37aに連通孔37c内を挿通する鎖64の一端部が連結されている。それにより、取付軸部37が対向方向に引張されて、胴体上枠25の端部内に回転可能に嵌合された状態に保持される。尚、鎖64の他端部は、取付軸部37の端面の外側に設けられたストッパー用突片41の長尺部分に取り付けられている。このストッパー用突片41の頭部を、胴体上枠25の台の上面に当接させている。これにより、肩部10の回転を360°以内の所要角度に制限して、引張コイルバネ39の破損を防止するようにしている。また、各肩部本体38には、腕部連結用の切欠開口部43が設けてあるので、ここに連結バー46Aの一端部を連結させるようになっている。
図17(a)の平面図に示すように、肩部本体38は、取付軸部37の端面から前後方向(図中のC方向)に搖動可能となっている。そして、取付部材37bは、溝部38aに沿って摺動する結果、一方が溝部38a内にほとんど収まっているが、他方が溝部38aからはみ出して取付軸部37の端面側にある。図17(b)の正面図に示すように、肩部本体38は、取付軸部37の端面から上下方向(図中のD方向)に搖動可能となっている。そして、取付部材37bは、溝部38aに沿って摺動する結果、一方が溝部38a内にほとんど収まっているが、他方が溝部38aからはみ出している。その結果、本人形の肩部10でさらに細かい動作ができて、看護や介護の練習などに使用できるようになる。本人形は、その他、マネキンなど他の用途にも適用できる。
1 頭部
2 首部
3 胴体部
4 腕部
5 脚部
6 上腕部
7 下腕部
8 上脚部
9 下脚部
10 肩部
11 手部
11a 手首部
11d 心材
11e 管状部材
11f 傾斜面
12 足部
12b 足首部
12e 突起
14 頭部連結用筒体
22 引張コイルバネ
23 連結バー
25 胴体上枠
28 胴体下枠
28a 腰部
28b 回動部材
28c 対向部材
28d 取付基部
29 背骨部
29a 主背骨材(コイルバネ)
30 補強管
35 脚部用連結部
37 取付軸部
37b 取付部材(板状弾性体に相当する。)
38 肩部本体
38a 溝部
39 引張コイルバネ
40 軸体
44 連結部材
45 引張コイルバネ
46A 連結バー
46B 連結バー
47 引張コイルバネ
48A 連結バー
48B 連結バー
53 脚部用連結部材
54 引張コイルバネ
55 引張コイルバネ
56A 連結バー
56B 連結バー
57A 連結バー
64 鎖
特開2015−107224号公報

Claims (9)

  1. 頭部と首部と胴体部と左右の腕部と左右の脚部とから構成される人形であって、
    頭部は、胴体部の上端部中央に設けられた首部に対し可動的に連結され、
    胴体部は、前後、左右及び斜め方向に屈曲可能に形成され、
    腕部は、上腕部の上端部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上腕部の下端部と下腕部の上端部とが可動的に連結され、下腕部の下端部には手部が可動的に連結され、
    脚部は、上脚部が胴体部に対し可動的に連結されるとともに、上脚部の下端部と下脚部の上端部とが可動的に連結され、下脚部の下端部には足部が可動的に連結されてなり、
    胴体部は、左右の肩部を有する胴体上枠と、胴体下枠と、これら胴体上枠及び胴体下枠に直交する背骨部とを有し、背骨部の主要部がコイルバネからなり、
    胴体下枠は、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制する腰部が設けられているとともに、腰部の下面両端部には、脚部の上脚部を連結するための脚部用連結部が設けられており、
    胴体下枠の下面側と、腰部の上面側の前記脚部用連結部に対応する部位との間には、半球状又は所定幅かつ側面視半円状の接触面が左右に対設されることで、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度を規制する一方、胴体下枠と腰部との前側同士又は後側同士が当接したときに、胴体部を脚部に対し前後方向に傾ける角度の増大を禁止するように構成していることを特徴とする人形。
  2. 頭部を首部に可動的に連結するのに、頭部に設けた頭部連結用筒体の下端末広がり状部を、首部の上部側に設けた球状首本体に嵌合するとともに、頭部連結用筒体内の上部に一端部を止着した引張コイルバネの他端部と、球状首本体の上部側に設けた上部広がり状の凹所の底部に一端部を軸着した連結バーの他端部とを連結し、
    首部は、頭部を胴体部に対し前後方向に傾ける角度を規制可能な回動部を備えていることを特徴とする請求項1記載の人形。
  3. 腕部は、夫々筒状の上腕部と下腕部とからなるもので、
    上腕部の上端部を、胴体部に設けた肩部の肩部本体に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合し、上腕部の下端部と下腕部の上端部とを連結部材の両端部に対し夫々腕部の内外方向に回動可能に嵌合し、下腕部の下端部を手部の手首部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合するとともに、
    肩部本体と連結部材の一端部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結しかつ連結部材の他端部と手部の手首部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結することによって形成され、連結部材は、上腕部の下端部と下腕部の上端部との回動範囲を規制可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の人形。
  4. 胴体部における左右の肩部は、円管材からなる胴体上枠の両端部に夫々回動可能に嵌合される取付軸部と、この取付軸部と連結されて、胴体上枠の両端から夫々突出する、腕部の上腕部を連結するための肩部本体と、胴体上枠内において両方の取付軸部を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネとからなり、取付軸部は、左右の肩部の胴体上枠の両端部に対する回動範囲を規制可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の人形。
  5. 脚部は、夫々筒状の上脚部と下脚部とからなるもので、上脚部の上端部を、胴体部に設けた脚部用連結部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合し、上脚部の下端部と下脚部の上端部とを脚部用連結部材の両端部に対し夫々脚部の前後方向に傾動可能に嵌合し、下脚部の下端部を足首部に対しほぼ全方向に回動可能に嵌合した状態で、脚部用連結部と脚部用連結部材の一端部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結しかつ脚部用連結部材の他端部と足首部とを対向方向に引張する引張コイルバネを介して連結することによって形成され、脚部用連結部材は、該脚部用連結部材の両端部に対する上脚部の下端部と下脚部の上端部との傾動範囲を規制可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の人形。
  6. 足首部は、下脚部の下端部に対する該足首部の傾動範囲を規制可能であることを特徴とする請求項5記載の人形。
  7. 手部の指部は、変形可能な心材と、心材に一列に嵌合される複数の管状部材とを備えるとともに、各管状部材の少なくとも一端を傾斜面で形成しておくことにより隣り合う管状部材間でのみ心材を折り曲げ変形自在とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の人形。
  8. 胴体部における左右の肩部は、円管材からなる胴体上枠の両端部に夫々回動可能に嵌合される取付軸部と、この取付軸部と搖動可能な取付部材を介して連結されて、胴体上枠の両端から夫々突出する、腕部の上腕部を連結するための肩部本体と、胴体上枠内において両方の取付軸部を対向方向に引張した状態に連結する引張コイルバネとからなり、取付軸部は、左右の肩部の胴体上枠の両端部に対する回動範囲を規制可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の人形。
  9. 取付部材は、取付軸部の左右端面にそれぞれ平行に立設された2枚の板状弾性体であって、この2枚の板状弾性体間に肩部本体を左右端面から離接自在となるようにピン結合させていることを特徴とする請求項8記載の人形。
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