JP6557787B2 - 溶鉱炉用ストックハウス装置 - Google Patents

溶鉱炉用ストックハウス装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6557787B2
JP6557787B2 JP2018530848A JP2018530848A JP6557787B2 JP 6557787 B2 JP6557787 B2 JP 6557787B2 JP 2018530848 A JP2018530848 A JP 2018530848A JP 2018530848 A JP2018530848 A JP 2018530848A JP 6557787 B2 JP6557787 B2 JP 6557787B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bin
stock house
supply device
material supply
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018530848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019505661A (ja
Inventor
ポンジグリオーネ,ジョバンニ
カステラーニ,アルド
Original Assignee
ポール ワース エス.アー.
ポール ワース エス.アー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ポール ワース エス.アー., ポール ワース エス.アー. filed Critical ポール ワース エス.アー.
Publication of JP2019505661A publication Critical patent/JP2019505661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6557787B2 publication Critical patent/JP6557787B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B5/00Making pig-iron in the blast furnace
    • C21B5/008Composition or distribution of the charge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B7/00Blast furnaces
    • C21B7/18Bell-and-hopper arrangements
    • C21B7/20Bell-and-hopper arrangements with appliances for distributing the burden
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B1/00Shaft or like vertical or substantially vertical furnaces
    • F27B1/10Details, accessories, or equipment peculiar to furnaces of these types
    • F27B1/20Arrangements of devices for charging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/10Charging directly from hoppers or shoots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B13/00Grading or sorting solid materials by dry methods, not otherwise provided for; Sorting articles otherwise than by indirectly controlled devices
    • B07B13/14Details or accessories

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

本発明は一般に、製鉄設備の分野に関し、より詳細には、冶金炉用のストックハウス装置、特に、溶鉱炉用のストックハウス装置に関する。
周知の通り、溶鉱炉装入システムは、ストックハウスシステムと上部装入設備の2つの主な領域から成る。このストックハウスシステムの役割は、原材料を調合、計量し、バッチ処理を行い、溶鉱炉の上部に設置されている上部装入設備に送ることである。次いで、この上部装入設備が、溶鉱炉用の原材料を炉頂部に送り、これらの材料を炉内に分配する役割を果たす。
このストックハウスは、通常、コンベアベルトを備える供給システムによって供給される一連の貯蔵ビンを備える。フィーダとスクリーンを振動させることにより(場合によってはベルトコンベアを介して)、原材料を貯蔵ビンから引き出し、計量ホッパーに送る。次いで、この計量ホッパーによって材料メインコンベアに載せられる。この計量ホッパーは、所望の順序で原材料を計量し、計量された原材料をメインコンベアベルトに載せ、炉の上部まで送るようにプログラムされている。この計量ホッパーでは、微粉も取り除かれる。
例えば、特許文献1(WO2010/086379)の図1では、従来のストックハウスが参照番号10で示される。
ストックハウスを自動化することにより、生産能力が大幅に増え、作業効率が向上し、人員や設備に起因する作業のばらつきがなくなってきた。実際には、最新の自動化されたストックハウスは、かなり複雑になり得る。このストックハウス自体が、コンベアによって供給されてもよく、次いで、ストックハウスが材料を移動コンベアに載せ種々のビンに分配する。ストックハウス内のコンベアと設備のレイアウトは、様々な方法で構成可能である。
溶鉱炉のオペレータが注意をはらわなければいけないことは、ストックハウスで行われる材料の分別である。計量ホッパーから排出される材料バッチ内の粒度分布は、一定してはいないが、材料の充填および排出作業中の、ストックハウスの貯蔵ビン内での材料の分別の方法に由来する一定の法則に依存することが判明している。
国際公開WO2010/086379号公報
本発明の目的は、材料の偏析効果(segregation effect)を抑える冶金炉用のストックハウス装置を提供することである。
上記の目的は、請求項1に記載の装置によって達成することができる。
本発明は、冶金炉用のストックハウスでの材料貯蔵装置に関し、この装置は、
粒状材料用の一連の貯蔵ビンと、
これらの一連の貯蔵ビンの関連する材料供給装置であって、一連の貯蔵ビンの上方に配置され、貯蔵ビンの各々を粒状材料で選択的に満たすことができる材料供給装置と、
材料供給装置に粗粒状材料を搬送する原材料供給システムと、
各貯蔵ビンの下流に配置され、供給ゲートに関連する出口を含むそれぞれの計量ホッパーと、
計量ホッパーから選択的に排出される材料をそれぞれの供給ゲートを介して回収し、搬送するための充填材料搬送システムと、を備える。
本発明によれば、原材料供給システムから到着する未処理の粒状材料をスクリーニング(ふるい分け)して、所望の粒度粒度分布を有する材料のみが各ビンに送られるよう、材料供給装置が構成される。したがって、本発明では、材料をサイズ変更してスクリーニングするストックハウス装置(単にストックハウスとも呼ばれる)が提供され、これにより、従来のストックハウス配置の場合のように、貯蔵ビンの下に振動スクリーンを配置する必要性が低くなる、すなわち軽減される。
この材料供給装置によってスクリーニングされた小ぶりの材料は、好ましくは、材料供給装置に関連する微粉回収ビンに回収される。
一実施形態では、この材料供給装置が、原材料供給システムから粒状材料を受け取るスクリーンユニットを備え、このスクリーンユニットが、所定のメッシュサイズを有する1つ以上のスクリーン(ふるい)を含み、小ぶりのサイズの粒状材料をろ過し、大きなサイズの所望の材料を各貯蔵ビンに送るよう構成される。通常は、バイブレータが1つ以上のスクリーンに関連付けられる。
一般に、この材料供給装置は、所望の粒度分布を有する材料をスクリーンユニットからそれぞれのビンに搬送し、好ましくは、小ぶりのサイズの材料を微粉回収ビンに搬送するよう構成される中間コンベア手段を備えることができる。実際には、この材料供給装置は、有利には、所望の粒度分布を有する材料(即ち、スクリーン装置からの材料)を選択的に、一連のビンのうちの選択されたビンに送ることができる。すなわち、好ましくは、一度に1つの貯蔵ビンに関連する分配機能を実行する。
この材料供給装置は、有利には、一連のビンに対してほぼ中央の位置に、微粉回収ビンと共に設置される。
この材料供給装置は、一連の貯蔵ビンの上に配置される回転可能なプラットホームを含み得、このプラットホームの上にスクリーンユニットが支持される。微粉回収ビンは、好ましくは、回転可能なプラットホームの下に配置され、スクリーンユニットの下方から落下する微粉を回収する。
あるいは、材料供給装置は、スクリーニングユニットから所望の粒度分布を有する材料を受け取る可動双方向コンベアベルトを備えることができる。移動可能な双方向コンベアベルトは、貯蔵ビンの上に配置される。この双方向コンベアベルトは、全てのビンに材料を供給することができるようにするために、その端部を各貯蔵ビンと一列に並べ、その中の材料を送り、貯蔵ビンの列に沿って移動させることができるように構成される。
本発明の材料貯蔵装置の性能を向上させるために、その中への材料の自由落下を避けるよう貯蔵ビンを設計することが有利である。各貯蔵ビンは、例えば、ビンの上部領域から下部領域に材料を誘導する、1つ以上の経路(複数可)を形成する1つ以上の材料ガイド要素を含み、この経路(複数可)が材料の落下速度を低下させるように設計される。そのような材料ガイド要素を使用することにより、既にスクリーニングされた材料の劣化を回避し、このことは、本材料貯蔵装置の最適な動作にとって有益である。この材料ガイド要素は、材料の自由落下を防止する役割を果たすための任意の適切な形態をとり得、それらの形態には、例えば、ビンの頂部領域から、例えば、中間領域に向けて材料を誘導する、シュート、階段、またはハシゴなどが含まれる。
同様に、計量ホッパーも、好ましくは、材料の劣化を避けるように設計され、入ってくる材料を混ぜ、異なる粒子のサイズの分離を回避するように構成され得る。例えば、計量ホッパーは分流棒を含み、この分流棒が各計量ホッパー内に配置され、異なる流路を形成して、空にする段階でのラットホール効果(rat hole effect)を回避する。従来の設備では、このラットホール効果によりメイン充填時の分離が増幅される。
計量ホッパーの充填中に、材料の自由落下が回避され、よって材料の劣化が抑えられ、分離を引き起こす粒子の遠心力が制限される。
これらの手段により、材料の分離および劣化の影響を緩和する相乗効果が提供されることは理解されよう。スクリーニングされたサイズの材料は、貯蔵ビン内から容易に取り出すことができ、貯蔵ビンおよび計量ホッパーは、材料の劣化を避けるように設計される。
したがって、本発明のストックハウスは、材料の粒度分布をより良く制御することができる。これにより、溶鉱炉のオペレータは、(トップ充填装置を介するBFの充填分布を制御する能力に加えて)、炉内に入れられた後のバッチの材料の相対的な透過性をより良好に制御することができるようになる。
さらに、本発明により粒子のサイズを小さくし、微粉を生成することによって、ビンや計量ホッパーへの材料の自由落下を避けることにより、ストックハウスの設計がよりコンパクトになり、必要なマシンの数を減らし、バッチ製造にかかる時間を短くし、除塵能力を抑えることができる。
なお、このストックハウス装置を後付けすることも可能である。既存の設備は、本発明のストックハウス装置に適合することへの何らの困難性もなく、変更可能である。
提案されているストックハウスの構成により、振動スクリーンの数を減らし、鋼構造の重量を軽くすることができ、投資コストを大幅に削減することができる。
いくつかの溶鉱炉用ストックハウスに設置されている既存のシステムと比較して、提案されているシステムはより柔軟で適応性があり、メンテナンスを容易にすべく開発されている。
例えば、従来のストックハウス方式(ベルトコンベア−ビン−振動フィーダ−スクリーン−計量ホッパー−ゲート)は、好都合にも(有利には)、このストックハウス設計(スクリーン−ビン−ゲート−計量ホッパー−ゲート)で置換可能である。
本発明の上記の及びその他の実施形態は、添付の従属請求項にも記載されている。
以下、添付図面を参照し、例示することにより本発明の実施の形態を説明する。
本発明のストックハウスの実施形態の断面図である。 図1のストックハウスの正面図(立面図)である。 (a)及び(b)は、それぞれ線B−Bおよび線A−Aに沿っての、図1のストックハウスの2つの断面図を示し、(c)は上面図を示す。 材料の自由落下を防止するための装置の一実施形態の略図である。 本発明のストックハウスの別の実施形態の概略図である。
図1〜図3には、冶金炉用の、特に溶鉱炉プラント用の充填材料を貯蔵、測定および準備する本発明のストックハウス装置10の実施形態が示されている。
このような材料貯蔵装置を有する溶鉱炉の領域は、通常、ストックハウスと呼ばれ、以後、本明細書では、「ストックハウス」、「ストックハウス装置」、「ストックハウスシステム」および「材料貯蔵装置」という用語は同じ意味で使用される。
このストックハウス10は、関連する材料供給装置14によって充填されるよう並んで配置される一連の(又は一群の)貯蔵ビン12を含む。この貯蔵ビン12は、その下端に向かって集束する一般的なホッパーの形態を有する。この貯蔵ビン12の容量は大きく、通常、200mを超え、300〜600m、さらに500〜1000mの間である。この貯蔵ビン12は、その頂部をカバー15によって閉められ、このカバー15には、供給開口16が配置されて、この貯蔵ビン12の下端に狭い出口18を有する(図3)。この実施形態では、各ビン12は2つの出口18を有する。材料抽出ゲート20は、通常、各出口18と関連付けられて、各出口18を閉鎖することができる、あるいは、解放して材料を下に流すことができる。この材料抽出ゲート20は、例えば、所望の断面の流れ開口を画定するよう協働する一対の円筒形レジスタを含み得るが、別のタイプのゲート部材を使用することも可能である。
この材料供給装置14は、各貯蔵ビン12を粒状材料で選択的に満たすことができるよう、ビン12の上方に配置される。任意の適切な形態に設計可能な原材料供給システム22によって、原材料(用語「原材料」は、本明細書では、材料供給装置14でスクリーニングされる前の粒状材料を指す)は、材料供給装置14に搬送される。なお、この原材料供給システム22は、材料供給装置14の上方に原材料を移動させるベルトコンベア24を備える。ベルトコンベア24の端部から材料供給装置14に粒状材料を誘導するガイド装置が設けられており、粒状材料はこのガイド装置内に重力落下する。より具体的には、このガイド装置は、コンベア24の端部にある回収ボックス26を備え、コンベア24から落下する材料を回収し、回転する供給シュート27に誘導する。
この実施形態では、1つの材料供給装置14が一対の貯蔵ビン12に関連付けられる。貯蔵ビン12の出口18は、BF充填材料搬送システムの1つのコンベアライン30に沿って並べられる(図3a参照)。
2つの計量ホッパー32は、各貯蔵ビン12の下流に配置され、材料ゲート20が開いているときに貯蔵ビン12から粒状材料を受け取って測定する。各計量ホッパー32は、供給ゲート34(例えば円筒形レジスタなど)に関連する出口を備える。この供給ゲート34は、コンベアライン30の上方にあり、このコンベアライン30と並んでいるので、開いたとき、測定された量の材料がコンベアライン30上に載る。
コンベア、ビン、計量ホッパー、およびゲートの一般的な構造は、当業者にとって周知であるので、詳細な説明は行わない。
所望の粒度分布を有する材料だけが各ビン12に送られるよう、材料供給装置14は、原材料供給システム22から到着する未処理の粒状材料をスクリーニングするように構成されていることを理解されたい。
材料供給装置14は、好ましくは、ビン12の上方の中央に配置され、例えば、円形形状の回転可能なプラットホーム38を含み、このプラットホーム38により振動子付きスクリーンユニット40が支持される。このプラットホーム38は、円形のレール(または中心軸)上に回転可能に支持され、電動モータおよび連結ギア(図示せず)によって選択的に回転可能である。使用するときは、スクリーンユニット40を所望の開口16と整列させるために、充填すべきビン12に応じてプラットホームを回転させる。
このスクリーンユニット40は、入口領域42を含み、この入口領域42では、材料がシュート27の開放端から落下する。このスクリーンユニット40は、1つ以上のスクリーンを有するスクリーニングデッキを含み、このスクリーニングデッキが、所望の大きさの上下の粒度分布(粒度)を有する材料を分離することができるように選択されたメッシュサイズを有する。
したがって、このスクリーンユニット40のスクリーン(ふるい)が振動し、以下のサイズに原材料をスクリーニングしサイジングする。
−大ぶりの材料、すなわちスクリーンのメッシュサイズよりも大きな粒子サイズを有する対象材料。
−小ぶりの材料、すなわち、スクリーンメッシュサイズよりも小さな粒子サイズを有し、スクリーニングメッシュを通って落下する材料。
大ぶりの材料は、吐出口41を介してスクリーンユニット40からその前方領域に吐出され、選択されるビン12に向かって送り出される。すなわち、ここでは回転するプラットホーム38に対してほぼ半径方向に吐出される。このスクリーンユニット40は、ビン12の頂部の各供給開口16と半径方向に並ぶように枢動(旋回駆動)されるので、吐出口41を通って吐出される材料は、この供給開口16内に落下する。
小ぶりの材料、すなわち微粉は、スクリーンユニット40の下に排出される。振動シュート44は、スクリーンユニット40のスクリーニングデッキの下に配置され、スクリーンを横断する微粉を受け取る。スクリーンユニット40で分離された微粉を回収するために、回転プラットホーム38内の振動シュート44の位置で開口部46が設けられ、回転プラットホーム38の下に回収ビン48またはシュートが配置される。また、この回収ビン48は、下方に集束する形状を有し、隣接する貯蔵ビン12の間に配置される。回収ビン48内に回収される微細粒状材料は、ビン出口49を通って補助微粉コンベア50上に落下する。
このストックハウス装置10により、スクリーニングされ、サイジングされた粒状材料が貯蔵ビン12に貯蔵される、改良された設計が提供されることは理解されよう。このアプローチは、原材料が前処理/スクリーニングなしでビンに貯蔵されると共に各ビンの下に振動スクリーンが配置される従来のストックハウス設計とは対照的である。
本発明により、多くの利点を提供される。即ち、
− ビン12の中にサイジングされた材料を貯蔵することにより、材料分離の問題を緩和する。
− ビン毎に1つではなく、一連(一群)のビンに対して1つの振動スクリーンユニット40しか必要としないため、ストックハウスの構造が簡単になる。
− 貯蔵される材料が測定される準備ができているので、測定も都合よく実行できる。
− 設置場所の上部の一箇所で微粉が排除される。
− 粒状材料の取り扱いが合理化される。
このビン12の内部貯蔵領域は、有利には、材料の自由落下を防止するように構成される。これは、ビンには、落下速度を遅くし、それらをビンの上部領域から中央部、および/または、下部に導くように設計される粒状材料の誘導経路を提供する内部ガイド要素(すなわち、各ビンの内部)が設けられていることを意味する。参照符号52で示されるこのようなガイド要素は、例えば、ビンに入るように配置された垂直の、あるいは傾斜したシュート、ハシゴ、または階段の形態をとり得、上部開口からビンに入る材料を、ビンの中央領域の側壁に誘導するようビンの内部に配置される。
好ましくは、ガイド要素は、図4に示すような垂直ロックラダーシュート52として設計されてもよい。このロックラダー52は、縦方向開口部と横方向開口部を有するモジュール式パイプであり、これらの開口部により、既に積み重ねられた材料のレベルに応じて材料が排出される。これらのロックラダーは、上部入口開口54と底部出口開口54を有する垂直管54を備える。様々な高さに数多くの棚板(またはシェルフ)56を設置して、一連の「石箱」を形成する。したがって、ロックラダー52に入る材料の落下速度は、棚板56の間を前後にカスケード状に移動することによって減速される。横方向の開口58を各高さに設けて、ビンを層状に供給する。
このロックラダーの設計は、材料の自由落下を防止するための装置の一例に過ぎず、いかなる場合でも、これに限定すると見なさないものとする。当業者であれば、材料の自由落下を防止するその他の種類の装置を考案可能である。
前記計量ホッパー32はまた、有利には、材料劣化を回避するように設計される。
例えば、分流棒(diverter bars)60を各計量ホッパー32の内側に配置して、従来の設備ではメイン充填時の分離を増幅するラットホール効果を回避する異なった流路を形成することができる。計量ホッパー32の充填中、分流棒は材料の自由落下も回避し、潜在的な材料劣化を抑え、偏析の原因である粒子に対する遠心力を制限する。
図1および図2から分かるように、これら分流棒60は、計量ホッパー32の高さの複数のレベルに渡って分布された、正方形、円形、またはその他の形状の断面を有する直線の棒(ストレートバー)であり、2つの連続するレベルの分流棒は互い違いに配置されている。
なお、本実施形態では、一例として一対のビンを用いて説明したが、より多くのビン、具体的には、4つ、あるいは6つのビンを用い、その中央に1つの材料供給装置14を配置することも可能である。例えば、図3のa)を参照すると、4つのビンを供給するために材料供給装置14を設置できることが容易に分かる。
最後に、図5を参照して、このストックハウスの別の実行可能な実施形態を説明する。図では、材料供給装置102がビン100の上にある状態で、参照符号100.1〜100.4(あるいは、普通に参照符号100で)で示される貯蔵ビンのみが示されている。この材料供給装置102は、所望の粒度分布を有する材料のみがそれぞれのビン100に送られるよう、原材料供給システムから到着する未処理の粒状材料をスクリーンニングするように構成されている。実際には、この材料供給装置102は、所望の粒度分布を有する材料を一連のビンのうちの選択された1つのビン100に選択的に誘導することができる。
この原材料供給システムは、前の実施形態(原材料供給システム22)に示されたものと同様でもよく、矢印104は、原材料供給装置110への原材料の供給を示す。
また、図示されていないが、先の実施形態と同様に、この貯蔵ビン100は、その上部が供給開口を有するカバーによって閉じられている。各ビン100は、その下端部に抽出材料ゲートを有する少なくとも1つの出口を有する。そこから計量ホッパーにより材料が排出され、次いで、コンベアラインに載せられる。
次に、材料供給装置102を特に参照すると、バイブレータを有するスクリーンユニット106を見ることができる。なお、スクリーンユニット106は静止しており、4つの貯蔵ビン100のセットに対して中央に配置され、移動可能な双方向コンベアベルト108と協働して、それぞれのビン100を充填する。大ぶりの材料、すなわち、スクリーンユニットのメッシュサイズよりも大きな粒子サイズを有する対象材料が可動コンベアベルト108上に落下する。
図5に示される位置では、可動コンベアベルト108は左側に配置されている。ベルト108の端部108.1および108.2は、ビン100.1および100.3の上に配置される。材料を左に向かって搬送するようにベルト108を回転させると、ビン100.1に材料が充填され、逆方向に回転させると材料がビン100.3に落下する。参照符号108’(部分図)によって概略的に示される通り、可動コンベアベルト108を代替的に右側に配置することも可能である。この構成では、ベルト108の端部108.1および108.2はビン100.2および100.4の上方に位置する。材料を左に向かって搬送するようベルト108を回転させることにより、ビン100.2に材料を充填することができるが、反対方向に回転させると、材料がビン100.4に落下する。
微粉、すなわち、スクリーンユニット106のスクリーンメッシュサイズよりも小さい粒子サイズを有する小ぶりの材料は、そこを通って漏斗110に落下し、それによって微粉コンベアベルト112上に配送される。この微粉コンベアベルト112は、好ましくは、コンベアベルト108から横方向にオフセットされ、ビン100に平行に、あるいは同じ列に配置された微粉用のビンに微粉を運ぶ。
上記の実施形態は、本ストックハウスの例示的な実施形態に過ぎない。当業者であれば、材料をスクリーニングユニットから各ビンに搬送するためのその他の構成の中間コンベアを考案可能である。
10 ストックハウス装置
12 貯蔵ビン
14 材料供給装置
18 貯蔵ビンの出口
20 材料抽出ゲート
22 原材料供給システム
30 コンベアライン(充填材料搬送システム)
32 計量ホッパー
34 供給ゲート
38 プラットホーム
40 スクリーンユニット
48 微粉回収ビン

Claims (9)

  1. 冶金炉用のストックハウス装置であって、
    粒状材料用の一連の貯蔵ビン(12)と、
    前記一連の貯蔵ビン(12)と関連する材料供給装置(14)であり、前記一連の貯蔵ビン(12)の上方に配置され、前記貯蔵ビン(12)の各々を粒状材料で選択的に満たすことができる材料供給装置(14)と、
    前記材料供給装置(14)に粒状原材料を搬送する原材料供給システム(22)と、
    各貯蔵ビン(12)の下流に配置されている共に、供給ゲート(34)と関連した出口を備えてなる、それぞれの計量ホッパー(32)と、
    前記計量ホッパーから当該計量ホッパーのそれぞれの供給ゲートを介して選択的に排出される材料を回収し搬送する充填材料搬送システム(30)と、
    を備えた冶金炉用のストックハウス装置において、
    所望の粒度分布を有する材料のみがそれぞれの貯蔵ビンに送られるよう、前記材料供給装置(14)は、前記原材料供給システムから到着する粒状原材料をスクリーニング(ふるい分け)するように構成されており、
    前記材料供給装置(14)は、前記原材料供給システム(22)から粒状材料を受け取るスクリーンユニット(40)を含んでおり、当該スクリーンユニットは、所定のメッシュサイズを有する1つ以上のスクリーンと関連するバイブレータを含むと共に、小ぶりの粒状材料を濾別し、大ぶりの所望の材料をそれぞれの貯蔵ビンに送るように構成されており、
    当該ストックハウス装置は微粉回収ビン(48)を備え、その微粉回収ビン(48)は、所望のサイズの材料を各貯蔵ビン(12)に送る前に前記材料供給装置(14)によってスクリーニングされ除かれる小ぶりの材料を回収するべく、前記材料供給装置(14)に関連しており、
    前記各貯蔵ビン(12)は、材料の自由落下を防止するように構成された内部貯蔵領域を有すると共に、前記各貯蔵ビン(12)は、当該ビンの上部領域から下部領域への材料のため経路を形成する1つ以上の材料ガイド要素を備え、その経路は材料の落下速度を抑えるべく設計されており、更に前記材料ガイド要素は、垂直の若しくは傾斜したシュート、ハシゴ、階段、および垂直ロックラダー(52)のうちの1つ以上を備え、
    前記計量ホッパー(32)は、当該計量ホッパー内での材料の劣化を回避し且つ材料の偏析を制御するための分流棒(60)を含む、ことを特徴とするストックハウス装置。
  2. 前記材料供給装置(14)が、前記一連のビン(12)の中心に、前記微粉回収ビン(48)を伴って配置されている、請求項1に記載のストックハウス装置。
  3. 前記材料供給装置(14)が、前記一連の貯蔵ビン(12)の上方に配置された回転可能なプラットホーム(38)を含み、前記スクリーンユニット(40)はその回転可能なプラットホーム(38)に支持されている、請求項1又は2に記載のストックハウス装置。
  4. 前記スクリーンユニット(40)の下方から落下する微粉を回収するために、前記微粉回収ビン(48)が前記回転可能なプラットホーム(38)の下方に配置されている、請求項3に記載のストックハウス装置。
  5. 前記材料供給装置(14,102)が、前記スクリーンユニット(40;106)から各ビン(12;100)に所望の粒度分布を有する材料を搬送するように構成された中間コンベア手段を備えてなる、請求項1に記載のストックハウス装置。
  6. 前記材料供給装置(102)は、前記スクリーンユニット(106)から所望の粒度分布を有する材料を受け取るところの移動可能な双方向コンベアベルト(108)を含み、
    前記移動可能な双方向コンベアベルト(108)は、前記貯蔵ビン(100)の上方に配置されており、
    前記移動可能な双方向コンベアベルト(108)は、その端部をそれぞれの貯蔵ビンと一列に並べ、そこで材料を供給できるように構成されると共に、前記貯蔵ビンの列に沿って移動させることができるように構成されている、請求項5に記載のストックハウス装置。
  7. 前記各貯蔵ビン(12)が、材料ゲート(20)と関連する出口(18)を有する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のストックハウス装置。
  8. 前記微粉回収ビン(48)が、微粉コンベア(50)上に開口した出口(49)を有する、請求項4に記載のストックハウス装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のストックハウス装置(10)を具備してなる溶鉱炉用プラントであって、
    前記ストックハウス装置の前記充填材料搬送システム(30)が、当該溶鉱炉の上方に配置された上部装入設備と協働する、溶鉱炉用プラント。
JP2018530848A 2015-12-22 2016-12-21 溶鉱炉用ストックハウス装置 Active JP6557787B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP15202150.7 2015-12-22
EP15202150.7A EP3184947A1 (en) 2015-12-22 2015-12-22 Blast furnace stockhouse material storage arrangement
PCT/EP2016/082250 WO2017108998A1 (en) 2015-12-22 2016-12-21 Blast furnace stockhouse arrangement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019505661A JP2019505661A (ja) 2019-02-28
JP6557787B2 true JP6557787B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=55177709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018530848A Active JP6557787B2 (ja) 2015-12-22 2016-12-21 溶鉱炉用ストックハウス装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US11142803B2 (ja)
EP (2) EP3184947A1 (ja)
JP (1) JP6557787B2 (ja)
KR (1) KR102001401B1 (ja)
CN (1) CN108700376B (ja)
BR (1) BR112018012675B1 (ja)
EA (1) EA036293B1 (ja)
UA (1) UA121917C2 (ja)
WO (1) WO2017108998A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108100689A (zh) * 2018-02-02 2018-06-01 四川峨胜水泥集团股份有限公司 物料分料入库系统
CN109357537B (zh) * 2018-11-01 2020-03-17 南京工程学院 一种布料均匀的冲天炉
CN109686220B (zh) * 2019-02-11 2021-04-13 内蒙古科技大学 一种模拟高炉炉喉物料下降过程料面动态变化的实验装置
BR102021000742A2 (pt) * 2021-01-15 2022-07-26 Tecnored Desenvolvimento Tecnologico S.A. Sistema e método de distribuição de cargas em um forno metalúrgico
CN113758277A (zh) * 2021-08-27 2021-12-07 广西柳钢新材料科技有限公司 双膛窑加料方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887856U (ja) 1981-12-09 1983-06-14 住友金属工業株式会社 原料装入装置
JPS61149409A (ja) 1984-12-24 1986-07-08 Nippon Kokan Kk <Nkk> 原料粒度分布制御装置
KR20000012233U (ko) 1998-12-16 2000-07-05 이구택 합금철 선별 공급장치
KR100405519B1 (ko) * 1999-12-29 2003-11-14 주식회사 포스코 대립광의 비상 평량조업방법
JP3948352B2 (ja) * 2002-06-07 2007-07-25 住友金属工業株式会社 高炉の操業方法およびベルレス式装入装置
JP2004346414A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 高炉の装入装置
LU91520B1 (en) * 2009-01-28 2010-07-29 Wurth Paul Sa Computers system and method for controlling charging of a blast furnace by means of a user interface
KR101290473B1 (ko) 2011-09-28 2013-07-26 현대제철 주식회사 소결광 저장 빈의 소결광 파손 방지 장치
KR101387341B1 (ko) * 2012-12-27 2014-04-21 (주)포스코 회전슈트를 이용한 고로빈 연원료 공급 시스템 및 그 방법
JP5817758B2 (ja) * 2013-02-28 2015-11-18 Jfeスチール株式会社 原料装入装置及び該原料装入装置を用いた高炉への原料装入方法
JP6331607B2 (ja) * 2014-04-04 2018-05-30 新日鐵住金株式会社 ベルレス高炉の装入物装入方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN108700376A (zh) 2018-10-23
EA036293B1 (ru) 2020-10-22
EA201891436A1 (ru) 2019-01-31
WO2017108998A1 (en) 2017-06-29
BR112018012675B1 (pt) 2021-12-28
KR20180082621A (ko) 2018-07-18
BR112018012675A2 (pt) 2018-12-04
US11142803B2 (en) 2021-10-12
EP3394540A1 (en) 2018-10-31
KR102001401B1 (ko) 2019-07-18
US20180371559A1 (en) 2018-12-27
CN108700376B (zh) 2020-07-28
EP3184947A1 (en) 2017-06-28
JP2019505661A (ja) 2019-02-28
EP3394540B1 (en) 2019-07-31
UA121917C2 (uk) 2020-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6557787B2 (ja) 溶鉱炉用ストックハウス装置
KR101482475B1 (ko) 분립체 저장 사일로용 이동식 반출 장치와 분립체 저장 사일로
US7757465B2 (en) Apparatus and method for filling containers with rod-shaped products
WO2006052291A2 (en) Switchback chute for material handling
CN109018952A (zh) 一种应用于片状产品流水线上的筛选、分拣、包装设备
DE19728624A1 (de) Dosiervorrichtung für pulverförmige Produkte, insbesondere Gemengewägeanlage für Additive
EP2940438A1 (en) Method and apparatus for grading food pieces
CN112536237B (zh) 一种煤矸分拣装置和原煤排矸系统
JP5553734B2 (ja) 組合せ秤
US8292085B2 (en) Run-of-mine coal separator
US5560495A (en) Transporter for aggregate produced during reprocessing of residual concrete
WO2020129853A1 (ja) 組合せ計量装置
CN208747058U (zh) 一种应用于片状产品流水线上的筛选、分拣、包装设备
EP1558901A1 (en) Automatic combination weighing apparatus
CN100574654C (zh) 从中间存储器排出烟丝料的方法和装置
JP6192592B2 (ja) ヤード積付量の増加装置
CN206901349U (zh) 一种大米进多仓输送装置
CN106422956A (zh) 管链式上料均化系统
CN206427541U (zh) 中心进料斗
TW201527014A (zh) 燒結機進料裝置
CN215905258U (zh) 一种可调节出料量的多路分料装置
JP6971928B2 (ja) 組合せ計量装置
JP6660050B2 (ja) 分配装置及び粉粒体充填方法
JPH06321326A (ja) 棒状物の搬送装置
EP2604554A1 (en) Drum dispenser

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6557787

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250