JP6555370B2 - ブレイク装置 - Google Patents
ブレイク装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6555370B2 JP6555370B2 JP2018034104A JP2018034104A JP6555370B2 JP 6555370 B2 JP6555370 B2 JP 6555370B2 JP 2018034104 A JP2018034104 A JP 2018034104A JP 2018034104 A JP2018034104 A JP 2018034104A JP 6555370 B2 JP6555370 B2 JP 6555370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor substrate
- break bar
- break
- amount
- protective film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Dicing (AREA)
Description
また、図1(c)の半導体基板Wは、図8に示すように、そのままの姿勢でスクライブラインSが左右の受刃6、6の間に位置するようにしてテーブル4に配置される。
この後、上方からブレイクバー7’をスクライブラインSに向かって押し下げることにより、基板Wを受刃6、6の間で三点曲げにより撓ませて、スクライブラインSのクラックを基板厚み方向に浸透させて分断する。上記した保護フィルム3は、分断時に半導体基板Wが直接ブレイクバー7’や受刃6に接触して傷付くことを防ぐためのものである。
しかし、上記押し込み量の適正レンジは狭く、例えば、厚さ1mmの半導体基板Wでは200〜300μmであり、しかも当該数値が微細であるため調整に手間を要する。また、半導体基板Wやダイシングテープ2、保護フィルム3の厚みが、規定の厚みに対してばらついている場合、ブレイクバー7’の押し込み開始位置がダイシングテープ2や保護フィルム3の表面に接触した位置と異なることにより、半導体基板Wに対する押し込み量が不必要に増減し、きれいに分断することができない。
これにより、半導体基板の上面と保護フィルムとの間にミクロレベルで不揃いな半田バンプ等の凸状の構造物が設けられている場合でも、これに影響されることなく適正な押し込み量で基板を分断することができる。
コンピュータCは、図4のブロック図に示すように、上記した制御部11に加え、入力部12と、表示部13を備えている。制御部11は、CPU、RAM、ROM等のコンピュータハードウエアにより構成され、上記した変位計10による測定データの解析処理の他に、テーブル4の移動やブレイクバー7によるブレイク動作等、各部機構の動作全般の制御を行う。入力部12は、オペレータがブレイク装置Aに対してブレイクバー7の規定押し込み量の設定や種々のデータ及び操作指示等を入力するためのものであり、表示部13は処理メニューや動作状況を表示するためのものである。
まず、図2に示すように半導体基板Wをダイシングフレーム1と共にテーブル4上へ載置する。この際、半導体基板WのスクライブラインSの何れかが受刃6、6間の中心にくるようにする。そしてブレイクバー7を降下させて基板表面を押し込み、半導体基板Wを撓ませることによりスクライブラインSを分断する。
本発明では、半導体基板Wをテーブル4に載置して分断する前に、変位計10で半導体基板Wに貼り付けた保護フィルム3の表面高さを測定し、その高さがブレイクバー7の押し込み開始位置(変位計のゼロ点)に対してブレ(差)があれば、コンピュータCの制御部11によってそのブレ量だけ規定押し込み量が加減される。これにより、常に最適の押し込み量でブレイクすることができる。
図3(a)に示すように、ブレイクバー7が保護フィルム3の表面に接触して押し込みが開始される位置と同じ高さとしたタッチセンサ14をテーブル4上に設置し、変位計10の光線をタッチセンサ14の頂面14aに照射して変位計10のゼロ点を設定する。次いで図3(b)に示すように、ブレイクバー7の先端をタッチセンサ14の頂面14aに接触させてブレイクバー7の押し込み開始位置を決める。つまり、ブレイクバー7の保護フィルム3表面での押し込み開始位置が変位計10のゼロ点となる。また、ブレイクバー7の実質的な昇降量は、上方に待機した位置から押し込み開始位置までの距離L1に規定押し込み量L2を加算した値となる。
したがって変位計10は、ダイシングテープ2の表面を計測することになり、変位計10のゼロ点並びにブレイクバー7の押し込み開始位置は、ダイシングテープ2の表面高さに設定される。
この場合も、先の実施例と同じように、計測により変位計10のゼロ点にブレがあれば、そのブレ量だけブレイクバー7の規定押し込み量を加減することによって、保護フィルム3の表面高さのバラツキに関係なく、最適の押し込み量を得ることができる。
C コンピュータ
S スクライブライン
W 半導体基板
1 ダイシングフレーム
2 ダイシングテープ
3 保護フィルム
4 テーブル
6 受刃
7 ブレイクバー
10 変位計
11 制御部
Claims (1)
- 表面にスクライブラインが形成された半導体基板をブレイクバーで押し付けて撓ませることにより、前記半導体基板を前記スクライブラインに沿って分断するブレイク装置であって、
前記半導体基板の上面側の表面高さを測定する光学系の変位計と、
前記変位計によって得られた測定数値を分析処理して、その測定数値が前記ブレイクバーの押し込み開始位置に対してブレがある場合、そのブレ量だけ前記ブレイクバーの予め設定された規定押し込み量を加減して、当該ブレイクバーを昇降動作させるコンピュータの制御部とからなるブレイク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034104A JP6555370B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | ブレイク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034104A JP6555370B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | ブレイク装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015129600A Division JP6578759B2 (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | ブレイク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018101801A JP2018101801A (ja) | 2018-06-28 |
JP6555370B2 true JP6555370B2 (ja) | 2019-08-07 |
Family
ID=62714532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018034104A Expired - Fee Related JP6555370B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | ブレイク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6555370B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1190900A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶表示パネル分割方法と装置 |
JP2006327877A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Sony Corp | 基板ブレイク装置および基板ブレイク方法ならびに半導体装置 |
JP5076589B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2012-11-21 | 三星ダイヤモンド工業株式会社 | 板材分割装置及び板材分割方法 |
JP5303392B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2013-10-02 | 株式会社ミツトヨ | 変位計の測定方法 |
JP5912395B2 (ja) * | 2011-10-14 | 2016-04-27 | 三星ダイヤモンド工業株式会社 | 基板上面検出方法及びスクライブ装置 |
JP2015003350A (ja) * | 2013-06-19 | 2015-01-08 | 三星ダイヤモンド工業株式会社 | 加工装置 |
JP6123579B2 (ja) * | 2013-08-28 | 2017-05-10 | 三星ダイヤモンド工業株式会社 | 加工装置 |
-
2018
- 2018-02-28 JP JP2018034104A patent/JP6555370B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018101801A (ja) | 2018-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6578759B2 (ja) | ブレイク装置 | |
JP5216040B2 (ja) | 脆性材料基板の分断方法 | |
US10081076B2 (en) | Wafer producing method | |
JP6039363B2 (ja) | 脆性材料基板の分断方法並びに分断装置 | |
JP5187421B2 (ja) | 脆性材料基板のブレイク方法 | |
JP5824365B2 (ja) | 脆性材料基板のブレイク方法 | |
US10799987B2 (en) | Laser processing apparatus | |
KR101306673B1 (ko) | 모따기 가공 장치 | |
JP6744626B2 (ja) | スクライブ方法並びにスクライブ装置 | |
JP2010135484A (ja) | ブレーキング装置及びブレーキング方法 | |
JP6555370B2 (ja) | ブレイク装置 | |
TW201836751A (zh) | 雷射劃刻裝置 | |
TWI619588B (zh) | 脆性材料基板之裂斷方法及裂斷裝置 | |
JP7330624B2 (ja) | レーザー加工装置及び被加工物の加工方法 | |
JP6949371B2 (ja) | 基板分断装置 | |
JP6072215B2 (ja) | 脆性材料基板用のブレイクバー | |
KR20200111628A (ko) | 기판 분단방법 및 기판 분단장치 | |
JP2015085599A (ja) | レーザブレイク装置 | |
JP6185812B2 (ja) | 脆性材料基板のブレイク方法並びにブレイク装置 | |
CN106468669B (zh) | 划线的检查方法 | |
CN113442313A (zh) | 脆性材料基板的断开方法及基板加工装置 | |
JP5913483B2 (ja) | 脆性材料基板の分断方法並びに分断装置 | |
JP2009226429A (ja) | 基板分割方法及び基板分割装置 | |
KR20200112655A (ko) | 취성 재료 기판의 브레이크 장치 및 브레이크 방법 | |
JPS6331721A (ja) | 板状物分断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190611 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190624 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6555370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |