JP6555301B2 - 足場板 - Google Patents

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Description

この出願の発明は、造船所の船体建造作業、船体修復作業等の現場やビル等の建設工事の現場、その他の高所作業場における足場(仮設作業台、仮設作業枠)に使用される簀の子状の足場板の構造に関するものである。
造船所において船体の建造、船体外面の修理や塗装等の作業を行う場合、作業員は仮設の作業台(ワークダラー)に乗って船体外面のサンドブラスト作業を行い、その後、必要な塗装を行うが、当該仮設作業台には、一般に簀の子状の足場板が採用されている。
この簀の子状の足場板は、基本的には、必要な長さのパイプ構造の主材を所定の間隔をあけて複数本並設し、それらの長手方向中間の複数個所および両端部を所定の連結部材で連結することによって一体化した構成のものとなっているが、例えば、
(1)複数本の主材そのものの耐荷重強度を高いものにする、
(2)複数本の主材相互の連結強度を高いものにする、
(3)複数本の主材そのものの耐荷重強度を高いものに維持しながらも、上記サンドブラスト作業に対応して、その表面に砂や水が溜まりにくいものにする、
(4)複数本の主材相互の連結強度を高いものに維持しながらも、複数本の主材内に水が入らないようにする、
などの観点から、種々の技術的構成のものが提案されている。
これらの各課題に対応した構成の足場板として、例えば図22〜図26に示されるものがある(以下に示す特許文献1の構成を参照)。
図22は、同構成の足場板1において、複数本のパイプ構造の主材2、2・・を所定の間隔aをあけて複数の中間連結部材4、4・・で連結一体化した状態の断面構造、図23は複数本のパイプ構造の主材2、2・・自体の断面構造、図24、図25は、複数の中間連結部材4、4・・の断面構造、図26は、当該構成における複数本のパイプ構造の主材2、2・・の問題のある断面構造を、それぞれ示している。
この図22に示す足場板1の構成の場合、上記複数本のパイプ構造の主材2、2・・は、例えば図23に示されるように、上端側頂部(頂角部)2cから左右に直線的に下降傾斜した左右一対の上壁面2a、2aと、下端側頂部(頂角部)2cから左右に直線的に上昇傾斜した左右一対の下壁面2a、2aと、それらの間に在って、上下に直線的に伸びる左右一対の側壁面2b、2bとの6つの壁面よりなる断面六角形状の筒体により形成されている。この筒体の上記上端側頂部(頂角部)2cの上面および下端側頂部(頂角部)2cの下面は、それぞれ部分的に円弧面に形成され、角が取られている。
そして、このような断面六角形状の複数本のパイプ構造の主材2、2・・は、例えば図22に示されるように、それぞれ相互に隣接する側壁面2b、2b間に所定の連結材(つなぎ材)4、4・・を介して相互に連結することにより一体化される。
この場合、所定の連結材4、4・・としては、例えば図24に示すような断面I形材または図25に示すような断面コ字形材が採用され、それぞれ本体部4Aの上下両端側に設けられた縁部4B、4Bの上下両面側を上記主材2、2・・の側壁面2b、2bに肉溶接することにより一体化されている。
この場合、図24のような断面I形材を用いる場合には、当該I形材の上下両端側縁部4B、4Bの中央部を中高の山形形状にすることにより、上述した砂や水がたまりにくくする。また、図25のような断面コ字形材を用いる場合には、当該コ字形材の上下両端側縁部4B、4Bをそれぞれ内側に傾斜させたものとすることにより、上述した砂や水が溜りにくくする。
次に、このようにして、図22のように相互に連結された複数本のパイプ構造の主材2、2・・の長手方向両端側には、さらに必要な連結板が連結されて長手方向両端側でも固定される(図示省略)。
このような構成の足場板によれば、複数本のパイプ構造の主材2、2・・が全体として断面六角形状をしており、所定の板厚のものに形成することにより、主材2、2・・それ自体として一定の強度のものに構成することができる。また、同六角形状の主材2,2・・は、前述のように、上端部側が、上端側頂部2cから左右に直線的に下降傾斜した左右一対の上壁面2a、2aにより形成され、また、下端部側も、下端側頂部2cから左右に直線的に上昇傾斜した左右一対の下壁面2a、2aにより形成されている。
そのため、表裏いずれ側を表にして、作業台等に設置したとしても、その上面側は、頂部2c部分のみが高く、そこから左右両側に下降傾斜する二等辺三角形面(トラス壁面)2a、2aとなる。
したがって、例えば図26に示されるように、作業者の体重や作業装置の荷重など、同上面側の頂部2c部分に負荷される荷重Fは、同左右両側の二等辺三角形を形成する下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aによって左右に分散され、同下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aによって支持される圧縮力F1、F2となる。
また、そのように、各主材2,2の上面側が、頂部2c部分のみが高く、そこから左右両側に下降傾斜する二等辺三角形面(トラス壁面)2a、2aになっていると、落下したサンドブラスト作業時の砂や水が主材2、2・・上に溜りにくくなり、主材2,2・・間の隙間を通して徐々に下方に落下する。
また、同構成では、それら複数本の主材2、2・・相互の連結に、断面I形構造や断面コの字形構造の連結材4、4・・を用い、それらの水平方向の縁部4B、4B・・両端の上面および下面部分を各主材2、2・・の側壁面2b、2b・・部分の上下2か所に溶接して連結するようにしている。符号6、6が溶接後のビード部を示している。
このような構成の場合、従来例の一部に見られる各主材2、2・・に細い連結材を貫通させて串刺し状態で連結する場合のような主材2、2・・内への水や砂の侵入を招くことなく、一定の強度で連結することができる。
また、上記断面I形構造の連結材4、4・・の上下両縁部4B、4B・・の上下両面は、中高構造(寄棟タイプの屋根型構造)に形成されているとともに、断面コの字形構造の連結材4、4・・の上下両縁部4B、4B・・は、それぞれ内側に所定の勾配で折り曲げられ、下降傾斜面に形成されているので、一応当該連結材4、4・・の上面部分での砂や水の滞留をも回避することができる。
特許第4085026号公報
ところが、上記先行技術の場合、その構成の面から、次に述べるような幾つかの解決すべき課題が残されている。
たしかに、上記先行技術の構成の場合、複数本のパイプ構造の主材2、2・・がそれぞれ全体として断面六角形状をしており、その板厚を一定値以上のものに形成することにより、主材2、2・・それ自体として一定レベルの強度のものに形成することができる。また、同断面六角形状の主材2,2・・は、前述のように、上端部側が、上端側頂部2cから左右に直線的に下降傾斜した左右一対の上壁面2a、2aにより形成され、また、下端部側も、下端側頂部2cから左右に直線的に上昇傾斜した左右一対の下壁面2a、2aにより形成されている。
そのため、表裏いずれ側を表にして、作業台等に設置したとしても、その上面側は、常に頂部2c部分のみが高く、そこから左右両側に下降傾斜する二等辺三角形面(トラス壁面)2a、2aとなる。したがって、上記図26に示されるように、作業者の体重や作業装置の荷重など、同上面側の頂部2c部分に負荷される荷重Fは、同左右両側の二等辺三角形を形成する下降傾斜面(トラス面)2a、2aに作用する圧縮力F1、F2として分散支持され、一定許容レベルまでの荷重Fは有効に支持される。
また、そのように、各主材2,2の上面側が、頂部2c部分のみが高く、そこから左右両側に下降傾斜する二等辺三角形面(トラス面)2a、2aになっていると、落下したサンドブラスト作業時の砂や水が主材2、2・・の上面に溜りにくく、主材2,2・・間の隙間を通して下方に落下しやすくなる。
しかし、同構成の場合、頂部2c部分のみが高く、そこから左右両側に下降傾斜する二等辺三角形面(トラス壁面)2a、2aは、上記図23に示すように、二等辺三角形を形成する傾斜面2a、2aの傾斜角は30度程度に形成されており、底辺の寸法cの大きさを考えると、その二等辺三角形の頂角は相当に大きくなる(120度)。しかも、同構成の場合には、二等辺三角形とは言っても、底辺部分が完全に開放されており、相当な高さ寸法bを有する左右一対の側壁面2b、2bの上端(結節部)で拘束されているだけである。
そのため、例えば図26に示すように、このような二等辺三角形の頂部(頂点)2cに作業車や作業装置等による下向きの大きな荷重Fが加わると、左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aには矢印F1、F2のような圧縮力、左右一対の側壁面2b、2bの上端部には矢印F3、F4のような外方へのスラスト力が作用することになる。この外方に広がろうとするスラスト力F3、F4は、上記連結材4、4・・の部分では一応拘束されるが、その他の部分では拘束されない。
したがって、作業者の人数が多い時など、所定値以上の荷重Fが加わった場合などには、連結材4、4の無い部分で左右一対の側壁面2b、2b部分が外方に拡開して、左右一対の下降傾斜面(トラス面)2a、2a部分が座屈、変形してしまう恐れがある。
また、上記連結材4、4・・の部分では上記外方へのスラスト力F3、F4が一応拘束されるとは言っても、左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aの傾斜角が30度、頂部2cの内角が120度の偏平な二等辺三角形の場合には、当該左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aの板厚が薄いこともあり、左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aに作用する圧縮力F1、F2に耐え切れず、下方への押圧荷重Fが大きい場合には、同荷重Fの方が勝って、同様に座屈、変形する恐れがある。
さらに、同構成の場合、上記のように上部中央面の頂部2cに荷重Fが作用した時には、左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aに圧縮力F1、F2として適切に分散されるが、例えば図20の矢印dに示すように、左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aの一部に同様の荷重Fが集中して作用した時には、有効な支持剛性を得ることができず、同傾斜面部分が変形してしまう恐れが高い。
また、頂部2cに作用する荷重Fが左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aに圧縮力F1、F2として分散されるとは言っても、図示のように、頂部2c部分のみを肉厚部に形成した場合、その両側のトラス壁面との間で肉厚差が大きくなり、トラス壁面との境界部分で歪が生じやすくなる問題もある。
さらに、上記従来の構成の場合、頂部(頂角部)2cを中心として左右両側に下降傾斜する傾斜面(トラス面)が形成されることになるが、この傾斜面(傾斜角30度)は、上端から下端まで傾斜角(下降度合)が一定の広くて長い平面である。
したがって、サンドブラスト作業時の砂や水が流れ落ちるとは言っても、それらとの接触面積、接触角が大きく、相当に傾斜角を大きくしないと、必ずしも有効に流れ落ちず、途中で付着してしまい、それらが又以後の砂や水を係留付着させてしまう欠点がある。そのため、長期に亘って使用すると、表面が真っ黒な砂だらけになってしまう。
このような問題に対応するために、上記左右一対の下降傾斜面(トラス壁面)2a、2aの傾斜角を40度くらいまで大きくすることが考えられる。そのようにすると、傾斜面2a、2aのトラスト剛性は高くなり、砂や水も流れ落ちやすくなるが、主材2、2・・自体の上下寸法(高さ寸法)が大きくなることに加え、主材2,2・・上面全体の平坦度が大きく低下し、頂部2cの円弧面の面責も狭くなるので、複数本の主材2,2・・間に大きな谷間ができてしまい、足場板の足場面としての機能が低下してしまう。
つまり、以上の足場板の構成では、主材2、2・・上部面の足場面責の拡大と耐荷重強度の向上、砂や水の流下度とが2律背反の関係にあり、両立させることができない。
さらに、以上の構成では、主材2、2・・の側壁面2b、2bが上下方向の垂直壁面となっており、断面I形構造や断面コの字形構造の連結材4、4・・を用い、それらの水平方向の縁部4B、4B・・両端の上面および下面部分のみを当該各主材2、2・・の垂直な側壁面2b、2b・・の上下2か所に溶接して連結するようにしている。
上記足場板では、主材2、2・・および連結材4、4・・共に軽量化の観点からアルミ合金材による押出成形品が採用されており、その溶接には一般にMIG溶接が採用されている。MIG溶接は、ノズル部を備え、ワイヤ供給装置によってノズル部内のトーチに送り込まれてくるワイヤの先端にコンタクトチップを介して+極として給電し、不活性ガスによりガスシールした状態でワイヤ先端と母材間にアーク放電を生じさせて母材とワイヤを相互に溶融させて母材同士を接合する。
したがって、連結材4、4・・が、上記のように断面I形構造や断面コの字形の複雑な構造をしていると、上記ノズル部をそれら連結材4、4・・の裏面側(内側)に上手く回しこむことができないこと、また断面I形や断面コの字形の構造の場合、それら厚さの薄い板部両面側を溶接すると、上記母材である側壁面2b、2b自体が溶けてしまって適切な連結を実現することができない。そのために、前述の図24および図25のように、上下両端側の外側面のみを溶接したものとしている。
このため、同構成では、上記連結材4、4・・の上下両端の水平な外面と主材2、2・・の垂直な側壁面2b、2bとのコーナー面が部分的に溶接されているだけであり、溶接部の面責が小さく、極めて溶接強度が低い問題がある。また、主材2、2・・の側壁面2b、2bが単純な上下方向の垂直壁面に過ぎないために、曲げ剛性等の壁面剛性(接合強度)に欠ける問題もある。
この出願の発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、パイプ構造の主材の上部面および下部面全体を所定の曲率半径のアーチ構造壁にすることによって、圧縮荷重に対する支持強度の向上、足場面の可及的なフラット面化、砂や水の流下性能の向上を図り、また、それに加えて、側部面をリブ溝およびリブ壁を有するリブ構造壁に形成して、さらに圧縮荷重に対する支持強度を向上させるとともに、上記リブ溝内に連結材を確実、かつ強固に突き当てた状態で溶接することによって、側部面での荷重支持強度を一層大きいものにし、上述した先行技術の問題を解決した足場板を提供することを目的とするものである。
この出願の発明の足場板は、上述した課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、以上のような課題を解決するために、複数本のパイプ構造の主材と、該複数本のパイプ構造の主材の長手方向中間部の複数個所を所定の間隔をあけて相互に連結する複数本のパイプ構造の連結材と、上記複数本のパイプ構造の主材の長手方向両端部を上記所定の間隔をあけて相互に連結する一対の連結板とからなる足場板であって、上記複数本のパイプ構造の主材の上部面全体および下部面全体をそれぞれ所定の曲率半径のアーチ壁構造、左右両側部面をそれぞれ上記パイプ構造の連結材が溶接可能な縦壁面構造に形成したことを特徴としている。
この発明の課題解決手段では、複数本のパイプ構造の主材の上部面の全体および下部面の全体をそれぞれ所定の曲率半径のアーチ壁構造に形成している一方、同主材の左右両側部面をそれぞれパイプ構造の連結材が溶接可能な縦壁面構造に形成し、該縦壁面構造の側部面に上記複数本のパイプ構造の連結材端部を溶接一体化している。
したがって、主材の頂部上面に加えられた沿直方向の荷重は、圧縮力として上記所定の曲率半径のアーチ壁を介して左右に均等に分散されて、アーチ壁左右両端下部における側面部との結節点(支持点)で安定した状態に支持されるが、該アーチ壁は前述した特許文献1のトラス壁の場合に比べて遥かに上方から下方への圧縮荷重に強く、相当に大きな荷重が作用しても、何処かで座屈変形するようなことなく強固な支持状態を維持することができる。
しかも、その支持力の大きさは、トラス壁構造のように荷重が頂部(頂点)に作用した場合のみでなく、頂部の左右両側何れの円弧面に対して作用した時にも基本的に同じ支持強度を発揮する。すなわち、トラス壁面が頂部以外の左右両傾斜面に作用した時に支持力に欠けることになるのと大きな相違である。
また、アーチ壁は基本的に円弧面(断面円弧壁)であるから、三角形面(断面三角壁)に比べて、主材の頂部だけでなく上面部全体のフラット化(フラット面に近い連続面の形成)を図ることができ、作業性の良い足場面責を遥かに広くとることができる。それでいながら、当該円弧面の下降度合は頂部から左右両側に行くに従って次第に大きくなるから、サンドブラスト作業時の砂や水もトラス壁の直線的な傾斜面の場合よりも、遥かに落ちやすくなる(接触面積小、接触角小、流下時間小)。
そして、該アーチ壁構造の場合、アーチ壁左右両端下部における側面部との結節点(支持点)に作用する力は、前述したトラス壁の場合と異なって、左右方向外方へのスラスト方向の圧縮力ではなく、鉛直方向への圧縮力となる。したがって、前述したトラス壁の場合に比べて、側部面上端が外方に広げられる恐れはなくなり、剛性の高い縦壁部で有効に支持することができるようになる。
この複数本のパイプ構造の主材の上部面全体および下部面全体のアーチ壁は、共に同一の曲率半径で連続する円弧面により形成されるが、より具体的には、例えば主材の上下方向1/2の中間線と同主材の左右方向1/2の中間線との交点を中心として上下全体に亘って連続する所定半径の正円の円弧面壁が採用される。
(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、以上のような課題を解決するために、複数本のパイプ構造の主材と、該複数本のパイプ構造の主材の長手方向中間部の複数個所を所定の間隔をあけて相互に連結する複数本のパイプ構造の連結材と、上記複数本のパイプ構造の主材の長手方向両端部を上記所の間隔をあけて相互に連結する一対の連結板とからなる足場板であって、上記複数本のパイプ構造の主材の上部面全体および下部面全体をそれぞれ所定の曲率のアーチ壁構造、左右両側部面をそれぞれ断面コ字状のリブ溝を有するリブ壁構造に形成し、該リブ壁構造の上記リブ溝内に上記複数本のパイプ構造の連結材端部を突き当てて溶接一体化するようにしたことを特徴としている。
この発明の課題解決手段では、複数本のパイプ構造の主材の上部面の全体および下部面の全体をそれぞれ所定の曲率のアーチ壁構造に形成している一方、同主材の左右両側部面をそれぞれ断面コ字状のリブ溝を有するリブ壁構造に形成し、該リブ壁構造のリブ溝内に上記複数本のパイプ構造の連結材端部を突き当てて、同複数本のパイプ構造の連結材の各端部を溶接一体化している。
したがって、主材の頂部上面に加えられた沿直方向の荷重は、圧縮力として上記所定の曲率のアーチ壁を介して左右に均等に分散されて、アーチ壁左右両端下部における側面部との結節点(支持点)で安定した状態に支持されるが、該アーチ壁は前述した特許文献1のトラス壁の場合に比べて遥かに上方から下方への圧縮荷重に強く、相当に大きな荷重が作用しても、何処かで座屈変形するようなことなく強固な支持状態を維持することができる。
しかも、その支持力の大きさは、トラス壁構造のように荷重が頂部(頂点)に作用した場合のみでなく、頂部の左右両側何れの円弧面に対して作用した時にも基本的に同じ支持強度を発揮する。すなわち、トラス壁面が頂部以外の左右両傾斜面に作用した時に支持力に欠けることになるのと大きな相違である。
また、アーチ壁は基本的に円弧面(断面円弧壁)であるから、三角形面(断面三角壁)に比べて、主材の頂部だけでなく上面部全体のフラット化(フラット面に近い連続面の形成)を図ることができ、作業性の良い足場面責を遥かに広くとることができる。それでいながら、当該円弧面の下降度合いは頂部から左右両側に行くに従って次第に大きくなるから、サンドブラスト作業時の砂や水もトラス壁の直線的な傾斜面の場合よりも落ちやすくなる。
そして、該アーチ壁構造の場合、アーチ壁左右両端下部における側面部との結節点(支持点)に作用する力は、前述したトラス壁の場合と異なって、左右方向外方へのスラスト方向の圧縮力ではなく、鉛直方向への圧縮力となる。したがって、前述したトラス壁の場合に比べて、側部面上端が外方に広げられる恐れはなくなり、剛性の高い縦壁部で有効に支持することができるようになる。
この複数本のパイプ構造の主材の上部面全体および下部面全体のアーチ壁は、共に同一の曲率半径で連続する円弧面により形成されるが、より具体的には、例えば主材の上下方向1/2の中間線と同主材の左右方向1/2の中間線との交点を中心として上下全体に亘って連続する所定半径の正円の円弧面壁が採用される。
さらに、この発明の課題解決手段の場合、上記の場合において、鉛直方向への圧縮力を支持する上記主材の左右両側部面をそれぞれ断面コ字状のリブ溝を有するリブ壁構造に形成しており、該リブ壁構造のリブ溝内に上記複数本のパイプ構造の連結材端部を突き当てて、同端部を溶接一体化している。
したがって、主材の側部面は、断面コ字状のリブ溝を有するリブ壁構造によって十分に補強され、主材側部面及び主材自体の剛性が大きく向上するとともに、断面コ字状のリブ溝内に突き当てられて溶接一体化されたパイプ構造の連結材の端部によっても上記鉛直方向への圧縮力を有効に支持することができるようになるから、上記主材の側部面による圧縮力の支持強度が一段と向上する。
しかも、連結材はパイプ構造のものとなっているから、それ自体の強度が高いことに加え、内部空間が大きく、同内部空間を介して対向する筒壁部外周が相互に隣接することなく、十分な距離を有して主材の側部面に突き当てられることになるので、主材側部面の高熱による溶融を考慮することなく、連結材の端部外周面部全体(全周)を主材の側部面に対して効果的に溶接することができるようになる。その結果、連結材による主材同士の連結強度も大きく向上し、耐久性も高くなる。
また、主材の左右両側部面をそれぞれ断面コ字状のリブ溝を有するリブ壁構造に形成し、該リブ壁構造のリブ溝内に上記複数本のパイプ構造の連結材端部を突き当てて溶接一体化するようにしている。したがって、連結材端部の溶接ビード部がリブ溝内に隠れ、外部から見えにくくなり、製品の見栄えが良くなる。
(3)請求項3の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、以上のような課題を解決するに際し、上記請求項1又は2の発明の課題解決手段の構成において、さらに上記複数本のパイプ構造の連結材の少なくとも上下両面部分をアーチ形の円弧面形状に形成したことを特徴としている。
上記請求項1又は2の発明の課題解決手段の構成における上記複数本のパイプ構造の連結材には、断面正円形状の筒状体、断面楕円形状の筒状体、上下両面部が断面半円形状の筒状体、上下両面部が断面三角形状の筒状体、断面方形又は長方形状の筒状体などの、種々の断面形状の筒状体の採用が可能である。
その中でも、この請求項3の発明の課題解決手段では、上記複数本のパイプ構造の連結材の少なくとも上下両面部分を断面アーチ形の円弧面形状に形成した構成の筒状体を採用している。断面アーチ形の円弧面形状に形成した構成の筒状体としては、例えば断面正円形状の筒状体、断面楕円形状の筒状体、上下両面部が断面半円形状の筒状体が挙げられる。
この結果、特に上記請求項2の発明の課題解決手段に適用した場合、主材側部面のリブ壁構造のリブ溝内に突き当てられてリブ壁部分を支持する当該パイプ構造の連結材の端部が、該アーチ壁構造の円弧面でリブ壁下面を支持するようになり、同リブ壁を介して作用する鉛直方向の圧縮力を前後両面側に均等に分散させながら有効に支持する。
したがって、主材の側面部の上記圧縮力支持機能がさらに向上する。また、連結材の少なくとも上下両面部分が断面アーチ形の円弧面形状になっていると、同連結材上面部分に落下してくるサンドブラスト時の砂や水が前後に分かれてスムーズに落下するようになる。また、溶接時の溶接ノズルの移動も容易になる。
以上の結果、この出願の発明の構成によると、サンドブラスト作業時の砂や水の滞留がなく、足場面責が広くて、強度が高い、耐久性に優れた足場板を低コストに提供することができるようになる。
この出願の発明の実施の形態1に係る足場板の全体的な構成を示す平面図である。 同足場板の全体的な構成を示す断面図(図1のA−A)である。 同足場板の主材部分の構成を示す平面図である。 同足場板の主材部分の構成を示す断面図である。 同足場板の主材部分の頂部の構成を示す拡大断面図である。 同足場板の連結材部分の構成を示す斜視図である。 同足場板の連結材部分の変形例の構成を示す斜視図である。 同足場板の主材側面部に対する連結材溶接部分の構成を示す前後方向の断面図(図1のB−B)である。 同足場板の主材側面部に対する連結材溶接部分の構成を示す左右方向の断面図(図1のC−C)である。 同足場板の主材部分の詳細な構成を示す説明用の拡大断面図である(ハッチング省略)。 同足場板の主材および連結材溶接部の構成の特徴および作用を示す説明用の要部拡大断面図である(ハッチング省略)。 同足場板の主材上面部分の構成の特徴を示す説明図(概略図)である。 この出願の発明の実施の形態2に係る足場板の主材部分の詳細な構成を示す説明用の拡大断面図(図10の拡大断面図に対応)である。 この出願の発明の実施の形態3に係る足場板の全体的な構成を示す断面図(図1のA−A断面図に対応)である。 同足場板の主材側面部に対する連結材溶接部分の構成を示す断面図(図1のB−B断面図に対応)である。 同足場板の主材部分の詳細な構成を示す説明用の拡大断面図(図13の拡大断面図に対応:ハッチング省略)である。 この出願の発明の実施の形態4に係る足場板の主材部分の詳細な構成を示す説明用の拡大断面図(図10の拡大断面図に対応:ハッチング省略)である。 この出願の発明の実施の形態5に係る足場板の全体的な構成を示す段面図(図1のA−A断面図に対応)である。 同足場板の主材側面部に対する連結材溶接部分の構成を示す断面図(図1のB−B断面図に対応)である。 同足場板の主材部分の詳細な構成を示す説明用の拡大断面図(図10の拡大断面図に対応:ハッチング省略)である。 この出願の発明の実施の形態6に係る足場板の主材部分の詳細な構成を示す説明用の拡大断面図(図10の拡大断面図に対応:ハッチング省略)である。 従来の足場板の全体的な構成を示す断面図(図2に対応)である。 同従来の足場板の主材部分の構成を示す断面図(図4に対応)である。 同従来の足場板の主材および連結材溶接部の構成を示す一部断面図(図9に対応)である。 同従来の足場板の変形例に係る主材および連結材溶接部の構成を示す一部断面図(図9に対応)である。 同従来の足場板の主材および連結材溶接部の構成の特徴および作用を示す説明用の要部拡大断面図(図11に対応)である。
以下、添付の図面を参照して、この出願の発明の実施をするための幾つかの形態について、詳細に説明する。
<実施の形態1:図1〜図12>
先ず図1〜図12は、この出願の発明の実施の形態1に係る足場板の構成と作用について詳細に示している。以下、その内容について具体的に説明する。
すなわち、この実施の形態1に係る足場板11は、先ず全体として図1および図2に示すように、複数本のパイプ構造の主材12,12・・と、該複数本のパイプ構造の主材12,12・・の長手方向中間部の複数個所を所定の間隔aをあけて相互に連結する複数本のパイプ構造の連結材14,14・・と、上記複数本のパイプ構造の主材12,12・・の長手方向両端部を上記所庭の間隔aをあけて相互に連結する一対の連結板(端板)15,15とから構成されている。
上記複数本のパイプ構造の主材12,12・・は、例えば図2、図4、図8、図10に示されるように、それぞれその上部面12a,12a・・の全体および下部面12a,12a・・の全体が、それぞれ所定の曲率のアーチ壁構造(上方又は下方に凸の円弧面壁構造)に形成されている一方、左右両側部面12b,12b・・、12b,12b・・が、それぞれ断面コ字状のリブ溝18,18、18,18・・を有するリブ壁構造に形成されている。符号17,17・・、17,17・・が、上記断面コ字状のリブ溝の上下両端側に位置して所定長さ水平方向に延びるリブ(クランク状の曲げ変形部)であり、この実施の形態の場合、その曲げ変形寸法Dは、板厚の1/2程度の寸法とされている。この結果、上記断面コ字状のリブ溝の深さも当該寸法Dの深さとなっている(図10を参照)。
そして、図8および図9に示すように、同リブ壁構造の側部面12b,12b・・、12b,12b・・の外側面側に形成される上記断面コ字状のリブ溝18,18、18,18・・内に、上記複数本のパイプ構造の連結材14,14・・の端部14a,14b・・、14a,14b・・を上下両端側が接触する状態で突き当て、例えばMIG溶接により全周を溶接することにより連結一体化している。図8および図9中の符号16,16が、この実施の形態のMIG溶接によるビード部であり、該ビード部16,16は、上記複数本のパイプ構造の連結材14,14・・の端部14a,14b・・、14a,14b・・の周方向全体に亘り、当該リブ壁構造の側部面12b,12b・・、12b,12b・・の外側面側に形成される上記断面コ字状のリブ溝18,18、18,18・・部分およびその上下両端側の上記リブ17,17・・、17,17・・部分を相互に繋ぐ形で均等に形成されており、当該リブ壁構造の側部面12b,12b・・、12b,12b・・の全体を効果的に補強する機能を有している。
ところで、上記複数本のパイプ構造の主材12,12・・の上部面12a,12a・・の全体および下部面12a,12a・・の全体は、上述のように、それぞれ所定の曲率半径のアーチ壁構造(円弧面壁構造)に形成されているが、同部分は一例として、例えば図10中に仮想線(2点鎖線)で示しているように、中心(主材12の上下方向1/2の中間線Xと同主材12の左右方向1/2の中間線Yとの交点)Oを基点として上下全体に亘って連続する半径Rの1個の正円Zで規定される曲率半径の円弧面壁となっている。そして、同円弧面壁の頂部(最も高さが高い部分)12c,12c・・の肉厚Tを左右に所定幅Wだけ厚くして、同肉厚部分の上面にのみ長手方向に延びる滑り止め用の凹溝部13を設けている。該凹溝部13は、平行する複数条の細溝および細稜により形成されている。
もちろん、この滑り止め用の凹溝部13は、それに代えて、例えば上記主材12,12・・の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・の全体又は中央部に同様の滑り止め機能を有するディンプル構造の凸部(突起)または凹部(凹球面溝)を所定の密度で点在させる構成としても良く、そのようにした場合には、必ずしも頂部12cに上述のような肉厚部を設ける必要は無くなり、三角面に比べて遥かにフラット面に近い円弧面本来の広い作業面の全体に亘って有効な滑り止め機能を実現することができる。しかも、そのようにした場合には、上記複数条の細溝や細稜の場合に比べて、より砂や水が流れ落ちやすくなる。また、周方向の滑り止め機能だけでなく、長手方向にも同様の滑り止め機能を実現することができる。
また、図10の構成では、上記肉厚部を形成するに際し、頂部12cの下面部側(内周面側)の一部をフラットにして有効な肉厚Tを稼ぐように構成しているが、この実施の形態の場合には、上記のように上部面12a,12a・・の全体が正円形状のアーチ壁構造(円弧面壁構造)となっており、後に詳細に説明するように、トラス壁構造の場合に比べて負荷荷重F(圧縮力F1、F2)に対する支持剛性が遥かに高いので、下面部側(内周面側)の一部をフラットにすることなく、上面側にのみ肉厚面を形成することでも足りる(後述の実施の形態3、実施の形態4などの構成を参照)。
この実施の形態の足場板11では、このような上部面12a,12a・・構造の下において、上述のように、外側面側断面コ字状のリブ溝18,18、18,18・・とクランク状に折り曲げられたリブ17,17・・を有するリブ壁構造の側部面12b,12b・・、12b,12b・・が形成され、その断面コ字状のリブ溝18,18、18,18・・部分に、複数本のパイプ構造の連結材14,14・・の端部14a,14b・・、14a,14b・・を上下両端側が接触するような状態で突き当て、同嵌合部の全周を例えばMIG溶接により溶接することにより、図8に示すように連結一体化している訳である。
このように、この実施の形態では、複数本のパイプ構造の主材12,12・・の上部面12a,12a・・の全体および下部面12a,12a・・の全体をそれぞれ正円曲率のアーチ壁構造に形成している一方、同主材12,12・・の左右両側部面12b,12b・・をそれぞれ断面コ字状のリブ溝18,18、18,18・・およびクランク状のリブ17,17・・を有するリブ壁構造に形成し、該リブ壁構造のリブ溝18,18、18,18・・内に上記複数本のパイプ構造の連結材14,14・・の各端部14a,14b・・、14a,14b・・を突き当てて、同複数本のパイプ構造の連結材14,14・・の各端部14a,14b・・、14a,14b・・を溶接一体化している。
したがって、主材12,12・・の頂部12c、12c・・上面に加えられた沿直方向の荷重(負荷荷重)Fは、例えば図11に示されるように、圧縮力F1、F2として上記正円曲率半径のアーチ壁(円弧面壁)を介して左右に均等に分散されて、アーチ壁左右両端下部における側部面12b,12b・・との結節点(支持点)で下向きの圧縮力F3,F4となり、支持力の高い縦壁である側部面12b,12b・・で安定した状態に支持されるが(図11中の支持応力F7,F8を参照)、該アーチ壁は前述した従来例のトラス壁の場合に比べて遥かに上方から下方への圧縮荷重F(F1,F2)に強く、相当に大きな荷重F(F1,F2)が作用しても、何処かで座屈変形するようなことなく強固な支持状態(逆方向の符号の付いていない矢印を参照)を維持することができる。
しかも、その支持力の大きさは、図26のトラス壁構造(従来)のように、荷重Fが頂部(頂点)12cに作用した場合のみでなく、図11中の矢印d,dに示すように、頂部12cの左右両側何れの円弧面位置に対して作用した時にも基本的に同じ支持強度を発揮する。すなわち、図26のトラス壁面では、頂部2c以外の左右両傾斜面2a,2a部分に直接荷重Fが作用した時(図26中の矢印d,d参照)に有効な支持力に欠ける(曲がる)ことになるのと大きな相違である。
また、図11の構成を見れば明らかなように、アーチ壁は基本的に上部面12aの全体に亘る緩やかな円弧面(角部のない滑らかな連続面)であるから、図26のトラス壁(水平方向のフラット面を有しない三角形状の傾斜面)に比べて有効な足場面責を遥かに広くとることができるので、遥かに作業がしやすくなり、作業が楽である。また、作業時の安全性も高い。 しかも、それでいながら、図12に示すように、当該アーチ壁面(正円弧面)の下降度合は、頂部12cから左右両側A〜Dに行くに従って次第に大きくなるから、サンドブラスト作業時の砂や水も下降度合に変化がない(傾斜角一定の)、図26のトラス壁の直線的な傾斜面(図26中の2a、2a部分を参照)の場合に比べて遥かに流れ落ちやすくなる。
頂部2cに対して寄せ棟形に傾斜している図26のトラス壁面の場合、その傾斜角が小さく(30度程度)、上端から下端までの距離も長いことから、途中で砂のこびり付きが生じやすく(広い接触面積、大きな接触角で接合してしまうので)、一旦こびり付きが生じると、同部分が係止部になって余計に砂が溜りやすくなる欠点がある。また、一旦こびり付いた砂が取れにくい。
しかし、アーチ壁面(正円弧面)の場合は、砂や水との接触面積、接触角が小さいので、砂などがこびり付きにくく、また、こびり付いても作業者の作業靴との摩擦により容易に剥ぎ取られるので、殆ど砂が溜らない。これらは、円弧面の大きな利点である。
そして、該アーチ壁構造の場合、上記圧縮力F1,F2の伝達によってアーチ壁(主材上部面12a)の左右両端下部における側面部12b,12bとの結節点(支持点)に生じる圧縮力は、図26のトラス壁の場合のような左右方向外方へのスラスト方向の圧縮力F3,F4ではなく、鉛直方向下方への圧縮力F3,F4となる。したがって、図26のトラス壁の場合のように、側部面2b,2b上端が外方に広げられる恐れはなくなり、上記結節点から鉛直方向下方への圧縮力F3,F4は剛性の高い縦壁部である側部面12b,12bで有効に支持することができるようになる(上記支持応力F7,F8参照)。
ただし、アーチ壁構造の場合、同側部面12b,12bに作用する鉛直方向下方への圧縮力F3,F4は左右に分散されるとは言うものの、相当に大きな圧縮力となる。したがって、側部面12b,12bの板厚を薄くした場合などには、その支持強度をアップさせることも必要となる。
そこで、この実施の形態の構成では、上記の場合において、同鉛直方向下方への圧縮力F3,F4を支持する上記主材12の左右両側部面12b、12b部分を、図2、図4、図8〜図10に示されるように、それぞれ相互に逆向き(背中合わせ)の断面コ字状のリブ溝18,18およびクランク状のリブ17,17・・を有する全体として断面コ字状(断面ハット型)のリブ壁構造に形成しており、該リブ壁構造のリブ溝18,18内に上記複数本のパイプ構造の連結材14,14・・の端部14a,14b・・、14a,14b・・を深さD寸法分だけ挿入して、図8、図9、図11に示すように、同端部14a,14b・・、14a,14b・・の端面を断面コ字状のリブ溝18,18の側面に突き当て、当該断面コ字状のリブ溝18,18の側面と上記クランク状のリブ17,17の外面部分(外端面部分)を覆う形で、前述したMIG溶接により、均一に連続する溶接ビード16,16を形成し、該周方向に均一に連続する溶接ビード16,16により、上記連結材14,14・・の端部14a,14b・・、14a,14b・・および同端部外周面と上記断面コ字状のリブ溝18,18の側面と上記クランク状のリブ17,17の外面部分(外端面部分)とを確実に連結一体化している。
したがって、上記主材12の側部面12b,12bは、断面コ字状のリブ溝18,18およびクランク状のリブ17,17・・を有するリブ壁構造によって十分に補強され、主材12の側部面12b,12bはもちろん、主材12自体の剛性が大きく向上するとともに、上記クランク状のリブ17,17・・部分に作用する上記鉛直方向下方への圧縮力F3、F4は、上記断面コ字状のリブ溝18,18内に嵌合されて溶接一体化されたパイプ構造の連結材14,14・・の端部14a,14b・・、14a,14b・・によって有効に支持される(図11中の応力F5,F6を参照)。また、その結果、縦壁部である上記主材12の側部面12b、12bにおける圧縮力F3、F4に対する支持応力F7,F8の負担が軽減され、実質的な強度向上につながる。
この場合、上記断面コ字状のリブ溝18,18の深さおよびクランク状のリブ17,17・・部分の長さ(板厚寸法を除いた実寸法)Dは、所定の寸法範囲で任意に変更することが可能である。ただ、上述のように、この寸法Dを主材側部面12bの板厚寸法の1/2程度にすると、上記のように、クランク状のリブ17,17・・に対する連結材14,14・・の端部14a,14b・・、14a,14b・・の有効な係合寸法を得ながら、可能な限りリブ17,17・・の外端面を含む溶接面全体の高さの差(リブ溝18,18の側面との差)を小さくすることができ、図9のような全周方向への溶接を確実、かつ容易に実現することができる。その結果、溶接作業が容易になるとともに、溶接強度も高くなる。また、ビード形状も端正なものとなる。
また、上記の構成の場合、この端正なビード部が断面コ字状のリブ溝18,18内に位置して形成されるから、外部から見えにくく、製品の見栄えが大きく向上する。
しかも、この実施の形態の場合、上記連結材14,14は、例えば図6に示すような正円筒体よりなるパイプ構造のもので形成されているから、それ自体の強度が高いことに加え、内部空間が大きく、同内部空間を介して対向する筒壁部の外周が相互に隣接することなく、十分な距離を有して主材12のリブ溝18の側面およびリブ17の外端面に突き当てられることになるので、溶接時におけるリブ溝18側面およびリブ17外端面の高熱による溶融(隣接する両面側からの加熱による溶融)を考慮することなく、連結材14の端部14a,14bの外周面部全体(全周)を主材12のリブ溝18の側面およびリブ17の外端面に対して有効に溶接することができるようになる。その結果、連結材14,14・・・による主材12,12・・同士の連結強度も大きく向上し、耐久性も高くなる。
ところで、上記パイプ構造の連結材14,14・・は、必ずしも図6のような正円筒体に限られるものではなく、例えば図7に示すような、上面部側と下面部側のみが正円弧形状(半円形状)の筒体であっても、全く同様の作用効果を実現することができる。
このように、複数本のパイプ構造の連結材14,14・・に、少なくとも、その上下両面部分が断面アーチ形の円弧面形状となった筒体構造のものを採用すると、上記複数本の主材12,12・・の側部面12b,12bのリブ壁構造のリブ溝18,18内に突き当てられてリブ壁17,17部分を支持するパイプ構造の連結材14,14の端部14a、14b、14a,14bがアーチ壁構造の円弧面でリブ壁17,17、17,17の下面を支持するようになり、同リブ壁17,17、17,17を介して作用する鉛直方向下方への圧縮力F3,F4を前後両面側に均等に分散させながら有効に支持することができる。したがって、主材12,12・・の側面部12b,12b・・部分における上記圧縮力支持機能がさらに向上する。
また、そのように連結材14,14・・の上下両面部分が円弧面形状になっていると、図9中に矢印で示すように、同連結材14,14・・上面部分に落下してくるサンドブラスト時の砂や水が前後に分かれてスムーズに落下するようになる。また、溶接時の溶接ノズルの移動も容易になるので、溶接作業も容易である。
もちろん、上記複数本のパイプ構造の連結材14,14・・は、上記のような、少なくとも上下両面部が断面アーチ形の円弧面形状の筒状体のみに限られるものではなく、例えば上下両面部が断面三角形状の筒状体や、断面方形又は長方形状の筒状体などの種々の断面形状の筒状体の採用が可能である。断面方形又は長方形状の筒状体の場合にも、その幅を狭くするとか、上下両面部の肉厚を大きくして中高構造にするとかすれば、砂や水が溜らないようにすることができる。
さらに、上記複数本の主材12,12・・の両端側にあって、当該複数本の主材12,12・・の端部側を所定の間隔aを開けて相互に連結している一対の連結板(端板)15,15は、上記パイプ構造の複数本の主材12,12・・の長手方向両端の外形形状と高さおよび幅寸法に対応した外形形状および高さ、幅寸法のものとなっている。
そして、その内面側はフラットで、上記複数本の主材12,12・・の長手方向両端部に対して溶接接合して一体化されており、外面側は、組み付け時や取り外し時の操作性を考慮した構成に形成されている。
これらの結果、この実施の形態の足場板11の構成によると、サンドブラスト作業時の砂や水の滞留がなく、有効な足場面責が広くて、強度が高い、耐久性に優れた足場板を低コストに提供することができるようになる。もちろん、軽量化も可能となる。
また、上記実施の形態では、複数本のパイプ構造の主材12,12・・を所定の間隔aを開けて相互に連結一体化する連結材14,14・・に、例えば図6や図7に示すような連結強度の高いパイプ構造の筒状体を用いているが、該筒状体の外径を上記パイプ構造の主材12,12・・の側面部12b,12b・・、12b,12b・・の上下寸法に十分に対応したものとし、しかも、同側面部12b,12b・・、12b,12b・・に貫通させることなく、同側部面12b,12b・・、12b,12b・・に対して溶接して連結一体化する構成を採用しているので、パイプ構造の主材12,12・・内に砂や水が浸入することもない。
<実施の形態2:図13>
次に図13は、この出願の発明の実施の形態2に係る足場板の構成を示している。
以上の実施の形態1に係る足場板の構成では、アーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・の中央部(頂部)に所定幅Wの肉厚部Tを形成し、そこに滑り止め用の凹溝部13を設けているが、該凹溝部13形成用の外面側肉厚部Tは、アーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・に沿った(平行な)曲率半径の円弧面に形成している。
しかし、この実施の形態2の足場板の場合には、図13から明らかなように、当該凹溝部13形成用の外面側肉厚部Tは、アーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・に沿った円弧面ではなく、全くフラットな水平面(図中の2点鎖線を参照)に形成されており、その長手方向の全体に平行に複数本の滑り止め用の凹溝部13を設けている。
そして、この凹溝部13が形成されている肉厚部Tの左右方向の幅Wは、上記実施の形態1の場合と同様に、アーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・全体の左右方向の幅の3分の1よりも大きい十分に大きな幅に形成されている。
このような構成にすると、断面三角形状の面に比べて、遥かに左右両側間に亘る上部面全体の偏平度が高くなり、一層フラット面に近いアーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・を実現することが出来る。この結果、足場面全体がより偏平化し、よりフラット面化されるので、足場面の作業性が大きく向上する。
その他の構成、作用効果は、上述の実施の形態1のものと全く同様である。
<実施の形態3:図14〜図16>
次に図14〜図16は、この出願の発明の実施の形態3に係る足場板の構成と作用を示している。
すでに述べたように、上記実施の形態1の足場板の場合には、その上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・の全体が正円形状のアーチ壁構造(円弧面壁構造)となっており、トラス壁構造の場合に比べて負荷荷重(図11の圧縮力F1、F2)に対する支持剛性が遥かに高いので、必ずしも下面部側(内面側)の一部をフラットにして肉厚を稼ぐ必要はなく、上面側に凹溝部13形成用の肉厚部Tを形成するだけで足りる。
この実施の形態の足場板11は、このような技術的事情を背景に、上記実施の形態1の足場板11のアーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・の、下面部側(内面側)の肉厚部を設けることなく、滑り止め用の凹溝部13を設ける上面側にのみ肉厚部Tを設けたことが特徴である。
したがって、この実施の形態3の足場板11の場合、主材12の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・の内面側は両端間に亘って同一の曲率半径(正円半径)で連続する完全な円弧面となる。
このような構成にしても、上記複数本のパイプ構造の主材12,12・・の上部面12a,12a・・および下面部12a,12a・・がアーチ壁構造(円弧壁構造)であることには全く変わりがなく、強度的にも殆ど影響を受けない。むしろ、上述した中心O、半径Rの正円をベースとした押し出し成型が容易になるメリットがある。
<実施の形態4:図17>
次に図17は、この出願の発明の実施の形態4に係る足場板の構成を示している。
この実施の形態4に係る足場板11の構成は、頂部12c内面側の肉厚部を除去した上記実施の形態3に係る足場板の構成において、上記実施の形態2の場合と同様に、アーチ壁構造(円弧面壁構造)の主材上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・中央部(頂部)外面側の肉厚部Tを完全な水平面(図中の2点鎖線を参照)に形成し、同水平面の長手方向の全体に平行に複数本の滑り止め用の凹溝部13を設けたことを特徴としている。
この凹溝部13が形成されている全体にフラットな肉厚部Tの左右方向の幅Wは、上記実施の形態1〜3の場合と同様に、アーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・全体の左右方向の幅の3分の1よりも大きい十分に大きな幅に形成されている。
このような構成にすると、断面三角形状の上部面に比べて、遥かに左右両側間に亘る上部面全体の偏平度が高くなり、よりフラット面に近いアーチ壁構造(円弧面壁構造)の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・を実現することができる。したがって、足場面全体がより偏平化し、よりフラット面化されるので、より足場面での作業性が向上する。
その他の構成は、上記実施の形態3に係る足場板11と全く同様であり、同様の作用効果を奏する。
<実施の形態5:図18〜図20>
この実施の形態5に係る足場板11は、例えば図18〜図20に示されるように、上記実施の形態1に係る足場板11の構成において、上記複数本のパイプ構造の主材12,12・・の上部面12a,12a・・および下面部12a,12a・・の頂部(最も高さが高い部分)12cへの肉厚部(図10のT)の形成を全く行うことなく、同部分の円弧面壁全体を両端間に亘って同一の肉厚壁に形成し、その頂部12c外面側に直接所望の幅Wで、その板厚に応じた深さの滑り止め用の凹溝部13を形成したことを特徴としている。
このような構成の場合にも、上記複数本のパイプ構造の主材12,12・・の上部面12a,12a・・および下面部12a,12a・・の全体がアーチ壁構造(円弧壁構造)であることには全く変わりがなく、強度的にも殆ど問題がない。むしろ、中心O、半径Rの正円をベースとした押し出し成型がより容易になるメリットが生じる。もちろん、強度アップが必要であれば、必要に応じて板厚自体を大きくすればよい。
なお、実施の形態1〜実施の形態4の足場板11とこの実施の形態5の足場板11とは、頂部12c部分に肉厚部Tを形成することを除いて全く同一の構成であり、それぞれ基本的には全く同様の作用効果を奏する。
その意味で、この実施の形態5の足場板11の構成は、上記実施の形態1〜実施の形態4の構成の基本形態、基本構成であり、上記実施の形態1〜実施の形態4の足場板11は、この実施の形態5の足場板11の構成において、念のために頂部12c部分に補強用の肉厚部を付加したものと言うことができる。
そして、このような基本形態、基本構成によっても、上述した実施の形態1〜実施の形態4の場合と全く同様の作用効果を実現することができる。もちろん、この実施の形態5の構成の場合、より軽量化を図ることができるとともに、成形用の型もシンプルになるので、コスト削減につながるメリットもある。
<実施の形態6:図21>
この実施の形態6に係る足場板11は、例えば図21に示されるように、上記実施の形態5に係る足場板11の構成において、さらに頂部12c外面の凹溝部13を除去したものである。
このような構成の足場板11も、必要に応じて採用される。
<その他の実施の形態1>
以上の各実施の形態では、一例として、上記複数本のパイプ構造の主材12,12・・の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・が、例えば図10、図16、図17、図20、図21中に仮想線(2点鎖線)で示されるような、中心Oを基点として上下全体に亘って連続する半径Rの1個の正円Zで規定される正円曲率半径の円弧面壁により形成される場合について説明したが、当該円弧面壁は、必ずしも同正円Zの円弧面によるものに限られるものではなく、例えば当該正円Zの半径Rよりも大きい半径Rを採用した正円の円弧面、又はそれら正円の円弧面よりも曲率が緩やかに変化する楕円形状による円弧面によるものなど、アーチ壁構造のメリットが得られる範囲において種々の円弧面壁の採用が可能である。
正円Zの円弧面よりも半径Rが大きい正円の円弧面や正円の円弧面よりも曲率が緩やかに変化する楕円形状の円弧面を採用すると、それだけ主材12,12・・の上部面12a,12a・・および下部面12a,12a・・のフラット化が容易になり、より作業しやすい足場面を形成することができるようになる。
<その他の実施の形態2>
以上の各実施の形態では、主材12の側部面12b,12bの構造が、リブ17,17を有する断面コ字状のリブ溝18である場合について説明したが、本願請求項1の発明に係るアーチ壁構造の主材12の特徴の実現は、主材12の側部面12b,12bの構造がリブ溝18を有しない上下方向にストレートな縦壁構造である場合においても実現することができる(同等の全周溶接が可能)。
したがって、当然ながら、そのような実施の形態も含まれることは言うまでもない。
11は、足場板
12は、主材
12aは、主材12の上部面および下部面
12bは、主材12の側部面
12cは、頂部
13は、滑り止め用の凹溝部
14は、連結材
14a,14bは、連結材14の端部
15は、連結板
16は、溶接ビード
17は、リブ
18は、リブ溝
Zは、仮想正円

Claims (3)

  1. 複数本のパイプ構造の主材と、該複数本のパイプ構造の主材の長手方向中間部の複数個所を所定の間隔をあけて相互に連結する複数本のパイプ構造の連結材と、上記複数本のパイプ構造の主材の長手方向両端部を上記所定の間隔をあけて相互に連結する一対の連結板とからなる足場板であって、上記複数本のパイプ構造の主材の上部面全体および下部面全体をそれぞれ所定の曲率半径のアーチ壁構造、左右両側部面をそれぞれ上記パイプ構造の連結材が溶接可能な縦壁面構造に形成したことを特徴とする足場板。
  2. 複数本のパイプ構造の主材と、該複数本のパイプ構造の主材の長手方向中間部の複数個所を所定の間隔をあけて相互に連結する複数本のパイプ構造の連結材と、上記複数本のパイプ構造の主材の長手方向両端部を上記所の間隔をあけて相互に連結する一対の連結板とからなる足場板であって、上記複数本のパイプ構造の主材の上部面全体および下部面全体をそれぞれ所定の曲率のアーチ壁構造、左右両側部面をそれぞれ断面コ字状のリブ溝を有するリブ壁構造に形成し、該リブ壁構造の上記リブ溝内に上記複数本のパイプ構造の連結材端部を突き当てて溶接一体化するようにしたことを特徴とする足場板。
  3. 複数本のパイプ構造の連結材の少なくとも上下両面部分をアーチ形の円弧面形状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の足場板。
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