JP6552679B2 - 無線通信システムおよび端末無線機 - Google Patents

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本発明は、一の端末無線機を介して複数の端末無線機の間で無線通信を行う技術に関するものである。
従来、端末無線機の1波シンプレックス通信では、例えば2つの端末無線機間で送信信号を送信する場合、共に同じ周波数が用いられる。送信信号が相手側の端末無線機に到達した場合、通信が可能となる。2つの端末無線機の間の距離が離れていたり、障害物が存在したりして送信信号が到達しない場合の解決策として、2つの端末無線機の間に送信信号を受信し再送信する中継機を設置する方法が一般的である。
例えば、特許文献1には、基地局と端末無線機との間に中継機を設置して通信範囲を拡大する方法が開示されている。特許文献1に記載の方法では、基地局が中継機および端末無線機の送信受信タイミングの基準となっている。基地局からの送信信号を中継機が受信し、このタイミングに同期して端末無線機に向けて中継信号を送信する。端末無線機は、中継信号を受信して自らのタイミング基準として、これに同期する。端末無線機が送信する場合は、中継信号に同期させて送信信号を送信し、これを中継機が受信して基地局に向けて中継信号を送信する。
一方、基地局を設置しない簡易な無線通信システムにおいて通信範囲を広げるための中継通信方式を採用した場合、タイミングの基準となる基地局が存在しないため、端末無線機は自己のタイミングで送信信号を送信し、それを受信した中継機はタイミング同期(クロックおよびフレーム同期)を確立して、再送信する。
特許第3460695号公報
しかしながら、簡易な無線通信システムにおいて中継通信方式を採用した場合には、端末無線機と中継機との間では、同期がとれていないため、各端末無線機が送信動作をする毎にタイミングが異なり、再同期が必要となる。そのため、話頭切れが発生し、また非効率な待ち受け動作となることから、端末無線機の電池の消耗も早かった。
そこで、本発明は、中継通信方式において話頭切れの発生を抑制し、かつ、電池の消耗を抑えた効率的な待ち受け動作を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信システムは、一の端末無線機を介して複数の端末無線機の間で無線通信を行う無線通信システムであって、前記複数の端末無線機は、前記一の端末無線機として機能するか前記一の端末無線機以外の他の端末無線機として機能するかを設定可能な操作部を備え、前記操作部により前記一の端末無線機として機能すると設定された前記一の端末無線機は、前記複数の端末無線機の間の通信のタイミング基準となるビーコン信号を一定周期ごとに送信し、前記操作部により前記他の端末無線機として機能すると設定された前記他の端末無線機は、前記一の端末無線機が送信した前記ビーコン信号を受信し、受信した前記ビーコン信号をタイミング基準として送信信号を送信し、前記一の端末無線機は、前記他の端末無線機が送信した前記送信信号を受信した場合、前記ビーコン信号に替えて前記送信信号と同じ信号を中継信号として前記ビーコン信号と同じ前記一定周期で送信するものである。
本発明に係る端末無線機は、一の端末無線機を介して複数の端末無線機の間で無線通信を行う無線通信システムに用いられる端末無線機であって、前記一の端末無線機として機能するか前記一の端末無線機以外の他の端末無線機として機能するかを設定可能な操作部を備え、前記操作部により前記一の端末無線機として機能すると設定された場合、前記複数の端末無線機の間の通信のタイミング基準となるビーコン信号を一定周期ごとに送信し、さらに、前記他の端末無線機が前記一の端末無線機から受信した前記ビーコン信号をタイミング基準として送信した送信信号を受信した場合には、前記ビーコン信号に替えて前記送信信号と同じ信号を中継信号として前記ビーコン信号と同じ前記一定周期で送信するものである。
本発明によれば、各端末無線機が送信動作をするタイミングが統一され、端末無線機が送信する毎に行われていた再同期が不要となる。中継信号として送信した信号もビーコン信号のタイミングに同期して送信するため、これを受信する端末無線機も再同期が不要となって話頭切れの発生の抑制できる。また、送信信号のタイミング同期がとれているため、待ち受けるタイミングが既知となり、電池の消耗を抑えた効率的な待ち受け動作が可能となる。
実施の形態1に係る無線通信システムの中継動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る無線通信システムの中継動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る無線通信システムにおける中継機のブロック図である。 実施の形態1に係る無線通信システムにおける端末無線機のブロック図である。 実施の形態1に係る無線通信システムにおける中継動作のタイムスロット毎の動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る無線通信システムにおける中継機の中継動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る無線通信システムにおける端末無線機の受信および待ち受け動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る無線通信システムにおける端末無線機のブロック図である。 実施の形態3に係る無線通信システムにおける中継動作のタイムスロット毎の動作を説明するための説明図である。 前提技術に係る無線通信システムの通信動作を説明するための説明図である。 前提技術に係る無線通信システムの通信動作を説明するための説明図である。 前提技術に係る無線通信システムにおける基地局と端末無線機との間の中継動作を説明するための説明図である。 前提技術に係る無線通信システムにおける基地局と端末無線機との間の中継動作を説明するための説明図である。
<前提技術>
最初に、図10から図13を用いて前提技術について説明する。図10と図11は、前提技術に係る無線通信システムの通信動作を説明するための説明図であり、図12と図13は、前提技術に係る無線通信システムにおける基地局114と端末無線機112との間の中継動作を説明するための説明図である。
図10に示すように、端末無線機111が送信信号211aを送信する場合、送信信号211aが端末無線機112に受信される。一方、図11に示すように、端末無線機112が送信信号212aを送信する場合、送信信号212aが端末無線機111に受信される。送信信号211aと送信信号212aは同じ周波数が用いられ、送信信号211aが端末無線機112、送信信号212aが端末無線機111にそれぞれ到達する場合に通信が可能となる。2つの端末無線機111,112の間の距離が離れていたり、障害物が存在したりして送信信号211a,212aが到達しない場合、2つの端末無線機111,112の間に中継機を設置する方法が一般的である。
次に、基地局と端末無線機の間に中継機を設置して通信範囲を拡大する方法について説明する。図12に示すように、基地局114が中継機113および端末無線機112の送信受信タイミングの基準となっている。基地局114からの送信信号215aを中継機113が受信し、このタイミングに同期して端末無線機112に向けて中継信号216aを送信する。端末無線機112は、中継信号216aを受信して自らのタイミング基準として、これに同期する。図13に示すように、端末無線機112が送信する場合は、中継信号216aに同期させて送信信号216bを送信し、これを中継機113が受信して、基地局114に向けて中継信号215bを送信する。
一方、基地局を設置しない簡易な無線通信システムにおいて中継通信方式を採用した場合、タイミングの基準となる基地局が存在しないため、送信した端末無線機が自己のタイミングで送信信号を送信し、それを受信した中継機がタイミング同期を確立して、再送信する。しかし、端末無線機と中継機との間では同期がとれていないため、各端末無線機が送信動作をする毎にタイミングが異なり、再同期が必要となる。そのため、話頭切れが発生し、また非効率な待ち受け動作となることから端末無線機の電池の消耗も早かった。
本発明は、中継通信方式において話頭切れの発生を抑制し、かつ、電池の消耗を抑えた効率的な待ち受け動作を行うことができる技術であり、以下に詳細に説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1と図2は、実施の形態1に係る無線通信システムの中継動作を説明するための説明図である。
図1に示すように、無線通信システムは、複数(例えば2台)の端末無線機101,102、および中継機103を備えている。無線通信システムの無線通信は、1:Nプレストーク通信であり、かつ、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式で、中継機103を介して複数の端末無線機101,102の間の無線通信を行うものである。なお、端末無線機101,102の台数は、図1と図2では2台としたが、3台以上であってもよい。
次に、図3を用いて中継機103の構成を説明する。図3は、実施の形態1に係る無線通信システムにおける中継機103のブロック図である。中継機103は、アンテナ302、送受信切替部303、変調部304、制御部305、復調部306、ビーコン信号生成部311、蓄積部312、および送信信号選択部313aを備えている。
送受信切替部303は、例えば切替スイッチによって構成され、変調部304の出力、制御部305の出力、および復調部306の入力のいずれか1つに接続されるように切り替えられる。送受信切替部303は、受信タイミングにおいてアンテナ302で受信した信号を、復調部306へ出力する。復調部306で復調した信号は、蓄積部312に蓄積される。蓄積部312は、例えばRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはSDカードなどのメモリーによって構成されている。
送信信号選択部313aは、中継機103が送信すべき信号種別がビーコン信号203(図2参照)の場合はビーコン信号生成部311の出力を変調部304に接続し、中継すべき音声信号である送信信号204(図2参照)の場合は蓄積部312の出力を変調部304に接続する。送受信切替部303は、送信タイミングにおいて変調部304の出力に接続されることで、変調部304の出力がアンテナ302に接続されるため、送信信号204と同じ信号である中継信号205(図2参照)がアンテナ302から送信される。制御部305は、例えばCPU(Central Processing Unit)などで構成され、送信および受信のタイミングを管理し、送受信切替部303を制御する。
次に、図4を用いて端末無線機101,102の構成を説明する。図4は、実施の形態1に係る無線通信システムにおける端末無線機101のブロック図である。端末無線機101,102の構成は同じであるため、ここでは端末無線機101について説明する。
端末無線機101は、アンテナ302、送受信切替部303、変調部304、制御部305、復調部306、音声符号化部307、音声復号化部308、マイク309、およびスピーカ310を備えている。
送受信切替部303は、変調部304の出力、制御部305の出力、および復調部306の入力のいずれか1つに接続されるように制御部305によって切り替えられ、受信時の動作は、送受信切替部303が、受信タイミング(換言すると中継機103の送信タイミング)においてアンテナ302で受信した信号を、復調部306へ出力する。復調部306で復調した信号は、音声復号化部308で音声信号に復号し、音声信号に基づく音声をスピーカ310から出力する。
送信時の動作は、マイク309で捉えた音声を音声符号化部307で符号化し、変調部304で送信信号204(図2参照)を作成する。送受信切替部303は、送信タイミングにおいて変調部304の出力に接続されることで、変調部304の出力がアンテナ302に接続されるため、送信信号204がアンテナ302から送信される。制御部305は、送信および受信のタイミングを管理し、送受信切替部303を制御する。
次に、中継機103と端末無線機101,102との間の動作を説明する。図5は、実施の形態1に係る無線通信システムにおける中継動作のタイムスロット毎の動作を説明するための説明図である。図1と図2に示すように、中継機103は、端末無線機101,102の間に設置されている。中継機103は、ビーコン信号203を一定周期ごとに端末無線機101,102に送信する。ビーコン信号203は、端末無線機101,102の間の通信のタイミング基準となる信号であり、TDMA方式のフレーム周期と一致させて送信される。
図5には、4スロットTDMAが例示されている。スロット01およびスロット05において、中継機103から端末無線機101,102にビーコン信号203を送信していることを示している。図2において、端末無線機101,102は、ビーコン信号203を受信できており、ビーコン信号203をTDMAフレーム、すなわち送信および受信のタイミング基準として同期しているものとする。端末無線機101が送信を行う場合、ビーコン信号203に同期させて送信信号204を送信する。このときの動作について説明すると、図5のスロット07において、端末無線機101が音声信号の送信を開始したことを示している。
図5は4スロットTDMAを例示しているため、端末無線機101はビーコン信号203を受信した2スロット後に送信を行う。送信信号204を受信した中継機103は、送信信号204をビーコン信号203に替えて、送信信号204と同じ信号を中継信号205として送信する。図5のスロット09で中継機103から端末無線機101,102へ送信している中継信号205は、端末無線機101が送信した信号である。端末無線機102はビーコン信号203を受信し、同期が確立している状態であるため、中継信号205を直ちに受信し復調することが可能となり、頭切れおよび遅延することなく端末無線機101からの信号を再生することができる。
次に、図5と図6を用いて中継機103の動作をさらに説明する。図6は、無線通信システムにおける中継機103の中継動作を示すフローチャートである。図5と図6に示すように、中継機103は、ビーコン信号203を送信しつつ(ステップS1)、受信タイミング(スロット03,07,11,15)で待ち受ける。受信信号(送信信号204)がない場合(ステップS2においてNO)、中継機103は、ビーコン信号203を送信する(ステップS1)。
受信信号(送信信号204)がある場合(ステップS2においてYES)、中継機103は、受信した信号を復調し、ビーコン信号203の送信を停止し、ビーコン信号203に替えて送信信号204と同じ信号を中継信号205として複数の端末無線機101,102に送信する(ステップS3)。そして、ステップS2に戻って上記の処理を繰り返す。ここで、中継機103の送信タイミングは、スロット01,05,09,13,17である。
次に、図7を用いて端末無線機102の動作をさらに説明する。図7は、無線通信システムにおける端末無線機102の受信および待ち受け動作を示すフローチャートである。端末無線機102は、中継機103からのビーコン信号203を受信して、中継機103を介した端末無線機101からの信号を待ち受けている。受信信号がある場合(ステップS11においてYES)、受信信号の種別がビーコン信号203、または音声信号(中継信号205)であるかを判別する(ステップS12)。受信信号がビーコン信号203の場合は(ステップS12においてYES)、ビーコン信号203との同期を維持しつつ(ステップS13)、ステップS11に戻って上記の処理を繰り返す。
受信信号が音声信号(中継信号205)の場合は(ステップS12においてNO)、音声信号(中継信号205)を復号し(ステップS14)、音声信号に基づく音声を再生する。そして、ステップS11に戻って上記の処理を繰り返す。この動作によって、端末無線機101からの送信信号204は、中継機103を介して端末無線機102に中継され復調される。端末無線機102が送信する場合も、同様の動作によって中継機103を介して端末無線機101へ信号を中継することができる。
以上のように、実施の形態1に係る無線通信システムでは、中継機103は、複数の端末無線機101,102の間の通信のタイミング基準となるビーコン信号203を一定周期ごとに複数の端末無線機101,102に送信し、端末無線機101は、ビーコン信号203に同期して送信信号204を送信し、中継機103は、端末無線機101から送信信号204を受信した場合、ビーコン信号203に替えて送信信号204と同じ信号を中継信号205として複数の端末無線機101,102に送信する。
したがって、各端末無線機101,102が送信動作をするタイミングが統一され、端末無線機101,102が送信する毎に行われていた再同期が不要となる。中継信号205として送信した信号もビーコン信号203のタイミングに同期して送信するため、これを受信する端末無線機101,102も再同期が不要となって話頭切れの発生の抑制できる。また、送信信号204のタイミング同期がとれているため、待ち受けるタイミングが既知となり、電池の消耗を抑えた効率的な待ち受け動作が可能となる。これにより、端末無線機101,102のエネルギー消費量の削減、ひいては無線通信システム全体のエネルギー消費量の削減が可能となる。
なお、図1、図2および図5の例では、端末無線機101が送信信号204を送信する場合について説明したが、端末無線機102が送信信号204を送信する場合も同様の効果が得られる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る無線通信システムについて説明する。図8は、実施の形態2に係る無線通信システムにおける端末無線機101Aのブロック図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態2では、端末無線機101Aは、実施の形態1における端末無線機101,102の機能に加えて、中継機103としての機能も備えており、実施の形態2に係る無線通信システムは、端末無線機101,102として機能する複数の端末無線機101Aと、中継機103として機能する端末無線機101Aとを備えている。
次に、図8を用いて端末無線機101Aの構成を説明する。図8に示すように、端末無線機101Aは、アンテナ302、送受信切替部303、変調部304、制御部305、復調部306、音声符号化部307、音声復号化部308、マイク309、スピーカ310、ビーコン信号生成部311、蓄積部312、および送信信号選択部313bを備えている。すなわち、端末無線機101Aは、端末無線機101に対して、ビーコン信号203を生成するビーコン信号生成部311、受信した信号を蓄積する蓄積部312、および送信信号選択部313bを追加することで中継機103の機能を容易に実現することができる。送信信号選択部313bは、例えば切替スイッチによって構成され、ビーコン信号生成部311、蓄積部312、および音声符号化部307の出力のいずれか1つに接続されるように制御部305によって切り替えられる。
具体的には、送信信号選択部313bがビーコン信号生成部311または蓄積部312の出力を選択するように切り替えられた場合、端末無線機101Aは中継機103(一の端末無線機)として動作する。また、送信信号選択部313bが音声符号化部307の出力を選択するように切り替えられた場合、端末無線機101Aは端末無線機101,102(他の端末無線機)として動作する。なお、このように端末無線機101Aを、中継機103として動作させるか、または端末無線機101,102として動作させるかの切り替えについては、ユーザのボタン操作等によって実行する構成とすることができる。または、通信センタからの指示によって遠隔で切り替えを実行する構成とすることもできる。
以上のように、実施の形態2に係る無線通信システムでは、一の端末無線機101Aは、複数の端末無線機101Aの間の通信のタイミング基準となるビーコン信号203を一定周期ごとに他の端末無線機101Aに送信し、他の端末無線機101Aは、ビーコン信号203に同期して送信信号204を送信し、一の端末無線機101Aは、他の端末無線機101Aから送信信号204を受信した場合、ビーコン信号203に替えて送信信号204と同じ信号を中継信号205として他の端末無線機101Aに送信する。
したがって、各端末無線機101Aが送信動作をするタイミングが統一され、他の端末無線機101Aが送信する毎に行われていた再同期が不要となる。中継信号205として送信した信号もビーコン信号203のタイミングに同期して送信するため、これを受信する一の端末無線機101Aも再同期が不要となって話頭切れの発生の抑制できる。また、送信信号204のタイミング同期がとれているため、待ち受けるタイミングが既知となり、電池の消耗を抑えた効率的な待ち受け動作が可能となる。
さらに、一の端末無線機101Aは、他の端末無線機101Aとしても機能するため、端末無線機101Aの動作を切り替えることで、専用の中継機を用意する必要がなく通信範囲を拡大することができるうえ、中継動作をする端末無線機101Aから音声信号の送信および受信を行うことができる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3に係る無線通信システムについて説明する。図9は、実施の形態3に係る無線通信システムにおける中継動作のタイムスロット毎の動作を説明するための説明図である。なお、実施の形態3において、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態3では、端末無線機101が送信した信号が中継機103に到達しない場合、または複数の端末無線機101,102の送信した信号が衝突して中継機103で正しく受信されない場合は、中継機103からは中継信号205が送信されず、ビーコン信号203が送信される。これを利用して、端末無線機101の送信信号が中継機103に正しく到達しているかを判断し、中継動作の確実性を向上させることができる。
次に、図9を用いて、実施の形態3に係る無線通信システムの動作を説明する。スロット07で端末無線機101が中継機103に対して送信信号204を送信する。端末無線機101から送信された送信信号204が中継機103に到達していないため、スロット09で中継機103から送信される信号はビーコン信号203となる。
送信を行った端末無線機101は、送信信号204を送信した後であって、次のビーコン信号203が送信されるタイミングに中継機103から送信された信号が、自身が送信した送信信号204であるかどうかを確認する。より具体的には、端末無線機101は、次のビーコン信号203の送信タイミングであるスロット09で中継機103から送信された信号が、自身が送信した送信信号204の中継信号205でないことを確認し、正常に中継されなかったと判断する。端末無線機101は、送信信号204が中継機103に到達しなかった原因、より具体的には、他の端末無線機102の送信信号との衝突、または伝搬環境の劣化等が解消するまでの一定期間、送信動作を停止する。
図9の例では、端末無線機101は、スロット11で送信動作を停止しているが、さらに複数スロットの間、停止することが有効となる場合もある。一定期間の送信動作の停止後、スロット15で送信動作を再開する。その際、スロット17で自身の送信信号204が中継機103から中継信号205として送信されたことが確認できれば、継続して送信動作を行う。
以上のように、実施の形態3に係る無線通信システムでは、端末無線機101は、送信信号204を送信した後であって、次のビーコン信号203が送信されるタイミングに中継機103から送信された信号が、自身が送信した送信信号204と異なる場合に送信動作を一定期間停止する。
したがって、端末無線機101の送信信号204が中継機103に到達して、正しく中継されていることを確認することで、中継動作の確実性を向上させることができる。
ここで、図9の例では、端末無線機101が送信した信号が中継機103に到達しない場合について説明したが、端末無線機102が送信した信号が中継機103に到達しない場合、または端末無線機101,102として動作する他の端末無線機101Aが送信した信号が、中継機103として動作する一の端末無線機101Aに到達しない場合も同様の効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
101 端末無線機、101A 端末無線機、102 端末無線機、103 中継機、203 ビーコン信号、204 送信信号、205 中継信号。

Claims (2)

  1. 一の端末無線機を介して複数の端末無線機の間で無線通信を行う無線通信システムであって、
    前記複数の端末無線機は、前記一の端末無線機として機能するか前記一の端末無線機以外の他の端末無線機として機能するかを設定可能な操作部を備え、
    前記操作部により前記一の端末無線機として機能すると設定された前記一の端末無線機は、前記複数の端末無線機の間の通信のタイミング基準となるビーコン信号を一定周期ごとに送信し、
    前記操作部により前記他の端末無線機として機能すると設定された前記他の端末無線機は、前記一の端末無線機が送信した前記ビーコン信号を受信し、受信した前記ビーコン信号をタイミング基準として送信信号を送信し、
    前記一の端末無線機は、前記他の端末無線機が送信した前記送信信号を受信した場合、前記ビーコン信号に替えて前記送信信号と同じ信号を中継信号として前記ビーコン信号と同じ前記一定周期で送信する、無線通信システム。
  2. 一の端末無線機を介して複数の端末無線機の間で無線通信を行う無線通信システムに用いられる端末無線機であって、
    前記一の端末無線機として機能するか前記一の端末無線機以外の他の端末無線機として機能するかを設定可能な操作部を備え、
    前記操作部により前記一の端末無線機として機能すると設定された場合、前記複数の端末無線機の間の通信のタイミング基準となるビーコン信号を一定周期ごとに送信し、さらに、前記他の端末無線機が前記一の端末無線機から受信した前記ビーコン信号をタイミング基準として送信した送信信号を受信した場合には、前記ビーコン信号に替えて前記送信信号と同じ信号を中継信号として前記ビーコン信号と同じ前記一定周期で送信する、端末無線機。
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