JP7207008B2 - 音声通話システム - Google Patents

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Description

本発明は、音声通話システムに関するものである。
近年、ARIB STD-T115(以下、「現規格」とも言う。)の通信方式は、SCPC(Single Channel Per Carrier)方式である。そのため、現規格において複信制御は規定されていない。そして、現規格においてフレームフォーマットは1周波数分であり時分割多重は行われないという前提があるため、フレームフォーマットにガードタイムが設けられていない。
一方、ARIB STD-T86(以下、「旧規格」とも言う。)の通信方式は、TDMA(Time Division Multiple Access)-TDD(Time Division Duplex)方式である。そのため、旧規格においては複信制御が実現される。そして、旧規格においてはフレームフォーマットに5シンボルのガードタイムが設けられている。
通信の中断に関する技術としては、複数の端末同士が通信を行っている場合に、当該通信を強制的に切断して他の端末からの通信を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、単信制御によって双方向通信を行う場合に、通信と通信との間に隙間を設け、当該隙間において割り込みを可能とした技術が開示されている(例えば、特許文献2および特許文献3参照)。
特開2012-151564号公報 特開平8-98241号公報 特開平8-335889号公報
しかしながら、現規格では単信制御が使用されるため、例えば屋外装置から親局に向けて送信(単信通話における上り送話)が行われている状態において、親局からこの送信を停止することができない。したがって、この状態において緊急通報を行うためには、送信が終わるのを待つしかなく、緊急通報が行われるタイミングが遅くなってしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、規格上は単信制御が使用される場合であってもフレームフォーマットを変更せずに複信制御を可能とする技術を提供する。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、親局と子局との間で単信制御によって音声データをフレーム単位で送受信して通話を行う音声通話システムであって、
前記親局は、第1の送信権獲得要求の送信後に所定のデータ量の第1の音声データをフレーム単位で連続的に前記子局に送信し、前記子局は、第2の送信権獲得要求の送信後に前記所定のデータ量よりも小さいデータ量の第2の音声データを前記フレーム単位で間欠的に前記親局に送信し、前記親局は、前記子局から前記第2の送信権獲得要求を受信すると、前記第2の送信権獲得要求に基づいて強制中断指示の送信可能時間を認識し、認識した前記送信可能時間に前記強制中断指示を前記子局に送信し、前記子局は、前記強制中断指示を受信すると、前記第2の音声データの送信を中断する、音声通話システムが提供される。
前記親局は、前記第2の送信権獲得要求に含まれるカウンタの値に基づいて前記強制中断指示の送信可能時間を認識してもよい。
前記音声通話システムは、前記親局から前記子局への前記強制中断指示を中継する中継局を有し、前記中継局は、前記強制中断指示のフレームを1フレームでも受信すると、所定の数の前記強制中断指示のフレームを生成して転送してもよい。
以上説明したように本発明によれば、規格上は単信制御が使用される場合であってもフレームフォーマットを変更せずに複信制御を可能とする技術が提供される。
本発明の実施形態に係る放送システムの構成例を示した説明図である。 親局の機能構成例を示すブロック図である。 中継局の機能構成例を示すブロック図である。 屋外子局の機能構成例を示すブロック図である。 放送システムの機能詳細について説明するための図である。 放送システムの機能詳細について説明するための図である。 放送システムの機能詳細について説明するための図である。 放送システムの機能詳細について説明するための図である。 放送システムの機能詳細について説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(1.放送システムの構成)
図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る放送システム(音声通話システム)の構成例について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る放送システムの構成例を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態に係る放送システム1は、親局装置(以下、単に「親局」とも言う。)20と、中継局装置(以下、単に「中継局」とも言う。)50-1~50-5と、子局装置(以下、単に「子局」とも言う。)30と、を有する。なお、中継局50の数は5つでなくてもよく、特定の数に限定されない。あるいは、中継局50は存在しなくてもよい。
親局20は、図示しない操作卓によって送信されたデータを受信する。そして、親局20は、図示しない操作卓から受信したデータを子局30に送信する。本発明の実施形態では、親局20が、アンテナ230を有し、図示しない操作卓から受信したデータを、アンテナ230を介して無線信号によって子局30に送信する場合を主に想定する。親局20から子局30への無線信号は、中継局50-1~50-5によって順次に中継される。以下では、無線信号がフレーム単位で送信される場合を主に想定する。
中継局50-1~50-5は、親局20から送信された無線信号を中継する。より具体的には、中継局50-1~50-5は、親局20から送信された無線信号を受信し、当該無線信号を子局30に転送する。本発明の実施形態では、中継局50-1~50-5それぞれが、自局に固有のアンテナを有し(中継局50-1は、アンテナ530-1を有し、中継局50-2は、アンテナ530-2を有し、中継局50-3は、アンテナ530-3を有し、中継局50-4は、アンテナ530-4を有し、中継局50-5は、アンテナ530-5を有し)、親局20から送信された無線信号を、自局に固有のアンテナを介して無線信号によって受信して子局30に転送する場合を想定する。
子局30は、親局20から送信されたデータを中継局50-1~50-5を介して受信する。本発明の実施形態では、子局30が、自局に固有のアンテナを有し、親局20から送信された無線信号を、自局に固有のアンテナを介して無線信号によって受信する場合を想定する。
また、子局30は、自局に固有のスピーカを有し(子局30は、スピーカ340を有し)、親局20から受信したデータに対応する音声データが、自局に固有のスピーカ(自局に対応するスピーカ)から出力されるようにスピーカを制御する。なお、子局30の例として戸別受信機も上げられるが、後にも説明するように、本発明の実施形態では、子局30が屋外子局である場合を主に想定する(戸別受信機は、本発明の実施形態に係る子局30からは除外される)。したがって、以下では、本発明の実施形態に係る子局30を、屋外子局30とも言う。
本発明の実施形態では、ARIB STD-T115(現規格)の通信方式が用いられる場合を想定する。現規格において複信制御は規定されていない。現規格では単信制御が使用されるため、例えば、屋外の子局30から親局に向けて送信(単信通話における上り送話)が行われている状態において、親局20からこの送信を停止することができない。したがって、この状態において緊急通報を行うためには、送信が終わるのを待つしかなく、緊急通報が行われるタイミングが遅くなってしまう。
そこで、本発明の実施形態では、規格上は単信制御が使用される場合であってもフレームフォーマットを変更せずに複信制御を可能とする技術について主に説明する。
以上、本発明の実施形態に係る放送システム1の構成例について説明した。
(2-1.親局の機能構成)
続いて、本発明の実施形態に係る親局20の機能構成例について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る親局20の機能構成例を示すブロック図である。図2に示したように、本発明の実施形態に係る親局20は、制御部210、記憶部220およびアンテナ230を備える。
制御部210は、親局20の動作全体を制御する機能を有し、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、親局20に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。例えば、制御部210は、図示しない操作卓から無線信号が入力されると、入力された無線信号に基づくフレームがアンテナ230によって送信されるようにアンテナ230を制御する。
記憶部220は、制御部210を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部220は、制御部210の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。
アンテナ230は、無線信号を送信する機能を有している。アンテナ230は、制御部210による制御に従って、制御部210によって生成されたフレームを無線信号により送信する通信インタフェースである。
以上、本発明の実施形態に係る親局20の機能構成例について説明した。
(2-2.中継局の機能構成)
続いて、本発明の実施形態に係る中継局50の機能構成例について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る中継局50の機能構成例を示すブロック図である。図3に示したように、本発明の実施形態に係る中継局50は、制御部510、記憶部520およびアンテナ530を備える。
制御部510は、中継局50の動作全体を制御する機能を有し、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、中継局50に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。例えば、制御部510は、親局20からフレームが受信されると、受信されたフレームがアンテナ530によって転送されるようにアンテナ530を制御する。
記憶部520は、制御部510を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部520は、制御部510の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。
アンテナ530は、無線信号を送信する機能を有している。アンテナ530は、制御部510による制御に従って、制御部510によってフレームを無線信号により転送する通信インタフェースである。
以上、本発明の実施形態に係る中継局50の機能構成例について説明した。
(2-3.屋外子局の機能構成)
続いて、屋外子局30の機能構成例について説明する。図4は、屋外子局30の機能構成例を示すブロック図である。図4に示したように、屋外子局30は、制御部310、記憶部320、アンテナ330およびスピーカ340を備える。なお、スピーカ340は、屋外子局30の外部に存在していてもよい。
制御部310は、屋外子局30の動作全体を制御する機能を有し、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、屋外子局30に内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。例えば、制御部310は、アンテナ330によって音声データが受信されると、音声データをスピーカ340に出力する。
記憶部320は、制御部310を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部320は、制御部310の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。
アンテナ330は、無線信号を受信する機能を有している。アンテナ330は、制御部310による制御に従って、親局20から無線信号により送信されたフレームを受信する通信インタフェースである。
以上、本発明の実施形態に係る屋外子局30の機能構成例について説明した。
(2-4.放送システムの機能詳細)
続いて、図5~図9を参照しながら(適宜図1~図4も参照しながら)、本発明の実施形態に係る放送システム1の機能詳細について説明する。図5~図9は、本発明の実施形態に係る放送システム1の機能詳細について説明するための図である。図5~図9では、上記した中継局50-1~50-5が、中継局1~5と簡潔に示されている。図5~図9の上下方向は、時間軸を示している(上から下に向けて時間が経過する)。ここでは、図5に示したように、1フレームの送信時間が「80ms」である場合を想定する。しかし、1フレームの送信時間は、特定の値に限定されない。
中継局1~5は、メッセージ転送を行う。すなわち、中継局1~5において、受信開始直後の2フレームは、AGC(Automatic Gain Control)およびAFC(Automatic Frequency Control)に使用され、復調され得ない。そこで、(例えば、図5のS2に記載の通りに)各種の要求または応答は、中継局を通過するごとに2フレームが失われる(すなわち、2フレームが失われることを前提に送信フレーム数が多くされている)。なお、失われるフレームの数は2つに限定されない。
中継局1~5における転送では、1フレームを受信して蓄積した後、再生、誤り訂正および変調データ作成などといった処理を80ms以内に実施し、次のタイミングで送信する前提とする。そのため、中継局1~5におけるフレーム転送遅延は2フレーム分の時間(160ms)とする。なお、戸別受信機には送信機能がないため、本発明の実施形態に係る子局からは除外される(すなわち、本発明の実施形態においては、屋外子局を対象の局とする)。
まず、親局20が通話を開始する場合を想定する。このとき、親局20は、独自メッセージである屋外子局に対する通話開始要求(以下、「屋外子局通話開始要求2」とも言う。)を屋外子局30に向けて送信する(S1)。中継局1~5および屋外子局30は、屋外子局通話開始要求2を受信することによって、単信通信が開始されること、および、現規格における単信通信時の動作モードとは違う動作モードに入ることを認識する(S2)。
屋外子局30は、単信通信に移行できる状態であれば、屋外子局通話開始要求2に対する応答(以下、「屋外子局通話開始応答2」とも言う。)を親局20に向けて送信する(S3)。このとき、屋外子局30および中継局1~5は、順次に屋外子局通話開始応答2を中継する。
親局20は、屋外子局通話開始応答2を受信すると通話のための動作を開始する。ここで、親局20が単信通話を開始可能であるため、親局20から送話を開始する。具体的に、親局20は、下り送信開始時に同期を目的として、送信権獲得要求(第1の送信権獲得要求)を連送し(S4)、連絡通話音声(第1の音声データ)を送信する(S5)。ここで、一例として回線伝送速度が6kbpsであるのに対して、単位時間に送信される音声データのデータ量は、3kbpsである。そこで、親局20は、各フレームの半分をダミーデータとして連絡通話音声(第1の音声データ)を送信してよい。ただし、ダミーデータのサイズは、各フレームの半分に限定されない。
親局20は、連絡通話音声(第1の音声データ)の送信停止時には、送信権開放通知を送信すればよい(S6)。なお、本発明の実施形態において、送信権獲得要求、連絡通話音声および送信権開放通知は、現規格に対する独自の意味付けを行わなくても得られる。したがって、本発明の実施形態において、送信権獲得要求、連絡通話音声および送信権開放通知は、現規格に従ったメッセージであってよい。
次に、屋外子局30が送話を開始する。具体的に、屋外子局30は、上り送信開始時に同期を目的として、送信権獲得要求(第2の送信権獲得要求)を連送し(S7)、独自の連絡通話音声(第2の音声データ)(以下、「連絡通話音声2」とも言う。)を送信する(S8)。ここで、連絡通話音声2(独自の連絡通話音声)には、音声データがダミーデータ無しで埋め込まれる。すなわち、ダミーデータ有りの場合において960ms分のフレームに相当する音声データは、ダミーデータ無しの場合においては、480ms分のフレーム(6フレーム)に相当する。
このようにして、本発明の実施形態では、下り方向への連絡通話音声のデータ量に比べて、上り方向への連絡通話音声のデータ量が小さくされる。これによって、下り方向に対しては、連絡通話音声が連続的に送信され、上り方向に対しては、連絡通話音声が間欠的に送信される。すなわち、上り方向に連絡通話音声が送信される場合には、送信を休止できる期間(例えば、6フレーム分の送信期間)が生じる。なお、連絡通話音声2の送信方法としては、現規格に対して独自の送信方法が用いられるため、連絡通話音声2としては、独自のメッセージが用いられる。また、連絡通話音声2の送信休止期間には、受信側が同期を維持する。
中継局1~5および親局20は、送信権獲得要求(S7)を受信した場合には、受信した送信権獲得要求に基づいて独自の強制切断指示(強制中断指示)(以下、「強制切断指示2」とも言う。)の送信可能時間を認識する。例えば、中継局1~5および親局20は、送信権獲得要求に含まれるカウンタ(チャンネル切り替えタイミング検出のためのカウンタ)の値を読み、当該カウンタの値に基づいて強制切断指示2の送信可能時間を認識する。
例えば、中継局1~5および親局20は、送信順序が早いほうから順に各フレームに含まれるカウンタの値を所定の値ずつ変化させることによって(例えば、1ずつデクリメントすることによって)、カウンタの値に基づいて連絡通話音声2にチャンネルが切り替わるタイミングを検出し得る(S9)。そして、中継局1~5および親局20は、検出したチャンネル切り替えタイミングに基づいて強制切断指示2の送信可能時間を認識し得る。
具体的に、中継局1~5および親局20は、チャンネル切り替えタイミングからの経過時間が(6×n+1)×80ms(ただし、nは奇数)を満たす期間を、送信可能時間(ここでは、フレームを4連送可能な時間)として認識する。なお、この式において、6は、連絡通話音声2の連送フレーム数であり、1は、連絡通話音声2が途切れてから強制切断指示2が送信されるまでの隙間の時間が何フレーム分の時間に相当するかを示す。したがって、これらの値は、適宜に変更可能であってよい。
なお、現規格においては単信通信が行われるため、中継局1~5および親局20は、上り方向へのフレーム送信時に通信が途絶えたとしても、回線品質が劣化したと認識し、10フレーム分に相当する時間にはそのまま上り方向へのフレームを受信および転送しようと試みることとされている。しかし、本発明の実施形態に独自の方法では、中継局1~5および親局20は、当該10フレーム分に相当する時間には下り方向へのフレームを受信および転送しようと試みる。
このようにして上り方向に連絡通話音声2が送信されている間に、親局20は、この上り方向への連絡通話音声2を停止しようとする場合、上記のように認識した送信可能期間に強制切断指示2のフレームを4連送する(S10)。中継局1は、メッセージ転送を基本動作とするため、そのまま基本動作に従って動作した場合には、4つのフレームのうち2つのフレームを受信し、2つのフレームを送信することになってしまうため(2連送することになってしまうため)、屋外子局30までフレームが到達しないことになってしまう。
そこで、本発明の実施形態では、中継局1~5は、強制切断指示2のフレームを1フレームでも受信した場合、4フレーム分の強制切断指示2を作成して下り方向に連送する。このように、中継局1~5による強制切断指示2の転送は、特殊な動作となるため、強制切断指示2は、本発明の実施形態に独自のメッセージである。なお、親局20および中継局1~5によって連送される強制切断指示2のフレームの数は特定の数に限定されず、所定の数であればよい。
なお、連絡通話音声のフレームには、規格上カウンタが存在せず、かつ、空き領域も存在しない。そこで、連絡通話音声のフレームにカウンタを付加するのは困難である。さらに、伝送品質の劣化により、受信側において全ての連絡通話音声のフレームを受信できる保証もない。したがって、本発明の実施形態では、親局20および中継局1~5が、強制切断指示2の送信可能時間を送信権獲得要求に含まれるカウンタの値に基づいて認識する手法を採用する。なお、上り方向から下り方向への切り替えタイミング(具体的には、連絡通話音声2のフレーム受信終了から強制切断指示2の送信開始まで)において、1フレーム分未伝送時間が確保されているのは、フレームにガードタイムがないためである。
屋外子局30は、連絡通話音声2のフレームとフレームの受信の間において強制切断指示2を受信した場合、連絡通話音声2の送信を停止するとともに、通話シーケンスから抜けて待受状態に遷移する。ここで、強制切断指示2に対しては、現規格の強制切断指示と同様の効力をもたせるために、通話に不参加の局にも伝送され、システム全体の強制切断(終了)の動作となってよい。
(3.本発明の実施形態の有効性)
本発明の実施形態によれば、親局と子局との間で単信制御によって音声データをフレーム単位で送受信して通話を行う音声通話システムが提供される。前記親局は、第1の送信権獲得要求の送信後に所定のデータ量の第1の音声データをフレーム単位で連続的に前記子局に送信する。前記子局は、第2の送信権獲得要求の送信後に前記所定のデータ量よりも小さいデータ量の第2の音声データを前記フレーム単位で間欠的に前記親局に送信する。前記親局は、前記子局から前記第2の送信権獲得要求を受信すると、前記第2の送信権獲得要求に基づいて強制中断指示の送信可能時間を認識し、認識した前記送信可能時間に前記強制中断指示を前記子局に送信する。前記子局は、前記強制中断指示を受信すると、前記第2の音声データの送信を中断する。
かかる構成によれば、規格上は単信制御が使用される場合であってもフレームフォーマットを変更せずに複信制御を可能とする技術が提供される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 放送システム(音声通話システム)
20 親局
210 制御部
220 記憶部
230 アンテナ
30 屋外子局
310 制御部
320 記憶部
330 アンテナ
340 スピーカ
50 中継局
510 制御部
520 記憶部
530 アンテナ

Claims (3)

  1. 親局と子局との間で単信制御によって音声データをフレーム単位で送受信して通話を行う音声通話システムであって、
    前記親局は、第1の送信権獲得要求の送信後に所定のデータ量の第1の音声データをフレーム単位で連続的に前記子局に送信し、
    前記子局は、第2の送信権獲得要求の送信後に前記所定のデータ量よりも小さいデータ量の第2の音声データを前記フレーム単位で間欠的に前記親局に送信し、
    前記親局は、前記子局から前記第2の送信権獲得要求を受信すると、前記第2の送信権獲得要求に基づいて強制中断指示の送信可能時間を認識し、認識した前記送信可能時間に前記強制中断指示を前記子局に送信し、
    前記子局は、前記強制中断指示を受信すると、前記第2の音声データの送信を中断する、
    音声通話システム。
  2. 前記親局は、前記第2の送信権獲得要求に含まれるカウンタの値に基づいて前記強制中断指示の送信可能時間を認識する、
    請求項1に記載の音声通話システム。
  3. 前記音声通話システムは、前記親局から前記子局への前記強制中断指示を中継する中継局を有し、
    前記中継局は、前記強制中断指示のフレームを1フレームでも受信すると、所定の数の前記強制中断指示のフレームを生成して転送する、
    請求項1に記載の音声通話システム。
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