JP6267666B2 - パケット通信用基地局および無線端末装置 - Google Patents

パケット通信用基地局および無線端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6267666B2
JP6267666B2 JP2015027436A JP2015027436A JP6267666B2 JP 6267666 B2 JP6267666 B2 JP 6267666B2 JP 2015027436 A JP2015027436 A JP 2015027436A JP 2015027436 A JP2015027436 A JP 2015027436A JP 6267666 B2 JP6267666 B2 JP 6267666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
beacon
packet
base station
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015027436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016152435A (ja
Inventor
裕也 中平
裕也 中平
和夫 木村
和夫 木村
藤原 正樹
正樹 藤原
英治 尾形
英治 尾形
Original Assignee
大井電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大井電気株式会社 filed Critical 大井電気株式会社
Priority to JP2015027436A priority Critical patent/JP6267666B2/ja
Publication of JP2016152435A publication Critical patent/JP2016152435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6267666B2 publication Critical patent/JP6267666B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、パケット通信用基地局に関し、特に、端末装置から送信されたパケット情報に対してアクノリッジ情報を送信する技術に関する。
複数の端末装置が基地局との間で無線通信を行う通信システムが広く用いられている。一般に、このような通信システムでは、基地局がインターネット等の有線通信網に接続されている。各端末装置は、基地局にパケット情報を無線送信し、基地局はそのパケット情報を有線通信網に送信する。また、基地局は、有線通信網から受信したパケット情報を端末装置に無線送信する。これによって端末装置は、有線通信網に通信接続された装置との間で画像情報、音声情報、文字情報等の送受信を行う。
以下の特許文献1〜3には、本願発明に関連する通信技術が記載されている。特許文献1には、基地局装置と複数の端末装置とを備える通信システムが記載されている。この通信システムでは、データフレームの送受信タイミングを規定するビーコンフレームを、基地局装置が各端末装置に送信する。ビーコンフレームを受信した各端末装置は、ビーコンフレームに含まれる値に応じたタイミングでデータフレームを基地局に送信する。これによって、複数の端末装置は異なるタイミングでデータフレームを送信し、通信システムにおけるフレームの衝突が回避される。
特許文献2には、複数の無線通信装置の間で無線通信が行われる無線通信システムが記載されている。この文献には、いずれかの無線通信装置がマルチキャストフレームを送信した場合に、マルチキャストフレームを受信した各無線通信装置が送信元の無線通信装置に確認応答フレーム(アクノリッジフレーム)を送信する処理が記載されている。
特許文献3には、管理端末と、ネットワークによって管理端末に接続された複数のクライアント端末とを含む通信システムが記載されている。この通信システムでは、管理端末がクライアント端末に対して同期処理や帯域割当処理を実行させるためのパケットデータを送信する。各クライアント端末は、パケットデータに対して応答するためのパケットデータを管理端末に返信する。
特開2011−49824号公報 特開2013−197928号公報 特開2012−199745号公報
複数の端末装置が基地局との間で無線通信を行う通信システムでは、各端末装置と基地局との間の同期処理を実行するためのビーコンパケット情報や、各種パケット情報を受信したことを送信元に伝えるためのアクノリッジパケット情報等、様々なパケット情報が送受信される。したがって、多くの端末装置を用いる場合には、パケット情報の通信に要される時間を確保することが困難となり、パケット情報の輻輳が生ずることがある。
本発明は、パケット情報の通信を行うための十分な時間を確保することを目的とする。
本発明は、動作タイミングを端末装置に認識させるビーコンを繰り返し送信するビーコン送信部と、前記ビーコンに応答して前記端末装置から送信されたパケット情報を受信する受信部と、前記パケット情報に含まれる端末識別情報を抽出する抽出部と、 前記端末識別情報が割り当てられた前記端末装置に対するアクノリッジ情報を、前記パケット情報が受信された後に送信される前記ビーコンに含ませる情報追加部と、 を備え、前記受信部は、前記ビーコンに応答して複数の前記端末装置のそれぞれから送信された前記パケット情報を受信し、前記抽出部は、各前記パケット情報に含まれる前記端末識別情報を抽出し、前記情報追加部は、各前記端末識別情報に対応するアクノリッジ情報を前記ビーコンに含ませ、前記情報追加部は、複数の前記端末識別情報のうち、予め定められた上限の個数までの前記端末識別情報について、アクノリッジ情報を1つの前記ビーコンに含ませ、前記パケット通信用基地局は、アクノリッジ情報を前記ビーコンに含ませなかった残りの前記端末識別情報に対応する前記端末装置について、アクノリッジパケット情報を生成するアクノリッジパケット生成部と、 前記アクノリッジパケット情報を前記ビーコンの送信タイミングとは異なるタイミングで送信するアクノリッジパケット送信部と、を備えることを特徴とする。
望ましくは、前記ビーコンについての1つの送信周期は、前記パケット通信用基地局が情報を送信する下りリンク時間帯と、前記パケット通信用基地局が情報を受信する上りリンク時間帯と、を含み、前記アクノリッジパケット送信部は、前記下りリンク時間帯内の時間帯であって前記ビーコンが送信された後の時間帯に、前記アクノリッジパケット情報を送信する。
望ましくは、前記ビーコンは、前記パケット通信用基地局が情報を送信する下りリンク時間帯と、前記パケット通信用基地局が情報を受信する上りリンク時間帯と、を規定するタイミング情報を含む。
望ましくは、前記ビーコンは、下りリンク情報であって、前記パケット通信用基地局が前記端末装置を宛先とする下りパケット情報を送信するタイミングを示す、下りリンク情報を含む。
前記端末装置を含み、前記パケット通信用基地局との間で無線通信を行う無線端末装置は、 前記ビーコンを受信するビーコン受信部と、前記ビーコンに含まれる前記タイミング情報に基づいて、前記上りリンク時間帯を求める時間帯決定部と、前記上りリンク時間帯に前記パケット情報を送信するパケット送信部と、を備えてもよい。
前記端末装置を含み、前記パケット通信用基地局との間で無線通信を行う無線端末装置は、 前記ビーコンを受信するビーコン受信部と、前記ビーコンに含まれる前記下りリンク情報に基づくタイミングで、前記下りパケット情報を受信する下りパケット受信部と、前記ビーコンが受信されてから前記下りパケット情報の受信が開始されるまでの間、前記端末装置に含まれる回路の電源電力をオフにする電源制御部と、を備えてもよい。
前記端末装置を含み、前記ビーコン送信部が、1つの送信周期内に周波数が異なる複数の前記ビーコンを送信し、前記受信部が、周波数が異なる複数の前記パケット情報を受信する、前記パケット通信用基地局との間で無線通信を行う無線端末装置は、前記ビーコンを受信するビーコン受信部と、前記パケット情報を送信するパケット送信部と、を備え、所定数の送信周期に亘って前記ビーコン受信部が前記ビーコンを受信しなかった場合に、前記ビーコン受信部は、前記ビーコンの受信周波数を変更し、かつ、前記パケット送信部は、前記パケット情報の送信周波数を変更してもよい。
本発明によれば、パケット情報の通信を行うための十分な時間を確保することができる。
本発明に係る通信システムの構成を示す図である。 ビーコンとタイムスロットとの関係を概念的に示す図である。 基地局でパケット情報が送受信されるタイミングを示す図である。 下りリンク情報を含むビーコンおよび下りパケット情報が基地局から送信されるタイミングを示す図である。 各周波数チャネルを用いてパケット情報の送受信が行われる場合のタイミングを示す図である。 下りリンク情報を含むビーコンおよび下りパケット情報が基地局から送信されるタイミングを示す図である。 各周波数チャネルのビーコンを同時に無線送信する処理を示す図である。 ビーコンとは別に、アクノリッジパケット情報を送信する処理を示す図である。 第2周波数チャネルに対する干渉波が到来した場合の処理を示す図である。 基地局のハードウエアの例を示す図である。 端末装置のハードウエアの例を示す図である。
(1)通信システムの動作の概要
図1には本発明に係る通信システムの構成が示されている。通信システムは、有線通信網10、基地局12および複数の端末装置14を備える。有線通信網10は、例えば、インターネット等の電気通信回線である。
基地局12には、基地局識別情報としてのアドレスが割り当てられ、各端末装置14には、端末識別情報としてのアドレスが割り当てられている。基地局12と各端末装置14との間のパケット情報の送受信は、それぞれに割り当てられたアドレスを用いて行われる。
基地局12は、有線通信網10と端末装置14との間でパケット情報の中継を行う。すなわち、基地局12は、端末装置14から無線送信されたパケット情報を受信し、そのパケット情報を有線通信網10に送信する。また、基地局12は、有線通信網10からパケット情報を受信し、そのパケット情報の宛先の端末装置14にそのパケット情報を無線送信する。
端末装置14から基地局12に送信される画像情報、音声情報、文字情報等の実質的な情報は、上りパケット情報によって伝送される。また、基地局12から端末装置14に送信される実質的な情報は、下りパケット情報によって送信される。端末装置14から基地局12に上りパケット情報を送信し、基地局12から端末装置14に下りパケット情報を送信するタイミングを規定するため、基地局12から各端末装置14にビーコンが送信される。
基地局12は、各端末装置14に所定の送信周期でビーコンを繰り返し送信する。ビーコンは、各種パケット情報の送受信タイミングを規定するためのパケット情報である。ビーコンが送信されることによって、基地局12と各端末装置14との間でパケット情報を送受信するためのタイムスロットが設定される。
図2には、ビーコン16とタイムスロットSとの関係が概念的に示されている。横軸は時間tを示す。図2に示される例では、基地局がビーコン16を送信するタイミングは、タイムスロットSの開始タイミングとなっている。ビーコン16の送信周期Tpは、時系列で連なる複数のタイムスロットSのそれぞれの時間長となる。
各タイムスロットSには、基地局から端末装置にパケット情報を送信するための下りリンク時間帯DSと、端末装置から基地局にパケット情報を送信するための上りリンク時間帯USが含まれる。ビーコン16には、下りリンク時間帯DSおよび上りリンク時間帯USを規定するタイミング情報が含まれる。ビーコン16を受信した端末装置は、ビーコン16に含まれるタイミング情報に基づいて下りリンク時間帯DSおよび上りリンク時間帯USを認識する。
(2)基本的な通信処理
(2−1)タイムスロットの設定
図3には、基地局でパケット情報が送受信されるタイミングが示されている。基地局は、時刻をカウントするクロックを備えており、クロックによるカウントに応じたタイミングで動作する。基地局は、送信周期Tpでビーコン16を繰り返し送信する。図3に示される例では、1つのビーコンが送信されてから、次のビーコン16が送信されるまでの時間帯に1つのタイムスロットが設定される。すなわち、ビーコン16が繰り返し送信されることで、タイムスロットS(j)、S(j+1)、S(j+2)、・・・・・・が設定される。ここで、jは正の整数である。
基地局は、各ビーコン16を生成および送信するに際して、タイミング情報をビーコン16に含ませる。タイミング情報は、遅延時間δ、送信周期Tpおよび下りリンク比ηを含む。遅延時間δは、タイムスロットの開始時刻からビーコン16が送信されるまでの遅延時間である。図3に示されている例では遅延時間δは0である。下りリンク比ηは、1より小さい正の数である。送信周期Tpが一定の値として各端末装置に記憶されている場合には、タイミング情報には、必ずしも送信周期Tpが含まれていなくてもよい。
端末装置は、時刻をカウントするクロックを備えており、次のような処理によって下りリンク時間帯DSおよび上りリンク時間帯USを認識する。すなわち、端末装置は、ビーコン16を受信すると、タイムスロットの開始時刻からη・Tpが経過するまでの時間帯を下りリンク時間帯DSであると認識し、下りリンク時間帯DSの終端時刻から(1−η)・Tpが経過するまでの時間帯を上りリンク時間帯USであると認識する。
ここで、タイムスロットの開始時刻は、ビーコン16が端末装置で受信された時刻から遅延時間δだけ前の時刻である。ただし、基地局からビーコン16が送信されてから端末装置でビーコン16が受信されるまでの伝搬時間は0と近似できるものとしている。このようにして、各端末装置は、ビーコン16を受信するごとにタイムスロット内の下りリンク時間帯DSおよび上りリンク時間帯USを認識する。
(2−2)上りパケット情報の送受信
各端末装置は、上りパケット情報を基地局に送信する場合には、上りリンク時間帯USに上りパケット情報を送信する。図3には、タイムスロットS(j)内の上りリンク時間帯USに、2つの端末装置から送信された2つの上りパケット情報18が、基地局で受信されたことが示されている。また、タイムスロットS(j+1)内の上りリンク時間帯USに、3つの端末装置から送信された3つの上りパケット情報18が、基地局で受信されたことが示されている。さらに、タイムスロットS(j+2)内の上りリンク時間帯USに、1つの端末装置から送信された1つの上りパケット情報18が、基地局で受信されたことが示されている。
基地局は、上りパケット情報18に含まれる情報と同一の情報を含むパケット情報を生成し、有線通信網に送信する。
また、基地局は、上りパケット情報18を受信すると、次のタイムスロットに送信するビーコン16に、上りパケット情報18の送信元の端末装置を宛先としたアクノリッジ情報を含ませる。アクノリッジ情報は、上りパケット情報18を受信したことを送信元の端末装置に通知する情報である。基地局は、上りパケット情報18から送信元のアドレスを抽出し、送信元のアドレスを宛先アドレスとしてアクノリッジ情報に含ませる。
複数の端末装置から上りパケット情報18が送信された場合、基地局は、複数の端末装置から送信された複数の上りパケット情報18のそれぞれから送信元のアドレスを抽出する。そして、送信元の各端末装置を宛先とする各アクノリッジ情報を、次のタイムスロットで送信する1つのビーコン16に含ませる。この場合、基地局は、各アクノリッジ情報に送信元の端末装置のアドレスを宛先アドレスとして含ませる。
ビーコン16を受信した端末装置は、自らを宛先とするアクノリッジ情報がビーコン16に含まれるときは、そのアクノリッジ情報によって、先に送信した上りパケット情報18が基地局で受信されたことを認識する。
(2−3)下りパケット情報の送受信
基地局は、特定の端末装置を宛先として下りパケット情報を送信する場合、宛先の端末装置のアドレスとスロット指定数Mとを対応付けた下りリンク情報をビーコンに含ませる。スロット指定数Mは、そのスロット指定数Mを含むビーコンが送信されたタイムスロットの次のタイムスロットから起算して第M番目のタイムスロットに下りパケット情報を送信することを示す。
図4には、下りリンク情報を含むビーコン16Lが基地局から送信され、さらに、下りパケット情報20が基地局から送信されるタイミングが示されている。図3に示されている符号が示す事項と同一の事項については同一の符号を付して、その説明を省略する。
基地局は、タイムスロットS(j)内の下りリンク時間帯DSにおいて、下りリンク情報を含むビーコン16Lを送信する。そして、タイムスロットS(j+M)内の下りリンク時間帯DSにおいて、下りパケット情報20を送信する。
下りリンク情報を含むビーコン16Lを受信した端末装置のうち、その下りリンク情報に自らのアドレスが含まれていた端末装置は、スロット指定数Mに従い、タイムスロットS(j+M)内の下りリンク時間帯DSに基地局から送信された下りパケット情報20を受信する。
なお、下りリンク情報に自らのアドレスが含まれていた端末装置は、ビーコン16Lを受信したタイムスロットS(j)の次のタイムスロットS(j+1)から、タイムスロットS(j+M−1)までの間、パケット情報を受信する回路の電源電力をオフにして待機してもよい。これによって、端末装置における消費電力が低減される。
(2−4)通信システムによって得られる効果
通信システムでは、基地局からビーコンが繰り返し送信される。端末装置は、ビーコンを受信することで、タイムスロット内における下りリンク時間帯および上りリンク時間帯を認識する。基地局から端末装置には、下りリンク時間帯にパケット情報が送信され、端末装置から基地局には、上りリンク時間帯にパケット情報が送信される。これによって、基地局がパケット情報を送信している間に、端末装置が基地局にパケット情報を送信することが回避される。
また、ビーコンには、端末装置から送信された上りパケット情報に対するアクノリッジ情報が含まれる。これによって、基地局から端末装置に送信されるパケット情報の数が低減され、基地局と端末装置との間で通信を行うための十分な時間が確保される。
(3)複数の周波数チャネルによる通信
(3−1)タイムスロットの設定
基地局および各端末装置は、複数の周波数チャネルでパケット情報の送受信を行ってもよい。以下の説明では、3つの周波数チャネルが用られる場合について取り上げるが、用いられる周波数チャネルの数は任意である。図5(F1)〜(F3)には、それぞれ、第1周波数チャネルF1、第2周波数チャネルF2、および第3周波数チャネルF3のそれぞれを用いてパケット情報の送受信が行われる場合のタイミングが示されている。図3および図4に示されている符号が示す事項と同一の事項については同一の符号を付して、その説明を省略する。
基地局は、第1周波数チャネルF1のビーコン16−1を送信周期Tpで繰り返し送信する。また、基地局は、第1周波数チャネルF1のビーコン16−1の送信を開始してから遅延時間δ1後に、第2周波数チャネルF2のビーコン16−2を送信する。さらに、基地局は、第1周波数チャネルF1のビーコン16−1の送信を開始してから遅延時間δ2後に、第3周波数チャネルF3のビーコン16−3を送信する。以下の説明では、第1周波数チャネルF1、第2周波数チャネルF2、および第3周波数チャネルF3におけるビーコン16−3を、それぞれ、第1周波数ビーコン16−1、第2周波数ビーコン16−2および第3周波数ビーコン16−3とする。
このようにして、基地局は、第1周波数ビーコン16−1、第2周波数ビーコン16−2および第3周波数ビーコン16−3を送信周期Tpで繰り返し送信する。各周波数についてビーコンが送信されてから、次のビーコンが送信されるまでの時間帯に1つのタイムスロットが設定される。タイムスロットは、総ての周波数チャネルについて共通である。また、各タイムスロット内の下りリンク時間帯DSおよび上りリンク時間帯USもまた、総ての周波数チャネルについて共通である。
端末装置は、第1周波数チャネルF1、第2周波数チャネルF2および第3周波数チャネルF3から1つの周波数チャネルを選択する。端末装置は、自らが選択した周波数チャネルで受信されたビーコンに基づいて、各タイムスロット内の下りリンク時間帯DSおよび上りリンク時間帯USを認識し、パケットの送受信を行う。
(3−2)上りパケット情報
端末装置は、上りパケット情報を基地局に送信する場合には、自らが選択した周波数チャネルにおいて、上りリンク時間帯USに上りパケット情報を送信する。基地局は、上りリンク時間帯USにおいて、異なる周波数の上りパケット情報を同時に受信可能である。
図5(F1)〜(F3)には、それぞれ、第1周波数チャネルF1〜第3周波数チャネルにおいて、端末装置から上りパケット情報が送信され、上りパケット情報が基地局で受信されるタイミングが示されている。すなわち、図5(F1)には、タイムスロットS(j)内の上りリンク時間帯USに、2つの端末装置から送信された2つの上りパケット情報18−1が、基地局で受信されたことが示されている。また、タイムスロットS(j+1)内の上りリンク時間帯USに、2つの端末装置から送信された2つの上りパケット情報18−1が、基地局で受信されたことが示されている。さらに、タイムスロットS(j+2)内の上りリンク時間帯USに、1つの端末装置から送信された1つの上りパケット情報18−1が、基地局で受信されたことが示されている。
図5(F2)には、タイムスロットS(j)内の上りリンク時間帯USに、3つの端末装置から送信された3つの上りパケット情報18−2が、基地局で受信されたことが示されている。また、タイムスロットS(j+1)内の上りリンク時間帯USに、2つの端末装置から送信された2つの上りパケット情報18−2が、基地局で受信されたことが示されている。さらに、タイムスロットS(j+2)内の上りリンク時間帯USに、1つの端末装置から送信された1つの上りパケット情報18−2が、基地局で受信されたことが示されている。
図5(F3)には、タイムスロットS(j)内の上りリンク時間帯USに、2つの端末装置から送信された2つの上りパケット情報18−3が、基地局で受信されたことが示されている。また、タイムスロットS(j+1)内の上りリンク時間帯USに、1つの端末装置から送信された1つの上りパケット情報18−3が、基地局で受信されたことが示されている。さらに、タイムスロットS(j+2)内の上りリンク時間帯USに、2つの端末装置から送信された2つの上りパケット情報18−3が、基地局で受信されたことが示されている。
(3−3)下りパケット情報
図6(F1)には、下りリンク情報を含む第1周波数ビーコン16−1Lが基地局から送信され、さらに、下りパケット情報20−1が基地局から送信されるタイミングが示されている。図5に示されている符号が示す事項と同一の事項については同一の符号を付して、その説明を省略する。
基地局は、タイムスロットS(j)内の下りリンク時間帯DSにおいて、下りリンク情報を含む第1周波数ビーコン16−1Lを送信する。そして、タイムスロットS(j+M)内の下りリンク時間帯DSにおいて、第1周波数チャネルF1の下りパケット情報20−1を送信する。
タイムスロットS(j)内の下りリンク時間帯DSにおいて、第1周波数ビーコン16−1Lを受信した端末装置のうち、下りリンク情報に自らのアドレスが含まれていた端末装置は、スロット指定数Mに従い、タイムスロットS(j+M)内の下りリンク時間帯DSに基地局から送信された第1周波数チャネルF1の下りパケット情報20−1を受信する。
なお、下りリンク情報に自らのアドレスが含まれていた端末装置は、第1周波数ビーコン16−1Lを受信したタイムスロットS(j)の次のタイムスロットS(j+1)から、タイムスロットS(j+M−1)までの間、パケット情報を受信するための回路の電源電力をオフにして待機してもよい。これによって、端末装置における消費電力が低減される。
図6(F3)には、下りリンク情報を含む第3周波数ビーコン16−3Lが基地局から送信され、さらに、基地局から下りパケット情報20−3が送信されるタイミングが示されている。この場合の基地局および端末装置の動作は、図6(F1)に示された第1周波数チャネルF1での動作と同様である。
(3−4)異なる周波数チャネルのビーコンを同時に送信する処理
上述の実施形態では、第1周波数ビーコン16−1、第2周波数ビーコン16−2および第3周波数ビーコン16−3が異なるタイミングで送信される。基地局の送信回路の構成によっては、これらのビーコンを同時に送信してもよい。図7には、第1周波数ビーコン16−1、第2周波数ビーコン16−2および第3周波数ビーコン16−3を送信周期Tpで繰り返し同時に無線送信する場合に、各パケット情報が送受信されるタイミングが示されている。図5に示されている符号が示す事項と同一の事項については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第1周波数チャネルF1、第2周波数チャネルF2、および第3周波数チャネルF3のそれぞれにおいて、1つのビーコンが送信されてから、次のビーコンが送信されるまでの時間帯に1つのタイムスロットが設定される。各周波数チャネルでのビーコンの送信タイミングを除き、基地局および端末装置において実行される処理は、図5に示されている実施形態と同様である。
(3−5)アクノリッジパケット情報
上記のように、基地局は、上りパケット情報を受信すると、次のタイムスロットで送信するビーコンに、上りパケット情報の送信元の端末装置を宛先としたアクノリッジ情報を含ませる。上りパケット情報が複数の端末装置から送信された場合、基地局は、送信元の各端末装置を宛先とする各アクノリッジ情報を1つのビーコンに含ませる。
しかし、1つのビーコンに含ませることのできるアクノリッジ情報の個数には上限がある。そのため、1つの上りリンク時間帯に受信された上りパケット情報の個数が所定の上限を超えた場合には、次のタイムスロットで送信する1つのビーコンに、総てのアクノリッジ情報を含ませることができない。そこで、基地局は、上りリンク時間帯の次のタイムスロットにおいて、ビーコンとは別に、ビーコンに含ませることのできなかったアクノリッジ情報を含むアクノリッジパケット情報を送信する。
図8(F1)には、第1周波数チャネルF1について、タイムスロットS(j+1)内の下りリンク時間帯DSに第1周波数ビーコン16−1とは別に、アクノリッジパケット情報22−1を送信することが示されている。図8(F3)には、第3周波数チャネルF3について、タイムスロットS(j+1)内の下りリンク時間帯DSに第3周波数ビーコン16−3とは別に、アクノリッジパケット情報22−3を送信することが示されている。ここでは、1つのビーコンに含ませることのできるアクノリッジ情報の個数が5であるものとする。図5に示されている符号が示す事項と同一の事項については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8(F1)に示されている例では、タイムスロットS(j)内の上りリンク時間帯USに、7つの端末装置から送信された7つの上りパケット情報18−1が、基地局で受信されている。1つのビーコンに含ませることのできるアクノリッジ情報の個数は5であるため、2つの上りパケット情報18−1に対応するアクノリッジ情報を、第1周波数ビーコン16−1に含ませることができない。
基地局は、タイムスロットS(j+1)内の下りリンク時間帯DSに、5つの上りパケット情報18−1に対応する各アクノリッジ情報を含ませた第1周波数ビーコン16−1を送信する。さらに、基地局は、タイムスロットS(j+1)内の下りリンク時間帯DSに、残りの2つの上りパケット情報18−1に対応する各アクノリッジ情報を含ませたアクノリッジパケット情報22−1を送信する。この場合、基地局は、第1周波数ビーコン16−1に続いて、アクノリッジパケット情報22−1を送信するタイミングを示す予告情報を、第1周波数ビーコン16−1に含ませてもよい。第1周波数ビーコン16−1を受信した端末装置は、それに含まれる予告情報が示すタイミングに応じて、アクノリッジパケット情報22−1を受信する。
図8(F3)に示されている例では、タイムスロットS(j)内の上りリンク時間帯USに、6つの端末装置から送信された6つの上りパケット情報18−3が、基地局で受信されている。1つのビーコンに含ませることのできるアクノリッジ情報の個数は5であるため、1つの上りパケット情報18−3に対応するアクノリッジ情報を、第3周波数ビーコン16−3に含ませることができない。
基地局は、タイムスロットS(j+1)内の下りリンク時間帯DSに、5つの上りパケット情報18−3に対応する各アクノリッジ情報を含ませた第3周波数ビーコン16−3を送信する。さらに、基地局は、タイムスロットS(j+1)内の下りリンク時間帯DSに、残りの1つの上りパケット情報18−3に対応するアクノリッジ情報を含ませたアクノリッジパケット情報22−3を送信する。この場合、基地局は、第3周波数ビーコン16−3に続いて、アクノリッジパケット情報22−3を送信するタイミングを示す予告情報を、第3周波数ビーコン16−3に含ませてもよい。第3周波数ビーコン16−3を受信した端末装置は、それに含まれる予告情報が示すタイミングに応じて、アクノリッジパケット情報22−3を受信する。
基地局は、受信された上りパケット情報の個数に応じて、タイムスロットS(j+1)に送信する下りリンク比ηを決定してもよい。例えば、上りパケット情報の個数が多い程、下りリンク比ηを大きくしてもよい。基地局は、タイムスロットS(j+1)に送信する下りリンク比ηを、タイムスロットS(j)に送信された下りリンク比ηよりも大きくしてもよい。これによって、タイムスロットS(j+1)内の下りリンク時間帯DSが、タイムスロットS(j)内の下りリンク時間帯DSよりも長くなり、アクノリッジパケット情報を送信するための時間が確保される。
このように、基地局は、上りリンク時間帯において上りパケット情報を送信した複数の端末装置に対する複数のアクノリッジ情報の総てを、1つのビーコンに含ませることができない場合には、ビーコンとは別に、アクノリッジパケット情報を送信する。これによって、基地局と端末装置との間の通信が確実に行われる。
なお、1つのアクノリッジパケット情報に含ませることのできるアクノリッジ情報の個数には上限がある。そのため、アクノリッジパケット情報にも含ませることができないアクノリッジ情報が生じ得る。この場合、基地局は、さらに残ったアクノリッジ情報を、アクノリッジパケット情報を送信した後に送信するビーコンに含ませてもよい。
(3−6)周波数チャネルの変更
基地局は、第1周波数ビーコン、第2周波数ビーコンおよび第3周波数ビーコンのそれぞれを繰り返し送信する。一方、各端末装置は、自らが選択した周波数チャネルのビーコンを受信する。通信システムに干渉波が到来すると、基地局と各端末装置との間の通信が干渉波によって妨げられ、端末装置がビーコンを受信することが困難となる。端末装置は、連続する所定数のタイムスロットに亘ってビーコンを受信できなかった場合、周波数チャネルを変更してビーコンを受信する。
図9には、連続する2つのタイムスロットS(j)およびタイムスロットS(j+1)において、第2周波数チャネルF2に対する干渉波が到来した場合に、基地局で送受信されるパケット情報のタイミングが示されている。この例では、端末装置は、連続する2つのタイムスロットに亘ってビーコンを受信できなかった場合に、周波数チャネルを変更する。図5に示されている符号が示す事項と同一の事項については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第2周波数チャネルF2を選択している端末装置は、干渉波の到来によって、タイムスロットS(j)およびS(j+1)で第2周波数ビーコン16−2を受信できない。この場合、端末装置は、タイムスロットS(j+2)では、周波数チャネルを第2周波数チャネルF2から、第1周波数チャネルF1または第3周波数チャネルF3に変更する。
例えば、第2周波数チャネルF2を選択していた3つの端末装置は、タイムスロットS(j)では、干渉波24の影響によって第2周波数ビーコン16−2を受信できない。そのため、本来であれば、第2周波数チャネルF2におけるタイムスロットS(j)内の上りリンク時間帯USで送信されるはずであった上りパケット情報A、BおよびCは、各端末装置から送信されない。
図9には、その3つの端末装置のうち2つが、周波数チャネルを第1周波数チャネルF1に変更した例が示されている。これら2つの端末装置は、タイムスロットS(j+2)で第1周波数ビーコン16−1を受信し、その上りリンク時間帯USにおいて、第1周波数チャネルF1の上りパケット情報18−Bおよび18−Cを送信する。これによって、第2周波数チャネルF2におけるタイムスロットS(j)に代えて、第1周波数チャネルF1におけるタイムスロットS(j+2)で上りパケット情報18−Bおよび18−Cが2つの端末装置から送信される。
また、第2周波数チャネルF2を選択していた3つの端末装置のうち残りの1つは、周波数チャネルを第3周波数チャネルF3に変更する。この端末装置は、タイムスロットS(j+2)で第3周波数ビーコン16−3を受信し、その上りリンク時間帯USにおいて、第3周波数チャネルF3の上りパケット情報18−Aを送信する。これによって、第2周波数チャネルにおけるタイムスロットS(j)に代えて、第3周波数チャネルにおけるタイムスロットS(j+2)で上りパケット情報18−Aが1つの端末装置から送信される。
なお、上記では、連続する所定数のタイムスロットに亘ってビーコンを受信できなかった場合に、端末装置が、周波数チャネルを変更する処理について説明した。端末装置は、あるタイムスロットにおいてビーコンを受信できなくとも、アクノリッジパケット情報を受信できた場合には、周波数チャネルを変更しなくてもよい。この場合、連続する所定数のタイムスロットに亘ってビーコン、およびアクノリッジ情報のいずれもが受信できなかった場合に、端末装置は周波数チャネルを変更する。
このような処理によれば、ある周波数チャネルにおける、あるタイムスロットにおいて基地局と端末装置との間の通信が干渉波等によって妨げられた場合であっても、端末装置は、後続のタイムスロットにおいて周波数チャネルを変更する。これによって、基地局と端末装置との間の通信が確実に行われる。
また、基地局は、いずれかの周波数チャネルで、あるタイムスロット内で通信状況が良好でないことを検出した場合には、次のタイムスロットまたはそれ以降のタイムスロットにおいて、通信状況が良好でない周波数チャネルのビーコンの送信条件を変更してもよい。基地局は、例えば、干渉波の受信強度、端末装置から送信されるパケット情報の受信強度、端末装置から送信されるパケット情報の有無等を検出することで通信状況の検出を行う。また、ビーコンの送信条件としては、タイムスロットの開始時刻からの遅延時間δ、1つのタイムスロット内の下りリンク時間帯でビーコンを送信する回数等がある。例えば、ある周波数チャネルで通信状況が良好でないことが検出された場合、その周波数チャネルのビーコンについて、1タイムスロットにおける送信回数を、他の周波数チャネルのビーコンに比べて多くすることで、通信状況が良好でない周波数チャネルのビーコンが優先的に送信される。
このような処理によれば、あるタイムスロットにおいて、基地局と端末装置との間の通信が干渉波の到来によって妨げられた場合であっても、後続のタイムスロットにおいてビーコンの送信条件が変更される。これによって、基地局と端末装置との間の通信が確実に行われる。
(4)基地局のハードウエア
図10には、基地局12のハードウエアの例が示されている。基地局12は、有線通信インターフェース24、無線回路26、情報処理部28、および記憶部30を備える。有線通信インターフェース24は、情報処理部28を有線通信網に接続する。有線通信インターフェース24は、情報処理部28から出力されたパケット情報を有線通信網に送信し、有線通信網から受信されたパケット情報を情報処理部28に出力する。無線回路26は、情報処理部26から出力されたパケット情報を無線送信し、無線信号によって受信されたパケット情報を情報処理部28に出力する。
情報処理部28は、プロセッサ等の演算処理デバイスによって構成される。情報処理部28は、記憶部30に記憶されたプログラムを実行し、上りパケット取得部42、ビーコン生成部32、下りパケット生成部36、アクノリッジパケット生成部38、有線通信パケット生成/取得部40、チャネル制御部46および通信状況検出部45を構成する。また、情報処理部28は、記憶部30に記憶されたプログラムを実行し、パケット情報を送受信するための処理を実行する。
上りパケット取得部42は、無線回路26と共に、上りパケット情報を受信する受信部を構成する。すなわち、上りパケット取得部42は、無線回路26によって受信され、情報処理部28に出力された上りパケット情報を取得する。また、上りパケット取得部42は、上りパケット情報の送信元のアドレスを抽出するアドレス抽出部44を備える。
ビーコン生成部32は、無線回路26と共に、ビーコンを送信するビーコン送信部を構成する。すなわち、ビーコン生成部32はビーコンを生成し、無線回路26に出力する。無線回路26はビーコンを送信する。ビーコン生成部32は、アクノリッジ情報、下りリンク情報等、付加的な情報をビーコンに含ませる情報追加部34を備えている。
下りパケット生成部36は、無線回路26と共に、下りパケット情報を送信する下りパケット送信部を構成する。すなわち、下りパケット生成部36は、下りパケット情報を生成し、無線回路26に出力する。無線回路26は下りパケット情報を送信する。
アクノリッジパケット生成部38は、無線回路26と共に、アクノリッジパケット情報を送信するアクノリッジパケット送信部を構成する。すなわち、アクノリッジパケット生成部38は、アクノリッジパケット情報を生成し、無線回路26に出力する。無線回路26はアクノリッジパケット情報を送信する。
有線通信パケット生成/取得部40は、有線通信インターフェース24から出力されたパケット情報を取得する。また、有線通信パケット生成/取得部40は、有線通信網に送信するパケット情報を生成し、有線通信インターフェース24に出力する。チャネル制御部46は、無線回路26で送受信されるパケット情報の周波数チャネルを切り換える。通信状況検出部45は、無線回路26で受信され、無線回路26から出力されたパケット情報、干渉波等に基づき、通信状況を検出する。
(5)端末装置のハードウエア
図11には、端末装置14のハードウエアの例が示されている。端末装置14は、無線回路50、情報処理部52、記憶部48および有線通信インターフェース64を備える。無線回路50は、情報処理部52から出力されたパケット情報を無線送信し、無線信号によって受信されたパケット情報を情報処理部52に出力する。
情報処理部52は、プロセッサ等の演算処理デバイスによって構成される。情報処理部52は、記憶部48に記憶されたプログラムを実行し、ビーコン取得部54、下りパケット取得部58、上りパケット生成部56、時間帯決定部60、電源制御部62およびチャネル制御部64を構成する。また、情報処理部52は、記憶部48に記憶されたプログラムを実行し、パケット情報を送受信するための処理を実行する。
ビーコン取得部54は、無線回路50と共に、ビーコンを受信するビーコン受信部を構成する。すなわち、ビーコン取得部54は、無線回路50によって受信され、情報処理部52に出力されたビーコンを取得する。
下りパケット取得部58は、無線回路50と共に、下りパケット情報を受信する下りパケット受信部を構成する。すなわち、下りパケット取得部58は、無線回路50によって受信され、情報処理部52に出力された下りパケット情報を取得する。
上りパケット生成部56は、無線回路50と共に、上りパケット情報を送信するパケット送信部を構成する。すなわち、上りパケット生成部56は、上りパケット情報を生成し、上りパケット情報を無線回路50に出力する。無線回路50は上りパケット情報を送信する。
時間帯決定部60は、ビーコン取得部54によって取得されたビーコンに含まれるタイミング情報によって、下りリンク時間帯および上りリンク時間帯を認識する。情報処理部52は、これらの時間帯に従って、パケット情報を送受信する処理を実行する。電源制御部62は、無線回路50に供給される電源電力のオンオフを制御する。チャネル制御部64は、無線回路50で送受信されるパケット情報の周波数チャネルを切り換える。
情報処理部52は、有線通信インターフェース64によってインターネット等の有線通信網に接続されてもよい。この場合、有線通信インターフェース64は、情報処理部52から出力されたパケット情報を有線通信網に送信し、有線通信網から受信されたパケット情報を情報処理部52に出力する。なお、端末装置14を有線通信網に接続する必要がない場合には、端末装置14は、有線通信インターフェース64を備えていなくてもよい。
10 有線通信網、12 基地局、14 端末装置、16,16−1〜16−3 ビーコン、18,18−1〜18−3 上りパケット情報、20,20−1,20−3 下りパケット情報、22−1,22−3 アクノリッジパケット情報、24,64 有線通信インターフェース、26,50 無線回路、28,52 情報処理部、30,48 記憶部、32 ビーコン生成部、34 情報追加部、36 下りパケット生成部、38 アクノリッジパケット生成部、40 有線通信パケット生成/取得部、42 上りパケット取得部、45 通信状況検出部、46,64 チャネル制御部、54 ビーコン取得部、56 上りパケット生成部、58 下りパケット生成部、60 時間帯決定部、62 電源制御部。

Claims (7)

  1. 動作タイミングを端末装置に認識させるビーコンを繰り返し送信するビーコン送信部と、
    前記ビーコンに応答して前記端末装置から送信されたパケット情報を受信する受信部と、
    前記パケット情報に含まれる端末識別情報を抽出する抽出部と、
    前記端末識別情報が割り当てられた前記端末装置に対するアクノリッジ情報を、前記パケット情報が受信された後に送信される前記ビーコンに含ませる情報追加部と、
    を備え
    前記受信部は、前記ビーコンに応答して複数の前記端末装置のそれぞれから送信された前記パケット情報を受信し、
    前記抽出部は、各前記パケット情報に含まれる前記端末識別情報を抽出し、
    前記情報追加部は、各前記端末識別情報に対応するアクノリッジ情報を前記ビーコンに含ませ、
    前記情報追加部は、複数の前記端末識別情報のうち、予め定められた上限の個数までの前記端末識別情報について、アクノリッジ情報を1つの前記ビーコンに含ませ、
    前記パケット通信用基地局は、
    アクノリッジ情報を前記ビーコンに含ませなかった残りの前記端末識別情報に対応する前記端末装置について、アクノリッジパケット情報を生成するアクノリッジパケット生成部と、
    前記アクノリッジパケット情報を前記ビーコンの送信タイミングとは異なるタイミングで送信するアクノリッジパケット送信部と、を備えることを特徴とするパケット通信用基地局。
  2. 請求項に記載のパケット通信用基地局において、
    前記ビーコンについての1つの送信周期は、前記パケット通信用基地局が情報を送信する下りリンク時間帯と、前記パケット通信用基地局が情報を受信する上りリンク時間帯と、を含み、
    前記アクノリッジパケット送信部は、前記下りリンク時間帯内の時間帯であって前記ビーコンが送信された後の時間帯に、前記アクノリッジパケット情報を送信することを特徴とするパケット通信用基地局。
  3. 動作タイミングを端末装置に認識させるビーコンを繰り返し送信するビーコン送信部と、
    前記ビーコンに応答して前記端末装置から送信されたパケット情報を受信する受信部と、
    前記パケット情報に含まれる端末識別情報を抽出する抽出部と、
    前記端末識別情報が割り当てられた前記端末装置に対するアクノリッジ情報を、前記パケット情報が受信された後に送信される前記ビーコンに含ませる情報追加部と
    前記ビーコンについての1つの送信周期につき、通信状況を検出する通信状況検出部と、を備え
    前記ビーコン送信部は、その送信周期より後の1つの送信周期内に、前記通信状況に応じた回数に亘って前記ビーコンを送信することを特徴とするパケット通信用基地局。
  4. 動作タイミングを端末装置に認識させるビーコンを繰り返し送信するビーコン送信部と、
    前記ビーコンに応答して前記端末装置から送信されたパケット情報を受信する受信部と、
    前記パケット情報に含まれる端末識別情報を抽出する抽出部と、
    前記端末識別情報が割り当てられた前記端末装置に対するアクノリッジ情報を、前記パケット情報が受信された後に送信される前記ビーコンに含ませる情報追加部と
    前記ビーコンについての1つの送信周期につき、通信状況を検出する通信状況検出部と、を備え
    前記ビーコン送信部は、その送信周期より後の送信周期の開始時から前記通信状況に応じた遅延時間が経過した時に、前記ビーコンを送信することを特徴とするパケット通信用基地局。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のパケット通信用基地局において、
    前記ビーコンは、前記パケット通信用基地局が情報を送信する下りリンク時間帯と、前記パケット通信用基地局が情報を受信する上りリンク時間帯と、を規定するタイミング情報を含むことを特徴とするパケット通信用基地局。
  6. 前記端末装置を含み、請求項5に記載のパケット通信用基地局との間で無線通信を行う無線端末装置において、
    前記ビーコンを受信するビーコン受信部と、
    前記ビーコンに含まれる前記タイミング情報に基づいて、前記上りリンク時間帯を求める時間帯決定部と、
    前記上りリンク時間帯に前記パケット情報を送信するパケット送信部と、
    を備えることを特徴とする無線端末装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のパケット通信用基地局において、
    前記ビーコンは、下りリンク情報であって、前記パケット通信用基地局が前記端末装置を宛先とする下りパケット情報を送信するタイミングを示す、下りリンク情報を含むことを特徴とするパケット通信用基地局。
JP2015027436A 2015-02-16 2015-02-16 パケット通信用基地局および無線端末装置 Active JP6267666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027436A JP6267666B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 パケット通信用基地局および無線端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027436A JP6267666B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 パケット通信用基地局および無線端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152435A JP2016152435A (ja) 2016-08-22
JP6267666B2 true JP6267666B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=56695535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015027436A Active JP6267666B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 パケット通信用基地局および無線端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6267666B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4300803B2 (ja) * 2003-01-07 2009-07-22 ソニー株式会社 無線通信装置、無線通信方法、およびプログラム
KR100937875B1 (ko) * 2007-12-17 2010-01-21 한국전자통신연구원 인지무선 시스템에서의 기지국의 채널전환장치 및 방법,단말의 채널전환장치 및 방법
JP5166203B2 (ja) * 2008-10-24 2013-03-21 株式会社日立製作所 センサネットワークシステム、センサノード、及び基地局
JP5261512B2 (ja) * 2011-02-01 2013-08-14 Necアクセステクニカ株式会社 通信装置、無線lanアクセスポイント、チャネル選択方法およびチャネル選択プログラム
US8824414B2 (en) * 2012-03-13 2014-09-02 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Time slot and frequency allocation in wireless communication networks
US10321453B2 (en) * 2012-06-26 2019-06-11 Futurewei Technologies, Inc. System and method for allocating periodic resources

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016152435A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019013030A5 (ja)
US10506593B2 (en) Data transmission method and device in unlicensed frequency band
KR20170013254A (ko) 근접성 측정들에 기초한 이웃 인식 네트워크 클러스터 토폴로지
RU2019130989A (ru) Применение команды опережения синхронизации в устройстве беспроводной связи в режиме расширенного покрытия
RU2019111364A (ru) Устройство
JP2016517673A (ja) 装置間通信における信号タイミング
US11290971B2 (en) Signal detection method and apparatus, signal sending method and apparatus, remote user device, and storage medium
CN107211351B (zh) 快速初始链路建立发现(fd)帧传输
JP5082590B2 (ja) 通信装置および通信ネットワーク
JP2012147324A (ja) 無線通信装置および無線通信制御方法
JP6267666B2 (ja) パケット通信用基地局および無線端末装置
JP6137646B2 (ja) アップリンク信号を検出するための方法ならびに関連するデバイスおよびシステム
JP5174799B2 (ja) 無線基地局システム及び中継装置
JP2007005859A (ja) 無線通信システム、無線通信装置およびそのビーコン周期管理方法
JP2022538207A (ja) 通信方法
WO2016127391A1 (zh) 无线网络的数据传输方法及网络节点
US20190104467A1 (en) Slotted channel access in communications network
JP6407118B2 (ja) 通信用基地局および端末装置
WO2018028428A1 (zh) 接入子带的方法、装置及存储媒介
WO2015109524A1 (zh) 一种发射同步信号的方法及装置
JP6251665B2 (ja) 調整方法、調整装置及び調整プログラム
JP6950724B2 (ja) 端末装置、基地局装置、無線通信システム及び無線通信方法
EP3312997A1 (en) Fire alarm and fire alarm system
JP2018037970A (ja) 無線通信システム
US9307509B1 (en) Transmitting radio signals using simultaneous retransmission

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6267666

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250