JP5166203B2 - センサネットワークシステム、センサノード、及び基地局 - Google Patents

センサネットワークシステム、センサノード、及び基地局 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信を用いてセンシングデータを伝送するセンサネットワークシステムに関し、特に複数のセンサノードで取得したセンシングデータを同期させる方法に関する。
センサネットワークシステムは、多地点において、その場所の状態を表す温度、加速度、圧力等の環境データを計測し、計測された環境データを収集する。センサネットワークシステムが、計測された環境データを正しく処理するためには、離れた各地点に設置された複数のセンサノードは、同時に環境データを計測する必要がある。つまり、センサネットワークシステムは、離れた各地点に設置された複数のセンサノードから伝送された環境データを正確に同期させることが必要である。
多地点で計測された環境データを同期させる方法として、各センサノードが全地球位置情報システム(GPS)、又は、標準電波等の信号を受信し、受信した信号に基づいてセンサノードの内部の時計を補正し、計測した環境データに標準時刻に基づくタイムスタンプを付加する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、有線回線によって接続されているセンサネットワークシステムにおいて、各センサノードが基準となるセンサノードが備えるクロックの値を定期的に取得し、取得したクロックの値を環境データに付加する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−018211号公報 特開2004−187040号公報
複数のセンサノードが環境データを計測する場合には、各センサノードが備える内部クロックに誤差があるため、各センサノードのサンプリング間隔に誤差が生じる。ここでは、ある2つのセンサノード1及びセンサノード2がそれぞれ環境データをサンプリングする場合について説明する。
図1は、センサノード1及びセンサノード2におけるサンプリング間隔の誤差を示す説明図である。
センサノード1及びセンサノード2は、それぞれ一定の間隔に基づいて環境データD1、D2をサンプリングする。
しかしながら、各センサノードが備える内部クロックには誤差があるため、センサノード1がM番目にサンプリングした時刻T1(M)と、センサノード2がM番目にサンプリングした時刻T2(M)とは異なる。したがって、時刻T1(M)にサンプリングされた(取得された)センシングデータD1(M)と、時刻T2(M)にサンプリングされた(取得された)センシングデータD2(M)とは同時に取得されたセンシングデータとはいえない。
ここで、センサノード1及びセンサノード2の正味のサンプリング間隔をそれぞれ、ds1、ds2とすると、T1(M)及びT2(M)は、次の式で与えられる。
T1(M)=M×ds1・・・(1)
T2(M)=M×ds2・・・(2)
したがって、T1(M)とT2(M)とが同じ時刻(又は、同じタイミング)であるためには、サンプリング間隔ds1とds2とが同じでなければならない。
特許文献1に記載された技術では、GPS又は標準電波の信号を用いてセンサノードの内部クロックを補正する、すなわち、ds1=ds2となるように内部クロックを補正する。これによって、センサネットワークシステムは、センシングデータを同期している。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、各センサノードは、GPS又は標準電波等の信号を受信する特別なハードウェアを備える必要があり、さらに、センサノードのクロックを補正する機能を備える必要もある。
したがって、特許文献1に記載された技術によっては、センサノードのハードウェアの簡易性、低消費電力性を実現することができない。
一方、特許文献2に記載された技術では、各センサノードは、基準センサノードのクロック値を取得し、自局の内部クロックと基準センサノードのクロックとの相対的な差を取得する。さらに、基地局は、各センサノードから送信されたクロック値を用い、ds1とds2との関係を計算することによって、各センサノードの内部クロックの時刻を補正する。
特許文献2に記載された技術によれば、センサノードのハードウェアは簡易な構成とすることができる。しかしながら、各センサノードは、ネットワークを介して基準となるクロック値を取得する必要がある。このため、各センサノードが、それぞれ、基地局に対して基準となるセンサノードのクロック値の送信を要求し、送信されたクロックを受信するので、ネットワークの通信量は増大し、通信リソースは消費される。
したがって、特許文献2に記載された技術を通信リソースが限られた無線ネットワークによって接続されたセンサネットワークシステムへ適用することは困難である。
本発明の目的は、できるだけ簡易なセンサノードの構成によって、通信リソースを消費せず、かつ、多地点でサンプリングされたセンシングデータの同時性を確立する信頼性の高いセンサネットワークシステムを提供することである。
本発明の代表的な一例を示せば以下のとおりである。すなわち、複数のセンサノードに所定のタイミングでビーコン信号を送信する基地局と、データを計測し、前記基地局から送信されたビーコン信号に従って、前記計測されたデータを前記基地局に送信する前記複数のセンサノードと、を備えるセンサネットワークシステムであって、前記複数のセンサノードは、基準となる第1のセンサノードと、前記第1のセンサノード以外の第2のセンサノードとを含み、前記各センサノードは、所定のデータを計測するセンサと、前記基地局との間で信号を送受信する送受信部と、前記センサによって計測されたデータの取得と前記取得されたデータの送信とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ビーコン信号を受信した時刻を取得し、前記送受信部は、前記ビーコン信号の受信時刻及び取得されたデータを前記基地局に送信し、前記基地局は、前記ビーコン信号の受信時刻及び取得されたデータを受信し、前記第1のセンサノードから受信した前記ビーコン信号の受信時刻と、前記第2のセンサノードから受信した前記ビーコン信号の受信時刻との相対的な関係に基づいて、前記データの取得時刻を補正することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、センサネットワークシステムの基地局は、簡易な構成のセンサノードによってサンプリングされた多地点のセンシングデータを同期させることができる。
<実施形態1>
以下、本発明の第1の実施形態のセンサネットワークシステムについて、図2から図11を用いて説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態のセンサネットワークシステムの構成の例を示す説明図である。
第1の実施形態のセンサネットワークシステムは、基地局(Base Station)200、及び、複数のセンサノード(Sensor node)(例えば、センサノード201、センサノード202、センサノード203、センサノード204等)を備える。
基地局200は、複数のセンサノードに定期的にビーコン信号(Beacon)を送信する。複数のセンサノードは、ビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に基づいて、同期情報(Sync. Information)を生成する。また、複数のセンサノードは、生成した同期情報と取得したセンシングデータ(Sensor data)とを基地局200へ送信する。
なお、図1に示した複数のセンサノード201、202、203及び204は同じ構成であり、以下いずれのセンサノードにも該当する説明をする場合には、複数のセンサノードを総称して、センサノード201と記載する。また、図1においては、センサノード4台を図示したが、センサネットワークシステムの形態に応じて、センサノードの台数は適宜変更してよい。
また、第1の実施形態のセンサネットワークシステムにおける具体的な処理についてはは、図3、図4、図5及び図6を用いて後述する。
図3は、本発明の第1の実施形態のセンサノードの構成の例を示すブロック図である。
センサノード201は、アンテナ301、センサ(Sensor)302、送受信装置(Transceiver)303、アナログディジタル変換部(A/D)304、クロック部(Clock)305、カウンタ(Counter)306、インターフェース(I/F)307、コントローラ(Controller)308、及び、記憶部(Memory)309を備える。
アンテナ301は、基地局200が送信したビーコン信号を受信し、取得したセンシングデータ及び同期情報を基地局200へ送信する。
センサ302は、センサ302が備えられた場所における加速度、温度、湿度、圧力、湿度、相対速度等の環境データを計測する。送受信装置303は、送受信信号を処理する。アナログディジタル変換部304は、センサ302によって計測された環境データをアナログ/デジタル変換する。
クロック部305は、所定の周波数のクロックを発生させ、アナログディジタル変換部304が、センサ302によって計測された環境データをサンプリングするタイミングを供給する。
カウンタ306は、クロック部305が発生させるクロックを計数する。インターフェース307は、送受信装置303が送受信する信号とコントローラ308が処理するデータとを相互に変換する。
コントローラ308は、受信したビーコン信号に基づいて同期情報を生成し、生成された同期情報及びアナログディジタル変換部304によってサンプリングされたセンシングデータの送信を制御する。記憶部309は、サンプリングされたセンシングデータ、及び、送信するデータパケットを格納するバッファである。
図4は、本発明の第1の実施形態のセンサネットワークシステムの処理の例を示す説明図である。
ここでは、基地局200とセンサノード201との間の無線信号の送受信と、センサノード201の内部の処理について説明する。センサノード201の内部については、センサノード201が備える送受信装置303、記憶部309及びカウンタ306の処理を説明する。
なお、センサノード201の記憶部309は、送受信バッファ(TxRx−Buffer)、センサバッファ1(Sensor buffer1)、センサバッファ2(Sensor buffer2)、及び、センサバッファ3(Sensor buffer3)を含む。
また、記憶部309の送受信バッファは、ビーコン信号を受信した時のカウンタ値を格納する同期情報(Sync.)領域、及び、センシングデータのパケットを格納するセンサ(Sensor)領域を含む。
まず、基地局200は、センサノード201にトリガ信号(Trigger beacon)を送信する。なお、基地局200は、トリガ信号を送信した後、所定のタイミングで定期的にビーコン信号(Beacon)を送信する。
センサノード201の送受信装置303は、基地局200によって送信されたトリガ信号を受信する。なお、送受信装置303は、トリガ信号を受信した後は、定期的に送信さえるビーコン信号を受信する。
センサノード201は、前述したトリガ信号を受信すると、センシングを開始する。
具体的には、センサノード201のアナログディジタル変換部306は、クロック部305が発生させるクロックのタイミングに基づいて、センサ302から入力された環境データをサンプリングする。また、センサノード201のカウンタ306は、クロック部305が供給するクロックの計数を開始する。
センサノード201のコントローラ308は、サンプリングした(取得した)センシングデータ(D(1)、D(2)、・・・)を記憶部309のセンサバッファ1に格納する。ここで、センシングデータD(1)とは、カウンタ306が「1」をカウントした時のタイミングで取得されたセンシングデータである。
次に、コントローラ308は、1パケット分のセンシングデータ(D(1)、D(2)、・・、D(6))をセンサバッファ1に格納した後、次の1パケット分のセンシングデータ(D(7)、D(8)、・・・、D(12))をセンサバッファ2に格納する。また、コントローラ308は、次の1パケット分のセンシングデータ(D(13)、D(14)、・・・、D(18))を最後のセンサバッファ3に格納する。
なお、記憶部309が含むセンサバッファの数及び一つのパケットに格納されるセンシングデータの数は、センサネットワークシステムの形態に応じて、適宜変更してよい。
次に、コントローラ308は、センサバッファ1に格納された1パケット分のセンシングデータ(パケットP1)を送受信バッファ内のセンサ(Sensor)領域に移動する。
また、コントローラ308は、送受信装置303がビーコン信号(例えば、Beacon(1))を受信した時のカウンタ306のカウンタ値(例えば、「5」)を、送受信バッファの同期情報(Sync.)領域に格納する。
次に、コントローラ308は、ビーコン信号を受信すると、送受信バッファの同期情報領域及びセンサ領域のそれぞれに格納された同期情報及び1パケット分のセンシングデータを送受信装置303に受け渡す。
例えば、コントローラ308は、基地局200から送信された2番目のビーコン信号(Beacon(2))を受信した時(すなわち、カウンタ値は「11」)に、送受信バッファに格納されていた同期情報(11)及びセンシングデータのパケットP1を送受信装置303に受け渡す。
なお、1番目のビーコン信号(Beacon(1))を受信した時(すなわち、カウンタ値は「5」)は、送受信バッファ内のセンサ(Sensor)領域に送信すべきデータパケットが格納されていないので、センサノード201は、データパケットを送信しない。
次に、センサノード201は、センシングデータと同期情報とを含むデータパケットを基地局200に送信する。なお、データパケットの構成については、図8を用いて後述する。
基地局200は、データパケットを受信した後、正常に受信した旨の情報(ACK)を含むビーコン信号(例えば、Beacon(3))をセンサノード201に送信する。
センサノード201のコントローラ308は、前述したACKの信号を含むBeacon(3)を受信すると、センサバッファ2に格納されたパケットP2を送受信バッファのセンサ領域に移動し、送受信バッファのセンサ領域を更新する。
コントローラ308は、3番目に送信する1パケット分のセンシングデータ(D(13)、D(14)、・・・、D(18))をセンサバッファ3に格納した後は、4番目に送信する1パケット分のセンシングデータ(D(19)、D(20)、・・・、D(24))を、再びセンサバッファ1に格納する。
なお、センサノード201の内部における詳細な処理については、図5を用いて説明する。また、基地局200の内部における詳細な処理については、図6を用いて説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態のセンサノードの処理の例を示すフローチャートである。
センサノード201の送受信装置303は、トリガ信号を受信した後、ビーコン信号を待ち受け、基地局が送信したビーコン信号を受信する(S501)。
センサノード201は、ビーコン信号を受信した後、受信したビーコン信号を、インターフェース307を介してコントローラ308に伝送する。
次に、コントローラ308は、ビーコン信号を受信した時のカウンタ306のカウンタ値をラッチする(S502)。
次に、コントローラ308は、受信したパケットを解析し、自局が受信すべき所望のビーコン信号であるか否かを判定する(S503)。
S503において、所望のビーコン信号である場合(すなわち、受信したビーコン信号が自局に宛てられた信号である場合)には、コントローラ308は、前述したラッチしたカウンタ306のカウンタ値を、送受信バッファ内の同期情報(Sync.)領域に格納する(S504)。
一方、S503において、所望のビーコン信号でない場合(すなわち、受信したビーコン信号が自局に宛てられた信号でない場合、又は、自局が属していない他のネットワークから送信された信号である場合等)には、コントローラ308は、受信したビーコン信号を破棄し、S501に戻る。
次に、コントローラ308は、前回のビーコン信号を受信した後にセンシングデータを含むデータパケットを送信したか否かを判定する(S505)。
ここで、前回のビーコン信号とは、センサノード201がS501において受信したビーコン信号(例えば、図4に示したBeacon(3))よりも、一つ前に基地局200によって送信されたビーコン信号(例えば、図4に示したBeacon(2))である。
なお、センサノード201が前回にビーコン信号を受信した時にデータパケットを送信したか否かは、前回のビーコン信号が受信された後に、送信バッファが更新されたか否かによって判定されてもよい。つまり、コントローラ308は、送信バッファが更新されている場合には、データパケットを送信したと判定する。
S505において、データパケットが送信されたと判定された場合には、次に、コントローラ308は、受信したビーコン信号のパケットにACK又はNACKのいずれかが含まれているかを判定する(S506)。
S506において、ビーコン信号のパケットにNACKが含まれていると判定された場合、すわなち、前回送信したデータパケット(言い換えると、一つ前のビーコン信号を受信した後、送信したデータパケット)が基地局200で正常に受信されなかった場合には、センサノード201は、送信バッファに格納されている前回送信したデータパケットと同じデータパケットを基地局200に再送する(S509)。
一方、S506において、ビーコン信号のパケットにACKが含まれていると判定された場合、すなわち、前回送信したデータパケットが基地局200で正常に受信されていた場合には、センサノード201は、送信バッファを更新する(S507)。
なお、S505において、前回のビーコン信号時にデータパケットが送信されていないと判定された場合には、次に、コントローラ308は、送信バッファのセンサ領域に送信すべきセンシングデータが格納されている否かを判定する(S508)。
S508において、送信バッファにセンシングデータが格納されていると判定された場合には、センサノード201は、格納されているセンシングデータを含むデータパケットを基地局200に送信する(S509)。
一方、S508において、送信バッファにセンシングデータが格納されていないと判定された場合には、センサノード201は、S501に戻り、次回のビーコン信号の受信を待ち受ける。
なお、S507において、送信バッファ(センサ領域)を更新する場合には、コントローラ308は、センサバッファに格納されているセンシングデータのパケットを次のビーコン信号の受信のタイミングで送信すべきセンシングデータとして、送信バッファ(センサ領域)に移動する。ただし、センサバッファにパケットが2つ以上格納されている場合には、コントローラ308は、初めにサンプリングされたパケットを送信バッファのセンサ領域に移動する。
次回に送信すべきセンシングデータのパケットが送信バッファに移動された後、センサノード201は、センシングデータと同期情報とを含むデータパケットを基地局200に送信する(S509)。
なお、送信すべきセンシングデータが送信バッファ(センサ領域)に格納されていない場合、又は、パケットデータを送信(S509)した直後の場合には、コントローラ308は、次回のビーコン信号を待ち受ける(S501)。
次に、基地局200の処理について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態の基地局の処理の例を示すフローチャートである。
基地局200は、トリガ信号を送信した後、タイマーをセットし、時間を計測する(S601)。次に、基地局200は、タイマーをセットした後、センサノード201が送信するデータパケットを待ち受ける。
次に、基地局200は、センサノード201(及びセンサノード202、203、204)から送信されたデータパケットを受信したか否かを判定する(S602)。
S602において、データパケットを受信していないと判定された場合には、基地局200は次に、タイマーのセットから所定の時間(T_frame)が経過したか否かを判定する(S603)。ここで、T_frameは、ビーコン信号の送信間隔である。
S603において、T_frameが経過していないと判定された場合には、基地局200は、S602に戻る。
S603において、T_frameが経過したと判定された場合には、基地局200は、ビーコン信号を生成する(S604)。次に、基地局200は、生成されたビーコン信号をセンサノード201(及びセンサノード202、203、204)に送信する(605)。
基地局200は、ビーコン信号を送信した後、S601に戻り、再び、タイマーをセットする。以降、基地局200は、ビーコン信号を送信する毎に、前述した処理を繰り返す。
なお、S604において、前回のビーコン信号を受信した後、センサノード201によって送信されたデータパケットを基地局200が正常に受信した場合には、基地局200は、データパケットを送信したセンサノード201の識別子、及び、データパケットを正常に受信したことを示す情報(ACK)をビーコン信号のパケットに含める。
なお、ビーコン信号のパケット(Beacon packet)の構成については、図9を用いて後述する。
次に、センサノード201から送信されたデータパケットを受信した後のパケットチェックの処理について説明する。
一方、S602において、データパケットを受信したと判定された場合には、基地局200は、受信したデータパケットが正当であるか否かを判定する(S606)。なお、この場合、基地局200は、受信したデータパケットのヘッダ部に含まれる送信元(センサノード201)の識別子、及び、CRC等を確認する。これによって、基地局200は、パケットデータが所望のノードから送信された正しいセンシングデータであると判定する。パケットデータの構成については、図8を用いて後述する。
S606において、データパケットが正当であると判定された場合には、基地局200は、受信したデータパケットに含まれるセンシングデータ、及び、同期情報を取得する(S607)。S607の後、基地局200は、S602に戻り、データパケットを待ち受ける。
一方、S606において、データパケットが正当でないと判定された場合には、基地局200は、受信したデータパケットを破棄する(S608)。その後、基地局200は、S602に戻り、データパケットを待ち受ける。
以上の処理によって、センサノード201は、特別なハードウェアを備えることなく、センシングデータと同期情報とを基地局200に送信することができる。
次に、基地局200においてセンシングデータが取得された時刻を補正する方法について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態のセンシングデータの取得時刻の補正を示す説明図である。
ここでは、基地局200のビーコン信号の送信(又は、センサノード201のビーコン信号の受信)のタイミングと、ある一つのセンサノード1(以下、センサノード1 201)のカウンタ306のカウンタ値と、センサノード1とは別のあるセンサノード2(以下、センサノード2 202)のカウンタ306のカウンタ値と、ビーコン信号を受信した時のセンサノード1 201のカウンタの積算値と、センサノード2 202のカウンタの積算値との関係を説明する。
Ns1(K)は、K番目のビーコン信号を受信した時のセンサノード1 201のカウンタ値である。Ns2(K)は、K番目のビーコン信号を受信した時のセンサノード2 202のカウンタ値である。
S1(K)は、センサノード1 201がトリガ信号を受信してからK番目のビーコン信号を受信した時までにカウントしたカウンタ値の積算値である。S2(K)は、センサノード2 202がトリガ信号を受信してからK番目のビーコン信号を受信した時までにカウントしたカウンタ値の積算値である。
なお、センサノードが備えるカウンタ306は、内部レジスタによって、カウントすることができる最大値が制限される。例えば、内部レジスタが8ビットであれば、カウントすることができる値は0から255である。したがって、例えば、センサノード2 202が2番目のビーコン信号を受信した時のカウンタ値の積算値は、Ns2(2)にX(カウンタ306の最大値+1)を加算した値である。
また、センサノード1 201がM回目のセンシングデータを取得した時の時刻をT1(M)、センサノード2 202がM回目のセンシングデータを取得した時の時刻をT2(M)とし、各センサノードのサンプリング間隔をds1、ds2とすると、T1(M)及びT2(M)は、それぞれ下記式(1)、(2)で与えられる。
T1(M) = M×ds1 ・・・(1)
T2(M) = M×ds2 ・・・(2)
各センサノードのサンプリングのタイミングは、各センサノードが備えるクロック部305によって与えられるため、各センサノードのクロック部305が正確である場合には、ds1=ds2となる。
しかしながら、通常は、各センサノードのクロック部305には誤差があり、ds1とds2とは異なる値となる。また、標準電波の信号等を受信するためのハードウェアを備えない簡易な構成のセンサノードは、基準となる時刻(又はクロック)と内部クロックの時刻との差を相対的に計測することができない。
したがって、各センサノードがセンシングデータを取得した時刻を相対的に合わせるためには、基地局200は、基準のクロックを定め、ds1とds2との相対的な関係(各周期の長さの比)を求める必要がある。
例えば、センサノード1のクロック部305を基準とする場合には、ds1とds2との相対的な関係を示す補正係数を用いることによって、T2(M)は、下記式(3)によって変換することができる。
T2(M)=M×ds1×(補正係数)・・・(3)
つまり、前述した補正係数を計算することによって、基地局200は、T1(M)とT2(M)との共通の時間軸を得ることができる。
ここでは、センサノード1 201及びセンサノード2 202のカウンタ306のそれぞれの積算値に基づいて、前述した補正係数を求める。
まず、センサノード1 201及びセンサノード2 202がK番目のビーコン信号を受信した時のそれぞれのカウンタ306の積算値S1(K)、S2(K)は、それぞれ下記式(4)、(5)のとおりである。
S1(K)=S1(K−1)+ΔNs1(K)・・・(4)
S2(K)=S2(K−1)+ΔNs2(K)・・・(5)
ここで、ΔNs(K)は次の式のとおり定義される。
ΔNs(K)=Ns(K)−Ns(K−1)
(Ns(K)>=Ns(K−1)の場合)
ΔNs(K)=Ns(K)−Ns(K−1)+X
(Ns(K)<Ns(K−1)の場合)・・・(6)
ここで、X=(カウンタの最大値+1)である。
よって、S1(K)とS2(K)との関係に基づいて、補正係数は、下記式(7)としてとして求めることができる。
(補正係数)=S1(K)/S2(K)・・・(7)
前述した方法によれば、計測の時間が長くなるほど、補正係数が正確になるため、基地局200は、各センサノードの間のクロックを相対的に正しく補正することができる。
なお、センサノード201が備えるクロックが安定していて、かつ、計測にリアルタイム性が求められない場合には、基地局200は、すべてのセンシングデータを受信した後に、補正係数を求め、求められた補正係数を用いて、各センシングデータの取得時刻を補正してもよい。
また、センサノード201が備えるクロックが安定しておらず、長時間の計測によって、クロックの誤差が変動することが想定される場合には、センサネットワークシステムの基地局200は、定期的に補正係数を求めて、各センサノードのクロックの時間軸を補正することが望ましい。
例えば、所定の時間が経過する毎に前述した積算を実行してもよい。また、次の式(8)、(9)を用いて、L回の移動積分によって補正係数を計算してもよい。
M1(K)=M1(K−1)+ΔNs1(K)−ΔNs1(K−L+1)・・・(8)
M2(K)=M2(K−1)+ΔNs2(K)−ΔNs2(K−L+1)・・・(9)
(補正係数)=M1(K)/M2(K) ・・・(10)
以上説明したとおり、補正係数に基づいて各センサノードのクロックを相対的に補正することによって、各センサノードのセンシングデータの取得時刻を合わせることができる。
次に、センサノードから基地局へ送信するデータパケット(Data packet)の構成について説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態のデータパケットの構成の例を示す説明図である。
データパケット800は、プリアンブル部(Preamble)801、SFD部(Start Frame Delimiter)802、ヘッダ部(Header)803、センサデータ部(Sensor Data)804、同期情報部(Sync. Info)805、及び、CRC部806を含む。
同期情報部805は、時刻情報部(Counter value)807及びデータ番号部(Data number)808を含む。
プリアンブル部801は、基地局200の受信機(図示省略)が受信信号を復調するために必要なデータを含む。SFD部802は、データの最初を表す符号である。ヘッダ部803は、パケットのタイプ、通信のためのパラメータ、ネットワーク情報、送信元、送信先情報、パケットのシーケンス番号等の制御情報を含む。また、センサデータ部804は、取得されたセンシングデータを含む。
同期情報部805の時刻情報部807は、センサノード201がビーコン信号を受信した時に取得したクロック部305の時刻情報(カウンタ値)を含む。同期情報部805のデータ番号部808は、センシングデータに付与されるシーケンス番号を含む。
なお、シーケンス番号を付加することによって、基地局200は、センシングデータの欠落を検出し、センシングデータの信頼性を向上させることができる。CRC部806は、データパケットの誤りを検出するためのチェックコードを含む。
次に、基地局200から送信されるビーコン信号のパケットの構成について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態のビーコン信号のパケットの構成の例を示す説明図である。
ビーコンパケット900は、プリアンブル部(Preamble)901、SFD部(Start Frame Delimiter)902、ヘッダ部(Header)903、ACK/NACK部904、CRC部905を含む。
ヘッダ部903は、パケットのタイプ(Type)906、ネットワークID情報(NW ID)907、送信元ID情報(ID)908、通信のためのパラメータ、送信先情報、パケットのシーケンス番号等を含む。
特に、パケットのタイプ906、ネットワークID情報907及び送信元ID情報908は、複数のネットワークが混在する場合に、パケットを識別するために必要となる。
ACK/NACK部904は、基地局200が前回のデータパケットを正常に受信したか否かをセンサノード201に通知するための受信確認の符号を含む。
なお、あらかじめ、ACK/NACK部904の各ビットに、ネットワークに接続されている各センサノードの識別子を割り当て、各センサノードに対応するビットにACKを示す「1」を記載してもよい。これによって、例えば、センサノード201は、自局を示す位置にあるビットに「1」が記載されている場合には、前回送信したデータパケットが基地局200側で正常に受信されたと判定することができる。
なお、プリアンブル部901、SFD部902及びCRC部905は、それぞれ図8に示したプリアンブル部801、SFD部802及びCRC部806と同じである。
次に、パケット通信の方法について説明する。センサノード201が基地局200へデータパケットを送信するタイミング、方法にはいつくつかの種類がある。本発明の第1の実施形態においては、複数のマルチプルアクセスを適用することができる。以下に三つのマルチプルアクセスの例を示すが、本発明はその方法に限定されない。
図10Aは、本発明の第1の実施形態のTDMAによって転送されるデータを示す説明図である。
TDMA(Time Division Multiple access)は、ネットワーク内の各センサノードに、データパケットを送信することができる時間をそれぞれ割り当てる方法である。センサノード201は、ビーコン信号を受信した時を基準とし、割り当てられた時間(スロット)に従って、データパケットを送信する。
図10Bは、本発明の第1の実施形態のCSMAによって転送されるデータを示す説明図である。
CSMA(Carrier Sense Multiple Access)は、他局がパケットを送信していない場合に自局の通信を開始する方法である。センサノード201は、自局がパケットを送信する場合には、他局からパケットが送信されているか否かを判定する。スロットが空いている判定された場合には、センサノード201はパケットを送信する。スロットが空いていないと判定された場合には、センサノード201は、ランダムな時間待機し、パケットを再度送信する。
図10Cは、本発明の第1の実施形態のALOHAによって転送されるデータを示す説明図である。ALOHAは、他局のパケットの送信を確認することなく任意のタイミングで自局の送信を開始する方法である。センサノード201は、任意のタイミングでパケットを送信する。また、センサノード201は、送信したパケットが受信側で正常に受信されたことが確認できない場合には、ランダムな時間待機し、パケットを再送する。
なお、第1の実施形態においては、前述したこれらの方法を組み合わせて適用してもよい。また、一般的にマルチプルアクセスは、スループット又は信頼性と、センサノードの負荷(消費電力)とのトレードオフの関係によって、適宜最適の方法が選択される。
つまり、スループット又は信頼性が優先される場合には、TDMAが選択される。また、センサノードの負荷の軽減が優先される場合には、CSMA、又は、ALOHAが選択される。
また、第1の実施形態においては、時系列に沿って連続的に取得したセンシングデータ(例えば、D(1)、D(2)、D(3)・・・)を同じパケット(例えば、P1)に格納したが、時系列に沿って連続的に取得したセンシングデータを分散させて異なるパケットに格納してもよい。これによって、センシングデータの信頼性を向上させることができる。
次に、データパケットの構成の変形例を説明する。
図11は、本発明の第1の実施形態のデータパケット構成の変形例を示す説明図である。
パケット番号1101は、パケットを送信する順番である。格納データ1102は、パケットに含まれるセンシングデータである。図11に示す変形例では、センサノード201は、連続した一群のセンシングデータを一つのデータパケットに格納するのではなく、複数のパケットに分散させる。
これによって、仮に一つのパケットが通信障害によって欠落し、基地局200側で受信されなかった場合でも、基地局200は、他に受信したデータパケットに格納されているセンシングデータによって、欠落したセンシングデータを補完する、又は、推定することができる。つまり、取得したセンシングデータの信頼性を向上させることができる。
また、図11に示した変形例においては、1回のサンプリングで取得したセンシングデータ単位(例えば、D(1))でセンシングデータを複数のパケットに分散させたが、センシングデータをビット単位で分割し、分割されたビット単位のセンシングデータを複数のパケットに分散させ、異なるパケットに格納してもよい。この場合は、誤り訂正符号を分割されたセンシングデータに組み合わせる。
これによって、基地局200は、いくつかのパケットが欠落した場合においても、欠落したビットを復元、又は、推定することができる。つまり、信頼性をさらに向上させることができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、センサノードがクロック補正等のための特別なハードウェアを備えていない場合でも、基地局は各センサノードが取得した各センシングデータを同期させることができる。これによって、センサネットワークシステムは、取得したセンシングデータを正しく処理することができる。
<実施形態2>
図12は、本発明の第2の実施形態のセンサノードの構成の例を示すブロック図である。
第2の実施形態におけるセンサノード201は、アンテナ1201、センサ(Sensor)1202、送受信装置(Transceiver)1203、アナログディジタル変換部(A/D)1204、クロック部(Clock)1205、カウンタ(Counter)1206、インターフェース(I/F)1207、コントローラ(Controller)1208、記憶部(Memory)1209、及び、A/Dクロック生成部(A/D clock)1210を備える。
第2の実施形態のセンサノード201は、図3に示した第1の実施形態のセンサノード201と、A/Dクロック生成部1210を備える点で異なる。
第1の実施形態においては、センサノード201のクロック部305が供給するクロックの間隔は、センシングデータのサンプリング間隔と同じであった。
一方、第2の実施形態においては、クロック部1205が供給するクロックの間隔は、センシングデータのサンプリング間隔(例えば、1Hz)よりも小さい間隔(例えば、1kHz)である。
つまり、A/Dクロック生成部1210は、クロック部1205が発生させたクロックに基づいて、前述したクロックよりも周波数の低いクロックを発生させる。これはアナログディジタル変換部1204が環境データをサンプリングするためのクロックである。
また、A/Dクロック生成部1210は、発生したクロックをアナログディジタル変換部1204に供給する。よって、第2の実施形態においては、環境データをサンプリングするためのクロックの周波数及びタイミングは、カウンタ1206がカウンタ値を計数するクロックの周波数及びタイミングと異なる。
この場合においても、アナログディジタル変換部1204に供給されるクロックは、クロック部1205が供給するクロック(原振)から分周されているため、第1の実施形態と同じ方法によって、各センサノードのセンシングデータの取得時刻を補正することができる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、センサネットワークシステムは、サンプリング間隔に関係なく、センシングデータの取得時刻を高い精度で補正することができる。
また、第1の実施形態の効果と同様に、センサノードは、標準電波等の受信装置、及び、クロック補正機能等の特別なハードウェアを必要としない簡易な構成となる。
さらに、センサネットワークシステムの基地局は、簡易な構成のセンサノードによって、多地点のセンシングデータの取得時刻を補正することができる。
また、センシングデータにビーコン信号を受信した時刻(タイミング)を付加して送信する処理のみによって、センシングデータの取得時刻を合わせることができるので、通信リソースを消費しないセンサネットワークシステムを構築することができる。
<実施形態3>
次に、本発明のセンサネットワークシステムを自動車内に備わる装置のデータ(例えば、走行データ)の計測に適用した例について説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態のセンサネットワークシステムの構成の例を示す説明図である。
第3の実施形態のセンサネットワークシステムは、表示解析装置1301、基地局1302、センサノード1303、センサノード1304、センサノード1305、及び、センサノード1306を備える。
なお、図13に示した複数のセンサノード1303、1304、1305及び1306は、図1に示したセンサノード201と同じ構成でもよい。以下いずれのセンサノードにも該当する説明をする場合には、複数のセンサノードを総称して、センサノード1303と記載する。また、図13においては、センサノード4台を図示したが、センサネットワークシステムの形態に応じて、センサノードの数は適宜変更してよい。
センサノード1303は、自動車の各種データを計測する。ここで、自動車の各種データとは、例えば、加速度、温度、湿度、圧力、湿度、路面との相対速度等である。
また、センサノード1303は、前述したセンシングデータを基地局1302に送信する。表示解析装置1301は、基地局1302に送信されたセンシングデータを表示、又は、解析する。
第3の実施形態によれば、各センサノードから送信されたセンシングデータの同時性が保証されるため、自動車の正確な挙動を把握することができる。また、前述したセンサネットワークシステムが無線ネットワークによって実現されるため、センサノードの設置、着脱、追加の設置、及び、メンテナンスを容易にすることができる。
さらに、取得されたセンシングデータ、又は、解析されたセンシングデータを自動車の制御に活用することができる。すわなち、多地点のセンシングデータに基づいて、自動車を制御することによって、安全及び快適を目的とした高度な走行を実現することができる。
センサノード1及びセンサノード2におけるサンプリング間隔の誤差を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のセンサネットワークシステムの構成の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のセンサノードの構成の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のセンサネットワークシステムの処理の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のセンサノードの処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の基地局の処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態のセンシングデータの取得時刻の補正を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のデータパケットの構成の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のビーコン信号のパケットの構成の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のマルチプルアクセスを示す説明図であって、第1の実施形態のTDMAによって転送されるデータを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のマルチプルアクセスを示す説明図であって、第1の実施形態のCSMAによって転送されるデータを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のマルチプルアクセスを示す説明図であって、第1の実施形態のALOHAによって転送されるデータを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態のデータパケット構成の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態のセンサノードの構成の例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態のセンサネットワークシステムの構成の例を示す説明図である。
符号の説明
200 基地局(Base station)
201 センサノード(Sensor node)
302 センサ(Sensor)
303 送受信装置(Transceiver)
304 アナログディジタル変換部(A/D)
305 クロック部(Clock)
306 カウンタ(Counter)
307 インターフェース(I/F)
308 コントローラ(Controller)
309 記憶部(Memory)
1200 センサノード(Sensor node)
1202 センサ(Sensor)
1203 送受信装置(Transceiver)
1204 アナログディジタル変換部(A/D)
1205 クロック部(Clock)
1206 カウンタ(Counter)
1207 インターフェース(I/F)
1208 コントローラ(Controller)
1209 記憶部(Memory)

Claims (11)

  1. 複数のセンサノードに所定のタイミングでビーコン信号を送信する基地局と、データを計測し、前記基地局から送信されたビーコン信号に従って、前記計測されたデータを前記基地局に送信する前記複数のセンサノードと、を備えるセンサネットワークシステムであって、
    前記複数のセンサノードは、基準となる第1のセンサノードと、前記第1のセンサノード以外の第2のセンサノードとを含み、
    前記各センサノードは、所定のデータを計測するセンサと、前記基地局との間で信号を送受信する送受信部と、前記センサによって計測されたデータの取得と前記取得されたデータの送信とを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ビーコン信号を受信した時刻を取得し、
    前記送受信部は、前記ビーコン信号の受信時刻及び取得されたデータを前記基地局に送信し、
    前記基地局は、
    前記各センサノードにおけるビーコン信号の受信時刻及び取得されたデータを受信し、
    前記第1のセンサノードから受信した前記ビーコン信号の受信時刻と、前記第2のセンサノードから受信した前記ビーコン信号の受信時刻との相対的な関係に基づいて、前記データの取得時刻を補正することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  2. 請求項1において、
    前記各センサノードは、さらに、クロック部と、前記クロック部が発生するクロックを計数するカウンタ部と、を備え、
    前記制御部は、前記カウンタ部によって計数されたカウンタ値を前記ビーコン信号の受信時刻に対応付け、
    前記基地局は、
    前記各センサノードの前記カウンタ値を、前記各センサノード毎に積算し、
    前記第1のセンサノードのカウンタ値の第1の積算値と、第2のセンサノードのカウンタ値の第2の積算値との比に基づいて、前記第2のセンサノードによって計測されたデータの取得時刻を補正することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  3. 請求項2において、
    前記各センサノードは、さらに、前記センサによって計測されたデータをサンプリングすることによって取得するアナログディジタル変換部を備え、
    前記アナログディジタル変換部は、前記センサによって計測されたデータを、前記クロック部が発生するクロックに基づいてサンプリングすることによって、前記サンプリングの回数が前記カウンタ値と等しくなるようにすることを特徴とするセンサネットワークシステム。
  4. 請求項2において、
    前記基地局は、トリガ信号を送信し、
    前記各センサノードは、前記トリガ信号を受信した時に、前記カウンタを初期化し、データの計測を開始することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  5. 請求項1において、
    前記各センサノードは、さらに、前記取得されたデータを格納する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記ビーコン信号の受信時刻と前記取得されたデータとを含む複数のパケットを前記記憶部に格納し、
    前記送受信部は、前記格納された複数のパケットを前記基地局に送信し、
    前記制御部は、前記送信に失敗した場合、前記記憶部に格納されたパケットを前記基地局に再送することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  6. 請求項5において、
    前記基地局は、
    前記パケットを正しく受信したことを示す情報、又は、前記パケットを正しく受信しなかったことを示す情報を前記ビーコン信号に含め、
    前記いずれかの情報を含むビーコン信号を前記複数のセンサノードに送信し、
    前記制御部は、前記ビーコン信号に含まれる情報に基づいて、前記パケットが正しく送信されたか否かを判定することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  7. 請求項1において、
    前記制御部は、
    前記取得された一連のデータ列を所定の単位に分割し、
    前記分割されたデータのうち隣接する部分を異なるパケットに格納し、
    前記送受信部は、前記データの部分が格納されたパケットを前記基地局に送信することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  8. データを計測する複数のセンサノードと接続される基地局であって、
    前記基地局は、所定のタイミングでビーコン信号を送信し、
    前記複数のセンサノードは、基準となる第1のセンサノードと、前記第1のセンサノード以外の第2のセンサノードとを含み、
    前記各センサノードは、前記基地局から送信されたビーコン信号に従って、前記計測されたデータを前記基地局に送信し、
    前記基地局は、
    前記ビーコン信号の受信時刻と、前記取得されたデータとを、前記センサノードから受信し、
    前記第1のセンサノードから受信した前記ビーコン信号の受信時刻と、前記第2のセンサノードから受信した前記ビーコン信号の受信時刻との相対的な関係に基づいて、前記データの取得時刻を補正することを特徴とする基地局。
  9. 請求項8において、
    前記各センサノードが所定のクロック信号に基づいて計数したカウンタ値を、前記各センサノード毎に積算し、
    前記第1のセンサノードのカウンタ値の第1の積算値と、第2のセンサノードのカウンタ値の第2の積算値との比に基づいて、前記第2のセンサノードによって計測されたデータの取得時刻を補正することを特徴とする基地局。
  10. 請求項9において、
    前記基地局は、前記複数のセンサノードに前記カウンタ値の初期化を指示するトリガ信号を送信することを特徴とする基地局。
  11. 請求項8において、
    前記基地局は、
    前記ビーコン信号の受信時刻と前記取得されたデータとを含む複数のパケットを正しく受信したことを示す情報、又は、前記パケットを正しく受信しなかったことを示す情報を前記ビーコン信号に含め、
    前記いずれかの情報を含むビーコン信号を、前記パケットが正しく送信されたか否かを判定させるために、前記複数のセンサノードに送信することを特徴とする基地局。
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