JP4648181B2 - データ解析装置、データ解析方法、及びそのプログラム - Google Patents

データ解析装置、データ解析方法、及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク上のパケットデータを解析するパケットデータ解析プログラム、パケットデータ解析装置、パケットデータ解析方法に関するものである。
システムのサービスに手を加えずに、システムの稼動状態を正確に分析するためには、ネットワークから収集したパケットデータを利用することが有効である。システムの規模が大きい場合はパケットデータを複数箇所で採取せざるを得なくなるので、正確な稼動状態の把握のためには、複数箇所で収集したパケットデータの時刻を正確に合わせることが極めて重要となる。
なお、本発明の関連ある従来技術として、例えば、下記に示す特許文献1が知られている。この通信システムは、ルータにおいて指定されたポートを流れるパケットをキャプチャし、キャプチャしたパケットデータをコンソールにおいて表示するものである。
特開2004−207962号公報
しかしながら、従来の時刻合わせに用いられるNTP(Network Time Protocol)は、システムの規模が大きい場合、精度に限界があった。更に、複数の異なるネットワークを持つシステムの場合、複数箇所に共通して流れるパケットが得られないため、正確な時刻合わせを行うことができなかった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータの解析を行い、パケットデータが採取された時刻を補正するパケットデータ解析プログラム、パケットデータ解析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、パケットデータの解析をコンピュータに実行させるパケットデータ解析プログラムであって、ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータと、該パケットデータが採取された時刻であるタイムスタンプとを収集するパケットデータ収集ステップと、前記パケットデータ収集ステップにより収集されたパケットデータからメッセージに関する情報であるメッセージ情報を取得するメッセージ情報取得ステップと、前記メッセージ情報取得ステップにより取得されたメッセージ情報に基づいて、前記位置による前記タイムスタンプのずれを補正するタイムスタンプ補正ステップとをコンピュータに実行させるものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記メッセージ情報は、処理種別、リクエストメッセージかレスポンスメッセージかを示すメッセージ方向、処理に関するパラメータのいずれかを含むことを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記ネットワーク上の複数の位置は、前記ネットワーク上に設けられたスイッチのミラーポートであることを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記タイムスタンプ補正ステップは、前記ネットワークを階層に分け、隣接する階層同士のタイムスタンプのずれを補正することにより、全ての階層におけるタイムスタンプのずれを補正することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、更に、前記メッセージ情報取得ステップにより取得されたメッセージ情報と前記タイムスタンプ補正ステップにより補正されたタイムスタンプとに基づいて、トランザクションと各メッセージの時間差を推定し、推定結果をトランザクションモデルとして生成するトランザクションモデル生成ステップと、前記トランザクションモデル生成ステップにより生成されたトランザクションモデルに基づいて、前記タイムスタンプ補正ステップにより補正されたタイムスタンプを補正するタイムスタンプ再補正ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記トランザクションモデル生成ステップは、前記処理種別毎のリクエストメッセージとレスポンスメッセージとの対応関係により、前記処理種別に対応する各処理を識別し、処理間の呼び出し関係の確からしさに基づく選択基準に従ってメッセージ集合を選択し、該メッセージ集合に基づいて処理間の呼び出し関係に関する制約条件を満たすトランザクションモデルを生成することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記タイムスタンプ再補正ステップは、前記トランザクションモデル生成ステップにより生成された複数のトランザクションモデルから得られる前記位置による前記タイムスタンプのずれの平均値を用いて、前記タイムスタンプ補正ステップにより補正されたタイムスタンプを補正することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記タイムスタンプ再補正ステップは、前記トランザクションモデル生成ステップにより生成された複数のトランザクションモデルのうち、ユーザの指示により選択されたとトランザクションモデルを用いて、前記平均値を算出することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記制約条件は、呼び出し元の処理時間帯は呼び出し先の処理時間帯を包含するという条件が定義されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記制約条件は、ノード間の呼び出し方向が定義されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記トランザクションモデル生成部は、同一トランザクション内の各処理種別のリクエストメッセージからレスポンスメッセージまでの時間に基づいて、ノードにおける各処理種別に対応する処理の所要時間を計算し、前記トランザクションモデルに設定することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記トランザクションモデル生成部は、クライアントから最初に呼び出されたリクエストメッセージと、該リクエストメッセージに対応するレスポンスメッセージとから、各トランザクションの処理時間帯を判定し、他のトランザクションとの間で処理時間帯が重複しない非多重のトランザクションを検出し、検出された非多重のトランザクションの処理時間帯内で各処理間の呼び出し関係を判断することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記トランザクションモデル生成部は、呼び出し先となる処理に対し、呼び出し可能な処理が複数ある場合、各処理からの呼び出し確率を均等に定め、呼び出し元となる処理から他の処理の呼び出し確率を処理の種別毎に統合し、処理間の呼び出し関係の可能性を算出することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析プログラムにおいて、前記トランザクションモデル生成部は、処理種別毎に、呼び出し可能な処理の組み合わせを示す1以上の発生パターンを生成し、該発生パターンごとに生起確率を計算し、該生起確率が上位の前記発生パターンを所定の個数だけ選択し、選択された発生パターンに基づいて、前記トランザクションモデルを生成することを特徴とするものである。
また、本発明は、パケットデータの解析を行うパケットデータ解析装置であって、ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータと、該パケットデータが採取された時刻であるタイムスタンプとを収集するパケットデータ収集部と、前記パケットデータ収集部により収集されたパケットデータからメッセージに関する情報であるメッセージ情報を取得するメッセージ情報取得部と、前記メッセージ情報取得部により取得されたメッセージ情報に基づいて、前記位置による前記タイムスタンプのずれを補正するタイムスタンプ補正部とを備えたものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析装置において、前記メッセージ情報は、処理種別、リクエストメッセージかレスポンスメッセージかを示すメッセージ方向、処理に関するパラメータのいずれかを含むことを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析装置において、前記ネットワーク上の複数の位置は、前記ネットワーク上に設けられたスイッチのミラーポートであることを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析装置において、前記タイムスタンプ補正部は、前記ネットワークを階層に分け、隣接する階層同士のタイムスタンプのずれを補正することにより、全ての階層におけるタイムスタンプのずれを補正することを特徴とするものである。
また、本発明に係るパケットデータ解析装置において、更に、前記メッセージ情報取得部により取得されたメッセージ情報と前記タイムスタンプ補正部により補正されたタイムスタンプとに基づいて、トランザクションと各メッセージの時間差を推定し、推定結果をトランザクションモデルとして生成するトランザクションモデル生成部と、前記トランザクションモデル生成部により生成されたトランザクションモデルに基づいて、前記タイムスタンプ補正部により補正されたタイムスタンプを補正するタイムスタンプ再補正部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、パケットデータの解析を行うパケットデータ解析方法であって、ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータと、該パケットデータが採取された時刻であるタイムスタンプとを収集するパケットデータ収集ステップと、前記パケットデータ収集ステップにより収集されたパケットデータからメッセージに関する情報であるメッセージ情報を取得するメッセージ情報取得ステップと、前記メッセージ情報取得ステップにより取得されたメッセージ情報に基づいて、前記位置による前記タイムスタンプのずれを補正するタイムスタンプ補正ステップとを実行するものである。
本発明によれば、ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータを収集し、解析することにより、パケットデータが採取された時刻を補正することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態においては、本発明に係るパケットデータ解析装置を用いたシステムの一例であるWebシステムについて説明する。
まず、本実施の形態に係るWebシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るWebシステムの構成の一例を示すブロック図である。このWebシステムは、Webサーバ(WEB)11、アプリケーションサーバ(APL)12a,12b、データベース(DB)13a,13b、負荷分散装置14a,14b、パケットデータ解析装置15を備える。WEB11からAPL12a,12bへのアクセスは、負荷分散装置14aにより負荷分散され、APL12a,12bからDB13a,13bへのアクセスは、負荷分散装置14bにより負荷分散される。また、負荷分散装置14a,14bは、WEB11、APL12a,12b、DB13a,13bとは別の経路でパケットデータ解析装置15に接続されている。また、本実施の形態に係るWebシステムは、この図のようにWebサーバの階層、アプリケーションサーバの階層、データベースの階層の3階層に分かれている。
また、このWebシステムにおいて、パケットを採取するキャプチャポイントは、負荷分散装置14aにおけるAPL12aとの間のパケットのキャプチャポイント(C)31、負荷分散装置14aにおけるAPL12bとの間のパケットのキャプチャポイント(C)32、負荷分散装置14bにおけるDB13aとの間のパケットのキャプチャポイント(C)33、負荷分散装置14aにおけるDB13bとの間のパケットのキャプチャポイント(C)34の4箇所である。また、C31,32,33,34には、同一のパケットが流れないものとする。キャプチャポイントは、例えば、スイッチのミラーポートで実現され、キャプチャポイントで採取されたパケットデータと、パケットデータが採取された時刻であるタイムスタンプは、パケットデータ解析装置15へ送信される。
次に、Webシステムの論理的な接続関係について説明する。
図2は、本実施の形態に係るWebシステムの第1の接続関係を示すブロック図である。論理的に到達可能な第1の接続関係は以下の4系統であり、以後、第1の接続関係を用いてWebシステムの動作を説明する。
1.WEB11→APL12a→DB13a
2.WEB11→APL12a→DB13b
3.WEB11→APL12b→DB13a
4.WEB11→APL12b→DB13b
次に、本実施の形態に係るパケットデータ解析装置の構成について説明する。
図3は、本実施の形態に係るパケットデータ解析装置の構成の一例を示すブロック図である。このパケットデータ解析装置15は、パケットデータ収集部20、メッセージ情報取得部21、タイムスタンプ補正部22、トランザクションモデル生成部23を備える。パケットデータ収集部20は、各キャプチャポイントから送信されるパケットデータとタイムスタンプを収集する。
次に、メッセージ情報取得部21の動作について説明する。
メッセージ情報取得部21は、パケットデータ収集部20により収集されたパケットデータの内容を解析し、パケットデータに含まれるHTTP等の上位レイヤのメッセージ情報を取得する。メッセージ情報には、メッセージで要求されている処理種別、メッセージの方向(リクエストメッセージかレスポンスメッセージか)、リクエストメッセージ中のパラメータが含まれる。例えば、メッセージに適用されているプロトコルがHTTP(HyperText Transfer Protocol)である場合、処理要求で指定されたURL(Uniform Resource Locator)によって、処理種別が判別できる。キャプチャポイントC31で採取されたHTTPリクエスト中のCGIパラメータの例を以下に示す。
http://www.test.com/login.html?userID=01223&item=TOP
ここでは、記号“?”と“&”の後にそれぞれuserIDとitemが設定されており、“=”の後にそれぞれの値が埋め込まれている。WEB11とAPL12a,12bの間の通信についても、IIOP(Internet Inter-ORB Protocol)において同様のパラメータが埋め込まれる。本実施の形態では、HTTPと同様のパラメータuserID=01223が埋め込まれているものとする。その場合、WEB11からAPL12a,12bへの経路までは同一の時計でキャプチャされているので、userIDを用いて呼び出し関係の関係付けを行うことができる。
キャプチャポイントC33で採取されたSQL文の中では、SQL(Structured Query Language:ANSI規格)に従って、パラメータuserID=01223が以下のように指定される。
SELECT amount from userData where userID = 01223
次に、タイムスタンプ補正部22による第1のタイムスタンプ補正処理について説明する。
タイムスタンプ補正部22は、第1のタイムスタンプ補正処理として、メッセージ情報取得部21で取得されたメッセージ情報を用いて、パケットデータ収集部20で収集されたタイムスタンプの補正を行う。ここでは、図1のWebシステムの配置に従い、クライアントに近い階層を左側、クライアントから遠い階層を右側として説明する。図4は、本実施の形態に係るタイムスタンプ補正部の動作の一例を示すフローチャートである。まず、タイムスタンプ補正部22は、ノードを集約できる階層があるか否かの判断を行う(S11)。ノードを集約できる階層がある場合(S11,Y)、同じ階層のノードを集約し、すなわち同じ階層のノードのタイムスタンプを合わせ、同じ階層のノードのパケットデータをマージし(S12)、処理S11へ移行し、他の階層について判断する。一方、ノードを集約できる階層がない場合(S11,N)、タイムスタンプ補正部22は、Webシステムにおける右端の階層をタイムスタンプ補正の対象階層とする(S13)。
次に、対象階層の左隣の階層が存在するか否かの判断を行う(S14)。左隣の階層が存在しない場合(S14,N)、このフローを終了する。一方、左隣の階層が存在する場合(S14,Y)、タイムスタンプ補正部22は、左隣の階層のうちの1ノードを選択し、対象階層のノードのタイムスタンプを、選択したノードのタイムスタンプに合わせる(S21)。
次に、タイムスタンプ補正部22は、左隣の階層に他のノードが存在するか否かの判断を行う(S22)。他のノードが存在しない場合(S22,N)、対象階層と左隣の階層とを集約し、すなわち対象階層と左隣の階層のパケットデータをマージし(S24)、処理S14へ移行する。一方、他のノードが存在する場合(S22,Y)、左隣の階層の他の1ノードを選択し、選択したノードのタイムスタンプを、対象階層のノードのタイムスタンプに合わせ(S23)、処理S22へ移行する。
次に、上述した処理S21,S23において2つのノードの時刻のずれを算出するための第1の時刻ずれ算出処理について説明する。
第1の時刻ずれ算出処理において、メッセージ情報取得部21により取得されたメッセージ情報を用いて、タイムスタンプの補正を行う。図5は、本実施の形態に係る第1の時刻ずれ算出処理の動作の一例を示すシーケンス図である。この例では、パケットデータとして、WEB11からAPL12aへのリクエストM1、APL12aからDB13aへのリクエストM2、DB13aからAPL12aへのリプライM4、APL12aからWEB11へのリプライM3がパケットデータ収集部20により収集されている。また、点線で示したM2’とM4’は、それぞれM2とM4のタイムスタンプを補正した場合の位置である。また、M2とM4のタイムスタンプにはずれがあるため、パケットデータにおけるM3とM4の順序が逆になってしまっている。
タイムスタンプ補正部22は、メッセージ情報よりM1とM2をuserID=01234を持つペアとして認識する。従って、M1のタイムスタンプT1とM2のタイムスタンプT2に対して、T1<T2の制約条件が得られる。同様に、M4のタイムスタンプT4とM3のタイムスタンプT3に対して、T4<T3の制約条件が得られる。従って、タイムスタンプ補正部22は、T1とT3の中間に配置されるようT2とT4を補正する。具体的には、タイムスタンプ補正部22は、時間差D1=T2−T1と時間差D2=T3−T4が等しくなるようにタイムスタンプを補正する。タイムスタンプ補正部22は、この時間差をAPL12aとDB13aの時刻のずれとし、その値をα1とする。また、α1と同様にして求められた、APL12aとDB13bの時刻のずれをβ1とする。
タイムスタンプ補正部22は、処理S13により、DB13a,13bを対象階層とし、処理S21により、対象階層の左隣の階層の1つのノードであるAPL12aを選択し、APL12aのタイムスタンプを基準にして対象階層のノードであるDB13a,13bのタイムスタンプを合わせる。これにより、DB13aのタイムスタンプはAPL12aに対してα1だけ修正され、DB13bのタイムスタンプはAPL12aに対してβ1だけ修正される。その結果、APL12a、DB13a,13bの時刻、すなわちC31,33,34におけるタイムスタンプが合わせられたことになる。
次に、タイムスタンプ補正部22は、処理S23により、対象階層の左隣の階層の他のノードであるAPL12bを選択し、対象階層のノードであるDB13a,13bのタイムスタンプを基準にしてAPL12bのタイムスタンプを合わせる。ここで、α1,β1と同様にして求められた、APL12bとDB13の時刻のずれをα2とし、APL12bとDB13bの時刻のずれをβ2とする。次に、タイムスタンプ補正部22は、APL12aと相対的に時刻を合わせるために、APL12bのタイムスタンプを平均値−(α2+β2)/2だけ修正する。その結果、APL12a,12b、DB13a,13bの全ての時刻、すなわちC31,32,33,34における全てのタイムスタンプが合わせられたことになる。
上述した第1の時刻ずれ算出処理によれば、メッセージ情報に基づいてノード間の時刻ずれを概算することができる。
次に、Webシステムの論理的な接続関係において、同じ階層で呼び出し関係が生じる場合の第1のタイムスタンプ補正処理について説明する。
図6は、本実施の形態に係るWebシステムの第2の接続関係を示すブロック図である。論理的に到達可能な第2の接続関係は以下の4系統である。
1.WEB11→APL12a→APL12b→DB13a
2.WEB11→APL12a→DB13b
3.WEB11→APL12b→APL12a→DB13a
4.WEB11→APL12b→DB13b
このように同じ階層にあるAPL12aとAPL12bが通信を行う場合、タイムスタンプ補正部22は、処理S12により、APL12aとAPL12bのタイムスタンプを合わせ、ノードを集約する、すなわちパケットデータをマージすることができる。ここで、同じ階層にあるAPL12aとAPL12bは同一のパケットを用いることができることから、同一のパケットを用いてタイムスタンプを合わせる。その結果、APL12aとAPL12bを1つのノードとして扱う。図7は、本実施の形態に係るWebシステムのノードを集約した第2の接続関係を示すブロック図である。その後、タイムスタンプ補正処理の処理S13以降を行う。
次に、大規模なシステムにおけるタイムスタンプ補正部の動作について説明する。
図8は、大規模なWebシステムにおけるタイムスタンプ補正部の動作の一例を示すシーケンス図である。このWebシステムは、クライアント、WEB(Webサーバ)a、WEB(Webサーバ)b、APL(アプリケーションサーバ)、DB(データベース)、BUCKUP(バックアップサーバ)を備える。それぞれを階層と見なすと、右端の階層であるBUCKUPを対象階層として上述した第1のタイムスタンプ補正処理を行い、左側の階層へ向かってタイムスタンプの補正とノードの集約を行う。図の例では、まず、メッセージの時間差D11とD12が等しくなるようにAPLとDBの時刻のずれを補正し、次に、メッセージの時間差D21とD22が等しくなるようにWEBaとWEBbの時刻のずれを補正する。
上述した第1のタイムスタンプ補正処理によれば、規模が大きいシステムであっても、ノード間の時刻ずれを概算し、タイムスタンプを補正し、メッセージの順序を補正することができる。
次に、トランザクションモデル生成部23の動作について説明する。
トランザクションモデル生成部23は、メッセージ情報取得部21により取得されたメッセージ情報とタイムスタンプ補正部22により補正されたタイムスタンプとを用いて、トランザクションとその各メッセージの時間を含むモデルであるトランザクションモデルを生成する。また、トランザクションモデル生成部23は、処理時間が異なる複数のトランザクションモデルを生成する。
まず、トランザクションモデル生成部23は、メッセージ情報における処理種別毎のリクエストメッセージとレスポンスメッセージの対応関係により、処理種別に対応する各処理を認識する。次に、トランザクションモデル生成部23は、処理間の呼び出し関係の確からしさに基づく選択基準に従ってメッセージを選択し、メッセージ集合とする。次に、トランザクションモデル生成部23は、メッセージ集合が処理間の呼び出し関係に関する制約条件を満たすようにトランザクションモデルを生成する。また、トランザクションモデル生成部23は、同一トランザクション内の各処理種別のリクエストメッセージからレスポンスメッセージまでの時間に基づいて、ノードにおける各処理種別に対応する処理の所要時間を計算し、トランザクションモデルに設定する。
選択基準は、例えば、処理時間帯が他のトランザクションと重複しない非多重トランザクションの時間帯内からメッセージの集合を選択することである。つまり、各トランザクションが他のトランザクション(クライアントのリクエストからレスポンスまで)とオーバーラップすることのない部分のみを抜き出して、モデルを獲得する。トランザクションモデル生成部23は、このような非多重のトランザクションであれば、そのトランザクションが実行されている処理時間帯内の各処理間には呼び出し関係が存在する確からしさが高いと判断する。
トランザクションモデル生成部23は、まず、同じ識別番号を持つHTTPプロトコルのリクエスト・レスポンスのペア群を検出する。次に、トランザクションモデル生成部23は、HTTPプロトコルのメッセージペアの間に、他の識別番号を持つHTTPのメッセージが存在するかどうかをチェックする。存在しない場合、トランザクションモデル生成部23は、HTTPプロトコルのリクエスト・レスポンスのペア、及びその間のリクエストを選択する。つまり、横断関係にないトランザクションが抽出される。
このようにトランザクションモデル生成部23は、他のトランザクションと重複しないトランザクションを構成するメッセージを特定し、モデル生成用メッセージを選択する。
また、制約条件は、例えば、呼び出し元の処理時間帯は呼び出し先の処理時間帯を包含するという条件である。つまり、ある処理から呼び出された処理の開始時刻は、呼び出し元の処理開始時刻以降で、且つ終了時刻は呼び出し元の処理終了時刻以前である。他に、ノード間の呼び出し方向が定義される。また、IIOPの処理は、直接システム外部(例えば、クライアント)から呼び出されることや、DBの処理は、必ずIIOPから呼び出されることが定義される。
このような呼び出し条件を用いて、トランザクションモデル生成部23は、呼び出し先となる処理に対し、呼び出し可能な処理が複数ある場合、各処理からの呼び出し確率を均等に定め、呼び出し元となる処理から他の処理の呼び出し確率を、処理種別毎に統合して、処理間の呼び出し関係の可能性を算出する。これにより、複数のトランザクションが同時に処理されている場合であっても、トランザクションモデルを生成することができる。
また、トランザクションモデル生成部23は、処理種別毎に、呼び出し可能な処理の組み合わせを示す1以上の発生パターンを生成し、発生パターン毎に生起確率を計算する。そして、トランザクションモデル生成部23は、生起確率が上位の発生パターンを所定の個数選択し、選択された発生パターンに基づいて、トランザクションを生成する。これにより、ある呼び出し元の処理種別について可能処理パターンが複数ある場合でも、そのモデルを正しく生成することができる。
上述したように、トランザクションモデル生成部23は、メッセージ情報に明示された呼び出し関係を抽出すると共に、メッセージ情報に明示されていない呼び出し関係であっても呼び出し関係を抽出することができる。
次に、タイムスタンプ補正部22による第2のタイムスタンプ補正処理について説明する。
タイムスタンプ補正部22は、第2のタイムスタンプ補正処理として、トランザクションモデル生成部23により生成された複数のトランザクションモデルを用いて、より高い精度のタイムスタンプの補正を行う。第2のタイムスタンプ補正処理は、第1のタイムスタンプ処理と同様であるが、第1の時刻ずれ補正処理の代わりに第2の時刻ずれ補正処理を行う。
次に、上述した処理S21,S23において2つのノードの時刻のずれを算出するための第2の時刻ずれ算出処理について説明する。
トランザクションモデル生成部23によりノード間の時刻のずれが異なる複数のトランザクションモデルが生成される。例えば、トランザクションモデル生成部23によりトランザクションモデルとして、図5と同様のシーケンスで、WEB11とAPL12aの時刻のずれが65msecであるモデルAと、WEB11とAPL12aの時刻のずれが55msecであるモデルBと、WEB11とAPL12aの時刻のずれが75msecであるモデルCとが生成されたとする。
このように時刻のずれの値が異なる複数のトランザクションモデルが生成されるが、真の時刻のずれの値は1つであるため、全てのモデルにおける時刻のずれの平均値65msecをWEB11とAPL12aの時刻のずれとして決定する。ここでは、全てのモデルを用いるとしたが、算出に用いるモデルをユーザに選択させ、選択されたモデルにおける時刻のずれの平均値を求めても良い。
タイムスタンプ補正部22は、この第2の時刻ずれ補正処理を用いて、第1のタイムスタンプ補正処理と同様にタイムスタンプの補正を行う。タイムスタンプ補正部22により、マージされたパケットデータと補正されたタイムスタンプは、システムの稼動状態の分析等に用いられる。
上述した第2の時刻ずれ算出処理によれば、メッセージ情報に明示されない呼び出し関係から時刻ずれを検出することができると共に、トランザクションモデルを用いることにより時刻のずれを高精度で算出することができる。また、この第2のタイムスタンプ補正処理によれば、第1のタイムスタンプ補正処理よりも高い精度でタイムスタンプの補正を行うことができる。
また、本実施の形態に係るパケットデータ解析装置は、ネットワーク監視装置に容易に適用することができ、ネットワーク監視装置の性能をより高めることができる。ネットワーク監視装置等が、タイムスタンプが補正されたパケットデータを監視することにより、システムの稼動状態をより正確に分析することができる。
更に、パケットデータ解析装置を構成するコンピュータにおいて上述した各ステップを実行させるプログラムを、パケットデータ解析プログラムとして提供することができる。上述したプログラムは、コンピュータにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、パケットデータ解析装置を構成するコンピュータに実行させることが可能となる。ここで、上記コンピュータにより読取り可能な記録媒体としては、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
(付記1) パケットデータの解析をコンピュータに実行させるパケットデータ解析プログラムであって、
ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータと、該パケットデータが採取された時刻であるタイムスタンプとを収集するパケットデータ収集ステップと、
前記パケットデータ収集ステップにより収集されたパケットデータからメッセージに関する情報であるメッセージ情報を取得するメッセージ情報取得ステップと、
前記メッセージ情報取得ステップにより取得されたメッセージ情報に基づいて、前記位置による前記タイムスタンプのずれを補正するタイムスタンプ補正ステップと
をコンピュータに実行させるパケットデータ補正プログラム。
(付記2) 付記1に記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記メッセージ情報は、処理種別、リクエストメッセージかレスポンスメッセージかを示すメッセージ方向、処理に関するパラメータのいずれかを含むことを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記3) 付記1または付記2に記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記ネットワーク上の複数の位置は、前記ネットワーク上に設けられたスイッチのミラーポートであることを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記4) 付記1乃至付記3のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記タイムスタンプ補正ステップは、前記ネットワークを階層に分け、隣接する階層同士のタイムスタンプのずれを補正することにより、全ての階層におけるタイムスタンプのずれを補正することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記5) 付記2乃至付記4のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
更に、前記メッセージ情報取得ステップにより取得されたメッセージ情報と前記タイムスタンプ補正ステップにより補正されたタイムスタンプとに基づいて、トランザクションと各メッセージの時間差を推定し、推定結果をトランザクションモデルとして生成するトランザクションモデル生成ステップと、
前記トランザクションモデル生成ステップにより生成されたトランザクションモデルに基づいて、前記タイムスタンプ補正ステップにより補正されたタイムスタンプを補正するタイムスタンプ再補正ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記6) 付記5に記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記トランザクションモデル生成ステップは、前記処理種別毎のリクエストメッセージとレスポンスメッセージとの対応関係により、前記処理種別に対応する各処理を識別し、処理間の呼び出し関係の確からしさに基づく選択基準に従ってメッセージ集合を選択し、該メッセージ集合に基づいて処理間の呼び出し関係に関する制約条件を満たすトランザクションモデルを生成することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記7) 付記または付記6に記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記タイムスタンプ再補正ステップは、前記トランザクションモデル生成ステップにより生成された複数のトランザクションモデルから得られる前記位置による前記タイムスタンプのずれの平均値を用いて、前記タイムスタンプ補正ステップにより補正されたタイムスタンプを補正することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記8) 付記7に記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記タイムスタンプ再補正ステップは、前記トランザクションモデル生成ステップにより生成された複数のトランザクションモデルのうち、ユーザの指示により選択されたとトランザクションモデルを用いて、前記平均値を算出することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記9) 付記5乃至付記8のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記制約条件は、呼び出し元の処理時間帯は呼び出し先の処理時間帯を包含するという条件が定義されていることを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記10) 付記5乃至付記9のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記制約条件は、ノード間の呼び出し方向が定義されていることを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記11) 付記5乃至付記10のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記トランザクションモデル生成部は、同一トランザクション内の各処理種別のリクエストメッセージからレスポンスメッセージまでの時間に基づいて、ノードにおける各処理種別に対応する処理の所要時間を計算し、前記トランザクションモデルに設定することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記12) 付記5乃至付記11のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記トランザクションモデル生成部は、クライアントから最初に呼び出されリクエストメッセージと、該リクエストメッセージに対応するレスポンスメッセージとから、各トランザクションの処理時間帯を判定し、他のトランザクションとの間で処理時間帯が重複しない非多重のトランザクションを検出し、検出された非多重のトランザクションの処理時間帯内で各処理間の呼び出し関係を判断することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記13) 付記5乃至付記12のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記トランザクションモデル生成部は、呼び出し先となる処理に対し、呼び出し可能な処理が複数ある場合、各処理からの呼び出し確率を均等に定め、呼び出し元となる処理から他の処理の呼び出し確率を処理の種別毎に統合し、処理間の呼び出し関係の可能性を算出することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記14) 付記5乃至付記13のいずれかに記載のパケットデータ解析プログラムにおいて、
前記トランザクションモデル生成部は、処理種別毎に、呼び出し可能な処理の組み合わせを示す1以上の発生パターンを生成し、該発生パターンごとに生起確率を計算し、該生起確率が上位の前記発生パターンを所定の個数だけ選択し、選択された発生パターンに基づいて、前記トランザクションモデルを生成することを特徴とするパケットデータ解析プログラム。
(付記15) パケットデータの解析を行うパケットデータ解析装置であって、
ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータと、該パケットデータが採取された時刻であるタイムスタンプとを収集するパケットデータ収集部と、
前記パケットデータ収集部により収集されたパケットデータからメッセージに関する情報であるメッセージ情報を取得するメッセージ情報取得部と、
前記メッセージ情報取得部により取得されたメッセージ情報に基づいて、前記位置による前記タイムスタンプのずれを補正するタイムスタンプ補正部と
を備えるパケットデータ補正装置。
(付記16) 付記15に記載のパケットデータ解析装置において、
前記メッセージ情報は、処理種別、リクエストメッセージかレスポンスメッセージかを示すメッセージ方向、処理に関するパラメータのいずれかを含むことを特徴とするパケットデータ解析装置。
(付記17) 付記15または付記16のいずれかに記載のパケットデータ解析装置において、
前記ネットワーク上の複数の位置は、前記ネットワーク上に設けられたスイッチのミラーポートであることを特徴とするパケットデータ解析装置。
(付記18) 付記15乃至付記17のいずれかに記載のパケットデータ解析装置において、
前記タイムスタンプ補正部は、前記ネットワークを階層に分け、隣接する階層同士のタイムスタンプのずれを補正することにより、全ての階層におけるタイムスタンプのずれを補正することを特徴とするパケットデータ解析装置。
(付記19) 付記15乃至付記18のいずれかに記載のパケットデータ解析装置において、
更に、前記メッセージ情報取得部により取得されたメッセージ情報と前記タイムスタンプ補正部により補正されたタイムスタンプとに基づいて、トランザクションと各メッセージの時間差を推定し、推定結果をトランザクションモデルとして生成するトランザクションモデル生成部と、
前記トランザクションモデル生成部により生成されたトランザクションモデルに基づいて、前記タイムスタンプ補正部により補正されたタイムスタンプを補正するタイムスタンプ再補正部と
を備えることを特徴とするパケットデータ解析装置。
(付記20) パケットデータの解析を行うパケットデータ解析方法であって、
ネットワーク上の複数の位置で採取されたパケットデータと、該パケットデータが採取された時刻であるタイムスタンプとを収集するパケットデータ収集ステップと、
前記パケットデータ収集ステップにより収集されたパケットデータからメッセージに関する情報であるメッセージ情報を取得するメッセージ情報取得ステップと、
前記メッセージ情報取得ステップにより取得されたメッセージ情報に基づいて、前記位置による前記タイムスタンプのずれを補正するタイムスタンプ補正ステップと
を実行するパケットデータ補正方法。
本実施の形態に係るWebシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るWebシステムの第1の接続関係を示すブロック図である。 本実施の形態に係るパケットデータ解析装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るタイムスタンプ補正部の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る第1の時刻ずれ算出処理の動作の一例を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係るWebシステムの第2の接続関係を示すブロック図である。 本実施の形態に係るWebシステムのノードを集約した第2の接続関係を示すブロック図である。 大規模なWebシステムにおけるタイムスタンプ補正部の動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
11 Webサーバ(WEB)、12a,12b アプリケーションサーバ(APL)、13a,13b データベース(DB)、14a,14b 負荷分散装置、15 パケットデータ解析装置、20 パケットデータ収集部、21 メッセージ情報取得部、22 タイムスタンプ補正部、23 トランザクションモデル生成部、31,32,33,34 キャプチャポイント(C)。

Claims (9)

  1. 第1ノードと第1ノード群と第2ノード群に跨って処理されるトランザクションのメッセージを採取する際のタイムスタンプを補正するプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記第1ノードと前記第1ノード群との間にある第1中継装置および前記第1ノード群と前記第2ノード群との間にある第2中継装置によって、トランザクションのメッセージが採取された時刻であるタイムスタンプを収集し、
    前記第1中継装置で収集された各メッセージのタイムスタンプと前記第2中継装置で収集された各メッセージのタイムスタンプとのずれを、トランザクション毎に算出し、
    前記第1中継装置で収集されたタイムスタンプを基準に、前記第2中継装置で収集されたタイムスタンプを、前記トランザクション毎に算出された前記ずれの平均値に応じて補正する、
    処理を実行させるプログラム。
  2. 前記補正する処理は、前記第2中継装置で収集されたタイムスタンプを基準に、前記第1中継装置で収集されたタイムスタンプを、前記トランザクション毎に算出された前記ずれの平均値に応じて補正する、請求項1記載のプログラム。
  3. 前記第1中継装置および前記第2中継装置、スイッチのミラーポートである、請求項1または請求項2記載のプログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記メッセージから前記メッセージに関する情報であるメッセージ情報を取得し、
    前記メッセージ情報と前記補正されたタイムスタンプとに基づいて、前記トランザクションと前記第1中継装置および前記第2中継装置で収集された各メッセージの時間差を推定し、推定結果をトランザクションモデルとして生成し、
    生成されたトランザクションモデルに基づいて、前記補正されたタイムスタンプを補正する、処理を更に実行させる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記メッセージ情報は、処理種別、リクエストメッセージかレスポンスメッセージかを示すメッセージ方向、および処理に関するパラメータを含み、
    前記生成する処理は、前記処理種別毎のリクエストメッセージとレスポンスメッセージとの対応関係により、前記処理種別に対応する各処理を識別し、処理間の呼び出し関係の確からしさに基づく選択基準に従ってメッセージ集合を選択し、該メッセージ集合に基づいて処理間の呼び出し関係に関する制約条件を満たすトランザクションモデルを生成する、請求項4記載のプログラム。
  6. 前記補正されたタイムスタンプ補正する処理、生成された複数のトランザクションモデルから得られる前記第1中継装置および前記第2中継装置による前記タイムスタンプのずれの平均値を用いて、前記補正されたタイムスタンプを補正する、請求項4または請求項5記載のプログラム。
  7. 前記補正されたタイムスタンプ補正する処理は、前記生成された複数のトランザクションモデルのうち、ユーザの指示により選択されたトランザクションモデルを用いて、前記平均値を算出する、請求項6記載のプログラム。
  8. 第1ノードと第1ノード群と第2ノード群に跨って処理されるトランザクションのメッセージを採取する際のタイムスタンプを補正するデータ解析装置であって、
    前記第1ノードと前記第1ノード群との間にある第1中継装置および前記第1ノード群と前記第2ノード群との間にある第2中継装置によって、トランザクションのメッセージが採取された時刻であるタイムスタンプを収集するパケットデータ収集部と、
    前記第1中継装置で収集された各メッセージのタイムスタンプと前記第2中継装置で収集された各メッセージのタイムスタンプとのずれを、トランザクション毎に算出し、前記第1中継装置で収集されたタイムスタンプを基準に、前記第2中継装置で収集されたタイムスタンプを、前記トランザクション毎に算出された前記ずれの平均値に応じて補正するタイムスタンプ補正部と、
    を備えるデータ解析装置。
  9. 第1ノードと第1ノード群と第2ノード群に跨って処理されるトランザクションのメッセージを採取する際のタイムスタンプを補正するデータ解析方法であって、
    コンピュータにより、
    前記第1ノードと前記第1ノード群との間にある第1中継装置および前記第1ノード群と前記第2ノード群との間にある第2中継装置によって、トランザクションのメッセージが採取された時刻であるタイムスタンプを収集し、
    前記第1中継装置で収集された各メッセージのタイムスタンプと前記第2中継装置で収集された各メッセージのタイムスタンプとのずれを、トランザクション毎に算出し、
    前記第1中継装置で収集されたタイムスタンプを基準に、前記第2中継装置で収集されたタイムスタンプを、前記トランザクション毎に算出された前記ずれの平均値に応じて補正する、
    データ解析方法。
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