JP6552622B2 - 金属阻害剤 - Google Patents

金属阻害剤 Download PDF

Info

Publication number
JP6552622B2
JP6552622B2 JP2017530411A JP2017530411A JP6552622B2 JP 6552622 B2 JP6552622 B2 JP 6552622B2 JP 2017530411 A JP2017530411 A JP 2017530411A JP 2017530411 A JP2017530411 A JP 2017530411A JP 6552622 B2 JP6552622 B2 JP 6552622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
targeting agent
chelate
radioactive
dtpa
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017530411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017526745A (ja
Inventor
ウッターズ,ルドヴィク
ケザン,ジョフロワ
ルクセン,アンドレ
レオナルド,マルク
ヴォッチャ,サミュエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anmi SA
Original Assignee
Anmi SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anmi SA filed Critical Anmi SA
Publication of JP2017526745A publication Critical patent/JP2017526745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6552622B2 publication Critical patent/JP6552622B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K51/00Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo
    • A61K51/02Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo characterised by the carrier, i.e. characterised by the agent or material covalently linked or complexing the radioactive nucleus
    • A61K51/04Organic compounds
    • A61K51/0497Organic compounds conjugates with a carrier being an organic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K51/00Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo
    • A61K51/02Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo characterised by the carrier, i.e. characterised by the agent or material covalently linked or complexing the radioactive nucleus
    • A61K51/04Organic compounds
    • A61K51/0474Organic compounds complexes or complex-forming compounds, i.e. wherein a radioactive metal (e.g. 111In3+) is complexed or chelated by, e.g. a N2S2, N3S, NS3, N4 chelating group
    • A61K51/0482Organic compounds complexes or complex-forming compounds, i.e. wherein a radioactive metal (e.g. 111In3+) is complexed or chelated by, e.g. a N2S2, N3S, NS3, N4 chelating group chelates from cyclic ligands, e.g. DOTA
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K51/00Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo
    • A61K51/02Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo characterised by the carrier, i.e. characterised by the agent or material covalently linked or complexing the radioactive nucleus
    • A61K51/04Organic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K51/00Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo
    • A61K51/02Preparations containing radioactive substances for use in therapy or testing in vivo characterised by the carrier, i.e. characterised by the agent or material covalently linked or complexing the radioactive nucleus
    • A61K51/04Organic compounds
    • A61K51/08Peptides, e.g. proteins, carriers being peptides, polyamino acids, proteins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B59/00Introduction of isotopes of elements into organic compounds ; Labelled organic compounds per se
    • C07B59/008Peptides; Proteins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B2200/00Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
    • C07B2200/05Isotopically modified compounds, e.g. labelled

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Description

本発明は、放射標識率及び信頼性を改善する金属阻害剤に関する。
近年、PETによる生体内イメージング用に、ガリウム-68で放射標識された分子に基づく、いくつかの非常に興味深い臨床結果が発表され、示された。これらの放射性薬剤は、一般に、ターゲティング薬剤とキレート剤とを組み合わせて調製されている。一般に、DOTAで官能基化されたターゲティング薬剤は、前者(DOTA)が金属の放射性同位元素または放射性金属と反応し、後者(ターゲティング薬剤)が放射性薬剤の生物学的/代謝活性を示すように、それぞれの役割を割り当てている。この診断用アイソトープすなわちガリウム-68は、ルテチウム-177と置換することにより、診断用分子が標的にする放射性治療に簡単で有用な治療用アナローグに入れ変わることができるという理由から、多大な関心を得た。診断及び治療を意味する「診断治療(theranostic)」の分野は成長途上であり、ヘルスケア、特に腫瘍学において多大な改善をもたらすであろう(J.Nucl.Med. 2011, 52, 841)。
診断又は放射性治療に有用な放射性金属としては、以下のものがある:
銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、ルビジウム-82など。
これらの放射性金属を用いる標識反応は、一般に、適切な反応媒体中(通常、キレート化反応に至適なpHを確保するために、緩衝作用を有する媒体中)で、適切なキレート剤で、放射性金属をキレート化することによって行われる。
しかしながら、これらの放射性金属又はこれらの親核種がジェネレータに由来するとき、一般に、固体又は液体のいずれかのターゲットのサイクロトロン放射によって生産される。この生産工程により、これらの放射性金属は、一般に純粋ではなく、いく種類かの金属の副生物を含有する。
このキレート化反応は、適切なpHに依存するが、同様にキレート化反応中に起こり得る、放射性金属と上記金属不純物の競合反応にも依存する。さらに、加熱も、放射性金属系放射性薬剤を得るためのキレート化反応を促進するために最もよく用いられるということが、一般に受け入れられている。
当該分野の現状では、放射性金属と競合する金属イオンは、一般に放射標識前の洗浄又は放射能の分割化によって減じられるが、これらの追加的工程は、結果として、時間を浪費し、あるいは工程そのものが放射能の損失をもたらす。これらの損失は全放射能の30%にまで達することができる。
放射性金属の部分的キレート化が可能になると、一般に、製薬仕様(>90%の放射化学純度)を満たす放射化学純度を有する放射性薬剤の取得を可能にするために、標識化後に仕上げの洗浄が必要となる。これらの工程も、時間の浪費又はプロセスそのものから生じる放射能の追加的損失が10%にまで上昇することを意味する。
既知のプロセスでは、放射標識の終了時に、未反応の放射性金属と特に親和性を有する金属イオン封鎖剤を添加することで、その放射性同位元素の未反応部分がキレート化され得る。金属イオン封鎖剤と未反応の放射性金属により形成された、この錯体は、放射標識後に、より高い放射化学純度を達成するために、廃棄される。
さらに、これらの標識前後の洗浄工程は、ある程度まで、合成モジュールの自動化及び使用に依存して、放射性金属で標識した放射性薬剤の合成に必要である。このことは、技術的な専門知識に加えて、全体の効率に対して好ましくない余計な時間の浪費となる。
このようなことから、迅速で、直接的で高効率なキレート化を達成するためのいかなる改善も、非常に望まれている。
不純物としての競合金属を管理することも、別の課題としてある。実際、放射性金属のキレート化反応の妨害を回避する、あるいは能力が限定的であるためにキレート化しない方向に作用することで、金属不純物を阻害することができるものであれば、金属の不純物の捕捉剤として作用できる。換言すると、この阻害効果により、競合金属の見かけ濃度、すなわちキレート化を利用できる金属不純物の濃度を、高収率で再生可能な放射標識を可能にするレベルまで下げることができる。このコキレート剤は、ターゲティング薬剤と会合できるキレート剤とは、定義上異なっている。
このような内容において、上記課題の1つ以上を克服する放射性金属錯体を調製する改善されたプロセスが必要とされていることは明らかである。このプロセスは、金属汚染の処理にふさわしい媒体の特定を含み、かかる媒体は、有効であれば、キレート化反応を促進するために加熱が必要となることを回避し、放射性金属のキレート化率を90%超にする。加熱は、キレート官能基化されたターゲティング薬剤全体の安定性に対する弊害となることがある。
本発明は、放射性金属ベースの放射性トレーサー合成の放射標識率と信頼性を改善するための金属阻害剤の使用に関し、放射標識は以下を用いて行われる:
―放射標識の条件で放射性金属をキレート化できる、キレート官能基化されたターゲティング薬剤(「キレート官能基化ターゲティング薬剤」);
−標識反応の条件で、前記放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間でのキレート化を妨害することなく放射性金属以外の金属を不活性できるコキレート剤である金属阻害剤。換言すると、前記金属阻害剤は、放射性金属のキレート化を妨害したり、競合する汚染金属をキレート化する一方、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは対照的に、前記標識反応の条件下で、放射性金属をほとんどキレート化できないという能力のために、選択される。
―放射性金属;並びに
―所望により緩衝液。
本発明は、したがって以下の態様による発明を提供する。
態様1:放射性金属ベースの放射性トレーサー合成の放射標識率と信頼性を改善するための金属阻害剤の使用であって、前記放射標識は以下を用いて行われる:
―放射標識条件において放射性金属をキレート化できるキレート官能基化ターゲティング薬剤;
―標識反応条件下で、前記放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間でのキレート化を妨害せずに、放射性金属以外の金属を不活性化できるコキレート剤である金属阻害剤;
―放射性金属;及び所望により
―pHを3〜8の範囲に維持する緩衝液。
態様2: 態様1の使用であって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤及び前記金属阻害剤が、リン酸イオン、硝酸イオン、HEPES、酢酸イオン、TRIS、アスコルビン酸イオン、またはクエン酸イオン、またはこれらの混合物からなる緩衝液中に存在している方法。
態様3: 態様1又は2の使用であって、前記放射性金属は、銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、及びルビジウム-82を含む群から選択される;あるいは前記放射性金属はガリウム-68を含まない。
態様4 態様1又は2の使用であって、前記放射性金属は、放射性種に連結された金属である。
態様5 態様1又は2の使用であって、前記放射性金属は、フッ素-18系金属フッ化物である。
態様6 態様1〜5のいずれかの使用であって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤のキレート官能基は、以下を含む群から選択される:DOTA及びその誘導体(例えばDOTAGA、TRITA、DO3A-Nprop、ビスDO3A及びトリスDO3A);DTPA及びその誘導体(例えばテトラ-tBu-DTPA、p-SCN-Bz-DTPA、MX-DTPA及びCHX-DTPA);NOTA及びその誘導体(例えばTACN、TACN-TM、DTAC、H3NOKA、NODASA、NODAGA、NOTP、NOTPME、PrP9、TRAP、Trappist Pr、NOPO、TETA);キレート開環鎖(例えばHBED、DFO、EDTA、6SS、B6SS、PLED、TAME、YM103);NTP (PRHP) 3;H2dedpa及びその誘導体(例えばH2dedpa-1, 2-H2dedpa、H2dp-bb-NCS、及びH2dp-N-NCS);(4,6-MeO2sal) 2-BAPEN;並びにクエン酸塩及びその誘導体。
態様7 態様1〜6のいずれかの使用であって、前記金属阻害剤は、糖である。
態様8 態様1〜7のいずれかの使用であって、前記金属阻害剤は、単糖類及びその誘導体、二糖類及びその誘導体、多糖類及びその誘導体、並びに硫酸化糖を含む群より選択される。
態様9 態様1〜8のいずれかの使用であって、前記金属阻害剤は、グルコース、フルクトース、ベータ−シクロデキストリン、D−マンノース、及び硫酸化糖を含む群から選択される。
態様10 態様1〜9のいずれかの使用であって、前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、化学的に連結されている。
態様11 態様1〜10のいずれかの使用であって、前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、前記放射標識条件で、不安定なリンカーを通じて、化学的に連結されている。
態様12 態様1〜11のいずれかの使用であって、前記放射標識は、室温又はその近傍温度で実行される。
態様13 前記放射性金属で、キレート官能基化ターゲティング薬剤を放射標識する方法であって、以下の工程を含む:
a)放射標識条件で、前記放射性金属をキレート化できるキレート官能基化ターゲティング薬剤を提供する工程;
b)a)工程の前記ターゲティング薬剤に金属阻害剤を添加する工程であって、前記金属阻害剤はコキレート剤であり、前記放射標識条件下で、前記放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間でのキレート化を妨害せずに、放射性金属以外の金属を不活性化できるものである;並びに
c)工程a)及びb)の混合物に放射性金属を添加する工程。
態様14 態様13の方法であって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤及び前記金属阻害剤は、pH3〜8の範囲に維持されている緩衝液内に存在している。
態様15 態様13又は14の方法であって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤及び金属阻害剤は、リン酸イオン、硝酸イオン、HEPES、酢酸イオン、TRIS、アスコルビン酸イオン、クエン酸イオン、またはこれらの混合物からなる緩衝液中に存在している方法。
態様16 態様13〜15のいずれかの方法であって、前記放射標識反応は、50℃未満、好ましくは室温又は周囲温度(例えば20〜30℃)で行われる。
態様17 態様13〜16のいずれかの方法であって、前記放射標識反応は、pH3〜8、好ましくは3.5〜7.5、より好ましくは3.5〜7で行われる。
態様18 態様13〜17のいずれかの方法であって、前記放射性金属は、銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、及びルビジウム-82を含む群から選択される;あるいは前記放射性金属はガリウム-68を含まない。
態様19 態様13〜17のいずれかの方法であって、前記放射性金属は、放射性種に結合している金属である。
態様20 態様13〜17のいずれかの方法であって、前記放射性金属は、フッ素-18系金属フッ化物である。
態様21 態様13〜20のいずれかの方法であって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤のキレート官能基は、以下を含む群から選択される:DOTA及びその誘導体(例えばDOTAGA、TRITA、DO3A-Nprop、ビスDO3A及びトリスDO3A);DTPA及びその誘導体(例えばテトラ-tBu-DTPA、p-SCN-Bz-DTPA、MX-DTPA及びCHX-DTPA);NOTA及びその誘導体(例えばTACN、TACN-TM、DTAC、H3NOKA、NODASA、NODAGA、NOTP、NOTPME、PrP9、TRAP、Trappist Pr、NOPO、TETA);キレート開環鎖(例えばHBED、DFO、EDTA、6SS、B6SS、PLED、TAME、YM103);NTP (PRHP) 3;H2dedpa及びその誘導体(例えばH2dedpa-1、2-H2dedpa、H2dp-bb-NCS、及びH2dp-N-NCS);(4,6-MeO2sal) 2-BAPEN;並びにクエン酸塩及びその誘導体。
態様22 態様13〜21のいずれかの方法であって、前記金属阻害剤は糖である。
態様23 態様13〜22のいずれかの方法であって、前記金属阻害剤は、単糖類及びその誘導体、二糖類及びその誘導体、多糖類及びその誘導体、並びに硫酸化糖を含む群より選択される。
態様24 態様13〜23のいずれかの方法であって、前記金属阻害剤は、グルコース、フルクトース、ベータ−シクロデキストリン、D−マンノース、及び硫酸化糖を含む群から選択される。
態様25 態様13〜24のいずれかの方法であって、前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、化学的に連結される。
態様26 前記13〜25のいずれかの方法であって、前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、前記放射標識条件において不安定であるリンカーを通じて、化学的に連結される。
態様27 前記13〜26のいずれかの方法により得られる放射標識された、キレート官能基化ターゲティング薬剤。
態様28 下記を含む放射標識用キット:
―放射標識条件において放射性金属をキレート化できる、キレート官能基化ターゲティング薬剤;
―標識反応条件下で、前記放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間でのキレート化を妨害せずに、放射性金属以外の金属を不活性化できるコキレート剤である金属阻害剤;
―放射性金属;及び所望により
―pHを3〜8の範囲に維持する緩衝液。
態様29 態様28のキットであって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤及び前記金属阻害剤は、リン酸イオン、硝酸イオン、HEPES、酢酸イオン、TRIS、アスコルビン酸イオン、クエン酸イオンまたはこれらの混合物からなる緩衝液中に存在しているキット。
態様30 態様28又は29のキットであって、前記放射性金属は、銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、及びルビジウム-82を含む群から選択される;あるいは前記放射性金属はガリウム-68を含まない。
態様31 態様28又は29のキットであって、前記放射性金属は、放射性種に結合している金属である。
態様32 前記態様28又は29のキットであって、前記放射性金属は、フッ素-18系金属フッ化物である。
態様33 態様28〜32のいずれかのキットであって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤のキレート官能基は、以下を含む群から選択される:DOTA及びその誘導体(例えばDOTAGA、TRITA、DO3A-Nprop、ビスDO3A及びトリスDO3A);DTPA及びその誘導体(例えばテトラ-tBu-DTPA、p-SCN-Bz-DTPA、MX-DTPA及びCHX-DTPA);NOTA及びその誘導体(例えばTACN、TACN-TM、DTAC、H3NOKA、NODASA、NODAGA、NOTP、NOTPME、PrP9、TRAP、Trappist Pr、NOPO、TETA);キレート開環鎖(例えばHBED、DFO、EDTA、6SS、B6SS、PLED、TAME、YM103);NTP (PRHP) 3;H2dedpa及びその誘導体(例えばH2dedpa-1、2-H2dedpa、H2dp-bb-NCS、及びH2dp-N-NCS);(4,6-MeO2sal) 2-BAPEN;並びにクエン酸塩及びその誘導体。
態様34 態様28〜33のいずれかのキットであって、前記金属阻害剤は糖である。
態様35 態様28〜34のいずれかのキットであって、前記金属阻害剤は、単糖類及びその誘導体、二糖類及びその誘導体、多糖類及びその誘導体、並びに硫酸化糖を含む群より選択される。
態様36 態様28〜35のいずれかのキットであって、前記金属阻害剤は、グルコース、フルクトース、ベータ−シクロデキストリン、D−マンノース、及び硫酸化糖を含む群から選択される。
態様37 態様28〜36のいずれかのキットであって、前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、化学的に連結されている。
態様38 前記28〜37のいずれかのキットであって、前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、前記放射標識条件下で不安定であるリンカーを通じて、化学的に連結されている。
態様39 態様28〜38のいずれかのキットであって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤及び前記金属阻害剤は凍結乾燥されている。
発明の詳細な説明
明確な定義をしていない場合には、ここに用いられている単数形「1つの」、「ある」、「その」は、単数および複数の双方を意味する。
ここで用いられている用語「含んでいる(comprising)」「含む(comprises)」及び「からなる(comprised of)」は、「包含している(including)」「包含する(includes)」又は「含有している(containing)」「含有する(contains)」と同義である。そして、これらは、包括的またはオープエンドであり、追加成分を排除せず、限定しない成分、要素、方法の工程を排除しない。この用語は、また「からなる(consisting of)」及び「実質的にからなる(consisting essentially of)」を拡張したものである。
数値範囲の終点による限定は、それぞれの範囲内のあらゆる数値及び小数値を含み、限定されている終点も含む。
ここで用いられている用語「約」は、パラメータ、量、一時的期間等のような測定できる値を参照する場合に、特定された値の及び当該値からのバリエーションに拡張されることを意味する。特に、このようなバリエーションが開示された発明において実行されるのにふさわしい限り、特定された値の又は値から、+/-10%以下、好ましくは+/-5%以下、より好ましくは+/-1%以下、さらに好ましくは+/-0.1%以下を含む。修飾語句「約」が参照する値は、特定的にはその値そのものであり、好ましくは開示されている値であると理解される。
用語「一つ以上」(例えばある群の選択肢の1つまたはそれ以上)は、それ自体明確であるが、さらに例示によって、とりわけ前記選択肢のいずれか1つ、又は前記選択肢の2つ以上(例えば、前記選択肢の≧3、≧4、≧5、≧6又は≧7など)を参照することで、前記選択肢の全部にまで拡張される。
本明細書で引用された全ての文献は、参照により、その文献全体がここに組み込まれる。
特に明記しない限り、本発明の開示で用いられている全ての用語は、技術的及び科学的用語も含めて、いわゆる当業者が通常理解するような意味を有する。さらなるガイダンスにより、用語の定義は、本発明のよりふさわしい教示を含んでもよい。
以下の文節において、本発明の異なる態様又は実施形態は、更に詳細に定義される。そのように定義されたあらゆる態様又は実施形態は、特に明記しなければ、他の態様又は実施形態のおのおのと組み合わせてもよい。特に、好ましいとして示されている又はある実施形態で有利とされる特徴のいずれも、好ましい又は有利とされるように示されている他の1つまたは複数の実施形態と組み合わされてもよい。
本発明は、当該分野の状態で指摘及び観察された課題の1つ以上を克服し、キレート官能基化ターゲティング薬剤を、放射性金属で直接、放射標識をすることを認めている。
本発明は、放射性金属ベースの放射トレーサー合成の放射標識率及び信頼性を改善するための金属阻害剤の使用に関し、この放射標識は、以下を用いて行われる:
―放射標識条件で、放射性金属をキレート化できるキレート官能基化ターゲティング薬剤;
−標識反応条件下で、放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間のキレート化を妨害しないで、放射性金属以外の金属を不活性化することができるコキレート剤である金属阻害剤。換言すると、前記金属阻害剤は、放射性金属のキレート化を妨害し及び競合している汚染金属をキレート化できる能力を有する一方、そのキレート官能基化ターゲティング薬剤とは対照的に、標識反応の前記条件においては放射性金属をキレート化することがほとんどできないという理由で、選択される。
―放射性金属;及び
―所望により緩衝液。
さらに、種を中和、少なくとも部分的に妨害して、放射性金属とキレート官能基化ターゲティング薬剤とを反応させる放射標識の方法において、金属阻害剤を用いることができることを、本発明者らは見出した。これらの金属阻害剤は、キレート官能基化ターゲティング薬剤との反応に対して放射性金属と競合する金属を、一時的に又は永久に除去し得る。こうして前記金属阻害剤は、前記標識反応条件で、放射性金属をキレート化できないが、キレート官能基化ターゲティング薬剤による放射性金属のキレート化を妨害する他の金属をキレート化する。放射標識反応中に金属阻害剤が存在すると、金属不純物の存在を管理するための現在のアプローチに対して有利な代替となる。現在の金属不純物の管理のためのアプロ―チは、例えばキレート官能基化ターゲティング薬剤の量を増大したり、ジェネレーターから溶出された溶離液を前処理することであり、これらの追加的な洗浄工程は、時間(及び放射能)を浪費する。


ここに記載された態様は、有利なことに、適切なキレート化率、特に約90%超のキレート化率を可能にする。そして、いかなる予備の又は更なる仕上げの洗浄をしなくても、十分な放射性化学純度を得るようにする。
キレート官能基化ターゲティング薬剤、所望により緩衝液及び金属阻害剤が標識媒体内に存在すると、有利なことに、放射性金属を直接的にターゲティング薬剤に転移させ、前もってあるいは後に続く作業や洗浄を必要とすることなく、放射標識反応を実行する。
さらに、ここで開示されているキットの全ての構成要素は、一緒に凍結乾燥され、冷凍されて、より長期の保存可能期間を保証することができる。
このように、当該技術の現状とは差別化できる、ここに開示されている当該発明の主な優位性は、以下のとおりである:
―自動化された合成装置を必要としない放射標識の可能性;
―加熱の必要がない放射標識の可能性;
−金属阻害剤は、キレート官能基化ターゲティング薬剤の使用を減らすことができる。また、金属阻害剤は、放射性薬品合成の実施をより手頃なものにできる;並びに
―金属阻害剤の存在により、放射標識率を有利に改善できる。
本発明用いられる金属阻害剤は、キレート官能基化ターゲティング薬剤を用いるキレート反応において、放射性金属イオンを阻害することなしに、放射標識反応において競合する金属をブロックする能力により選択される。実際、これらの金属阻害剤は、主たる放射標識反応に対してネガティブに干渉すべきでなく、あるいは、第2の放射標識された種の形成をもたらすべきではない。換言すると、金属阻害剤は、放射標識反応に用いられる条件では、放射性金属を錯体化する能力が限定的又は能力を有しない。錯体化能力が限定的とは、同量の放射性金属を錯体化するために用いられる量が、キレート官能基化ターゲティング薬剤のキレート剤よりも少なくとも100倍以上必要となることを意味する。
本発明における金属阻害剤の機能は、先行技術で用いられる金属封鎖剤の機能とは対照的であることに留意することは興味深い。実際、既知の方法では、標識反応の終わりに、例えば放射性ガリウムに対して特定の親和性を有する金属イオン封鎖剤は、放射性同位元素の未反応部分をキレート化するために添加される一方、本発明では、放射性金属以外の金属的不純物の競合を減らすことができる阻害剤が、その反応の初めに添加される。
ここで用いられる「金属阻害剤」とは、競合金属と相互作用できる分子、又はキレート官能基化ターゲティング薬剤のキレート部分と相互作用できる分子、又は放射性金属と直接相互作用することができる分子をいい、キレート官能基化ターゲティング薬剤の前記競合金属とのキレート化の全体又は一部分を阻害し、及び/又は前記ターゲティング薬剤による放射性金属のキレート化を促進する。
金属阻害剤は、好ましくは糖の一群から選択される。本発明のキットにおいて、金属阻害剤として用いられる糖は、単糖類又は単糖類誘導体(例えば、テトラケトース、ペンタケトース、ヘキサケトース、テトロース、ペントース、ヘキソース、D−マンノース、D-フルクトース、及びその誘導体);及び/又は二糖類及びこれらの誘導体(例えば、マルトース及びその誘導体);及び/又は多糖類及びその誘導体(例えば、デキストリン、シクロデキストリン、硫酸化糖、セルロース及びこれらの誘導体)が挙げられる。
金属阻害剤は、ここに記載されているキットにおいて、マイクロモル量、好ましくはナノモル量、好ましくは500ナノモル未満、さらに好ましくは100ナノモル未満の量で存在することが好ましい。
金属阻害剤は、キレート官能基化ターゲティング薬剤に化学的に結合されていてもよい。この化学結合はキレート官能基化ターゲティング薬剤を用いる放射標識の条件で、金属阻害剤が形成される又はそのままの状態で放出されるような不安定な結合であってもよいし、不安定な結合でなくてもよい。
ここで用いられる「キレート官能基化ターゲティング薬剤」とは、当該ターゲティング薬剤に結合されているキレート剤によって、放射性同位元素(例えば放射性金属)で標識されることができるターゲティング薬剤をいう。
放射性金属で放射標識されるターゲティング薬剤を官能基化させるための好ましいキレート剤は、少なくとも、そのような放射標識されたターゲティング薬剤を用いるような診断研究に十分な時間で、安定的な錯体を形成するものである。適切なキレート剤としては、脂肪族アミン、直鎖アミン又は大環状アミン(例えば、三級アミンによる大環状アミン)が挙げられる。適切なキレート剤はこれらの例に限定しないけれども、好ましくはDOTA 及びその誘導体(例えばDOTAGA、TRITA、DO3A-Nprop、ビスDO3A及びトリスDO3A);DTPA 及びその誘導体(テトラ-tBu-DTPA、p-SCN-Bz-DTPA、MX-DTPA及びCHX-DTPA);NOTA及びその誘導体(例えばTACN、TACN-TM、DTAC、H3NOKA、NODASA、NODAGA、NOTP、NOTPME、PrP9、TRAP、Trappist Pr、NOPO、TETA);キレート開環鎖(例えばHBED、DFO、EDTA、6SS、B6SS、PLED、TAME、YM103);NTP (PRHP) 3;H2dedpa及びその誘導体(H2dedpa-1、2-H2dedpa、H2dp-bb-NCS、及びH2dp-N-NCS);(4,6-MeO2sal) 2-BAPEN;並びにクエン酸及びその誘導体が挙げられる。
キレート官能基化ターゲティング薬剤は、ペプチドであってもよい。例えば、2〜20のアミノ酸を含むペプチド、ポリペプチド、タンパク、ビタミン、糖類(例えば単糖類又は多糖類)、抗原、核酸、アプタマ―、アンチセンスオリゴヌクレオチド、又は有機分子が挙げられる。
ここに記載されるキレート官能基化ターゲティング薬剤は、好ましくは、生物学的ターゲティングの能力を有する。適切なターゲティング薬剤としては、限定しないけれども、標的VEGFレセプター、ボンベシンの類縁物又はGRPレセプターを標的とする分子;ソマトスタチンレセプターを標的とする分子;ανβ3 及びανβ5を標的とするRGDペプチド又は分子;アポトーシスプロセスを標的とするannexin V又は分子;エストロゲンレセプターを標的とする分子;プラークを標的とするバイオ分子などが挙げられる。さらに一般的には、有機的であるか否かにかかわらず、キレート剤により官能基化されるターゲティング分子の例が、Velikyan et al., Theranostic 2014, Vol. 4, Issue 1「68Ga-放射標識の発展の眺望」ジャーナルにて見出すことができる。
キレート官能基化ターゲティング薬剤の放射標識として、ここで用いられる用語「放射性金属」は、医療イメージング又は放射性核治療における用途に適切な放射性金属の全てに拡張される。この放射性金属は、典型的には、銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、及びルビジウム-82などが挙げられる。これらの放射核の多くは、核反応装置、副生成物、サイクロトロン又は放射核ジェネレーターから生じる。ある実施形態では、放射性金属は、ガリウム-68を含まない。
キレート官能基化ターゲティング薬剤の放射標識に対して、本明細書で用いる「放射性金属」は、例えば、フッ素-18系金属フッ化物等の放射性種に結合されている金属にも拡張される。
金属阻害剤及びキレート官能基化ターゲティング薬剤に、放射性金属溶液を添加した後、(所望により緩衝液を含む)得られた溶液は、短い時間(約2分〜約60分、好ましくは約2分〜約30分、例えば15分間)放置して、放射標識反応させる。
本発明は、また、ここで述べられている方法により得られる、放射性金属を用いて放射標識されたターゲティング薬剤も開示する。
実施例1:Ga−68ジェネレーターE & Z / NODAGA、ペプチド、金属阻害剤なし
5 mLの0.1 M HClの68Ga溶離液を用いたペプチドの標識
1850MBqガリウム-68ジェネレーター(Eckert & Ziegler)は、5mLの0.1M HCl(超純級)を用いて、凍結保存された酢酸ナトリウム(超純級) 150mg、3MのHCl(超純級)240 μl、760μlのMilli-Q、及び50μgの凍結保存されたNODAGA-NOCが入ったフラスコに直接溶離される。このフラスコは、室温で10分間放置された。放射化学純度64%の生産物が得られた。放射化学純度は、反応媒体をTLC分析した値である。
実施例1と同様にして、異なる組み合わせをテストした。異なる組み合わせを、下記表にまとめて示す。
Figure 0006552622
前記キレート官能基化ターゲティング薬剤及び金属阻害剤は、リン酸イオン、硝酸イオン、HEPES、酢酸イオン、TRIS、アスコルビン酸イオン、又はクエン酸イオン、あるいはこれらの混合物を含む緩衝液中に存在する。

Claims (28)

  1. 放射性金属ベースの放射性トレーサー合成の放射標識率と信頼性を改善するための金属阻害剤の使用であって、前記放射標識は、
    ―放射標識条件にて放射性金属をキレート化できるキレート官能基化ターゲティング薬剤であって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤のキレート官能基は、DOTA、DOTAGA、TRITA、DO3A-Nprop、ビスDO3A、トリスDO3A、DTPA、テトラ-tBu-DTPA、p-SCN-Bz-DTPA、MX-DTPA、CHX-DTPA;NOTA、TACN、TACN-TM、DTAC、H3NOKA、NODASA、NODAGA、NOTP、NOTPME、PrP9、TRAP、Trappist Pr、NOPO、TETA、HBED、DFO、EDTA、6SS、B6SS、PLED、TAME、YM103;NTP (PRHP) 3;H2dedpa、H2dedpa-1、2-H2dedpa、H2dp-bb-NCS、H2dp-N-NCS;(4,6-MeO2sal) 2-BAPEN;及びクエン酸塩からなる群から選択される、キレート官能基化ターゲティング薬剤;
    ―標識反応条件下で、前記放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間でのキレート化を妨害せずに、放射性金属以外の金属を不活性化できるコキレート剤である金属阻害剤であって、単糖類、二糖類、ベータ−シクロデキストリン及び硫酸化糖からなる群から選択される、金属阻害剤;
    ―放射性金属;並びに
    ―pHを3〜8の範囲に維持する緩衝液
    を用いて行われ、
    且つ前キレート官能基化ターゲティング薬剤のターゲティング薬剤は、例えば2〜20のアミノ酸を含むペプチド、ポリペプチド、抗体、ナノボディ、ジアボディ、抗体断片、核酸、アプタマ―、アンチセンスオリゴヌクレオチド、及び有機分子からなる群から選択される
    使用。
  2. 前記金属阻害剤は、マイクロモル量で存在している請求項1に記載の使用。
  3. 前記放射性金属は、銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、及びルビジウム-82からなる群から選択される、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記放射性金属は、放射性種に結合している金属である、請求項1又は2に記載の使用。
  5. 前記放射性金属は、フッ素-18系金属フッ化物である、請求項に記載の使用。
  6. 前記金属阻害剤は、グルコース、フルクトース、ベータ−シクロデキストリン、D−マンノース、及び硫酸化糖からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、化学的に連結されている、請求項1〜6のいずれかに記載の使用。
  8. 前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、前記放射標識条件で不安定なリンカーを通じて、化学的に連結されている、請求項1〜7のいずれかに記載の使用。
  9. 前記放射標識は、室温又はその近傍温度で実行される、請求項1〜8のいずれかに記載の使用。
  10. キレート官能基化ターゲティング薬剤を放射標識する方法であって、
    a)放射標識条件で、放射性金属をキレート化できるキレート官能基化ターゲティング薬剤を提供する工程であって、前記ターゲティング薬剤のキレート官能基は、DOTA、DOTAGA、TRITA、DO3A-Nprop、ビスDO3A、トリスDO3A;DTPA、テトラ-tBu-DTPA、p-SCN-Bz-DTPA、MX-DTPA、CHX-DTPA;NOTA、TACN、TACN-TM、DTAC、H3NOKA、NODASA、NODAGA、NOTP、NOTPME、PrP9、TRAP、Trappist Pr、NOPO、TETA、HBED、DFO、EDTA、6SS、B6SS、PLED、TAME、YM103;NTP (PRHP) 3;H2dedpa、H2dedpa-1、2-H2dedpa、H2dp-bb-NCS、H2dp-N-NCS;(4,6-MeO2sal) 2-BAPEN;及びクエン酸塩からなる群から選択される;
    b)a)工程の前記キレート官能基化ターゲティング薬剤に金属阻害剤を添加する工程であって、前記金属阻害剤は単糖類、二糖類、ベータ−シクロデキストリン及び硫酸化糖からなる群から選択されるコキレート剤であり、前記放射標識条件下で、前記放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間でのキレート化を妨害せずに、放射性金属以外の金属を不活性化できるものである;並びに
    c)工程a)及びb)の混合物に放射性金属を添加する工程を含み、
    前記放射標識反応は、pH3〜7の範囲に維持されている酢酸イオン緩衝液中で行われ、
    前記キレート官能基化ターゲティング薬剤のターゲティング薬剤は、例えば2〜20のアミノ酸を含むペプチド、ポリペプチド、抗体、ナノボディ、ジアボディ、抗体断片、核酸、アプタマ―、アンチセンスオリゴヌクレオチド、及び有機分子からなる群から選択される、放射標識方法。
  11. 前記金属阻害剤は、マイクロモル量で存在している請求項10に記載の方法。
  12. 前記放射標識反応は、50℃未満で行われる、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記放射標識反応は、pH3〜8で行われる、請求項10〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記放射性金属は、銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、及びルビジウム-82からなる群から選択される、請求項10〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記放射性金属は、放射性種に結合している金属である請求項10〜13のいずれかに記載の方法。
  16. 前記放射性金属は、フッ素-18系金属フッ化物である、請求項15に記載の方法。
  17. 前記金属阻害剤は、グルコース、フルクトース、ベータ−シクロデキストリン、D−マンノース、及び硫酸化糖からなる群から選択される、請求項10〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤は、化学的に連結される請求項10〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、前記放射標識条件において不安定であるリンカーを通じて、化学的に連結される、請求項10〜18のいずれかに記載の方法。
  20. ―放射標識条件において放射性金属をキレート化できるキレート官能基化ターゲティング薬剤であって、前記キレート官能基化ターゲティング薬剤中の前記キレート官能基はDOTA、DOTAGA、TRITA、DO3A-Nprop、ビスDO3A、トリスDO3A、DTPA、テトラ-tBu-DTPA、p-SCN-Bz-DTPA、MX-DTPA、CHX-DTPA、NOTA、TACN、TACN-TM、DTAC、H3NOKA、NODASA、NODAGA、NOTP、NOTPME、PrP9、TRAP、Trappist Pr、NOPO、TETA、HBED、DFO、EDTA、6SS、B6SS、PLED、TAME、YM103;NTP (PRHP) 3、H2dedpa、H2dedpa-1、2-H2dedpa、H2dp-bb-NCS、H2dp-N-NCS;(4,6-MeO2sal) 2-BAPEN、及びクエン酸塩からなる群から選択される、キレート官能基化ターゲティング薬剤;
    ―標識反応条件下での、前記放射性金属と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤との間でのキレート化を妨害せずに、放射性金属以外の金属を不活性化できるコキレート剤である金属阻害剤であって、単糖類、二糖類、ベータ−シクロデキストリン及び硫酸化糖からなる群から選択される、金属阻害剤;
    ―放射性金属;並びに
    ―pHを3〜7の範囲に維持する酢酸イオン緩衝液
    を含む放射標識用キットであって、
    前記キレート官能基化ターゲティング薬剤のターゲティング薬剤は、例えば2〜20のアミノ酸を含むペプチド、ポリペプチド、抗体、ナノボディ、ジアボディ、抗体断片、核酸、アプタマ―、アンチセンスオリゴヌクレオチド、及び有機分子からなる群から選択される、キット。
  21. 前記金属阻害剤の含有量は、マイクロモル量である請求項20に記載のキット。
  22. 前記放射性金属は、銅-64、ガリウム-68、ガリウム-67、ガリウム-66、ルテチウム-177、イットリウム-86、イットリウム-90、インジウム-114、インジウム-111、スカンジウム-47、スカンジウム-44、スカンジウム-43、ジルコニウム-89、ビスマス-213、ビスマス-212、アクチニウム-225、鉛-212、レニウム-188、レニウム-186、及びルビジウム-82からなる群から選択される、請求項20又は21に記載のキット。
  23. 前記放射性金属は、放射性種に結合している金属である、請求項20又は21に記載のキット。
  24. 前記放射性金属は、フッ素-18系金属フッ化物である、請求項23に記載のキット。
  25. 前記金属阻害剤は、グルコース、フルクトース、ベータ−シクロデキストリン、D−マンノース、及び硫酸化糖からなる群から選択される、請求項20〜24のいずれかに記載のキット。
  26. 前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、化学的に連結されている、請求項20〜25のいずれかに記載のキット。
  27. 前記金属阻害剤と前記キレート官能基化ターゲティング薬剤とは、前記放射標識条件下で不安定であるリンカーを通じて、化学的に連結されている、請求項20〜26のいずれかに記載のキット。
  28. 前記キレート官能基化ターゲティング薬剤及び前記金属阻害剤は凍結乾燥されている、請求項20〜27のいずれかに記載のキット。
JP2017530411A 2014-08-29 2015-07-28 金属阻害剤 Active JP6552622B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BE2014/0653 2014-08-29
BE2014/0653A BE1021191B1 (fr) 2014-08-29 2014-08-29 Kit pour radiomarquage.
PCT/EP2015/067213 WO2016030104A1 (en) 2014-08-29 2015-07-28 Mono-, di- or polysaccharide used as metal inhibitor in the preparation of 68ga-chelate-functionalized targeting agent

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017526745A JP2017526745A (ja) 2017-09-14
JP6552622B2 true JP6552622B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=52396314

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017530411A Active JP6552622B2 (ja) 2014-08-29 2015-07-28 金属阻害剤
JP2017530410A Active JP6543343B2 (ja) 2014-08-29 2015-07-28 放射標識用キット

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017530410A Active JP6543343B2 (ja) 2014-08-29 2015-07-28 放射標識用キット

Country Status (19)

Country Link
US (6) US11040120B2 (ja)
EP (4) EP3862026A1 (ja)
JP (2) JP6552622B2 (ja)
CN (2) CN106659806B (ja)
AU (6) AU2015309188B2 (ja)
BE (1) BE1021191B1 (ja)
BR (3) BR112017003578B1 (ja)
CA (3) CA2958471C (ja)
DK (1) DK3185911T3 (ja)
ES (2) ES2855991T3 (ja)
HU (1) HUE053971T2 (ja)
IL (2) IL250735B (ja)
MX (2) MX2017002361A (ja)
NZ (1) NZ729293A (ja)
PL (1) PL3185911T3 (ja)
PT (1) PT3185911T (ja)
RU (2) RU2724894C2 (ja)
WO (2) WO2016030104A1 (ja)
ZA (1) ZA201702152B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11027030B2 (en) 2014-08-29 2021-06-08 Anmi S.A. Kit for radiolabelling
BE1021191B1 (fr) * 2014-08-29 2015-10-27 Anmi S.A. Kit pour radiomarquage.
GB201504064D0 (en) * 2015-03-10 2015-04-22 Accretion Biotechnology Ltd Method and kits for preparing radionuclide complexes
CN106377527B (zh) * 2016-09-05 2019-02-26 郑州大学 开链吡啶羧酸衍生物H2dedpa在抗菌领域的应用
US10093741B1 (en) 2017-05-05 2018-10-09 Fusion Pharmaceuticals Inc. IGF-1R monoclonal antibodies and uses thereof
KR102612882B1 (ko) 2017-05-05 2023-12-11 센터 포 프로브 디벨롭먼트 앤드 커머셜리제이션 이관능성 킬레이트 및 그의 용도의 약동학적 증진
IL313115A (en) 2017-05-05 2024-07-01 Centre For Probe Dev And Commercialization R1–IGF monoclonal antibodies and their use
TW201927343A (zh) * 2017-12-08 2019-07-16 瑞士商Ecs生物識別系統有限公司 癌症診斷中之經放射標記的前胃泌激素
WO2019246445A1 (en) * 2018-06-20 2019-12-26 The Research Foundation For The State University Of New York Triazamacrocycle-derived chelator compositions for coordination of imaging and therapy metal ions and methods of using same
CN110787186B (zh) * 2019-10-22 2020-11-17 华中科技大学 一种Ga3+/PDA靶向协同抗菌纳米材料、其制备和应用
IT202000032603A1 (it) 2020-12-29 2022-06-29 Univ Degli Studi Di Bari Aldo Moro Kit freddi a base di ligandi del psma per l’allestimento di radiofarmaci.
CA3217589A1 (en) 2021-05-31 2022-12-08 Frederik Giesel Improved prostate-specific membrane antigen targeting radiopharmaceuticals and uses thereof
CA3224301A1 (en) 2021-06-29 2023-01-05 Marion ZERNA A novel kit for radiopharmaceutical preparation of a radiometal labeled chelate-functionalized targeting conjugate

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7902342A (nl) 1979-03-26 1980-09-30 Byk Mallinckrodt Cil Bv Isotopengenerator.
AU2002365649A1 (en) 2001-11-28 2003-06-17 Immunomedics, Inc. Anti-dota antibody
US7011816B2 (en) * 2001-12-26 2006-03-14 Immunomedics, Inc. Labeling targeting agents with gallium-68 and gallium-67
EP2014310B8 (en) 2002-03-01 2012-12-26 Dyax Corp. KDR and VEGF/KDR binding peptides and their use in diagnosis and therapy
US7597876B2 (en) * 2007-01-11 2009-10-06 Immunomedics, Inc. Methods and compositions for improved F-18 labeling of proteins, peptides and other molecules
GB0308408D0 (en) * 2003-04-11 2003-05-21 Amersham Plc Microwave activation
EP1654005A4 (en) 2003-07-24 2011-06-15 Bracco Imaging Spa STABLE RADIOPHARMACEUTICAL COMPOSITIONS AND METHODS FOR THEIR PREPARATION
EP1846042A2 (en) 2005-01-05 2007-10-24 Board of Regents, The University of Texas System Conjugates for dual imaging and radiochemotherapy: composition, manufacturing, and applications
US8545809B2 (en) * 2007-01-11 2013-10-01 Immunomedics, Inc. Methods and compositions for improved 18F labeling of proteins, peptides and other molecules
EP2155262A4 (en) 2007-03-27 2012-12-19 Radiomedix Inc COMPOSITIONS FOR TARGETED THERAPIES AND IMAGERY
FR2942227B1 (fr) 2009-02-13 2011-04-15 Guerbet Sa Utilisation de tampons pour la complexation de radionucleides
WO2010119036A1 (en) * 2009-04-14 2010-10-21 Humagene Inc. Novel post-translational fibrinogen variants
WO2010141833A2 (en) 2009-06-05 2010-12-09 The General Hospital Corporation Vital fluorochrome conjugates and methods of use
US8951064B2 (en) 2010-12-14 2015-02-10 Ideal Industries, Inc. Terminal structures for wiring devices
ITFI20110180A1 (it) 2011-08-12 2013-02-13 Advanced Accelerator Applic S A Processo per la preparazione di complessi di 68ga.
US9161998B2 (en) * 2012-05-18 2015-10-20 Zentralklinik Bad Berka Gmbh Method and kit for preparing a radiopharmaceutical
WO2014066733A2 (en) 2012-10-25 2014-05-01 Life Technologies Corporation Methods and compositions for enzyme-mediated site-specific radiolabeling of glycoproteins
BE1021191B1 (fr) 2014-08-29 2015-10-27 Anmi S.A. Kit pour radiomarquage.
US11027030B2 (en) 2014-08-29 2021-06-08 Anmi S.A. Kit for radiolabelling
CN104830316B (zh) * 2015-05-11 2017-02-01 厦门大学 一种用于核素标记的靶向探针及其制备方法和应用
ITUA20163207A1 (it) 2016-05-06 2017-11-06 Azienda Ospedaliera Di Reggio Emilia Arcispedale Santa Maria Nuova Preparazione in kit di radiofarmaci marcati con gallio-68

Also Published As

Publication number Publication date
AU2022202439A1 (en) 2022-05-05
US20220273827A1 (en) 2022-09-01
EP3862026A1 (en) 2021-08-11
EP3185912B1 (en) 2020-12-30
US20220296735A1 (en) 2022-09-22
BE1021191B1 (fr) 2015-10-27
BR112017003710A2 (pt) 2017-12-05
MX2017002362A (es) 2017-09-15
CA2958475C (en) 2022-07-12
ZA201702152B (en) 2021-06-30
RU2017109582A3 (ja) 2018-12-20
CN106659806B (zh) 2021-01-26
WO2016030104A1 (en) 2016-03-03
EP3862025A1 (en) 2021-08-11
JP2017526745A (ja) 2017-09-14
US20180230069A1 (en) 2018-08-16
NZ729293A (en) 2022-04-29
BR112017003578B1 (pt) 2023-12-26
BR112017003578A2 (pt) 2017-12-05
BR112017003710B1 (pt) 2021-12-14
WO2016030103A1 (en) 2016-03-03
AU2020220193A1 (en) 2020-09-10
DK3185911T3 (da) 2021-03-15
US20210268131A1 (en) 2021-09-02
IL250736A0 (en) 2017-04-30
CA2958471A1 (en) 2016-03-03
RU2017109583A3 (ja) 2018-12-26
JP2017530188A (ja) 2017-10-12
CN106794265A (zh) 2017-05-31
CA3167294C (en) 2024-05-28
AU2020220194A1 (en) 2020-09-10
NZ729291A (en) 2021-03-26
AU2022202346A1 (en) 2022-04-28
RU2017109583A (ru) 2018-10-01
HUE053971T2 (hu) 2021-07-28
US20210275697A1 (en) 2021-09-09
EP3185911A1 (en) 2017-07-05
PT3185911T (pt) 2021-03-22
MX2017002361A (es) 2017-09-15
EP3185911B1 (en) 2020-12-30
RU2725627C2 (ru) 2020-07-03
CN106659806A (zh) 2017-05-10
CA2958475A1 (en) 2016-03-03
CN106794265B (zh) 2021-01-26
ES2855991T3 (es) 2021-09-27
AU2015309188A1 (en) 2017-03-09
EP3185912A1 (en) 2017-07-05
IL250736B (en) 2021-04-29
AU2015309188B2 (en) 2020-05-21
IL250735B (en) 2021-04-29
RU2017109582A (ru) 2018-10-01
AU2015309187B2 (en) 2020-05-21
BR122021017474B1 (pt) 2023-10-10
IL250735A0 (en) 2017-04-30
CA3167294A1 (en) 2016-03-03
CA2958471C (en) 2022-05-31
AU2015309187A1 (en) 2017-03-09
AU2022202439B2 (en) 2023-12-14
US11040120B2 (en) 2021-06-22
US11045563B2 (en) 2021-06-29
JP6543343B2 (ja) 2019-07-10
RU2724894C2 (ru) 2020-06-26
US20180230068A1 (en) 2018-08-16
ES2856030T3 (es) 2021-09-27
PL3185911T3 (pl) 2021-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6552622B2 (ja) 金属阻害剤
NZ729291B2 (en) Kit for radiolabelling with 68ga comprising a metal inhibitor

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170621

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20170626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190617

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6552622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250