JP6551818B1 - 情報処理装置、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、退会リスクの判定は経験に大きく依存する。トレーニング施設には、経験の浅いトレーナもいるため、退会リスクの高い会員を見つけられない可能性がある。したがって、経験に依存することなく退会リスクを判定可能な技術が望まれている。
特許文献1では、出欠状況又は宿題達成状態に基づいて退会しそうな生徒を検出することが記載されている。
特許文献2では、出欠状況又は講師のレッスン内容レポート等に基づいて退会しそうな生徒を抽出することが記載されている。
トレーニング施設の会員の退会リスクを評価する情報処理装置であって、
前記会員を識別する会員識別情報と、前記会員によるアプリケーションの稼働実績に関する会員アプリケーション情報を含む会員情報と、を関連付けて記憶する手段を備え、
トレーニング施設の退会者を識別する退会者識別情報と、前記退会者によるアプリケーションの稼働実績に関する退会者アプリケーション情報を含む退会者情報と、を関連付けて記憶する手段を備え、
各会員の会員識別情報に関連付けられた前記会員情報と、前記退会者識別情報に関連付けられた前記退会者情報と、を比較することにより、各会員の退会リスクに関するスコアを算出する手段を備え、
前記算出されたスコアに基づく退会リスク情報を提示する手段を備える、
情報処理装置である。
情報処理システムの構成について説明する。図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1の情報処理システムの機能ブロック図である。
会員端末10、スタッフ端末20、及び、サーバ30は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
会員端末10の構成について説明する。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
スタッフ端末20の構成について説明する。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
サーバ30の構成について説明する。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
本実施形態の概要について説明する。図3は、本実施形態の概要の説明図である。
サーバ30は、会員を識別する会員識別情報と、会員によるアプリケーションの稼働実績に関する会員アプリケーション情報を含む会員情報と、を関連付けて記憶する。
サーバ30は、トレーニング施設の退会者を識別する退会者識別情報と、退会者によるアプリケーションの稼働実績に関する退会者アプリケーション情報を含む退会者情報と、を関連付けて記憶する。
サーバ30は、各会員の会員識別情報に関連付けられた会員情報と、退会者識別情報に関連付けられた退会者情報と、を比較することにより、各会員の退会リスクに関するスコア(以下「退会リスクスコア」という)を算出する。
サーバ30は、算出されたスコアに基づく退会リスク情報を提示する。
本実施形態のデータベースについて説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
本実施形態の会員情報データベースについて説明する。図4は、本実施形態の会員情報データベースのデータ構造を示す図である。
本実施形態の会員アプリケーションログ情報データベースについて説明する。図5は、本実施形態の会員アプリケーションログ情報データベースのデータ構造を示す図である。
会員アプリケーションログ情報データベースは、会員IDに関連付けられている。
「コメント投稿」とは、サーバ30にコメントを投稿するアクションである。
「食事内容投稿」とは、サーバ30に摂取した食事の内容を投稿するアクションである。
「行動目標実施内容投稿」とは、サーバ30に実施した行動目標の内容を投稿するアクションである。
「スタッフコメント閲覧」とは、サーバ30に記憶されているスタッフからのコメントを閲覧するアクションである。
本実施形態の退会者情報データベースについて説明する。図6は、本実施形態の退会者情報データベースのデータ構造を示す図である。
退会者情報は、退会者が退会する前の時点(つまり、会員としての地位を有している期間)は、会員情報として会員情報データベース(図4)に格納されている。退会者が退会した時点で、当該退会者の会員情報が退会者情報として退会者情報データベースに格納される。退会者情報データベースに格納された退会者情報は、更新されない。
本実施形態の点数情報データベースについて説明する。図7は、本実施形態の点数情報データベースのデータ構造を示す図である。
点数情報データベースは、「年齢」フィールドと、「目標達成率」フィールドと、「在籍日数」フィールドと、「未来館日数」フィールドと、「未稼働日数」フィールドと、を含む。各フィールドは、複数のサブフィールド(「区分」フィールド及び「点数」フィールド)を含む。
「区分」フィールドには、年齢を一定の範囲で区切った区分に関する情報が格納されている。
「点数」フィールドには、各区分に対して付与する点数に関する情報が格納される。
「区分」フィールドは、目標達成率を一定の範囲で区切った区分に関する情報が格納されている。
「点数」フィールドには、各区分に対して付与する点数に関する情報が格納される。
「区分」フィールドには、在籍日数を一定の範囲で区切った区分に関する情報が格納されている。
「点数」フィールドには、各区分に対して付与する点数に関する情報が格納される。
「区分」フィールドには、未来館日数を一定の範囲で区切った区分に関する情報が格納されている。
「点数」フィールドには、各区分に対して付与する点数に関する情報が格納される。
「区分」フィールドには、未稼働日数を一定の範囲で区切った区分に関する情報が格納されている。
「点数」フィールドには、各区分に対して付与する点数に関する情報が格納される。
本実施形態の情報処理について説明する。
本実施形態の会員アプリケーション処理について説明する。会員アプリケーション処理は、会員がアプリケーションを稼働する際に行われる処理である。図8は、本実施形態の会員アプリケーション処理のシーケンス図である。図9は、図8の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、プロセッサ22は、画面P100(図9)をディスプレイに表示する。
操作オブジェクトB100a〜B100dは、アプリケーションを介したアクションをサーバ30に要求するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。操作オブジェクトB100a〜B100dには、以下のアクション種別情報が割り当てられる。
・操作オブジェクトB100aには、アクション種別情報「コメント投稿」が割り当てられる。
・操作オブジェクトB100bには、アクション種別情報「食事内容投稿」が割り当てられる。
・操作オブジェクトB100cには、アクション種別情報「行動目標実施内容投稿」が割り当てられる。
・操作オブジェクトB100dには、アクション種別情報「スタッフコメント閲覧」が割り当てられる。
フィールドオブジェクトF101は、アクション内容を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB101は、フィールドオブジェクトF101に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
具体的には、ユーザが、フィールドオブジェクトF101に具体的な投稿内容を入力し、かつ、操作オブジェクトB101を操作すると、プロセッサ22は、アクションリクエストデータをサーバ30に送信する。
アクションリクエストデータは、以下の情報を含む。
・会員ID
・ステップS110で指定したアクション種別情報
・ステップS110で指定した具体的な投稿内容に関する情報(投稿に関するアクション種別の場合のみ)
具体的には、プロセッサ32は、アクションリクエストデータに含まれる会員IDに関連付けられた会員アプリケーションログ情報データベース(図5)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「ログID」フィールドには、新規のログIDが格納される。
・「日時」フィールドには、ステップS310の実行日時に関する情報が格納される。
・「アクション種別」フィールドには、アクションリクエストデータに含まれアクション種別情報が格納される。
・「アクション内容」フィールドには、アクションリクエストデータに含まれ具体的な投稿内容に関する情報が格納される。
プロセッサ32は、アクションリクエストデータに含まれる会員IDに関連付けられた会員情報データベース(図4)の「会員未稼働日数」フィールドを更新する。より具体的には、プロセッサ32は、「会員未稼働日数」フィールドに「0」を格納する(つまり、「会員未稼働日数」フィールドはリセットされる)。
本実施形態の会員退会処理について説明する。会員退会処理は、会員がトレーニング施設を退会した際に行われる処理である。図10は、本実施形態の会員退会処理のシーケンス図である。図11は、図10の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、プロセッサ12は、画面P200(図11)をディスプレイに表示する。
フィールドオブジェクトF200は、新たに退会した会員の会員名を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB200は、退会処理を実行するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
具体的には、ユーザが、フィールドオブジェクトF200に新たに退会した会員の会員名を入力し、かつ、操作オブジェクトB200を操作すると、プロセッサ12は、退会リクエストデータをサーバ30に送信する。退会リクエストデータは、フィールドオブジェクトF200に入力された会員名に関する情報を含む。
具体的には、プロセッサ32は、会員情報データベース(図4)を参照して、退会リクエストデータに含まれる会員名に関連付けられたレコード(以下「退会者レコード」という)を特定する。
プロセッサ32は、退会者情報データベース(図6)に新たなレコードを追加する。新たなレコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「退会者名」フィールドには、退会者レコードの「会員名」フィールドの情報が格納される。
・「退会者属性」フィールドには、退会者レコードの「会員属性」フィールドの情報が格納される。
・「退会者目標達成率」フィールドに、退会者レコードの「会員目標達成率」フィールドの情報が格納される。
・「退会者来館履歴」フィールドに、退会者レコードの「会員来館履歴」フィールドの情報が格納される。
・「退会者アプリ未稼働日数」フィールドに、退会者レコードの「会員アプリ未稼働日数」フィールドの情報が格納される。
プロセッサ32は、会員情報データベース(図4)から、退会者レコードを削除する。
このようにして、新たに退会した会員に関して、会員情報データベース(図4)及び退会者情報データベース(図6)が更新される。
本実施形態の退会リスクスコア算出処理について説明する。図12は、本実施形態の退会リスクスコア算出処理のシーケンス図である。図13は、図12の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、プロセッサ12は、画面P300(図13)をディスプレイに表示する。
操作オブジェクトB300は、退会リスク情報を閲覧する旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
具体的には、ユーザが、操作オブジェクトB300を操作すると、プロセッサ12は、閲覧リクエストデータをサーバ30に送信する。閲覧リクエストデータは、退会リスク情報を閲覧する旨のユーザ指示を含む。
具体的には、プロセッサ32は、会員情報データベース(図4)及び退会者情報データベース(図6)を参照して、点数情報データベース(図7)の更新を行う。プロセッサ32は、例えば、「年齢」フィールドについて、会員情報データベース(図4)における「年齢」フィールド及び退会者情報データベース(図6)における「年齢」フィールドを参照して、退会者の割合が高い区分は低い点数になり、退会者の割合が低い区分は高い点数になるよう点数情報データベース(図7)を更新する。退会者の割合は、「その区分に該当する会員の人数」と「その区分に該当する退会者の人数」との合計に対する「その区分に該当する退会者の人数」である。プロセッサ32は、「目標達成率」フィールド、「在籍日数」フィールド、「未来館日数」フィールド、及び「未稼働日数」フィールドも、同様に更新する。具体的な点数は統計学的に決定され、相関している項目(フィールド)ほど区分間の点数差が大きくなる。
プロセッサ32は、会員情報データベース(図4)及び更新された点数情報データベース(図7)を参照して、各会員について退会リスクスコアを算出する。一例として、プロセッサ32は、ある会員について、会員情報データベース(図4)を参照して、会員IDに関連付けられた会員情報を特定する。スコア算出に用いられる会員情報は、会員IDに関連付けられた「年齢」フィールド、「会員目標達成率」フィールド、「会員在籍日数」フィールド、「会員未来館日数」フィールド、及び、「会員未稼働日数」フィールドの情報である。
プロセッサ32は、更新された点数情報データベース(図7)を参照して、特定された「年齢」フィールドの情報に該当する区分に関連付けられた点数を特定する。特定された「会員目標達成率」フィールド、「会員在籍日数」フィールド、「会員未来館日数」フィールド、及び、「会員未稼働日数」フィールドの情報についても、同様に、それぞれ点数情報データベース(図7)の「目標達成率」フィールド、「在籍日数」フィールド、「未来館日数」フィールド、及び「未稼働日数」フィールドにおける該当する区分に関連付けられた点数を特定する。
プロセッサ32は、これらの特定された点数を合算し、当該会員の退会リスクスコアを算出する。これを会員情報データベース(図4)に含まれる全ての会員について行う。例えば、会員ID=M001で特定される会員の退会リスクスコアは、「0(年齢)+15(目標達成率)+10(在籍日数)+0(未来館日数)+40(未稼働日数)=65」である。会員ID=M002で特定される会員の退会リスクスコアは、「−20(年齢)+0(目標達成率)+−20(在籍日数)+−10(未来館日数)+−10(未稼働日数)=−60」である。
具体的には、プロセッサ32は、閲覧レスポンスデータをスタッフ端末20に送信する。閲覧レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・各会員の会員識別情報
・ステップS330で算出された退会リスクスコア
具体的には、プロセッサ12は、閲覧レスポンスデータに基づいて、画面P301(図13)をディスプレイに表示する。
表示オブジェクトA301は、各会員の会員識別情報(一例として、会員ID及び会員名)及び退会リスクスコアの組合せを含む。退会リスクスコアの数字が小さいほど、退会リスクが高い。
また、本実施形態では、会員アプリケーション情報として、単にログインした旨の情報ではなく、会員の積極的なアクションに関する情報を用いる。そのため、会員の意欲により即した退会リスク情報を得ることができる。
本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態の変形例1について説明する。変形例1は、退会リスク情報として、算出された退会リスクスコアに基づく退会リスク指標が提示される例である。
変形例1の退会リスク指標情報データベースについて説明する。図14は、変形例1の退会リスク指標情報データベースのデータ構造を示す図である。
変形例1の退会リスクスコア算出処理について説明する。図15は、変形例1の会員アプリケーション処理のシーケンス図である。図16は、変形例1の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、サーバ30は、退会リスク指標情報データベース(図14)を参照して、算出された退会リスクスコアに該当する区分に関連付けられた退会リスク画像を特定する。これを会員情報データベース(図4)に含まれる全ての会員について行う。
具体的には、プロセッサ32は、閲覧レスポンスデータをスタッフ端末20に送信する。閲覧レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・各会員の会員識別情報
・ステップS341で特定された退会リスク画像
具体的には、プロセッサ12は、閲覧レスポンスデータに基づいて、画面P401(図16)をディスプレイに表示する。
表示オブジェクトA401は、各会員の会員識別情報(一例として、会員ID及び会員名)及び退会リスク画像の組合せを含む。
本実施形態の変形例2について説明する。変形例2は、算出された退会リスクスコアが所定の範囲内である会員の会員識別情報が抽出される例である。
変形例2の退会リスクスコア算出処理について説明する。図17は、変形例2の退会リスクスコア算出処理のシーケンス図である。図18は、図17の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS330で算出された退会リスクスコアが所定の範囲内である会員を、退会リスクが高い会員(以下「リスク会員」という)として特定する。変形例2において、所定の範囲は、退会リスクスコアが「−35未満」である。プロセッサ32は、会員情報データベース(図4)を参照して、特定されたリスク会員の会員識別情報を特定する。
具体的には、プロセッサ32は、閲覧レスポンスデータをスタッフ端末20に送信する。閲覧レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・ステップS351で特定されたリスク会員の会員識別情報
具体的には、プロセッサ12は、閲覧レスポンスデータに基づいて、画面P501(図18)をディスプレイに表示する。
表示オブジェクトA501は、閲覧レスポンスデータに含まれる会員識別情報(一例として、会員ID及び会員名)及び会員の退会リスクが高い旨を示すメッセージ情報を含む。
本実施形態の変形例3について説明する。変形例3は、特定の会員の退会リスク情報が提示される例である。
変形例3の退会リスクスコア算出処理について説明する。図19は、変形例3の退会リスクスコア算出処理のシーケンス図である。図20は、図19の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、プロセッサ12は、画面P600(図20)をディスプレイに表示する。
フィールドオブジェクトF600は、会員識別情報(例えば、会員名)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB600は、退会リスク情報を閲覧する旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
具体的には、ユーザが、フィールドオブジェクトF600に退会リスク情報を閲覧したい会員の会員名を入力し、かつ、操作オブジェクトB600を操作すると、プロセッサ12は、閲覧リクエストデータをサーバ30に送信する。閲覧リクエストデータは、フィールドオブジェクトF600に入力された会員名に関する情報を含む。
具体的には、図12のステップS330と同様に会員情報データベース(図4)及び退会者情報データベース(図6)を参照して、点数情報データベース(図7)の更新を行う。
プロセッサ32は、会員情報データベース(図4)及び更新された点数情報データベース(図7)を参照して、ユーザが指定した会員について退会リスクスコアを算出する。具体的には、プロセッサ32は、会員情報データベース(図4)を参照して、閲覧リクエストデータに含まれる会員名に関連付けられた会員情報を特定する。スコア算出に用いられる会員情報は、会員IDに関連付けられた「年齢」フィールド、「会員目標達成率」フィールド、「会員在籍日数」フィールド、「会員未来館日数」フィールド、及び、「会員未稼働日数」フィールドの情報である。
プロセッサ32は、更新された点数情報データベース(図7)を参照して、特定された「年齢」フィールドの情報に該当する区分に関連付けられた点数を特定する。特定された「会員目標達成率」フィールド、「会員在籍日数」フィールド、「会員未来館日数」フィールド、及び、「会員未稼働日数」フィールドの情報についても、同様に、それぞれ点数情報データベース(図7)の「目標達成率」フィールド、「在籍日数」フィールド、「未来館日数」フィールド、及び「未稼働日数」フィールドにおける該当する区分に関連付けられた点数を特定する。
プロセッサ32は、これらの特定された点数を合算し、当該会員の退会リスクスコアを算出する。
具体的には、プロセッサ32は、閲覧レスポンスデータをスタッフ端末20に送信する。閲覧レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・会員名に関する情報
・ステップS360で算出された退会リスクスコア
具体的には、プロセッサ12は、閲覧レスポンスデータに基づいて、画面P601(図20)をディスプレイに表示する。
表示オブジェクトA601は、ユーザが指定した会員の会員名及び退会リスクスコアを含む。
また、変形例3では、ユーザが指定した特定の会員に関してのみ退会リスクスコアが算出される。そのため、退会リスクスコア算出処理にかかる時間を短くなり、ユーザは会員の退会リスク情報を迅速に知ることができる。
本実施形態について小括する。
トレーニング施設の会員の退会リスクを評価する情報処理装置(例えば、サーバ30)であって、
会員を識別する会員識別情報と、会員によるアプリケーションの稼働実績に関する会員アプリケーション情報を含む会員情報と、を関連付けて記憶する手段(例えば、会員情報データベース(図4)を管理するプロセッサ32)を備え、
トレーニング施設の退会者を識別する退会者識別情報と、退会者によるアプリケーションの稼働実績に関する退会者アプリケーション情報を含む退会者情報と、を関連付けて記憶する手段(例えば、退会者情報データベース(図6)を管理するプロセッサ32)を備え、
各会員の会員識別情報に関連付けられた会員情報と、退会者識別情報に関連付けられた退会者情報と、を比較することにより、各会員の退会リスクに関するスコアを算出する手段(例えば、ステップS330の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
算出されたスコアに基づく退会リスク情報を提示する手段(例えば、ステップS232を実行するプロセッサ32)を備える、
情報処理装置である。
会員アプリケーション情報は、行動目標の更新ログ情報、コメント投稿ログ情報、スタッフコメントの閲覧ログ情報、及び食事登録の更新ログ情報のうちの少なくとも1つである、
情報処理装置である。
会員情報は、更に、会員の属性に関する属性情報、摂取した食事に関する食事情報、身体測定又は体力測定の結果に関する測定結果情報、及び来館の履歴に関する来館履歴情報のうちの少なくとも1つを含み、
退会者情報は、更に、退会者の属性に関する属性情報、摂取した食事に関する食事情報、身体測定又は体力測定の結果に関する測定結果情報、及び来館の履歴に関する来館履歴情報のうちの少なくとも1つを含む、
情報処理装置である。
退会リスク情報は、算出されたスコア及びスコアに基づく退会リスク指標のうちの少なくとも1つである、
情報処理装置である。
算出されたスコアが所定の範囲内である会員の会員識別情報を抽出する手段(例えば、ステップS351を実行するプロセッサ32)を備え、
退会リスク情報として、抽出された会員識別情報と、会員の退会リスクが高い旨を示すメッセージと、を提示する、
情報処理装置である。
コンピュータ(例えば、プロセッサ32)を、上記の何れかに記載の各手段として機能させるためのプログラムである。
その他の変形例について説明する。
10 :会員端末
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
20 :スタッフ端末
21 :記憶装置
22 :プロセッサ
23 :入出力インタフェース
24 :通信インタフェース
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :プロセッサ
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース
Claims (7)
- トレーニング施設の会員の退会リスクを評価する情報処理装置であって、
前記会員を識別する会員識別情報と、前記会員によるアプリケーションの稼働実績に関する会員アプリケーション情報を含む会員情報と、を関連付けて記憶する手段を備え、
トレーニング施設の退会者を識別する退会者識別情報と、前記退会者によるアプリケーションの稼働実績に関する退会者アプリケーション情報を含む退会者情報と、を関連付けて記憶する手段を備え、
各会員の会員識別情報に関連付けられた前記会員アプリケーション情報と、前記退会者識別情報に関連付けられた前記退会者アプリケーション情報と、に少なくとも基づいて各会員の退会リスクに関するスコアを算出する手段を備え、
前記算出されたスコアに基づく退会リスク情報を提示する手段を備える、
情報処理装置。 - 前記会員によるアプリケーションの稼働実績は、行動目標の更新、コメント投稿、スタッフコメントの閲覧、及び食事登録の更新のうちの少なくとも1つに基づく、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記会員情報は、更に、前記会員の属性に関する属性情報、摂取した食事に関する食事情報、身体測定又は体力測定の結果に関する測定結果情報、及び来館の履歴に関する来館履歴情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記退会者情報は、更に、前記退会者の属性に関する属性情報、摂取した食事に関する食事情報、身体測定又は体力測定の結果に関する測定結果情報、及び来館の履歴に関する来館履歴情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記算出する手段は、前記会員アプリケーション情報と前記退会者アプリケーション情報、及び、前記更なる会員情報と前記更なる退会者情報、に少なくとも基づいて各会員の退会リスクに関するスコアを算出する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記退会リスク情報は、前記算出されたスコア及び前記スコアに基づく退会リスク指標のうちの少なくとも1つである、
請求項1〜3の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記算出されたスコアが所定の範囲内である会員の会員識別情報を抽出する手段を備え、
前記退会リスク情報として、前記抽出された会員識別情報と、前記会員の退会リスクが高い旨を示すメッセージと、を提示する、
請求項1〜4の何れかに記載の情報処理装置。 - トレーニング施設の会員の退会リスクを評価する情報処理装置であって、
前記会員を識別する会員識別情報と、前記会員によるアプリケーションの未稼働日数に関する情報を含む会員情報と、を関連付けて記憶する手段を備え、
トレーニング施設の退会者を識別する退会者識別情報と、前記退会者によるアプリケーションの未稼働日数に関する情報を含む退会者情報と、を関連付けて記憶する手段を備え、
各会員の会員識別情報に関連付けられた前記会員によるアプリケーションの未稼働日数に関する情報と、前記退会者識別情報に関連付けられた前記退会者によるアプリケーションの未稼働日数に関する情報と、に少なくとも基づいて各会員の退会リスクに関するスコアを算出する手段を備え、
前記算出されたスコアに基づく退会リスク情報を提示する手段を備える、
情報処理装置。 - コンピュータを、請求項1〜6の何れかに記載の各手段として機能させるためのプログラム。
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