JP6551458B2 - 車両用フレーム部材 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前後方向に延びる長手方向を有し、閉断面状に形成された車両用フレーム部材に関する。
自動車等の車両における車体を構成するサイドシルなどのフレーム部材には、車両衝突時における乗員の安全性を確保するため高強度と高剛性が求められ、さらに、燃費性能の向上を図るために軽量化が求められている。そこで、前記フレーム部材は、一般に、閉断面状に形成されている。また、フレーム部材としては、座屈を抑制するために、閉断面状のフレーム本体内に補強板を取り付け、フレーム本体を補強したものも存在する。
例えば特許文献1に開示されたフレーム部材では、矩形状のフレーム本体の一側面と対向する側面とを接続する板状の補強部材に屈曲部を設け、この補強部材の屈曲部から、フレーム本体の前記側面に隣接する上面に向けて板状の支持部材が延びる構成が開示されている。
特開平11−255048号公報
ところで、特許文献1に開示されたフレーム部材では、フレーム本体の前記一側壁側から荷重が入力されたときには、屈曲部を支点としてフレーム部材が二段階に座屈する。しかし、特許文献1では、フレーム部材の二段階座屈の態様について詳細な検討がなされておらず、衝突に対するEA(Energy Absorption:エネルギー吸収量)の質量効率については、改善の余地がある。
本発明は、車体前後方向に延びる長手方向を有し、閉断面状に形成された車両用フレーム部材において、側面衝突に対するEA質量効率を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、
車体前後方向に延びる長手方向を有し、閉断面状に形成された車両用フレーム部材であって、
第1側壁と、
前記第1側壁に対して車幅方向内側に設けられた第2側壁と、
前記第1側壁および前記第2側壁と併せて前記閉断面構造を画定する上壁および下壁と、
前記上壁と前記下壁との間に設けられ、前記第1側壁と前記第2側壁とを接続する上側横リブおよび下側横リブと、を備え、
前記第1側壁と前記第2側壁との間に、前記上壁と前記上側横リブとを接続する上側縦リブと、前記下壁と前記下側横リブとを接続する下側縦リブとが、それぞれ1つのみ設けられ
前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、それぞれ前記上壁および前記下壁において車幅方向中央部よりも外側に節部を形成している、
車両用フレーム部材に関する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、それぞれ前記上側横リブおよび前記下側横リブにおいて車幅方向中央部よりも外側の位置に節部を形成している。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記上壁および前記下壁は、前記長手方向から見て、車幅方向において直線的に延びている、
請求項1または2に記載の車両用フレーム部材。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、
前記第1側壁は、前記長手方向から見て、車体上下方向に延び、
前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、前記第1側壁に対して平行に延びている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、
前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、それぞれ前記上壁および前記下壁の長さ範囲において前記第1側壁側から15%以上50%未満の位置に節部を形成している。
請求項1に記載の発明によれば、上壁および上側横リブと上側縦リブとの接続により、上壁および上側横リブに節部が形成され、下壁および下側横リブと下側縦リブとの接続により、下壁および下側横リブに節部が形成される。これにより、側面衝突(例えばポール側面衝突)により車幅方向外側から第1側壁に荷重が入力されたときには、フレーム部材が節部を支点として二段階で座屈するので、一段階で座屈する場合と比べて座屈荷重が大きくなる。
特に、上側縦リブおよび下側縦リブが、長手方向から見て、それぞれ上壁および下壁において車幅方向中央部よりも外側の位置に節部を形成しているので、車幅方向外側から第1側壁に荷重が入力されたときに応力集中が生じる部分の座屈荷重を向上させることができる。このようにして、フレーム部材において、側面衝突に対するEA質量効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、上側縦リブおよび下側縦リブが、長手方向から見て、それぞれ上側縦リブおよび下側縦リブにおいて車幅方向中央部よりも外側に節部を形成しているので、車幅方向外側から第1側壁に荷重が入力されたときに応力集中が生じる部分の座屈荷重をさらに向上させることができる。このようにして、フレーム部材において、側面衝突に対するEA質量効率をさらに向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、上壁および下壁が長手方向から見て車幅方向において直線的に延びているので、車幅方向外側から第1側壁に入力される荷重に対する座屈荷重が大きくなり、側面衝突に対するEA質量効率をさらに向上させることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、上側縦リブおよび下側縦リブが長手方向から見て第1側壁に対して平行に延びているので、車幅方向外側から第1側壁に入力される荷重に対する座屈長さを車体上下方向で均等に確保することができ、これにより前記荷重に対する座屈荷重が大きくなり、側面衝突に対するEA質量効率をさらに向上させることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、上側縦リブおよび下側縦リブが長手方向から見て、それぞれ上壁および下壁の長さ範囲において第1側壁側から15%以上50%以下の位置に節部を形成しているので、フレーム部材の二段階座屈と製造の容易性を担保しつつ、側面衝突に対する高いEA質量効率を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るフレーム部材を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るフレーム部材を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るフレーム部材を示す断面図である。 上壁・下壁を長手方向から見たときの全幅W1に対する外側壁部の幅W2の比W2/W1とEA量との関係を示すグラフである。 側突時の各壁部および各リブ部の屈曲方向を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム部材を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム部材を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム部材を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフレーム部材を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の変形例に係るフレーム部材を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る側部車体構造を適用した車体の一部を左前方から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る側部車体構造を適用した車体の一部を左後方から見た斜視図である。 図11に示す車体の一部をA−A線で切って矢印の方向に見たときの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すフレーム部材100は、車体の一部を構成し、車体前後方向に長手方向が延びるように配置されている。なお、車体前後方向は、車体上下方向と車幅方向に対して垂直な方向である。ただし、本発明において「車体前後方向」、「車体上下方向」、「車幅方向」という場合、これらの方向が互いに完全に垂直である構成だけでなく、本発明の作用効果が得られる範囲で互いに垂直からずれている構成もまた、本発明に含まれるものと理解すべきである。
図1は、フレーム部材100の長手方向(以下、単に長手方向という)に直交する断面を示す図である。これは、他の断面図でも同様である。フレーム部材100は、車両の衝突時(例えば側突時)に荷重が作用して曲げ変形が生じ、これにより荷重を吸収するように構成されている。フレーム部材100は、車両において、車幅方向両端部であって車体下部に設けられるサイドシル、および、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルの前部において車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム、などに適用されてよい。
フレーム部材100は押出し成形により作られる。変形例として、フレーム部材100はプレス成形により作られてもよい。フレーム部材100を押出し成形により作る場合、フレーム部材100を構成する材料の例は、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウムまたはマグネシウム合金を含む。
フレーム部材100は、第1側壁101、第2側壁102、上壁103および下壁104を備えている。これらの壁101〜104は、全体として略長方形状の閉断面構造を形成している。
第1側壁101は、車幅方向外側に設けられている。第1側壁101は、フレーム部材100の長手方向から見て(つまり、図1などに示す、長手方向に直交する断面において)車体上下方向に延びている。
第2側壁102は、第1側壁101に対して車幅方向内側に設けられている。第2側壁102は、車体上下方向に対して、車体上側から車体下側に向かうにつれて車幅方向外側に傾斜して延びている。このように第2側壁102が図1に示すように傾斜して延びる構成は、フレーム部材100をサイドシルに適用してクロスメンバ21,22,23(図11を参照)との結合を行う場合の設計の一例である。したがって、本発明はこれに限定されず、第2側壁102は長手方向から見て例えば車体上下方向に延びていてもよい。
上壁103は、車幅方向外側から車幅方向内側に向かうにつれて車体上側に傾斜して延びている。このように上壁103が傾斜して延びる構成は、フレーム部材100をサイドシルに適用した場合に、フレーム部材100の車体上側でヒンジピラーなどと結合を行う場合の設計の一例である。上壁103および下壁104は、好ましくは、長手方向から見て車幅方向において直線的に延びている。したがって、上壁103および下壁104は平坦な壁である。上壁103の上面は、他の部材(上述のとおり、例えばフレーム部材100をサイドシルに適用した場合にはヒンジピラー)の組み付け性が向上するように、平坦面であってもよい。
フレーム部材100は、さらに、上壁103と下壁104との間に設けられた上側横リブ105および下側横リブ106を備えている。下側横リブ106は、上側横リブ105に対して車体下側に設けられている。横リブ105,106は、第1側壁101と第2側壁102とを接続している。横リブ105,106は、長手方向から見て直線的に延びている。したがって、横リブ105,106は平坦な板状部材である。第1側壁101と第2側壁102とを接続する横リブの数は2本に限定されないが、図1に示すフレーム部材100のように、上壁103と下壁104の幅(車幅方向の寸法)が第1側壁101と第2側壁102の長さ(車体上下方向の寸法)に対して異なる(つまり、フレーム部材100を長手方向から見たときに、全体として略正方形であるよりも略長方形である)場合には、偶数本の横リブを設けることにより、より高いEA質量効率を得られることがわかっている。
上側横リブ105および下側横リブ106は、長手方向から見て、第1側壁101に対して傾斜して、互いに非平行に延びている。具体的には、横リブ105,106は、車幅方向外側から車幅方向内側に向かうほど互いに離間するように、第1側壁101に対して傾斜して延びている。さらに具体的には、上側横リブ105は、長手方向から見て、車幅方向外側から車幅方向内側に向かって車体上方側に延びている。下側横リブ106は、長手方向から見て、車幅方向外側から車幅方向内側に向かって車体下方側に延びている。横リブ105,106は、長手方向全体にわたって設けられていてもよいし、長手方向の一部にのみ設けられていてもよい。フレーム部材100の長手方向において適切な範囲に横リブ105,106を設けることにより、EA質量効率を向上させることができる。
上述のとおり、横リブ105,106の車幅方向に対する傾斜角は、好ましくは、車幅方向に対して1度以上20度以下である。図示している例では、上側横リブ105は、車幅方向(図1に破線X1で示している)に対して車体上側に1度傾斜して延びており、下側横リブ106は、車幅方向(図1に破線X2で示している)に対して車体下側に5度傾斜して延びている。
フレーム部材100は、さらに、第1側壁101に対向して配置された上側縦リブ107および下側縦リブ108を備えている。上側縦リブ107は、上壁103と上側横リブ105とを接続している。下側縦リブ108は、下壁104と下側横リブ106とを接続している。縦リブ107,108は、長手方向全体にわたって設けられていてもよいし、横リブ105,106に対応して長手方向の一部にのみ設けられていてもよい。図1では、縦リブ107,108が第1側壁101に対して平行に延びる(つまり、縦リブ107,108は車体上下方向に延びる)例を示している。本発明において、2つの線または面が平行であるというときは、2つの線または面が完全に平行(つまり、両者の間隔が一定)である構成だけでなく、本発明の作用効果が得られる範囲で平行からずれている構成もまた、本発明に含まれるものと理解すべきである。この点に関する変形例として、図2に示すように、縦リブ107,108は、第1側壁101に対して非平行に延び(つまり、縦リブ107,108は長手方向から見て車体上下方向に対して傾斜して延び)ていてもよい。
図1では、上側縦リブ107と下側縦リブ108とは車体上下方向に分離している例を示している。変形例として、図3に示すように、上側縦リブ107と下側縦リブ108とを一体化し、車体上下方向に(または車体上下方向に対して傾斜して)延びる1つの縦リブ109を設けてもよい。
上壁103と上側縦リブ107との接続により、上壁103に節部111が形成される。上側横リブ105と上側縦リブ107との接続により、上側横リブ105に節部112が形成される。下側横リブ106と下側縦リブ108との接続により、下側横リブ106に節部113が形成される。下壁104と下側縦リブ108との接続により、下壁104に節部114が形成される。
上壁103において、節部111より車幅方向外側の部分に外側壁部103aが画定され、節部111より車幅方向内側の部分に内側壁部103bが画定される。上側横リブ105において、節部112より車幅方向外側の部分に外側リブ部105aが画定され、節部112より車幅方向内側の部分に内側リブ部105bが画定される。下側横リブ106において、節部113より車幅方向外側の部分に外側リブ部106aが画定され、節部113より車幅方向内側の部分に内側リブ部106bが画定される。下壁104において、節部114より車幅方向外側の部分に外側壁部104aが画定され、節部114より車幅方向内側の部分に内側壁部104bが画定される。本明細書では、「壁部」、「リブ部」をそれぞれ「板部」と称することがある。
第1側壁101の上部、第2側壁102の上部、上壁103および上側横リブ105により画定される閉断面は、上側縦リブ107により、さらに2つの閉断面S1,S2に分割される。第1側壁101の下部、第2側壁102の下部、下壁104および下側横リブ106により画定される閉断面は、下側縦リブ108により、さらに2つの閉断面S3,S4に分割される。フレーム部材100は、車幅方向外側から第1側壁101に(特に、第1側壁101の主面に対して垂直な方向から主面全体に)荷重が入力されたときには、節部111〜114を支点として、まず閉断面S1,S3が座屈し、続いて閉断面S2,S4が座屈するように、つまり二段階で座屈するように構成されている。
節部111,114は、長手方向から見て、それぞれ上壁103および下壁104において車幅方向中央部よりも外側に位置している。また、節部112,113も、長手方向から見て、それぞれ上側横リブ105および下側横リブ106において車幅方向中央部よりも外側に位置している。
ここで、上壁103・下壁104を長手方向から見たときの全幅W1に対する外側壁部103a,104aの幅W2の比W2/W1とEA量との関係を図4に示す。この関係は、CAE解析により求めたものである。具体的には、円柱状のポールによる3点曲げ解析を行った。ポールの直径は250mmとした。対象となるフレーム部材100は、全長(車体前後方向の寸法)が1300mm、全幅W1が70mm、第1側壁101の高さ(車体上下方向の寸法)が140mmとした。また、この解析において、フレーム部材100は、長手方向から見て略長方形状を有するものとした。つまり、上壁103は長手方向から見て車幅方向に延び、第2側壁102は車体上下方向に延びている。また、横リブ105,106は長手方向から見て車幅方向に延びているものとした。フレーム部材100の材質はアルミニウムであるとした。壁101〜104とリブ105〜108の板厚は2.0mmであるとした。図4に示されている解析の結果を以下の表にも示す。
Figure 0006551458
図4からわかるように、全幅W1に対する外側壁部103a,104aの幅W2の比W2/W1が50%以下であれば、高いEA質量効率を得ることができる。一方、比W2/W1が小さすぎると、フレーム部材100において上述の二段階座屈という作用が得られない可能性がある。比W2/W1が小さすぎると、押出し成形によるフレーム部材100の製造が困難になるおそれがある。具体的には、比W2/W1が小さい、つまり閉断面S1,S3の幅(車幅方向寸法)が小さいと、閉断面S1,S3を作るための型のサイズが小さくなり、型の強度を確保できないおそれがある。典型的なフレーム部材100の寸法に鑑みると、比W2/W1を15%以上とすることで、フレーム部材100において二段階座屈という作用を好適に得つつ、フレーム部材100を好適に製造できる。
次に、側面衝突(例えばポール側面衝突)により、フレーム部材100に車幅方向外側から荷重が入力された場合のフレーム部材100の座屈の態様について説明する。
フレーム部材100において車幅方向外側から第1側壁101に荷重が入力されると、上壁103、上側横リブ105、下側横リブ106および下壁104を介して車幅方向内側の第2側壁102に荷重が伝達される。本実施形態では、第1側壁101が長手方向から見て車体上下方向に延びていることにより、車幅方向外側から入力される荷重を第1側壁101で均一に受けることができ、フレーム部材100の座屈荷重が大きくなる。また、本実施形態では、上壁103、上側横リブ105、下側横リブ106および下壁104が長手方向から見て直線的に延びていることにより、車幅方向外側から第1側壁101に入力される荷重が第2側壁102に伝達されやすくなるとともに、フレーム部材100の座屈荷重が大きくなる。このとき、横リブ105,106が延びる方向が第1側壁101に対して垂直な方向に近いほど、荷重伝達性とフレーム部材100の座屈荷重を大きくすることができる。また、本実施形態では、縦リブ107,108が長手方向から見て第1側壁101に対して平行に延びていることにより、車幅方向外側から第1側壁101に入力される荷重に対する座屈長さを車体上下方向で均等に確保することができ、これによりフレーム部材100の座屈荷重が大きくなる。
第1側壁101に入力される荷重が大きいと、フレーム部材100は全体として座屈する。このとき、フレーム部材100では、節部111〜114を支点として、まず側の閉断面S1,S3が座屈し、続いて側の閉断面S2,S4が座屈し、つまり二段階で座屈する。したがって、一段階で座屈する構成を有するフレーム部材(例えば縦リブ107,108が設けられていない構成)と比較して、フレーム部材100の座屈荷重は大きくなる。
二段階で座屈するように構成されたフレーム部材100では、第1段階で座屈する部分(つまり、外側壁部103a,104aおよび外側リブ部105a,106a)に加わる荷重は、第2段階で座屈する部分(つまり、内側壁部103b,104および側リブ部105,106)に加わる荷重よりも大きくなり、例えば当該部分に応力集中が生じる。本実施形態では、節部111〜114が、長手方向から見て、上壁103、上側横リブ105、下側横リブ106および下壁104において車幅方向中央部よりも外側に位置していることにより、フレーム部材100において、応力集中が生じる部分の座屈荷重が大きくなる。特に、全幅W1に対する外側壁部103a,104aの幅W2の比W2/W1を15%以上50%以下とすることにより、この作用効果が好適に得られることは上述のとおりである。
次に、節部111〜114により画定される外側壁部103a,104aおよび外側リブ部105a,106aと内側壁部103b,104bおよび内側リブ部105b,106bの座屈方向について、図5を参照して説明する。
まず、フレーム部材100において、横リブ105,106も縦リブ107,108も設けない(つまり、節部111〜114を形成しない)場合、上壁103は車体上方側に屈曲し、下壁104は車体下方側に屈曲する。次に、フレーム部材100において縦リブ107,108を設けた(つまり、節部111,114を形成した)場合、上壁103の外側壁部103aは車体上方側に屈曲し、節部111を挟んで内側壁部103bは車体下方側に屈曲し、下壁104の外側壁部104aは車体下方側に屈曲し、節部114を挟んで内側壁部104bは車体上方側に屈曲する。
さらに、フレーム部材100において横リブ105,106を設けた(つまり、節部112,113を形成した)場合、外側リブ部105a,106aと内側リブ部105b,106bの屈曲方向はばらつきがある。フレーム部材100では、上側横リブ105は長手方向から見て車幅方向外側から車幅方向内側に向かって車体上方側に延びているので、外側リブ部105aは車体下方側に屈曲しやすくなり(屈曲後の位置を105a’で示す)、節部112を挟んで内側リブ部105bは車体上方側に屈曲しやすくなる(屈曲後の位置を105b’で示す)。また、下側横リブ106は長手方向から見て車幅方向外側から車幅方向内側に向かって車体下方側に延びているので、外側リブ部106aは車体上方側に屈曲しやすくなり(屈曲後の位置を106a’で示す)、節部113を挟んで内側リブ部106bは車体下方側に屈曲しやすくなる(屈曲後の位置を106b’で示す)。
このように、フレーム部材100では、横リブ105,106が長手方向から見て第1側壁101に対して傾斜して互いに非平行に延びていることにより、横リブ105,106における外側リブ部105a,106aと内側リブ部105b,106bの屈曲方向を所望の方向に制御して、フレーム部材100の座屈荷重を大きくすることができる。具体的には、車体上下方向で隣接する板部どうし(外側壁部103aと外側リブ部105a、外側壁部104aと外側リブ部106a、内側壁部103bと内側リブ部105b、内側壁部104bと内側リブ部106b)の屈曲方向が互いに逆方向になるように各板部の屈曲方向を制御して、座屈荷重を大きくすることができる。
特に、本実施形態において、横リブ105,106の車幅方向に対する傾斜角を車幅方向に対して1度以上20度以下とすることにより、大きい座屈荷重と安定した座屈方向とを両立できることがわかっている。
ここで、長手方向から見て、上壁103と上側横リブ105からなる上側屈曲部121と、下壁104と下側横リブ106からなる下側屈曲部122をそれぞれ一体と見ると、車幅方向外側から荷重が入力されたときの座屈方向は、互いに一致している。つまり、上壁103と下側横リブ106について、外側壁部103aと外側リブ部106aの屈曲方向は同じであり、内側壁部103bと内側リブ部106bの屈曲方向は同じである。また、下壁104と上側横リブ105について、外側壁部104aと外側リブ部105aの屈曲方向は同じであり、内側壁部104bと内側リブ部105bの屈曲方向は同じである。これにより、上側屈曲部121と下側屈曲部122とに加わる荷重が車体上下方向より均一化することができ、座屈方向をより安定させることができる。
以上のとおり、フレーム部材100では、大きい座屈荷重が得られ、ひいては高いEA質量効率を得ることができる。
[第2実施形態]
図6から図8は、本発明の第2実施形態に係るフレーム部材200を示す断面図である。フレーム部材200の説明において、第1実施形態で説明したものと同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する。
フレーム部材200では、第1側壁101と上側横リブ105との間で鋭角を成す側の隅部131には、第1側壁101と上側横リブ105における周囲の部分よりも強度が大きい高強度部が設けられている。また、第1側壁101と下側横リブ106との間で鋭角を成す隅部132には、第1側壁101と下側横リブ106における周囲の部分よりも強度が大きい高強度部が設けられている。具体的には、図6から図8に示すように、フレーム部材100の隅部131,132には、前記高強度部として、周囲の部分よりも板厚が大きい厚肉部201,202が設けられている。厚肉部201,202は、図6に示すように長手方向から見て三角形状を有していてもよく、図7に示すように隅アール(R)部を設けてもよく、図8に示すように、隅部131,132全体の板厚を大きくしてもよい。
フレーム部材200では、隅部131,132に高強度部が設けられていることにより、車幅方向外側から荷重が入力されたときに、外側リブ部105aの車体上側に向かう屈曲が抑制され、外側リブ部106aの車体下側に向かう屈曲が抑制される。これにより、外側リブ部105aは車体下方側により屈曲しやすくなり、内側リブ部105bは車体上方側により屈曲しやすくなる。また、外側リブ部106aは車体上方側により屈曲しやすくなり、内側リブ部106bは車体下方側により屈曲しやすくなる。このようにして、フレーム部材200では、車体上下方向で隣接する板部どうしの屈曲方向が互いに逆方向になるように各板部の屈曲方向がより確実に制御され、大きい座屈荷重が得られ、ひいては高いEA質量効率を得ることができる。
[第3実施形態]
図9は、本発明の第3実施形態に係るフレーム部材300を示す断面図である。フレーム部材300の説明において、第1、第2実施形態で説明したものと同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すフレーム部材300は、図1に示すフレーム部材100と同様に、第1側壁101、第2側壁102、上壁103、下壁104、上側横リブ105、下側横リブ106、上側縦リブ107および下側縦リブ108を備えている。さらに、フレーム部材300では、上壁103の外側壁部103aと下壁104の外側壁部104aには、それぞれ補強部が設けられている。具体的には、フレーム部材300の外側壁部103a,104aには、前記補強部として、それぞれ厚肉部301,302が設けられている。厚肉部301,302は、それぞれ上壁103の下面、下壁104の上面に設けられている。厚肉部301,302が設けられた外側壁部103a、外側壁部104aの板厚は、例えば、厚肉部301,302が設けられていない内側壁部103b、内側壁部104bの板厚の2倍以上の大きさであってもよい。
図9では、厚肉部301,302は、外側壁部103a、外側壁部104aの全体にわたって設けられる例を示しているが、変形例として、厚肉部301,302は、外側壁部103a、外側壁部104aの一部に設けられていてもよい。
なお、第3実施形態では、フレーム部材300が、第1側壁101、第2側壁102、上壁103、下壁104、上側横リブ105、下側横リブ106、上側縦リブ107および下側縦リブ108を備える例を説明したが、変形例として、図10に示すように、上側横リブ105、下側横リブ106を省略してもよい。この変形例では、上側縦リブ107と下側縦リブ108とを一体化し、車体上下方向に(または長手方向から見て車体上下方向に対して傾斜して)延びる1つの縦リブ303が設けられる。このとき、第1側壁101、第2側壁102、上壁103および上側横リブ105により画定される閉断面は、縦リブ303により2つの閉断面S5,S6に分割される。フレーム部材300は、車幅方向外側から第1側壁101に荷重が入力されたときには、節部111、114を支点として、まず閉断面S5が座屈し、続いて閉断面S6が座屈するように、つまり二段階で座屈するように構成されている。
また、前記補強部として、厚肉部301,302の代わりに、車幅方向に延びるビードを形成してもよい。特に、フレーム部材300がプレス成形により作られている場合には、ビードを容易に形成できる。
フレーム部材300では、車幅方向外側から荷重が入力されたときに、節部111〜114を支点として、二段階で座屈する。フレーム部材300では、第1段階で座屈する部分(つまり、外側壁部103a,104aおよび外側リブ部105a,106a)に加わる荷重は、第2段階で座屈する部分(つまり、内側壁部103b,104aおよび外側リブ部105a,106a)に加わる荷重よりも大きくなり、あるいは当該部分に応力集中が生じる。フレーム部材300では、上壁103の外側壁部103aと下壁104の外側壁部104aにそれぞれ補強部が設けられていることにより、車幅方向外側から第1側壁101に荷重が入力されたときに応力集中が生じる部分の座屈荷重を大きくすることができ、ひいては高いEA質量効率を得ることができる。
[第4実施形態]
図11は、本発明の第4実施形態に係る側部車体構造を適用した車体の一部を左前方から見た斜視図である。車体の側部(右側)には、車体上部において車体前後方向に延びるルーフレール11が設けられている。ルーフレール11の前端部には、車体前方側へ延びるフロントピラー12が接続されている。フロントピラー12の前端部には、車体下方側へ延びるヒンジピラー13が接続されている。ルーフレール11の後端部には、車体後方側へ延び且つ車体下方側へ延びるリアピラー14が設けられている。
車幅方向両端部には、車体下部において車体前後方向に延びるサイドシル15が設けられている。サイドシル15は、その前端部から上方に延びるヒンジピラー13と、後端部から上方に延びるリアピラー14とに結合されている。
前後のドア開口部16,17の間には、車体上下方向に延び且つルーフレール11とサイドシル10とに結合されるセンタピラー18が設けられている。
なお、車室の左側の側部についても、車室の右側の側部と同様に構成されているが、図11では、図を見やすくするために、センタピラー18等を省略し、サイドシル15のみを示している。
次に、車室の底部には、車室の底面を形成するフロアパネル19が設けられている。フロアパネル19の車幅方向中央部には、車体前後方向に延びるトンネルレイン20が設けられている。また、フロアパネル19には、車体前方側から車体後方側に向かって、車幅方向に延びるNo.2クロスメンバ21、No.2.5クロスメンバ22およびNo.3クロスメンバ23が設けられている。これらのクロスメンバ21,22,23は、車体前後方向に離間して設けられている。クロスメンバ21,22,23は、フロアパネル19の上面から車体内方側に突出する断面ハット状のフレーム部材である。No.2クロスメンバ21とNo.2.5クロスメンバ22は、左右に分割して設けられている。
クロスメンバ21,22,23は、サイドシル15、フロアパネル19およびトンネルレイン20に結合されている。これにより、クロスメンバ21,22,23とフロアパネル19との間には、トンネルレイン20からサイドシル15にわたって車幅方向に延びる閉断面状に形成されている。サイドシル15は、車体前後方向においてヒンジピラー13とセンタピラー18との略中間位置においてNo.2クロスメンバ21に結合され、車体前後方向においてセンタピラー18と略同位置においてNo.2.5クロスメンバ22に結合され、車体前後方向におけるセンタピラー18とリアピラー14との略中間位置においてNo.3クロスメンバ23に結合されている。
次に、図12に示すように、車室の前部には、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネル24が設けられている。ダッシュパネル24は、フロアパネル19から立ち上がるように配設されたダッシュパネルアッパ25と、ダッシュパネルアッパ25の下端部からフロアパネル19に向かって下方かつ後方に延びるダッシュパネルロア26とにより構成されている。
また、車両前部の底面側では、フロアパネル19において、サイドシル15とトンネルレイン20との間に、車両前後方向に延びるフロントサイドフレーム27が設けられている。また、ダッシュパネルロア26の下方では、フロントサイドフレーム27とサイドシル15とに結合されたトルクボックス28が設けられている。トルクボックス28は、車幅方向に延び、閉断面状に形成されている。トルクボックス28は、フロアパネル19の前部を補強する機能を有する。本実施形態では、No.2クロスメンバ21、No.2.5クロスメンバ22およびNo.3クロスメンバ23に加えて、トルクボックス28もまた、クロスメンバの一例であるとする。
次に、図13を参照して、サイドシル15とクロスメンバとの結合について説明する。第4実施形態では、サイドシル15は、本明細書で説明したフレーム部材100,200,300のいずれかの構成を有していてよい。ただし、第4実施形態において、サイドシル15は、上側横リブ105と下側横リブ106とを有しているものとする。以下の説明では、サイドシル15が図1に示すフレーム部材100の構成を有している例について説明する(図11、図13でも、サイドシル15が図1に示すフレーム部材100の構成を有している例を示している)。
サイドシル15の上側横リブ105は、長手方向から見て、トルクボックス28の上面28aに連続している。サイドシル15の下側横リブ106は、長手方向から見て、No.2クロスメンバ21の上面21aに連続している。なお、図示していないが、サイドシル15の上壁103は、長手方向から見て、No.3クロスメンバ23の上面23aに連続していてよい。
側突により、サイドシル15において車幅方向外側から第1側壁101に荷重が入力されると、上壁103、上側横リブ105、下側横リブ106および下壁104を介して車幅方向内側の第2側壁102に荷重が伝達される。本実施形態では、サイドシル15の横リブ105,106が長手方向から見てそれぞれクロスメンバ28,21の上面28a,21aに連続するように設けられているので、サイドシル15の第1側壁101側から入力された荷重は横リブ105,106を介してクロスメンバ28,21に好適に伝達され、これにより、車体の各部への荷重分散が好適に行われる。
第4実施形態では、トルクボックス28の上面28aは、第1側壁101の車体上下方向中央部(図13に破線X3で示している)に対して車体上側に位置していてもよく、No.2クロスメンバ21の上面21aは、第1側壁101の車体上下方向中央部に対して車体下側に位置していてもよい。この場合、サイドシル15の第1側壁101側から入力された荷重を車体上下方向に好適に分散させることができ、これによりサイドシル15の変形を抑制して座屈荷重を向上させることができる。
また、第4実施形態では、サイドシル15の上側横リブ105と下側横リブ106は、長手方向において、これらが結合されるトルクボックス28とNo.2クロスメンバ21との間(図11で符号Bを付して示した範囲)に設けられていてもよい。この場合、サイドシル15の軽量化を図りつつ、車体の各部への荷重分散を好適に行うことができる。あるいは、サイドシル15の上側横リブ105と下側横リブ106は、長手方向全体にわたって設けられていてもよい。
[他の実施形態]
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されると理解すべきではない。また、各実施形態に記載された特徴は、自由に組み合わせられてよい。また、上述の実施形態には、種々の改良、設計上の変更および削除が加えられてよい。
本発明によれば、車体前後方向に延びる長手方向を有し、閉断面状に形成された車両用フレーム部材において、側面衝突に対するEA質量効率を向上させることが可能となるから、この種の車両用フレーム部材を備えた車両において、本発明が好適に利用される可能性がある。
13 ヒンジピラー
15 サイドシル
19 フロアパネル
20 トンネルレイン
21 No.2クロスメンバ
22 No.2.5クロスメンバ
23 No.3クロスメンバ
24 ダッシュパネル
28 トルクボックス
100,200,300 フレーム部材
101 第1側壁
102 第2側壁
103 上壁
104 下壁
105 上側横リブ
106 下側横リブ
107 上側縦リブ
108 下側縦リブ
109 縦リブ
103a,104a 外側壁部
103b,104b 内側壁部
105a,106a 外側リブ部
105b,106b 内側リブ部
111,112,113,114 節部
131,132 隅部
201,202 厚肉部(高強度部)
301,302 厚肉部(補強部)
303 縦リブ

Claims (5)

  1. 車体前後方向に延びる長手方向を有し、閉断面状に形成された車両用フレーム部材であって、
    第1側壁と、
    前記第1側壁に対して車幅方向内側に設けられた第2側壁と、
    前記第1側壁および前記第2側壁と併せて閉断面構造を画定する上壁および下壁と、
    前記上壁と前記下壁との間に設けられ、前記第1側壁と前記第2側壁とを接続する上側横リブおよび下側横リブと、を備え、
    前記第1側壁と前記第2側壁との間に、前記上壁と前記上側横リブとを接続する上側縦リブと、前記下壁と前記下側横リブとを接続する下側縦リブとが、それぞれ1つのみ設けられ
    前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、それぞれ前記上壁および前記下壁において車幅方向中央部よりも外側に節部を形成している、
    車両用フレーム部材。
  2. 前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、それぞれ前記上側横リブおよび前記下側横リブにおいて車幅方向中央部よりも外側の位置に節部を形成している、
    請求項1に記載の車両用フレーム部材。
  3. 前記上壁および前記下壁は、前記長手方向から見て、車幅方向において直線的に延びている、
    請求項1または2に記載の車両用フレーム部材。
  4. 前記第1側壁は、前記長手方向から見て、車体上下方向に延び、
    前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、前記第1側壁に対して平行に延びている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用フレーム部材。
  5. 前記上側縦リブおよび前記下側縦リブは、前記長手方向から見て、それぞれ前記上壁および前記下壁の長さ範囲において前記第1側壁側から15%以上50%未満の位置に節部を形成している、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用フレーム部材。
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