JP6550984B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、画像処理を実行可能な画像処理装置を開示する。
特許文献1には、スキャン、印刷等の様々な画像処理に対応する複数個のアプリケーションを備える複合機が開示されている。例えば、複合機では、何らかの画像処理に関する指示が取得される場合に、当該画像処理に対応するアプリケーションによって実現されるモジュールに対して関数を読み出すための命令が与えられる。
特開2002−84383号公報 特開2008−278283号公報
特許文献1には、いずれかの画像処理を実行するための指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面と画像処理を実行させる処理制御部との関係について、何ら開示されていない。本明細書では、ホーム画面を考慮して、処理制御部を起動状態と非起動状態との間で適切に切替え得る技術を提供する。
本明細書によって開示される画像処理装置は、表示部と、1個以上の画像処理を実行するための1個以上の画像処理エンジンと、前記1個以上の画像処理のうちのいずれかの画像処理を実行するための指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面を前記表示部に表示させるホーム画面制御部と、前記1個以上の画像処理エンジンのうちの第1の画像処理エンジンに第1の画像処理を実行させる第1の処理制御部と、前記第1の処理制御部の状態を起動状態と非起動状態との間で切替える切替制御部と、を備え、前記切替制御部は、前記ホーム画面制御部が、前記ホーム画面を前記表示部に表示させている表示状態と前記ホーム画面を前記表示部に表示させていない非表示状態とのうちの一方の状態である状況で、所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態と前記非起動状態との間で切替え、前記ホーム画面制御部が、前記表示状態と前記非表示状態とのうちの他方の状態である状況で、前記所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態と前記非起動状態との間で切替えない。
上記の構成によると、ホーム画面制御部が表示状態及び非表示状態のどちらの状態である状況でも所定指示が取得され得る。そして、ホーム画面制御部が一方の状態である状況で所定指示が取得される場合には、第1の処理制御部の状態が切替えられるが、ホーム画面制御部が他方の状態である状況で所定指示が取得されても、第1の処理制御部の状態が切替えられない。従って、ホーム画面を考慮して、第1の処理制御部を起動状態と非起動状態との間で適切に切替え得る。
画像処理装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 通常スキャンを実現するための各部の動作を示す。 図2の続きの動作を示す。 表示パネルに表示される各画面を示す。 スケジューラ部によって実行される処理のフローチャートを示す。 ホームフラグON時にFAX印刷指示を取得する場合の各部の動作を示す。 ホームフラグOFF時にFAX印刷指示を取得する場合の各部の動作を示す。 ホームフラグON時に印刷指示を取得する場合の各部の動作を示す。 ホームフラグON時にスキャンtoPC指示を取得する場合の各部の動作を示す。 ホームフラグOFF時にスキャンtoPC指示を取得する場合の各部の動作を示す。 切断指示を取得する場合の各部の動作を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、多機能機10と、FAX(Facsimileの略)装置80と、PC(Personal Computerの略)90と、を備える。以下では、多機能機10のことを「MFP(Multi-Function Peripheralの略)10」と記載する。MFP10及びFAX装置80は、一般公衆回線網であるPSTN(Public Switched Telephone Networksの略)4を介して、相互に通信可能である。MFP10及びPC90は、LAN(Local Area Networkの略)6を介して、相互に通信可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、FAX機能等を含む多機能を実行可能な周辺装置(即ちPC90等の周辺装置)である。MFP10は、表示パネル12と、PSTNインターフェース(以下では「I/F」と記載する)14Aと、LANI/F14Bと、印刷エンジン16と、スキャンエンジン18と、電源管理部20と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。
表示パネル12は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示パネル12は、いわゆるタッチパネルとしても機能し、ユーザから様々な指示を受け付けることもできる。即ち、表示パネル12は、操作部と表示部との双方の機能を実現する。ただし、変形例では、操作部と表示部とが別体に構成されていてもよい。PSTNI/F14Aは、PSTN4に接続されている。LANI/F14Bは、有線又は無線でLAN6に接続されている。印刷エンジン16は、インクジェット方式、レーザー方式等の印刷機構を備える。スキャンエンジン18は、CCD(Charge Coupled Deviceの略)、CIS(Contact Image Sensorの略)等のスキャン機構を備える。電源管理部20は、いわゆるソフトスイッチである電源スイッチを備え、外部電源からMFP10への電力供給を管理する。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ34内のプログラム36は、複数個のソフトウェア38を含む。複数個のソフトウェア38は、アプリケーション層(以下では「App層」と記載する)に属するアプリケーション50〜56と、App層よりも下位層であるアプリケーションフレームワーク層(以下では「AppFw層」と記載する)に属するフレームワーク60,61と、AppFw層よりも下位層であるミドルウェア層(以下では「MW層」と記載する)に属する管理ミドルウェア70と、を含む。以下では、アプリケーションのことを「アプリ」と記載する。App層は、様々な機能を実現するための様々なアプリ50〜56が配置される層である。AppFw層は、各アプリ50〜56の間で共通的に利用されるソフトウェア60,61が配置される層である。MW層は、アプリ50〜56に依存しない汎用的なソフトウェア70が配置される層である。
各ソフトウェア50〜70がCPU32によって実行されることによって、以下の各部50A〜70Aが実現される。ホーム画面アプリ50は、いわゆるホーム画面を表示するホームUI(User Interfaceの略)部50Aを実現する。スキャン画面アプリ51は、スキャン処理に関連する各種画面を表示するスキャンUI部51Aを実現する。スキャン処理アプリ52は、スキャン処理の開始指示をスキャンエンジン18に供給するスキャン制御部52Aを実現する。FAX画面アプリ53は、FAX処理に関連する各種画面を表示するFAXUI部53Aを実現する。FAX処理アプリ54は、FAX印刷指示に応じて印刷処理の開始指示を印刷エンジン16に供給するFAX制御部54Aを実現する。印刷画面アプリ55は、印刷処理に関連する各種画面を表示する印刷UI部55Aを実現する。印刷処理アプリ56は、PC印刷指示に応じて印刷処理の開始指示を印刷エンジン16に供給する印刷制御部56Aを実現する。
上述したように、2個のアプリ51,52がスキャン処理に関連する各種処理を実現する。1個のアプリが当該各種処理を実行する構成と比べると、各アプリ51,52の開発作業を分業させ得るので、MFP10の開発作業を効率化させ得る。ただし、変形例では、2個のアプリ51,52を1個のアプリにまとめて構成してもよい。同様に、FAX処理に関連する2個のアプリ53,54を1個のアプリにまとめて構成してもよいし、印刷処理に関連する2個のアプリ55,56を1個のアプリにまとめて構成してもよい。
管理フレームワーク60は、主に、各アプリ50〜56によって実現される各部50A〜56Aの間の指示等の通信を中継するアプリ管理部60Aを実現する。このように、各部50A〜56Aが、直接的に通信するのではなく、アプリ管理部60Aを介して通信する構成を採用している理由は、以下のとおりである。例えば、第1のアプリが、第2のアプリ及び第3のアプリのそれぞれに指示を直接的に供給する構成を採用する状況を想定する。この場合、第1のアプリの開発者は、第2及び第3のアプリのそれぞれの開発者と協働して第1のアプリを開発しなければならない。これに対し、第1のアプリが、管理アプリを介して、第2及び第3のアプリのそれぞれに指示を間接的に供給する構成を採用すると、第1のアプリの開発者は、管理アプリの開発者と協働すれば済む。従って、各アプリの開発作業の分業化が容易である。このような思想が、いわゆるMVC(Model View Controllerの略)と呼ばれる設計モデルである。本実施例でも、MVCの設計モデルを採用しており、各アプリ50〜56によって実現される各部50A〜56Aの間の直接的な指示等の供給が禁止されている。このために、各アプリ50〜56の開発作業の分業化が容易であるので、MFP10の開発効率を向上させることができる。ただし、変形例では、アプリ管理部60Aを省略して、各部50A〜56Aの間の直接的な指示等の供給が許容されてもよい。
スケジューラフレームワーク61は、各I/F14A,14Bを介して取得される指示に応じたアプリを起動させるスケジューラ部61Aを実現する。また、管理ミドルウェア70は、ホームUI部50Aの状態を管理する状態管理部70Aを実現する。具体的には、状態管理部70Aは、ホームフラグとして「ON」又は「OFF」を保持する。ホームフラグ「ON」、「OFF」は、それぞれ、ホームUI部50Aがホーム画面を表示パネル12に表示させている表示状態、表示させていない非表示状態を意味する。
(通常スキャン;図2)
MFP10は、表示パネル12に対するユーザの操作に起因して、スキャン処理の実行指示を取得する場合に、スキャン処理を実行してスキャンデータを生成し、当該スキャンデータをメモリ34に格納することができる。以下では、このような動作のことを「通常スキャン」と呼ぶ。図2を参照して、通常スキャンの内容を説明する。図2は、App層に属する各部50A〜52Aと、AppFW層に属するアプリ管理部60Aと、MW層に属する状態管理部70Aと、を模式的に示す。また、図2は、さらに、MW層よりも下位層であるシステム層に属する各部12,18を示す。システム層は、主にハードウェアが配置される層である。後述の図3、図6〜図11でも、各層が同様に配置されている。
図2の初期状態では、各部50A,60A,70Aが起動状態であり、他の各部51A,52Aが非起動状態である。ここで、「起動状態」、「非起動状態」は、それぞれ、ソフトウェアに従ったタスクがCPU32によって実行されている状態、実行されていない状態と表現することができる。また、換言すると、「起動状態」、「非起動状態」は、それぞれ、メモリ34内に処理の実行のためのリソースが割り当てられている状態(即ち処理に関連するデータが格納されている状態)、割り当てられていない状態(即ち処理に関連するデータが格納されていない状態)と表現することもできる。初期状態では、ホームUI部50Aは、メモリ34に予め格納されている画面データを利用して、図4のホーム画面100を表示パネル12に表示させている。そして、状態管理部70Aは、ホームUI部50Aが表示状態であることを示すホームフラグ「ON」を保持している。
ホーム画面100は、何らかの指示に従った処理が実行されていない状態、即ち、何の指示も与えられていない待機状態を示す画面であり、図4に示されるように、「コピー」、「スキャン」、及び、「FAX」を示す複数個のボタンを含む。図2のS10では、表示パネル12は、ホーム画面100内の「スキャン」を選択する操作を受け付ける。この場合、S11では、表示パネル12は、「スキャン」が選択されたことを示す選択通知をホームUI部50Aに供給する。
ホームUI部50Aは、当該選択通知を取得する場合(S11)に、S12において、ホームフラグを変更するための変更指示を状態管理部70Aに供給する。この結果、S13において、状態管理部70Aは、ホームフラグを「ON」から「OFF」へ変更する。ホームUI部50Aは、さらに、S14において、当該選択通知をアプリ管理部60Aに供給する。この場合、S15では、アプリ管理部60Aは、起動指示をスキャンUI部51Aに供給する。この結果、スキャンUI部51Aは、非起動状態から起動状態へ移行し、さらに、S16において、メモリ34に予め格納されている画面データを利用して、ホーム画面100に代えて、図4の設定画面110を表示パネル12に表示させる。
設定画面110は、ユーザがスキャン設定を選択するための画面であり、「両面スキャン」、「解像度」、及び、「色数」を示す複数個の設定項目を含む。「両面スキャン」は、両面スキャンの実行の有無を選択するための項目である。「解像度」は、スキャン解像度を選択するための項目である。「色数」は、カラースキャン又はモノクロスキャンを選択するための項目である。設定画面110は、さらに、「スタート」及び「キャンセル」を示す2個のボタンを含む。
図2のS20では、表示パネル12は、設定画面110内でスキャン設定を選択する操作を受け付けて、さらに、「スタート」を選択する操作を受け付ける。この場合、S21では、表示パネル12は、スキャン処理の実行指示をスキャンUI部51Aに供給する。
スキャンUI部51Aは、当該実行指示を取得する場合(S21)に、S22において、メモリ34に予め格納されている画面データを利用して、設定画面110に代えて、図4の実行中画面120を表示パネル12に表示させる。当該画面120は、スキャンの実行中であることを示す文字列を含む。そして、図2のS23,S24では、スキャンUI部51Aは、アプリ管理部60Aを介して、起動指示をスキャン制御部52Aに供給する。この結果、スキャン制御部52Aは、非起動状態から起動状態へ移行する。そして、S25では、アプリ管理部60Aは、スキャンUI部51Aとスキャン制御部52Aとの間にアプリ管理部60Aを介した制御リンクを形成する。制御リンクは、スキャンUI部51Aとスキャン制御部52Aとの間の通信を仲介するためのリンクである。次いで、S26では、スキャン制御部52Aは、スキャン処理の開始指示をスキャンエンジン18に供給する。なお、変形例では、当該開始指示は、スキャン制御部52Aから他の部を介してスキャンエンジン18に間接的に供給されてもよい。スキャンエンジン18は、当該開始指示を取得する場合(S26)に、設定画面110で選択されたスキャン設定に従って、スキャン処理を実行する。これにより、スキャンデータが生成されてメモリ34に格納される。
上述したように、スキャンUI部51A及びスキャン制御部52Aは、非起動状態から起動状態へ移行する場合に、スキャン処理の開始指示をスキャンエンジン18に供給することができる。従って、各部51A,52Aの「起動状態」、「非起動状態」は、それぞれ、スキャン処理の開始指示をスキャンエンジン18に供給可能な状態、供給可能でない状態と表現することもできる。同様に、印刷処理を印刷エンジン16に実行させる各部53A,54A(又は55A,56A)の「起動状態」、「非起動状態」は、それぞれ、印刷処理の開始指示を印刷エンジン16に供給可能な状態、供給可能でない状態と表現することができる。
(通常スキャンの続き;図3)
図3に示されるように、スキャンエンジン18は、スキャン処理を完了する場合に、S30において、完了通知をスキャン制御部52Aに供給する。この場合、S31,S32では、スキャン制御部52Aは、上記の制御リンク(図2のS25参照)を利用して、アプリ管理部60Aを介して、当該完了通知をスキャンUI部51Aに供給する。スキャンUI部51Aは、当該完了通知を取得する場合(S32)に、S33において、図4の実行中画面120に代えて、設定画面110を表示パネル12に再び表示させる。次いで、S34では、スキャンUI部51Aは、実行中画面120の表示が終了したことを示す終了通知をアプリ管理部60Aに供給する。この場合、S35では、アプリ管理部60Aは、スキャンUI部51Aとスキャン制御部52Aとの間の制御リンクを切断する。これにより、スキャン制御部52Aは、起動状態から非起動状態へ移行する。
図示省略しているが、仮に、S33で表示された設定画面110内で「スタート」が再び選択されると、図2のS20〜S26及び図3のS30〜33が再び実行される。図3のS40では、表示パネル12は、S33で表示された設定画面110内で「キャンセル」を選択する操作を受け付ける。この場合、S41では、表示パネル12は、「キャンセル」が選択されたことを示す選択通知をスキャンUI部51Aに供給する。この結果、S42では、スキャンUI部51Aは、設定画面110の表示を終了し、起動状態から非起動状態へ移行する。表示パネル12は、さらに、S43において、当該選択通知をホームUI部50Aに供給する。この結果、S44では、ホームUI部50Aは、設定画面110に代えて、ホーム画面100を表示パネル12に表示させる。そして、S45では、ホームUI部50Aは、ホームフラグを変更するための変更指示を状態管理部70Aに供給する。この結果、S46において、状態管理部70Aは、ホームフラグを「OFF」から「ON」へ変更する。これにより、図2の初期状態に戻り、通常スキャンが完了する。
(スケジューラ部61Aの処理;図5)
続いて、図5を参照して、スケジューラ部61Aによって実行される処理の内容を説明する。上述したように、スケジューラ部61Aは、各I/F14A,14Bを介して指示を取得する場合に、当該指示に応じたアプリを起動させる。ここで、本実施例では、MFP10は、各I/F14A,14Bを介して、PC印刷指示とFAX印刷指示とスキャンtoPC指示との3種類の指示のいずれかを取得することを想定している。PC印刷指示は、PC90からLANI/F14Bを介して取得される指示であり、印刷データに従った印刷処理をMFP10に実行させるための指示である。FAX印刷指示は、FAX装置80からPSTNI/F14Aを介して取得される指示であり、FAXデータに従った印刷処理をMFP10に実行させるための指示である。スキャンtoPC指示は、PC90からLANI/F14Bを介して取得される指示であり、スキャン処理とPC90へのスキャンデータの供給とをMFP10に実行させるための指示である。
S100では、スケジューラ部61Aは、各I/F14A,14Bを介して指示を取得することを監視する。スケジューラ部61Aは、指示を取得する場合に、S100でYESと判断し、S102において、取得済みの指示がPC印刷指示であるのか否かを判断する。スケジューラ部61Aは、取得済みの指示がPC印刷指示であると判断する場合(S102でYES)には、S104,S106等をスキップしてS120に進み、取得済みの指示が他の指示(即ちFAX印刷指示又はスキャンtoPC指示)であると判断する場合(S102でNO)には、S104に進む。
S104では、スケジューラ部61Aは、ホームフラグ要求を状態管理部70Aに供給して、状態管理部70Aからホームフラグを取得する。そして、S106では、スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「ON」を示すのか否かを判断する。スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「ON」を示すと判断する場合(S106でYES)には、S108において、禁止指示をホームUI部50Aに供給する。禁止指示は、表示パネル12がユーザの操作を受け付けても、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示させている表示状態からホーム画面100を表示させていない非表示状態に変化することを禁止するための指示である。S108が終了すると、S120に進む。
また、スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「OFF」を示すと判断する場合(S106でNO)には、S110において、取得済みの指示がFAX印刷指示であるのか否かを判断する。スケジューラ部61Aは、取得済みの指示がFAX印刷指示であると判断する場合(S110でYES)には、S112において、ホーム画面100が表示されていない非表示状態からホーム画面100が表示されている表示状態へ移行することを監視する。そして、スケジューラ部61Aは、状態管理部70Aから「ON」を示すホームフラグが取得される場合に、S112でYESと判断して、S108に進み、その後、S120に進む。
S120では、スケジューラ部61Aは、取得済みの指示に対応するUI部を非起動状態から起動状態へ移行させる。具体的には、スケジューラ部61Aは、取得済みの指示がPC印刷指示である場合(S102でYES)には印刷UI部55Aを起動させ、取得済みの指示がFAX印刷指示である場合(S106でYES又はS112でYES)にはFAXUI部53Aを起動させ、取得済みの指示がスキャンtoPC指示である場合(S106でYES)にはスキャンUI部51Aを起動させる。S120が終了すると、S100に戻る。
また、スケジューラ部61Aは、取得済みの指示がスキャンtoPC指示であると判断する場合(S110でNO)には、S114において、LANI/F14Bを介して、スキャン処理を実行不可能であることを示すエラー通知をPC90に供給する。S114が終了すると、S120が実行されることなく、S100に戻る。
(ホームフラグ「ON」時のFAX印刷;図6)
続いて、図6〜図10を参照して、図5の処理によって実現される各ケースを説明する。まず、図6を参照して、ホームフラグが「ON」である状況でFAX印刷指示が取得されるケースを説明する。図6の初期状態では、各部50A,60A,61A,70Aが起動状態であり、他の各部53A,54Aが非起動状態である。また、ホームUI部50Aは、ホーム画面100を表示させており、状態管理部70Aは、ホームフラグ「ON」を保持している。
S200では、スケジューラ部61Aは、FAX装置80から、PSTNI/F14Aを介して、FAX印刷指示を取得する(図5のS100でYES)。この場合、S201,S202では、スケジューラ部61Aは、状態管理部70Aからホームフラグ「ON」を取得する(102でNO、S104)。そして、スケジューラ部61Aは、S203において、禁止指示をホームUI部50Aに供給する(S106でYES、S108)。この結果、仮に、FAXUI部53Aが起動される前に、表示パネル12がユーザの操作(例えば図2のS10の「スキャン」の選択操作)を受け付けても、ホームUI部50Aは、当該操作に応じて他の部を起動するための処理(例えば図2のS14)を実行しない。このために、FAXUI部53Aが起動される前に、他の部が起動されることに起因してホーム画面100に代えて他の画面(例えば設定画面110)が表示されることが禁止される。即ち、FAXUI部53AがFAX印刷指示に応じた処理を実行することが妨げられないので、FAX印刷が適切に実行される。ただし、変形例では、スケジューラ部61AからホームUI部50Aへの禁止指示の供給が実行されない構成を採用してもよい。
次いで、S204では、スケジューラ部61Aは、起動指示をFAXUI部53Aに供給する(S120)。この結果、FAXUI部53Aは、非起動状態から起動状態へ移行し、さらに、S205において、メモリ34に予め格納されている画面データを利用して、ホーム画面100に代えて、図4の実行中画面140を表示パネル12に表示させる。当該画面140は、FAXを処理中であることを示す文字列を含む。そして、図6のS206,S207では、FAXUI部53Aは、アプリ管理部60Aを介して、起動指示をFAX制御部54Aに供給する。この結果、FAX制御部54Aは、非起動状態から起動状態へ移行して、FAXデータに対する処理(例えば印刷エンジン16が解釈可能なデータへの変換)を実行し、さらに、S208において、FAXデータに従った印刷処理の開始指示を印刷エンジン16に供給する。なお、変形例では、当該開始指示は、FAX制御部54Aから他の部を介して印刷エンジン16に間接的に供給されてもよい。印刷エンジン16は、当該開始指示を取得する場合(S208)に、FAXデータに従った印刷処理を実行する。これにより、FAX印刷が完了する。
ホームフラグが「ON」である状況は、ユーザが表示パネル12を介して何らかの指示(例えば図2の通常スキャンに関する指示)をMFP10に与えていない状況である。このような状況では、通常スキャン等に関連する処理が実行されていないので、各部53A,54Aは、他の処理に妨げられることなく、FAX印刷に関連する処理を実行することができる。従って、スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「ON」である状況でFAX印刷指示を取得する場合(S200)に、各部53A,54Aを起動させる(S204)。従って、MFP10は、FAX印刷を適切に実行することができる。
(ホームフラグ「OFF」時のFAX印刷;図7)
続いて、図7を参照して、ホームフラグが「OFF」である状況でFAX印刷指示が取得されるケースを説明する。図7の初期状態は、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示させていない点と、状態管理部70Aがホームフラグ「OFF」を保持している点と、を除くと、図6の初期状態と同様である。
S300,S301は、図6のS200,S201と同様である。S302では、スケジューラ部61Aは、状態管理部70Aからホームフラグ「OFF」を取得する(図5のS104)。この場合、S303では、スケジューラ部61Aは、FAXUI部53Aを起動させずに、ホームフラグが「ON」に変更されることを監視する(S106でNO、S110でYES、S112)。
状態管理部70Aは、例えば通常スキャンが終了したことに起因して、S310において、ホームフラグを「OFF」から「ON」に変更すると、S311において、ホームフラグ「ON」をスケジューラ部61Aに供給する。この場合、スケジューラ部61Aは、図6のS203,S204と同様に、S312,S313を実行する。この結果、各部53A,54A,60Aは、図6のS205〜S208と同様に、S314〜S317を実行し、印刷エンジン16は、FAXデータに従った印刷処理を実行する。これにより、FAX印刷が完了する。
ホームフラグが「OFF」である状況は、例えば、ユーザが表示パネル12を介して何らかの指示(例えば図2の通常スキャンに関する指示)をMFP10に与えている状況である。仮に、このような状況でFAX印刷指示を取得する場合に、FAXUI部53Aを起動させる比較例の構成を採用することを想定する。当該構成では、FAXUI部53Aは、他の処理(例えば通常スキャンのための設定画面110の表示)が実行されているので、通常、FAX印刷に関連する処理(例えば実行中画面140の表示)を実行不可能であると認識して、非起動状態へ戻る。即ち、FAXUI部53Aが処理を実行不可能であるにも関わらず、FAXUI部53Aが無駄に起動されることになる。
これに対し、本実施例では、スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「OFF」である状況でFAX印刷指示を取得しても(S300)、FAXUI部53Aを起動させない(S303)。これにより、FAXUI部53Aが無駄に起動されること、即ち、CPU32が無駄な処理を実行することを抑制することができる。そして、スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「OFF」から「ON」に変更される場合、即ち、他の処理(例えば通常スキャン)が終了した場合に、各部53A,54Aを起動させる(S313)。この結果、MFP10は、他の処理が終了した後に、FAX印刷を適切に実行することができる。
(PC印刷;図8)
続いて、図8を参照して、PC印刷指示が取得されるケースを説明する。図8の初期状態では、各部50A,60A,61A,70Aが起動状態であり、他の各部55A,56Aが非起動状態である。また、ホームUI部50Aは、ホーム画面100を表示させておらず、状態管理部70Aは、ホームフラグ「OFF」を保持している。
S400では、スケジューラ部61Aは、PC90から、LANI/F14Bを介して、PC印刷指示を取得する(図5のS100でYES)。この場合、スケジューラ部61Aは、状態管理部70Aからホームフラグを取得することなく、即ち、ホームフラグが「ON」であるのか「OFF」であるのかに関わらず、S401において、起動指示を印刷UI部55Aに供給する(S102でYES、S120)。この結果、印刷UI部55Aは、非起動状態から起動状態へ移行し、さらに、S402において、メモリ34に予め格納されている画面データを利用して、ホーム画面100に代えて、図4の実行中画面150を表示パネル12に表示させる。当該画面150は、印刷を実行中であることを示す文字列を含む。そして、図8のS403,S404では、印刷UI部55Aは、アプリ管理部60Aを介して、起動指示を印刷制御部56Aに供給する。この結果、印刷制御部56Aは、非起動状態から起動状態へ移行して、印刷データに対する処理(例えば印刷エンジン16が解釈可能なデータへの変換)を実行し、さらに、S405において、印刷データに従った印刷処理の開始指示を印刷エンジン16に供給する。なお、変形例では、当該開始指示は、印刷制御部56Aから他の部を介して印刷エンジン16に間接的に供給されてもよい。印刷エンジン16は、当該開始指示を取得する場合(S405)に、印刷データに従った印刷処理を実行する。これにより、PC印刷が完了する。
PC90のユーザは、通常、印刷物を迅速に取得することを望む。このような要望に応じるために、スケジューラ部61Aは、PC印刷指示を取得する場合に、ホームフラグが「ON」であるのか「OFF」であるのかに関わらず、即ち、他の処理が実行されているのか否かに関わらず、PC印刷に関連する各部55A,56Aを起動させる(S401)。従って、MFP10は、仮に、他の処理が実行されている状況でも、当該他の処理に割り込んで(即ち当該他の処理を一時的に中断して)、PC印刷を迅速に実行することができる。この結果、PC90のユーザに印刷物を迅速に提供することができる。
(ホームフラグ「ON」時のスキャンtoPC;図9)
続いて、図9を参照して、ホームフラグが「ON」である状況でスキャンtoPC指示が取得されるケースを説明する。図9の初期状態では、各部50A,60A,61A,70Aが起動状態であり、他の各部51A,52Aが非起動状態である。また、ホームUI部50Aは、ホーム画面100を表示させており、状態管理部70Aは、ホームフラグ「ON」を保持している。
S500では、スケジューラ部61Aは、PC90から、LANI/F14Bを介して、スキャンtoPC指示を取得する(図5のS100でYES)。この後の501〜S508は、FAX印刷に関連する各部53A,54A,16の代わりに、スキャンに関連する各部51A,52A,18が利用される点を除くと、図6のS201〜S208と同様である。スキャンエンジン18は、スキャン処理の開始指示を取得する場合(S508)に、スキャン処理を実行して、スキャンデータを生成する。この後の動作を図示省略しているが、例えば、スケジューラ部61Aは、LANI/F14Bを介して、スキャンデータをPC90に供給する。これにより、スキャンtoPCが完了する。
(ホームフラグ「OFF」時のスキャンtoPC;図10)
続いて、図10を参照して、ホームフラグが「OFF」である状況でスキャンtoPC指示が取得されるケースを説明する。図10の初期状態は、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示させていない点と、状態管理部70Aがホームフラグ「OFF」を保持している点と、を除くと、図9の初期状態と同様である。
S600,S601は、図9のS500,S501と同様である。S602では、スケジューラ部61Aは、状態管理部70Aからホームフラグ「OFF」を取得する(図5のS104)。この場合、S603では、スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「OFF」から「ON」に変更されることを監視することなく、LANI/F14Bを介して、スキャン処理を実行不可能であることを示すエラー通知をPC90に供給する(S106でNO、S110でNO、S114)。
上述したように、スケジューラ部61Aは、ホームフラグが「OFF」である状況でスキャンtoPC指示を取得する場合(S600)に、スキャンUI部51Aを起動させない。これにより、各部51A,52Aが無駄に起動されることを抑制することができる。なお、図6のFAX印刷のケースでは、MFP10は、取得済みのFAX印刷指示をキューイングしておき(即ち、ホームフラグが「OFF」から「ON」に変更されることを監視しておき)、他の処理が終了した後に、FAX印刷を実行する。FAX装置80のユーザは、FAX印刷をMFP10に実行させるための操作が完了すると、通常、FAX印刷がMFP10で実行される前にFAX装置80から離れる。このために、仮に、FAX印刷が実行不可能であることを示すエラー通知がMFP10からFAX装置80に供給される構成を採用すると、ユーザが、当該エラー通知に気付かずに、FAX印刷をMFP10に実行させるための操作を再び実行しない可能性がある。このような実情に鑑みて、本実施例では、MFP10が取得済みのFAX印刷指示をキューイングしておく構成を採用している。これに対し、図10のスキャンtoPCのケースでは、MFP10は、取得済みのスキャンtoPC指示をキューイングすることなく、エラー通知をPC90に供給する。PC90のユーザは、ScanToPCをMFP10に実行させるための操作が完了すると、通常、MFP10から取得されるスキャンデータを扱う作業(例えば所望のフォルダへの移動等)を実行することを望むので、スキャンデータが取得されるまでPC90の近くに待機する。このために、本実施例のように、エラー通知がMFP10からPC90に供給される構成を採用しても、ユーザは、当該エラー通知に気付いて、ScanToPCをMFP10に実行させるための操作を再び実行することができる。そして、スキャンtoPC指示がキューイングされないので、MFP10のリソース(例えば、CPU32、メモリ34)の負荷が高くなるのを抑制することができる。
(電源OFF;図11)
続いて、図11を参照して、通常スキャン(図2参照)が実行されている間に、MFP10への電力供給を切断するための動作を説明する。スキャンエンジン18がスキャン処理を実行しているので、ホームUI部50Aは、ホーム画面100を表示しておらず、状態管理部70Aは、ホームフラグ「OFF」を保持しており、スキャンUI部51Aは、実行中画面120(図4参照)を表示している。そして、スキャンUI部51Aとスキャン制御部52Aとの間にはアプリ管理部60Aを介した制御リンクが形成されている(図2のS25参照)。
S700では、電源管理部20は、電源スイッチの操作を受け付ける。この場合、S701では、電源管理部20は、MFP10への電力供給を切断すべきことを示す切断指示をホームUI部50Aに供給する。そして、S702では、ホームUI部50Aは、当該切断指示をアプリ管理部60Aに供給する。なお、変形例では、当該切断指示は、電源管理部20からホームUI部50Aを介さずにアプリ管理部60Aに直接的に供給されてもよい。
アプリ管理部60Aは、当該切断指示を取得する場合(S702)に、S703において、制御リンクを切断する。これにより、各部51A,52Aは、制御リンクを介した通信を監視する状態から解放される。そして、S704,S705において、アプリ管理部60Aは、非起動指示を各部51A,52Aに供給する。この結果、各部51A,52Aは、起動状態から非起動状態へ移行する。
図示省略しているが、アプリ管理部60Aは、さらに、App層に属する他の全ての部50A等に非起動指示を供給する。この結果、他の全ての部50A等が起動状態から非起動状態へ移行する。そして、電源管理部20は、全ての部50A等が非起動状態へ移行した後に、S710において、MFP10への電力供給を切断する。この結果、仮に、スキャンエンジン18がスキャン処理を実行していても、MFP10への電力供給が強制的に切断される。
ここで、電源管理部20が、アプリ管理部60Aを介さずに、非起動指示を各部51A,52Aに直接的に供給する比較例の構成を想定する。比較例の構成では、各部51A,52Aの間に制御リンクが形成されているので、各部51A,52Aは、所定の通信(例えば図3のS31,S32の完了通知の通信)を実行することを監視している状態である。そして、このような状態では、各部51A,52Aは、電源管理部20から非起動指示を取得しても、上記の所定の通信が完了するまで非起動状態へ移行することができない。この結果、ユーザが電源スイッチを操作したにも関わらず、MFP10への電力供給を迅速に切断することができない。
これに対し、本実施例では、アプリ管理部60Aは、電源管理部20からホームUI部50Aを介して切断通知を取得する場合(S702)に、制御リンクを切断し(S703)、その後、非起動指示を各部51A,52Aに供給する(S704,S705)。各部51A,52Aは、制御リンクが切断された後に非起動指示を取得するので、非起動指示を取得することに応じて非起動状態へ迅速に移行することができる。この結果、ユーザが電源スイッチを操作する場合に、MFP10への電力供給を迅速に切断することができる。
また、図示省略しているが、スキャンエンジン18がスキャン処理を実行しておらず、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示している状況において、電源管理部20内の電源スイッチが操作される場合には、以下の動作が実現される。即ち、電源管理部20は、ホームUI部50Aを介して切断指示をアプリ管理部60Aに供給する。この場合、アプリ管理部60Aは、起動状態である各部50A等に非起動指示を供給するが、非起動状態である各部51A,52Aに非起動指示を供給しない。即ち、各部51A,52Aは、非起動状態を維持する。そして、電源管理部20は、全ての部50A等が非起動状態へ移行した後に、MFP10への電力供給を切断する。
(本実施例の効果)
本実施例によると、スケジューラ部61Aは、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示している状況で、FAX印刷指示又はスキャンtoPC指示を取得する場合(図6のS200又は図9のS500)に、各部53A,54A(又は51A,52A)を非起動状態から起動状態に切替える(図6のS204又は図9のS504)。このために、指示に応じた画像処理が適切に実行される。一方、スケジューラ部61Aは、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示していない状況で、FAX印刷指示又はスキャンtoPC指示を取得する場合(図7のS300又は図10のS600)に、各部53A等を非起動状態に維持する(図7のS303又は図10のS603)。このために、各部53A等が無駄に起動されるのを抑制することができる。このように、本実施例によると、ホーム画面100を考慮して、各部53A等を起動状態と非起動状態との間で適切に切替えることができる。
また、アプリ管理部60Aは、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示している状況、即ち、各部51A,52Aが非起動状態である状況で、切断指示を取得する場合には、各部51A等を非起動状態に維持する。一方、アプリ管理部60Aは、ホームUI部50Aがホーム画面100を表示していない状況で切断指示を取得する場合(図11のS702)に、制御リンクを切断した後(S703)に、各部51A等を起動状態から非起動状態に切替える(S704,S705)。このために、MFP10への電力供給を適切に切断することができる。このように、本実施例によると、ホーム画面100を考慮して、各部51A等を起動状態と非起動状態との間で適切に切替えることができる。
(対応関係)
図6〜図10の各ケースでは、スケジューラ部61Aが、「切替制御部」の一例である。一つの形態では、印刷エンジン16が、「第1の画像処理エンジン」の一例である。例えば、図6及び図7のケースでは、各部53A,54Aの組合せが、「第1の処理制御部」の一例であり、各部53A,54Aが、それぞれ、「関連画面制御部」、「供給制御部」の一例であり、FAX印刷指示が、「所定指示」及び「第1の実行指示」の一例である。この形態では、図9及び図10のケースにおいて、各部51A,52Aの組合せ、スキャンtoPC指示、スキャンエンジン18が、それぞれ、「第2の処理制御部」、「第2の実行指示」、「第2の画像処理エンジン」の一例である。また、図8のケースにおいて、各部55A,56Aの組合せ、PC印刷指示、印刷エンジン16が、それぞれ、「第3の処理制御部」、「第3の実行指示」、「第3の画像処理エンジン」の一例である。
他の形態では、スキャンエンジン18が、「第1の画像処理エンジン」の一例である。例えば、図9及び図10のケースでは、各部51A,52Aの組合せが、「第1の処理制御部」の一例であり、各部51A,52Aが、それぞれ、「関連画面制御部」、「供給制御部」の一例であり、スキャンtoPC指示が、「所定指示」及び「第1の実行指示」の一例である。
図11のケースでは、電源管理部20内の電源スイッチ、アプリ管理部60Aが、それぞれ、「操作部」、「切替制御部」の一例である。各部51A,52Aの組合せが、「第1の処理制御部」の一例であり、各部51A,52Aが、それぞれ、「関連画面制御部」、「供給制御部」の一例であり、切断指示が、「所定指示」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例が含まれる。
(変形例1)状態管理部70Aを省略してもよい。この場合、例えば、スケジューラ部61Aは、ホームUI部50Aから表示状態であるのか非状態状態であるのかを示す情報を取得しておよい。
(変形例2)例えば、印刷エンジン16及び各アプリ53〜56を省略してもよい。この場合、図2、図3、図9、及び、10の各ケースのみが実現されてもよい。本変形例では、「第2(及び第3)の画像処理エンジン」及び「第2(及び第3)の処理制御部」を省略可能である。
(変形例3)上記の実施例では、MFP10のCPU32がプログラム36に従って処理を実行することによって、図2、図3、図5〜図11の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下は、出願時の特許請求の範囲に記載されていた事項である。
(項目1)
画像処理装置であって、
表示部と、
1個以上の画像処理を実行するための1個以上の画像処理エンジンと、
前記1個以上の画像処理のうちのいずれかの画像処理を実行するための指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面を前記表示部に表示させるホーム画面制御部と、
前記1個以上の画像処理エンジンのうちの第1の画像処理エンジンに第1の画像処理を実行させる第1の処理制御部と、
前記第1の処理制御部の状態を起動状態と非起動状態との間で切替える切替制御部と、を備え、
前記切替制御部は、
前記ホーム画面制御部が、前記ホーム画面を前記表示部に表示させている表示状態と前記ホーム画面を前記表示部に表示させていない非表示状態とのうちの一方の状態である状況で、所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態と前記非起動状態との間で切替え、
前記ホーム画面制御部が、前記表示状態と前記非表示状態とのうちの他方の状態である状況で、前記所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態と前記非起動状態との間で切替えない、画像処理装置。
(項目2)
前記画像処理装置は、さらに、
通信インターフェースを備え、
前記切替制御部は、
前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、第1の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1の画像処理の第1の実行指示である前記所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態から前記起動状態に切替え、
前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記第1の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1の実行指示である前記所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態に維持する、項目1に記載の画像処理装置。
(項目3)
前記第1の処理制御部は、前記第1の画像処理に関連する関連画面を前記表示部に表示させる関連画面制御部と、前記第1の画像処理の開始指示を前記第1の画像処理エンジンに供給する供給制御部と、を備え、
前記切替制御部は、
前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、前記第1の実行指示である前記所定指示を取得する場合に、前記関連画面制御部を非起動状態から起動状態に切替え、
前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記第1の実行指示である前記所定指示を取得する場合に、前記関連画面制御部を前記非起動状態に維持し、
前記関連画面制御部は、前記関連画面制御部が前記非起動状態から前記起動状態に切替えられる場合に、前記供給制御部を非起動状態から起動状態に切替える、項目2に記載の画像処理装置。
(項目4)
前記画像処理装置は、さらに、
前記ホーム画面制御部が前記表示状態であるのか前記非表示状態であるのかを示す状態情報を管理する状態管理部を備え、
前記切替制御部は、
前記第1の実行指示である前記所定指示を取得する場合に、前記状態管理部から前記状態情報を取得し、
取得済みの前記状態情報が前記表示状態を示す場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態から前記起動状態に切替え、
取得済みの前記状態情報が前記非表示状態を示す場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態に維持する、項目2又は3に記載の画像処理装置。
(項目5)
前記画像処理装置は、さらに、
前記1個以上の画像処理エンジンのうちの第2の画像処理エンジンに第2の画像処理を実行させる第2の処理制御部を備え、
前記切替制御部は、さらに、
前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、第2の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第2の画像処理の第2の実行指示を取得する場合に、前記第2の処理制御部を非起動状態から起動状態に切替え、
前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記第2の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第2の実行指示を取得する場合に、前記第2の処理制御部を前記非起動状態に維持し、
前記第1の実行指示を取得して前記第1の処理制御部を前記非起動状態に維持する場合に、前記ホーム画面制御部が前記非表示状態から前記表示状態に変化することを監視し、前記ホーム画面制御部が前記非表示状態から前記表示状態に変化する場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態から前記起動状態に切替え、
前記第2の実行指示を取得して前記第2の処理制御部を前記非起動状態に維持する場合に、前記ホーム画面制御部が前記非表示状態から前記表示状態に変化することを監視することなく、前記第2の画像処理を実行不可能であることを示すエラー通知を、前記通信インターフェースを介して、前記第2の外部装置に供給する、項目2から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(項目6)
前記画像処理装置は、さらに、
前記1個以上の画像処理エンジンのうちの第3の画像処理エンジンに第3の画像処理を実行させる第3の処理制御部を備え、
前記切替制御部は、さらに、第3の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第3の画像処理の第3の実行指示を取得する場合に、前記ホーム画面制御部が前記表示状態であるのか前記非表示状態であるのかに関わらず、前記第3の処理制御部を非起動状態から起動状態に切替える、項目2から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(項目7)
前記画像処理装置は、さらに、
ユーザの操作を受け付ける操作部を備え、
前記切替制御部は、さらに、前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、前記第1の実行指示である前記所定指示を取得する場合に、前記ホーム画面制御部に禁止指示を供給し、
前記禁止指示は、前記操作部が前記ユーザの操作を受け付けても、前記ホーム画面制御部が前記表示状態から前記非表示状態に変化することを禁止するための指示である、項目2から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(項目8)
前記画像処理装置は、さらに、
ユーザの操作を受け付ける操作部を備え、
前記切替制御部は、
前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記画像処理装置への電力供給を切断するための操作が前記操作部によって受け付けられたことを示す切断指示である前記所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部を前記起動状態から前記非起動状態に切替え、
前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、前記切断指示である前記所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態に維持する、項目1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(項目9)
前記第1の処理制御部は、前記第1の画像処理に関連する関連画面を前記表示部に表示させる関連画面制御部と、前記第1の画像処理の開始指示を前記第1の画像処理エンジンに供給する供給制御部と、を備え、
前記切替制御部は、さらに、
前記関連画面制御部と前記供給制御部との間の通信を仲介するための制御リンクを形成し、
前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記切断指示である前記所定指示を取得する場合に、前記制御リンクを無効化し、
前記制御リンクを無効化した後に、前記関連画面制御部を起動状態から非起動状態に切替え、
前記制御リンクを無効化した後に、前記供給制御部を起動状態から非起動状態に切替える、項目8に記載の画像処理装置。
(項目10)
画像処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記画像処理装置のコンピュータを、
前記画像処理装置が実行可能な1個以上の画像処理のうちのいずれかの画像処理を実行するための指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面を前記画像処理装置の表示部に表示させるホーム画面制御部と、
前記画像処理装置の1個以上の画像処理エンジンのうちの第1の画像処理エンジンに第1の画像処理を実行させる第1の処理制御部と、
前記第1の処理制御部の状態を起動状態と非起動状態との間で切替える切替制御部と、
して機能させ、
前記切替制御部は、
前記ホーム画面制御部が、前記ホーム画面を前記表示部に表示させている表示状態と前記ホーム画面を前記表示部に表示させていない非表示状態とのうちの一方の状態である状況で、所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態と前記非起動状態との間で切替え、
前記ホーム画面制御部が、前記表示状態と前記非表示状態とのうちの他方の状態である状況で、前記所定指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態と前記非起動状態との間で切替えない、コンピュータプログラム。
2:通信システム、10:多機能機(MFP)、12:表示パネル、14:通信インターフェース、16:印刷エンジン、18:スキャンエンジン、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38:複数個のソフトウェア、50:ホーム画面アプリケーション、50A:ホームUI部、51:スキャン画面アプリケーション、51A:スキャンUI部、52:スキャン処理アプリケーション、52A:スキャン制御部、
53:FAX画面アプリケーション、53A:FAXUI部、54:FAX処理アプリケーション、54A:FAX制御部、55:印刷画面アプリケーション、55A:印刷UI部、56:印刷処理アプリケーション、56A:印刷制御部、60:管理フレームワーク、60A:アプリ管理部、61:スケジューラフレームワーク、61A:スケジューラ部、70:管理ミドルウェア、70A:状態管理部、80:FAX装置、90:PC、100:ホーム画面、110:設定画面、120,140,150:実行中画面

Claims (10)

  1. 画像処理装置であって、
    表示部と、
    通信インターフェースと、
    1個以上の画像処理を実行するための1個以上の画像処理エンジンと、
    前記1個以上の画像処理のうちのいずれかの画像処理を実行するための実行指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面を前記表示部に表示させるホーム画面制御部と、
    前記1個以上の画像処理エンジンのうちの第1の画像処理エンジンに第1の画像処理を実行させる第1の処理制御部と、
    前記第1の処理制御部の状態を起動状態と非起動状態との間で切替える切替制御部と、を備え、
    前記切替制御部は、
    前記ホーム画面制御部が、前記ホーム画面を前記表示部に表示させている表示状態と前記ホーム画面を前記表示部に表示させていない非表示状態とのうちの前記表示状態である状況で、第1の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1の画像処理の前記実行指示である第1の実行指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態から記起動状態切替え、
    前記ホーム画面制御部が、前記表示状態と前記非表示状態とのうちの前記非表示状態である状況で、前記第1の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1の実行指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記非起動状態に維持する、画像処理装置。
  2. 前記第1の処理制御部は、前記第1の画像処理に関連する関連画面を前記表示部に表示させる関連画面制御部と、前記第1の画像処理の開始指示を前記第1の画像処理エンジンに供給する供給制御部と、を備え、
    前記切替制御部は、
    前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、前記第1の実行指示を取得する場合に、前記関連画面制御部を非起動状態から起動状態に切替え、
    前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記第1の実行指示を取得する場合に、前記関連画面制御部を前記非起動状態に維持し、
    前記関連画面制御部は、前記関連画面制御部が前記非起動状態から前記起動状態に切替えられる場合に、前記供給制御部を非起動状態から起動状態に切替える、請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理装置は、さらに、
    前記ホーム画面制御部が前記表示状態であるのか前記非表示状態であるのかを示す状態情報を管理する状態管理部を備え、
    前記切替制御部は、
    前記第1の実行指示を取得する場合に、前記状態管理部から前記状態情報を取得し、
    取得済みの前記状態情報が前記表示状態を示す場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態から前記起動状態に切替え、
    取得済みの前記状態情報が前記非表示状態を示す場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態に維持する、請求項又はに記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理装置は、さらに、
    前記1個以上の画像処理エンジンのうちの第2の画像処理エンジンであって、前記第1の画像処理エンジンとは異なる前記第2の画像処理エンジン前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を実行させる第2の処理制御部を備え、
    前記切替制御部は、さらに、
    前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、第2の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第2の画像処理の前記実行指示である第2の実行指示を取得する場合に、前記第2の処理制御部を非起動状態から起動状態に切替え、
    前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記第2の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第2の実行指示を取得する場合に、前記第2の処理制御部を前記非起動状態に維持し、
    前記第1の実行指示を取得して前記第1の処理制御部を前記非起動状態に維持する場合に、前記ホーム画面制御部が前記非表示状態から前記表示状態に変化することを監視し、前記ホーム画面制御部が前記非表示状態から前記表示状態に変化する場合に、前記第1の処理制御部を前記非起動状態から前記起動状態に切替え、
    前記第2の実行指示を取得して前記第2の処理制御部を前記非起動状態に維持する場合に、前記ホーム画面制御部が前記非表示状態から前記表示状態に変化することを監視することなく、前記第2の画像処理を実行不可能であることを示すエラー通知を、前記通信インターフェースを介して、前記第2の外部装置に供給する、請求項からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置は、さらに、
    前記の画像処理エンジンに前記第1の画像処理とは異なる第3の画像処理を実行させる第3の処理制御部を備え、
    前記切替制御部は、さらに、第3の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第3の画像処理の前記実行指示である第3の実行指示を取得する場合に、前記ホーム画面制御部が前記表示状態であるのか前記非表示状態であるのかに関わらず、前記第3の処理制御部を非起動状態から起動状態に切替える、請求項からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置は、さらに、
    ユーザの操作を受け付ける操作部を備え、
    前記切替制御部は、さらに、前記ホーム画面制御部が前記表示状態である状況で、前記第1の実行指示を取得する場合に、前記ホーム画面制御部に禁止指示を供給し、
    前記禁止指示は、前記操作部が前記ユーザの操作を受け付けても、前記ホーム画面制御部が前記表示状態から前記非表示状態に変化することを禁止するための指示である、請求項からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置であって、
    表示部と、
    ユーザの操作を受け付ける操作部と、
    1個以上の画像処理を実行するための1個以上の画像処理エンジンと、
    前記1個以上の画像処理のうちのいずれかの画像処理を実行するための実行指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面を前記表示部に表示させるホーム画面制御部と、
    前記1個以上の画像処理エンジンのうちの第1の画像処理エンジンに第1の画像処理を実行させる第1の処理制御部と、
    前記第1の処理制御部の状態を起動状態と非起動状態との間で切替える切替制御部と、を備え、
    前記切替制御部は、
    前記ホーム画面制御部が、前記ホーム画面を前記表示部に表示させている表示状態と前記ホーム画面を前記表示部に表示させていない非表示状態とのうちの前記非表示状態である状況で、前記画像処理装置への電力供給を切断するための操作が前記操作部によって受け付けられたことを示す切断指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態から前記非起動状態切替え、
    前記ホーム画面制御部が、前記表示状態と前記非表示状態とのうちの前記表示状態である状況で、前記切断指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記非起動状態に維持する、画像処理装置。
  8. 前記第1の処理制御部は、前記第1の画像処理に関連する関連画面を前記表示部に表示させる関連画面制御部と、前記第1の画像処理の開始指示を前記第1の画像処理エンジンに供給する供給制御部と、を備え、
    前記切替制御部は、さらに、
    前記関連画面制御部と前記供給制御部との間の通信を仲介するための制御リンクを形成し、
    前記ホーム画面制御部が前記非表示状態である状況で、前記切断指示を取得する場合に、前記制御リンクを無効化し、
    前記制御リンクを無効化した後に、前記関連画面制御部を起動状態から非起動状態に切替え、
    前記制御リンクを無効化した後に、前記供給制御部を起動状態から非起動状態に切替える、請求項に記載の画像処理装置。
  9. 画像処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記画像処理装置のコンピュータを、
    前記画像処理装置が実行可能な1個以上の画像処理のうちのいずれかの画像処理を実行するための実行指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面を前記画像処理装置の表示部に表示させるホーム画面制御部と、
    前記画像処理装置の1個以上の画像処理エンジンのうちの第1の画像処理エンジンに第1の画像処理を実行させる第1の処理制御部と、
    前記第1の処理制御部の状態を起動状態と非起動状態との間で切替える切替制御部と、
    して機能させ、
    前記切替制御部は、
    前記ホーム画面制御部が、前記ホーム画面を前記表示部に表示させている表示状態と前記ホーム画面を前記表示部に表示させていない非表示状態とのうちの前記表示状態である状況で、第1の外部装置から、前記画像処理装置の通信インターフェースを介して、前記第1の画像処理の前記実行指示である第1の実行指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態から記起動状態切替え、
    前記ホーム画面制御部が、前記表示状態と前記非表示状態とのうちの前記非表示状態である状況で、前記第1の外部装置から、前記通信インターフェースを介して、前記第1の実行指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記非起動状態に維持する、コンピュータプログラム。
  10. 画像処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記画像処理装置のコンピュータを、
    前記画像処理装置が実行可能な1個以上の画像処理のうちのいずれかの画像処理を実行するための実行指示が与えられていない待機状態を示すホーム画面を前記画像処理装置の表示部に表示させるホーム画面制御部と、
    前記画像処理装置の1個以上の画像処理エンジンのうちの第1の画像処理エンジンに第1の画像処理を実行させる第1の処理制御部と、
    前記第1の処理制御部の状態を起動状態と非起動状態との間で切替える切替制御部と、
    して機能させ、
    前記切替制御部は、
    前記ホーム画面制御部が、前記ホーム画面を前記表示部に表示させている表示状態と前記ホーム画面を前記表示部に表示させていない非表示状態とのうちの前記非表示状態である状況で、前記画像処理装置への電力供給を切断するための操作が前記画像処理装置の操作部によって受け付けられたことを示す切断指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記起動状態から前記非起動状態切替え、
    前記ホーム画面制御部が、前記表示状態と前記非表示状態とのうちの前記表示状態である状況で、前記切断指示を取得する場合に、前記第1の処理制御部の状態を前記非起動状態に維持する、コンピュータプログラム。
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