JP6550676B2 - 掛け具 - Google Patents

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Description

本発明は、壁、天井等の被取付面に物品を掛けるための掛け具に関し、特に、壁、被取付面に一部を固定挿入し、露出部分で物品を掛ける掛け具に関するものである。
従来から、壁、天井等の被取付面に固定して、物品を吊下げたり、引っ掛けたりするフック、吊り具等、種々の掛け具が提案されている。特に、被取付面への固定方法としては、取付面の材質、用途に応じて貼設、打設、螺設等様々な方法が採用されているが、固定強度の観点から打設、螺設に比べて貼設は脆弱である一方、前記被取付面の損傷(壁穴の損傷)及び取付けの容易性の観点から、螺設は打設よりも劣る。そこで、打設式の掛け具について、固定強度と被取付面の損傷の軽減及び取付けの容易性という、両立が難しい要求を満たすために、様々な提案がなされてきた。
この種の掛け具としては、例えば、鉤部と柄部から成り、柄部に設けた釘穴を介して取付け面に打ち込む吊下フックにおいて、前記釘は、1本の丸棒状線材を折り曲げて先拡がりに離間させ、脚部を二股状に形成したものであり、かかる各脚部がそれぞれ挿通される対の釘穴を柄部に配置し、両脚部の先端間隔が狭まるように撓ませてから前記釘穴で保持し、両脚部の取付け面への打ち込みに伴い、弾性による復元力を作用させて、取付け面からの抜け止めを可能とするものが提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。この構成によれば、前記復元力の作用により、取付け状態で抜ける方向の反発力の発生が防止され、取付け面からの抜け止めがなされるとともに、取付け面の損傷も釘2脚分の穴に止まり、最小限に抑えることができる。
また、ワイヤなどの長形要素を含む弧状に形成された湾曲部を備えた中空壁用の掛け具であって、掛け具を前記湾曲部の形状によって与えられる上向きの弓形通路に沿って回転させながら湾曲部の先端を壁に挿入するとともに、フック部の背面に設けられた壁面に対して垂直に穿刺されるスパイクで固定するものが提案されていた(例えば、特許文献2参照)。この構成によれば、荷重がスパイクのほか、湾曲部にもかかることによって分散され、補強される。
特開2007−162841号公報 特表2012−509093号公報
しかしながら、前記特許文献1にかかる先行技術では、抜け止めの作用を復元力に依存し、脚部自体は、挿入孔に対して直線的に打ち込まれているため、構造的に抜け止め力、すなわち、荷重に対する抵抗力が弱い可能性があった。また、取付けは、釘打ちであるため、釘打ちに不慣れな場合には、釘打ち前の位置決め通りに打ち付けることができず、ずれが生じるおそれがあった。さらに、取付け前に、釘の両脚部の先端間隔が狭まるように撓ませてから、釘穴で保持させる工程を要し、作業が煩雑になるうえ、女性、子供、老人など撓ませる力が不足すると、かかる釘打ち前の行程段階で、作業が滞るという不都合があった。なお、例えば、掛け具の老朽化による取り替えに際し、取り付け場所が極めて限定される場合、一度穿孔した釘穴に再度取り付ける必要があるが、先に取り付けた釘穴は、前記の通り、直線的に打ち込まれているため、二度目の打ち込みの際、釘穴が拡径するおそれがあり、抜け落ちの可能性が高くなるという不具合もあった。
一方、前記特許文献2にかかる先行技術では、前記した通り、湾曲していることで抜け止めに一定の効果は認められるものの、湾曲部1本では、フックの部分が固定されず、壁面上を回転するおそれがあるため、別途、スパイクで固定することになり、取付けが煩雑であるという不都合があった。また、湾曲部自体も、回転させながら壁に挿入する必要があったため、螺設に近似したプロセスを要し、挿入作業が面倒であるという問題があった。
加えて、前記特許文献1及び2は、いずれも、取付け時及び掛け具としての使用時に関する課題を解決するための手段については、提示されているものの、取り外し時の作業については何ら考慮されていない。一般に、抜け止めを優先課題とした場合、構造的に取り外しは困難になる。
本発明は、上記課題を解消させるためのものであり、抜け止めによる固定強度が高く、被取付面の損傷を最小限に止め、取付け及び取り外しが容易な掛け具を提供することを目的とする。
上記目的を達成させるために、本発明にかかる掛け具は、取付け前の自由状態で弾性変形可能なC字状体を成し、取付け時に、前記C字状体にU字状体の取付け具を外嵌し、C字状体を弾性変形させてU字状体とし、これを被取付面に挿入した後、前記U字状体を抜き取ることにより、被取付面の挿入空間において前記C字状体を復元して挿入空間に当接させ、抜け止め防止になるようにするとともに、これを取り外すときは、前記挿入空間に前記U字状体を挿入し、挿入空間内のC字状体を再びU字状に弾性変形させ、そのまま抜くことを可能とする掛け具を提供する。
すなわち、壁、天井等の被取付面に一部を固定挿入する挿入部と、前記被取付面から露出した部分で物品を掛止する掛止部とから成る掛け具であって、
前記挿入部は、前記被取付面に挿入可能な1対の尖形状の先端部を有し、前記掛止部と一体で、弾性変形可能な前記1対の先端部を開放端とするC字状体を成し、
前記1対の先端部の形状を維持しつつ、段差が生じないように着脱自在に外嵌し、前記C字状体をU字状体に弾性変形させるU字状の挟掴部を有し、
前記挟掴部を外嵌させた挿入部を前記先端部から被取付面に挿入し、前記挟掴部を抜脱すると、前記C字状体に復元し、前記挟掴部の抜脱後に形成された被取付面内部の挿入空間において、復元されたC字状体を成す弧状の挿入部の頂部が前記挿入空間の内壁に当接することによって前記固定挿入されることを
最も主要な特徴とする。
前記C字状体は、前記挿入部を、所定の曲率で湾曲形成された1対の弧状体を径方向で対向配置させた弾性変形可能な部材で形成し、前記掛止部を、所定の曲率で弧状に湾曲形成され、前記対向配置された1対の弧状体の他端側に介在して連接する弾性変形可能な部材で形成したものとしてもよい。この場合、 前記挟掴部は、前記挿入部の曲率を低減させる方向に弾性変形させて、前記先端部を被取付面の挿入面に相対する方向に起立させるとともに、前記掛止部の曲率を増大させる方向に弾性変形させる。
また、前記挟掴部は、前記固定挿入されている掛け具に対して、前記挿入空間に挿入して外嵌した状態で被取付面から挿入部を抜き出すこともできる。
以上の構成によれば、1対(2本)の挿入部を一時に挿入することができ、挿入後に挟掴部のみを抜脱すると、挿入空間において挿入部が復元することにより、挿入空間に当接し、固定挿入されるとともに、前記挟掴部を挿入空間に挿入することにより、抜き出しも容易にできる。
さらに、前記弧状体の先端部に返し部を設けてもよい。すなわち、前記先端部は、前記先端部を頂点として、挿入部長手方向の掛止部側に向かって漸次前記弧状体の径方向外側に張出傾斜した斜辺と、所定の位置で前記斜辺を屈曲させ、前記弧状体の径方向に向かって形成された底辺とから成る三角形の返し部を有し、前記挟掴部は、前記底辺によって形成された段部に外嵌され、前記斜辺から連続して段差のない面一の平滑面を形成してもよい。このような構成にすることにより、前記挟掴部の抜脱後、前記挿入空間で弧状体の頂部のみならず、返し部も内部空間に当接し、少なくとも、4点で固定されるため、より強固に、固定挿入することが可能になる。
なお、前記挿入部を構成する弧状体の曲率よりも、前記掛止部の曲率を大きくしてもよい。この構成により、C字状体からU字状体への弾性変形が容易になる。
本発明に係る掛け具は、取付面から露出する掛止部の形状が、環状になっているため、例えば、取付面が壁の場合、壁面と前記環状の掛止部とで形成される内部空間が、床面に対して、水平、垂直のいずれの取付方向でも掛止可能であり、一部が開放されているいわゆるフックに比べて、取付の自由度が高い。さらに、抜け止めの強度を上げるためには、前記水平又は垂直に取り付けた掛止部の上に、前記十字状に交差するように、先に取り付けた方向とは異なる方向で重畳的に取り付けても良い。この場合、後に取り付けた方の掛止部は、先行の掛止部の厚み分だけ、壁面から挿入部が浮上する。そこで、かかる取付方法の場合にも、前記浮上する不具合を解消させるために、前記掛止部の頂部から径方向内側に向かって掛止部の短手幅で凹陥部を設ければよい。
前記挟掴部は、前記掛止部を外嵌する部分に飛び移り座屈部材を備えた押入部を有し、前記押入部の反転力で前記挿入部を被取付面に付勢挿入するようにしてもよい。この構成により、本発明にかかる掛け具の2つの挿入部を瞬発的かつ同時に取付面に挿入することができる。
前記押入部で挿入する際に、掛け具を固定するために、前記押入部に、掛止部の短手幅に、掛止部の一部を固定嵌入する溝部を設け、前記付勢挿入は、前記溝部に嵌入した状態で行うようにすればよい。
また、前記前記付勢挿入をより簡易にするために、押入部の長手方向両端に前記飛び移り座屈部材を前記付勢挿入する反転方向に押上げる棒状の押上部を設けてもよい。なお、前記押入部は、押上部の棒状の部材を摺動収納可能な中空部を設け、押上部を使用しない場合は、これを収納するようにしてもよい。
本発明に係る掛け具は、弾性変形する湾曲した2本の挿入部によって、抜け止めによる固定強度が高くなるとともに、被取付面の損傷を最小限に止め、取付け及び取り外しが容易になるという効果を奏する。
挿入部は、挿入時には、挟掴部によって、被取付面に対して、比較的ストレートな挿入空間を形成して進行するが、挟掴部を取り外すと、U字状に弾性変形されていた規制が解かれ、復元力によって再び自由状態のC字状に戻ろうとするため、前記挿入空間に当接して固定されるうえ、これを2本で固定する構成になっているため、従来にない強固な抜け止め効果を奏する。さらに、先端に返し部を設けることで2本の挿入部各々が、少なくとも2点の固定箇所(合計で4点の固定箇所)を有するため、抜け止効果はさらに強固になる。
また、上記2本の挿入部によって、1本当たりの挿入部の断面積は細くても、前記の通り強固な抜け止め効果が期待できるため、被取付面の損傷(形成される挿入孔)も小さくて済み、修復も容易になるという効果を奏する。
さらに、挿抜時双方で、挟掴部を使用することにより、挿入、抜脱に無用な力を要せず、取付のために道具も不要になるうえ、押入部に飛び移り座屈部材を利用することで、瞬間的な取付が可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る掛け具の上面図であり、(a)は、挟掴部の外嵌前の状態を示した図、(b)は、挟掴部の外嵌後の状態を示した図である。 図2は、本発明かかる掛け具を壁面に取り付けた状態の挿入空間内を示した図であり、(a)は、挟掴部が外嵌された状態を示した図、(b)は、挟掴部が抜脱された状態を示した図である。 図3は、本発明に係る掛け具の先端に返し部を設けた例を示した上面図であり、(a)は、挟掴部の外嵌前の状態を示した図、(b)は、挟掴部の外嵌後の状態を示した図である。 図4は、本発明に係る掛け具の先端に返し部を設けた場合の壁面に取り付けた状態の挿入空間内を示した図であり、(a)は、挟掴部が外嵌された状態を示した図、(b)は、挟掴部が抜脱された状態を示した図である。 図5は、本発明に係る掛け具を十字状にして重畳的に壁面に取り付けた状態を示した図であり、(a)は、壁面に取り付けた状態の正面図であり、(b)は、壁面に取り付けた状態の側面図である。 図6は、本発明に係る掛け具の挟掴部の押入部を示した図であり、(a)は、反転前の押入部の状態を示した図、(b)は、反転後の押入部の状態を示した図である。 図7は、本発明に係る掛け具の挟掴部の押入部に設けた掛止部の溝部を示す図であり、(a)は、溝部を有する掛け具の上面図、(b)は、掛止部を固定嵌入した場合の側断面図である。 図8は、本発明に係る掛け具の挟掴部の飛び移り座屈部材を押し上げる押上部を示した図であり、(a)は、押上部で押し上げる前の状態を示した図、(b)は、押上部で押し上げた後の状態を示した図である。
図1を参照して、1は、本発明に係る掛け具本体であり、2は、掛け具本体1に外嵌し、掛け具本体1を壁、天井等の一定以上の厚みと硬さを有する被取付面に取り付ける際の補助をする挟掴部である。すなわち、本発明に係る掛け具は、掛け具本体1と挟掴部2とから構成される。図1(a)は、挟掴部2の外嵌前の状態を示した図であり、(b)は、挟掴部2の外嵌後の状態を示した図である。
掛け具本体1は、前記被取付面に挿入する挿入部12と、挿入部12の挿入後、被取付面から露出させ、例えば、ハンガーのフックを引っ掛ける等して、物を掛止する掛止部11を有している。挿入部12と掛止部11とは、図1(a)で示す通り、前記被取付面に取り付ける前の自由状態では、全体でC字状体に形成されている。すなわち、尖形状に形成された先端部12aを有する1対の弧状体を径方向側12bで、先端部12aを所定間隔で離間させて対向させた挿入部12と、先端部12aと反対側の他端を前記弧状体と略同一曲率で形成された弧状体から成る掛止部11で連接させ、前記離間させた2つの先端部12aが開放端側となるC字状体を形成する。前記挿入部12、掛止部11を形成する各弧状体は、いずれも、弾性変形可能な素材であればよく、特定の素材に限定しないが、例えば、挿入部12をクロムモリブデン鋼、掛止部11を繊維強化プラスチックなどで形成すればよい。
なお、挿入部12と掛止部11とは、別体を連接させたものに限定するものではなく、一体成形したものであってもよい。また、本発明において、C字状体とは、本発明に係る機能を発揮し、本発明の主旨から逸脱するものでない限り、前記条件を満たすすべての形状を包含する。従って、正確にC字状を成さない形状、すなわち、前記各弧状体の湾曲の度合いによっては、例えば、コの字状に近似した形状又は湾曲した弧状体ではなく、六角形等の多角形の一辺を切り欠いたようなものであっても、本発明ではC字状体と定義される。以下、後述する各変形例においても同様とする。
挟掴部2は、図1(b)で示す通り、1対の挿入部側外嵌部22と掛止部側外嵌部21とから構成され、全体U字状体を成し、前記掛け具本体1の先端部12aの形状を維持しつつ、段差が生じないように掛け具本体1に外嵌することにより、前記自由状態でC字状体の掛け具本体1をU字状体に弾性変形させる。すなわち、挟掴部2を掛け具本体1に外嵌することにより、挿入部12の曲率は、低減させる方向に、掛止部11の曲率は、増大させる方向に、弾性変形させることができる。結果、図1(a)の前記自由状態の掛け具本体1は、挿入部12の径方向の長さD1であるのに対して、図1(b)の挟掴部2を外嵌した後の掛け具本体1は、挿入部12の径方向の長さが、前記弾性変形によって、D1より短いD2になっている。従って、挟掴部2は、掛止部11、挿入部12の弾性力に抗して、外嵌することによって、前記U字状体に従動させる強度を備える。例えば、掛け具本体1と挟掴部2とで強度の異なる素材を使用してもよいが、同一素材でも、厚みを変えることによって強度に違いを持たせるようにしてもよい。例えば、挟掴部2を前記の通り、掛け具本体1と同じクロムモリブデン鋼にしてもよく、その厚みを変えて強度を付与するようにしてもよい。
また、掛け具本体1は、前記U字状に弾性変形するに従って、挿入部12が、湾曲状態から起立状態に変化し、先端部12aは、前記被取付面に対して相対する向きに回動する。
先端部12aは、挟掴部2の外嵌後であっても、露出させるようにし、かつ、前記外嵌状態において、先端部12aから、挟掴部2の開放端の先端部22aに向かって、テーパー状になるように、先端部22aを形成すればよい。
なお、挟掴部2のU字状体とは、本発明に係る機能を発揮し、本発明の主旨から逸脱するものでない限り、前記条件を満たすすべての形状を包含する。従って、正確にU字状を成さない形状、すなわち、例えば、V字状に近似した形状、又はC字状に近似した形状であっても、前記形状の条件を満たす限り、本発明ではU字状体と定義される。以下、後述する各変形例においても同様とする。
図2は、掛け具本体1を被取付面の例として壁Wに取り付けた状態を示した図である。図2からも明らかなように、本発明に係る掛け具の掛止部11は、半円のリング状を成し、当該半円の開放端側は、壁Wによって閉鎖されているため、掛止部11と壁Wによって形成された半円形の空間を利用して、物を掛けるという構造を有する。
図2(a)は、挟掴部2を外嵌して、壁Wに挿入した状態を示す上断面図である。図1で説明したように、挟掴部2は、掛け具本体1の先端部12aを露出させるようにしており、かつ、先端部12aの突先を壁Wの壁面に相対させ、さらに、挿入部12を前記壁面に対して垂直方向に起立状態にさせるため、挿入部12は、スムーズに壁面に挿入される。従って、挟掴部2の第1の機能は、掛け具本体1を被取付面にスムーズに挿入するために、掛け具本体1の形状を矯正することにある。
挿入部12の先端部12aから挿入部側外嵌部22の先端部22aにかけてテーパー状に段差なく先端が形成されているため、挿入部12の終端(掛止部11との境界部)までの挿入はスムーズに行うことができる。このとき、壁Wから壁内に向かって、挿入部12と挿入部側外嵌部22の短手幅を合算した巾に略該当する挿入空間Hが形成される。
前記状態で、挟掴部2のみを抜脱すると、挿入空間Hは、挿入部側外嵌部22の幅に相当する間隙が形成されるが、挿入部12は、挟掴部2による弾性変形の規制から解放されるため、前記挿入空間H内で弾性復元し、元のC字状体に戻ろうとする。前記挿入空間H内に形成された間隙の幅よりも、弾性復元する幅の方が大きいため、前記弾性復元の途上で、挿入部12の頂部近傍C1は、挿入空間Hに対して当接し、掛け具本体1は、壁Wに対して係止される。
なお、前記係止により固定挿入された掛け具本体1に対して、挿入空間Hに挟掴部2を再度挿入して、図2(a)の外嵌状態にすれば、壁Wから容易に抜き出すことができる。従って、挟掴部2の第2の機能は、掛け具本体1を容易に抜き出すための補助にある。
以上の通り、本発明に係る掛け具は、一時に、2カ所の挿入部12を被取付面に挿入することができるため、取付が容易なうえ、前記弾性復元力を利用して、少なくとも、2点で係止するため、挿入部を固定挿入し、強固な抜け止めを実現することができる。一方、再度、挟掴部2を挿入することで、容易に抜き出すこともできるため、取付、抜き出しの作業も簡単に行うことができるという優れた効果を奏する。
図3は、図1の掛け具本体1の第1変形例を示した図である。掛け具本体3は、掛止部31と挿入部32とで、C字状体を形成する点は、図1の実施形態と同じである。ただし、第1変形例では、掛止部31と挿入部32の曲率を変えている点、挿入部32の先端に返し部33を設けた点、及び挟掴部4の先端部42aを平坦な直線状に形成した点、掛止部側外嵌部41の長手方向の長さを1対の挿入部側外嵌部42の離間幅よりも大きくさせている点、が、図1の実施形態と異なる。以下、これらの相違点について説明する。なお、図3では、これらの相違点をすべて備えたものを記載したが、これらの相違点は、図1の実施形態に対して、各々別個に設けられる形態であってもよい。
図3の(a)は、挟掴部4を掛け具本体3に外嵌する前の上面図である。返し部33は、突先33aから挿入部32の長手方向掛止部31側に向かって漸次挿入部32の径方向外側に張出傾斜した斜辺33bと、所定の位置で斜辺33bを挿入部32の径方向内側に向かって屈曲させることにより形成された底辺33cとから成る三角形を形成する。
また、挿入部32よりも、掛止部31の方が湾曲の度合いが大きい。すなわち、挿入部32を構成する弧状体の曲率よりも、掛止部31の曲率の方が大きい。このように曲率を変えることで、図3(b)に示す通り、挟掴部4を外嵌したときのU字状体への変形が、挟掴部4の形状に密着した形に弾性変形しやすくなる。
挿入部側外嵌部42の先端部42aは、平坦な直線状に形成されている。この先端部42aの長さは、返し部33の底辺33cと同じ長さである。従って、図3(b)で示す通り、挟掴部4を外嵌したときに、先端部42aは、返し部33の底辺と挿入部32とから形成された段部に密着嵌入され、外嵌状態の外形上、返し部33の突先33a、斜辺32bから挿入部側外嵌部42の外側長手方向にかけて段差のない面一の平滑面が形成される。
掛止部側外嵌部41の端部41aは、1対の挿入部側外嵌部42の径方向外側に向かって突出している。掛止部側外嵌部41の底辺側は、端部41aが前記突出するように、掛止部31よりも小さい曲率で湾曲しており、端部41aは、挿入部32と掛止部31との境界線(図示せず)の延長線上に一致する略平坦な平面に形成されている。
図4は、変形例1を壁Wに挿入した状態を示した上断面図である。図4(a)で示す通り、掛け具本体3に挟掴部4を外嵌した状態で壁Wに挿入すると、図1の実施形態同様、挿入部32及び挿入部側外嵌部42の短手幅を合算した幅に略該当する挿入空間Hが形成される。なお、返し部33は、前記した通り、挿入側外嵌部42とともに、平滑面が形成されているため、スムーズな挿入が可能となる。また、掛止部側外嵌部41の端部41aは、壁面Wと略水平方向に平面が形成されているため、挿入部32と掛止部31との境界線上で前記挿入を抑止するストッパの役割を果たす。すなわち、前記挿入に際し、掛止部31が壁面W内部に入らないように挿入規制をする。
一方、挟掴部4を抜脱すると、図4(b)で示す通り、挿入部側外嵌部42の短手幅に相当する径の間隙が形成され、図1の実施形態同様、挿入部32の弾性復元により、挿入部12の頂部近傍C2は、挿入空間Hに対して当接する。さらに、変形例1では、返し部33も挿入空間Hに当接する。従って、変形例1では、挿入部12が、頂部近傍C2の2点及び返し部33のC3の2点の合計4点で壁Wに係止されるため、より強固な抜け止め効果が期待できる。一方、図1の実施形態同様、再度、挟掴部4を挿入することにより、掛け具本体3を容易に抜き出すこともできる。
図5は、図1の掛け具本体1又は図3の掛け具本体3の変形例2を示した図である。変形例2は、図5(a)の正面図で示す通り、壁面Wに対して、2つの掛け具本体5及び7の掛止部51及び71を直角に交差するように、重畳的に取付けたものである。相互に交差する部分で荷重がかかるように関わらせて取り付ければ、掛止部51又は掛止部71に物を掛けた場合の荷重は、各々の挿入部(図示せず)の4点に分散され、かつ、荷重方向が掛止部51と掛止部71で異なるため、相互に支持力を補完し合い、強固な抜け止め効果が得られる。
変形例2の取付方法では、後発的に取り付ける掛け具本体(変形例2では掛け具本体5)は、先に取り付けた掛け具本体(変形例2では掛け具本体7)の上に取り付けるため、掛止部71の短手方向の厚さだけ、掛止部51が浮くことになり、挿入部の挿入が十分になされないことになる。そこで、変形例2のような取付方法の場合は、図5(b)の側面図で示す通り、先に取り付けた掛け具本体7の掛止部71の頂部から径方向内側に向かって掛け具本体5の掛止部51の短手幅で凹陥部71aを形成すればよい。このような構成にすることで、掛止部51は、浮くことなく、掛止部71と同じ高さで壁面Wに取り付けることができる。
図6は、図3の挟掴部4の変形例1を示した図である。なお、図6では、図3の実施形態の掛け具で説明しているが、図1の掛け具の挟掴部2についても、本変形例1は適用可能である。
挟掴部4の変形例1は、掛止部側外嵌部41内部に、掛け具本体3を壁Wに押し入れる押入部41bを設けた点に特徴がある。押入部41bは、飛び移り座屈材(snap−through buckling material)を使用する。飛び移り座屈材は、初期状態において、所定方向(図6(a)では、掛止部側外嵌部41と同一方向)に湾曲して安定状態となっている弾性体であり、これに湾曲方向と逆方向(図6(a)では、壁Wの方向)に徐々に加重を増大させていくと、所定の閾値を越えたところで、前記加重によって蓄積された弾性エネルギーが瞬発的に開放され、前記初期状態から180度回転した位置に瞬時に反転し、かかる反転した形状で安定状態となる性質を有するものである。なお、飛び移り座屈材は、上記性質を有するものでれば、特に素材が限定せず、熱処理ばね鋼などであればよい。
図6(a)で、押入部41bを内包した掛止部側外嵌部41の最下点(頂部)が属するラインを接線P1とすると、押入部41bの飛び移り座屈材の反転方向に加える加重を徐々に増大させることにより、ある時点で図6(b)に示すように、飛び移り座屈材が瞬時に反転し、突先33aから返し部33が壁W内に付勢挿入される。これは、前記ラインが、接線P1から接線P2に移動し、飛び移り座屈材の反転振幅Rの長さだけ、挿入部3が壁Wに瞬時に押し込まれたことを示す。なお、飛び移り座屈材の係る効果を発揮させるために、本実施の形態では、飛び移り座屈材の長手方向中央部が掛止部側外嵌部41に固定されている。
従来のフック等の掛け具の場合、釘やネジなど、被取付面への取付の際、挿位置決めをしても、釘打ち、螺入時にズレなどが生じるおそれがあるが、図6のような飛び移り座屈材を使用した押入部41aを設けることにより、挿入部3の突先33aを壁Wの所望位置に当接させて、前記反転をさせることにより、瞬時にかつ正確に付勢挿入を行うことができる。
なお、図6では、反転振幅Rの長さは、返し部33が壁Wの内部に入る長さに略一致しているが、飛び移り座屈材の振幅距離は任意に選択可能であり、図6のものに限定する趣旨ではない。
図7は、図3の挟掴部4の変形例2を示した図である。なお、図7では、図6の実施形態の掛け具で説明しているが、図1、図3の掛け具の挟掴部2、挟掴部4についても、本変形例2は適用可能である。
図7の変形例2は、掛止部側外嵌部41に、掛け具本体3の掛止部31の一部を固定嵌入する溝部41cを設けた点に特徴がある。図7(a)のA−A‘線の側断面図(図7(b))で示す通り、本変形例2では、挟掴部4の掛止部側外嵌部41が、挿入側外嵌部42から連続してU字状体を形成する閉鎖端側と、飛び移り座屈材を内包した押入部41bと別体で構成されている。ただし、溝部41cは、この形態に限定する趣旨ではない。例えば、挿入側外嵌部42と押入部41bと一体とし、押入部41bに長手方向中央部に所定幅のスリットを設け、掛止部31の一部を固定嵌入する形態でもよい。
図7のように、掛止部31を固定嵌入する溝部41cを設けることにより、前記飛び移り座屈材により瞬発的な挿入をより確実に行うことができる。溝部41cは、例えば、硬質ゴムで形成すればよい。
図8は、図3の挟掴部4の変形例3を示した図である。なお、図8では、図7の実施形態の掛け具で説明しているが、図1、図3、図6の掛け具の挟掴部2、挟掴部4についても、本変形例3は適用可能である。
図8の変形例3は、押入部41bの両端に、飛び移り座屈材に管状の中空部41dを設け、中空部41dは、内部で摺動可能な棒状の押上部41eを収納する。図8(a)で示す通り、押上部41eは、中空部41dの内部を摺動して押入部41bの両端下方から掛け具本体3を挿入する方向に押し上げる。押上部41eの押上力が所定の加重を越えると、図8(b)に示す通り、押入部41bの飛び移り座屈材が反転し、掛け具本体3を挿入方向に付勢挿入する。なお、押上部41eは、そのまま双方を把持して挿入方向に押し入れる補助ロッドとしても機能する。
1、3 掛け具本体
2、4 挟掴部
11、31、51、71 掛止部
12、32 挿入部
21、41 掛止部側外嵌部
22、42 挿入部側外嵌部
33 返し部
41b 押入部
41c 溝部
41d 中空部
41e 押上部

Claims (9)

  1. 壁、天井等の被取付面に一部を固定挿入する挿入部と、前記被取付面から露出した部分で物品を掛止する掛止部とから成る掛け具であって、
    前記挿入部は、前記被取付面に挿入可能な1対の尖形状の先端部を有し、前記掛止部と一体で、弾性変形可能な前記1対の先端部を開放端とするC字状体を成し、
    前記1対の先端部の形状を維持しつつ、段差が生じないように着脱自在に外嵌し、前記C字状体をU字状体に弾性変形させるU字状の挟掴部を有し、
    前記挟掴部を外嵌させた挿入部を前記先端部から被取付面に挿入し、前記挟掴部を抜脱すると、前記C字状体に復元し、前記挟掴部の抜脱後に形成された被取付面内部の挿入空間において、復元されたC字状体を成す弧状の挿入部の頂部が前記挿入空間の内壁に当接することによって前記固定挿入されることを特徴とする掛け具。
  2. 前記挿入部は、所定の曲率で湾曲形成された1対の弧状体を径方向で対向配置させた弾性変形可能な部材で形成され、前記掛止部は、所定の曲率で弧状に湾曲形成され、前記対向配置された1対の弧状体の他端側に介在して連接する弾性変形可能な部材で形成され、前記挿入部と前記掛止部とで一体となって前記C字状体を成し、
    前記挟掴部は、前記挿入部の曲率を低減させる方向に弾性変形させて、前記先端部を被取付面の挿入面に相対する方向に起立させるとともに、前記掛止部の曲率を増大させる方向に弾性変形させることを特徴とする請求項1記載の掛け具。
  3. 前記挟掴部は、前記固定挿入されている掛け具に対して、前記挿入空間に挿入して外嵌した状態で被取付面から挿入部を抜き出すことができることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の掛け具。
  4. 前記先端部は、前記先端部を頂点として、挿入部長手方向の掛止部側に向かって漸次前記弧状体の径方向外側に張出傾斜した斜辺と、所定の位置で前記斜辺を屈曲させ、前記弧状体の径方向に向かって形成された底辺とから成る三角形の返し部を有し、前記挟掴部は、前記底辺によって形成された段部に外嵌され、前記斜辺から連続して段差のない面一の平滑面を形成することを特徴とする請求項2記載の掛け具。
  5. 前記挿入部を構成する弧状体の曲率よりも、前記掛止部の曲率が大きいことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の掛け具。
  6. 前記掛止部の頂部から径方向内側に向かって掛止部の短手幅で凹陥部を設けたことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の掛け具。
  7. 前記挟掴部は、前記掛止部を外嵌する部分に飛び移り座屈部材を備えた押入部を有し、前記押入部の反転力で前記挿入部を被取付面に付勢挿入することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の掛け具。
  8. 前記押入部は、掛止部の短手幅に、掛止部の一部を固定嵌入する溝部を有し、前記付勢挿入は、前記溝部に嵌入した状態で行うことを特徴とする請求項7記載の掛け具。
  9. 前記押入部の長手方向両端に前記飛び移り座屈部材を前記付勢挿入する反転方向に押上げる棒状の押上部を設け、前記押入部は、押上部の棒状の部材を摺動収納可能な中空部を有していることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の掛け具。
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