以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、ユーザのウェブサイトに対する操作の情報とユーザ端末の位置情報とを用いて、ユーザ端末に送信する広告情報の送信制御を行う情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、操作情報を用いて、広告情報を送信するか否かを決定する情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、操作情報と位置情報とを用いて、広告情報を送信するか否かを決定する情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、操作情報を用いて、送信する広告情報を決定する情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、操作情報と位置情報とを用いて、送信する広告情報を決定する情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、領域ネットの情報をユーザ毎に格納し、当該領域ネットの情報を用いて、ユーザに広告情報を送信するか否かを判断する情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、ユーザのウェブサイトに対する操作の情報を用いて、領域ネットの情報を取得し、蓄積する情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報処理システムAの概念図である。情報処理システムAは、1または2以上のユーザ端末1、および情報処理装置2を備える。なお、情報処理システムAは、1または2以上のウェブサーバ(図示しない)を有しても良い。
ユーザ端末1は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。情報処理装置2は、例えば、ASPのサーバ、クラウドサーバ等である。但し、情報処理装置2の種類は問わない。ユーザ端末1と情報処理装置2とは、インターネット等のネットワークにより通信可能である。また、ユーザ端末1と図示しないウェブサーバとは、インターネット、LAN等のネットワークにより通信可能である。
図2は、本実施の形態における情報処理システムAのブロック図である。情報処理システムAを構成するユーザ端末1は、ユーザ格納部11、ユーザ受付部12、ユーザ処理部13、ユーザ送信部14、ユーザ受信部15、およびユーザ出力部16を備える。
情報処理装置2は、格納部21、受信部22、処理部23、および送信部24を備える。格納部21は、ユーザ情報格納部211、広告情報格納部212、および操作情報格納部213を備える。受信部22は、ログイン指示受信部221、操作情報受信部222、および位置情報受信部223を備える。処理部23は、ログイン処理部231、応答部232、操作情報蓄積部233、ユーザ属性値取得部234、ユーザ属性値蓄積部235、ユーザ属性値判断部236、位置判断部237、広告情報取得部238、領域情報取得部239、および領域情報蓄積部230を備える。ユーザ属性値取得部234は、スコア算出手段2341を備える。送信部24は、処理結果送信部241、および広告情報送信部242を備える。
ユーザ端末1を構成するユーザ格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子、ユーザの属性値等である。ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報である。ユーザを識別する情報は、ユーザ端末1を識別するユーザ端末識別子でも良い。ユーザ識別子は、例えば、ID、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレス等である。ユーザ端末識別子は、例えば、Cookie ID、セッション識別子、IPアドレス、MACアドレス等である。また、ユーザの属性値は、例えば、ユーザの性別、年齢等の静的属性値である。また、ユーザ識別子をユーザの属性値の一例と考えても良い。
ユーザ受付部12は、ユーザから指示や情報等の入力を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、操作情報、ログイン指示等である。操作情報とは、ユーザのウェブサイトに対する操作に関する情報である。操作情報は、例えば、ボタンを押下したことを示す情報、アンカーを指示したことを示す情報、別のページに飛ぶための操作の情報、フィールドに入力した情報等である。操作情報は、例えば、「rightButtonON」(右マウスボタンが押下されたこと)、「drug object A」(オブジェクトAがドラッグされたこと)、「<購入商品ID>123 <数量>3」(123で識別される商品が3個購入されたこと)、「jump http://www.xxx.co.jp」(URL"http://www.xxx.co.jp"で特定されるウェブページにアクセスされたこと)等である。ここでの操作情報は、通常、プリミティブな操作の情報であるが、後述する管理者が見て、操作の意味や意義を判断できる情報であることは好適である。つまり、操作情報のデータ構造、情報の粒度等は問わない。操作情報は、通常、ユーザが行った操作を特定する情報であるが、ユーザの操作に起因する、情報処理装置2が行った処理に関する情報を含んでも良い。ログイン指示とは、ログインの指示である。ログイン指示は、例えば、ユーザ識別子を有する。ログイン指示は、例えば、ユーザ識別子とパスワードとを有する。なお、ウェブサイトは、ウェブページと言っても良い。ウェブサイトは、例えば、ECサイトである。但し、ウェブサイトの種類は問わない。また、ウェブサイトは、情報処理装置2に格納されているウェブページ等でも良いし、図示しない1または2以上のウェブサーバに格納されているウェブページ等でも良い。
指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。ユーザ受付部12は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ユーザ処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ユーザ受付部12が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する処理、ユーザ受信部15が受信した情報を出力する構造に変更する処理等である。
ユーザ送信部14は、各種の情報や指示等を送信する。各種の情報や指示等とは、例えば、操作情報、ログイン指示、位置情報、ユーザ識別子と位置情報等である。ユーザ送信部14は、通常、情報処理装置2に情報や指示等を送信する。ユーザ送信部14は、操作情報に加えて、ユーザの属性値を送信しても良い。なお、ユーザの属性は、ユーザ格納部11に格納されており、例えば、ユーザの性別、年齢等である。ここで送信するユーザの属性は、例えば、静的属性値である。
ユーザ受信部15は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、後述する広告情報、処理結果、ログイン処理の結果である。処理結果とは、後述する応答部232における処理の結果に関する情報である。処理結果は、例えば、飛び先のウェブページ、商品の購入指示の結果が記載されたパネル、エラーメッセージ等である。ログイン処理の結果は、ログイン処理が成功であったか、失敗であったかを示す情報、ログイン後のウェブページの情報等である。
ユーザ出力部16は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、ユーザ受信部15が受信し、ユーザ処理部13が出力される構造に変更した情報であり、例えば、広告情報、処理結果、ログイン処理の結果である。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である、と考えても良い。
情報処理装置2を構成する格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述するユーザ情報、後述する広告情報、操作情報、スコアを算出するための演算式の情報である。
ユーザ情報格納部211には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、ユーザを識別するユーザ識別子と1以上のユーザ属性値とを有する。ユーザ識別子に、後述する領域情報が対応付いていても良い。
ユーザ属性値とは、ユーザの属性を示す情報である。ユーザ属性値とは、ユーザに関する情報である。1以上のユーザ属性値は、通常、静的属性値であるが、動的属性値を含んでも良い。
静的属性値とは、通常、変化しない属性値であるが、時々刻々とは変化しない属性値であると考えても良い。静的属性値は、例えば、氏名、年齢、住所、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレス、ユーザ端末識別子、ユーザ識別子、パスワード等である。ユーザ端末識別子は、ユーザ端末1を識別する情報であり、例えば、Cookie ID、セッション識別子、IPアドレス、MACアドレス等である。ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報であり、例えば、IDである。ユーザ識別子は、電話番号、クレジットカード番号、メールアドレス等でも良い。
動的属性値は、ユーザの操作等により、動的に変化し得る属性値である。動的属性値には、例えば、リアルタイム動的属性値、履歴情報利用動的属性値がある。リアルタイム動的属性値は、リアルタイムに時々刻々と変化する属性値である。リアルタイム動的属性値は、例えば、ユーザが現在閲覧しているウェブページの滞在時間、現在の滞在の際の閲覧したウェブページ数等である。履歴情報利用動的属性値は、過去の来訪時の操作情報の履歴をも用いて取得される動的属性値である。履歴情報利用動的属性値は、例えば、購入回数、購入金額、総購入金額、平均滞在時間、平均PV数、来訪回数、後述するスコア等である。
広告情報格納部212には、1以上の広告情報が格納される。広告情報格納部212には、1以上の広告属性値に対応付けて、1以上の広告情報が格納されていることは好適である。
ここで、広告情報とは、広告に関する情報である。広告情報は、広告そのものでも良いし、広告へのリンク(例えば、URI、URL等)等でも良い。広告情報は、例えば、静止画、動画、テキストまたはそれらの組み合わせである。ただし、広告情報のデータ構造は問わない。
広告属性値とは、広告に関する属性値である。広告属性値は、例えば、広告のジャンル、広告の対象者(例えば、性別、年齢層など)、広告が選択される条件である。条件は、1以上のユーザ属性値に関する条件であることは好適である。
操作情報格納部213には、ユーザごとに、1以上の操作情報が格納される。操作情報格納部213は、ユーザ識別子に対応付けて、1以上の操作情報が格納される。なお、受信された操作情報と操作情報格納部213に格納される操作情報とは異なっても良い。操作情報受信部222が受信する操作情報と、操作情報格納部213に蓄積される操作情報とは、例えば、データ構造等が異なっていても良い。例えば、操作情報受信部222が受信する操作情報がプリミティブな操作の情報(例えば、「rightButtonON」)であり、操作情報格納部213に蓄積される操作情報が操作の意味や意義が判断可能な情報(例えば、「○○ページが表示されました」)でも良い。かかる場合、処理部23が、受信された操作情報を用いて、操作情報格納部213に格納される操作情報を構成する。
受信部22は、各種の情報や指示等を受信する。各種の情報や指示等とは、例えば、ログイン指示、操作情報である。
ログイン指示受信部221は、ユーザ端末1からログイン指示を受信する。ログイン指示とは、ログインの指示である。
操作情報受信部222は、ウェブサイトへの来訪者であるユーザのユーザ端末1から、1または2以上の操作情報とユーザ識別子とを受信する。操作情報受信部222は、ユーザ端末識別子をも受信することは好適である。操作情報受信部222は、ユーザ端末1から、ユーザ端末識別子と1以上の操作情報とを受信しても良い。
ここで、操作情報とは、ユーザのウェブサイトに対する操作に関する情報である。操作情報とは、例えば、ウェブサイトに含まれるボタンを押下したことを示す情報、ウェブサイトに含まれるアンカーを指示したことを示す情報、あるページから別のページに飛ぶための操作の情報、ウェブサイトに含まれるフィールドに入力した情報のうちの1以上の情報である。
操作情報受信部222は、ユーザ端末1から直接的に操作情報を受信する必要はない。操作情報受信部222は、ユーザ端末1から入力された情報に基づいた操作情報を、図示しない第二サーバ装置から受信しても良い。
なお、ウェブサイトは、ウェブページと言っても良い。ウェブサイトは、例えば、ECサイトである。但し、ウェブサイトの種類は問わない。
位置情報受信部223は、ユーザ識別子と位置情報とを受信する。位置情報受信部223は、通常、ユーザ端末1から送信されたユーザ識別子と位置情報とを受信する。ここで、位置情報とは、ユーザ端末1の位置を特定する情報である。位置情報は、例えば、(緯度,経度)であるが、位置を特定できれば良く、例えば、位置を示すID等や、最寄りのホットスポットのID等でも良い。
処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、ログイン処理部231等が行う処理である。処理部23は、ウェブサイトに来訪中のユーザの閲覧に関する情報を、常時、取得する。閲覧に関する情報とは、ウェブサイトやウェブページの滞在時間、閲覧ページ数等である。つまり、例えば、処理部23は、ウェブサイトに来訪中のユーザの当該サイトやウェブページの滞在時間を、常時、計測する。また、処理部23は、受信された操作情報に基づいて、商品の購入処理、決済処理等を行う。また、処理部23は、受信された操作情報に基づいて、ユーザの動的属性値を更新する。
ログイン処理部231は、受信されたログイン指示に応じて、ユーザ端末1のユーザに対するログイン処理を実行する。なお、ログイン処理の実行は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。また、ログイン処理の実行は、通常、ログイン処理の結果のユーザ端末1への送信を含む、とする。ログイン処理部231は、通常、正当なユーザ識別子等が受信されれば、ログインを許可し、ユーザ端末1と通信可能とする。ログイン処理部231は、通常、正当ではないユーザ識別子等が受信されれば、ログインを不許可とし、エラーメッセージをユーザ端末1に送信する。また、ログイン処理部231は、ログイン指示が有するユーザ識別子と、ユーザ端末識別子とを対応付ける処理を行うことは好適である。なお、ユーザ端末識別子は、ログイン指示に含まれていても良いし、ログイン指示と一緒に受信されても良い。
応答部232は、受信された操作情報に応じた処理を行う。操作情報に応じた処理とは、例えば、操作情報に対応するウェブページの送信、操作情報に対応する商品の購入処理、操作情報に対応する決済処理等である。処理は、操作情報に従っていれば、何でも良い。応答部232は、処理を行い、処理結果を取得する。なお、処理結果とは、例えば、飛び先のウェブページ、商品の購入指示の結果が記載されたパネル、エラーメッセージ等である。また、応答部232の処理は、公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
操作情報蓄積部233は、ユーザ識別子と対にして、操作情報受信部222が受信した操作情報を操作情報格納部213に蓄積する。操作情報蓄積部233は、例えば、ログイン指示に含まれるユーザ識別子に対応付けて、操作情報受信部222が受信した操作情報を操作情報格納部213に蓄積する。
操作情報蓄積部233は、ログイン処理部231のログイン処理の実行前に、操作情報と対に受信されたユーザ端末識別子に対応付けて、操作情報受信部222が受信した操作情報を操作情報格納部213に蓄積する。なお、対に受信することは、同時に受信する必要まではない。
操作情報蓄積部233は、ログイン処理部231のログイン処理の実行後に、ログイン指示または操作情報と対に受信されたユーザ端末識別子またはユーザ識別子に対応付けて、操作情報受信部222が受信した操作情報を操作情報格納部213に蓄積する。
ユーザ属性値取得部234は、操作情報受信部222が受信した操作情報を用いて、ユーザの1以上のユーザ属性値を取得する。ここで、ユーザの1以上のユーザ属性値が、1以上の動的属性値を含むことは好適である。動的属性値は、例えば、ウェブサイトへの過去の来訪時の操作情報の履歴を用いて取得される情報である。
ユーザ属性値取得部234は、ウェブサイトに来訪中のユーザの1以上の属性値を取得する。ここで、1以上の属性値は、上述した静的属性値、動的属性値を含み得る。ユーザ属性値取得部234は、受信された1以上の操作情報を用いて、ウェブサイトに来訪中のユーザの1以上の属性値を取得する。ユーザ属性値取得部234は、通常、ユーザ情報格納部211から1以上の静的属性値を取得する。また、ユーザ属性値取得部234は、通常、受信された1または2以上の操作情報を用いて、1以上の動的属性値を取得する。
また、ユーザ属性値取得部234は、操作情報受信部222が受信した1または2以上の操作情報を用いて、動的に変化する属性値である1以上の動的属性値を取得する。
ユーザ属性値取得部234は、ウェブサイトに来訪中のユーザの1以上の属性値であり、当該ユーザ以外のユーザである他ユーザの1以上の属性値と比較して、予め決められた条件を満たすほど特徴的な1以上のユーザ属性値を取得する。ここで、予め決められた条件を満たすとは、(1)ユーザ属性値と同じユーザ属性値を有する人の割合が閾値以下または閾値より小さいこと、(2)他に同じユーザ属性値を有する人が居ないこと、(3)ユーザの属性値と同じユーザ属性値を有する人の数が閾値以下または閾値より少ないこと、(4)予め格納されているユーザ属性値と同じ属性値を有すること等である。
ユーザ属性値取得部234は、例えば、一のユーザ端末1に対して、ログイン前に蓄積された1以上の操作情報およびログイン後に蓄積された1以上の操作情報を操作情報格納部213から取得し、取得した2以上の操作情報を用いて、1以上のユーザ属性値を取得する。
スコア算出手段2341は、一のユーザに対して、当該ユーザの1以上のユーザ属性値、当該ユーザのユーザ端末1から操作情報受信部222が受信した1以上の操作情報のうちの2以上の情報を用いて、一のユーザのスコアを算出する。
スコア算出手段2341は、例えば、ユーザ属性値取得部234が取得したウェブサイトまたはウェブページの滞在時間、購入回数、購入金額、総購入金額、PV数、平均滞在時間、来訪回数のうちの1以上のいずれかの情報が示す値が大きいほど、大きなスコアを取得する。
スコア算出手段2341は、例えば、ユーザ属性値取得部234が取得したウェブサイトまたはウェブページの滞在時間、購入回数、購入金額、総購入金額、PV数、平均滞在時間、来訪回数のうちの1以上の情報をパラメータとする増加関数により、スコアを算出する。スコアとは、例えば、情報処理装置2の管理者から見たユーザの重要度を示す情報である。なお、PV数とは、ページビューの数である。
ユーザ属性値蓄積部235は、操作情報受信部222が受信したユーザ識別子に対応付けて、ユーザ属性値取得部234が取得した1以上のユーザ属性値をユーザ情報格納部211に蓄積する。
ユーザ属性値判断部236は、位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件は、例えば、格納部21に格納されている。予め決められた条件は、動的属性値を含む条件であることは好適である。予め決められた条件は、例えば、「閾値<=スコア」「閾値1<=総購入金額 AND 閾値2<=PV数 AND 閾値3<=滞在時間」である。なお、「閾値」「閾値1」「閾値2」「閾値3」は数値である。
ユーザ属性値判断部236は、例えば、位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値と、位置情報受信部223が受信した位置情報とが、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。
位置判断部237は、例えば、位置情報受信部223が受信した位置情報が、位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる領域情報に対して、予め決められた関係であるか否かを判断する。
広告情報取得部238は、位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値と位置情報受信部223が受信した位置情報とを用いて、1以上の広告情報を広告情報格納部212から取得する。
広告情報取得部238は、位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値に対応する1以上の広告属性値と対になる1以上の広告情報を広告情報格納部212から取得する。ここで、1以上のユーザ属性値に対応する1以上の広告属性値は、例えば、1以上のユーザ属性値と一致する1以上の広告属性値である。また、1以上のユーザ属性値に対応する1以上の広告属性値は、例えば、当該1以上のユーザ属性値が合致する条件である広告属性値である。
広告情報取得部238は、位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値と位置情報受信部223が受信した位置情報とに対応する1以上の広告属性値と対になる1以上の広告情報を広告情報格納部212から取得する。ここで、1以上のユーザ属性値と位置情報とに対応する1以上の広告属性値は、例えば、1以上のユーザ属性値と一致する広告属性値を有し、かつ当該位置情報が特定する位置と予め決められた条件を満たす住所または位置情報を広告属性値として有する1以上の広告属性値である。また、1以上のユーザ属性値と位置情報とに対応する1以上の広告属性値は、例えば、当該1以上のユーザ属性値が合致する条件である広告属性値を有し、かつ当該位置情報が特定する位置と予め決められた条件を満たす住所または位置情報を広告属性値として有する1以上の広告属性値である。また、1以上のユーザ属性値と位置情報とに対応する1以上の広告属性値は、例えば、当該1以上のユーザ属性値が合致する条件である広告属性値を有し、かつ当該位置情報が特定する位置が対応する領域情報が示す領域の中の位置である、1以上の広告属性値である。
また、位置情報に対応する1以上の広告属性値は、例えば、当該位置情報が特定する地点と広告属性値である住所の地点との距離が閾値以内であることである。
広告情報取得部238は、位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値と位置情報受信部223が受信したユーザ識別子と対になる領域情報とを用いて、1以上の広告情報を広告情報格納部212から取得する。
ここで、領域情報を用いて取得される広告情報は、例えば、領域情報が示す領域に存在する住所と対になる広告情報、領域情報が示す領域と予め決められた条件を満たすほど近い地点の住所と対になる広告情報である。なお、ここでの住所は、例えば、操作情報が示す店舗(URL)に対応する住所(例えば、ユーザがECサイトで訪問した店舗の実の住所)である。
領域情報取得部239は、ユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を用いて、領域情報を取得する。1以上のユーザ属性値を用いることは、ユーザ識別子と対になる1以上の操作情報を用いることでも良い。
ユーザ属性値が、ユーザが訪れたウェブサイト(ECサイト)の店舗の位置情報または住所である場合、領域情報取得部239は、当該位置情報または住所の地点を含む閾値以内の半径の領域を特定する領域情報を取得する。かかる場合、領域情報は、当該位置情報または住所の地点を示す(緯度,経度)および半径rの情報である。
また、ユーザ属性値が、ユーザが訪れたウェブサイト(ECサイト)の店舗の位置情報または住所である場合、領域情報取得部239は、予め決められた範囲の領域の中に閾値以上の位置情報または住所の地点が含まれる場合、当該領域を特定する領域情報を取得する。
ただし、領域情報取得部239は、位置に関連する1以上のユーザ属性値を用いて、領域情報を取得すれば良く、領域情報の取得のアルゴリズムは問わない。なお、位置に関連するユーザ属性値は、例えば、ユーザが利用したECサイト上の店舗の実際の住所、ユーザがウェブサイト上で使用した地図情報の地点または範囲等である。
領域情報蓄積部230は、領域情報取得部239が取得した領域情報を、ユーザ識別子に対応付けてユーザ情報格納部211に蓄積する。
送信部24は、各種の情報を送信し得る。各種の情報とは、例えば、処理結果、広告情報である。
処理結果送信部241は、応答部232における処理の結果に関する処理結果をユーザ端末1に送信する。
広告情報送信部242は、広告情報取得部238が取得した1以上の広告情報を、位置情報を送信してきたユーザ端末1に送信する。
広告情報送信部242は、ユーザ属性値判断部236が条件を満たすと判断した場合のみ、1以上の広告情報をユーザ端末1に送信することは好適である。ここで、「条件を満たすと判断した場合のみ」とは、通常、ユーザ属性値判断部236が条件を満たすと判断した場合のみ広告情報取得部238が1以上の広告情報を取得する。ただし、ユーザ属性値判断部236が条件を満たさないと判断した場合に、1以上の広告情報がユーザ端末1に送信されなければ良い。
広告情報送信部242は、位置判断部237が予め決められた関係であると判断した場合のみ、1以上の広告情報をユーザ端末1に送信することは好適である。ここで、「条件を満たすと判断した場合のみ」とは、通常、位置判断部237が条件を満たすと判断した場合のみ広告情報取得部238が1以上の広告情報を取得する。ただし、位置判断部237が条件を満たさないと判断した場合に、1以上の広告情報がユーザ端末1に送信されなければ良い。
ユーザ格納部11、格納部21、ユーザ情報格納部211、広告情報格納部212、および操作情報格納部213は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
ユーザ格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報がユーザ格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報がユーザ格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報がユーザ格納部11等で記憶されるようになってもよい。
ユーザ処理部13、処理部23、ログイン処理部231、応答部232、操作情報蓄積部233、ユーザ属性値取得部234、ユーザ属性値蓄積部235、ユーザ属性値判断部236、位置判断部237、広告情報取得部238、領域情報取得部239、領域情報蓄積部230、およびスコア算出手段2341は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。ユーザ処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサとは、処理を行うデバイスで、例えば、CPU、MPU、GPU、FPU、DSP,マイクロコントローラ等であり、広く解する。
ユーザ送信部14、送信部24、処理結果送信部241、および広告情報送信部242は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
ユーザ受信部15、受信部22、ログイン指示受信部221、操作情報受信部222、および位置情報受信部223は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
ユーザ出力部16は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ出力部16は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、ユーザ端末1の動作例について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)ユーザ受付部12は、ログイン指示を受け付けたか否かを判断する。ログイン指示を受け付けた場合はステップS302に行き、ログイン指示を受け付けない場合はステップS305に行く。
(ステップS302)ユーザ処理部13は、ステップS301で受け付けたログイン指示から、送信するログイン指示を構成する。ユーザ送信部14は、当該ログイン指示を情報処理装置2に送信する。
(ステップS303)ユーザ受信部15は、ログイン処理の結果を受信したか否かを判断する。ログイン処理の結果を受信した場合はステップS304に行き、ログイン処理の結果を受信しない場合はステップS303に戻る。
(ステップS304)ユーザ出力部16は、ステップS303で受信されたログイン処理の結果を出力する。ステップS301に戻る。
(ステップS305)ユーザ受付部12は、ユーザから操作を受け付けたか否かを判断する。操作を受け付けた場合はステップS306に行き、操作を受け付けない場合はステップS310に行く。
(ステップS306)ユーザ処理部13は、ステップS305で受け付けられた操作に基づいて、操作情報を構成する。
(ステップS307)ユーザ送信部14は、ステップS306で構成された操作情報を情報処理装置2に送信する。
(ステップS308)ユーザ受信部15は、操作情報に応じた処理結果を情報処理装置2から受信したか否かを判断する。処理結果を受信した場合はステップS309に行き、処理結果を受信しない場合はステップS308に戻る。
(ステップS309)ユーザ処理部13は、ステップS308で受信された処理結果を用いて、出力する処理結果を構成する。ユーザ出力部16は、構成された処理結果を出力する。ステップS301に戻る。
(ステップS310)ユーザ処理部13は、位置情報等を送信するタイミングであるか否かを判断する。位置情報等を送信するタイミングであればステップS311に行き、位置情報等を送信するタイミングでなければステップS301に戻る。なお、ユーザ処理部13は、例えば、位置情報を取得している間、定期的に、位置情報等を送信するタイミングである、と判断する。また、ユーザ処理部13は、例えば、位置情報を受信した際に、位置情報等を送信するタイミングである、と判断する。ただし、かかるタイミングは、問わない。
(ステップS311)ユーザ処理部13は、位置情報を取得する。なお、ユーザ処理部13は、例えば、GPS受信機を有し、かかるGPS受信機により位置情報(緯度,経度)を受信する。また、ユーザ処理部13は、ユーザ格納部11のユーザ識別子を読み出す。そして、ユーザ処理部13は、位置情報とユーザ識別子とを有する情報を構成する。
(ステップS312)ユーザ送信部14は、ステップS311で構成された情報を情報処理装置2に送信する。
(ステップS313)ユーザ受信部15は、ステップS312における情報の送信に応じて、広告情報を受信したか否かを判断する。広告情報を受信した場合はステップS314に行き、広告情報を受信しなかった場合はステップS316に行く。
(ステップS314)ユーザ処理部13は、ステップS313で受信された広告情報を用いて、出力する広告情報を構成する。
(ステップS315)ユーザ出力部16は、構成された広告情報を出力する。ステップS301に戻る。
(ステップS316)ユーザ処理部13は、タイムアウトか否かを判断する。タイムアウトと判断すればステップS301に戻り、タイムアウトと判断しなければステップS313に戻る。なお、タイムアウトとは、例えば、ステップS312における情報の送信後に閾値以上の時間、または閾値より多い時間が経過したことである。
なお、図3フローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、情報処理装置2の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)ログイン指示受信部221は、ユーザ端末1からログイン指示を受信したか否かを判断する。ログイン指示を受信した場合はステップS402に行き、ログイン指示を受信しない場合はステップS404に行く。
(ステップS402)ログイン処理部231は、受信されたログイン指示に応じて、ユーザ端末1のユーザに対するログイン処理を実行する。なお、ログイン処理の実行には、通常、ログイン処理の結果のユーザ端末1への送信が含まれる。
(ステップS403)処理部23は、ユーザ端末識別子とユーザ識別子とを対応付ける。ステップS401に戻る。例えば、処理部23は、ログイン指示が有するユーザ端末識別子とユーザ識別子とを対にして格納部21に蓄積する。なお、ユーザ端末識別子と対になる操作情報を受信していなかった場合、本ステップにおける処理は必要がない。
(ステップS404)操作情報受信部222は、ウェブサイトへの来訪者であるユーザのユーザ端末1から操作情報等を受信したか否かを判断する。操作情報等を受信した場合はステップS405に行き、操作情報等を受信しない場合はステップS411に行く。なお、操作情報等とは、例えば、操作情報とユーザ識別子である。また、操作情報等とは、例えば、操作情報とユーザ端末識別子である。また、操作情報等とは、例えば、ユーザの1以上の属性値を含む。
(ステップS405)応答部232は、ステップS404で受信された操作情報に応じた処理を行う。
(ステップS406)処理結果送信部241は、応答部232における処理の結果に関する処理結果をユーザ端末1に送信する。
(ステップS407)操作情報蓄積部233は、ログイン指示または操作情報と対に受信されたユーザ識別子またはユーザ端末識別子に対応付けて、ステップS404で受信された操作情報を操作情報格納部213に蓄積する。
(ステップS408)位置情報受信部223は、位置情報等をユーザ端末1から受信したか否かを判断する。位置情報等を受信した場合はステップS409に行き、位置情報等を受信しなかった場合はステップS412に行く。なお、位置情報等とは、例えば、位置情報とユーザ識別子である。ただし、位置情報等とは、例えば、位置情報とユーザ端末識別子でも良い。かかる場合、ユーザ端末識別子は、通常、ユーザ識別子に対応付いている。
(ステップS409)広告情報取得部238等は、広告情報取得処理を行う。広告情報取得処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS410)処理部23は、ステップS409で広告情報を取得できたか否かを判断する。広告情報を取得できた場合はステップS411に行き、広告情報を取得できなかった場合はステップS401に戻る。
(ステップS411)広告情報送信部242は、ステップS409で取得された広告情報を、位置情報等を送信してきたユーザ端末1に送信する。
(ステップS412)領域情報取得部239は、領域情報を設定するタイミングであるか否かを判断する。領域情報を設定するタイミングであればステップS413に行き、領域情報を設定するタイミングでなければステップS417に行く。なお、領域情報を設定するタイミングは、定期的でも良いし、ユーザの指示の受け付け等でも良い。領域情報を設定するタイミングは問わないことは言うまでもない。
(ステップS413)領域情報取得部239は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS414)領域情報取得部239は、i番目のユーザ識別子がユーザ情報格納部211に存在するか否かを判断する。i番目のユーザ識別子が存在すればステップS415に行き、存在しなければステップS401に戻る。
(ステップS415)領域情報取得部239は、i番目のユーザ識別子と対になる領域情報の設定処理を行い。領域情報設定処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS416)領域情報取得部239は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS414に戻る。
(ステップS417)ユーザ属性値取得部234は、ユーザ属性値取得処理を行う。ステップS401に戻る。ユーザ属性値取得処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS409の広告情報取得処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)位置判断部237は、受信された位置情報を取得する。
(ステップS502)ユーザ属性値判断部236は、受信されたユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値をユーザ情報格納部211から取得する。
(ステップS503)位置判断部237は、受信されたユーザ識別子と対になる領域情報が存在するか否かを判断する。領域情報が存在する場合はステップS504に行き、領域情報が存在しない場合はステップS505に行く。
(ステップS504)位置判断部237は、受信されたユーザ識別子と対になる領域情報をユーザ情報格納部211から取得する。
(ステップS505)位置判断部237等は、第一判断を行う。第一判断の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、第一判断とは、位置情報等を送信してきたユーザ端末1に広告情報を送信するか否かの判断である。
(ステップS506)処理部23は、ステップS504における第一判断結果が「広告情報を送信する」との判断結果であるか否かを判断する。第一判断結果が「広告情報を送信する」との判断結果である場合はステップS507に行き、第一判断結果が「広告情報を送信しない」との判断結果である場合は上位処理にリターンする。
(ステップS507)処理部23は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS508)処理部23は、i番目の広告情報が広告情報格納部212に存在するか否かを判断する。i番目の広告情報が存在する場合はステップS509に行き、存在しない場合はステップS514に行く。
(ステップS509)ユーザ属性値判断部236は、i番目の広告情報と対になる1以上の広告属性値を広告情報格納部212から取得する。
(ステップS510)位置判断部237等は、第二判断を行う。第二判断の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、第二判断とは、i番目の広告情報を送信するか否かの判断である。つまり、第二判断により、送信される広告情報が決定される。
(ステップS511)処理部23は、ステップS510における第二判断の結果が「広告情報を送信する」であるか否かを判断する。第二判断の結果が「広告情報を送信する」である場合はステップS512に行き、「広告情報を送信しない」である場合は、ステップS513に行く。
(ステップS512)処理部23は、i番目の広告情報を図示しないバッファに一時蓄積する。なお、図示しないバッファは、格納部21でも良い。
(ステップS513)処理部23は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS508に戻る。
(ステップS514)処理部23は、ステップS512でバッファに一時蓄積された1以上の広告情報を用いて、送信する広告情報を構成する。上位処理にリターンする。なお、送信する広告情報は、一つでも、2以上でも良い。
次に、ステップS505の第一判断の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)ユーザ属性値判断部236は、ユーザ属性値に関する条件であり、広告情報を送信するか否かの判断のための条件を格納部21から取得する。
(ステップS602)ユーザ属性値判断部236は、ステップS502で取得した1以上のユーザ属性値が、ステップS601で取得した条件に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS603に行き、合致しない場合はステップS608に行く。なお、ここで、位置判断部237が、ステップS501で取得した位置情報が、ステップS601で取得した条件に合致するか否かを判断しても良い。つまり、本ステップで、当該位置情報等を送信してきたユーザ端末1に広告情報を送信するか否かについて、処理部23は、1以上のユーザ属性値と位置情報のうちの、1種類以上の情報を用いて、テップS601で取得した条件に合致するか否かを判断すれば良い。
(ステップS603)位置判断部237は、位置情報等を送信してきたユーザ端末1に対応するユーザ識別子と対になる領域情報が存在するか否かを判断する。領域情報が存在する場合はステップS604に行き、領域情報が存在しない場合はステップS607に行く。
(ステップS604)位置判断部237は、位置情報等を送信してきたユーザ端末1に対応するユーザ識別子と対になる領域情報を取得する。そして、位置判断部237は、受信された位置情報と取得した領域情報とが所定の関係にあるか否かを判断する。位置情報と領域情報とが所定の関係にある場合はステップS605に行き、所定の関係にない場合はステップS606に行く。なお、所定の関係を示す情報(所定の関係を特定する条件の情報)は、格納部21に格納されている。また、所定の関係は、例えば、位置情報が示す地点が領域情報が示す領域の中に含まれること、または位置情報が示す地点が領域情報が示す領域との距離が閾値以内または閾値より小さいこと等である。
(ステップS605)処理部23は、変数「第一判断結果」に「広告情報を送信する」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
(ステップS606)処理部23は、変数「第一判断結果」に「広告情報を送信しない」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
(ステップS607)処理部23は、変数「第一判断結果」に「広告情報を送信する」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
(ステップS608)処理部23は、変数「第一判断結果」に「広告情報を送信しない」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
なお、図6のフローチャートにおいて、ステップS602、ステップS603、ステップS604の判断のうち、行われる判断は、1または2つの判断のみでも良い。
次に、ステップS510の第二判断の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)ユーザ属性値判断部236は、取得された1以上のユーザ属性値が、取得した1以上の広告属性値に適合するか否かを判断する。適合する場合はステップS702に行き、適合しない場合はステップS707に行く。なお、1以上のユーザ属性値が1以上の広告属性値に適合することは、例えば、1以上のユーザ属性値が1以上の広告属性値と一致すること、1以上のユーザ属性値が1以上の広告属性値に基づく条件を満たすこと等である。なお、かかる場合、例えば、1以上の広告属性値に基づく条件は、格納部21に格納されている。
(ステップS702)位置判断部237は、ユーザ識別子と対になる領域情報が存在するか否かを判断する。領域情報が存在する場合はステップS703に行き、領域情報が存在しない場合はステップS706に行く。なお、領域情報が1以上の広告属性値に適合することは、例えば、領域情報が示す領域の中に1以上の広告属性値に含まれる位置情報または住所が示す地点が含まれること、または領域情報が示す領域と1以上の広告属性値に含まれる位置情報または住所が示す地点との距離が閾値以下または閾値より小さいこと等である。
(ステップS703)位置判断部237は、ユーザ識別子と対になる領域情報が取得した1以上の広告属性値に適合するか否かを判断する。適合する場合はステップS704に行き、適合しない場合はステップS705に行く。
(ステップS704)処理部23は、変数「第二判断結果」に「広告情報を送信する」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
(ステップS705)処理部23は、変数「第二判断結果」に「広告情報を送信しない」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
(ステップS706)処理部23は、変数「第二判断結果」に「広告情報を送信する」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
(ステップS707)処理部23は、変数「第二判断結果」に「広告情報を送信しない」旨の情報を代入する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS415の領域情報設定処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)領域情報取得部239は、操作情報格納部213を参照し、i番目のユーザ識別子と対になる操作情報であり、新規の操作情報の数を取得する。なお、新規の操作情報とは、前回に領域情報を蓄積して以降に蓄積された操作情報、または領域情報が未蓄積の場合は、蓄積されているすべての操作情報である。
(ステップS802)領域情報取得部239は、ステップS801で取得した新規の操作情報の数が閾値以上または閾値より多いか否かを判断する。閾値以上等であればステップS803に行き、閾値以上等でなければ上位処理にリターンする。
(ステップS803)領域情報取得部239は、i番目のユーザ識別子と対になるすべての操作情報を操作情報格納部213から取得する。
(ステップS804)領域情報取得部239は、ステップS803で取得した各操作情報に含まれる店舗の識別子、または店舗のURL等から、1以上の各店舗の住所または位置情報を取得する。
(ステップS805)領域情報取得部239は、ステップS804で取得した1以上の住所または位置情報を用いて、1以上の領域情報を取得する。
(ステップS806)領域情報蓄積部230は、ステップS805で取得された1以上の領域情報を、ユーザ識別子に対応付けてユーザ情報格納部211に蓄積する。
次に、ステップS417のユーザ属性値取得処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)ユーザ属性値取得部234は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS902)ユーザ属性値取得部234は、i番目のユーザ識別子がユーザ情報格納部211または操作情報格納部213に存在するか否かを判断する。i番目のユーザ識別子が存在すればステップS903に行き、存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS903)ユーザ属性値取得部234は、i番目のユーザ識別子を取得する。そして、ユーザ属性値取得部234は、当該ユーザ識別子と対になる1以上の静的属性値をユーザ情報格納部211から取得する。
(ステップS904)ユーザ属性値取得部234は、i番目のユーザ識別子と対になる1以上の操作情報を操作情報格納部213から取得する。そして、ユーザ属性値取得部234は、当該1以上の操作情報を用いて、1以上の動的属性値を取得する。なお、ユーザ属性値取得部234は、格納部21に蓄積されている、当該ユーザの1以上の属性値を用いて、1以上の動的属性値を取得しても良い。
(ステップS905)スコア算出手段2341は、ステップS903で取得された1以上の静的属性値、ステップS904で取得された1以上の動的属性値のうちの、2以上のユーザ属性値を用いてスコアを算出する。なお、このスコアも動的属性値の一種である。
(ステップS906)ユーザ属性値蓄積部235は、新たに取得した1以上の動的属性値を、ユーザ識別子に対応付けて、ユーザ情報格納部211に蓄積する。
(ステップS907)ユーザ属性値取得部234は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS902に戻る。
以下、本実施の形態における情報処理システムAの具体的な動作について説明する。情報処理システムAの概念図は図1である。
今、情報処理装置2は、例えば、商品購入のECサイトのウェブページが格納されているサーバである、とする。そして、ユーザが、当該ECサイトを訪問し、商品を閲覧する、商品を購入する等の操作を行う、とする。
そして、今、情報処理装置2のユーザ情報格納部211には、図10に示す構造を有するユーザ情報管理表が格納されている。ユーザ情報管理表には、「ユーザ識別子」「氏名」「メールアドレス」「ユーザ属性値」「領域情報」を有するレコードが格納される。「ユーザ属性値」は、「静的属性値」「動的属性値」を有する。「静的属性値」は、ここでは「性別」「年齢」「未婚/既婚」「出身地」「メンバー」等を有する。「未婚/既婚」は未婚か既婚かを示す情報である。「メンバー」は本システムにメンバー登録されているか否か(メンバーが否か)を示す。ここでは、メンバーの値「1」に対応するユーザがメンバーであり、メンバーの値「0」に対応するユーザがメンバーではない。「動的属性値」は「リアルタイム動的属性値」「履歴情報利用動的属性値」を有する。「リアルタイム動的属性値」は、ここでは「滞在時間」「閲覧ページ数」を有する。「滞在時間」は現在の訪問におけるサイト内の滞在時間である。「閲覧ページ数」は現在の訪問におけるサイト内で閲覧したページ数である。「履歴情報利用動的属性値」は、ここでは「来訪回数」「購入回数」「総購入金額」「平均PV数」「スコア」等を有する。「来訪回数」は、今までにユーザが本ECサイトに来訪した回数である。「購入回数」は、今までにユーザが本ECサイトで商品を購入した回数である。「総購入金額」は、今までにユーザが本ECサイトで商品を購入した総金額である。「平均PV数」は、ユーザの1回の訪問あたりの平均の閲覧ページ数である。「スコア」は、ユーザのスコアである。ここでは、格納部21は、「来訪回数」「購入回数」「総購入金額」「平均PV数」のうちの1以上の属性値をパラメータとする増加関数によりスコアを算出する演算式を格納している、とする。また、この演算式は、静的属性値のうちの1以上の情報を用いてスコアを算出する演算式であることは好適である。演算式は、例えば、メンバー「1」の場合は、スコアの値を増加させるように算出する演算式でも良い。例えば、演算式は、例えば、メンバー「1」の場合は、スコアの値を1.1倍し、メンバー「0」の場合は、スコアの値を変更しない等であることは好適である。「領域情報」は、ここでは、2つの地点を示す2つの位置情報(緯度,経度)である。「領域情報」において、ユーザ識別子ごとに、1または2以上の位置情報が格納されている。なお、「太田B男」に対応する領域情報は、2つである。また、ここで、領域情報は矩形であるが、領域情報が特定する領域の形状は問わないことは言うまでもない。また、「領域情報」は、上述したように、ユーザ属性値を用いて自動取得された情報でも良いし、ユーザにより入力された情報等でも良い。
また、広告情報格納部212には、図11に示す構造を有する広告情報管理表が格納される。広告情報管理表には、「ID」「広告情報」「広告属性値」を有するレコードを1以上格納されている。「ID」はレコードを識別する情報が格納される属性であり、「広告情報」は広告情報が格納される属性であり、「広告属性値」は広告属性値が格納される属性である。「広告情報」の属性値(広告情報)は、静止画、度が、文字列等、種々のタイプの情報があり得る。「広告属性値」は、ここでは広告が選択されるための条件を示す。「ID=1」の広告情報は、広告位置情報(緯度,経度)、ユーザ属性値の年齢、ユーザ属性値のスコアを用いて、選択されるか否かが判断される。
また、操作情報格納部213には、図12に示す構造を有する操作情報管理表が格納される。操作情報管理表には、ユーザごとに、1以上の操作情報が格納される。ここでは、操作情報管理表には、「ID」「ユーザ識別子」「日時」「操作種類識別子」「操作情報」を有するレコードが格納される。「ID」はレコードを識別する情報である。「日時」は、概ね操作が行われた日時、または操作情報が受信された日時である。「操作種類識別子」は操作情報の種類を示す情報である。操作種類識別子「a」は、操作情報がユーザの操作を特定する情報であることを示す。操作種類識別子「b」は、操作情報が情報処理装置2が実行した処理を特定する情報であることを示す。
かかる状況において、現在、11名のユーザが本ECサイトに来訪中であり、ECサイトで商品の情報を閲覧したり、商品を購入しようとしたりしている、とする。
そして、ユーザがユーザ端末1に対して操作を行うと、ユーザ端末1のユーザ受付部12は、ログイン指示または操作情報を受け付ける。そして、ユーザ処理部13は、送信する情報を構成する。次に、ユーザ送信部14は、構成された情報を情報処理装置2に送信する。
そして、情報処理装置2の受信部22は、ログイン指示または操作情報を受信する。そして、受信したログイン指示または操作情報に応じた処理を、ログイン処理部231または応答部232が行う。そして、処理結果送信部241は、応答部232における処理の結果に関する処理結果をユーザ端末1に送信する。
以上の処理により、ユーザは、本ECサイトにログインでき、また本ECサイトの商品情報を閲覧したり、商品を購入したりすることができる。
そして、情報処理装置2の操作情報蓄積部233は、受信された操作情報を操作情報管理表に蓄積する。なお、ユーザのログイン前は、操作情報蓄積部233は、ユーザ端末識別子(ここでは、CookieID)と対応付けて、操作情報を操作情報管理表に蓄積する。また、ログイン後は、ユーザ端末識別子と対応付いたユーザ識別子と対応付けて、操作情報を操作情報管理表に蓄積する。かかることにより、情報処理装置2は、本ECサイトの来訪者が、来訪の途中でログインした場合でも、ログイン前の操作情報とログイン後の操作情報とをシームレスに利用できる。
そして、処理部23は、以下のように、動的属性値であるスコアを更新する。つまり、処理部23は、11名の各来訪者のユーザ属性値をユーザ情報管理表(図10)から取得する。そして、スコア算出手段2341は、1以上のユーザ属性値のうち、スコア算出に用いる1以上の属性値を用いて、スコアを算出し、ユーザ情報管理表の各ユーザのスコアを更新する。
次に、ユーザ「山田A夫」は、ユーザ端末1を保持しながら歩いており、ユーザ端末1のユーザ処理部13に含まれるGPS受信機が位置情報(x1、y1)を受信した、とする。そして、ユーザ処理部13は、位置情報等を送信する、と判断する。次に、ユーザ処理部13は、位置情報(x1、y1)を取得する。また、ユーザ処理部13は、ユーザ格納部11のユーザ識別子「1」を読み出す。そして、ユーザ処理部13は、位置情報とユーザ識別子とを有する情報「(x1、y1),1」を構成する。次に、ユーザ送信部14は、構成された情報「(x1、y1),1」を情報処理装置2に送信する。
次に、位置情報受信部223は、位置情報等である「(x1、y1),1」をユーザ端末1から受信する。
次に、広告情報取得部238等は、以下のように、広告情報取得処理を行う。つまり、位置判断部237は、受信された位置情報(x1、y1)を取得する。
次に、ユーザ属性値判断部236は、受信されたユーザ識別子「1」と対になる1以上のユーザ属性値をユーザ情報管理表(図10)から取得する。
次に、位置判断部237は、受信されたユーザ識別子「1」と対になる領域情報が存在する、と判断する。そして、位置判断部237は、ユーザ識別子「1」と対になる領域情報「(xa,ya)(xb,yb)」をユーザ情報管理表から取得する。
次に、ユーザ属性値判断部236は、以下のように第一判断を行う。つまり、ユーザ属性値判断部236は、ユーザ属性値に関する条件であり、広告情報を送信する条件(ここでは「2<=来訪回数 AND 30<=スコア」)を格納部21から取得する。
次に、ユーザ属性値判断部236は、取得した1以上のユーザ属性値が、取得した条件「2<=来訪回数 AND 30<=スコア」に合致する、と判断する。ユーザ「山田A夫」と対になるユーザ属性値「来訪回数=21」「スコア=42」だからである。
次に、位置判断部237は、ユーザ識別子「1」と対になる領域情報が存在する、と判断する。
次に、位置判断部237は、ユーザ識別子「1」対になる領域情報「(xa,ya)(xb,yb)」を取得する。そして、位置判断部237は、受信された位置情報(x1、y1)と取得した領域情報「(xa,ya)(xb,yb)」とが所定の関係にある(受信された位置情報(x1、y1)が領域情報「(xa,ya)(xb,yb)」が示す領域内の地点である)と判断する。
次に、処理部23は、変数「第一判断結果」に「広告情報を送信する」旨の情報を代入する。
次に、処理部23は、図11の各広告情報と対になる広告属性値を用いて、以下のように第二判断を行う。つまり、ユーザ属性値判断部236は、ユーザ「山田A夫」と対になるユーザ属性値が、各広告情報と対になる1以上の広告属性値に適合するか否かを判断する。ここで、ユーザ属性値判断部236は、「ID=1」「ID=3」の広告属性値が、ユーザ「山田A夫」と対になるユーザ属性値(性別=男,年齢=27,購入回数=5,スコア=42)に合致する、と判断する。
次に、位置判断部237は、ユーザ識別子「1」と対になる領域情報が存在する、と判断する。そして、位置判断部237は、ユーザ識別子「1」と対になる領域情報「(xa,ya)(xb,yb)」を取得し、当該領域情報が特定する領域に含まれる地点の位置情報(x31,y31)と対になる「ID=3」の広告情報を図11の広告情報管理表から取得する。そして、処理部23は、取得された広告情報から、送信する広告情報を構成する。なお、位置判断部237は、「ID=1」と対になる位置情報(x11,y11)は、領域情報「(xa,ya)(xb,yb)」が特定する領域に含まれない、と判断し、その結果、「ID=1」の広告情報は送信しない、と判断した、とする。
次に、広告情報送信部242は、当該「ID=3」の広告情報を、ユーザ「山田A夫」のユーザ端末1に送信する。
次に、ユーザ「山田A夫」のユーザ端末1のユーザ受信部15は、位置情報等の送信に応じて、情報処理装置2から広告情報を受信する。次に、ユーザ処理部13は、受信された広告情報を用いて、出力する広告情報を構成する。そして、ユーザ出力部16は、構成された広告情報を出力する。かかる広告情報の出力例は、図13である。なお、広告情報の出力態様は問わないことは言うまでもない。
以上、本実施の形態によれば、ウェブサイトへの来訪者であるユーザの操作情報と当該ユーザが保持しているユーザ端末の位置情報とを用いて、当該ユーザ端末に広告情報を適切に送信する広告送信制御が実現できる。
また、本実施の形態によれば、ユーザ端末からの位置情報の受信をトリガーとして、ウェブサイトへの来訪者であるユーザの操作情報と位置情報とを用いて、当該ユーザ端末に広告情報を適切に送信する広告送信制御が実現できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザに関する情報であり、当該ユーザを識別するユーザ識別子と1以上のユーザ属性値とを有する情報である2以上のユーザ情報が格納されるユーザ情報格納部と、1以上の広告情報が格納される広告情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、ウェブサイトへの来訪者であるユーザのユーザ端末から、当該ユーザの前記ウェブサイトに対する操作に関する操作情報とユーザ識別子とを受信する操作情報受信部と、前記操作情報受信部が受信した操作情報を用いて、前記ユーザの1以上のユーザ属性値を取得するユーザ属性値取得部と、前記操作情報受信部が受信したユーザ識別子に対応付けて、前記ユーザ属性値取得部が取得した1以上のユーザ属性値を前記ユーザ情報格納部に蓄積するユーザ属性値蓄積部と、ユーザ識別子とユーザ端末の位置を特定する位置情報とを受信する位置情報受信部と、前記位置情報受信部が受信したユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を取得し、当該1以上のユーザ属性値と前記位置情報受信部が受信した位置情報とを用いて、1以上の広告情報を前記広告情報格納部から取得する広告情報取得部と、前記広告情報取得部が取得した1以上の広告情報を、前記位置情報を送信してきたユーザ端末に送信する広告情報送信部として機能させるためのプログラムである。
また、図14は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置2等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図14は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図15は、システム300のブロック図である。
図14において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを3012含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図15において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012と、MPU3013と、バス3014と、ROM3015と、RAM3016と、ハードディスク3017とを含む。ROM3015は、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶している。RAM3016は、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供する。ハードディスク3017は、通常、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶している。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置2等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。また、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置2等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切なモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。