JP6550568B1 - スイッチユニットおよびスイッチユニットを備えるレベル計 - Google Patents

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Abstract

【課題】レベル計毎に専用のスイッチユニットを用意することなく、液面の検出位置に合わせてスイッチを設けることができるスイッチユニットおよびスイッチユニットを備えるレベル計を提供する。【解決手段】一端が開口され、他端が閉口されている管状の案内部材2と、案内部材2の軸方向に移動自在な浮き部材10と、案内部材2の内部に設けられ、浮き部材10に設けられた開閉マグネット10bの磁力によって作動するスイッチ8と、を有し、液面の変位に伴って浮き部材10が移動し、スイッチ8が作動することで液面の位置を検出するレベル計1のスイッチユニット4であって、長さが調整可能な支持部材5と、支持部材5に設けられ、支持部材5の長手方向に移動可能なスイッチ8と、支持部材5に設けられ、案内部材2に脱着可能な固定部材9と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、フロート式のレベル計のスイッチユニットおよびスイッチユニットを備えるフロート式のレベル計に関する。
従来、タンクに貯溜される流体の内容量を検出するための手段として、フロート(浮き)を利用したフロート式のレベル計が用いられている。フロート式のレベル計は、タンクに貯溜されている流体の液面にフロートを浮かべ、液面の変動に伴って移動するフロートの位置から液面位置を検出するものである。フロート式のレベル計は、一端が密閉された管状部材と、磁石を具備するフロートと、リードスイッチを有する。フロート式のレベル計は、リードスイッチが管状部の内部に設けられ、フロートが管状部材にそって移動自在に構成されている。フロート式のレベル計は、液面の変動によって移動するフロートの磁石にリードスイッチが反応することで、液面が所定の位置(例えば、上限水位、下限水位等)を検出する。このようなフロート式のレベル計において、リードスイッチの保守点検や交換作業が容易にできるものが知られている。例えば特許文献1の如くである。
特許文献1に記載の液面センサ(レベル計)は、複数のリードスイッチを固定した印刷回路基板が管状部材の内部に設けられている。印刷回路基板は、管状部材の開口部を密閉するパッキン部材に接続されている。液面センサは、パッキン部材を着脱することで印刷回路基板とともにリードスイッチを管状部材から容易に取り出すことができる。しかし、特許文献1に記載の液面センサは、リードスイッチの保守点検や交換作業が容易になるが、一つのリードスイッチのみに問題があっても印刷回路基板(スイッチユニット)ごと交換する必要がある。また、液面センサは、液面の検出位置に応じて筒状部材の長さ、リードスイッチの位置が異なるので、液面センサの検出位置に合わせてリードスイッチが固定された専用の印刷回路基板を用意する必要があった。
特開2002−81988号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、レベル計毎に専用のスイッチユニットを用意することなく、液面の検出位置に合わせてスイッチを設けることができるスイッチユニットおよびスイッチユニットを備えるレベル計の提供を目的とする。
即ち、第一の発明は、一端が開口され、他端が閉口されている管状の案内部材と、前記案内部材の軸方向に移動自在な浮き部材と、前記案内部材の内部に設けられ、前記浮き部材に設けられた磁石の磁力によって作動するスイッチと、を有し、液面の変位に伴って前記浮き部材が移動し、前記スイッチが作動することで液面の位置を検出するレベル計のスイッチユニットであって、長さが調整可能な支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記支持部材の長手方向に移動可能な前記スイッチと、前記支持部材に設けられ、前記案内部材に脱着可能な固定部材と、を備えるものである。
第二の発明は、前記支持部材は、互いに長手方向に連結可能な複数の基本構造体が連結されて構成されるものである。
第三の発明は、前記支持部材には、長さの異なる前記基本構造体が含まれるものである。
第四の発明は、前記スイッチが、自己保持形のリードスイッチであるものである。
第五の発明は、一端が開口され、他端が閉口されている管状の案内部材と、前記案内部材の軸方向に移動自在な浮き部材と、前記案内部材の内部に設けられ、前記浮き部材に設けられた磁石の磁力によって作動するスイッチと、を有し、液面の変位に伴って前記浮き部材が移動し、前記スイッチが作動することで液面の位置を検出するレベル計であって、スイッチユニットを備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第一の発明においては、支持部材の長さがレベル計の案内部材の長さに応じた長さに調整され、固定部材を介して案内部材に取り付けられる。さらに、支持部材に設けられているスイッチが液面の検出に適切な位置に移動される。これにより、スイッチユニットは、レベル計毎に専用のスイッチユニットを用意することなく、レベル計毎の液面の検出位置に合わせてスイッチを設けることができる。
第二の発明においては、連結する基本構造部材の数によって支持部材の長さが調整される。これにより、スイッチユニットは、レベル計毎に専用のスイッチユニットを用意することなく、レベル計毎の液面の検出位置に合わせてスイッチを設けることができる。
第三の発明においては、連結する基本構造部材の数とその組み合わせによって支持部材の長さが調整される。これにより、スイッチユニットは、レベル計毎に専用のスイッチユニットを用意することなく、レベル計毎の液面の検出位置に合わせてスイッチを設けることができる。
第四の発明においては、一つの浮き部材ですべてのスイッチが閉状態に保持されるので、スイッチ毎に浮き部材を設ける必要がない。これにより、スイッチユニットは、レベル計毎に専用のスイッチユニットを用意することなく、レベル計毎の液面の検出位置に合わせてスイッチを設けることができる。
第五の発明においては、支持部材の長さがレベル計の案内部材の長さに応じた長さに調整され、固定部材を介して案内部材に取り付けられる。さらに、支持部材に設けられているスイッチが液面の検出に適切な位置に移動される。これにより、レベル計は、専用のスイッチユニットを用意することなく、レベル計毎の液面の検出位置に合わせてスイッチを設けることができる。
レベル計の一実施形態の構成を示す概略図。 図2はセンサユニットの支持部材を示す。(A)は支持部材の構成を示し、(B)は支持部材の基本構造体の連結の態様を示す。 センサユニットにおけるスイッチの位置調整の態様を示す概略図。 センサユニットが固定されている状態を示す。(A)は支持部材が案内部材に固定されている構成を示し、(B)は支持部材が案内部材と端子台とに固定されている構成を示す。 センサユニットが組み立てられた状態を示す概略図。 図6は自己保持形のスイッチの動作態様を示す。(A)は開状態のスイッチを示し、(B)は開閉マグネットにより閉状態のスイッチを示し、(C)は、閉状態が維持されているスイッチを示し、(D)は閉状態から開状態になったスイッチを示す。 図7はセンサユニットの組み立て状態を示す。(A)は、支持部材が組み立てられた状態を示し、(B)は、支持部材にスイッチが取り付けられた状態を示し、(C)は支持部材に固定部材が取り付けられた状態を示す。 図8は基本構造体の構成が異なるスイッチユニットを示す。(A)は基本構造体が同じ長さのスイッチユニットを示し、(B)は基本構造体の長さが異なるスイッチユニットを示す。 図9は基本構造体の連結構造が異なるスイッチユニットを示す。(A)は支持部材の構成を示し、(B)は支持部材の基本構造体の連結の態様を示す。
初めに、図1から図5を用いて、本発明に係るレベル計の一実施形態であるレベル計1について説明する。なお、本実施形態において、レベル計1は、検出位置として下側から順に最下限位置、下限位置、上限位置、最上限位置を検出するように構成されているものとする。
図1に示すように、レベル計1は、容器Cに貯溜される流体L(液体、または液体と気体の混合物等)の液面位置を検出する装置である。レベル計1は、流体Lが貯留されている容器Cの上部架台Caに設けられている。レベル計1は、案内部材2、端子台3、スイッチユニット4、浮き部材10、検出装置11を具備している。
案内部材2は、浮き部材10を案内する部材である。案内部材2は、ステンレス等の耐食性が高い金属から形成されている。案内部材2は、中空管状の部材から形成されている。案内部材2は、一端が開口され、他端が閉塞されている。案内部材2の一端(開口側)には、取り付けフランジ2aが設けられている。案内部材2は、フランジを介して容器Cの上部架台Caに固定されている。案内部材2は、容器Cの内部に向かって延びるように配置されている。つまり、案内部材2は、容器C内に貯留されている流体Lに浸かるように配置されている。案内部材2は、液面の検出位置に応じた長さに形成されている。本実施形態におけるレベル計1において、案内部材2は、最下限位置から最上限位置まで浮き部材10を案内可能な長さに形成されている。案内部材2の他端(閉口側)には、浮き部材10の抜け止め2bが設けられている。
端子台3は、入力側の配線と出力側の配線を継ぐ台である。端子台3は、案内部材2の取り付けフランジ2aに固定されている。端子台3は、セラミック等の絶縁性素材からなる台座に導電性の入力側端子と出力側端子とが設けられている。入力側端子には、スイッチユニット4のスイッチ8の配線8bが着脱自在に接続されている。出力側端子には、検出装置11からの配線11aが着脱自在に接続されている。
スイッチユニット4は、一つ以上のスイッチ8を任意の位置に保持した状態で一体的に取り扱えるように構成したものである。スイッチユニット4は、支持部材5と、一つ以上のスイッチ8と、固定部材9と、から構成される。
図2(A)に示すように、支持部材5は、スイッチ8を支持する部材である。支持部材5は、複数の基本構造体6と複数の連結ナット7とから構成される。基本構造体6は、支持部材5を構成する主な部材である。基本構造体6は、ステンレス等の金属製や樹脂製の棒状部材から構成される。基本構造体6は、支持部材5の長さを算出し易い所定の長さ(例えば0.5m)に形成されている。基本構造体6は、両端の所定の範囲にネジ部6aが形成されている。
連結ナット7は、基本構造体6同士を連結する部材である。連結ナット7は、ステンレス等の金属製の管状部材から構成される。連結ナット7は、基本構造体6のネジ部6aが一側端と他側端とから同時にねじ込み可能な長さに形成されている。連結ナット7は、隣り合う基本構造体6の間に配置され、一側端からねじ込まれた基本構造体6と他側端からねじ込まれた基本構造体6とを連結する。
図2(B)に示すように、支持部材5は、隣り合う基本構造体6のネジ部6aが連結ナット7の一側端と他側端とにそれぞれねじ込まれている(黒塗矢印参照)。このように、支持部材5は、複数の基本構造体6が連結ナット7によって軸方向に連結されて構成されている。つまり、支持部材5は、連結する基本構造体6の数によって任意の長さに調整可能に構成されている。また、連結ナット7は、基本構造体6のネジ部6aから離脱しないようにロックナット7aによって基本構造体6に固定されている。支持部材5は、ロックナット7aによる固定の解除によって任意の基本構造体6が着脱可能に構成されている。
図3に示すように、スイッチ8は、磁力によって開閉するリードスイッチである。スイッチ8は、支持部材5の任意の位置に取り付けられている。スイッチ8は、支持部材5を構成している複数の基本構造体6のうち、一の基本構造体6に取り付けられている。スイッチ8は、取付部材8aとして支持部材5に対する位置を保持可能、かつ外力を加えることで移動可能な程度の摩擦力を生じる材質からなる紐(例えば、シリコン製)によって支持部材5にくくりつけられている。これにより、スイッチ8は、外力を加えることで基本構造体6に沿って移動させることができる(黒塗矢印参照)。つまり、スイッチ8は、基本構造体6の長さの範囲Rにおいて、支持部材5に対する取付位置を任意に変更することができる。なお、スイッチ8の取付部材8aはシリコン製の紐だけでなく、スイッチ8に円筒状の部材を設け、支持部材5を挿入したり、支持部材5をクリップしたりする構成でもよい。なお、本実施形態において、スイッチ8は、案内部材2の外部から非接触で開閉(オンオフ)される構成であればよい。
図4(A)に示すように、固定部材9は、支持部材5を案内部材2に固定する部材である。支持部材5は、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等の合成ゴムまたは合成樹脂等から構成されている。固定部材9は、案内部材2の一端側(開口側)から内部に圧入可能な形状に形成されている。また、固定部材9は、合成ゴムまたは合成樹脂等の弾性体から構成されているため、さまざまな内径の案内部材2について着脱可能に構成されている。固定部材9には、支持部材5を圧入可能な取付孔9aとスイッチ8からの配線を通す配線孔9bが形成されている。固定部材9の取付孔9aには、支持部材5が圧入されている。つまり、固定部材9は、支持部材5に取り付けられている。固定部材9の配線孔9bには、スイッチ8の配線8bが通されている。
また、図4(B)に示すように、支持部材5は、案内部材2と端子台3に固定される構成でもよい。支持部材5は、一方の端部が案内部材2の底面に接触し、他方の端部が固定部材9cを介して端子台3に接触している。固定部材9cは、基本構造体6のネジ部6aに連結可能なナットから構成されている。固定部材9cは、支持部材5の一方の端部に形成されているネジ部6aに連結されるとともに、端子台3を押圧する状態で支持部材5に取り付けられている。これにより、支持部材5は、固定部材9cを介して案内部材2と端子台3とに挟み込まれる形で案内部材2に固定されている。支持部材5には、支持部材5に対する固定部材9cの位置に応じた力が軸方向に加わっている。なお、本実施形態において、支持部材5は、図4(A)に示す固定部材9による固定と、図4(B)に示す固定部材9cによる固定とを併用する構成でもよい。また、固定部材9cは、支持部材5に一体に形成されていてもよい。これにより、支持部材5は、軸方向に垂直な方向(径方向)と軸方向との移動を確実に規制することができる。
図5に示すように、スイッチユニット4は、複数の基本構造体6を連結することで支持部材5を任意の長さに調整することができる。また、スイッチユニット4は、支持部材5に一つ以上のスイッチ8と固定部材9とが任意の位置にある基本構造体6に取り付けられている。これにより、スイッチユニット4は、支持部材5と一以上のスイッチ8と固定部材9とが一体として取り扱えるように構成されている。スイッチユニット4は、案内部材2の内部に設けられる。この際、支持部材5に取り付けられている固定部材9が案内部材2の一端(開口側)からその内部に圧入されている(図4参照)。つまり、スイッチユニット4は、固定部材9を介して案内部材2に固定されている。また、スイッチ8の配線8bは、端子台3の端子に着脱自在に接続されている。従って、スイッチユニット4は、固定部材9の着脱とスイッチ8の配線8bの着脱によって案内部材2から着脱することがでる。
図1に示すように、浮き部材10は、液面の位置に応じて開閉マグネット10bを移動させる部材である。浮き部材10は、流体Lの液面または液中に浮かぶように、流体Lの密度よりも小さい密度の材質から形成され、または流体Lに対して浮力が生じる中空形状に形成されている。浮き部材10には、案内部材2が挿入可能かつ移動自在な案内孔10aが形成されている。浮き部材10は、案内孔10aに案内部材2が挿入されている。これにより、浮き部材10は、案内部材2に沿って案内部材2の軸方向に移動自在に構成されている。
浮き部材10の案内孔10aには、スイッチ8を開閉させるための開閉マグネット10bが設けられている。開閉マグネット10bは、スイッチ8の感動領域に進入すると、その進入方向に応じて開状態のスイッチ8を閉状態に切り替え、閉状態のスイッチ8を開状態に切り替える。これにより、浮き部材10は、流体Lの液面位置がスイッチ8の感動領域にある場合、開閉マグネット10bの磁力によってそのスイッチ8を開閉するように構成されている。
検出装置11は、スイッチ8の開閉状態を検出する装置である。検出装置11は、スイッチ8毎に独立するように構成されている配線11aが端子台3に接続されている。また、検出装置11は、スイッチ8毎の配線11aに独立して電圧を加えるように構成されている。つまり、検出装置11は、スイッチ8毎に独立した検出回路が構成されている。検出装置11は、検出回路毎に電流が流れているか否かを監視している。検出装置11は、検出回路に電流の流れを検出していない場合、その回路に接続されているスイッチ8が開状態であると判定する。また、検出装置11は、回路に電流の流れを検出した場合、その回路に接続されているスイッチ8が閉状態になったと判断する。
次に、図6を用いて、スイッチ8の動作原理について説明する。
図6(A)に示すように、スイッチ8は、一方のリード片8dと他方のリード片8eとが所定の間隔をあけて対向するように配置されている。また、リード同士が接触している状態である閉状態を保持するためのバイアスマグネット8cが一方のリード片8dに設けられている。この際、バイアスマグネット8cの磁力によって、一方のリード片8dの接点8fはS極になり、他方のリード片8eの接点8gはN極になっている。
スイッチ8が開状態から閉状態になるために必要な最小磁力(以下、単に「閉磁力」)は、スイッチ8が閉状態から開状態になる最大磁力(以下、単に「開磁力」と記す)よりも大きい。バイアスマグネット8cの磁力は、閉磁力よりも弱く、開磁力よりも大きい。つまり、スイッチ8は、バイアスマグネット8cの磁力だけで開状態から閉状態にならず、閉状態から開状態にならない(閉状態を維持する)。また、開閉マグネット10bの磁力は、スイッチ8の閉磁力とバイアスマグネット8cとの磁力との差よりも大きく、バイアスマグネット8cの磁力とスイッチ8の開磁力との差よりも大きい。つまり、スイッチ8は、バイアスマグネット8cの磁力が開閉マグネット10bの磁力分だけ強くなることで開状態から閉状態になり、バイアスマグネット8cの磁力が開閉マグネット10bの磁力分だけ弱くなる(打ち消される)ことで閉状態から開状態になる。
図6(B)に示すように、浮き部材10の開閉マグネット10bがバイアスマグネット8cを有する一方のリード片8d側と対向する位置にある場合、一方のリード片8dの接点8fには、S極の状態で閉磁力よりも大きい磁力が発生し、他方のリード片8eの接点8gには、N極の状態で閉磁力よりも大きい磁力が発生している。これにより、開状態であるスイッチ8は、開閉マグネット10bの磁力によってバイアスマグネット8cの磁力が強くなり閉状態になる。
図6(C)に示すように、スイッチ8は、一方のリード片8d側において開閉マグネット10bがバイアスマグネット8cから離間する方向(黒塗矢印参照)に移動した場合、一方のリード片8dの接点8fには、S極の状態で開磁力よりも大きい磁力が発生し、他方のリード片8eの接点8gは、N極の状態で開磁力よりも大きい磁力が発生している。これにより、閉状態であるスイッチ8は、バイアスマグネット8cの磁力によって閉状態を維持する。
図6(D)に示すように、開閉マグネット10bがバイアスマグネット8cを有さない他方のリード片8e側に対向する位置にある場合、他方のリード片8e側の接点の磁極が反転する。この際、一方のリード片8dの接点8fには、N極の状態で開磁力よりも小さい磁力が発生し、他方のリード片8eの接点8gには、S極の状態で開磁力よりも小さい磁力が発生している。つまり、閉状態のスイッチ8は、開閉マグネット10bの磁力によってバイアスマグネット8cの磁力が弱くなり開状態になる。スイッチ8は、他方のリード片8e側において開閉マグネット10bがバイアスマグネット8cから離間する方向(白塗矢印参照)に移動してもバイアスマグネット8cの磁力によって閉状態にならない(開状態を維持する)。このように、スイッチ8は、バイアスマグネット8cの磁力と開閉マグネット10bの磁力によって開閉するとともに、バイアスマグネット8cによって閉状態を保持するので、電力等の動力を必要としない。
このように構成されるレベル計1は、案内部材2の取り付けフランジ2aを介して容器Cの上部架台Caに固定されることで、浮き部材10の移動方向が案内部材2によって上下方向に規制される(図1参照)。レベル計1は、容器C内の流体Lの液面位置に応じて浮き部材10が案内部材2に沿って移動する。レベル計1は、浮き部材10がスイッチ8のバイアスマグネット8cの位置に到達すると、各位置にあるスイッチ8が閉状態になる。これにより、レベル計1は、液面がスイッチ8が取り付けられている位置に到達したことを検出することができる。レベル計1は、自己保持形のスイッチ8によって閉状態が保持されるので、スイッチ8毎に浮き部材10を設ける必要がない。つまり、レベル計1は、単独の浮き部材10で各スイッチ8が流体L中に位置しているかどうかを検出することができる。
次に、図7を用いて、任意の検出範囲(案内部材2の長さ)のレベル計1におけるスイッチユニット4の組み立ておよび装着作業について説明する。
図7(A)に示すように、スイッチユニット4は、主な構造体である支持部材5が組み立てられる。支持部材5は、スイッチユニット4を装着する案内部材2の長さに基づいて複数の基本構造体6が連結される。各基本構造体6は、連結ナット7によって連結されるとともに、ロックナット7aによって基本構造体6が連結ナット7から離脱しないように固定される。本実施形態において、案内部材2の長さが約2m、基本構造体6の長さが0.5mである場合、支持部材5は、4本の基本構造体6が連結される。
図7(B)に示すように、支持部材5に複数のスイッチ8(本実施形態において2個)と固定部材9が取り付けられる。スイッチ8は、任意の位置の基本構造体6にそれぞれ取付部材8aによって取り付けられる。例えば、支持部材5を構成する基本構造体6のうち最も一側(上側に配置される側)に接続されている基本構造体6には、上限位置用のスイッチ8が取り付けられる。支持部材5を構成する基本構造体6のうち最も他側(下側に配置される側)に接続されている基本構造体6には、下限位置用のスイッチ8が取り付けられる。各スイッチ8は、取り付けられている基本構造体6内において取付位置が調整される。
図7(C)に示すように、上限用のスイッチ8が取り付けられている基本構造体6には、固定部材9がさらに取り付けられる。固定部材9の配線孔9bに各スイッチ8の配線8bが通される。
案内部材2の長さに基づいた長さに構成された支持部材5の所定の位置に複数のスイッチ8と固定部材9が取り付けられることで、装着対象のレベル計1に適したスイッチユニット4が構成される。スイッチユニット4は、下限位置用のスイッチ8が取り付けられている基本構造体6側から案内部材2の内部に挿入される。スイッチユニット4は、固定ユニットを案内部材2に圧入することで案内部材2に固定される。最後に、スイッチユニット4は、各スイッチ8の配線8bが端子台3に連結される(図1参照)。
このように、スイッチユニット4は、連結する基本構造体6の数によってレベル計1の案内部材2の長さに基づいた支持部材5の長さに調整され、固定部材9を介して案内部材2に取り付けられる。さらに、スイッチユニット4は、基本構造体6の長さ分だけスイッチ8の位置が調整される。これにより、スイッチユニット4は、基本構造体6を連結することによって、レベル計1毎に専用のスイッチユニット4を用意する必要がない。つまり、保守部品として基本構造体6、連結ナット7、スイッチ8および固定部材9を準備しておくことで、さまざまな案内部材2の形状、スイッチ8の数、検出位置のレベル計1に対応したスイッチユニット4を構築することができる。
また、スイッチユニット4は、複数のスイッチ8のうち一のスイッチ8に問題が発生した場合、該当するスイッチ8が取り付けられている基本構造体6がスイッチ8とともに支持部材5から取り外され、新たなスイッチ8が取り付けられた基本構造体6が再び連結される。これにより、スイッチユニット4は、特定のスイッチ8のみの交換を容易にすることができる。さらに、スイッチユニット4は、スイッチ8が取り付けられている基本構造体6の連結位置を変更することで、支持部材5におけるスイッチ8の位置を変更することができる。加えて、スイッチユニット4は、支持部材5が弾性を有する棒状部材から構成されているので、樹脂基板にスイッチ8が固定されている場合に比べて、支持部材5の柔軟性、スイッチ8の位置の自由度が高い。
本実施形態において、スイッチユニット4の支持部材5は、同一の長さの複数の基本構造体6から構成されているが、異なる長さの基本構造体6の組み合わせによって構成してもよい。
図8(A)に示す支持部材5は、0.5mの基本構造体6のみが連結されて2mの長さに構成されている。図8(B)に示す支持部材5aは、1.2mの基本構造体6の両端にスイッチ8を取り付けた0.3mの基本構造体6と0.5mの基本構造体6とが連結されて2mの長さに構成されている。このように、異なる長さの基本構造体が連結されている支持部材5aは、各スイッチ8の交換性を維持しつつ支持部材5よりも連結する基本構造体6の数が少なくなるので、スイッチユニット4の組み立て作業を効率化することができる。
本実施形態において、支持部材5の基本構造体6は、両端部に形成されたネジ部6aと連結ナット7を用いて連結されているが、互いに勘合することによって連結するように構成される基本構造体12でもよい。
図9(A)に示すように、基本構造体12の一端には、所定長さの勘合穴を有する筒状部12aが形成されている。また、基本構造体12の他端は、筒状部12aに圧入勘合可能な外径の勘合部12bが形成されている。
図9(B)に示すように、支持部材5bは、隣り合う基本構造体12のうち一方の基本構造体12の筒状部12aに他方の基本構造体12の勘合部12bが圧入勘合される。このように、支持部材5bは、隣り合う基本構造体12の筒状部12aと勘合部12bとが連結されて構成される。つまり、支持部材5bは、連結する基本構造体12の数によって任意の長さに調整可能に構成される。また、隣り合う基本構造体12は、外力によって着脱可能な程度の勘合力で連結される。
上述の実施形態は、代表的な形態を示したに過ぎず、一実施形態の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
1 レベル計
2 案内部材
4 スイッチユニット
5 支持部材
8 スイッチ
9 固定部材
10 浮き部材

Claims (5)

  1. 一端が開口され、他端が閉口されている管状の案内部材と、前記案内部材の軸方向に移動自在な浮き部材と、前記案内部材の内部に設けられ、前記浮き部材に設けられた磁石の磁力によって作動するスイッチと、を有し、液面の変位に伴って前記浮き部材が移動し、前記スイッチが作動することで液面の位置を検出するレベル計のスイッチユニットであって、
    長さが調整可能な支持部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記支持部材の長手方向に移動可能な前記スイッチと、
    前記支持部材に設けられ、前記案内部材に脱着可能な固定部材と、を備えるスイッチユニット。
  2. 前記支持部材は、互いに長手方向に連結可能な複数の基本構造体が連結されて構成される請求項1に記載のスイッチユニット。
  3. 前記支持部材には、長さの異なる前記基本構造体が含まれる請求項2に記載のスイッチユニット。
  4. 前記スイッチが、自己保持形のリードスイッチである請求項1から請求項3に記載のスイッチユニット。
  5. 一端が開口され、他端が閉口されている管状の案内部材と、前記案内部材の軸方向に移動自在な浮き部材と、前記案内部材の内部に設けられ、前記浮き部材に設けられた磁石の磁力によって作動するスイッチと、を有し、液面の変位に伴って前記浮き部材が移動し、前記スイッチが作動することで液面の位置を検出するレベル計であって、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスイッチユニットを備えるレベル計。
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CN113514132A (zh) * 2021-04-21 2021-10-19 四川华能宝兴河水电有限责任公司 一种水电站智能水位探测装置

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