JP6550556B1 - 草刈り機用絡み防止切断カッター - Google Patents

草刈り機用絡み防止切断カッター Download PDF

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Abstract

【課題】従来の草巻き付き防止器具は、ブレード盤、固定板、カギ爪刃等があったが、器具の劣化などで切断出来ずに巻き付くことがあったので、巻き付いた状態を解除する切断機能を実現する課題があった。【解決手段】本発明は、草刈り機の回転刃で切断しきれずに巻き付いた草類を、ヘッド部分で締め付けたまま切断するべくヘッド部近接に待機する可動式切断カッターを設けた。この切断カッターには、手元操作部との間に跨いで伝達部が設けられ、手元操作部の操作で稼働する切断カッターが、切断漏れで絡み付く草類をもれなく切断可能としたことが特徴であり課題を解決するものである。【選択図】図1

Description

本発明は草刈り機に巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を切断解除する切断カッターに関する。
従来の技術について、これまでの草刈り機の巻き付き防止の器具は、草刈り作業時における草、蔦、蔓、葛、紐、等の巻き付き防止のために草刈り機の回転軸に取り付け可能な回転刃に配設するブレードがあった。 このブレードは回転刃の回転動力と同等の回転力でブレードが回転することで回転切断カッターとなり、ヘッド部分に巻き付く草、蔦、蔓、葛、紐、等を切断可能としていたが、使用頻度が多くなるとブレード自体の摩耗劣化で切断機能が失われ機能不全となることで草、蔦、蔓、葛、紐、等が切断できなることがあった。 また、従来の技術で「巻き付き防止の板」、もしくは「カギ爪型固定刃」があるが、刈払い時に回転刃で切断できなかった長い物など、巻き付く草、蔦、蔓、葛、紐、等が、ヘッド部に絡み付き回転刃の回転に対して抵抗するものとなることで、作業効率が悪くなることと、回転動力のトルクに対し抵抗力となることで、動力を伝達するカム・シャフト、及びギアに負荷がかかり機械の故障や、トルク伝達のギア・ボックス内部で部品の破損につながることがあり、巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等は速やかに作業を中断して取り除く必要があった。この巻き付き防止の器具である「巻き付き防止の板」、又は「カギ爪型固定刃」では、すべての草、蔦、蔓、葛、紐、等の巻き付きを防ぐことは不可能であることがこれまでの技術であり、以下の「巻き付き防止の板」、又は「カギ爪型固定刃」の文献記述となる。
上述の、従来の草刈り機の軸に絡み付く草、蔦、蔓、葛、紐、等の、巻き付きを防止するために取り付けられる巻き付き防止器具である「巻き付き防止の板」は、草刈り機の操作棒であるシャフトに板を設けた器具を取り付け、刈り取った草が操作棒より右側に行くのを防ぎ草の巻き付け防止する装置であり、取り付け金具にガイドと板を設け、草刈り機の刃の上に板の先端部がくるように操作棒を取り付けたものである(例えば、特許文献1参照。)。特開2003−204712
また、従来の草刈り機の軸に絡み付く草、蔦、蔓、葛、紐、等を切断するために取り付けられる巻き付き防止器具である「カギ爪型固定刃」は、草刈り機の操作棒であるシャフトに設けられたカギ爪型固定刃、取り付けバンド、ボルト、ナットで構成されており、この固定刃を草刈り機のシャフトに取り付けることで、草刈り機の刃の回転方向に引かれてくる長い物を回転軸に向かう力が働いて、軸に向かってくる部分をカギ爪型の切断刃で切断することにより、巻き付きを防止する絡み防止固定刃である(例えば、特許文献2参照。)。特開2013−081444
以下、従来の草刈り機の巻き付き防止器具について説明する。これまでの巻き付き防止用器具は草刈り機のシャフトに取り付けられ、回転刃近接に板の先端部、又はカギ爪型固定刃を設けることで草刈り機の回転刃の回転動力によって引き込まれ、草、蔦、蔓、葛、紐、等を抵抗排除する機能、又は抵抗切断する機能しかなく、回転刃と、板と、の、間に入り込む細い物には排除しきれない場合があり、同じくカギ爪型固定刃においても細い草、蔦、蔓、葛、紐、等が隙間に入り込むと、絡み防止の機能が失われることがあった。また前述の回転刃とともに取り付けられるブレードは、ブレードの刃に当たらないものは切断できないので、ブレードの回転部分の上部を躱して巻き付く草、蔦、蔓、葛、紐、等は一旦巻き付くと絡み纏まることで切断できないことになる。
特開2003−204712号 公報 特開2013−081444号 公報
以上に述べた、従来の草刈り機巻き付き防止用の器具は、シャフトに取り付けられた固定具が、板、又はカギ爪型の切断刃により、回転刃の動力に抵抗する作用を利用した物であったが、板、又はカギ爪型の先端部と回転刃と、の間においては、密着しない空間が生じるために、隙間に入り込む草、蔦、蔓、葛、紐、等が軸部分に巻き付き、一旦巻き付いたら取り除くことが困難であり、巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を軸部分で切断することが求められた。
また、従来の草刈り機の巻き付き防止用器具には、回転刃とともに軸に取り付け可能な切断ブレードがあるが、使用頻度や耐久性に課題があり、取り付けた切断ブレードは、刃が金属疲労や摩耗劣化により切断する刃の切れ味が失われることで、交換する頻度が高くなるという課題を有していた。 このことから切断しきれない草、蔦、蔓、葛、紐、等に対しては、切断ブレードが機能しないことから、切断機能が失われずに、また切断ブレードを用いても巻き付く草、蔦、蔓、葛、紐、等を、作業動作を止めることなく草刈り機の動力の回転数を調整するだけで切断可能な機能にすることに加え、作業中に肩掛けの体勢を崩すことのないように出来るだけ容易に速やかに巻き付いた後の切断機能を実現することを目的としたものである。
そして本発明は、上記目的を達成するために、草刈り機の作業時に巻き付く、草、蔦、蔓、葛、紐、等の巻き付きを解除する切断カッターであって、草刈り機先端部の草刈り刃を備えるヘッド部近接に設けられたスライド可動式の刃部である切断カッターであって、後端部の電動、又は外原動機の動力部分は、ヘッド部と、の間で、動力部分からの動力を伝達する本体動力伝達軸を有する本体シャフトが設けてあって、本体シャフトには長手方向に沿って配設される連結駆動軸の伝達部が設けてあって、本体シャフトの中間部分には、動力部分の出力を制御する操作ハンドル部が備わり、操作ハンドル部近接には、手元で操作できる操作レバーが設けてあって、ヘッド部に取り付けられる回転刃に接触しない位置に配設される切断カッターは、伝達部である連結駆動軸に伝達される動作が、操作レバーの操作によって制御されることを可能としたものである。
また、第2の解決手段は、草刈り機の本体シャフトには伝達部である連結駆動軸が長尺軸であるため、長尺軸を保持するための装着部が設けられ、長尺軸がスライド移動することで刃部が可動し、草刈り機の作業時に巻き付く、草、蔦、蔓、葛、紐、等の巻き付きを解除することができる。
また、第3の解決手段は、刃部である切断カッターの刃の向きの角度を回動自在とするために間接部材が設けてあって、伝達部である長尺軸の先端部分と、切断カッターと、が間接部材で連結されていることで切断カッターの刃部分が自在に可動することを可能としたものである。
また、第4の解決手段は、刃部である切断カッターは、切断カッター可動時のスライド可動域を本体シャフトに沿って平行移動することを可能としているが、本体シャフトに対して傾斜角度を持った勾配構造である回転刃の盤面に対し、該盤面上に沿って平行移動可能な刃部スライドガイド用の案内部材を設けることで、本体シャフトと、回転刃と、の角度のギャップをなくすことができる。 刃部スライドガイドである案内部材は、ヘッド部近接から本体シャフトの長手方向に沿って設けられ、切断カッターが傾斜角度に沿って拡張移動可能な可動域により、ヘッド部分を中心とした中央部分から回転刃の外周方向に平行したスライド移行を誘導するガイド機能を有したものである。
また、第5の解決手段は、伝達部である長尺軸は回動可能であって、本体シャフトに沿って配設される回動長尺軸は、装着部に設けられた開口部に挿通保持されることで開口部の内部で回動可能となって、軸方向に回転する長尺軸の動力伝達は、長尺軸の先端部分が螺旋状のスクリュー軸となっており、スクリュー軸に嵌合する転換機構を有するスライド機構によって、スライド機構に備わる切断カッターのスライド移動が可能となった。
また、第6の解決手段は、刃部である切断カッターは、ヘッド部と、本体シャフトと、の間の空間において、互いに向かい合う鋏片がハサミ機能で構成され、ハサミ機能によって一対の切断刃が開閉し、鋏片は少なくとも一方が動くことでハサミ機能が発揮されることを特徴としており、ハサミ機能の切断刃は、操作レバーの操作で開閉可能となり、一対の鋏片は二枚の向かい合う切断刃により巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を挟み切断する機能を設けたものである。
また、第7の解決手段は、伝達部である長尺軸は回動可能であって、本体シャフトに沿って配設され回動する長尺軸は、装着部に設けられた開口部に挿通保持することで開口部の内部で回動可能となる。 この軸方向に回転する長尺軸先端部分は、螺旋状のスクリュー軸にすることで該スクリュー軸に嵌合する転換機構を有するスライド機構が長尺軸の動力を伝達可能としたものであり、このスライド機構は、ヘッド部から、本体シャフト近接に設けられた鋏片同士が互いに向かい合うことでハサミ機能を構成しており、ハサミ機能によって一対の切断刃は開閉するが、鋏片は少なくとも一方が動くことでハサミ機能を発揮することができる。 また、このハサミ機能の操作は、手元操作部である操作レバーで開閉可能となり、一対の鋏片は二枚の向かい合う切断刃により巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を挟み切断する機能を設けたものである。
また、第8の解決手段は、刃部である切断カッターは、使用しない待機状態の位置において、切断カッターの切断刃部分が外部に露出しないために切断カッターの側面に、少なくとも片方の面に収容される保護部材として安全ガイドが設けてあって、切断カッターの待機状態の時には、切断カッターを収容する安全ガイドは、保護部材として機能する事を特徴としている。 また一対の鋏片からなるハサミ機能の切断刃においても、一対の鋏片を互いの刃が開いた待機状態の位置において外部に露出しないために、ヘッド部近接、及び本体シャフト部分近接に保護部材である安全ガイドが少なくとも片方の面に配設され、前述切断カッターの保護部材と同様の安全ガイドが設けられたものである。
また、第9の解決手段は、刃部である切断カッターは待機状態からスライド移動する切断機能であって、切断カッターの使用状況で草類を切断するために可働した後に、切断カッターを元の待機状態に復元するための反発機能を有する弾性部材を用いて構成したものである。
また、第10の解決手段は、刃部である切断カッターを元の待機状態に復元する為に、弾性部材を用いて反発力が発揮できるようにして元の待機状態に戻るように付勢するスライド機能を設けたことにより同軌道で移動できるようになった。この案内部材は、本体シャフトの長手方向に設けることで、切断カッター及び、伝達部と、が連結する接続部分近接において機能する態様となっており、 案内部材と、切断カッターと、は、嵌合するために凸凹機能の溝部を設け、この溝部に沿ってスライドすることで、切断カッターの軌道を同軌道で誘導することが可能となったスライドガイド機能を構成したものである。
また、第11の解決手段は、刃部である切断カッターは、伝達部の連結軸先端部分に嵌合する着脱自在な切断カッター部分が設けてあって、また一対の鋏片からなるハサミ機能も連結軸先端部分に嵌合する着脱可能な鋏片からなるハサミ機能の切断刃であって、取り外しが可能であることを特徴としている。
また、第12の解決手段は、草刈り機本体に外部から装着部を用いて取り付ける可動式切断カッターではなく、本体シャフトの内部空間において、草刈り機の本体動力伝達軸を中心部分とした該軸部分の周辺にできる本体シャフト内部の空間を利用することで、伝達部の往復動作が可能となった。 また、本体シャフトの外部に装着部を用いることなく草刈り機本体に一体型で構成する事を可能とするために、本体シャフトに第1及び第2の開口部を設け、該開口部より手元操作部と、刃部である切断カッターが突出して現われる態様として、手元操作部の操作で切断カッターが連動して可働するように構成した草刈り機。
また、第13の解決手段は、草刈り機本体に外部から装着部を用いて取り付ける可動式切断カッターではなく、本体シャフトの内部空間において、草刈り機の本体動力伝達軸を中心部分とした該軸部分の周辺にできる本体シャフト内部の空間を利用することで、伝達部の往復動作が可能となった。 また、本体シャフトの外部に装着部を用いることなく草刈り機本体に一体型で構成する事を可能とするために、本体シャフトに第1及び第2の開口部を設け、該開口部より手元操作部と、一対の鋏片であるハサミ機能部分が突出して現われる態様として、手元操作部の操作で一対の鋏片が連動して可働するように構成した草刈り機。
また、第14解決手段は、草刈り機本体に一体型で構成される伝達部は、本体シャフトの開口部から突出する可動式切断カッターに段落して形成される伝達部に連結され、刃部である切断カッターは、伝達部の軸先端部分に取り付け着脱可能であって、ハサミ機能である鋏片は少なくとも一方の切断刃、または二枚の切断刃のそれぞれが取り付け着脱可能であって、メンテナンス及び替え刃の交換ができる。
また、第15の解決手段は、ヘッド部近接に設けられた刃部は、伝達部が二股に分かれた形状の伝達部先端部分に取り付けられ、少なくとも第一の刃部と、第二の刃部が備わり、伝達部を操作することでヘッド部を跨いだ第一及び、第二の刃部が可動する可動式切断カッター。
また、第16の解決手段は、刃部は少なくとも二枚以上設けた回転刃であって、該回転刃の中心部分はギア構造であって、該ギア構造に嵌合するギアは直線状のスライドギア構造の案内部材であって、回動する該ギアを直線状にスライド移動するために回動転換機構を構成した案内部材を本体シャフトに沿って配設し、回動する刃部の回転機能は、案内部材の直線状のスライドするギア嵌合部分が回動転換機構となって、該回転刃に接続される伝達部の往復するスライド機能で該回転刃が回動することを特徴としている。
上述したように本発明の草刈り機用絡み防止切断カッターは、課題であった回転軸の動力で払い切断しきれない草、蔦、蔓、葛、紐、等を、切断排除するために、草刈り機の先端のヘッド部分からシャフトに沿って配設した伝達部である長尺の連結軸に刃部を設け、この刃部は、草刈り機の操作ハンドル部分の近接に設けた操作レバーによって操作することで、切断カッターである刃部のスライド移動が可能となり、ヘッド部を中心とした内側から外側に向かうスライド移動の切断機能により、切断する対象物を容易に切断可能としたものである。 この可動式切断カッターによって、これまで切断漏れがあったヘッド部分の絡まり巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を確実に切断可能にしたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の装着部は、本体シャフトの下部に沿って配設される伝達部である長尺軸が、スライド機能を一通方向で前後することが可能となるように適度な間隔で設けられており、刃部である切断カッターを操作するために、操作レバーの動作をダイレクトに伝える伝達部が装着部に備わることでスムーズに移行することが可能となったことを特徴としている。
また、請求項3に記載の間接部材を用いての刃部である切断カッターの回動自在な機能は、切断カッター使用時の本体シャフトに沿ってスライドする態様であり、可動式切断カッターがスライド移動した場合、伝達部と刃部とが固定された切断カッターであるときに、勾配移動で徐々に回転刃との間で乖離空間が発生することを解消するために間接部材を用いることで切断カッターが自在に回動することができるようになった。 この回動する切断カッターは、回転刃盤面の上方において段落するギャップを無くし、刃部と、回転刃盤面と、の間で、水平状態を維持したまま平行移動を可能とした拡張機能を有しており、回転刃に対して平行に切断カッターがスライドすることにより、切断できる範囲を広げることが可能となり、切断漏れをなくすことが出来ることを特徴としている。
また、請求項4に記載の案内部材は、刃部である切断カッターが回転刃盤面上において、平行に移行するべくガイド機能を有した案内部材を設け、この案内部材にはスライド誘導のための開口部が長手方向に並列で設けられてあり、開口部と切断カッターに設けられた突起部と、が嵌合してスライドの誘導が可能となり、同軌道での移動が可能となった。 また案内部材には適度な長さでスライドガイド機能が発揮できる誘導用の開口部が設けてあることで限られた前後移動の動作だけで切断カッターの切断機能が発揮できるようになった。 このように案内部材は刃部のスライドを同軌道で誘導するガイド機能であり、草類などが巻き込むときに刃部に係る負荷より刃部を保護することで、切断カッターの切断機能であるスライド可動が妨げられずに、同軌道で可動することを確立した構成であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の回動する長尺軸は、先端部分が螺旋状に係止溝が設けられたスクリュー軸となっており、刃部である切断カッターの上部分が、スクリュー軸の係止溝に嵌合する係止爪を設けた構造であることで、転換機構が凹凸機能で嵌合する係止爪を有する切断カッターを備えるスライド機構部分と、長尺軸の回動で回転する係止溝を有するスクリュー軸部分と、が、互いに嵌合し動力転換することでスライド機能が発揮できることを特徴としている。
また、請求項6に記載の互いに向かい合う鋏片は、ヘッド部近接に片方の刃部である切断カッターを設けてあり、対となるもう片方のハサミ機能には、鋏片の可動式切断刃が設けてあって、可動式切断刃の支軸の延長線上に伝達部が連結してあって、操作部によるレバーの操作によって、ハサミ機能の支軸を中心に鋏片が交差し、絡み付く草類等を切断する機能を構成した物であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の一対の鋏片の切断機能を操作部の操作で動作を伝達するために、伝達機能として、伝達部が回動する長尺軸となっており、長尺軸は先端部分が螺旋状に係止溝が設けられたスクリュー軸となっており、刃部である切断カッターの上部分が、スクリュー軸の係止溝に嵌合する係止爪を設けた構造であることで転換機構が凹凸機能で嵌合する係止爪を有する鋏片を備えるハサミ機構部分と、長尺軸の回動で回転する係止溝を有するスクリュー軸部分と、が、互いに嵌合し動力転換することで一対の鋏片が開閉しハサミ機能が発揮できることを特徴としている。
また、請求項8に記載の保護部材は、刃部である切断カッターを使用する前の待機状態において、ヘッド部に巻き付いた草類等が、回転刃の回転力が高回転で出力されることで巻き付く勢いがそのまま負荷となり、この負荷の加重により刃部分が絡み、引き込まれ、破損、又は損傷することがあり、刃部分が破損、又は損傷しないために、刃部の少なくとも片方、又は両側に保護部材のガイド板が設けてあって、切断カッターを保護して安全性が高まることで、切断カッターの劣化、破損、損傷による二次的な事故から身体を守れることを特徴としている。
また、請求項9に記載のスライド機能にバネ部材の弾性部材を設けることで、切断カッターの使用状況において、草類等を切断した後に待機状態に戻す為の復元反発機能が発揮されるようになった。 また、この復元機能により手元操作部の操作レバーを操作する際に元に戻す動作が省略され、可動式切断カッターの使用が容易になることを特徴としている。
また、請求項10に記載のガイド機能は、切断カッターの使用状況において、スライド移動で機能する刃部が、同軌道で一定の動作を誘導するために、案内部材に開口部が長手方向に設けてあり、この開口部には、切断カッターの一部分に突起部が設けてあり、この開口部に嵌合する突起部が設けられることで、軌道上のスライド移動を誘導するガイド機能となった。 このガイド機能によって切断カッターの動作を同軌道で発揮することができ、切断カッターのスライド移動に抵抗が加えられても軌道を変えることなく草類などを切断することが可能となったことを特徴としている。 また、スライドで移動する切断カッターが元の待機状態に回帰し復元するためにバネ弾性を備えたことで、手元操作部の操作が引く動作だけで自動的に復元反発力が発揮され、元に戻す作業が省略され使用が容易になったことを特徴としている。
また、請求項11に記載の伝達部と、刃部である切断カッターと、が着脱自在になったことで、刃部の切れ味が悪くなったり、劣化、破損、による交換が必要になった時に、スペアの刃部を交換できたり、メンテナンスを行う際に取り外しができることで、掃除や、刃部の刃の研磨をすることができるようになった。また、使用状況においては、切断カッターと、鋏片の取り換え交換が可能となり、用途の多様化が図れるようになったことが特徴である。
また、請求項12に記載の草刈り機は製造段階で一体型形成を可能としたものであり、草刈り機本体の外部に取り付ける作業の手間が省かれるのと同時に、本体シャフトの周辺に装着部及び、伝達部などの突起部分が無くなり障害物が無くなることで外観がスッキリとした形状となった。 草刈り機の本体シャフトには、それぞれの開口部から、切断カッター部分に連結する伝達部と、手元操作部分の操作レバー部分と、が突出した形状となって、本体シャフトの内部で伝達部が一体型構造で構成されることで、本体シャフトの耐性強度に大きく影響せずに草刈り機本体の機能性が失われることなく、本体シャフトの外周での障害物が無くなり機能性が向上した草刈り機であることを特徴としている。
また、請求項13に記載の草刈り機は製造段階で一体型形成を可能としたものであり、草刈り機本体の外部に取り付ける作業の手間が省かれるのと同時に、本体シャフトの周辺に装着部及び、伝達部などの突起部分が無くなり障害物が無くなることで外観がスッキリとした形状となった。 草刈り機の本体シャフトには、それぞれの開口部から、一対の鋏片であるハサミ機能部分に連結する伝達部と、手元操作部分の操作レバー部分と、が突出した形状となって、本体シャフトの内部で伝達部が一体型構造で構成されることで、本体シャフトの耐性強度に大きく影響せずに草刈り機本体の機能性が失われることなく、本体シャフトの外周での障害物が無くなり機能性が向上した草刈り機であることを特徴としている。
また、請求項14に記載の草刈り機は、切断カッターの操作機能を伝達する伝達部が、草刈り機の本体シャフト内部に一体化で収容されるように形成したものであり、切断カッターの刃部は、伝達部の連結軸先端部分にラチェット式で差し込むロック固定機能と、ロック解除機能と、で構成されたものである。 また、前述ラチェット式とは異なる着脱式の機能として、切断カッターの上部分にはネジ穴を有した着脱式接続部分を設け、伝達部先端部分には、切断カッターのネジ穴と同じサイズの貫通したネジ穴開口部を設け、互いに差し込み嵌合する切断カッターと、伝達部と、は、取り付け、取り外しが可能となるように、ネジ式で固定できるように、ネジ締め固定機能と、固定解除機能と、を有する形態とした。 このような機能を備える切断カッターは、ハサミ機能への変更や、ハサミ機能から切断カッターへの変更などが可能となり、また、これにより刃部のメンテナンス、及び刃部の交換なども可能となった。 以上の構成を可能としたことで切断カッター及び、伝達部、又は手元操作部は、それぞれの部分が分割され交換可能となり、経年劣化、破損、等の対応も必要に応じて交換が可能となり長期に使用できるようになったことを特徴としている草刈り機。
また、請求項15に記載の第一及び、第二の刃部が備わるヘッド部は、ヘッド部の両サイド近接に刃部が待機状態に位置し、一枚の刃部における切断時の抵抗負荷を軽減するために切断機能を増やしたものであり、二枚の刃部を設けたことで抵抗負荷が少なくなり、複数に切断部分が分散されたことで、簡単に、より確実に切断できることが可能となって、刃部の切断機能が広範に向上したことを特徴としている。
また、請求項16に記載の刃部が回動する回転刃は、複数枚の切断刃が回転動作で往復することで切断可動域が広がり、巻き付いた草類等を幅広く切断可能となったことに加え、刃部が増えたことで切断刃の摩耗が分散されて、刃部の切断負荷が軽減されることで耐久性が向上した。
本発明の実施形態を示す草刈り機と切断カッターを示す外観斜視図 同切断カッターの取り付け状況を示す側面図 同切断カッターのスライド可動による使用状況を示す側面図 同切断カッターの間接部材による使用状況を示す外観側面図 同切断カッターの間接部材のスライド可動による使用状況を示す側面図 同切断カッターの案内部材による使用状況を示す外観側面図 同切断カッターの案内部材のスライド可動による使用状況を示す外観側面図 同切断カッターのハサミ機能で向かい合う刃が開いた使用状況を示す側面図 同切断カッターのハサミ機能で向かい合う刃が閉じた使用状況を示す側面図 同切断カッターが安全ガイドに収容された状態を示す側面図 同切断カッターが安全ガイドからスライド可動した使用状況を示す側面図 同切断カッターのハサミ機能で開いた刃部が安全ガイドに収容された状態を示す側面図 同切断カッターのハサミ機能で閉じた刃部が安全ガイドから出た使用状況を示す側面図 同切断カッターの位置が変わる他の取り付け状況を示す側面図 同切断カッターの位置が変わるスライド機能の他の使用状況を示す側面図 同切断カッターの転換機構によるスライド機能を示す側面図 同切断カッターの転換機構によるスライド機能の使用状況を示す側面図 同切断カッターの転換機構と駆動伝達する操作部を示した草刈り機の側面図 (イ)同切断カッターの転換機構を駆動伝達する操作部を示す側面図(ロ)同切断カッターの転換機構を駆動伝達する操作部を示す底面図(ハ)同切断カッターの転換機構を駆動伝達する操作部を示す平面図 同切断カッターのハサミ機能に付勢するバネ弾性を示す拡大側面図 同切断カッターのハサミ機能にバネ弾性が付勢する使用状況を示す拡大側面図 同切断カッターの案内部材にバネ弾性が付勢することを示す側面図 同切断カッターの案内部材にバネ男性が不正する使用状況を示す側面図 同切断カッターの転換機構が同軌道にスライドする案内部材を示す側面図 同切断カッターの転換機構が同軌道にスライドする使用状況を示す側面図 同切断カッターのハサミ機能が転換機構で構成された連結ギアを示す側面図 同切断カッターのハサミ機能を転換機構の連結ギアで可動する使用状況を示す側面図 同切断カッターの伝達部が本体シャフトに一体化されたことを一部断面図で示した草刈り機側面図 同切断カッターの刃部がラチェット式で取り付けられた使用状況を示す側面図 同切断カッターの刃部がラチェット式で取り外された使用状況を示す側面図 同切断カッターの刃部がネジ式で取り付けられた使用状況を示す側面図 同切断カッターの刃部がネジ式で取り外された使用状況を示す側面図 同切断カッターの第一及び、第二刃部を設けた使用状況を示す平面図 同切断カッターの第一及び、第二刃部を設けた使用状況を示す底面図 同切断カッターの回転式刃部が待機状態にある使用状況を示す側面図。 同切断カッターの回転式刃部が可動した使用状況を示す側面図。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図36に基づいて説明する。
図において、1は草刈り機の本体、2は草刈り機の前端部分のヘッド部、3はスライド移動が可能でヘッド部2の近接に構成される切断カッターである刃部、4は草刈り機の後端部分で電動、又は外原動機の動力部分、5はヘッド部2と動力部分4の間で内部に動力を伝達駆動する回転動力軸を有する本体シャフト、6はシャフトに沿って配設され切断カッター3に連結されスライド可動を可能とする板状、及び棒状、又はワイヤーで構成される連結駆動軸である伝達部、7は本体シャフト5の中間部分に適度な間隔で設けられた装着部、8は草刈り機1の作業動作において草刈り機1の制御を両手に持つことで可能とする操作ハンドル、9は切断カッター3のスライドを可能とするために本体シャフト5に配設される伝達部6と、の延長線上において、手指で掴みやすく、操作ハンドル近接で操作できるように設けられた操作レバーである手元操作部、10は草を刈るためのヘッド部2に取り付け可能な回転刃、で構成される草刈り機である。
図2と図3において、図2は、刃部3である切断カッターが作動していない待機状態の位置であり、ヘッド部2近接に位置する刃部3は、図3のスライド移動する刃部3の動作で、巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を、ヘッド部2を中心とした内方から、刃部3が外方に移動することで切断可能とし、本体シャフト5に配設される伝達部6は装着部7によって取り付けられ、操作ハンドル8近接に設けられた操作レバーである手元操作部9によってスライド移動できる機能で構成されている。 また図2と図3の本体シャフト5部分は連続した形状の長物であるため図の表示が同じになるので波線で中間省略してある。
図4と図5において、刃部3と、伝達部6の先端部分と、が、可動出来るヒンジ機能の嵌合接続部分となっており、該接続部分が間接部材13で連結されることで自在性が発揮されることを特徴としている。 図4は、刃部3がヘッド部2近接に位置し、伝達部6とスライドする刃部3が待機状態にあり、刃部3と、ヘッド部2の位置、及び本体シャフト5に沿って配設される伝達部6の当接する範囲が最も近接である使用前の状態を表している。 図5は、刃部3がスライド移動する動作状況を表しており、刃部3が動くと間接部材13の接続部分が支軸となりヒンジ機能により開閉することで、刃部3の刃先部分と、回転刃10と、の間にできる隙間のギャップを平行に維持したまま同一軌道でスライド移動することが可能となったことを表したものである。
図6と図7において、図6は、刃部スライドガイドは、刃部3のスライド移動を誘導するための案内部材11であり、案内部材11に設けられた開口部は草刈り機の回転刃に平行して長手方向に設けられ、この開口部に嵌合するように刃部3には突起部が設けられており、この開口部と、突起部と、が嵌合することで開口部の長手方向に刃部3のスライド移動が誘導される機能となっている。 図7は、図6における手元操作部9の操作で伝達部6が可働することで刃部3が案内部材11に誘導されて作動した形態を示したものであり、伝達部6はヘッド部2と、装着部7と、の間で折れ曲がる間接部材13を用いることで、伝達部6の直線的な動きと刃部3の拡張する動きと、のギャップの抵抗を、屈折する間接部13の機能で解消し、伝達部6が本体シャフトに沿って直線的に動作することを可能とした使用状況を表したものである。
図8と図9において、伝達部3は中空からなるストロー状の軸シャフト12−Aの中にワイヤー12‐Bを有しており、ワイヤー12−Bの先端部は、一対の鋏片14からなるハサミ機能の、片方の鋏片14の切断刃の支軸を支点とした対象方向に位置に接続されており、手元操作部9の操作でワイヤー12−Bが手元操作部9方向に引き動かされるとハサミ機能で可働する鋏片14同士が交差することとなり、ハサミ機能による切断機能が発揮される使用状況を表したものである。
図10と図11において、図10はヘッド部2近接には、安全ガイドである保護部材15が設けてあって、刃部3が待機状態にあるときに刃部3が収容される面積を有したもので形成されており、刃部3が隠れるように収容されることから刃部3を保護する形態を特徴とした安全用の保護部材15である。 また図11に示す切断カッター機能が使用される状況において、保護部材15からスライド移動した刃部3が出動することで切断機能を発揮する使用状況を表したものである。
図12と図13において、図12は、図10と図11に示された安全ガイド機能である保護部材15が、ハサミ機能に対応するように形成されたものであって、鋏片14の二枚の切断刃がそれぞれの待機状態に位置するときに保護部材15に収容されることで、鋏片14の切断刃を安全に保護する形態となっており、図13に示す該ハサミ機能が使用される状況において、保護部材15からハサミ機能で交差する鋏片14が出動することで切断機能を発揮する使用状況を表したものである。
図14と図15において、可動式切断カッターの可動する他の構成を示しており、刃部3の待機状態の位置が、本体シャフト5の長手方向の直線状に延長した形状で備わる形態となっており、本体シャフト5の上部分に配設される伝達部6と、装着部7の開口部分と、は、いずれも同様に上部分に設けられた形状であり、ヘッド部2の上部分にも伝達部6が貫通する形状であることで、本体シャフト5の延長線上に設けられた刃部3である切断カッターは、ヘッド部分2の外周側面部分近接から押し出すように刃部14がスライド移動して切断機能を発揮することができる。 また図14は刃部3の待機状態を表し、図15は刃部3が切断機能を発揮する使用状況を表したものである。
図16と図17において、図16は刃部3のスライド機能を回動する伝達部6と、回動する機能を前後する動作に転換する転換機構17を表したものであり、伝達部3の先端部分は長尺軸16が螺旋状のスクリュー軸で係止溝が連続した形状となっており、この長尺軸16に嵌合する螺旋状の軸スライド機構が係止爪となっていることで、回動する動作を前後の直線動作に変換することが可能となった転換機構17である。 この転換機構17を設けたことで、刃部3が長尺軸16の回動を直線動作に変換する機能を構成することが可能となり、回動機能を有する切断カッターの形態の多様性を実現したものである。 この前後する転換機構17は、回動するスクリュー軸の回転力に抵抗が加わりことで軸揺れの負荷がかかり、刃部3の動作に狂いを生じさせないために本体シャフト5の長手方向に沿って案内部材11を設けた。 この案内部材11を設けたことで刃部3はスライドガイドの機能により転換機構17が誘導され、一定の動作に同軌道で前後することが可能となった形態を図17の使用状況で表している。
図18と図19において、図18は、図16と図17に示した転換機構17による切断機能であるが、スクリュー軸で回動する伝達部6の操作を草刈り機1本体の部分省略図で示してあり、手元操作部9の態様を図19で表しているものであって、(イ)は、手元操作部9が回動するハンドルとなっており、本体シャフト5の上下を挟んだ形状で装着部7が設けられ、該ハンドル部分は装着部7に貫通する連結軸の先端部分がリンクギア19となっており、伝達部6の先端部分も、該ハンドルの連結軸リンクギア19と同様のリンクギア19の形状となっている。 このリンクギア19を設けることで該ハンドル部分と伝達部6は互いの嵌合連結する連結ギア同士が噛み合い、該ハンドルの回転力が連結駆動軸のギアに連動して駆動力を伝え回動することを表した側面図である。
また、(ロ)は、(イ)の底面部分から表した底面図である。
また、(ハ)は、(イ)と対象となる上部分から表した平面図である。
図20と図21において、図20は、図8と図9に示したハサミ機能である一対の鋏片14の切断刃部分にそれぞれ支軸を跨いでバネ部材18が備わる形態を示しており、伝達部6に連結される一枚の鋏片14が手元操作部9の操作によっての開閉する機能であり、図21に示した鋏片14が閉じて交差した使用状況においては、バネ部材18は、屈折、又は折り曲げ加圧された状態となるが、バネ部材18の弾発性の復元反発力によって、ハサミ機能が開く態様となり元の待機状態に戻る使用状況を表している。
図22と図23において、図22は、図6と図7に示されている案内部材11の刃部スライドガイドにより、刃部3のスライド移動が可能となった形態であり、伝達部6の間接部材13近接と、ヘッド部2近接と、の間にスプリング状のバネ部材18を設けたものであり、バネ部材18の弾発性によって元の待機状態に付勢する復元反発力を構成した形態を表したものである。 また図23は、図22の待機状態から伝達部6が操作されて刃部3が牽引された状態であり、切断カッターが可動する使用状況において、スプリング状のバネ部材18が引き延ばされて復元する弾発性が最大限に発揮された使用状況を表したものである。
図24と図25において、図24は、図16と図17に示す転換機構17で可働する刃部3の切断刃部分がヘッド部2に向かい切断機能が発揮される形態であり、ヘッド部2には、固定される刃部3が鋏片14であり、一枚の切断刃が、可動する刃部3と向かい合うように備わっており、互いに向かい合う刃部3と、鋏片14は、ハサミ機能で近づき交差することで刃部3と、鋏片14の互いの切断部分が当接することで切断機能を発揮でき、支軸で交差しないハサミ機能の形態を表したものであり、図25は図24の待機状態から刃部3がスライド移動して切断機能を発揮する使用状況を表したものである。
図26と図27において、図26は、ハサミ機能である一対の鋏片14が、可働する片方の切断刃と、固定された切断刃と、が支軸で可動する形態を示した鋏片14であり、支軸部分にリンクギア19を設け、伝達部6は回動する連結駆動軸であり、伝達部6の先端部分にはリンクギア19が備わり、伝達部6の先端部分のリンクギア19と、ハサミ機能の支軸部分のリンクギア19と、が嵌合する連結ギアとなることで、回動駆動が連動するハサミ機能となり、一対の鋏片14からなるハサミ機能が切断機能を発揮することを可能とした形態を表している。 また図27は図26に示したハサミ機能が伝達部6の回動で可動する使用状況を表している。
図28において、草刈り機本体の本体シャフト5は、内部空間において、本体動力伝達軸20が中央部分に位置して本体の動力部分4の駆動力が回転刃10に伝わり、動力連動する駆動力が草刈り機の稼働を可能にしたものである。 該図は、本体シャフト5の内部空間における本体動力伝達軸20の周辺空間が中空であることを示した部分断面図であり、本体シャフト5に二か所の第1開口部と、第2開口部が設けてあり、手元操作部9の可動域を確保した開口部と、刃部3から連結する伝達部6が段落して突出した伝達部6の可動域を確保した開口部と、が本体シャフト5に設けられ、第1及び第2開口部同士を跨いで、手元操作部9と刃部3と、を繋げる伝達部3が本体シャフト5の内部で配設された一体型形成で構成した草刈り機の形態を表しており、二か所の第1及び、第2開口部は、それぞれの部分を円形拡大図で細部確認できるように表示したものである。
図29と図30において、図29は、伝達部6と、刃部3と、が着脱可能である形態であり、伝達部6の連結駆動軸の先端部分が凸凹機能のラチェット式で差し込み嵌合するようになっている。 この図に示す取り付けた状態の嵌合部分は破線で表されており、破線により取り付けた内部の形状が凸凹機能で容易に外れない構造であることを特徴としている。 また、図30は、図29と着脱可能な刃部3が取り外された状態を示しており、伝達部6の連結駆動軸の先端部分近接に窪みを設けた形状のラチェット式で着脱自在な機能であることを表している。
図31と図32において、図31は、伝達部6と、刃部3と、が着脱可能である形態を表しており、伝達部6の連結駆動軸の先端部分には、ネジ式で固定できる貫通した開口部が設けてあり、刃部3と伝達部6のネジ穴の開口部分は互いが貫通する位置に開口部があり、ネジ部材を差し込み嵌合しネジ部材を締め付けることで刃部3が固定できる形態であることを表している。 この図に示すネジ式で固定した状態のネジ部分、及び伝達部6と、刃部3の嵌合部分は破線で表しており、取り付けた内部の形状がネジ式の固定機能で容易に外れない構造であることを特徴としており、図32は、図31に示す着脱可能な刃部3が取り外された状態であり、伝達部6の連結駆動軸の先端部分近接にはネジ穴の開口部が貫通孔で設けられ、刃部3と、伝達部6と、が凸凹形状で嵌合する形態をもってネジ式で、固定と、固定解除と、が可能となった着脱自在な機能であることを表している。
図33と図34において、図33は、刃部3が第一の刃部と、第二の刃部と、に分かれ、ヘッド部2の両サイドに第一及び、第二刃部が待機状態にある形態を示した平面図であり、図34は図33の平面図の破線に示す部分を分かりやすく底面図で示しており、装着部7から伸びた伝達部6は、適度な長さで本体シャフト5を跨ぎ二股に分かれており、伝達部6先端部分がヘッド部近接まで形成されることで、ヘッド部2の両サイドに第一及び、第二刃部3が左右対象の待機状態に位置するように設けられたことを表している。
図35と図36において、図35は、回転式刃部22の回転式刃部ギアの係止爪が、案内部材11に設けられたスライドギアの係止溝に嵌合したスライドギア構造21で回動する機能と、直線状にスライド移動する機能と、が駆動変換を可能とした回動転換機構の構成であることを示しており、伝達部6に連結した回転式刃部22はベアリング、又は凸凹に嵌合する回転部分を有した連結部分で回転式刃部22の回動機能に抵抗せずに回動可能としており、伝達部6が操作されスライド移動すると、案内部材のスライドギア構造21に噛み合い回動することで、回転式刃部22が回動しながら往復運動することでスライド移動が可能となったことを表しており、図36はスライドギア構造21で回動しながらスライド移動する回転式刃部22の軌道動作を示しており、伝達部6の往復する動作が回動転換機構によって回転式刃部22の切断機能が発揮された使用状況を表している。
以下、上記構成の動作を添付図面に従って1実施例として説明する。
図1は本発明の草刈り機1の本体シャフト5に沿って設けられた連結駆動軸である伝達部6と、伝達部6に連なる手元操作部9の操作レバー及び、切断カッター部分である刃部3を示した可動式切断カッターの実施形態であり、草刈り機1本体は、後端部に電動、外原動力機による動力部分4と、動力部分4から連なる筒状のパイプフレームである本体シャフト5があり、本体シャフト5の内部には、電動、外原動力機による動力を内部のカム・シャフトでトルクを回転刃10に駆動力を伝達する伝達部6を有し、草刈り機1本体の先端部に備わるヘッド部2内部構造は、本体シャフト5内部の伝達部6の先端部分がカム・シャフトであり、互いに噛み合うギア同士がヘッド部2内部のギア転換機能としてあることで回転刃10に動力が伝わり回転することが出来る。 該カム・シャフトにリンクするギア・ボックスは、ギア・ボックスの内部の軸部分がボスとなり着脱自在な回転刃10を取り付け固定して使用可能となる。 また、草刈り機1を使用する場合、回転刃10を刈り取る草類に向けて自在に前後左右に移動操作しなければならず、操作をするために、本体シャフト5の中間部分に操作ハンドル8を設けることによって草刈り機1を操作できるようになる。 この操作ハンドル8近接には回転刃10の回転数をコントロールするためにトルク制御できるコントロールレバー又は、スイッチがあることで草刈り機1の機能を作業状況に合わせて発揮できるようになったものであり、草刈り機1の本来の性能としての必要な部材は、回転刃10と、ヘッド部2と、本体シャフト5と、操作ハンドル8と、動力部分4と、で構成される草刈り機の機能ではあるのだが、草刈り作業において本来の目的である草などの刈り取り作業時に、作業中に刈り切れなかった草類等が障害となることがあり、これまでの巻き付きの防止、又は切断解除については十分ではなかったので、本発明の本体シャフト5に装着部7を取り付け、ヘッド部2近接に刃部3を設けてスライド可動することで、従来の巻き付き防止器具でも防げなかった草、蔦、蔓、葛、紐、等を、巻き付いた後にまとめて切断する事が可能となった可動式切断カッターであることを表した実施例である。
図2と図3は、草刈り機1の可動式切断カッターの使用状況を示しており、ヘッド部2近接に位置する刃部3は、使用しない場合、ヘッド部2に最も近く配置された待機状態であり、草刈り作業時には草、蔦、蔓、葛、紐、等が巻き付かない限り必要としない機能でもあるのだが、実施例1に述べたように、草刈り作業時には、刈り取りができなかった草、蔦、蔓、葛、紐、等が、本体シャフト5及びヘッド部2に絡み纏わり付き、きつく締め付けられた状態で纏まるので、回転刃10の回転に負荷が掛かり、回転刃10が停止する状況が発生することがあり、一旦巻き付いた草類を切断するための解除方法が求められたことで本発明が生まれた。この発明の機能は、図2に示す刃部3の待機した位置において、連結駆動軸である伝達部6は、本体シャフト5に沿った刃部3と、手元操作部9と、に連なるステム・シャフトであることで、草刈り機1の操作ハンドル7近接に設けられた手元操作部9の操作レバー制御によって刃部3である切断カッターをスライドすることができる。 この手元操作部9が配設される位置は、草刈り作業時に草刈り機1をベルトで肩掛けした状態でも回転刃10の回転をトルクダウンして無回転となった時に、操作ハンドル8を保持したまま片手で手元操作部9を操作できる位置が望ましいため操作ハンドル8近接の本体シャフト5に沿って適度な間隔で装着部7を設け、装着部7には貫通孔が設けられ、貫通孔に挿入された伝達部6が可動可能であることで連結駆動軸としてスライド機能が発揮できる機能を構成した形態を示しており、図3は図2の使用状況で刃部3がスライド可動した態様であり、切断カッターの切断する使用状況を表した実施例である。
図4と図5は、草刈り機1の切断カッターの刃部3が図1から図3に示す、本体シャフト5に沿って平行する同軌道のスライド移動の形態ではなく、刃部3が移動する状況でカッターの刃部分が変化する仕様の使用状況を示しており、刃部3のスライドは、図2と図3に示されるように、伝達部6のスライドは、直線状に前後移動する機能であるが、刃部3が本体シャフト5に沿ってスライドすると、回転刃10の盤面上において、本体シャフト5が、ヘッド部2を中心とした位置から放射状に傾斜角度が発生する勾配構造であるため、回転刃10に対し刃部3が平行にスライドせずに徐々に乖離する構造であり、この構造上の隙間が発生することを回避するための機能が必要となったことから、刃部3と、伝達部6と、の間の接続部分においてヒンジ機能を齎す間接部材13を設けることとした。 この間接部材13を用いることで刃部3に拡張動作が発揮されて、スライド移動時に角度が変化し軌道範囲が広がる刃部3を実現することが可能となった。 この間接部材13は、ヒンジ構造であることで本体シャフト5に対して平行移動していた伝達部6の動作軌道を確保したままで、刃部3が回転刃10の盤面上に沿って平行してスライドすることが可能となった。 該間接部材13の機能は、本体シャフト5と、回転刃10と、の間で生まれる傾斜角度のある隙間を如何に刃部3の移動条件を広範に対応できるように構造上の機能を構成するか、であって、該図に示した該間接部材13はヒンジ機能を一箇所設けた形態としているが、他にも伝達部6と、刃部3と、の間においてスライドする拡張動作を実現するために、段落する部材同士の連結部分を少なくとも二箇所以上の間接ヒンジ機能を用いることで実現することが可能となったことも特徴としており、例えば、図6と図7に示した間接部材13は、伝達部6の中間部分に屈折可能な間接部材13を用いることで、刃部スライドガイド機能の案内部材11で刃部3のスライド移動を誘導することが可能となった。 この案内部材11によるスライド移動の態様は、回転刃10の盤面上に平行して誘導される刃部3が間接部材13の屈折するヒンジ機能の角度変化によって拡張動作が可能となり、刃部3の角度の変化を少なくとも一か所から複数個所のヒンジ機能、又は弾性部材で構成することで伝達部6に係る湾曲する折れ曲げ加圧を解消可能にしたものであり、間接部材13を設けてヒンジ機能が有効となったことで直線的から屈折変形した伝達部6の自在性を発揮できるようになった。 このように間接部材13を設けることにより回転刃10と刃部3のスライド移動のギャップに生まれる隙間の乖離を解消することが可能となった使用状況を表した実施例である。
図8と図9は、草刈り機1の刃部3の切断カッターの他の使用状況を示しており、刃部3と、それに向かい合う切断刃は鋏片14となっており、一対の鋏片14は、互いの切断刃が交差することで切断機能が発揮されることを特徴としており、図8は鋏片14の片方の切断刃がヘッド部2近接に位置し、もう片方の鋏片14は本体シャフト5に沿って配設されており、本体シャフト5近接に位置する切断刃が可動する鋏片14であり、一対の鋏片14は支軸を支点として交差したハサミ機能となっている。 この互いに向かい合う鋏片14は、切断部分の刃が向かい合うように取り付けられ、稼働する側の鋏片14は、切断刃部分から支軸を中心とした対角線上に伸びた部分に伝達部6の先端部分が連結され、稼動する鋏片14と伝達部6が連結部分で連動することで、手元操作部9の操作でハサミの如く開閉したりすることができるようになった。 このようにハサミ機能を設けたことで、スライドする切断カッターとは異なる他の切断機能で巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を切断可能とすることができたものであり、図1から図7までに示される切断カッターの切断機能をより多様化した形態として、巻き付きの緩い草、蔦、蔓、葛、紐、等を漏れ落とすことなく切断可能とするための使用状況を表した実施例である。
図10から図13は、草刈り機1の切断カッターの刃部3と、ハサミ機能の鋏片14の、他の使用状況を示しており、切断カッターの安全面を考慮した場合に、刃部3はヘッド部2近接に設けられた状態だけでは草刈り作業状況において構造上、破損するリスクがあり、草類等を回転刃10で切断できなかった場合、回転刃10の回転動力で遠心力が発生した状態では、ヘッド部2には刈り取りができなかった草、蔦、蔓、葛、紐、等が、絡み付き、回転刃10の遠心力も加わった力で巻き込まれるので、巻き付いた時に架かる負荷は回転刃10のトルクに比例して巻き付き締める力が相当量加わり、切断カッターの刃の部分に当たる抵抗力は大きなものとなり締め付けられた草類等が纏まり絡み付き締め付けられることで、切断刃にこの締め付け力が加わると剥き出しの状態で待機状態にある刃部3と、鋏片14と、が、抵抗しきれない程の負荷がかかることで破損したりする恐れがあった。このように負荷による破損等、又は経年劣化や多重加圧による衝撃で金属疲労が生じ、折れ曲がりや破損する可能性もあることから、そのリスクを回避するために、刃部3及び、鋏片14が使用されない待機状態の時にカッター部分を保護する壁面を片側サイド、もしくは両側サイドに設けることで安全性を確保する必要があった。 それに刃部3などの刃物類が破損することで生まれる二次的被害の回避、又は草刈り機の故障、又は切断カッターの破損、又は欠けた刃部3の一部が人に当たり、怪我をする可能性があることで、この回転刃10の巻き付き絡みから刃部3を保護する必要性があったことから、刃部3、又は鋏片14が待機状態にあるときに安全ガイドとして保護部材15を設けることとして安全性を高めた。 図10と、図12に示す安全性を保つために設けたガイド部分である保護部材15は、収容される切断カッター部分の刃部3及び、鋏片14を、巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等から保護し、使用する際は、安全ガイドの保護部材15から刃部3がスライド出動、及び鋏片14が開閉出動することで、図11と、図13に示される刃部3及び鋏片14の切断可能な形態となった使用状況を表した実施例である。
図14と図15は、図1から図13までの刃部3が異なる形態の使用状況を示しており、刃部3は本体シャフト5の上部分に配設された伝達部6がヘッド部2の上部分を通過し延長線上に伸びた形状で構成されたものであり、草刈り機1本体の長手方向にある本体シャフト5は、直線上に位置するヘッド部2の延長線上の先端部分に刃部3が位置するような形状であり、図1から図13に示される本体シャフト5の下部に配設される形態ではなく、ヘッド部2を挟んだ対象に位置する本体シャフト5の長手方向の先端部にあることで、刃部3の切断刃部分がヘッド部2を中心に外側に向かいスライド移動し、回転刃10の内方から外方に押し出すように駆動することで、巻き付いた草、蔦、蔓、葛、紐、等を切断することができる使用状況を表した実施例である。
図16から図19における伝達部6は、回動する機能であり、伝達部6である連結駆動軸は長尺軸16であり、先端部分が螺旋状に係止溝が設けられたスクリュー軸となっており、このスクリュー軸の係止溝に嵌合する螺旋状の係止爪を設けた切断カッター部材が転換機構17となることで刃部3のスライド移動を可能としている。 また、この回動する伝達部6は、手元操作部9の操作レバーが本体シャフト5の上部分に回動する操作レバーの回動式操作ハンドルが設けられており、該ハンドルから装着部7を貫通して本体シャフト5の下部分に突出する連結可能なギア機能であるリンクギア19と、本体シャフトの下部に配設される回動する伝達部6の先端部分に設けたリンクギア19と、が噛み合い嵌合することでギア同士の駆動動力を伝達することが可能となった。 このことから回動する伝達部6の回動機能を前後するスライド機能にシフトするために有効な態様が、動力変換機能をカムシャフト・ギア構造又は、スクリュー軸転換機構であり、これらの変換機能で構成することでスライド移動に変換することが可能となった。 このように切断カッター部分を可動するために回動する動力使用にあたっては、図18の草刈り機1の全体図に示す操作ハンドル8近接に設けた手元操作部9の該ハンドル部分を、図19の(イ)の側面図、(ロ)の底面図、(ハ)の平面図、で、示されているように、本体シャフト5を貫通することなく装着部7に連結軸を保持する貫通孔が本体シャフト5側面部分に突出する形状で設けられていることで、該ハンドルに連なるリンクギア19が装着部7に設けられた貫通孔に挿通することで、本体シャフト5本来の耐性に伝達機能が干渉しなくなり、本体シャフト5の強度が失わないようになった。 このように本体シャフト5のパイプ状の外周を利用して装着部を取り付けて使用することで該ハンドルから転換機構に動力を伝達することが可能となった使用状況を表した実施例である。
図20と図21は、図8と図9に示したハサミ機能の実施例の他の機能を構成したもので、互いに向かい合う一対の鋏片14は、それぞれの鋏片14が支軸を支点としてバネ部材18が取り付けられ、バネ部材18が開く状態の時がハサミ機能の待機状態であり、手元操作部9の操作で開閉する鋏片14は、ハサミ機能が閉じた状態の時にはバネ部材18が屈折収縮して弾力性が加圧された状態であり、手元操作部9を緩めるとバネ弾性の復元反発力でハサミ機能が待機状態に戻ることを自動的に行う態様となった。 この復元する機能によって手元操作部9の操作でハサミ機能を開く動作が無くなり、使い易くなったことを特徴としており、伝達部6の態様も長尺の連結軸が一本のものと、装着部7に取り付けられる伝達部6がチューブ状の中空からなる貫通孔の軸シャフト12‐Aにワイヤー12‐Bなどの連結駆動軸の長物を挿入したものとがあり、ワイヤー12‐Bの両端部分は、対極にある先端部分の一方が鋏片14の一部分に連結し、もう一方が手元操作部9と、に連結されたものとなっており、ハサミ機能を手元操作部9で操作できバネ弾性を設けたことでハサミ機能がより使い易くなった使用状況を示した実施例である。
図22と図23は、図6と図7に示される案内部材11の刃部3のスライドガイドにスプリングのバネ部材18を設けた態様であって、刃部3の可動域が同軌道で限定されるように設けられたスライドガイド機能は、案内部材11の誘導で同軌道に可動する刃部3の使用状況において、元の待機状態に戻すときに、ヘッド部2近接から刃部3に跨いで備わるスプリング状のバネ部材18が、刃部3のスライド移動で引き延ばされることで、牽引したスプリング自体に復元反発力が発生しバネ弾性が発揮されることを特徴としており、このスプリング状のバネ部材18が伝達部6に連結して、バネ部材18の伸縮が手元操作部9で操作されることで、手元操作部9での操作がバネ弾性の復元機能で元に戻す動作が容易になるという効果があらわれる。 また、伝達部6の態様も長尺の連結軸が一本のものと、装着部7に取り付けられる伝達部6がチューブ状の中空からなる貫通孔の軸シャフト12‐Aにワイヤー12‐Bなどの連結駆動軸の長物を挿入した物とがあり、ワイヤー12‐Bの両端部分は、対極にある先端部分の一方が刃部3の一部分に連結し、もう一方が手元操作部9と、に連結されたものとなっており、手元操作部9で操作できバネ弾性を設けたことで刃部3のスライド移動がより使い易くなった使用状況を示した実施例である。
図24と図25に示した長尺軸16と転換機構17でスライド回動する切断カッターは、一対の鋏片14ハからなるサミ機能ではなく、固定された切断刃の鋏片14とスライド移動する刃部3と、で構成されるハサミ機能であり、鋏片14と、刃部3と、を転換機構17で可動させると刃部3の噛み合わせに誤差が生じることがあるので、向かい合う切断刃同士がズレルことなく交差し切断機能を発揮できるように、鋏片14と、刃部3と、を跨ぐように上部に嵌合する案内部材11を設け、装着部7を本体シャフト5、及びヘッド部2近接に取り付け可能とすることで、回動する伝達部6の回転負荷から刃部3のズレを生じさせないためのスライドガイド機能の使用状況を示した実施例である。
図26と図27は、ハサミ機能の他の使用状況を示しており、回動する伝達部6がハサミ機能において使用される場合、一対の鋏片14の支軸部分にリンクギア19を設け、伝達部6の先端部分にもリンクギア19を設けることでカムシャフト・ギア構造となり、回動する動力を互いの連結ギアが連結駆動させることでハサミ機能の開閉が可能となった使用状況を示した実施例である。
図28は、草刈り機1本体が製造段階において、一体型形成を可能にしたものであり、草刈り機1の実施例として、本発明と、従来の草刈り機1とが、が融合した他の実施例であり、草刈り機1本体の本体シャフト5に二か所の開口部を設け、操作ハンドル8近接の開口部には手元操作部9が開口部から突出した形状で設けられ、ヘッド部2近接の開口部には刃部3に連結する伝達部6が互い違いに段落した形状で突出しており、該開口部は手元操作部9と刃部3の可動域が同等な開口部としたことで同一の稼動域で同一可動が可能となり、本体シャフト5内部において手元操作部9と、刃部3に連結する伝達部6と、を跨ぐように直線状に配設される伝達部6が、手元操作部9のスライド動作で呼応するように動作し、連動する刃部3がスライド移動することで可動式切断カッターの切断機能を発揮できる草刈り機1の使用状況を示した実施例である。
図29から図32に記載の着脱式の切断カッターは、刃部3から伸びた筒状の開口部と、伝達部6の先端部分と、に隙間が生じない適度な密接嵌合する凸凹形状で形成され、差し込まれる嵌合部分はラチェット機能のロック式で構成され、凸凹形状の嵌合部分に係止溝と、係止爪と、が設けられることで固定する機能を発揮する態様となった。 また差し込んだ部分がロック固定されるが、ロック固定機能は、係止爪を係止溝から外すことで固定解除することが可能であり、固定解除で取り外し可能となることで刃部3の交換や、刃部3から鋏片14への交換、又は刃部のメンテナンスや修理など、切断カッターを長期使用するために必要とされる整備工程での作業が可能となる。 この着脱自在な切断カッターは伝達部6の機能を用いた他の機能を求めることも可能としている。 また、取り付け固定する機能は、ラチェット機能の他に、刃部3と、伝達部6と、の差し込まれた嵌合部分に貫通孔のネジ穴を設け、刃部3と伝達部6は、ネジ式で固定することが可能となったことで、ネジ式での締め付け固定と、ネジ式での緩め外す固定解除が自在であることも図31と図32のネジ取り付け開口部分で示されている。 この他にも、例えば、他の着脱式の態様で、伝達部6の先端部分がネジ山の螺旋状に施され、刃部3の嵌合部分もネジ山の螺旋状が施され、互いの嵌合部分の筒状該側面部と筒状内側面部に施されることで、凸凹形状の互いのネジ機能が、ボルトと、ナットの締め込み嵌合機能で取り付け形成することも可能であり、ロック機能を有する如何なる形態においても形成可能であり多様性があることを特徴とした着脱自在な切断カッターの使用状況を示した実施例である。
図33と図34における第一及び、第二刃部を設けた切断カッターの機能は、草類等の絡まり付きは、ヘッド部2を中心とした回転刃10の回転動力の遠心力に比例したトルクで巻き付き締まり、絡まった草類等は一旦締まった状態になると一枚の刃部3で切断するには切断抵抗負荷が大きく掛かるため、手元操作部9の操作に力を加えなければならず、切断機能をより効率化するために切断部分を分散した方が良いこともあり、本来の一枚の切断カッターである第一の切断機能に第二の切断機能を加えて同時に発揮することで、切断面が多くなり簡単に切断できるようになった使用状況を示した実施例である。
図35と図36における回転する刃部3は、切断部分が連続して回動する回転式刃部22であり、回転式刃部22は回動しながらスライドギア構造を設けた案内部材11に沿って可動することで、同軌道上で回動する切断機能が絶えず連続した回動状態で切断する可動域が幅広い態様となったことを特徴としている。 また、回転式刃部22の他の形態として、草刈り機本体の回転刃10の回転動力に連結した連動駆動構造も可能であって、回転式刃部ギア23と回転刃10と、が当接するような位置に配設することで、例えば回転刃10の盤面上に直接接地する回転駆動力を連動する形態も可能であり、または回転刃10に当接しない適度な距離を保った回転式刃部22が、伝達部6の操作によって加圧され回転刃10との距離が無くなり直接抵触することで摩擦が発生し駆動力が伝達される構造も可能としている等、他の形態に応用できる多様性を表した実施例である。
図1から図36における切断カッターの操作は、手元操作部9の操作レバーを手動で前後させることで伝達部6がスライドし、伝達部6の稼動に伴って刃部3がスライド作動し切断する事が可能となるが、伝達部6はプレート状、又は軸シャフト12−A、又はワイヤー12−B等の直線的な部材、及び帯状ベルト、又はクラッチ機能等の変形、変則的な動作からなる部材、及びコネクタなど電子器具に通電する配線、又は電子回路等の配電システムを用いた動力で、可動式切断カッターを動作させるために、他の動力伝達部材でも実現可能であり、伝達部材の構成が多様であることを特徴としている実施例である。
図1から図36における手元操作部9の他の実施例として、手元操作部9は手動で押す、引くといった動作で刃部3を操作できるが、手元操作部9の操作レバーの形状は手、指を挿入可能な開口部分で構成されるものと、手に握りしめるトリガー型で操作できる形状の操作レバーでも構成可能であることを特徴としている実施例である。
また、図1から図36における手元操作部9の操作レバーの他の実施例として、手元操作部9は、伝達部6に連なる切断カッターである刃部3、又は鋏片14と、の間において、バネ弾性、又は電動のスイッチ機能のオン・オフの切り替えで動作する機能も可能であり、他の動力源を用いての動作で稼働する可動式切断カッターの機能を構成することも可能である。
図1から図36における伝達部6の実施例以外で、前述の他の構成として実現可能な機能は、本体シャフト5に配設される伝達部6と同様の機能を発揮するものとして、棒状又、又は板状の長尺な軸部分の伝達部6とは異なる硬性ワイヤー、又はピンを内部に有するシャフト、又はスクリュー・シャフトで回転駆動する部材、又はベルト部材、又は電子制御用の送配電コード、等、いずれかの伝達機能を配設することで刃部3の切断カッター、及びハサミ機能の開閉を手元操作部9で操作でき、可動式切断カッターの遠隔操作が可能となる使用状況の多用途を求めた実施例であり、草刈り機本体1の内部に一体化した機能も可能としている。
草刈り機本体に取り付け可能な可動式切断カッターは、草類等の巻き付きを切断することで、従来の巻き付き防止とは異なる切断機能を有したものとなった。
故に本発明の可動式切断カッターは、新たな商品として草刈り機に関連した業態に提案可能であり、草刈り機の製造に関連した商品の製造開発に利用できる。
1 草刈り機
2 ヘッド部
3 刃部(切断カッター)
4 動力部分
5 本体シャフト
6 伝達部(連結駆動軸)
7 装着部
8 操作ハンドル
9 手元操作部(操作レバー)
10 回転刃
11 案内部材(刃部スライドガイド)
12-A 軸シャフト
12-B ワイヤー
13 間接部材
14 鋏片(切断刃)
15 保護部材(安全ガイド)
16 長尺軸(スクリュー軸)
17 転換機構(軸スライド機構)
18 バネ部材
19 リンクギア(連結ギア)
20 本体動力伝達軸
21 スライドギア構造
22 回転式刃部
23 回転式刃部ギア


Claims (10)

  1. 草刈り機に装着して用いられ、当該草刈り機のヘッド部に、草類が巻き付くことを防止、または巻き付いた草類を排除する可動式切断カッターであって、
    前記草類を切断する刃部と、手元操作部と、前記手元操作部の動きを前記刃部に伝える伝達部と、前記可動式切断カッターを前記草刈り機に装着する装着部と、を備え、
    前記刃部は、前記草刈り機の回転刃の上方に位置し、前記手元操作部の動きにともない、前記回転刃の径方向内方及び径方向外方に移動し、
    待機状態にある前記刃部を収容することにより当該刃部を保護する保護部材を、さらに備える可動式切断カッター。
  2. 前記伝達部は長尺軸であり、前記装着部は当該長尺軸を軸方向にスライド可能に前記草刈り機の本体シャフトに保持する、請求項1に記載の可動式切断カッター。
  3. 前記刃部は、前記長尺軸の先端部に、回動自在に取り付けられている、請求項2に記載の可動式切断カッター。
  4. 前記刃部を、前記草刈り機の回転刃の上面に沿って移動可能に案内する案内部材を、さらに備える、請求項1又は2に記載の可動式切断カッター。
  5. 前記伝達部は長尺軸を有し、前記装着部は当該長尺軸を軸周りに回転可能に前記草刈り機の本体シャフトに保持し、
    前記伝達部は、前記長尺軸の回転を軸方向の動きに転換する転換機構を、さらに有し、当該転換機構により転換された軸方向の動きを、前記刃部に伝える、請求項1に記載の可動式切断カッター。
  6. 草刈り機に装着して用いられ、当該草刈り機のヘッド部に、草類が巻き付くことを防止、または巻き付いた草類を排除する可動式切断カッターであって、
    前記草類を切断する刃部と、手元操作部と、前記手元操作部の動きを前記刃部に伝える伝達部と、前記可動式切断カッターを前記草刈り機に装着する装着部と、を備え、
    前記刃部は、前記草刈り機の回転刃の上方に位置し、互いに開閉することにより前記草類を切断する一対の鋏片を有し、前記手元操作部の動きにともない、前記一対の鋏片は、少なくとも一方が動くことにより開閉し、
    待機状態にある前記刃部を収容することにより当該刃部を保護する保護部材を、さらに備える可動式切断カッター。
  7. 前記伝達部は前記長尺軸を有し、前記装着部は当該長尺軸を軸周りに回転可能に前記草刈り機の本体シャフトに保持し、
    前記伝達部は、前記長尺軸の回転を軸方向の動きに転換する転換機構を、さらに有し、当該転換機構により転換された軸方向の動きを、前記刃部が有する前記一対の鋏片の一方に伝える、請求項6に記載の可動式切断カッター。
  8. 前記刃部を、待機位置に戻すように付勢する弾性部材を、さらに備える、請求項1から請求項のいずれかに記載の可動式切断カッター。
  9. 前記刃部を、待機位置に戻すように付勢する前記弾性部材は前記草刈り機の回転刃の上面に沿って移動可能に案内する案内部材を用いることで、前記刃部を待機状態に戻すように付勢することが可能となった請求項1から請求項のいずれかに記載の可動式切断カッター。
  10. 前記刃部は、前記伝達部に着脱可能である、請求項1から請求項のいずれかに記載の可動式切断カッター。
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