JP6550444B2 - 三次元造形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、三次元造形装置に関する。
従来から、特許文献1に開示されているように、粉末材料にバインダを吐出し、粉末材料を硬化させることによって所望の三次元造形物を造形する粉末積層法が知られている。
特許文献1に開示された三次元造形装置は、粉末が収容される造形部と、造形部に供給される粉末が収納される粉末供給部と、造形部より上方に配置されたインクジェットヘッドとを備えている。インクジェットヘッドは、造形部に収容された粉末に水性インクを吐出する。即ち、インクジェットヘッドは、造形部に収容された粉末のうち三次元造形物の断面形状に対応する部分に水性インクを吐出する。造形部に収容された粉末のうち水性インクが吐出された部分は硬化し、断面形状に対応した硬化層が形成される。そして、硬化層を順次積層することで、所望の三次元造形物が造形される。
特許第5400042号公報
ところで、特許文献1に示されたような粉末硬化タイプの三次元造形装置では、粉末材料の硬化に先立ち、三次元造形物が造形される造形領域に粉末材料を敷き詰めて平らに均し、粉末層を形成する必要がある。この粉末層の形成においては、例えば、造形領域の外部に積み上げられた粉末材料をローラなどのリコータで均す方法が採られる。しかしその際、粉末層として形成される粉末材料よりも相当多くの粉末材料を供給しなければ、粉末層に欠陥が発生しやすかった。より具体的には、造形領域の端部(リコータの走行方向を例えば前方と呼ぶとした場合の左右の端部)付近の粉末材料の敷き詰めが不足することが多かった。本願発明者の知見によれば、1回の供給につき粉末層として形成される粉末材料の2倍〜3倍程度の粉末材料を供給しなければ、上記敷き詰め不足が頻繁に発生する。しかしながら、多量の粉末材料の供給を行おうとすると、材料供給槽などが大型化し、三次元造形装置の大型化を招きうる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的少量の粉末材料で、造形領域内に確実に粉末層を形成することができる三次元造形装置を提供することである。
本発明に係る三次元造形装置は、三次元造形物が造形される造形領域を含み、粉末材料を載置可能な造形槽と、前記造形槽に前記粉末材料を供給する材料供給装置と、前記造形領域内の前記粉末材料を硬化させる硬化装置と、を備える。前記材料供給装置は、供給テーブルと、リコータと、粉敷きガイドと、移動機構と、を備える。前記供給テーブルは、前記造形槽と第1方向に並んで配置され、前記粉末材料が載置される供給領域を含む。前記リコータは、前記第1方向に直交する第2方向に延び、前記粉末材料を均す形成部を備える。前記粉敷きガイドは、前記粉末材料と接触する接触面を備える。前記移動機構は、前記リコータおよび前記粉敷きガイドを前記第1方向に沿って前記供給テーブル上から前記造形槽上まで移動させる。前記移動機構は、前記リコータの移動において、前記形成部の下端が前記供給領域上の前記粉末材料の高さよりも低い第1高さに保たれるように前記リコータを保持する。また、前記移動機構は、前記粉敷きガイドの移動において、前記接触面の下端が前記供給領域上の前記粉末材料の高さよりも低い第2高さに保たれ、かつ、前記接触面が前記リコータよりも前記第1方向の前方側に位置し、かつ、前記接触面の少なくとも一部が前記第2方向に関して前記造形領域の外側を通るように、前記粉敷きガイドを保持する。前記接触面は、前記粉敷きガイドの移動において、接触した前記粉末材料の少なくとも一部を前記造形領域の内側に移動させるように構成されている。
上記三次元造形装置によれば、粉敷きガイドの接触面が粉末材料を造形領域の内側に向かって押しやるため、従来に比べ、造形領域の端部により多くの粉末材料が供給され、造形領域端部の粉末材料の敷き詰め不足が解消される。そのために、粉敷きガイドは、粉末材料よりも低い高さに設置されるとともに、粉末材料を造形領域に敷き詰めるリコータよりも前方に配置される。このように、上記三次元造形装置によれば、粉末材料の供給量が比較的少なくても、造形領域内に良好な粉末層を形成することができる。
一実施形態に係る三次元造形装置を模式的に示した断面図である。 一実施形態に係る三次元造形装置を模式的に示した平面図である。 層形成機構60を模式的に示した斜視図である。 左側粉敷きガイド周辺を模式的に示した斜視図である。 左側粉敷きガイド周辺を模式的に示した平面図である。 左側粉敷きガイド周辺を模式的に示した側面図であって、右方から左方に向かって見た図である。 粉末層形成中における造形槽付近を模式的に示した平面図である。 第1変形例に係る粉敷きガイドを模式的に示した平面図である。 第2変形例に係る粉敷きガイドを模式的に示した平面図である。 第3変形例に係る粉敷きガイドを模式的に示した平面図である。 第4変形例に係る粉敷きガイドを模式的に示した平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る三次元造形装置について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化される。
図1は、一実施形態に係る三次元造形装置10を模式的に示した断面図である。図2は、本実施形態に係る三次元造形装置10の平面図である。図1は、図2のI−I断面である。図面中の符号Fは、前方を示し、符号Rrは、後方を示している。本実施形態では、符号Fの方向から三次元造形装置10を見たときの左、右、上、下が、それぞれ三次元造形装置10の左、右、上、下である。ここでは、図面中の符号L、R、U、Dは、それぞれ左、右、上、下を意味するものとする。本実施形態では、符号X、Y、Zは、それぞれ前後方向、左右方向、上下方向を示している。前後方向X、左右方向Y、上下方向Zは、それぞれ互いに直交している。左右方向Yは、三次元造形装置10の主走査方向である。前後方向Xは、三次元造形装置10の副走査方向である。また、上下方向Zは、三次元造形における積層方向である。ただし、これら方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、三次元造形装置10の設置態様を何ら限定するものではない。
図1に示すように、本実施形態に係る三次元造形装置10は、粉末材料100を硬化液で固めて硬化層101を形成し、これを上下方向Zに順次一体的に積層することによって三次元造形物110を造形する装置である。本実施形態に係る三次元造形装置10は、粉末材料100を造形槽22内に敷き詰めて粉末層102を形成した後、所望の三次元造形物110の断面形状を示す断面画像に基づいて粉末材料100に硬化液を吐出し、粉末材料100を硬化させて硬化層101を形成する。そして、硬化層101を順次積層することで、所望の三次元造形物110を造形する。
ここで、「断面形状」とは、造形する三次元造形物110を所定の方向(例えば水平方向)に所定の厚み(例えば0.1mm。なお、所定の厚みは必ずしも一定の厚みに限定されない。)ごとにスライスしたときの断面の形状である。
粉末材料100の組成や形態等は特に制限されず、樹脂材料、金属材料および無機材料等の各種の材料から構成された粉体を対象とすることができる。粉末材料100としては、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等のセラミック材料や、鉄、アルミニウム、チタンおよびこれらの合金(典型的にはステンレス鋼、チタン合金、アルミニウム合金)、半水石膏(α型焼石膏、β型焼石膏)、アパタイト、食塩、プラスチック等が挙げられる。これらはいずれか1種の材料から構成されていてもよいし、2種以上が組み合わされていてもよい。
「硬化液」は、上記粉末材料100同士を固着することが可能な材料であれば特に限定されない。例えば、硬化液としては、粉末材料に応じて、当該粉末材料を構成する粒子同士を結着させることが可能な液体(粘性体を含む。)が用いられる。硬化液としては、例えば、水、ワックス、バインダ等を含む液体が挙げられる。また、粉末材料が副材として水溶性樹脂を有している場合には、硬化液として、水溶性樹脂を溶解可能な液体、例えば水を用いることもできる。かかる水溶性樹脂は特に制限されないが、例えば、澱粉、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、水溶性アクリル樹脂、水溶性ウレタン樹脂、水溶性ポリアミド等が挙げられる。
図1に示すように、三次元造形装置10は、本体11と、造形槽ユニット20と、副走査方向移動機構30と、ヘッドユニット40と、主走査方向移動機構50と、層形成機構60と、制御装置80と、を備えている。
図2に示すように、本体11は、副走査方向Xに長い形状を有する三次元造形装置10の外装体である。本体11は、上方に向けて開口する箱型形状に形成されている。本体11は、副走査方向移動機構30と、造形槽ユニット20と、制御装置80とを収容する。また、図1に示されるように、本体11は、層形成機構60と主走査方向移動機構50とを支持する支持台でもある。
図1に示すように、造形槽ユニット20は、本体11に収容されている。造形槽ユニット20は、造形槽22と、供給槽25と、余剰粉末収容槽28とを備えている。造形槽ユニット20の上面21は平坦であって、この上面21から凹むように造形槽22と供給槽25と余剰粉末収容槽28とが独立に並んで設けられている。
図1に示すように、造形槽22は、造形槽ユニット20に設けられている。造形槽22は、その内部で三次元造形物110が造形される槽である。図2に示すように、造形槽22は、平面視において矩形の形状を有している。ただし、造形槽22は、平面視において矩形である必要は必ずしもない。図1に示すように、造形槽22の内部には、平面形状において造形槽22と同形の造形テーブル23が挿入されている。造形槽22の内部にはさらに、造形テーブル昇降機構24が設けられ、造形テーブル23は造形テーブル昇降機構24の駆動に従って昇降するようになっている。
造形テーブル昇降機構24は、造形テーブル23を上下方向Zに移動させる機構である。造形テーブル昇降機構24の構成は特に限定されないが、本実施形態では図示しないサーボモータとボールねじなどを備えている。造形テーブル昇降機構24は、造形テーブル23に下方から接続されている。造形テーブル23は、造形テーブル昇降機構24のサーボモータが駆動することによって上下方向Zに移動する。造形テーブル昇降機構24は、制御装置80と電気的に接続されており、制御装置80によって制御される。
供給槽25は、粉末材料100が造形槽22に供給される前において貯留されている槽である。図2に示されるように、供給槽25の形状は、平面視において矩形状である。ただし、供給槽25の平面形状は矩形に限定されるわけではない。図1に示すように、供給槽25の内部には、平面形状において供給槽25と同形の供給テーブル26が収納されている。供給テーブル26上の粉末材料100は、後述する層形成機構60によって造形槽22の造形テーブル23上に敷き詰められる。供給槽25は、造形槽22の後方に配置されている。供給槽25は、主走査方向Yに関して造形槽22と揃った位置に配置されている。図2に示すように、平面視において、供給槽25の主走査方向Yの長さは、造形槽22の主走査方向Yの長さと同じである。本実施形態では、粉末材料100が載置され、そこから造形槽22に粉末材料100が供給される供給領域26Aは、供給テーブル26上の全ての領域である。
供給テーブル26は、供給槽25内部において、上下方向Zに移動可能に構成されている。供給テーブル26の下部には、供給テーブル昇降機構27が連結されている。供給テーブル昇降機構27は、供給テーブル26を上下方向Zに移動させる機構である。供給テーブル昇降機構27の構成は、特に限定されないが、本実施形態では、造形テーブル昇降機構24と同様に、図示しないサーボモータとボールねじなどを備えている。供給テーブル昇降機構27のサーボモータが駆動することで、供給テーブル26は上下方向Zに移動する。供給テーブル昇降機構27は、制御装置80と電気的に接続されており、制御装置80によって制御される。
余剰粉末収容槽28は、粉末材料100が層形成機構60によって造形槽22に敷き詰められた際に、造形槽22に収容しきれなかった粉末材料100を回収する槽である。余剰粉末収容槽28は、造形槽22の前方に配置されている。余剰粉末収容槽28は、主走査方向Yに関して造形槽22と揃った位置に配置されている。図2に示すように、平面視において、余剰粉末収容槽28の主走査方向Yの長さは、造形槽22の主走査方向Yの長さと同じである。
図1に示すように、副走査方向移動機構30は、ヘッドユニット40および層形成機構60に対して造形槽ユニット20を副走査方向Xに移動させる機構である。本実施形態では、副走査方向移動機構30は、一対のガイドレール31と、フィードモータ32とを備えている。
図1に示すように、ガイドレール31は、造形槽ユニット20の副走査方向Xへの移動をガイドする。ガイドレール31は、本体11内に設けられている。ガイドレール31は、副走査方向Xに延びている。造形槽ユニット20は、ガイドレール31に摺動可能に係合している。ただし、ガイドレール31の設置位置および数は特に限定されない。フィードモータ32は、例えば、ボールねじ等を介して造形槽ユニット20に接続されている。フィードモータ32は、制御装置80に電気的に接続されている。フィードモータ32が回転駆動することによって、造形槽ユニット20は、ガイドレール31上を副走査方向Xに移動することができる。
図2に示すように、ヘッドユニット40は、キャリッジ41と、キャリッジ41に搭載された複数の吐出ヘッド42とを備えている。複数の吐出ヘッド42は、キャリッジ41の下面に配置されている。吐出ヘッド42は、粉末材料100を結合させる硬化液を造形テーブル23上の粉末材料100に対して吐出する。図2に示すように、複数の吐出ヘッド42は、主走査方向Yに並んでいる。吐出ヘッド42は、硬化液を吐出する複数のノズル43を有している。複数のノズル43は、副走査方向Xに直線状に並んでいる。吐出ヘッド42における硬化液の吐出機構は特に制限されず、例えばインクジェット方式などが好適に利用できる。吐出ヘッド42は、制御装置80に電気的に接続されている。吐出ヘッド42のノズル43からの硬化液の吐出は、制御装置80によって制御される。
主走査方向移動機構50は、キャリッジ41を主走査方向Yに移動させる機構である。主走査方向移動機構50は、本体11に設けられている。図2に示されるように、主走査方向移動機構50は、ガイドレール51を備えている。ガイドレール51は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール51には、キャリッジ41が摺動自在に係合している。キャリッジ41には、例えば、無端状のベルトとプーリなどを介してキャリッジモータ52が接続されている。キャリッジモータ52が駆動することによって、キャリッジ41は、ガイドレール51に沿って主走査方向Yに移動する。キャリッジモータ52は、制御装置80と電気的に接続されている。キャリッジモータ52は、制御装置80によって制御される。キャリッジ41が主走査方向Yに移動することによって、複数の吐出ヘッド42も主走査方向Yに移動する。
キャリッジ41に搭載された複数の吐出ヘッド42は、副走査方向移動機構30および主走査方向移動機構50の動きにより、造形槽22上の所望の位置に移動される。副走査方向移動機構30と、主走査方向移動機構50と、ヘッドユニット40とは、粉末材料100を硬化させて三次元造形物110を造形する硬化装置の一例である。三次元造形物110は、造形槽22上の所定の造形領域103内に造形される。三次元造形物110は造形テーブル23上の全ての位置において造形可能ではなく、造形領域103は、平面視において三次元造形物110を造形可能な最大領域である。図2に示されるように、造形領域103は、造形槽22上の矩形の領域であり、前後左右にそれぞれ仮想の境界線を有している。造形領域103は、前側境界線103F、後側境界線103Rr、左側境界線103L、および右側境界線103Rによって区画されている。左側境界線103Lは、供給テーブル26の左端26Lおよび余剰粉末収容槽28の左端28Lよりも右方に位置している。右側境界線103Rは、供給テーブル26の右端26Rおよび余剰粉末収容槽28の右端28Rよりも左方に位置している。言い換えれば、供給槽25および余剰粉末収容槽28の主走査方向Yの長さは、造形領域103の主走査方向Yの長さよりも長い。
層形成機構60は、供給槽25に貯留されている粉末材料100を造形槽22に敷き詰めて粉末層102を形成する部材である。層形成機構60と、副走査方向移動機構30と、供給槽25に係る各部材(供給槽25、供給テーブル26、供給テーブル昇降機構27)とは、造形槽22に対して粉末材料100を供給する材料供給装置を構成している。層形成機構60は、造形槽ユニット20が副走査方向移動機構30によって移動されることにより、造形槽ユニット20に対して相対的に移動する。より詳しくは、造形槽22、供給槽25、および余剰粉末収容槽28上を通過する。図3は、本実施形態に係る層形成機構60を模式的に示す斜視図である。図3に示されるように、層形成機構60は、ローラ61と、保持部材62と、ローラモータ63と、左側粉敷きガイド70Lと、右側粉敷きガイド70Rとを備えている。なお、以下の説明では、左側粉敷きガイド70Lと右側粉敷きガイド70Rを総称して、粉敷きガイド70と称することがある。
ローラ61は、粉末材料100の表面を平らに均して粉末層102を形成する。層形成機構60を構成する部材のうち、ローラ61は、粉末材料100に接触する部材である。ローラ61は、粉末材料100の表面を均して粉末層102を形成する「リコータ」の一例である。ローラ61は、本体11の上面11Aに設けられた保持部材62によって回転可能に保持されている。保持部材62は、一対のフレーム62Aと、ブリッジ62Bとを備えている。図2に示されるように、一対のフレーム62Aのうち右側のフレーム62Aは、造形槽ユニット20よりも右方に設けられている。左側のフレーム62Aは、造形槽ユニット20よりも左方に設けられている。一対のフレーム62Aは、ヘッドユニット40よりも前方に配置されている。一対のフレーム62Aの間には、ブリッジ62Bが水平に架橋されている。ブリッジ62Bは、主走査方向Yに延びている。ブリッジ62Bは、ローラ61を回転可能に保持している。また、ブリッジ62Bには、ローラモータ63が設けられている。ローラモータ63は、ローラ61を回転させる部材である。ローラモータ63とローラ61とは、例えばギア等を備えた接続装置(図示せず)によって接続されている。ローラモータ63は、制御装置80に電気的に接続され、制御装置80の制御に基づいてローラ61を回転させる。
ローラ61は、長尺の円筒形状を有している。ローラ61は、保持部材62によって、円筒軸が主走査方向Yに沿うように保持されている。ローラ61は、主走査方向Yに延びており、その長さは造形領域103の主走査方向Yの寸法よりも長い。さらに、その長さは造形槽22の主走査方向Yの寸法よりも長いが、ローラ61は造形領域103の主走査方向Yの寸法よりも長ければ足り、必ずしも造形槽22の主走査方向Yの寸法より長くなくともよい。ローラ61は、本体11の上方で支持されている。ローラ61は、下端61Aが造形槽ユニット20の上面21から所定の高さT1に位置するように保持されている(図6参照)。ローラ61は回転可能に構成されているが、円筒状であるため下端61Aの高さT1は一定である。ローラ61の下端61Aの高さT1(以下では単に、ローラ61の高さT1と呼ぶ。)は、粉末材料100の供給時に供給領域26A上に積み上げられる粉末材料100の高さよりも低い。そこで、ローラ61は、粉末材料100の供給時、前面下部61Bにおいて粉末材料100に接触する。ローラ61の前面下部61B(図6も参照)は、粉末材料100に接触し、粉末材料100を均す「形成部」の一例である。
ブリッジ62Bには、左側粉敷きガイド70Lと、右側粉敷きガイド70Rが固定されている。図4は、左側粉敷きガイド70Lの周辺を模式的に示す斜視図である。図5は、左側粉敷きガイド70Lの周辺を上方から見た平面図である。図6は、左側粉敷きガイド70Lの周辺を右方から左方に向かって見た側面図である。右側粉敷きガイド70Rについては詳しく図示しないが、左側粉敷きガイド70Lを左右反転させた形状を有している。
左側粉敷きガイド70Lは、固定部76でブリッジ62Bに固定されている。図4に示すように、ここでは固定部76は、スリット76Aと、ボルト穴76Bとを備えている。スリット76Aにはブリッジ62Bの一部が挿入され、両者はボルト穴76Bを介して図示しないボルトによって固定されている。ただし、上記した固定部76の構造は1つの例に過ぎず、それに限定されるわけではない。図4〜図6に示されるように、左側粉敷きガイド70Lは、副走査方向Xに対して斜めに形成された第1誘導面71Aと、第1誘導面71Aよりも前方に突出した第2誘導面71Bとを備えている。第2誘導面71Bは、第1誘導面71Aよりも左方(外側)に位置している。第1誘導面71Aと第2誘導面71Bとは、粉末材料100に接触する接触面71を構成している。第1誘導面71Aの後方には、内側側面72が形成されている。第2誘導面71Bの前方には、前面73が形成されている。第1誘導面71A、第2誘導面71B、内側側面72、および前面73は、ここではいずれも鉛直面である。
図5に示すように、第1誘導面71Aは、平面視において、前方から後方に向かうにつれて右方に向かうように傾斜している。言い換えれば、第1誘導面71Aは、左前方から右後方に向かって延びている。第2誘導面71Bは、第1誘導面71Aの前端に接続され、前方に延びる鉛直面である。第2誘導面71Bは、副走査方向Xに平行に延びている。従って、第2誘導面71Bは、右方を向いている。内側側面72は、第1誘導面71Aの後端に接続された副走査方向Xに平行な鉛直面である。内側側面72は右方を向いている。
前面73は、左側粉敷きガイド70Lにおいて最も前方に位置する面であり、副走査方向Xに垂直な鉛直面である。前面73は、下端に面取り部73Aを備えている。面取り部73Aは、後方に向かって切り落とされた傾斜面である。面取り部73Aは、上前方から下後方に向かって延びている。面取り部73Aは、鉛直面から、例えば45度程度傾いて形成されている。
図6に示すように、左側粉敷きガイド70Lの底面74は、造形槽ユニット20の上面21と平行に形成されている。底面74は、水平面である。図6に示すように、底面74は、造形槽ユニット20の上面21よりも所定の高さT2だけ上方に位置している。底面74の造形槽ユニット20の上面21に対する高さT2(以下では、単に左側粉敷きガイド70Lの高さT2と呼ぶ。)と、ローラ61の高さT1とは、本実施形態では同じ高さである。
図6に示すように、内側側面72の後端には、背面75が接続されている。背面75は湾曲しながら上方に延びる曲面である。背面75は、左側粉敷きガイド70Lにおいて最も後方に位置し、ローラ61の前面下部61B(形成部)に近接している。図6に示されるように、背面75は、ローラ61の前面下部61Bの外周に沿うように湾曲している。従って、背面75は、下端が最も後方に突出し、上端が最も前方に位置している。
図2に示されるように、左側粉敷きガイド70Lは、保持部材62において、ローラ61よりも前方に取り付けられている。また、左側粉敷きガイド70Lの主要部は、左右方向Yに関して、造形領域103の左側境界線103Lと供給テーブル26の左端26Lとの間の領域(以下では適宜、左側周縁領域104Lと称する。)に位置している。より詳しくは、左側粉敷きガイド70Lは、内側側面72が造形領域103の左側境界線103L上に位置し、第2誘導面71Bが供給テーブル26の左端26L上に位置するように設置されている。言い換えれば、左側粉敷きガイド70Lの第1誘導面71Aの右端は造形領域103の左側境界線103L上に位置し、左端は供給テーブル26の左端26L上に位置している。そこで、第1誘導面71Aは、造形槽ユニット20が副走査方向Xに移動されるとき、左側周縁領域104L上を通過する。ただし、第1誘導面71Aの右端の位置は造形領域103の左側境界線103Lのちょうど真上でなくともよく、例えば、わずかに左側(造形領域103の外側)でもよい。また、第1誘導面71Aの左端の位置は供給テーブル26の左端26Lのちょうど真上でなくともよく、例えば、わずかに右側(供給領域26Aの内側)でもよい。
なお、右側粉敷きガイド70Rは、左側粉敷きガイド70Lと同様に、内側側面が造形領域103の右側境界線103R上に位置し、第2誘導面が供給テーブル26の右端26R上に位置するように配置されている。そこで、右側粉敷きガイド70Rの第1誘導面は、造形槽ユニット20が副走査方向Xに移動されるとき、右側周縁領域104R(=造形領域103の右側境界線103Rと供給テーブル26の右端26Rとの間の領域)上を通過する。
図1に示すように、本体11の前面には、操作パネル85が設けられている。操作パネル85には、機器状態を表示する表示部と、ユーザーによって操作される入力キー等が設けられている。操作パネル85は、三次元造形装置10の各種の動作を制御する制御装置80と接続されている。制御装置80は、フィードモータ32、キャリッジモータ52、吐出ヘッド42、造形テーブル昇降機構24、供給テーブル昇降機構27、およびローラモータ63と電気的に接続され、それらの動作を制御している。
制御装置80の構成は特に限定されない。制御装置80は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から造形データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置とを備えている。なお、制御装置80は必ずしも三次元造形装置10の内部に設けられている必要はなく、例えば、三次元造形装置10の外部に設置され、有線または無線を介して三次元造形装置10と通信可能に接続されたコンピュータ等であってもよい。
本実施形態に係る三次元造形装置10においては、造形テーブル23の下降と、粉末層102の形成と、硬化層101の形成とが繰り返されることによって三次元造形物110が造形される。本実施形態に係る制御装置80は、1つの硬化層101の形成が終了すると、造形テーブル昇降機構24を制御して次の硬化層101の厚み分だけ造形テーブル23を下降させる。同時に、制御装置80は、供給テーブル昇降機構27を制御して、供給テーブル26を上昇させる。この供給テーブル26の上昇により、供給槽25上には粉末材料100が積み上がる。この積み上がった粉末材料100は、ローラ61の走行により造形槽22の方に押しやられ、一部が造形テーブル23上に敷き詰められる。敷き詰められなかった残りの粉末材料100は、余剰粉末収容槽28に収容される。こうして硬化層101の上に新たな粉末層102が形成される。制御装置80は、粉末層102の形成後、フィードモータ32、吐出ヘッド42、およびキャリッジモータ52を制御して造形領域103上の所定の場所に硬化液を吐出させ、新たな硬化層101を形成する。
上記したように、粉末層102の形成プロセスにおいては、1回ごとに供給槽25から造形槽22に対して粉末材料100が供給される。しかし、その際、従来の三次元造形装置では、粉末層102として形成される量よりも相当多量の粉末材料100を供給しなければ、粉末層102に欠陥が発生しやすかった。より具体的には、造形領域103の左側境界線103Lおよび右側境界線103R付近の粉末材料の敷き詰めが不足することが多かった。その中でも特に、前側境界線103Fの近くほど敷き詰め不足となる領域が大きかった。これは、ローラ61の走行の途中で、粉末材料100が造形領域103の中央に寄ってしまったり、造形領域103の左右にこぼれてしまったりすることによるものである。本願発明者の知見によれば、従来の三次元造形装置においては、1回の供給につき粉末層102として形成される量の2倍〜3倍程度の粉末材料100を供給しなければ、上記敷き詰め不足が頻繁に発生する。造形領域103は三次元造形物110を造形する領域であることから、良好な粉末層102の形成は必須である。しかしながら、多量の粉末材料100を供給しようとすると、供給槽25や余剰粉末収容槽28が大型化し、三次元造形装置10の大型化を招きうる。
そこで、本実施形態に係る三次元造形装置10は、ローラ61の進行方向前方に粉敷きガイド70を備え、比較的少ない粉末材料100でも、確実に粉末層102を形成できるように構成されている。粉敷きガイド70の接触面71は、ローラ61の形成部(前面下部61B)よりも先に粉末材料100に接触し、接触した粉末材料100を、造形領域103の内側方向に移動させる。接触面71は、下端の高さが供給領域26A上の粉末材料100の高さよりも低い高さT2に設定されており、少なくともその一部が造形領域103の外側を通過する。そして、接触面71は、接触した粉末材料100を造形領域103の内側に向かって寄せるような形状に形成されている。従って、本実施形態に係る三次元造形装置10によれば、従来よりも多量の粉末材料100を造形領域103の左右の境界線103L、103R付近に供給することができる。ローラ61は、粉敷きガイド70が造形領域103内に移動させた粉末材料100を平らにならし、欠陥のない良好な粉末層102を形成する。このように、本実施形態に係る三次元造形装置10によれば、比較的少ない粉末材料100でも良好な粉末層102を形成することができる。
以下では、粉末層102の形成のプロセスを説明する。既に説明したように、1層の硬化層101の形成が終わると、制御装置80は、造形テーブル昇降機構24を制御して、造形テーブル23を次の硬化層101の厚さ分だけ下降させる。このときに造形テーブル23が下降される距離は、例えば、0.1mm程度である。同時に、制御装置80は、供給テーブル昇降機構27を制御して、供給テーブル26を上昇させる。本実施形態では、そのときの粉末材料100の供給量は、例えば、粉末層102として形成される量の1.3〜1.5倍程度である。本願発明者の実施によれば、本実施形態では、粉末層102として形成される量の1.3〜1.5倍程度の粉末材料100を供給すれば、良好な粉末層102を形成することができる。
供給テーブル26の上昇により積み上げられた粉末材料100は、次のステップにおいて、粉末層102に形成される。図7は、粉末層102形成中における造形槽22付近を模式的に示した平面図である。図7において、制御装置80はフィードモータ32を制御して造形槽ユニット20を後方に移動させている。従って、造形槽ユニット20に対し層形成機構60が相対的に前方に走行している。図7に示されるように、層形成機構60が供給領域26A上を走行しているとき、左側粉敷きガイド70Lの第1誘導面71Aは、左側周縁領域104Lの上方を通過している。左側周縁領域104Lのうち供給領域26A上でもある領域105Lには、粉末材料100が載置されている。そこで、第1誘導面71Aは、領域105Lで粉末材料100と接触する。本実施形態に係る三次元造形装置10では、このように、粉敷きガイド70を周縁領域104上で走行させ、周縁領域104上の粉末材料100を造形領域103内に移動させることによって、造形領域103の左右端部付近により多くの粉末材料100を供給する。
左側粉敷きガイド70Lの第1誘導面71Aは、左前方から右後方に向かって延びる鉛直面である。そこで、第1誘導面71Aと接触した粉末材料100は、右後方に流れるように誘導される。第1誘導面71Aの後端は、造形領域103の左側境界線103Lと主走査方向Yに関して揃っているため、第1誘導面71Aが通過した領域上の粉末材料100の多くは、造形領域103の内部へと移動される(図7の矢印A)。このとき、第1誘導面71Aの右端は、造形領域103の左側境界線103L上を通過しており、左側周縁領域104Lにおいて最も内側に存在している粉末材料100も直接に造形領域103内に誘導する。ただし、第1誘導面71Aの右端は、造形領域103の左側境界線103L上のわずかに外側を通過してもよい。左側粉敷きガイド70Lの後方には、ローラ61が配置されており、第1誘導面71Aによって誘導された粉末材料100も加えて粉末層102を形成する。
なお、このときローラ61は、ローラモータ63の駆動によって回転しており、回転によって粉末材料100を押圧し、より強固な粉末層102を形成している。
本実施形態では、左側粉敷きガイド70Lは、第2誘導面71Bも備えている。第2誘導面71Bは前後方向Xに延びる鉛直面であり、粉末材料100が供給テーブル26の左端26Lよりも左方にこぼれるのを防いでいる(図7の矢印B)。本実施形態では、第2誘導面71Bは供給テーブル26の左端26L上を通るように配置されている。供給テーブル26の左端26L上を通ることにより、第2誘導面71Bは、供給領域26Aの全域において粉末材料100を内側に押し戻すとともに、供給領域26Aの外側に粉末材料100をこぼさないように構成されている。ただし、第2誘導面71Bは、供給テーブル26の左端26Lのわずかに内側を通過してもよい。なお、図6に示したように、前面73には面取り部73Aが設けられ、前面73に粉末材料100が接触した場合であっても粉末材料100を速やかに後方に送るように構成されている。
さらに、本実施形態では、左側粉敷きガイド70Lの高さT2とローラ61の高さT1とが同じ高さに設定されている。左側粉敷きガイド70Lの高さT2がローラ61の高さT1よりも低いと、ローラ61が均すべき粉末材料100を左側粉敷きガイド70Lがえぐってしまう恐れがあり、好ましくない。一方、左側粉敷きガイド70Lの高さT2がローラ61の高さT1よりも高いと、接触面71によって誘導される粉末材料100の量が減少し、左側粉敷きガイド70Lの効果が低下する。従って、左側粉敷きガイド70Lの高さT2は、ローラ61の高さT1と同じ高さであることが好ましい。ただし、左側粉敷きガイド70Lの高さT2は、ローラ61の高さT1よりわずかに高くてもよい。
また、図6に示されるように、左側粉敷きガイド70Lの背面75は、ローラ61の外周面に沿って後方に延び、ローラ61の外周面と左側粉敷きガイド70Lとの間の隙間を小さくしている。従って、ローラ61の外周面と左側粉敷きガイド70Lとの間の隙間から造形領域103の外側に逃げてゆく粉末材料100の量を減らすことができ、左側粉敷きガイド70Lの効果を向上させている。
上記では、左側粉敷きガイド70Lについて説明したが、右側粉敷きガイド70Rについても同様である。右側粉敷きガイド70Rは、右側周縁領域104R上の粉末材料100を造形領域103内部に移動させることにより、右側境界線103R付近の粉末層102が良好に形成されるのを補助する。
なお、粉敷きガイドの形状は、上記した形状の他、いくつかの変形例によって実施することも可能である。図8A〜図8Dは、それぞれ、第1変形例〜第4変形例に係る粉敷きガイド171〜174を模式的に示した平面図である。
図8Aに示すように、第1変形例に係る粉敷きガイド171は、接触面から第2誘導面をなくし第1誘導面171Aだけとした変形例である。第1変形例に係る粉敷きガイド171のように、第1誘導面171Aだけでも接触した粉末材料100を造形領域103の内側に誘導することができ、作用効果を奏する。即ち、粉敷きガイドは必ずしも第2誘導面を備えなくともよい。
図8Bに示すように、第2変形例に係る粉敷きガイド172は、第1誘導面172Aが主走査方向Yに平行に構成された変形例である。第1誘導面172Aがこのような形態であっても、第2誘導面172Bとの組み合わせによって、接触した粉末材料100を内側に誘導することができ、作用効果を奏する。即ち、第1誘導面は、平面視において、必ずしも主走査方向Yに対して傾斜していなくともよい。
図8Cに示すように、第3変形例に係る粉敷きガイド173は、第2誘導面173Bが副走査方向Xに対して傾斜している変形例である。本変形例では、平面視において、第2誘導面173Bは副走査方向Xに対して傾斜し、第2誘導面173Bと第1誘導面173Aとは、最初の実施形態よりもさらに鈍角をなして接続されている。このような形態であっても接触した粉末材料100を造形領域103の内側に誘導することができ、作用効果を奏する。即ち、第2誘導面は副走査方向Xに平行でなくともよい。なお、第1誘導面173Aと第2誘導面173Bとは、平面視において、副走査方向Xに対して同じ傾斜角を備え、1つの面をなしていてもよい。
図8Dに示すように、第4変形例に係る粉敷きガイド174は、第1誘導面を備えず、第2誘導面174Bだけを備える変形例である。本変形例に係る粉敷きガイド174の下部は、単純な矩形である。本変形例でも、第2誘導面174Bは供給テーブル26の左端26L上を通過する。従って、本変形例では、粉敷きガイド174の接触面は周縁領域104上を通過せず、周縁領域104上の粉末材料100を積極的には移動させない。しかしながら、このような形態であっても粉末材料100が造形領域103の外側にこぼれるのを防ぐことができ、造形領域103内の粉末材料100の量を従来よりも確保することができる。つまり、より少ない量の粉末材料100でも粉末層102を形成できるという作用効果を奏する。
なお、上記した実施形態では、接触面その他の面は鉛直面であったが、それには限られない。接触面は、接触した粉末材料100の少なくとも一部を造形領域103の内側に移動させることができればよく、鉛直面である必要はない。例えば接触面は、水平面に対し鋭角または鈍角で傾斜する傾斜面であってもよい。その他、粉敷きガイドの形状には作用効果を奏することができるあらゆる形状が含まれ、上記した形状に限定されるものではない。ただし、鉛直面には、製作において容易かつ安価であるというメリットがある。また、上記した実施形態では、接触面は1つまたは複数の平面から構成されていたが、曲面によって構成されていてもよい。
以上、本発明のいくつかの好適な実施形態について説明した。しかし、上記した実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
例えば、上記した実施形態では、造形槽22の主走査方向Yの長さと供給槽25の主走査方向Yの長さとは同じであり、造形領域103の主走査方向Yの長さだけが供給槽25の主走査方向Yの長さよりも短かった。しかし、造形槽22の主走査方向Yの長さ、供給槽25の主走査方向Yの長さ、造形領域103の主走査方向Yの長さ、さらには、供給槽25における供給領域26A(粉末材料100が実際に供給される領域)の主走査方向Yの長さの大小関係は可能な範囲で任意に設定されてよい。例えば、供給槽25の主走査方向Yの長さは、造形槽22の主走査方向Yの長さよりも大きくてもよい。あるいは、供給領域26Aの主走査方向Yの長さは、供給槽25の主走査方向Yの長さより小さくてもよい。
上記した実施形態では、粉敷きガイド70の内側側面72は造形領域103の境界線上を通り、第2誘導面71Bは供給領域26Aの境界線上を通ったが、それに限定されない。粉敷きガイド70の内側側面72は造形領域103の内側または外側を通ってもよく、第2誘導面71Bは供給領域26Aの内側または外側を通ってもよい。
また、本実施形態では、粉敷きガイド70のほぼ全体がローラ61よりも前方に保持されていたが、粉敷きガイド70とローラ61の位置関係はそれに限られない。粉敷きガイド70とローラ61の位置関係においては、少なくとも粉敷きガイド70の接触面71がローラ61の形成部61Bよりも前方に配置されていればよく、その他の位置関係は任意である。
さらに、上記した実施形態では、ローラ61と粉敷きガイド70とは1つの保持部材62に固定され、1つの副走査方向移動機構30によって同時に移動されたが、それには限定されない。ローラ61と粉敷きガイド70とはそれぞれ別の保持部材によって保持されてもよく、それぞれ別の駆動機構によって移動されてもよい。ただし、ローラ61と粉敷きガイド70とを1つの保持部材に保持させ、その保持部材を1つの駆動機構で移動させる構成は単純確実であり、部品点数、装置サイズ、コストの点で有利である。
上記した実施形態では、材料供給装置は、ローラ61と、副走査方向移動機構30と、供給槽25に係る各部材(供給槽25、供給テーブル26、供給テーブル昇降機構27)とによって構成されていたが、材料供給装置の構成はそのようなものに限られない。例えば、材料供給装置は、供給テーブル26の上方に粉末材料100を貯留する部材を備え、上方から供給テーブル26上に粉末材料100を落下させるように構成されていてもよい。また、粉末材料100を均して粉末層102を形成する「リコータ」は、ローラ61でなくともよく、例えば、スキージなどでもよい。「リコータ」が回転しない場合には、「リコータ」と粉敷きガイドとは一体に形成されていてもよく、また接触していてもよい。さらに、供給槽25と層形成機構60との相対移動においては、どちらがどの方向に移動してもよく、例えば、層形成機構60が移動され供給槽25が不動であってもよい。その他、ここに開示する技術においては、部材同士の移動は全て相対的なものであり、実際に移動される部材は限定されない。
上記した実施形態では、硬化液の吐出位置は、副走査方向移動機構30および主走査方向移動機構50によって調整されたが、いわゆるラインヘッド方式により、いずれか一方だけによってなされてもよい。また、粉末材料100の硬化は硬化液の吐出による方法に限定されず、いかなる方法で実施されてもよい。例えば、レーザーの照射による焼結など公知の様々な技術が適用されてよい。
上記した実施形態に係る三次元造形装置10は、左側粉敷きガイド70Lおよび右側粉敷きガイド70Rの2つの粉敷きガイドを備えていたが、それには限定されない。ここに開示する三次元造形装置は、1つの粉敷きガイドだけを有する形態を排除するものではなく、また、3つ以上の粉敷きガイドを有する形態を排除するものでもない。
10 三次元造形装置
22 造形槽
25 供給槽
26 供給テーブル
26A 供給領域
26L 供給テーブル左端(第2境界線)
27 供給テーブル昇降機構
30 副走査方向移動機構(駆動部材)
61 ローラ(リコータ)
62 保持部材
70 粉敷きガイド
71 接触面
71A 第1誘導面
71B 第2誘導面
100 粉末材料
103 造形領域
103L 造形領域の左側境界線(第1境界線)
110 三次元造形物
174B 第4変形例における第2誘導面(散逸防止面)
T1 ローラの高さ(第1高さ)
T2 粉敷きガイドの高さ(第2高さ)

Claims (10)

  1. 三次元造形物が造形される造形領域を含み、粉末材料を載置可能な造形槽と、
    前記造形槽に前記粉末材料を供給する材料供給装置と、
    前記造形領域内の前記粉末材料を硬化させる硬化装置と、
    を備え、
    前記材料供給装置は、
    前記造形槽と第1方向に並んで配置され、前記粉末材料が載置される供給領域を含む供給テーブルと、
    前記第1方向に直交する第2方向に延び、前記粉末材料を均す形成部を備えたリコータと、
    前記粉末材料と接触する接触面を備えた粉敷きガイドと、
    前記リコータおよび前記粉敷きガイドを前記第1方向に沿って前記供給テーブル上から前記造形槽上まで移動させる移動機構と、
    を備え、
    前記供給領域の前記第2方向の長さは、前記造形領域の前記第2方向の長さよりも長く、
    前記移動機構は、
    前記リコータの移動において、前記形成部の下端が前記供給領域上の前記粉末材料の高さよりも低い第1高さに保たれるように前記リコータを保持し、
    前記粉敷きガイドの移動において、前記接触面の下端が前記供給領域上の前記粉末材料の高さよりも低い第2高さに保たれ、かつ、前記接触面が前記形成部よりも前記第1方向の前方側に位置し、かつ、前記接触面の少なくとも一部が前記第2方向に関して前記造形領域の外側であり前記供給領域の内側である領域上を通るように、前記粉敷きガイドを保持し、
    前記接触面は、前記粉敷きガイドの移動において、前記供給領域において接触した前記粉末材料の少なくとも一部を前記造形領域の内側に移動させるように構成されている、
    三次元造形装置。
  2. 前記接触面は、少なくとも一部が前記第2方向に関して前記造形領域の外側を通るとともに前記第1方向の前方に向いた第1誘導面を備えている、
    請求項1に記載の三次元造形装置。
  3. 前記第1誘導面は、鉛直面である、
    請求項2に記載の三次元造形装置。
  4. 前記第1誘導面は、平面視において、前記第1方向の後方へ向かうにつれて前記造形領域の内側方向に向かうように傾斜している、
    請求項2または3に記載の三次元造形装置。
  5. 前記造形領域は、前記第2方向の境界線である第1境界線を備え、
    前記第1誘導面は、前記第2方向に関して前記造形領域の内側方向の端部である第1端部を備え、
    前記第1端部は、前記粉敷きガイドの移動において、前記第1境界線上を通る、
    請求項2〜4のいずれか一つに記載の三次元造形装置。
  6. 前記接触面は、前記第2方向に関して前記第1誘導面よりも前記造形領域の外側方向に位置するとともに前記第1誘導面よりも前記第1方向の前方に突出し、前記第2方向に関して前記造形領域の内側方向に向いた第2誘導面を備えている、
    請求項2〜5のいずれか一つに記載の三次元造形装置。
  7. 前記供給領域は、前記第2方向の境界線である第2境界線を備え、
    前記第2誘導面は、前記粉敷きガイドの移動において、前記第2境界線上を通る、
    請求項6に記載の三次元造形装置。
  8. 前記第2高さは、前記第1高さと同じ高さである、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の三次元造形装置。
  9. 前記移動機構は、
    前記リコータおよび前記粉敷きガイドを保持する保持部材と、
    前記保持部材を所定の高さを保って前記第1方向に移動させる駆動部材と、
    を備えている、
    請求項1〜8のいずれか一つに記載の三次元造形装置。
  10. 前記材料供給装置は、
    前記供給テーブルが収容される筒状の供給槽と、
    前記供給テーブルを支持し、前記供給槽において前記供給テーブルを昇降させる供給テーブル昇降機構と、
    を備えている、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の三次元造形装置。

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