JP6550233B2 - 手荷物品を管理するための方法及びデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、手荷物品を管理するための方法及びデバイスに関するものである。
生来、手荷物品は、盗まれる危険、外装が壊されてその中身が盗まれる危険、あるいはその所有者の意図に反する方法で操作される危険がある。特に、空港、鉄道の駅及びその類のような公共の場所で、手荷物品が放置されている、あるいは、手から離れている場合に、明らかに、この危険は、特に、高いが、例えば、ホテルの部屋に置かれている場合でも、その危険は存在する。
財布、鞄、あるいはスーツケースのような私物品を盗難から保護することが意図される既知のシステムが存在する。例えば、英国特許出願公開第2375424号は、私物品保護アラームを開示していて、これには、保護対象の私物品の内部には応答装置が装備され、トランシーバがユーザに装着される。このトランシーバは、応答装置へリターン信号を発信することによって、保護対象物が所定の範囲内であるかをチェックし、そのリターン信号が返されない場合にはユーザへ危険を知らせる。
しかしながら、このようなシステムは、一定の環境下での保護に対してしか適していない。特に、これは、保護対象の手荷物品が、その所有者から一定の制限された距離内に存在することが要求される。また、手荷物品が持ち去られない場合、即ち、その決められた範囲には留まっているが、その中身だけが盗まれる場合には、何等、保護が働かない。
このように、本発明の目的は、より広い範囲の環境下で、盗難、及び他の望まれていない操作に対する保護を提供する、上述のタイプの方法及びデバイスを提供することである。
この目的は、少なくとも1つのセンサと、前記センサに接続されているプロセッサと、前記プロセッサに接続されている通信ユニットとを備えるセキュリティデバイスを使用して、手荷物品を管理するための方法によって達成される。この方法は、前記少なくとも1つのセンサによって、手荷物品の状態を監視するステップと、前記プロセッサによって、前記手荷物品の状態の変更を検出し、前記検出された状態の変更に基づいて、通知が発行されるべきであるかを判定するステップと、前記通信ユニットによって、前記通知を管理ユニットへ送信するステップとを備える。
ここで、前記セキュリティデバイスは、複数のモードで動作することができ、前記通知が発行されるべきであるかどうかを判定するステップは、前記セキュリティデバイスの現在のモードに依存して実行することができる。
この方法は、前記通知に応じて、前記管理ユニットによって送信される命令を受信するステップを更に備える。また、前記命令は、前記検出された状態の変更を無視するための命令、アラームを発するための命令、及び前記セキュリティデバイスのモードを変更するための命令の少なくとも1つを含むことができる。
上記の目的は、更に、手荷物品のためのセキュリティデバイスによって達成され、これは、手荷物品の状態を監視するように構成されている少なくとも1つのセンサと、前記センサに接続されているプロセッサであって、前記手荷物品の状態の変更を検出し、前記検出された状態の変更に基づいて、通知が発行されるべきかを判定するように構成されているプロセッサと、前記プロセッサに接続されている通信ユニットであって、前記通知を管理ユニットへ送信するように構成されている通信ユニットとを備える。
明らかなことは、状態の変更の前記検出は、少なくとも1つのセンサからの信号に基づくことができる。
ここで、少なくとも1つのセンサは、例えば、加速度センサ、イメージセンサ、位置判定センサ、赤外線センサのような動き検出センサ、例えば、超音波センサのような距離センサ、及び電源プラグセンサを含むことができる。位置判定センサは、例えば、GPSのような衛星位置決めシステムによって、前記セキュリティデバイスの絶対位置を判定することができる、及び/あるいは、例えば、地面との相対的な相対位置、あるいは、ユーザである、前記管理ユニットを持ち運ぶ人との相対的な相対位置を判定することができる。
他のセンサ、例えば、振動センサ、光センサ、空圧センサ、張力センサ、湿度センサ、温度センサ等も想定することができる。更なる例の1つには、スタンバイ電流センサの形式で、カバー、ジッパー、留め金あるいはロックあるいはその類のような物品の解除あるいは取り外しを検出するセンサがあり、このスタンバイ電流センサにおいては、物品が開封されるあるいは取り外される場合に電子回路が遮断される。
もちろん、任氏の信号センサ、あるいは複数のセンサの任意の組み合わせを、セキュリティデバイスで使用することができる。
セキュリティデバイスの通信ユニットは、無線通信デバイス、即ち、任意の無線通信プロトコルに従う、特に、GSM、UMTS、LTEのようなセルラー通信規格、及び/あるいはWLAN及びブルートゥースの少なくとも一方のような任意の他の無線規格に従う、送信機あるいは送受信機を備えることができる。この通信デバイスは、前記通知を前記管理ユニットへ送信するために前記通信ユニットによって使用することができる。また、前記通信デバイスは、位置判定センサとしても使用することができ、例えば、セルラー送受信機(トランシーバ)は、PLMN(公衆地上移動ネットワーク)のあるセルの位置を判定するために使用することができる。別の例として、ブルートゥース送受信機は、例えば、接続の損失、あるいは所定閾値を越える信号強度の変化を検出することによって、ユーザである管理ユニットを持ち運ぶ人との距離を判定するために使用することもできる。
上述の目的は、更に、上述のセキュリティデバイスを備える手荷物品によって達成される。
更に、上述の目的は、手荷物品を管理するための管理ユニットによって達成され、これは、手荷物品に備わるセキュリティデバイスとの通信リンクを確立し、前記セキュリティデバイスから通知を受信し、前記通知を評価し、前記通知に応じて前記セキュリティデバイスに対する命令を生成し、前記命令を前記セキュリティデバイスへ送信するように構成されている。
前記評価を実行するために、前記管理ユニットは、例えば、プロセッサの形式で、決定ロジックを備えることができ、このプロセッサは、DSPのような特定用途プロセッサあるいはその類、あるいは通常のCPUのような汎用プロセッサあるいはその類とすることができ、そして、プロセッサにロードされるプログラムに従って動作することができる。一方で、管理ユニットは、ソフトウェアモジュールとして完全に実装することができ、このソフトウェアモジュールは、例えば、上述のようなプロセッサの1つ以上のプロセッサ上で動作することができる。このような場合、決定ロジックは、前記評価を実行するように構成されているソフトウェア構成である。
一例では、管理ユニットは、移動通信デバイス、特に、移動電話によって構成することができる、あるいは移動通信デバイス、特に、移動電話に構成することができる。
従って、管理ユニットは、セキュリティデバイスに関して説明されるものと同様な無線通信デバイスを備えることができる。
どのような場合でも、セキュリティデバイスと管理ユニットの少なくとも一方は、特に、上述の方法に従って動作するように構成することができる。
上述の目的は、手荷物品のためのセキュリティシステムによって達成され、これは、手荷物品と関連付けられるように構成されている手荷物ユニットと、リモートユニットとを備え、前記手荷物ユニットと前記リモートユニットはそれぞれ、互いに通信リンクを確立するように構成されている通信ユニットとを備える。前記手荷物ユニットは、更に、前記関連付けられている手荷物品の状態を監視するように構成されている少なくとも1つのセンサと、前記センサに接続されているプロセッサを備え、プロセッサは、前記手荷物品の前記状態の変更を検出し、検出される前記状態の変更に基づいて、通知が発行されるべきであるかを判定するように構成されている。前記通信ユニットは、前記プロセッサに接続され、及び、前記通知を前記管理ユニットへ送信するように構成されている。
このようなセキュリティシステムでは、前記手荷物ユニットは、上述のセキュリティデバイスを備えることができる、あるいは、上述のセキュリティデバイスによって構成されることができる、及び/あるいは、前記リモートユニットは、上述の管理ユニットを備えることができる、あるいは、上述の管理ユニットによって構成される。
更にまた、上記の目的は、プロセッサによって実行される場合に、上述の方法を実行すること実現することができるコンピュータプログラムによって達成される。前記コンピュータプログラムは、更に、任意の適切な媒体によって搬送することができ、これには、例えば、ハードディスク、RAM、ROM、フラッシュメモリあるいはその類のような半導体メモリ、CD−ROMあるいはDVDのような光学記憶デバイスのような、任意の記憶ユニットがある。このような媒体は、例えば、当業者によって知られる変調方法を使用して、前記コンピュータプログラムを搬送する電磁気信号あるいは光信号とすることもできる。
本発明の更なる特徴及び効果は、添付の図面で非限定的な例で示される、排他的ではない、特定の実施形態の詳細説明からより明らかとなろう。
手荷物品を管理するための方法のフローチャートである。 手荷物品を管理するための方法のフローチャートである。 セキュリティデバイスと管理ユニットを備える、手荷物品用のセキュリティシステムの図である。 手荷物品用のセキュリティシステムの実施形態の図である。 手荷物品を管理するための方法における決定プロセスのフローチャートである。
以下では、詳細な実施形態を、上述の発明を説明するために記載する。
図面を参照すると、図1は、手荷物品を管理するための方法のフローチャートを示している。この方法は、少なくとも1つのセンサ、そのセンサに接続されるプロセッサ、及びそのプロセッサに接続される通信ユニットを備えるセキュリティデバイスによって実行することができる。
スタートの後、ステップS101で、少なくとも1つのセンサによって、管理対象の手荷物品の状態が監視される。
監視用のセンサには様々なものが想定でき、例えば、加速度センサ(群)、イメージセンサ(群)、位置判定センサ(群)、例えば、赤外線センサのような動き検出センサ(群)、例えば、超音波センサ(群)のような距離センサ(群)、及び電源プラグセンサがある。もちろん、状態監視に対して有用となり得る任意のタイプのセンサを想定でき、これには、例えば、振動センサ(群)、光センサ(群)、空圧センサ(群)、張力センサ(群)、湿度センサ(群)、温度センサ(群)等がある。更なる例の1つには、例えば、スタンバイ電流センサの形態で、カバー、ジッパー、締め具あるいはロック、あるいは、その類のような物の開封あるいは除去を検出するセンサがあり、これは、その物が開封されるあるいは取り去られると電子回路が遮断される。その中では、任意の信号センサあるいはセンサ群の組み合わせを使用することができる。
ステップS102で、プロセッサによって、センサから受信されるデータ、測定値あるいは他の信号に基づいて、管理対象の手荷物品の状態の変更が検出される。
例えば、加速度センサが採用されている場合、手荷物品の状態の変化は、所定の閾値を超える加速度値によって表される動きを加速度センサが検出する場合に検出することができる。この動きは、本来の場所から離れる動きであり、これには、例えば、持ち上げることによるもの、及び/あるいは、水平移動によるもの、及び/あるいは、傾ける、揺れる、振動あるいは同様の動きのような手荷物品の位置移動によるものがある。これによって、盗難あるいは侵入の試みを検出することができる。
同様な方法で、イメージセンサあるいは赤外線センサからの信号が変化する場合、例えば、以前に存在していなかった物体がイメージセンサによって検出される場合に、状態の変化を検出することができる。このことは、イメージセンサが手荷物品の内部に存在し、かつ、例えば、誰かが手荷物品を開けることによって「暗い状態」から「明るい状態」への遷移にさらされる場合、あるいは、イメージセンサが外部から手荷物品を監視していて、手荷物品に向かう物体の移動が、おそらく人であるが、検出される場合であっても良い。
動き検出の別の手段は、例えば、GPSのような衛星位置決めシステム、あるいは、PLMN(公衆地上移動ネットワーク)のセルによって提供される位置情報を使用する、位置検知センサによって提供されても良い。これによって、そのような動きを検出することができる、あるいは、手荷物品が一定の所定の地理エリアを離れる場合を検出することができる。
同様の方法で、近接場通信センサのような近接センサを採用することができ、これによって、手荷物品が、管理ユニットあるいはその類のような所定の場所から所定の距離、離れている場合を検出することができる。このような検出は、例えば、ブルトゥーストランシーバを使用することによっても達成することができる。
どのような場合でも、例えば、管理ユニットを持ち運ぶ人とユーザとの相対的な相対位置を判定することができる。
例えば、地面に対する、固定物あるいは施設との相対的な位置を判定することも想定できる。この判定は、イメージセンサあるいは赤外線センサの類、超音波センサの類のようなセンサに従って接待することができる。
また、電源プラグセンサを採用することができ、ここでは、セキュリティデバイスあるいは手荷物品に接続されている電源プラグが取り外される場合に検出することができる。
もちろん、同一のタイプあるいは異なるタイプの複数のセンサを、1つセキュリティデバイスに組み合わせることができる。また、状態変化を検出するために、より多くの様々な他のセンサのタイプを採用することができる。
ステップS103で、検出される状態変化に基づいて、プロセッサは、通知を発行すべきかどうか、即ち、アラームを発するような、いくつかの種類の動作(アクション)を要求する条件が存在しているかどうかを判定する。この判定は、例えば、ルックアップテーブルを使用することによって、検出された状態変化のタイプ及び頻度の少なくとも一方と、当業者には周知の閾値あるいは他の測定値との比較に基づいて実行することができる。
例えば、加速度センサによって検出される加速度、あるいは近接センサあるいは位置検出センサによって検出される所定位置が、一定の閾値を超える場合、通知を発行すべきであると判定することができる。
この判定のステップでは、加速度センサによって加速度が検出され、同時に、あるいはそれに続いて、位置の変化あるいは距離の増加が検出される場合には、複数のセンサ信号を一緒に評価して、通知が発行されるべきであることを判定することができる。複数のセンサを評価することによって、誤アラームを削減することができる。
ステップS103で、検出される状態変化が通知されるべきでないと判定される場合、この方法はステップS101に戻り、手荷物品の状態の監視を再開する。一方、検出された状態変化が通知されるべきであると判定される場合、この方法は、ステップS104へ進み、そこで、通知が管理ユニットへ送信される。この送信は、セキュリティデバイスの通信ユニットによって達成することができる。この通知は、検出された状態変更、及び/あるいは通知を生じさせる特定のセンサ信号(群)を含むことができ、及び/あるいは、それらのセンサ信号(群)の記述あるいはそれらのセンサ信号(群)から導出される任意の他の値を含むことができる。
以下の図2に関する詳細説明で説明されるように、管理ユニットは、通知を受信し、また、その通知を潜在的に更に処理することができる任意のデバイスあるいは機構とすることができる。
一実施形態では、ステップS105で、状態変更に対してどのように反応するかの命令を、管理ユニットからセキュリティデバイスへ送信し、そのセキュリティデバイスによって受信することができる。
この命令に基づいて、セキュリティデバイスは、更なる動作(アクション)、例えば、アラームを発することを実行することができる。このアラームは、大きな音を出すこと、光あるいはその類を点滅することによるものがあり、これによって、付近の人に警戒させ、不審者に、監視している手荷物品を手放させるあるいは置いていかせることができる。これらの動作は、管理ユニットに送信することができる更なる情報を収集することを含めることができる。これには、例えば、管理している手荷物品の周辺の写真を撮ること、あるいは動画を撮ること、及び/あるいは録音すること、あるいは、その手荷物品の位置の追跡を記録することがある。
1つの特定の実施形態では、上述の方法のフローは、現在のモードに依存することができる。これは、管理方法、特に、管理ステップS101及び判定ステップS103の少なくとも一方が、一定の管理(監視)状況を反映する特定の設定に基づいて異なって動作することができることを意味する。このような状況は、管理されている手荷物品がその所有者の付近にあるかどうかによって、そうでなければ、セキュアなエリア内にあるかどうかによって特徴付けることができ、また、特に、一般的には、様々な状況で、特定のエリア等でどのセキュリティレベルが与えられるかで、異なる測定値あるいは管理のレベルを要求し、及び/あるいはセンサ信号を評価する様々な方法を要求する場合がある。これによって、専用のセンサ、及び/あるいは評価ルールを、特定の使用事例状況に対して専用のインテリジェントなソリューションに結び付けることを介して、その状況を反映するモードシステムが作成される。このモードシステムは、セキュリティデバイスあるいは管理ユニットによって、あるいはそれらの両方を協働させることによって、制御される。位置、位置の変更のような一定の基準に基づいて、あるいは、例えば、評価ルール、閾値あるいはその類を使用することによるセンサ入力に基づいて、あるいは、ユーザである所有者との手動での対話によるセンサ入力に基づいて、モードを選択することができる。
管理ユニットは、セキュリティデバイス(手荷物品に搭載される)に向けて、選択されたモードを送信し、スーツケースがセンサを介して危険な状況を検出すると通知を取得することができる。選択的には、セキュリティデバイスは、上述の基準に基づいて自律的にモードを選択することができる。別のモードへの自動切替あるいは遷移は、いわゆる、ブリッジを介して実現可能である、このブリッジも、上述の基準に基づくことができ、更には、現在のモードを考慮することができる。即ち、同様の環境下(位置、センサ、入力、....)では、異なる遷移が異なるモードから開始する場合に選択することができる。
明らかなことは、モード間の遷移は、管理ユニットによって検出することもでき、潜在的には、ユーザあるいは所有者との対話に基づいてでさえも検出することができる。このような方法は、自動遷移と組み合わされても組み合わされてなくても良い、例えば、いくつかの場合(ここでも、上述の基準のような環境に依存して)では、セキュリティデバイスは、遷移自身を決定し、かつ、出来事を報告することによって管理ユニットからの決定を要求することができる、あるいは管理ユニットから単に命令を受信することができる。
アクティブなセンサ、評価ルール及び取るべき動作の一定の組み合わせ(例えば、論理的な組み合わせあるいは接続)あるいは選択によって、一般的には、モードを特徴付けることができる。これは、一定のモードでは、利用可能なセンサ群のサブセットだけをアクティブ、即ち、管理する場合があることを意味する。評価ルールは、例えば、センサ信号用の閾値を含むことができ、あるいは、評価ルールは、「センサAからの信号が閾値Xを超え、また、センサBからの信号がYとZの間にある場合」というような形式での、センサ信号の組み合わせに基づくことができる。また、一定の条件に合致する場合、例えば、閾値を超えるあるいは評価ルールに合致する場合に取るべき動作は、例えば、アラームを発する、あるいは所有者あるいは管理ユニットに通知するかどうかのようなモードに依存することができる。
例えば、人が管理対象の手荷物品を運んでいる、あるいはその手荷物品がその人の近所にある場合、鞄とその所有者との相対位置が管理され、かつ評価されるモードを選択することができ、そして、特に、両者の間の距離が一定の閾値を超える場合に、特に、アラームを発することができる。
別の状況では、所有者は、例えば、飛行機で旅行する場合に、手荷物品を他人に手渡さなければならない場合がある。このような場合に、鞄と所有者との間の距離が大きくなる一方で、航空会社の職員が対応するための一定のセキュリティのレベルが与えられる。それでもなお、鞄の盗難及び開封の少なくとも一方が防止されるべきであり、そうすることで、所有者との相対位置が管理されないモードを選択することができ、あるいは距離閾値を実質的に増やすることができるが、例えば、鞄の中のイメージセンサは鞄が開けられる場合を検出するために起動されている。この場合において、取るべき動作が異なっていても良い。警備員のような権限保持者によって手荷物品が開けられる場合に対して誤アラームを与えないために、アラームが直ちに発することはないが、所有者には開封が通知され、その通知が実際のアラーム状況であるかどうかを決定することができることを予見させることができる。そのため、イメージセンサによって取得される画像あるいはビデオストリームは、評価のために所有者の管理ユニットに送信することができる。
また、手荷物品が、例えば、ホテルの部屋あるいはその類のような所有者の見えない所に置かれる場合、更なるモードを選択することができる。このモードでは、鞄が置かれた位置からその鞄が取り除かれることを検出するために、絶対位置を管理することができる。選択的には、あるいは、これに加えて、手荷物品の任意の移動、上方、横、斜め等を検出しても良い。これは、そのことは、盗難の試みを示している場合があるからである。もちろん、更に、イメージセンサが、上述の例のように起動されている場合も想定することができる。
特定の要求あるいは環境に依存して、様々な更なるモード、あるいは上述のモードの変形を想定することができる。
このモードは、方法フロー中の任意の時間、特に、監視ステップS101が開始する前の開始の時間に設定することができる。モードの設定は、セキュリティデバイス自身とのユーザ対話によって、あるいは管理ユニットによる命令を送信することによって達成することができる。通常は、ユーザが管理ユニットのユーザインタフェースで一定のモードを選択しておくと、それがセキュリティデバイスへ送信され、ユーザは、特定の要件あるいは状況に対してモードを定義することができる、あるいは特定の要件あるいは状況に対してモードを適応させることができる。
また、複数のモード間に関連性が存在していても良い。即ち、複数のモード間の遷移が、一定の所定の状況の発生に応じて、モードが所定の方法で変更できるように定義されていても良い。所定の状況は、一定のセンサイベントに関して定義することができ、これには、管理ユニットの移動、位置、近接性の検出の類、あるいは、状況に依存し、かつ潜在的には、直前のモードにも依存するモードの選択を導くような類がある。
上述のように、S101での監視、即ち、特に、監視のために使用されるセンサ(群)、但し、S103での決定でも、選択されるモードに依存させることができる。これによって、センサ信号は、例えば、モード依存閾値、センサ信号群あるいはその類の統合評価を適用することによって、選択されるモードに依存して様々に解釈あるいは評価することができる。
管理ユニットから受信される命令は、モードの変更を含むことができる。選択的には、あるいは、これに加えて、判定ステップS103が状態変更が通知されることを必要であるという結果を導いている場合に、セキュリティデバイス自身がモードを変更することを想定することができる。これは、例えば、別の管理のモードへの切替とすることができる、あるいは、例えば、センサ検出を停止することによって監視が保留されるモードへの切替とすることができる。
図2は、手荷物品を管理するための方法のフローチャートを示している。この方法は、手荷物品を監視しているセキュリティデバイスとの通信リンクを確立することができる通信ユニットと、その通信ユニットに接続されているプロセッサとを備える管理ユニットによって実行することができ、また、図1に記載される方法と合わせて実行することができる。
管理ユニットは、管理する手荷物品の状態を監視するセキュリティデバイスからの通知を受信し、潜在的には、更に、処理することができる、任意のデバイスあるいは機構とすることができる。一例では、管理ユニットは、通信デバイス、特に、移動通信デバイスとすることができ、これには、移動電話、特に、スマートフォン、ポータブルコンピュータ等がある、あるいは、電話、ファックス装置等の任意の他の通信デバイスとすることができる。このような場合、ソフトウェアアプリケーションが、管理ユニットとセキュリティデバイスとの間の通信を制御するデバイス上に記憶され実行される。別の例では、管理ユニットは、任意のタイプの公共あるいは個人警備サービスとすることができる。いずれの場合でも、通知は、どのように反応するかを決定することができる各ユーザに表示することができる。
オプションのステップS201で、管理モードを設定して、それに従う命令を管理される手荷物品を監視するセキュリティデバイスに送信することができる。モードの設定は、例えば、ディスプレイ上のグラフィイカルユーザインタフェース(GUI)を使用することによって、例えば、管理ユニットのユーザインタフェースモジュールを使用するユーザとの対話に基づいて、あるいは管理ユニットとセキュリティデバイスとの間の位置、距離の類の状態パラメータに基づく自動判定に基づいて、発生しても良い。
このようなモードの設定が実行される場合、これは、図1の方法のフロー中の任意の時間に実行することができるが、特に、開始時、即ち、管理される手荷物品の状態の監視を開始する前に実行することができる。以下のステップS202からS206は、通常は、図1のステップS104とステップS105との間に実行される。
ステップS202では、管理される手荷物品の状態が変化していることの通知を、例えば、手荷物品に関連付けられているセキュリティデバイスから受信する。この通知は、例えば、図1に関して説明される通知であっても良い。
この通知に含まれる情報に基づいて、ステップS203で、管理ユニットは、オプションとして、検出された状況を処理するためのユーザ入力が必要であるかどうかを判定することができ、必要である場合、管理ユニットのユーザからの入力を取得することができる。これは、例えば、ディスプレイ上のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)、及び/あるいは他の光学インタフェース、及び/あるいは音響インタフェースを使用することによる、管理ユニットのユーザインタフェースモジュールによって実行することができる。こうして、ユーザは、提示される情報に基づいて、通知をどのように取り扱うかを決定することができる。
どのような場合でも、例えば、雑音、光あるいは振動を発することによって、あるいは、ユーザの注意を引き付けることができる任意の他の手段によって、ユーザは、通知についての案内を受けることができる。
通知、及び/あるいはユーザ対話に含まれる情報に基づいて、ステップS205で、命令が生成され、そして、ステップS206で、セキュリティデバイスへ送信される。
このような命令は、通知に対してどのように反応するかの最終判定を行うために、セキュリティデバイスによってアラームを発すること、及び/あるいは、例えば、セキュリティデバイスに、管理される手荷物品の周辺の写真、ビデオ、及び/あるいは、音声記録を取ること、あるいは、上述の自身の位置の追跡を記録することを命令することによって、更なる情報を収集することを含むことができる。
音声呼あるいはビデオ呼が管理ユニットとセキュリティデバイスとの間で確立されることが行われても良く、この場合、ユーザ、例えば、手荷物品の所有者は、潜在的な不正侵入者と通信することができる。
また、このような命令は、例えば、管理ユニットが実際のアラーム状況が存在しないと判定する場合には、アラームを無視するためのコマンドを含むことができる。
管理ユニットがセキュリティデバイスから受信する任意の情報は、自動的に評価され、及び/あるいは、通知をどのように取り扱うかをユーザに決定されるために管理ユニットのユーザに表示することができる。
例えば、命令が上述のような更なる情報を収集することを含んでいる場合、ステップS207で、オプションで、追加の情報が受信され、それに基づいて、基本的にはステップS203からステップS206あるいはそのサブセットを繰り返すことができる。例えば、追加の情報は、自動的に評価され、あるいは、この情報に基づいて、管理ユニットのユーザに提示され、ユーザは、その状況をどのように取り扱うかを決定することができ、そのような決定は、以下に説明するように自動的に行うこともできる。そして、これに従い、命令を生成して、セキュリティデバイスに送信することができる。
セキュリティデバイスからの通知を受信すると、管理ユニットは、セキュリティデバイスの現在のモードが通知され、このモードを考慮して受信した情報を評価し、及び/あるいはそれに従って管理ユニットのユーザへ通知することができる。その結果、セキュリティデバイスへ送信される命令は、モードの変更を含むことができ、これは、再度、ユーザから開始することができる、あるいは、受信した情報の自動評価に基づくことができる。
明らかなことは、管理ユニット側の任意の判定は、セキュリティデバイスから受信される通知に基づいて、特に、それに含まれる情報に基づいて発生する場合があり、この情報には、通知を生じさせた特定のセンサ信号(群)についての情報の類がある。
自動評価は、閾値比較のような一般的な既知の測定方法、ルールに基づく評価、分類アルゴリズムあるいはその類によって達成することができる。ユーザに提示される情報は、受信した通知に含まれる情報を表示する形式、潜在的には、要約された及び/あるいは事前処理された形式とすることができる。これは、セキュリティデバイスから受信される「ロー(生)」情報は、人間のユーザによってより容易に理解される形式にさせることができる、及び/あるいは、通知された出来事がどの程度深刻であるかの指示を追加することができることを意味する。この情報は、表示手段、スピーカあるいはその類によってユーザに提示することができる。どのような場合でも、ユーザは、警告信号、例えば、光信号、音響信号、あるいは振動信号によって警告を受けることができる。
もちろん、管理ユニットのユーザは、通知を受信していない場合でさえも、セキュリティデバイスから状態情報を積極的にリクエストすることも想定することができる。
図3は、手荷物品に対するセキュリティシステムの概要図を示していて、このシステムは、セキュリティデバイス200と、上述の方法を実行するために使用することができる管理ユニット300を備えている。
セキュリティデバイス200は、プロセッサ200を備え、これには、センサ装置210、通信ユニット230、メモリ250、アラームユニット260及びオプションのモード制御ユニット240が接続されている。
センサ装置210は、1つあるいは複数のセンサを備えることができ、例えば、加速度センサ(群)、イメージセンサ(群)、位置判定センサ(群)、赤外線センサ(群)、電源プラグセンサ(群)、あるいは上述の任意のセンサ群がある。ここでも、任意の単一のセンサあるいは複数のセンサの任意の組み合わせを、セキュリティデバイスで使用することができる。
位置判定センサは、例えば、GPSのような衛星位置決めシステムによって、セキュリティデバイスの絶対位置を判定することができる、及び/あるいは、例えば、地上とのあるいは、ユーザ、つまり、管理ユニットを持ち運ぶ人間との相対的な相対位置を判定することができる。センサ装置10は、更に、潜在的な不正開封を検出するために、手荷物品のロック状態を検出するセンサを含むことができる。また、センサ装置210は、RFIDユニットを含むことができ、これは、近隣の電子機器と情報を交換するために使用することができ、この電子機器には、例えば、空港内の手荷物品搬送システムがある。そして、このような情報は、管理ユニット300に送信され、そして、現在の処理状態をユーザに通知するために使用することができる。
センサ装置210によって、管理対象の手荷物品の状態は、上述の方法で監視することができる。
プロセッサ220は、DSPのような特定用途プロセッサあるいはその類、あるいは通常のCPUのような汎用プロセッサあるいはその類とすることができる、あるいは、任意のそのようなプロセッサ群の1つ以上を備えることができる、そして、プロセッサにロードされるプログラムに従って動作することができる。このようなプログラムは、メモリ250に記憶され、これには、任意の記憶ユニットを含むことができる。この記憶ユニットは、例えば、ハードディスク、CD−ROMあるいはDVDのような光磁気ディスク、あるいは、好ましくは、RAM、ROM、フラッシュメモリのような半導体メモリあるいはその類がある。
プロセッサ220によって、センサ装置210からのセンサデータは評価され、そうすることで、状態変更が検出される場合があり、それに基づいて、通知を発行すべきかどうかを決定することができる。この評価は、上述のような現在のモードに従ってプロセッサの動作を制御するオプションのモード制御ユニット240の情報あるいは状態に依存することができる。もちろん、モード制御ユニット240は、コンピュータプログラムによって表現され、これはメモリ250に記憶して、そして、プロセッサ220によって実行することもできることが想定できる。
セキュリティデバイス200の通信ユニット230は、無線通信デバイスを含むことができ、これには、特に、セルラー送信機と送受信機、及び/あるいはWLAN送信機と送受信機、及び/あるいはブルートゥース送信機と送受信機がある。この通信デバイスは、そのような通知を管理ユニット300へ送信するために通信ユニットによって使用することができる。また、通信デバイスは、位置判定センサとして使用することもでき、例えば、セルラー送受信機は、PLMN(公衆地上移動ネットワーク)の一定のセルの位置を判定するために使用することができる。別の例として、ブルートゥース送受信機は、例えば、接続の損失、あるいは所定の閾値を越える信号強度の変化を検出することによって、ユーザ、つまり、管理ユニットを持ち運ぶ人間との距離を判定するために使用することができる。同様の方法で、WLAN送受信機を、接続の損失、あるいは所定の閾値を越える信号強度の変化を検出することによって、一定のエリアからの離脱を検出するために使用することができる。
通信ユニット230は、例えば、WLAN、PLMN、あるいは任意の通信ネットワークを介して、任意のタイプの利用可能な接続を使用して、管理ユニット300との通信リンクを提供する役割を果たし、そして、上述の通知を管理ユニット300へ送信し、そして、管理ユニット300から命令を受信するために使用される。
このような受信した命令は、検出された状態変更に対する適切な反応を判定するために、再度、プロセッサ220によって評価することができる。例えば、アラームユニット260を使用して、大きな音を発することによって、光あるいはその類を発することによって、アラームを発行することができる。従って、アラームユニット260は、スピーカを備えるあるいはスピーカに接続することができ、これは、管理ユニット300との音声通信のためにも使用することができる。
別の例として、受信した命令に依存して、管理ユニットに提供する更なる情報を収集することができる。これは、センサ装置210を使用して、例えば、GPSデータを取得することによって、カメラあるいはマイクロフォン等を使用することによって、実行することができる。このような情報の取得は、管理ユニット300のユーザによって直接、即ち、セキュリティデバイス200からの通知を受信することなく、トリガすることができることも想定することができる。
また、状態変更が検出される(例えば、図1のステップS102に続いて)とすぐに、このような情報をセキュリティデバイス200によって自動的に収集することができることも想定することができる。これは、通知を送信するべきかどうか、及び/あるいは証拠、例えば、潜在的な窃盗犯あるいは侵入者の画像、盗難の場合の追跡用の位置情報等を確保するべきかどうかの、セキュリティデバイス200での決定プロセスのために使用することができる。
セキュリティデバイス200は、鞄、スーツケースあるいは財布のような手荷物品に搭載することができる、あるいは、様々な品目についても、柔軟な方法で取り外し可能にし、使用可能にすることができる。特に、後者の場合、セキュリティデバイス200は、好ましくは、プラスチック箱のような小型収納、あるいは「クレジットカード」フォームファクタでさえにも収納することができる。セキュリティデバイス200は、例えば、ロックによって、特に、アラームを発することなく取り外すことができない方法で、手荷物品に柔軟に取り付けることができる。
管理ユニット300は、通信ユニット310を備え、これは、一般的には、セキュリティデバイス200の通信ユニット230と同様である、即ち、通信ユニット300には、無線通信デバイス、特に、セルラー送信機と送受信機、及び/あるいはWLAN送信機と送受信機、及び/あるいはブルートゥース送信機と送受信機が含まれ、セキュリティデバイス200から通知を受信し、セキュリティデバイス200からへ命令を送信するために、セキュリティデバイス200との通信リンクを確立するように構成されている。
通信ユニット310はプロセッサ320に接続されていて、プロセッサ320は、メモリ330に接続されている。ここでも、プロセッサ320は、DSPのような特定用途プロセッサあるいはその類とすることができ、あるいは、一般的なCPUのような汎用プロセッサあるいはその類とすることができる。あるいは、プロセッサ320は、このようなプロセッサの任意のものを複数備えることができ、また、プロセッサにロードされるプログラムに従って動作することができる。このプログラムはメモリ330に記憶することができ、メモリ330は、ハードディスクのような記憶ユニット、CR−ROMあるいはDVDのような光記憶装置、あるいは、好ましくは、RAM、ROM、フラッシュメモリのような半導体メモリあるいはその類を含むことができる。
プロセッサ320によって、通信ユニット310を介してセキュリティデバイス200から受信される情報は、例えば、図2で上述した方法で評価される。
評価の過程で、任意の種類のユーザ対話が必要であると判定される場合、そのような対話がUIモジュール340を介して達成することができる。UIモジュール340は、ディスプレイのような出力手段及び警告灯のような他の光学出力手段の少なくとも一方と、スピーカ、振動アクチュエータ(群)あるいはその類を備えるあるいは接続することができ、更には、UIモジュール340は、マイクロフォン、キーボードあるいはキーパッド、タッチスクリーン及びその類のような入力手段を備えるあるいは接続することができる。
評価結果に基づいて、警告あるいはアラームを、例えば、点滅光、警告音、振動あるいはその類を発することによってユーザに与えることができ、及び/あるいは、検出されたイベントに関する情報をユーザに提示することができる。オプションとしては、イベントをどのように処理するかについてのユーザからの入力を要求するあるいは受け付けることができる。
次に、評価結果、及び、潜在的なユーザ入力の少なくも一方に基づいて、セキュリティデバイス200への命令を、プロセッサ320を使用して生成し、通信ユニット310を介して送信することができる。
管理ユニット300は、移動通信デバイスに搭載する、あるいは移動通信デバイスによって構築することができる。この移動デバイスには、特に、移動電話、ラップトップ、タブレット及びその類のような移動コンピュータがある。これによって、容易に持ち運びができ、ユーザ、例えば、管理される手荷物品の所有者と対話することができる。選択的には、あるいは、これに加えて、管理ユニット300は、顧客の管理を実行するサービスセンタに組み込むことができる。どのような場合でも、管理ユニット300は、例えば、コンピュータプログラムあるいはスマートフォンアプリケーションの形式で、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方で実現することができる。
管理ユニット300がサービスセンタに組み込まれる場合は、この管理ユニット300は、管理される手荷物品が近所にある場合にセキュリティデバイス200のユーザを管理するためにも使用することができる。これによって、ユーザの健康状態を、カメラのような適切なセンサによって検出して、必要であれば、救護を呼ぶことができる。この目的を達成するためには、専用センサが、更に、提供され得るであろうし、これには、例えば、血圧センサ、心拍センサあるいはその類がある。
また、所定時間の経過後に、管理ユニット300からの応答が受信されない場合、セキュリティデバイス200によって様々な動作をトリガすることができる。この目的を達成するために、1つ以上のタイマを、セキュリティデバイス200に実装することができ、これは、状態変更の検出(例えば、以下のあるいはステップS102で)に応じて、あるいは、通知が管理ユニット300に送信される場合(例えば、以下のあるいはステップS104で)に、開始される。こうして、管理ユニット300からの命令である応答を受信することなく一定の時間後には、それに従うタイマが経過すると、更なる動作がセキュリティデバイス200によってトリガされる。例えば、アラーム(例えば、音響音)を自動的に与えることができ、及び/あるいは、通知が送信された最初の場所で移動デバイスのユーザの反応がなかった場合には、その通知を更なる外部の緊急センタへ転送することができる。このような緊急センタは、本明細書で記載されるような管理ユニットの役割を果たすことができるが、特別な場合には、二段階構成である。
図4を用いて、セキュリティシステムの詳細を説明する。
ここでは、管理ユニットは、移動電話403の形式で示されていて、これは、例えば、移動電話403のメモリにロードされるアプリケーションによって、上述の管理ユニットの機能を実行することができる。
これとは別に、上述のようなセキュリティデバイスに対する制御構成の実施形態を表す論理構成が示されている。この論理構成は、いくつかの論理モジュールと、それらの論理モジュール間のインタフェースと、それらの論理モジュールと移動電話403とのインタフェースを備えている。このような論理構成は、例えば、1つ以上のプロセッサによって実行されるソフトウェアの形式で実現することができ、潜在的には、外部デバイスとの入力/出力、通信のような更なるユニットを採用している。
制御構成は、モードモジュール401を備えていて、これには、いくつかのセンサモード402a、402bが定義されている。そして、これらは、モードとしてパックにされた異なるセンサシステムの論理的な組み合わせとして見なすことができる。モードモジュール401は、図3で説明されるモード制御ユニット240として機能するブリッジモジュール405とのインタフェースI7を有している。例えば、インタフェースI7を介して、センサモードは、ブリッジモジュール405によって選択することができる。このモード選択は、例えば、インタフェースI5を介して外部入力モジュール404から受信される外部パラメータによって影響を受ける場合があり、これは、環境パラメータ及び電子機器、例えば、近隣にあるWLANアクセスポイントの存在を検出する。ブリッジモジュール405は、警告状態モジュール406の一部であり、こうして、モード選択は、現在の警告状態に基づくこともできる。
一方で、インタフェースI1を介して移動電話403からの手動モード選択を実現可能である。
警告状態モジュール406は、インタフェースI3を介してモードモジュール401からの入力を受信して、警告あるいはアラームを発するべきかどうかを判定するために、受信したセンサ信号を評価することができる。その判定の結果に依存して、警告状態モジュール406は、古い状態に戻ること、即ち、監視を継続することをインタフェースI8を介してモードモジュール401へ指示することができる、あるいは、新規の状態へ切り替えること、例えば、監視を停止すること、及び/あるいはセンサモードを変更することをインタフェースI9を介してモードモジュール401へ指示することができる。
判定が警告となる場合、警告状態モジュール406は、上述のように、そのことをインタフェースI2を介して、移動電話403へ通知することができる。また、警告状態モジュールは、警告を処理するための動作を実行することをインタフェースI4を介してアラームモジュール407へ指示することができる。これを達成するために、アラームモジュール407は、(論理)動作パッケージ408a、408bを備え、これらは、動作に従って開始する。これには、例えば、光、音等によるアラームを発するものとすることができ、及び/または、カメラ信号あるいは音声通信を送信することができるインタフェースI10を介して、移動電話403との接続を確立することができる。
また、警告状態モジュール406は、インタフェースI6を介してアラームモジュール407から更なる情報を取得することができる。これによって、一定の動作パッケージを起動することができ、これは、カメラ、位置データ及びその類のような警告の決定のために有用である。
もちろん、インタフェースI10を介して移動電話403からトリガする手動動作が開始されることも想定することができる。
加えて、例えば、管理サービスセンタにおける外部アラーム処理とのインタフェースI11が存在していても良い。インタフェースI11を介することで、例えば、カメラ管理モジュール409とのアクセスを与えることができ、これは、警告状態が警告状態モジュール406によって一旦判定されると、カメラ記録及び音声記録の少なくとも一方を自動的に開始することができる。
手荷物品を管理するための方法における決定プロセスを示すフローチャートが図5に示される。このような決定プロセスは、例えば、図1で説明される方法の過程で実行することができる、及び/あるいは、警告状態モジュール406で実行することができる。
例えば、センサ信号による警告の検出後、ステップS501で、決定をサポートするための更なる情報が以下のステップで収集される。
ステップS502で、例えば、モードモジュール401あるいはブリッジモジュール405から、モード情報が取得される。次に、ステップS503で、環境パラメータを表す外部情報が、例えば、外部入力モジュール401から取得される。
ステップS504で、動作パッケージがトリガされ、ここでは、更なるセンサあるいは他の情報が、例えば、アラームモジュール407からリクエストされる。また、これらの動作パッケージは、警告に関する通知を管理ユニットへ送信することを含み、管理ユニットから受信される命令である応答は、後続の決定ステップS505で使用することができる。もちろん、受信した命令は、例えば、管理ユニットからリクエストされる更なる情報を収集するために、更なる動作パッケージの起動をトリガすることも想定することができる。
管理ユニットから収集された情報及び命令の少なくとも一方に基づいて、ステップS505で、警告をどのように取り扱うかが決定され、ここでは、特に、アラーム状況が与えられるかどうかの判定が行われる。
アラーム状況が存在しない場合、即ち、警告が「誤アラーム」であると判明する場合、これは無視され、そして、ステップS508で、従前のモード、例えば、監視を継続することに戻り、そして、決定プロセスが終了する。
アラーム状況が存在する場合、ステップS507で、アラーム処理がトリガされる。ここでは、例えば、大音量等を生み出すような上述の測定をもたらす場合がある。特に、ステップS504での管理ユニットとの対話が既に存在している場合だけでなく、アラーム処理は、管理ユニットへの通知及び更なる情報の少なくとも一方を送信することを含むことができる。
また、ステップS506で、新規のモードへ切り替えることができる。このモード変更は、収集された情報に基づいて、及び/あるいは、ルールのセットを適用することによって、あるいは、管理ユニットから受信される命令を考慮することによって、自動的に実行することができる。
図5に関して説明される決定プロセスは、例えば、図3に関して説明されるセキュリティデバイスによって実行することができ、また、例えば、決定ステップS103と連携して、図1に関して説明される管理方法を採用することができる。
以下では、上述のシステム、デバイスおよび方法が使用される、例示の用途を説明する。
手荷物品を表すスーツケースが管理対象であり、また、手荷物品は上述のセキュリティデバイスを備えているものと想定する。
まず、スーツケースは、「自己監視(不参加)モード」402aであると想定する。これは、スーツケースが、所有者自身のスマートフォン/移動電話403から離れていることを意味する。これは、例えば、所有者が海辺にいて、スーツケースがホテルの部屋にある場合の状況があり得る。このスーツケースは、上述の様々なセンサシステム(例えば、動き検出、電源プラグイン制御、加速度センサ)によってロックされている。
現在、所有者は、海辺から戻っている最中であり、そして、スーツケースを持って、車で空港へ向かっている。センサはインタフェースI3を介して警告を与える。これは、スーツケースが移動しているからである。警告モジュール406には、インタフェースI7を介して、「古い」センサモード402aにおけるブリッジ情報が提供される。ブリッジは、1つのセンサモードから別のセンサモードへの取り得る切替オプションを定義していて、これは、すべての取り得る組み合わせは意味がないからである。ここでは、「自己監視(不参加)モード」からのブリッジ(即ち、遷移)だけが、センサモード402b「参加モード」に対するものであるとする。この「ブリッジ」あるいは遷移は、スマートフォンが、所有者に、センサ(群)が警告を生成していることを指示している後に、オプションとして、スマートフォンのディスプレイに示される。手動で選択することができる他のオプションには、「無視」と「アラーム」がある。所有者は、インタフェースI2を介して、オプション「参加モードへの切替」を選択し、そうすることで、所有者は、オプションで、ブリッジを選択し、これは、インタフェースI9を介してモードモジュール401へ送信される。
「参加モード」は、加速度センサが論理的に距離チェックモード(例えば、ブルートゥースあるいはWiFi)と組み合わされることを意味する。そうすることで、所有者とスーツケースとの間の距離が大きすぎる場合(所定閾値を越える、例えば、>10メートル)である場合に、警告が与えられ、また、所有者でないものによってスーツケースが移動される場合に警告が与えられ、これは、距離が別の閾値を越える場合(例えば、>2メートル)に、加速度センサ(「移動」)と距離センサとのセンサの組み合わせによって検出することができる。
所有者はトイレへ行き、そして、テーブルの下にスーツケースを置いたままにしている。所有者は、警告を受け取る(スーツケースが移動され、所有者が距離内でない、例えば、<2メートル)。インタフェースI6を介して、所有者は、動作パッケージ408aをトリガして、スマートフォン上に統合されたカメラ画像を表示する。この動作は、更なる情報を取得し、より詳細な警告状態で状況を評価するために実行される。所有者は、ウェイターがスーツケースに誤ってぶつかっていることを検出する。そして、所有者は「無視」(誤アラーム)をクリックする。これは、インタフェースI2を介して警告状態モジュール406へ送信され、それから、インタフェースI8を介してモードモジュールへ送信される。そして、所有者は、スーツケース(警告は検出されない、これは、スーツケースは所有者によって移動されているからである)を持って、空港へ入る。
所有者は、スーツケースをチェックインへ引き渡すが、手動で「フライトモード」へ切り替えることを忘れている。これは、所有者が依然として「参加モード」のままでいるからであり、警告は所有者のスマートフォンに表示される。これは、距離センサが閾値、例えば、>10メートルを超える距離を検出しているからである。この例に従えば、センサモード「参加モード」に対して、インタフェースI7を介して警告状態モジュールへ通知される、2つの取り得るブリッジ(遷移)が存在する。「自己監視(不参加)モード」に対するブリッジが1つと、「フライトモード」に対するブリッジが1つである。例えば、所有者は、管理ユニットを組み込んでいるあるいは構成しているスマートフォンのタッチ画面を介して「フライトモード」を選択する。
「フライドモード」は、例えば、GPS検出以外のすべてのシステムが停止していることを意味する。このような場合では、予定到着時刻(GUIを介してユーザによって、あるいはカレンダーに基づいて)を入力することができる場合があるので、GPSは、到着時刻の前に、単に、ある時刻、例えば、10分を開始することだけで済む。そして、スーツケースが到着する空港にあり飛行機に置き忘れている場合、GPSを検出して警告状態に入る。外部入力システム404は、例えば、スーツケースが空港WiFiシステムを検出することができる、追加情報を与えることができる。インタフェースI6を介して、GPSデータをフェッチするために、所有者は、動作パッケージ408bをインタフェースI10を介してスマートフォン上でトリガする。そうして、所有者は、自身のスーツケースが自身がいる空港と同一の空港にあることを確信することができる。そして、唯一利用可能な所与のブリッジ(遷移)は「スーツケース検出モード」となる。所有者は、このモードを選択して、自身の手荷物用のホール内で待機する。所有者はコンベヤーベルトの場所に立っていることは要求されず、スーツケースが所有者のブルートゥースあるいはWiFi範囲(距離チェックシステム)内に入ってくるのを単に待っていれば良い。そして、所有者は、スマートフォンで警告を受ける。スーツケースがコンベヤーベルト上に来るので、所有者はそれを取ってきて、「参加モード」へ切り替えるために、提案されているブリッジオプションを選択する。
このような特殊な場合では、この切替が自動的に実行されるであろう。これは、意味をなす提案されるブリッジオプションは1つだけであり、「参加モード」はスーツケースが所有者の近く(例えば、2mの範囲内)にあることを保障するからである。
この例は、ステップS502とステップS503とが、移動電話のGUI上の処理と表示に影響を与え得るかを示している。より詳しくは、位置情報、例えば、空港にあることについての情報も、例えば、GPSデータを取得することによって、ステップS502あるいはステップS503で自動的に取得することもできることも想定できる。そして、上述の「スーツケース検出モード」あるいは「参加モード」へのブリッジは、「お気に入り」(例えば、大ボタン)として表示することができる、あるいは、自動的に行うことができる。
上述の機能のいくつかあるいはすべてを使用することができる更なる例示の実施形態では、セキュリティデバイスは、旅程を含む管理ユニットと接続することができる。この旅程は、例えば、移動電話用のアプリケーションとして実装することができ、また、例えば、旅行代理店あるいはツアーオペレータによって提供することができる。それ以上とは言わないまでも、セキュリティデバイスあるいは、セキュリティデバイスを備えるスーツケースのような完全な手荷物でさえも、旅行代理店あるいはツアーオペレータから賃借することができる。
例えば、管理ユニット及びセキュリティデバイスの少なくとも一方に備わるあるいは接続されるメモリに記憶される、旅程は、駅あるいはバス亭、鉄道路線あるいはバス路線、空港、ホテル及びその類のような、印を付けるために計画されるあるいはスケジュールされる特定の通過地点における情報を含んでいる。こうして、スケジュールされている旅程から任意の派生情報を、例えば、セキュリティデバイス内の位置センサを使用することによって、検出することができる。また、各通過地点あるいは通過地点間の遷移に対しては、適切な管理モードを選択することができる。このようなモード間の遷移は、到着する通過地点あるいは出発する通過地点において自動的にトリガされても良い。このセキュリティデバイスは、一定の位置において、あるいは位置変更に応じて、動作、例えば、モードの変更あるいはアラームあるいは通知の生成が要求されることを自身で判定することができる、あるいは、位置あるいは他のセンサ情報を管理ユニットへ送信して、管理ユニットが、潜在的には、ユーザあるいは所有者との対話を介して、どの動作を取るべきかを判定することができる。この位置あるいは他のセンサ情報の送信は、定期的な間隔で、例えば、位置の変更に応じて、あるいは管理ユニットからのリクエストに応じてトリガされるイベントを発生しても良い。
これによって、紛失、盗難及び不正開封の少なくとも1つを検出することができる。
オプションとしては、いくつかの手荷物品であるセキュリティデバイスは、共通の管理ユニットによって接続され管理することができる。これは、例えば、家族あるいは旅行団体によって使用することができる。この旅行団体では、例えば、旅行ガイドの1人が、グループ全体のすべての手荷物を管理する可能性がある。手荷物品が紛失していたりあるいは間違った宛先へ送られていること、すべての手荷物品が所定の位置に到着していて、旅行を継続することができるかを検出することができる。それ以上とは言わないまでも、グループの異なる人あるいは手荷物品が、異なるホテルあるいはその類を使用しているというような、少なくも部分的に異なる経路を使用することも想定できる。このような場合、人は、自身のホテルに到着しているバスが出発しているというような、現在異なる経路を取らなければならないことの通知を、適切な位置で受けることができる。
グループの各人が別のセキュリティデバイスを、例えば、移動電話内のアプリケーションの形式で持ち運ぶことも可能であり、このアプリケーションは、グループが完全であるかあるいは誰かが迷子になっているか、及び/あるいは、誰もが正しい手荷物品を所持していて、もちろん、上述の個々の経路の通知あるいは管理のために使用できるかの決定を実現することも可能である。
また、セキュリティデバイスは管理ユニットと通信するだけでなく、近接場通信、ブルートゥース及びその類を介して互いに通信することも想定できる。こうして、セキュリティデバイスは、特に、手荷物品に備えられるものは、互いに管理して、ある品物が紛失するあるいは異なる経路をとっている場合を検出することができる。
例として、旅行団体の以下の旅程を想定することができる。
旅行団体のメンバーがバスで到着する場合、例えば、空港からくる場合、管理ユニットは、それらのスーツケースの到着をバス内で登録する。すべての手荷物品が到着している場合、そのことが、管理ユニット(例えば、移動電話アプリケーション)を介して旅行ガイドへ示される。このスーツケースは、例えば、NFCあるいはBTを介して互いに接続して、「バスモード」へ入る。各ホテルの位置は、一定の手荷物品に接続されているセキュリティデバイス毎に記憶されているので、旅行ガイドは、いつバスがホテルに到着し、どの旅行者がバスから降りなければならないかの指示を管理ユニットを介して取得する。次に、各手荷物品は「バスモード」から解除され、そして、「移動モード」へ直接移行する。これがそうならない場合、つまり、手荷物品がバスから取り去られない場合、旅行ガイドにアラートが管理ユニットを介して指示される。これは、旅行者がバスから降りていないこと、あるいはスーツケースを持たずにあるいは間違ったスーツケースを持ってバスから降りていること、あるいはスーツケースが盗まれていることを意味するからである。このように、旅行ガイドは、旅行団体の手荷物の完全な制御を有している。
上述のことから明らかなように、開示のデバイス及び方法は、柔軟かつ強力な管理手段を提供することによって手荷物のセキュリティを改善し、また、これらは、旅行中の手荷物品の取扱の利便性を向上するために使用することができる。これは、出張旅行あるいは周遊旅行のような位置の頻繁な変更、様々な輸送手段の使用等が発生する場合の事例に対して特にあてはまる。
明らかなことは、いくつかの変形が明らかであり、また、それらの変形は、本発明の範囲から逸脱することなく当業者によって容易に行うことができる。そのため、請求項の範囲は、例示の形式の記載で与えられる図あるいは実施形態によって制限されるべきではない。

Claims (20)

  1. 少なくとも1つのセンサ、前記センサ接続されているプロセッサ、前記プロセッサに接続されている通信ユニットを備えるセキュリティデバイス使用して、手荷物品を管理するための方法であって、
    前記少なくとも1つのセンサよって、前記手荷物品の状態を監視すること
    前記プロセッサよって、前記手荷物品の前記状態の変更を検出することと、
    前記検出された前記状態の変更に基づいて、前記セキュリティデバイスの現在のモードに応じて通知が発行されるべきであるかを判定することであって、前記セキュリティデバイスは複数のモードで動作することができ、前記複数のモードのそれぞれは、アクティブなセンサ、評価ルール及び取るべき動作の特定の組み合わせを含み、前記評価ルールは、モード依存閾値および前記アクティブなセンサ信号の統合評価を含む、ことと、
    前記通信ユニットを介して、前記通知を管理ユニットへ送信することであって、前記通知は、(i)前記セキュリティデバイスの前記現在のモードの指示、(ii)前記検出された状態の変更、(iii)前記通知を引き起こした特定のセンサ信号(iv)前記センサ信号の記述を含む、ことと、
    前記通信ユニットを介して、前記通知に応答して前記管理ユニットによって送信された命令を受信することであって、前記命令は、前記通知の評価に基づいて前記セキュリティデバイスの前記現在のモードを変更するための指示を含む、こと、を含む、方法。
  2. 前記命令は更に、前記検出された状態の変更を無視するための命令、アラームを発するための命令、及び更なる情報を提供するための命令の、少なくとも1つ以上を含む、請求項に記載の方法。
  3. 更なる情報を提供するための命令は、前記管理された手荷物品の周囲の写真、ビデオ、および音声記録のうちの少なくとも1つを取るようにセキュリティデバイスに指示することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数のモードは、自己監視モード、参加モード、フライトモード、およびスーツケース検出モードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 手荷物品のためのセキュリティデバイスあって、
    手荷物品の状態を監視するように構成されている少なくとも1つのセンサ
    前記センサ接続されているプロセッサあって、前記手荷物品の前記状態の変更を検出し、検出された前記状態の変更に基づいて、前記セキュリティデバイスの現在のモードに応じて通知が発行されるべきかを判定するように構成され、前記セキュリティデバイスは複数のモードで動作することができ、前記複数のモードのそれぞれは、アクティブなセンサ、評価ルール及び取るべき動作の特定の組み合わせを含み、前記評価ルールは、モード依存閾値および前記アクティブなセンサ信号の統合評価を含む、プロセッサ
    前記プロセッサ接続されている通信ユニットあって、
    前記通知を管理ユニットへ送信し、ここで、前記通知は、(i)前記セキュリティデバイスの前記現在のモードの指示と、(ii)前記検出された状態の変更、(iii)前記通知を引き起こした特定のセンサ信号(iv)前記センサ信号の記述を含み、
    前記通知に応答して前記管理ユニットによって送信された命令を受信し、ここで、前記命令は、前記通知の評価に基づいて前記セキュリティデバイスの前記現在のモードを変更するための指示を含む、
    ように構成され通信ユニット
    を備えるセキュリティデバイス
  6. 前記通信ユニットは、セルラー送信機、LAN送信機、ルートゥース送信機の少なくとも1つ以上を含む無線通信デバイスを含む、請求項に記載のセキュリティデバイス
  7. 前記少なくとも1つのセンサ、加速度センサ、イメージセンサ、位置判定センサ、動き検出センサ、超音波センサ、及び電源プラグセンサの少なくとも1つを備える請求項に記載のセキュリティデバイス
  8. 前記少なくとも1つのセンサによって、手荷物品の状態を監視し、
    前記プロセッサによって、前記手荷物品の前記状態の変更を検出し、検出された前記状態の変更に基づいて通知が発行されるべきかを判定し、
    前記通信ユニットによって、前記通知を管理ユニットへ送信する、ことにより動作するように構成される、請求項5に記載のセキュリティデバイス。
  9. 手荷物品は、前記セキュリティデバイスを含む請求項5に記載のセキュリティデバイス。
  10. 無線通信デバイスにおける手荷物品を管理するための管理ユニットであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに接続されているメモリとを有し、
    前記プロセッサは、
    手荷物品に含まれるセキュリティデバイスとの通信リンクを確立し、前記セキュリティデバイスから通知を受信し、ここで、前記通知は、(i)前記セキュリティデバイスの現在のモードの指示、(ii)検出された状態の変更、(iii)前記通知を引き起こした特定のセンサ信号(iv)前記センサ信号の記述を含み、
    前記通知を評価し、前記現在のモードに基づいて、取り得るモード切替オプションを識別し、
    前記取り得るモード切替オプションからモードを自動的に選択するか、または、取り得る切替オプションを管理ユニットのユーザに表示して前記ユーザが前記通知の処理を決定するできるようにし、
    前記自動的なモードの選択または前記ユーザの入力に応答して、前記セキュリティデバイスへの命令を生成し、
    前記命令を前記セキュリティデバイスへ送信し、ここで前記命令は前記セキュリティデバイスの前記現在のモードを変更するための指示を含む、管理ユニット。
  11. 前記命令は更に、前記検出された状態の変更無視するための命令、アラームを発するための命令、及び更なる情報を提供するための命令の、少なくとも1つ以上を含む、請求項10に記載の管理ユニット。
  12. 前記管理ユニットは、移動通信デバイスによって構成されるか、または、移動通信デバイスに含まれる、請求項10に記載の管理ユニット。
  13. 手荷物品のためのセキュリティシステムであって、
    手荷物品と関連付けられるように構成されている手荷物ユニット
    管理リモートユニットを備え、
    前記手荷物ユニット前記管理リモートユニットそれぞれ、互いに通信リンクを確立するように構成されている通信ユニット備え、
    前記手荷物ユニット、更に、
    前記関連付けられている手荷物品の状態を監視するように構成されている少なくとも1つのセンサ
    前記センサに接続されているプロセッサを有し、
    前記プロセッサは、
    前記手荷物品の前記状態の変更を検出し、
    検出された前記状態の変更に基づいて、前記手荷物ユニットの現在のモードに応じて通知が発行されるべきであるかを判定し、ここで、前記手荷物ユニットは複数のモードで動作することができ、前記複数のモードのそれぞれは、アクティブなセンサ、評価ルール及び取るべき動作の特定の組み合わせを含み、前記評価ルールは、モード依存閾値および前記アクティブなセンサ信号の統合評価を含み、
    前記通信ユニットを介して、前記通知を管理ユニットへ送信し、ここで、前記通知は、(i)前記手荷物ユニットの前記現在のモードの指示、(ii)前記検出された状態の変更、(iii)前記通知を引き起こした特定のセンサ信号(iv)前記センサ信号の記述を含み、
    前記通信ユニットを介して、前記通知に応答して前記管理ユニットによって送信された命令を受信し、ここで、前記命令は、前記通知の評価に基づいて前記手荷物ユニットの前記現在のモードを変更するための指示を含むように構成されことを特徴とするセキュリティシステム。
  14. 前記管理ユニットは、
    手荷物品に含まれるセキュリティデバイスとの通信リンクを確立し、前記セキュリティデバイスから通知を受信し、
    前記通知を評価し、前記通知に応答して前記命令を生成し、
    前記命令を前記セキュリティデバイスへ送信するように構成される、請求項13に記載のセキュリティシステム。
  15. 少なくとも1つのセンサと、前記センサに接続されたプロセッサと、前記プロセッサに接続された通信ユニットとを含むセキュリティデバイスを用いて手荷物品を監視するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体を含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行された場合に、前記プロセッサに、
    前記少なくとも1つのセンサを用いて、前記手荷物品の状態を監視させ、
    前記手荷物品の前記状態の変更を検出させ、
    前記検出された前記状態の変更に基づいて、前記セキュリティデバイスの現在のモードに応じて通知が発行されるべきであるかを判定させ、ここで、前記セキュリティデバイスは複数のモードで動作することができ、前記複数のモードのそれぞれは、アクティブなセンサ、評価ルール及び取るべき動作の特定の組み合わせを含み、前記評価ルールは、モード依存閾値および前記アクティブなセンサ信号の統合評価を含み、
    前記通信ユニットを介して、前記通知を管理ユニットへ送信させ、ここで、前記通知は、(i)前記セキュリティデバイスの前記現在のモードの指示、(ii)前記検出された状態の変更、(iii)前記通知を引き起こした特定のセンサ信号(iv)前記センサ信号の記述を含み、
    前記通信ユニットを介して、前記通知に応答して前記管理ユニットによって送信された命令を受信させ、ここで、前記命令は、前記通知の評価に基づいて前記セキュリティデバイスの前記現在のモードを変更するための指示を含む、コンピュータプログラム。
  16. 前記現在のモードの変更は、センサ入力、センサ情報、位置情報、位置の変更、および、センサ入力、センサ情報、位置情報、位置の変更の1つ以上に対する評価ルールのうちの少なくとも1つ以上に基づいて自動的に開始される、請求項1に記載の方法。
  17. 前記現在のモードの変更は、センサ入力、センサ情報、位置情報、位置の変更、および、センサ入力、センサ情報、位置情報、位置の変更の1つ以上に対する評価ルールのうちの少なくとも1つ以上に基づいて自動的に開始される、請求項5に記載のセキュリティデバイス。
  18. 前記現在のモードの変更は、センサ入力、センサ情報、位置情報、位置の変更、および、センサ入力、センサ情報、位置情報、位置の変更の1つ以上に対する評価ルールのうちの少なくとも1つ以上に基づいて自動的に開始される、請求項13に記載のセキュリティシステム。
  19. 少なくとも1つのセンサと、前記センサに接続されたプロセッサと、前記プロセッサに接続された第1の通信ユニットとを含むセキュリティデバイスを用いて手荷物品を監視するための方法であって、
    前記少なくとも1つのセンサによって、前記手荷物品の状態を監視することと、
    前記プロセッサによって、前記手荷物品の前記状態の変更を検出することと、
    前記検出された前記状態の変更に基づいて、通知が発行されるべきであるかを判定することと、
    前記セキュリティデバイスの前記第1の通信ユニットと管理ユニットの第2の通信ユニットとの間に通信リンクを確立することと、
    前記通知を前記管理ユニットへ送信し、ここで、前記通知は、(i)前記セキュリティデバイスの現在のモードの指示、(ii)前記検出された状態の変更、(iii)前記通知を引き起こした特定のセンサ信号(iv)前記センサ信号の記述を含み、
    前記セキュリティデバイスは複数のモードで動作することができ、前記複数のモードのそれぞれは、アクティブなセンサ、評価ルール及び取るべき動作の特定の組み合わせを含み、
    前記複数のモードのうちの別のモードから前記現在のモードへの移行は、前記状態に応じて異なるセンサを使用すること、前記センサ信号の前記評価ルールを変更すること、及び取るべき動作を変更することを含み、
    前記変更された評価ルールは、前記現在のモードに従って前記センサ信号が異なるように評価されることを可能にし、前記変更された評価ルールは、モード依存閾値および前記センサ信号の統合評価を含み、
    前記管理ユニットにより送信された命令を受信し、ここで、前記命令は、前記通知の評価に基づいて前記セキュリティデバイスの前記現在のモードを変更するための指示を含む、方法。
  20. 前記命令に応答して、前記通信ユニットを介して、前記管理された手荷物の周囲の写真、ビデオ、及び音声記録のうちの少なくとも1つを前記管理ユニットに送信することと、
    前記通信ユニットを介して、前記管理された手荷物の前記周囲の写真、ビデオ、及び音声記録のうちの少なくとも1つに応答して前記管理ユニットにより送信された命令を受信することを更に含む、請求項3に記載の方法。
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