JP6549378B2 - プログラマブルコントローラのモニタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれが個別の制御処理を表す複数のステップ及び前記複数のステップ間の遷移条件を表すトランジションを含んで記述されたプログラムを実行するプログラマブルコントローラの動作状態を表示する、プログラマブルコントローラのモニタ装置に関する。
従来、工作機械等の設備を制御するプログラマブルコントローラのプログラム言語としては、IEC61131−3規格に規定されているように、ラダー・ロジック(ラダー言語)、シーケンシャル・ファンクション・チャート(SFC言語)、及びファンクション・ブロック・ダイアグラム(FBD言語)等が知られている。このうち、SFC言語は、個別の制御処理の流れをフローチャートのように記述する形式であり、その高い明確性によって近年利用が拡大している。
一方、SFC言語によるプログラムは、個別の制御処理を表す複数のステップを先頭から順次実行することを前提として記述されるため、プログラマブルコントローラがSFC言語によって記述されたプログラムを実行している最中に、何らかの異常によって途中停止した場合、異常処理後の再起動時において、異常が発生したステップから制御処理を再開させることが難しかった。
本出願人は、このような問題点に鑑みて、SFC言語によって記述されたプログラムにおいて、途中停止後の再起動を適切に行えるようにしたプログラマブルコントローラを提案している(特許文献1参照)。
特開2008−97079号公報
しかし、特許文献1に記載のものは、ステップ間の遷移条件を示す各トランジションにラダー言語によって記述されたラダープログラムを割り当て、このラダープログラムを、再起動されたときにオン状態となる途中起動フラグと、各トランジションの直前のステップの起動条件等とを組み合わせて構成するものであるため、そのプログラミング作業に手間がかかっていた。また、異常処理の内容によっては、異常が発生したステップとは異なるステップから制御処理を再開させることが必要となる場合があるが、このような場合に任意のステップから制御処理を再開させることはできなかった。このように、特許文献1に記載のものは、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、SFC言語によって記載されたプログラムを実行するプログラマブルコントローラの動作状態を表示すると共に、異常が発生した場合には、制御処理を再開するステップを作業者の選択により設定することが可能なプログラマブルコントローラのモニタ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、それぞれが個別の制御処理を表す複数のステップ及び前記複数のステップ間の遷移条件を表すトランジションを含んで記述されたプログラムを実行するプログラマブルコントローラの動作状態を表示器に表示する、プログラマブルコントローラのモニタ装置であって、前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップのそれぞれの実行状態を示すものとして記憶している実行中フラグの状態を読み込んで、前記複数のステップのうち前記プログラマブルコントローラが実行中のステップを他のステップと識別可能に前記表示器に表示させる表示手段と、前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップの制御処理を上流側から下流側に連続して実行する連続運転中に途中停止が発生した場合、前記複数のステップの中から再起動の始点となるステップの選択を受け付ける受付手段と、前記再起動の際に前記プログラマブルコントローラに前記受付手段によって受け付けられたステップから制御処理の実行を再開させるべく、前記受付手段によって受け付けられたステップの前記実行中フラグをオン状態とし、前記途中停止が発生したステップの前記実行中フラグをオフ状態とするよう、前記プログラマブルコントローラに前記実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する変更指令発行手段と、を備え、前記プログラムは、複数の前記ステップの制御処理を並行して実行させることを可能とする分岐回路、及び前記分岐回路によって分岐した複数の前記ステップの実行処理経路を合流させる合流回路を含み、前記変更指令発行手段は、前記分岐回路よりも上流側で前記途中停止が発生し、かつ前記受付手段によって受け付けられたステップが前記分岐回路によって分岐された複数の前記実行処理経路のうち何れか1つの実行処理経路に含まれる場合、前記受付手段によって受け付けられたステップに加え、前記分岐回路によって分岐された複数の前記実行処理経路のうち前記1つの実行処理経路を除く他の実行処理経路における先頭のステップの制御処理が前記再起動の際に実行されるように、前記プログラマブルコントローラに前記実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する、プログラマブルコントローラのモニタ装置を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、それぞれが個別の制御処理を表す複数のステップ及び前記複数のステップ間の遷移条件を表すトランジションを含んで記述されたプログラムを実行するプログラマブルコントローラの動作状態を表示器に表示する、プログラマブルコントローラのモニタ装置であって、前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップのそれぞれの実行状態を示すものとして記憶している実行中フラグの状態を読み込んで、前記複数のステップのうち前記プログラマブルコントローラが実行中のステップを他のステップと識別可能に前記表示器に表示させる表示手段と、前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップの制御処理を上流側から下流側に連続して実行する連続運転中に途中停止が発生した場合、前記複数のステップの中から再起動の始点となるステップの選択を受け付ける受付手段と、前記再起動の際に前記プログラマブルコントローラに前記受付手段によって受け付けられたステップから制御処理の実行を再開させるべく、前記受付手段によって受け付けられたステップの前記実行中フラグをオン状態とし、前記途中停止が発生したステップの前記実行中フラグをオフ状態とするよう、前記プログラマブルコントローラに前記実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する変更指令発行手段と、を備え、前記プログラムは、複数の前記ステップの制御処理を選択的に実行させることを可能とする選択分岐回路、及び前記選択分岐回路によって分岐した複数の前記ステップの実行処理経路を合流させる合流回路を含み、前記受付手段は、前記合流回路よりも下流側で前記途中停止が発生した場合、前記選択分岐回路と前記合流回路との間における複数の前記ステップのうち、前記途中停止が発生するまでに実行されなかったステップを前記再起動の始点として選択することを不可とする、プログラマブルコントローラのモニタ装置を提供する。
本発明によれば、SFC言語によって記載されたプログラムを実行するプログラマブルコントローラの動作中に異常が発生した場合に、制御処理を再開するステップを作業者の選択により設定することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るプログラマブルコントローラのモニタ装置を有する操作盤を、プログラマブルコントローラ、動作プログラム編集装置、及び制御対象の設備と共に示す構成図である。 モニタ装置の機能構成を示すブロック図である。 プログラマブルコントローラが実行するSFCプログラムの一例を示す。 (a)〜(c)は、実行中フラグ及び実行済フラグの変化をSFCプログラムと共に示す説明図である。 (a)は、プログラマブルコントローラ及びモニタ装置の電源を再投入した際のディスプレイの表示例を示す。(b)は、作業者がディスプレイにおけるステップ「ST002」の表示領域をタッチ操作した際に表示される第1のダイアログ画面を示す。(c)は、作業者が第1のダイアログ画面の再起動位置設定ボタンをタッチ操作した場合に表示される第2のダイアログ画面32を示す。 複数のステップの制御処理を並行して実行させることを可能とする並列分岐回路、及び並列分岐回路によって分岐した複数のステップの実行処理経路を合流させる合流回路を含むSFCプログラムの例を示す。 複数のステップの制御処理を選択的に実行させることを可能とする選択分岐回路、及び選択分岐回路によって分岐した複数のステップの実行処理経路を合流させる合流回路を含むSFCプログラムの例を示す。 本発明の第2の実施の形態に係るモニタ装置のディスプレイに表示される第1のダイアログ画面を示す。 本発明の第3の実施の形態に係るモニタ装置のディスプレイに表示される第1のダイアログ画面を示す。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1乃至図7を参照して説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を実施する上での好適な一具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るプログラマブルコントローラのモニタ装置2を有する操作盤13を、プログラマブルコントローラ10、動作プログラム編集装置11、及び制御対象の設備12と共に示す構成図である。
プログラマブルコントローラ10は、電源モジュール101、CPUモジュール102、通信モジュール103、出力モジュール104、入力モジュール105、及びこれら各モジュールが装着されたベース100を有して構成されている。電源モジュール101は、ベース100を介してCPUモジュール102等に電源を供給する。通信モジュール103は、操作盤13に設けられたモニタ装置2との通信を行う。
出力モジュール104は、設備12に設けられた複数のアクチュエータ121に接続された複数の出力接点を有している。複数のアクチュエータ121は、例えばソレノイドやモータ、あるいは油圧を制御する電磁切換弁等からなる。入力モジュール105は、設備12に設けられた複数のセンサ122に接続された複数の入力接点を有している。複数のセンサ122は、例えば近接センサや光電センサ、あるいはリミットスイッチ等からなる。
CPUモジュール102は、動作プログラム編集装置11によって編集された動作プログラムを実行し、入力モジュール105の各入力接点の状態等に応じて出力モジュール104の各出力接点をオン/オフさせることにより、設備12を制御する。本実施の形態では、設備12が工作機械であり、搬入されたワークをクランプした状態で、切削や研削等の所定の加工動作を行うものとする。
動作プログラム編集装置11は、表示画面を備えた情報処理装置によって構成される。本実施の形態では、動作プログラム編集装置11が、可搬型コンピュータ(ノートパソコン)によって構成されている。この動作プログラム編集装置11は、プログラマブルコントローラ10によって実行される動作プログラムを編集する機能、及び編集された動作プログラムを通信ケーブル141によってプログラマブルコントローラ10のCPUモジュール102に転送する機能を有している。この動作プログラムは、本発明の「プログラム」の一態様であり、SFC言語によって記述されたSFCプログラムと、SFCプログラムの後述する各ステップ及びトランジションに割り当てられたラダー言語によるラダープログラムとからなる。
また、CPUモジュール102は、SFCプログラムの複数のステップのそれぞれの実行状態を示す実行中フラグを記憶しており、この実行中フラグのオン/オフを参照してSFCプログラムを実行する。なお、この実行中フラグは、CPUモジュール102によるSFCプログラムの実行中にプログラマブルコントローラ10の電源が遮断されても、その後に電源が投入された際には、そのオン/オフ状態が電源遮断前の状態に維持されている。
操作盤13は、モニタ装置2と、自動/各個選択スイッチ131と、運転準備スイッチ132と、起動スイッチ133と、実行スイッチ134と、非常停止スイッチ135とを有している。自動/各個選択スイッチ131は、二者択一のセレクトスイッチであり、運転準備スイッチ132、起動スイッチ133、実行スイッチ134、及び非常停止スイッチ135は、押しボタンスイッチである。
自動/各個選択スイッチ131は、プログラマブルコントローラ10が動作プログラム編集装置11によって編集された動作プログラムに従って連続運転を行う自動運転モードと、設備12のアクチュエータ121に個別の動作を行わせる各個操作モードとを切り替えるスイッチである。運転準備スイッチ132は、設備12のアクチュエータ121を動作可能とするためのスイッチである。起動スイッチ133は、自動運転の起動を指示するためのスイッチである。実行スイッチ134は、各個操作モード等での個別動作の実行を指示するためのスイッチである。非常停止スイッチ135は、設備12の動作を即時停止させるためのスイッチである。これらの各スイッチ131〜135は、プログラマブルコントローラ10の入力モジュール105に接続されている。
モニタ装置2は、通信ケーブル142によってプログラマブルコントローラ10の通信モジュール103と接続され、出力モジュール104の各出力接点のオン/オフ状態、入力モジュール105の各入力接点のオン/オフ状態、及びCPUモジュール102が記憶している各種フラグのオン/オフ状態を随時読み出し可能である。また、モニタ装置2は、プログラマブルコントローラ10から、CPUモジュール102が記憶している動作プログラムを読み出すことも可能である。そして、モニタ装置2は、ディスプレイ21にプログラマブルコントローラ10のCPUモジュール102による動作プログラムの実行状況を随時表示する。
動作プログラム編集装置11によって編集されるSFCプログラムは、それぞれが個別の制御処理を表す複数のステップと、これら複数のステップ間の遷移条件を表すトランジションとを含んで記述されたものである。
モニタ装置2は、CPUモジュール102が実行中のステップを、その前後のステップと共にディスプレイ21に表示することにより、プログラマブルコントローラ10の動作状態を表示する。この際、モニタ装置2は、例えば表示色を変えることにより、CPUモジュール102が実行中のステップを他のステップと識別可能に表示する。図1に示す例では、CPUモジュール102が実行中のステップをハッチングで図示している。
設備12に異常が発生した際に異常処理作業を行う保全担当者等の作業者は、ディスプレイ21の表示内容に基づいて、プログラマブルコントローラ10の動作状態を視認可能である。この動作状態には、設備12が自動運転中に停止した場合に、SFCプログラムの何れのステップで停止しているかを示す情報が含まれる。
(モニタ装置2の機能構成)
図2はモニタ装置2の機能構成を示すブロック図である。モニタ装置2は、MPU(Micro-processing unit)及びその周辺回路等を有して構成された制御部20と、表示器としてのディスプレイ21と、タッチパネル22と、プログラマブルコントローラ10の通信モジュール103との通信を行うための通信部23とを有している。制御部20は、MPUが予め記憶されたプログラムを実行することで、表示手段201、受付手段202、及び変更指令発行手段203として機能する。これら各手段によって具現化される機能については後述する。
ディスプレイ21は、例えば液晶ディスプレイ又はプラズマディスプレイであり、制御部20から出力される画像信号に基づいて表示画面に画像を表示する。タッチパネル22は、透光性を有するシート状の樹脂からなる基材に多数のタッチセンサー素子を配置して構成され、ディスプレイ21の表示画面に重ねて配置されている。作業者がタッチパネル22に触れると、制御部20はタッチセンサー素子の検出信号に基づいて、その接触位置を認識可能である。通信部23は、例えばイーサネット(登録商標)プロトコルにより、プログラマブルコントローラ10の通信モジュール103との通信を行う。
表示手段201は、通信部23を介してプログラマブルコントローラ10から読み込んだSFCプログラムの複数のステップのうち、プログラマブルコントローラ10が実行中のステップ、及びその前後の複数のステップをディスプレイ21に表示させる。より具体的には、表示手段201は、プログラマブルコントローラ10がSFCプログラムの複数のステップのそれぞれの実行状態を示すものとして記憶している実行中フラグの状態を読み込んで、読み込んだ実行中フラグの状態に基づいてプログラマブルコントローラ10が実行中のステップを認識し、この実行中のステップを他のステップと識別可能にディスプレイ21に表示させる。
受付手段202は、プログラマブルコントローラ10が複数のステップの制御処理を上流側から下流側に連続して実行する連続運転中に途中停止が発生した場合、複数のステップの中から再起動の始点となるステップの選択を受け付ける。この選択は、作業者が、ディスプレイ21に表示された複数のステップのうち1つのステップの表示領域に対応する領域のタッチパネル22に触れること(以下、この操作を「タッチ操作」という)により行われる。
変更指令発行手段203は、途中停止後の再起動の際に、受付手段202によって受け付けられたステップから制御処理の実行を再開させるべく、プログラマブルコントローラ10に実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する。この変更指令は、通信部23によってプログラマブルコントローラ10に送られる。プログラマブルコントローラ10のCPUモジュール102は、この変更指令を受け、実行中フラグの状態を変更する。
図3は、プログラマブルコントローラ10が実行するSFCプログラムの一例を示す。SFCプログラムは、IEC61131−3規格にのっとり、個別の制御処理を表す複数のステップと、ステップ間の遷移条件を表すトランジションとを、交互に並べて記述される。SFCプログラムの先頭のステップである「ST000」は、自動運転を示すステップである。プログラマブルコントローラ10は、自動運転の開始時に、SFCプログラムの最上流にあたる「ST000」から下流側に向かって、順次各ステップの制御処理を実行する。
図3に示すSFCプログラムは、クランプ動作指令(ST001)、前進命令(ST002)、加工動作指令(ST003)、及び後退命令(ST004)の各ステップの制御処理を順次実行するように構成されている。
クランプ動作指令(ST001)のステップの制御処理を実行してから、1つ下流側の前進命令(ST002)のステップの処理を実行するためには、トランジション「TR001」を通過する必要がある。このトランジション「TR001」の遷移条件は、「クランプ端」であるため、例えば設備12においてワークをクランプするクランパがクランプ端まで移動したことを示すセンサ122の信号が入力モジュール105に入力されたときに遷移条件が満たされ、通過可能となる。これにより、プログラマブルコントローラ10は、このトランジション「TR001」直下のステップである前進命令(ST002)を実行する。この前進命令は、加工装置をワークに向かって前進させる動作の指令である。以下同様に、各トランジション(TR002,TR003,TR004)の遷移条件が満たされると、1つ下流側のステップの制御処理が実行される。
各ステップ及び各トランジションには、それぞれラダープログラムが割り当てられる。各ステップに割り当てられたラダープログラムは、所定の条件の下、設備12のアクチュエータ121に接続された出力モジュール104の出力接点をオンさせるプログラムであり、この所定の条件には、設備12の動作上の安全を確保するための各種インタロック信号等が含まれる。各トランジションに割り当てられたラダープログラムには、その直前のステップの制御処理の動作が完了したことを示す入力モジュール105の入力接点を含んで、次のステップへの遷移条件が設定される。
プログラマブルコントローラ10のCPUモジュール102は、これらの各ステップの実行状況を、実行中フラグと実行済フラグとによって記憶している。実行中フラグ及び実行済フラグは、それぞれのステップに対応して設けられている。実行中フラグは、対応するステップの直下のトランジションの遷移条件が満たされておらず、プログラマブルコントローラ10が当該対応するステップの制御処理を実行中であることを示すフラグである。実行済フラグは、最上流にあたる「ST000」からSFCプログラムの実行を開始した後、プログラマブルコントローラ10が制御処理を実行済みであることを示すフラグである。この実行中フラグ及び実行済フラグの変化について、図4を参照してより詳細に説明する。
図4(a)〜(c)は、実行中フラグ及び実行済フラグの変化をSFCプログラムと共に示す説明図である。図4(a)〜(c)では、プログラマブルコントローラ10が実行中のステップをクロスハッチングで示し、プログラマブルコントローラ10が実行済みのステップをハッチングで示している。また、図4(a)〜(c)では、各ステップに対応する実行中フラグ及び実行済フラグの状態(オン:1/オフ:0)を、各ステップの左側に並べて示している。
図4(a)は、プログラマブルコントローラ10がステップ「ST001」の制御処理の実行を完了し、ステップ「ST002」の制御処理を実行中である状態を示している。この状態では、ステップ「ST002」に対応する実行中フラグが1(オン)であり、その他のステップの実行中フラグは0(オフ)である。また、ステップ「ST001」に対応する実行済フラグ、及びこのステップ「ST001」よりも上流側のステップに対応する実行済フラグは1(オン)であり、ステップ「ST001」よりも下流側のステップの実行済フラグは0(オフ)である。
図4(a)に示す状態からトランジションTR002の遷移条件が満たされると、プログラマブルコントローラ10は、ステップ「ST003」の制御処理を実行する。このとき、図4(b)に示すように、ステップ「ST003」に対応する実行中フラグが1(オン)になり、ステップ「ST002」に対応する実行中フラグが0(オフ)になる。また、ステップ「ST002」に対応する実行済フラグが1(オン)になる。
またさらに、図4(b)に示す状態からトランジションTR003の遷移条件が満たされると、プログラマブルコントローラ10は、ステップ「ST004」の制御処理を実行する。この際、ステップ「ST004」に対応する実行中フラグが1(オン)になり、ステップ「ST003」に対応する実行中フラグが0(オフ)になると共に、ステップ「ST003」に対応する実行済フラグが1(オン)になる。
モニタ装置2のディスプレイ21には、実行済フラグが1(オン)であるステップが例えば緑色の背景色で表示され、実行中フラグが1(オン)であるステップが例えばオレンジ色の背景色で表示される。この場合、SFCプログラムに沿って各ステップの制御処理が実行されるにつれて、オレンジ色で表示されるステップが順次下流側に移動し、緑色の背景色で表示されるステップが徐々に増えて行く。
前述のように、これらの実行中フラグ及び実行済フラグは、プログラマブルコントローラ10の電源が遮断された場合でも、そのオン/オフ状態が維持される。プログラマブルコントローラ10は、電源が再投入され、自動/各個選択スイッチ131及び起動スイッチ133によって自動運転の起動が指示された際、実行中フラグが1(オン)であるステップから制御処理を再開する。
ところで、設備12は、その自動運転中に様々な要因により途中停止する場合がある。例えば、加工動作指令(ST003)によるワークの加工中に、ワークを加工するための刃具が損傷して加工完了に至らない場合等には、トランジション「TR003」の遷移条件が満たされず、設備12が途中停止する。このような場合には、作業者がモニタ装置2のディスプレイ21の表示内容によって何れのステップで途中停止しているかを確認し、自動/各個選択スイッチ131を各個操作モードに切り替えて設備12を各個操作によって動かすことにより刃具交換等の異常処理を可能な状態とし、プログラマブルコントローラ10及び設備12の電源を遮断して安全を確保した上で刃具を交換する。
この各個操作は、各個操作モードにおいて設備12のアクチュエータ121を個別に動作させるものであり、モニタ装置2のディスプレイ21に表示された各個ボタンを作業者が選択して実行ボタン134を押し込み操作することで、選択された各個ボタンに対応するアクチュエータ121が動作する。例えば上記のようにワークの加工中に異常が発生した場合には、刃具を有する加工装置をワークから後退させる「後退命令」の各個ボタンを選択し、その後に実行ボタン134を押し込み操作することで、加工装置が後退する。この状態で、刃具交換等の交換が可能となる。
その後さらに作業者は、プログラマブルコントローラ10及び設備12の電源を再投入し、自動/各個選択スイッチ131を自動運転モードに切り替え、起動スイッチ133を押し込み操作することにより、設備12の自動運転を再開させる。
この際、作業者が行う異常処理の内容によっては、加工動作指令(ST003)とは異なるステップから自動運転を再開することが必要な場合がある。例えば、刃具の交換に際して加工装置を後退させた場合には、前進命令のステップ(ST002)から自動運転を再開させる必要がある。また、例えば刃具の先端部が折れてワーク内に残っているような場合には、加工を行うことなく、ワークを払い出す必要がある。この場合には、例えば後退命令のステップ(ST004)から自動運転を再開させる必要がある。
従来では、このような途中停止後の自動運転の再開時に、作業者がモニタ装置2のディスプレイ21に表示されたステップから、再起動の始点となるステップ、すなわち自動運転の再開時に最初に実行されるステップを選択することができなかった。しかし、本実施の形態では、制御部20が受付手段202及び変更指令発行手段203として機能することにより、制御処理を再開するステップを作業者の選択により設定することが可能である。以下、制御部20が受付手段202及び変更指令発行手段203として実行する処理の具体例について、図5を参照して詳細に説明する。
図5(a)は、図3に示したSFCプログラムのステップ「ST003」の実行時に異常が発生して作業者が異常処理を行い、プログラマブルコントローラ10の電源を再投入した際のディスプレイ21の表示内容を示している。この状態では、再起動の操作はされておらず、自動/各個選択スイッチ131は各個操作モードに設定されているものとする。
この状態において、ディスプレイ21の表示画面には、実行中フラグが1(オン)の状態であるステップ「ST003」に対応して、再起動位置を明示するシンボルマーク30が表示されている。図5(a)に示す例では、このシンボルマーク30が矢印形状であり、ステップ「ST003」に一部が重なるように表示されている。この状態で、作業者がディスプレイ21におけるステップ「ST002」をタッチ操作すると、ディスプレイ21の表示画面に第1のダイアログ画面が表示される。
図5(b)は、作業者がディスプレイ21におけるステップ「ST002」をタッチ操作した際に表示される第1のダイアログ画面31を示す。この第1のダイアログ画面31には、タッチ操作されたステップ「ST002」を再起動の始点として設定するための再起動位置設定ボタン311、及びダイアログ画面31を閉じるためのクローズボタン312が表示される。作業者は、ステップ「ST002」を再起動の始点として設定する場合には、再起動位置設定ボタン311をタッチ操作する。すると、ディスプレイ21の表示画面には、操作の確認のための第2のダイアログ画面が表示される。
図5(c)は、作業者が第1のダイアログ画面31の再起動位置設定ボタン311をタッチ操作した場合に表示される第2のダイアログ画面32を示す。この第2のダイアログ画面32には、作業者に注意を促すメッセージと共に、作業者にタッチ操作されたステップ「ST002」を再起動の始点として確定させるためのYesボタン321、及びステップ「ST002」へのタッチ操作を無効とするためのNoボタン322が表示される。そして、作業者がYesボタン321をタッチ操作すると、ステップ「ST002」を再起動の始点として設定する作業者の選択が確定する。すなわち、ステップ「ST002」が再起動の始点となるステップとして受け付けられる。
一方、第1のダイアログ画面31においてクローズボタン312がタッチ操作された場合、又は第2のダイアログ画面32においてNoボタン322がタッチ操作された場合には、作業者によるステップ「ST002」へのタッチ操作がキャンセルされたこととなる。
この一連の処理、すなわち、ステップ「ST002」へのタッチ操作を受け付けて第1のダイアログ画面31を表示し、再起動位置設定ボタン311又はクローズボタン312へのタッチ操作を受け付ける処理、及び第2のダイアログ画面32を表示してYesボタン321又はNoボタン322へのタッチ操作を受け付ける処理は、制御部20が受付手段202として実行する処理である。
ステップ「ST002」が再起動の始点となるステップとして受け付けられると、制御部20は、プログラマブルコントローラ10に対して実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する。この変更指令の具体的な内容は、ステップ「ST002」の実行中フラグを1(オン)にし、ステップ「ST003」の実行中フラグを0(オフ)にする指示である。この処理は、制御部20が変更指令発行手段203として実行する処理である。
これにより、図5(a)に示すシンボルマーク30の表示位置がステップ「ST002」に対応する位置に移動する。図5(a)では、この移動後のシンボルマーク30を二点鎖線で示している。
そして、シンボルマーク30の表示位置がステップ「ST002」に対応する位置に移動した後、作業者が自動/各個選択スイッチ131を自動運転モードに設定し、起動スイッチ133を押し込み操作すると、プログラマブルコントローラ10は、実行中フラグが1(オン)状態であるステップ「ST002」から自動運転を再開する。
なお、ここでは異常が発生したステップ(ステップ「ST003」)よりも上流側のステップであるステップ「ST002」から自動運転を再開する場合について詳細に説明したが、異常が発生したステップよりも下流側のステップ(例えばステップ「ST004」)を再起動の始点となるステップとして選択することも可能である。この場合には、ステップ「ST004」の実行中フラグを1(オン)にし、ステップ「ST003」の実行中フラグを0(オフ)にする内容の変更指令が制御部20からプログラマブルコントローラ10に発行される。
次に、SFCプログラムが分岐を含む場合の再起動について、図6及び図7を参照して説明する。SFCプログラムで使用可能な分岐回路としては、後述する並列分岐回路と選択分岐回路がある。
図6は、複数のステップの制御処理を並行して実行させることを可能とする並列分岐回路41、及び並列分岐回路41によって分岐した複数のステップの実行処理経路を合流させる合流回路42を含むSFCプログラムの例を示す。
このSFCプログラムでは、ステップ「ST002」の実行後、並列分岐回路41によって、各ステップの実行処理経路が、ステップ「ST003」からなる第1実行処理経路411と、ステップ「ST004」及びステップ「ST006」からなる第2実行処理経路412と、ステップ「ST005」及びステップ「ST007」からなる第3実行処理経路413とに分岐する。これら第1乃至第3実行処理経路411〜413の各ステップの制御処理は並行して実行される。
このような並列分岐回路41及び合流回路42を含むSFCプログラムでは、並列分岐回路41よりも上流側のステップで異常が発生し、並列分岐回路41と合流回路42との間における1つのステップが再起動の始点となるステップとして選択された場合、そのステップの下流側のステップのみを実行すると、並列分岐回路41と合流回路42との間における他の一部のステップの制御処理が行われないおそれがある。
例えば、図6に示すSFCプログラムのステップ「ST002」で異常が発生し、設備12の自動運転が停止した場合、第2実行処理経路412に含まれるステップ「ST004」が再起動の始点となるステップとして選択されると、トランジション「TR004」の遷移条件を満たすことによりステップ「ST006」の制御処理は実行されるが、他の実行処置経路(第1実行処理経路411及び第3実行処理経路413)のステップ(ステップ「ST003」,「ST005」,「ST007」)の制御処理が実行されず、未完了のままとなってしまう。
そこで、本実施の形態では、並列分岐回路41よりも上流側で設備12の自動運転が途中停止し、かつ受付手段202によって受け付けられたステップが並列分岐回路41によって分岐された複数の実行処理経路(第1乃至第3実行処理経路411〜413)のうち何れかの実行処理経路に含まれる場合、制御部20は、変更指令発行手段203として、受付手段202によって受け付けられたステップに加え、並列分岐回路41によって分岐された複数の実行処理経路のうち、受付手段202によって受け付けられたステップを含む実行処理経路を除く他の実行処理経路における先頭のステップの制御処理が再起動の際に実行されるように、プログラマブルコントローラ10に実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する。
具体的には、受付手段202によって第2実行処理経路412に含まれるステップ「ST004」が再起動の始点となるステップとして選択された場合、制御部20は、変更指令発行手段203として、ステップ「ST004」の他、第1実行処理経路411に含まれるステップのうち先頭のステップであるステップ「ST003」、及び第3実行処理経路413に含まれるステップのうち先頭のステップであるステップ「ST005」に対応する実行中フラグを1(オン)にする変更指令をプログラマブルコントローラ10に発行する。
これにより、SFCプログラムが並列分岐回路41及び合流回路42を含み、並列分岐回路41の上流側のステップで異常が発生した場合において、並列分岐回路41と合流回路42との間の1つのステップが再起動の始点となるステップとして選択されても、再起動後の自動運転が適切に行われる。
図7は、複数のステップの制御処理を選択的に実行させることを可能とする選択分岐回路43、及び選択分岐回路43によって分岐した複数のステップの実行処理経路を合流させる合流回路44を含むSFCプログラムの例を示す。
このSFCプログラムでは、ステップ「ST002」の実行後、選択分岐回路43によって、各ステップの実行処理経路が、ステップ「ST003」からなる第1実行処理経路431と、ステップ「ST004」及び「ST006」からなる第2実行処理経路432と、ステップ「ST005」及びステップ「ST007」からなる第3実行処理経路433とに分岐する。第1実行処理経路431におけるステップ「ST003」の制御処理は、トランジション「TR011」の遷移条件が満たされた場合に実行される。第2実行処理経路432におけるステップ「ST004」及び「ST006」の制御処理は、トランジション「TR012」の遷移条件が満たされた場合に実行される。また、第3実行処理経路433におけるステップ「ST005」及び「ST007」の制御処理は、トランジション「TR013」の遷移条件が満たされた場合に実行される。
これらのトランジション「TR011」,「TR012」,「TR013」は、選択分岐回路43の構成要素である。トランジション「TR012」の遷移条件の成否は、トランジション「TR011」の遷移条件が満たされていない場合に判定され、トランジション「TR013」の遷移条件の成否は、トランジション「TR011」及び「TR012」の遷移条件が満たされていない場合に判定される。つまり、SFCプログラムでは、選択分岐回路43の左側に記述されたトランジションを優先して遷移条件の成否が判定される。
このような選択分岐回路43及び合流回路44を含むSFCプログラムでは、合流回路44よりも下流側のステップで異常が発生し、選択分岐回路43と合流回路44との間における1つのステップが再起動の始点となるステップとして選択された場合、そのステップが異常発生前に選択されなかった実行処理経路に含まれるステップであると、再起動後に設備12の実際の状態に適合しないステップの制御処理が実行されてしまうこととなり、自動運転が適切に再開されないおそれがある。
例えば、図7に示すSFCプログラムにおける選択分岐回路43のトランジション「TR011」の遷移条件が不成立で、かつトランジション「TR012」の遷移条件が成立し、ステップ「ST004」及び「ST006」の制御処理が実行された後に合流回路44よりも下流側のステップ「ST008」で異常が発生した場合、第3実行処理経路433に含まれるステップ「ST005」又は「ST007」が再起動の始点となるステップとして選択されると、再起動後の自動運転が適切に行われない。
そこで、本実施の形態では、合流回路44よりも下流側のステップで異常が発生し、SFCプログラムの複数のステップの連続運転が途中停止した場合、選択分岐回路43と合流回路44との間における複数のステップのうち、途中停止が発生するまでに実行されなかったステップを再起動の始点として選択することを不可とする。なお、途中停止が発生するまでに各ステップが実行されたか否かは、実行済フラグの状態によって判別することが可能である。
この処理は、制御部20が受付手段202として実行する処理であり、作業者に対して上記の選択を不可とする具体的な方策としては、例えば第1のダイアログ画面31の再起動位置設定ボタン311における「再起動位置設定」の文字をグレーで表示し、この再起動位置設定ボタン311がタッチ操作されても第2のダイアログ画面32を表示しないことが挙げられる。あるいは、ディスプレイ21の表示画面にエラーメッセージを表示することにより、作業者に当該ステップを再起動の始点となるステップとして選択することができないことを示してもよい。
これにより、SFCプログラムが選択分岐回路43及び合流回路44を含み、合流回路44の下流側のステップで異常が発生した場合でも、作業者によって不適切な再起動の始点となるステップの選択が行われることを未然に防ぐことができる。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下に述べる作用及び効果が得られる。
(1)モニタ装置2の制御部20は、作業者による再起動の始点となるステップの選択を受け付け、再起動の際にプログラマブルコントローラ10に当該選択されたステップから制御処理の実行を再開させるように実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行するので、再起動時には作業者によって選択されたステップから設備12の自動運転が再開される。また、この際、作業者が行う操作は再起動の始点となるステップを選択する操作のみであり、実行中フラグの状態を変更させる変更指令は制御部20から自動的に発行されるので、作業者の作業負担を増大させることもない。すなわち、作業者は、異常処理の内容に応じて最も適したステップから設備12の自動運転を再開させる操作を容易に行うことができる。
(2)SFCプログラムが並列分岐回路41及び合流回路42を含み、並列分岐回路41の上流側のステップで異常が発生した場合において、並列分岐回路41と合流回路42との間の1つのステップが再起動の始点となるステップとして選択されても、再起動後の自動運転が適切に行われる。
(3)SFCプログラムが選択分岐回路43及び合流回路44を含み、合流回路44の下流側のステップで異常が発生した場合でも、作業者によって不適切な再起動の始点となるステップの選択が行われることを未然に防ぐことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図8を参照して説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態において図5(b)を参照して説明した第1のダイアログ画面31に、作業者によって選択されたステップの制御処理を個別にプログラマブルコントローラ10に実行させるための個別運転操作ボタンを追加し、この個別運転操作ボタンがタッチ操作された後に実行スイッチ134の押し込み操作がされた場合には、プログラマブルコントローラ10にその制御処理を実行させる点、ならびに当該制御処理が実行されたとき、作業者によって選択されたステップの1つ下流側にあたるステップが再起動の始点となるステップとして選択されたみなす点が、第1の実施の形態と異なる。
図8は、本実施の形態に係るモニタ装置2のディスプレイ21に表示される第1のダイアログ画面31Aを示す。この第1のダイアログ画面31Aは、図3に示すSFCプログラムをプログラマブルコントローラ10が連続して実行する設備12の自動運転中に異常が発生して作業者が異常処理を行い、プログラマブルコントローラ10の電源を再投入した後に、作業者がディスプレイ21におけるステップ「ST002」の表示領域をタッチ操作した際に表示される。
この第1のダイアログ画面31Aには、第1の実施の形態において説明した再起動位置設定ボタン311及びクローズボタン312に加え、ステップ「ST002」の制御処理である前進命令をプログラマブルコントローラ10に実行させるための個別運転操作ボタン313が表示される。この個別運転操作ボタン313における表示内容には、ステップ「ST002」の制御処理の内容を示す文字列「前進命令」が含まれる。
作業者がこの個別運転操作ボタン313をタッチ操作すると、モニタ装置2の制御部20は、個別運転操作ボタン313の表示内容を変化させ、このタッチ操作が有効に受け付けられたことを作業者に明示する。この表示内容の変化は、例えば個別運転操作ボタン313の表示色を変えることにより行われる。また、制御部20は、個別運転操作ボタン313がタッチ操作されたことを示す信号をプログラマブルコントローラ10に送る。これらの処理は、制御部20が受付手段202として実行する処理である。
この状態で、作業者が操作盤13の実行スイッチ134を押し込み操作すると、ステップ「ST002」の制御処理である前進命令がプログラマブルコントローラ10に実行される。より具体的には、ステップ「ST003」に割り当てられたラダープログラムがプログラマブルコントローラ10によって実行され、出力モジュール104の対応する出力接点がオン状態となる。なお、このラダープログラムでは、設備12の動作上の安全を確保するために必要なインタロックがとられている。
プログラマブルコントローラ10がステップ「ST002」の制御処理を実行し、ステップ「ST002」の直下のトランジション「TR002」(図3参照)の遷移条件が満たされると、設備12は、ステップ「ST002」の一つ下流側のステップであるステップ「ST003」(図3参照)の制御処理を実行可能な状態となる。そこで、制御部20は、受付手段202として、このステップ「ST003」が再起動の始点となるステップとして選択されたとみなす。また、制御部20は、変更指令発行手段203として、ステップ「ST003」の実行中フラグを1(オン)にし、ステップ「ST002」の実行中フラグを0(オフ)にする内容の変更指令をプログラマブルコントローラ10に発行する。これにより、設備12の途中停止後の再起動時には、ステップ「ST003」からプログラマブルコントローラ10による制御処理の実行が再開される。
なお、第1のダイアログ画面31Aにおいて、再起動位置設定ボタン311がタッチ操作された場合には、図5(c)に示す第2のダイアログ画面32が表示され、この第2のダイアログ画面32においてYesボタン321がタッチ操作された場合には、第1の実施の形態と同様に、作業者のタッチ操作によって選択されたステップ「ST002」が再起動の始点となる。
以上説明した本実施の形態によれば、第1のダイアログ画面31A上のタッチ操作により、作業者によって選択されたステップの制御処理を個別にプログラマブルコントローラ10に実行させることができ、作業者の利便性が増大し、異常処理作業を効率よく行うことが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について、図9を参照して説明する。本実施の形態は、第2の実施の形態について説明した第1のダイアログ画面31Aに、選択されたステップの反対動作を示す個別運転操作ボタンをさらに追加し、この反対動作を可能とした点が、第2の実施の形態と異なる。ここで、反対動作とは、選択されたステップの制御処理に対して逆行する動作をいう。例えば前進命令の反対動作は後退命令であり、クランプ動作指令の反対動作はアンクランプ動作指令である。
以下の説明では、作業者によって選択されたステップの制御処理を個別にプログラマブルコントローラ10に実行させるための個別運転操作ボタンを第1の個別運転操作ボタンとし、その反対動作をプログラマブルコントローラ10に個別に実行させるための個別運転操作ボタンを第2の個別運転操作ボタンとする。
図9は、本実施の形態に係るモニタ装置2のディスプレイ21に表示される第1のダイアログ画面31Bを示す。この第1のダイアログ画面31Bは、図3に示すSFCプログラムをプログラマブルコントローラ10が連続して実行する設備12の自動運転中に異常が発生して作業者が異常処理を行い、プログラマブルコントローラ10の電源を再投入した後に、作業者がディスプレイ21におけるステップ「ST002」の表示領域をタッチ操作した際に表示される。
この第1のダイアログ画面31Bには、第1の実施の形態において説明した再起動位置設定ボタン311及びクローズボタン312に加え、ステップ「ST002」の制御処理である前進命令をプログラマブルコントローラ10に実行させるための第1の個別運転操作ボタン314、及びその反対動作である後退命令をプログラマブルコントローラ10に実行させるための第2の個別運転操作ボタン315が表示される。
第1の個別運転操作ボタン314における表示内容には、ステップ「ST002」の制御処理の内容を示す文字列「前進命令」が含まれ、第2の個別運転操作ボタン315における表示内容には、ステップ「ST002」の制御処理の反対動作を示す文字列「後退命令」が含まれる。なお、各ステップの反対動作は、予め動作プログラムのパラメータとして設定されている。
モニタ装置2の制御部20は、第1のダイアログ画面31Bにおいて、第1の個別運転操作ボタン314がタッチ操作された場合には、第2の実施の形態と同様に動作する。一方、モニタ装置2の制御部20は、第1のダイアログ画面31Bにおいて、第2の個別運転操作ボタン315がタッチ操作された場合には、この第2の個別運転操作ボタン315の表示内容を変化させ、タッチ操作が有効に受け付けられたことを作業者に明示する。また、制御部20は、第2の個別運転操作ボタン315がタッチ操作されたことを示す信号をプログラマブルコントローラ10に送る。これらの処理は、制御部20が受付手段202として実行する処理である。
この状態で、作業者が操作盤13の実行スイッチ134を押し込み操作すると、ステップ「ST002」の制御処理の反対動作である後退命令がプログラマブルコントローラ10によって実行される。
この反対動作の実行により、設備12は、作業者のタッチ操作によって選択されたステップ「ST002」の制御処理を実行する前の状態、すなわちステップ「ST002」の1つ上流側にあたるステップ「ST001」の制御処理を実行可能な状態となる。ここで、制御部20は、受付手段202として、このステップ「ST001」が再起動の始点となるステップとして選択されたとみなす。この措置は、再起動後の設備12の自動運転の確実性を高めるためのものである。すなわち、反対動作の実行により、再起動時においてステップ「ST002」からでも設備12の自動運転を開始し得るが、その1つ上流側のステップ「ST001」から再起動後の設備12の自動運転を開始することにより、例えばワークのクランプを確実に行った上でステップ「ST002」以降の制御処理を行うことができ、設備12の自動運転の確実性が高まる。
また、制御部20は、変更指令発行手段203として、プログラマブルコントローラ10にステップ「ST001」から制御処理の実行を再開させるべく、ステップ「ST001」の実行中フラグを1(オン)にし、ステップ「ST002」の実行中フラグを0(オフ)にする内容の変更指令をプログラマブルコントローラ10に発行する。これにより、設備12の途中停止後の再起動時には、ステップ「ST001」からプログラマブルコントローラ10による制御処理の実行が再開される。
以上説明した本実施の形態によれば、第1のダイアログ画面31B上のタッチ操作により、作業者によって選択されたステップの制御処理、もしくはその反対動作の制御処理を個別にプログラマブルコントローラ10に実行させることができ、作業者の利便性がさらに増大し、異常処理作業をより効率よく行うことが可能となる。
(付記)
以上、本発明を第1乃至第3の実施の形態に基づいて説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、各実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記各実施の形態では、モニタ装置2が操作盤13に設けられた場合について説明したが、これに限らず、例えば動作プログラム編集装置11(図1参照)にモニタ装置2の制御部20と同様の機能を持たせ、この動作プログラム編集装置11をモニタ装置として使用してもよい。
10…プログラマブルコントローラ、100…ベース、101…電源モジュール、102…CPUモジュール、103…通信モジュール、104…出力モジュール、105…入力モジュール、11…動作プログラム編集装置、12…設備、121…アクチュエータ、122…センサ、13…操作盤、131…自動/各個選択スイッチ、132…運転準備スイッチ、133…起動スイッチ、134…実行スイッチ、135…非常停止スイッチ、14…出力モジュール、141,142…通信ケーブル、15…入力モジュール、2…モニタ装置、20…制御部、201…表示手段、202…受付手段、203…変更指令発行手段、21…ディスプレイ、22…タッチパネル、23…通信部、3…ダイアログ画面、30…シンボルマーク、31,31A,31B…第1のダイアログ画面、311…再起動位置設定ボタン、312…クローズボタン、313…個別運転操作ボタン、314…第1の個別運転操作ボタン、315…第2の個別運転操作ボタン、321…Yesボタン、322…Noボタン、41…並列分岐回路、411,431…第1実行処理経路、412,432…第2実行処理経路、413,433…第3実行処理経路、42…合流回路、43…選択分岐回路、44…合流回路

Claims (4)

  1. それぞれが個別の制御処理を表す複数のステップ及び前記複数のステップ間の遷移条件を表すトランジションを含んで記述されたプログラムを実行するプログラマブルコントローラの動作状態を表示器に表示する、プログラマブルコントローラのモニタ装置であって、
    前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップのそれぞれの実行状態を示すものとして記憶している実行中フラグの状態を読み込んで、前記複数のステップのうち前記プログラマブルコントローラが実行中のステップを他のステップと識別可能に前記表示器に表示させる表示手段と、
    前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップの制御処理を上流側から下流側に連続して実行する連続運転中に途中停止が発生した場合、前記複数のステップの中から再起動の始点となるステップの選択を受け付ける受付手段と、
    前記再起動の際に前記プログラマブルコントローラに前記受付手段によって受け付けられたステップから制御処理の実行を再開させるべく、前記受付手段によって受け付けられたステップの前記実行中フラグをオン状態とし、前記途中停止が発生したステップの前記実行中フラグをオフ状態とするよう、前記プログラマブルコントローラに前記実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する変更指令発行手段と、を備え
    前記プログラムは、複数の前記ステップの制御処理を並行して実行させることを可能とする分岐回路、及び前記分岐回路によって分岐した複数の前記ステップの実行処理経路を合流させる合流回路を含み、
    前記変更指令発行手段は、前記分岐回路よりも上流側で前記途中停止が発生し、かつ前記受付手段によって受け付けられたステップが前記分岐回路によって分岐された複数の前記実行処理経路のうち何れか1つの実行処理経路に含まれる場合、前記受付手段によって受け付けられたステップに加え、前記分岐回路によって分岐された複数の前記実行処理経路のうち前記1つの実行処理経路を除く他の実行処理経路における先頭のステップの制御処理が前記再起動の際に実行されるように、前記プログラマブルコントローラに前記実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する、
    プログラマブルコントローラのモニタ装置。
  2. それぞれが個別の制御処理を表す複数のステップ及び前記複数のステップ間の遷移条件を表すトランジションを含んで記述されたプログラムを実行するプログラマブルコントローラの動作状態を表示器に表示する、プログラマブルコントローラのモニタ装置であって、
    前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップのそれぞれの実行状態を示すものとして記憶している実行中フラグの状態を読み込んで、前記複数のステップのうち前記プログラマブルコントローラが実行中のステップを他のステップと識別可能に前記表示器に表示させる表示手段と、
    前記プログラマブルコントローラが前記複数のステップの制御処理を上流側から下流側に連続して実行する連続運転中に途中停止が発生した場合、前記複数のステップの中から再起動の始点となるステップの選択を受け付ける受付手段と、
    前記再起動の際に前記プログラマブルコントローラに前記受付手段によって受け付けられたステップから制御処理の実行を再開させるべく、前記受付手段によって受け付けられたステップの前記実行中フラグをオン状態とし、前記途中停止が発生したステップの前記実行中フラグをオフ状態とするよう、前記プログラマブルコントローラに前記実行中フラグの状態を変更させる変更指令を発行する変更指令発行手段と、を備え、
    前記プログラムは、複数の前記ステップの制御処理を選択的に実行させることを可能とする選択分岐回路、及び前記選択分岐回路によって分岐した複数の前記ステップの実行処理経路を合流させる合流回路を含み、
    前記受付手段は、前記合流回路よりも下流側で前記途中停止が発生した場合、前記選択分岐回路と前記合流回路との間における複数の前記ステップのうち、前記途中停止が発生するまでに実行されなかったステップを前記再起動の始点として選択することを不可とする、
    ログラマブルコントローラのモニタ装置。
  3. 前記受付手段は、前記プログラマブルコントローラによる前記複数のステップの連続運転が途中停止した状態で、前記複数のステップのうち一つのステップが選択されたとき、前記選択されたステップの制御処理を前記プログラマブルコントローラに実行させる個別運転操作を受け付けるダイアログ画面を表示し、前記個別運転操作によって前記制御処理が実行されたとき、前記複数のステップのうち前記選択されたステップの1つ下流側にあたるステップが前記再起動の始点となるステップとして選択されたとみなす、
    請求項1又は2に記載のプログラマブルコントローラのモニタ装置。
  4. 前記受付手段は、前記ダイアログ画面に、前記選択されたステップの制御処理の動作を示す第1のボタンと、前記選択されたステップの制御処理の反対動作を示す第2のボタンとを表示し、前記第2のボタンが操作されて前記反対動作が前記プログラマブルコントローラによって実行された場合には、前記複数のステップのうち前記選択されたステップの1つ上流側にあたるステップが前記再起動の始点となるステップとして選択されたとみなす、
    請求項に記載のプログラマブルコントローラのモニタ装置。
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